JP3451362B2 - 静電容量式センサー - Google Patents
静電容量式センサーInfo
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- JP3451362B2 JP3451362B2 JP00410594A JP410594A JP3451362B2 JP 3451362 B2 JP3451362 B2 JP 3451362B2 JP 00410594 A JP00410594 A JP 00410594A JP 410594 A JP410594 A JP 410594A JP 3451362 B2 JP3451362 B2 JP 3451362B2
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Description
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は静電容量式センサーに
関するものであり、例えば、OA機器のカーソル操作部
(以下、ポインティングデバイスという)として使用で
きる。
関するものであり、例えば、OA機器のカーソル操作部
(以下、ポインティングデバイスという)として使用で
きる。
【0002】
【従来の技術】静電容量式センサーとしては、例えば、
図8に示すような形式のものある。
図8に示すような形式のものある。
【0003】このセンサーは、同図に示すように、中央
部に変形部となるダイヤフラム部90を有し且つ前記ダ
イヤフラム部90の中央に軸状の受力部91を有した起
歪体9aと、前記起歪体9aに取り付けられた基体9b
とを具備し、前記起歪体9aと基体9bの対向面のう
ち、一方には図9に示すような電極部Cを、他方には図
10に示すような電極部Cx+,Cx−,Cy+,Cy
−を、それぞれ設けてある。
部に変形部となるダイヤフラム部90を有し且つ前記ダ
イヤフラム部90の中央に軸状の受力部91を有した起
歪体9aと、前記起歪体9aに取り付けられた基体9b
とを具備し、前記起歪体9aと基体9bの対向面のう
ち、一方には図9に示すような電極部Cを、他方には図
10に示すような電極部Cx+,Cx−,Cy+,Cy
−を、それぞれ設けてある。
【0004】また、このセンサーでは、受力部91の傾
倒動に伴う、即ち、起歪体9aと基体9bの対向面間の
ギャップdの変化に伴う電極部Cと電極部Cx+相互
間,電極部Cと電極部Cx−相互間,電極部Cと電
極部Cy+相互間,電極部Cと電極部Cy−相互間に
おける静電容量の変化を電気信号、例えば電圧の変化に
変換する電子装置を具備させてある。
倒動に伴う、即ち、起歪体9aと基体9bの対向面間の
ギャップdの変化に伴う電極部Cと電極部Cx+相互
間,電極部Cと電極部Cx−相互間,電極部Cと電
極部Cy+相互間,電極部Cと電極部Cy−相互間に
おける静電容量の変化を電気信号、例えば電圧の変化に
変換する電子装置を具備させてある。
【0005】したがって、このセンサーでは、上記受力
部91に作用する外力の大きさ及び方向(X−Y方向)
をそれに対応する電圧値に変換できる。
部91に作用する外力の大きさ及び方向(X−Y方向)
をそれに対応する電圧値に変換できる。
【0006】しかしながら、このセンサーは、軸状の受
力部91を有していることから全体として嵩が高いもの
となってしまう。したがって、このセンサーをポインテ
ィングデバイスとしてコントロールパネルやリモコンに
取り付ける場合、これらの上面から受力部91が突出す
る態様となって見栄えの悪いものとなってしまう。
力部91を有していることから全体として嵩が高いもの
となってしまう。したがって、このセンサーをポインテ
ィングデバイスとしてコントロールパネルやリモコンに
取り付ける場合、これらの上面から受力部91が突出す
る態様となって見栄えの悪いものとなってしまう。
【0007】このため、近年、受力部91に作用する外
力の大きさ及び方向を良好に検出でき且つ嵩が低い静電
容量式センサーの開発が望まれている。
力の大きさ及び方向を良好に検出でき且つ嵩が低い静電
容量式センサーの開発が望まれている。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】そこで、この発明で
は、受力部に作用する外力の大きさ及び方向を良好に検
出でき且つ嵩が低い静電容量式センサーを提供すること
を課題とする。
は、受力部に作用する外力の大きさ及び方向を良好に検
出でき且つ嵩が低い静電容量式センサーを提供すること
を課題とする。
【0009】
【課題を解決する為の手段】(請求項1記載の発明)
この発明の静電容量式センサーは、上面に90°間隔で
配置された電極部Cx+,Cx−,Cy+,Cy−を有
した基板2と、この基板2の上方に、外側部を固定端と
する金属製の起歪板3とを具備しており、前記起歪板3
の中央部に×印形状のスリットを形成して各電極部Cx
+,Cx−,Cy+,Cy−と対向する部分に、起歪部
3a,3b,3c,3dを構成させ、前記起歪部3a,
3b,3c,3dが弾性力に抗してそれぞれ独立して押
し込めるようにし、前記起歪部3a,3b,3c,3d
の押し込みにより、当該起歪部とこれと対向する電極部
相互間距離が変化するようにしている。 (請求項2記載の発明) この発明の静電容量式センサーは、上面に配置された電
極部Cを有した基板2と、この基板2の上方に、外側部
側を固定端と、中央部側を自由端として90°間隔で配
置された四個の金属製の起歪板3とを具備しており、四
個の起歪板3の自由端部側を電極部Cと対向させると共
に、四個の起歪板3の自由端部側が弾性力に抗してそれ
ぞれ独立して押し込めるようにしてあり、前記起歪板3
の中央部側の押し込みにより、当該起歪板3の中央部と
これと対向する電極部C相互間距離が変化するようにし
ている。
配置された電極部Cx+,Cx−,Cy+,Cy−を有
した基板2と、この基板2の上方に、外側部を固定端と
する金属製の起歪板3とを具備しており、前記起歪板3
の中央部に×印形状のスリットを形成して各電極部Cx
+,Cx−,Cy+,Cy−と対向する部分に、起歪部
3a,3b,3c,3dを構成させ、前記起歪部3a,
3b,3c,3dが弾性力に抗してそれぞれ独立して押
し込めるようにし、前記起歪部3a,3b,3c,3d
の押し込みにより、当該起歪部とこれと対向する電極部
相互間距離が変化するようにしている。 (請求項2記載の発明) この発明の静電容量式センサーは、上面に配置された電
極部Cを有した基板2と、この基板2の上方に、外側部
側を固定端と、中央部側を自由端として90°間隔で配
置された四個の金属製の起歪板3とを具備しており、四
個の起歪板3の自由端部側を電極部Cと対向させると共
に、四個の起歪板3の自由端部側が弾性力に抗してそれ
ぞれ独立して押し込めるようにしてあり、前記起歪板3
の中央部側の押し込みにより、当該起歪板3の中央部と
これと対向する電極部C相互間距離が変化するようにし
ている。
【0010】この発明の静電容量式センサーは、基板2
と、この基板2の上方に90°間隔で設けられ且つ基板
2の外部側を固定端とすると共に基板2の中央部側を自
由端としてある4つの金属製の起歪板3と、この4つの
起歪板3と対向する基板2部分に設けられた電極部Cと
を具備したものであって、前記起歪板3の自由端部の押
し込みにより、各起歪板3と電極部C相互間距離が変化
するようにしてある。
と、この基板2の上方に90°間隔で設けられ且つ基板
2の外部側を固定端とすると共に基板2の中央部側を自
由端としてある4つの金属製の起歪板3と、この4つの
起歪板3と対向する基板2部分に設けられた電極部Cと
を具備したものであって、前記起歪板3の自由端部の押
し込みにより、各起歪板3と電極部C相互間距離が変化
するようにしてある。
【0011】
【作用】この発明は次のように作用する。
【0012】この発明のセンサーは、起歪部3a,3
b,3c,3d(又は起歪板3の自由端部)の押し込み
により、起歪部3a,3b,3c,3dと基板2側の電
極部Cx+,Cx−,Cy+,Cy−(又は電極部C)
相互間距離が変化する構成としてあるから、従来の技術
の欄に記載したセンサー(以下、従来のセンサーとい
う)の如き長井軸状の受力部を必要としない。この発明
のセンサーでは、起歪部3a,3b,3c,3dの押し
込み力の大きさ及び方向を良好に検出でき且つ従来のセ
ンサーと比較して嵩が低いものとなる。
b,3c,3d(又は起歪板3の自由端部)の押し込み
により、起歪部3a,3b,3c,3dと基板2側の電
極部Cx+,Cx−,Cy+,Cy−(又は電極部C)
相互間距離が変化する構成としてあるから、従来の技術
の欄に記載したセンサー(以下、従来のセンサーとい
う)の如き長井軸状の受力部を必要としない。この発明
のセンサーでは、起歪部3a,3b,3c,3dの押し
込み力の大きさ及び方向を良好に検出でき且つ従来のセ
ンサーと比較して嵩が低いものとなる。
【0013】
【実施例】この発明の構成を実施例として示した図面に
従って説明する。
従って説明する。
【0014】この実施例の静電容量式センサーは、図1
に示すように、基板2と、この基板2の上方に90°間
隔で配置された起歪板3と、前記起歪板3の上面を覆う
べく設けられた弾性板4と、前記弾性板4を起歪板3に
取り付けるべく設けられた押え板5と、前記基板2と起
歪板3との間に介在させたスペーサ6と、前記基板2の
下面に設けられた電子装置7と、前記した各部品を積層
した状態で固定するビス8とから構成されている。以下
に、各部品の構成について詳述する。 〔基板2の構成〕基板2としては通常のプリント基板が
使用されており、図1や図5に示すように、全体形状を
平面視正方形とすると共にその上面に図5に示す如き電
極部Cx+,Cx−,Cy+,Cy−を形成してある。
ここで、前記電極部Cx+,Cx−,Cy+,Cy−
は、プリント基板の製作に使用されるエッチング法で製
作できるし、また、導電塗料(銀ペースト等)をスクリ
ーン印刷やパッド印刷することにより形成させることが
できる。また、この基板2の四隅には、同図に示すよう
に、ビス8を挿通させるための貫通孔20を具備させて
ある。
に示すように、基板2と、この基板2の上方に90°間
隔で配置された起歪板3と、前記起歪板3の上面を覆う
べく設けられた弾性板4と、前記弾性板4を起歪板3に
取り付けるべく設けられた押え板5と、前記基板2と起
歪板3との間に介在させたスペーサ6と、前記基板2の
下面に設けられた電子装置7と、前記した各部品を積層
した状態で固定するビス8とから構成されている。以下
に、各部品の構成について詳述する。 〔基板2の構成〕基板2としては通常のプリント基板が
使用されており、図1や図5に示すように、全体形状を
平面視正方形とすると共にその上面に図5に示す如き電
極部Cx+,Cx−,Cy+,Cy−を形成してある。
ここで、前記電極部Cx+,Cx−,Cy+,Cy−
は、プリント基板の製作に使用されるエッチング法で製
作できるし、また、導電塗料(銀ペースト等)をスクリ
ーン印刷やパッド印刷することにより形成させることが
できる。また、この基板2の四隅には、同図に示すよう
に、ビス8を挿通させるための貫通孔20を具備させて
ある。
【0015】なお、上記電極部Cx+,Cx−,Cy
+,Cy−の表面はレジストにより絶縁コーティングし
てあり、起歪板3の押し込み時において、起歪板3と電
極部Cx+,Cx−,Cy+,Cy−の導電部とが直接
的に接触しないようにしてある。 〔起歪板3の構成〕起歪板3は、図1や図4に示すよう
に、上記基板2と平面視が同形状の一枚の金属板30
に、直交する直線スリット31を形成して成るもので、
自由端部となる中央部分(図4において二点鎖線で示す
三角形状の起歪部3a,3b,3c,3d)が弾性力に
抗して押し込み可能となっている。この起歪板3の四隅
には、同図に示すように、ビス8を挿通させるための貫
通孔32を具備させてあり、図1に示すセンサー組立状
態においては、前記貫通孔32を利用することにより起
歪板3の周辺部分(外側の枠部分)が導電性のスペーサ
6及び基板3に固定されるようになっている。
+,Cy−の表面はレジストにより絶縁コーティングし
てあり、起歪板3の押し込み時において、起歪板3と電
極部Cx+,Cx−,Cy+,Cy−の導電部とが直接
的に接触しないようにしてある。 〔起歪板3の構成〕起歪板3は、図1や図4に示すよう
に、上記基板2と平面視が同形状の一枚の金属板30
に、直交する直線スリット31を形成して成るもので、
自由端部となる中央部分(図4において二点鎖線で示す
三角形状の起歪部3a,3b,3c,3d)が弾性力に
抗して押し込み可能となっている。この起歪板3の四隅
には、同図に示すように、ビス8を挿通させるための貫
通孔32を具備させてあり、図1に示すセンサー組立状
態においては、前記貫通孔32を利用することにより起
歪板3の周辺部分(外側の枠部分)が導電性のスペーサ
6及び基板3に固定されるようになっている。
【0016】尚、この実施例では、この起歪板3を構成
する金属板としてステンレス鋼板(例えば、SUS30
4)を使用している。 〔弾性板4の構成〕 弾性板4は、図1や図2に示すように、上記基板2と平
面視が同形状のシリコンゴム板により構成されており、
その下面における周縁部を除く部分に凹み部40を設け
てある。また、この弾性体4上面における中央部近傍に
は、図2や図3に示すように、上下左右を向いた4つの
矢印4a,4b,4c,4dを形成してあり、前記矢印
4aは後述の起歪部3a及び電極部Cy+と、矢印4b
は後述の起歪部3b及び電極部Cy−と、矢印4cは後
述の起歪部3c及び電極部Cx+と、矢印4dは後述の
起歪部3d及び電極部Cx−と、それぞれ対応する位置
に設定してある(図3、4、5参照)。 〔押え板5の構成〕 押え板5は、図1や図2に示すように、平面視の外郭が
上記基板2と同形状の環状に形成されており、センサー
組立状態においては、この押え板5と上記起歪板3とに
より弾性板4の周縁部のみが挟持されるようにしてあ
る。つまり、この実施例のものでは、上記弾性板4の押
え板5から露出した部分が受力体となり、この受力体と
なる部分を押し込むことにより起歪部3a,3b,3
c,3dを押し込み得るようにしてある。
する金属板としてステンレス鋼板(例えば、SUS30
4)を使用している。 〔弾性板4の構成〕 弾性板4は、図1や図2に示すように、上記基板2と平
面視が同形状のシリコンゴム板により構成されており、
その下面における周縁部を除く部分に凹み部40を設け
てある。また、この弾性体4上面における中央部近傍に
は、図2や図3に示すように、上下左右を向いた4つの
矢印4a,4b,4c,4dを形成してあり、前記矢印
4aは後述の起歪部3a及び電極部Cy+と、矢印4b
は後述の起歪部3b及び電極部Cy−と、矢印4cは後
述の起歪部3c及び電極部Cx+と、矢印4dは後述の
起歪部3d及び電極部Cx−と、それぞれ対応する位置
に設定してある(図3、4、5参照)。 〔押え板5の構成〕 押え板5は、図1や図2に示すように、平面視の外郭が
上記基板2と同形状の環状に形成されており、センサー
組立状態においては、この押え板5と上記起歪板3とに
より弾性板4の周縁部のみが挟持されるようにしてあ
る。つまり、この実施例のものでは、上記弾性板4の押
え板5から露出した部分が受力体となり、この受力体と
なる部分を押し込むことにより起歪部3a,3b,3
c,3dを押し込み得るようにしてある。
【0017】また、この押え板5についても上記部品と
同様にビス挿通用の貫通孔を形成している。 〔スペーサ6の構成〕スペーサ6は、図1や図2示すよ
うに、上記押え板5とほぼ同様の導電性の薄板により構
成されており、このスペーサ6の存在により、センサー
組立状態における起歪板3と基板2相互間の小間隙を確
保するようにしている。
同様にビス挿通用の貫通孔を形成している。 〔スペーサ6の構成〕スペーサ6は、図1や図2示すよ
うに、上記押え板5とほぼ同様の導電性の薄板により構
成されており、このスペーサ6の存在により、センサー
組立状態における起歪板3と基板2相互間の小間隙を確
保するようにしている。
【0018】また、このスペーサ6についても上記部品
と同様にビス挿通用の貫通孔を形成している。 〔電子装置7の機能〕電子装置7は、起歪板3と電極部
Cx+,Cx−,Cy+,Cy−相互間の距離と対応す
る各静電容量をそれぞれ電圧Vx+,Vx−,Vy+,
Vy−に変換できるものとしてあり、更に、Vx=(V
x+)−(Vx−)、Vy=(Vy+)−(Vy−)の
演算を行なわせしめることにより、弾性板4を押した位
置と強さに応じて出力電圧Vx,Vyが得られるように
してある。つまり、図6に示す如く矢印4cが押される
と起歪部3cと電極部Cx+とが接近して出力電圧Vx
が大きくなり、矢印4dが押されると起歪部3dと電極
部Cx−とが接近して出力電圧Vxが小さくなる。電極
部Cy+,Cy−についても同様の構成である。
と同様にビス挿通用の貫通孔を形成している。 〔電子装置7の機能〕電子装置7は、起歪板3と電極部
Cx+,Cx−,Cy+,Cy−相互間の距離と対応す
る各静電容量をそれぞれ電圧Vx+,Vx−,Vy+,
Vy−に変換できるものとしてあり、更に、Vx=(V
x+)−(Vx−)、Vy=(Vy+)−(Vy−)の
演算を行なわせしめることにより、弾性板4を押した位
置と強さに応じて出力電圧Vx,Vyが得られるように
してある。つまり、図6に示す如く矢印4cが押される
と起歪部3cと電極部Cx+とが接近して出力電圧Vx
が大きくなり、矢印4dが押されると起歪部3dと電極
部Cx−とが接近して出力電圧Vxが小さくなる。電極
部Cy+,Cy−についても同様の構成である。
【0019】そして、隣合う二つの矢印同時に押せば、
出力電圧Vx,Vyはそれぞれ押した位置によって変化
し、例えば、矢印4c,4a上を押せば出力電圧Vx,
Vyは共に大きくなり、また、矢印4c,4bを同時に
押せば出力電圧Vxは大きく、出力電圧Vyは小さくな
る。尚、この出力信号の増減は先に説明した変化と逆で
あってもよい。
出力電圧Vx,Vyはそれぞれ押した位置によって変化
し、例えば、矢印4c,4a上を押せば出力電圧Vx,
Vyは共に大きくなり、また、矢印4c,4bを同時に
押せば出力電圧Vxは大きく、出力電圧Vyは小さくな
る。尚、この出力信号の増減は先に説明した変化と逆で
あってもよい。
【0020】このセンサーは上記構成を採用している、
即ち、弾性部10の矢印4a,4b,4c,4dの押し
込みにより一方の電極部となる起歪部3a,3b,3
c,3dと各電極部Cx+,Cx−,Cy+,Cy−相
互間距離が変化する構成としてあるから、従来のセンサ
ーの如き長い軸状の受力部を必要とせず、その結果、嵩
が低いものとなる。
即ち、弾性部10の矢印4a,4b,4c,4dの押し
込みにより一方の電極部となる起歪部3a,3b,3
c,3dと各電極部Cx+,Cx−,Cy+,Cy−相
互間距離が変化する構成としてあるから、従来のセンサ
ーの如き長い軸状の受力部を必要とせず、その結果、嵩
が低いものとなる。
【0021】尚、上記実施例の起歪板3にかえて、図7
に示すように、4つの独立した起歪板3を90°間隔で
配置するようにしてもよく、この場合には、基板2に形
成される電極部を上記した4つの電極部Cx+,Cx
−,Cy+,Cy−とすることも、また、先行技術の説
明に示した図9に示す電極部Cとすることもできる。
に示すように、4つの独立した起歪板3を90°間隔で
配置するようにしてもよく、この場合には、基板2に形
成される電極部を上記した4つの電極部Cx+,Cx
−,Cy+,Cy−とすることも、また、先行技術の説
明に示した図9に示す電極部Cとすることもできる。
【0022】他方、上記出力電圧Vx,Vyを適切な信
号に変換すれば、OA機器やパソコン等のポインティン
グデバイスとして使用できる。例えば、出力電圧をワン
チップマイコン等を用いて、パソコンのマウスドライバ
ーソフトに対応した出力フォーマットに変換すれば、カ
ーソルを制御するポインティングデバイスとして使用で
きる。なお、マウスの種類としては、バスマウス、シリ
アルマウス、PS/2マウス等があるが、それぞれのマ
ウスを動作させるには各マウスに対応したドライバーソ
フトが必要である。
号に変換すれば、OA機器やパソコン等のポインティン
グデバイスとして使用できる。例えば、出力電圧をワン
チップマイコン等を用いて、パソコンのマウスドライバ
ーソフトに対応した出力フォーマットに変換すれば、カ
ーソルを制御するポインティングデバイスとして使用で
きる。なお、マウスの種類としては、バスマウス、シリ
アルマウス、PS/2マウス等があるが、それぞれのマ
ウスを動作させるには各マウスに対応したドライバーソ
フトが必要である。
【0023】
【発明の効果】作用の欄に記載した内容から、受力部に
作用する外力の大きさ及び方向を良好に検出でき且つ嵩
が低い静電容量式センサーを提供できた。
作用する外力の大きさ及び方向を良好に検出でき且つ嵩
が低い静電容量式センサーを提供できた。
【図1】この発明の実施例の静電容量式センサーの断面
図。
図。
【図2】前記静電容量式センサーの一部切欠斜視図。
【図3】前記静電容量式センサーの平面図。
【図4】前記静電容量式センサーの起歪板の平面図。
【図5】前記静電容量式センサーの基板の平面図。
【図6】前記静電容量式センサー弾性板を指で押さえた
状態の断面図。
状態の断面図。
【図7】この発明の他の実施例における起歪板を示す平
面図。
面図。
【図8】先行技術の静電容量式センサーの断面図。
【図9】前記静電容量式センサーの電極部の平面図。
【図10】前記静電容量式センサーの電極部の平面図。
C 電極部
Cx+ 電極部
Cx− 電極部
Cy+ 電極部
Cy− 電極部
2 基板
3 起歪板
フロントページの続き
(58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名)
G06F 3/02 - 3/033
G01D 5/24
G01L 1/14,9/12
G01B 7/00 - 7/34
G01P 15/125
H01H 13/00 - 13/76,36/00
Claims (2)
- 【請求項1】 上面に90°間隔で配置された電極部
(Cx+)(Cx−)(Cy+)(Cy−)を有した基
板(2)と、この基板(2)の上方に、外側部を固定端
とする金属製の起歪板(3)とを具備しており、前記起
歪板(3)の中央部に×印形状のスリットを形成して各
電極部(Cx+)(Cx−)(Cy+)(Cy−)と対
向する部分に、起歪部(3a)(3b)(3c)(3
d)を構成させ、前記起歪部(3a)(3b)(3c)
(3d)が弾性力に抗してそれぞれ独立して押し込める
ようにし、前記起歪部(3a)(3b)(3c)(3
d)の押し込みにより、当該起歪部とこれと対向する電
極部相互間距離が変化するようにしたことを特徴とする
静電容量式センサー。 - 【請求項2】 上面に配置された電極部(C)を有した
基板(2)と、この基板(2)の上方に、外側部側を固
定端と、中央部側を自由端として90°間隔で配置され
た四個の金属製の起歪板(3)とを具備しており、四個
の起歪板(3)の自由端部側を電極部(C)と対向させ
ると共に、四個の起歪板(3)の自由端部側が弾性力に
抗してそれぞれ独立して押し込めるようにしてあり、前
記起歪板(3)の中央部側の押し込みにより、当該起歪
板(3)の中央部とこれと対向する電極部(C)相互間
距離が変化するようにしたことを特徴とする静電容量式
センサー。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP00410594A JP3451362B2 (ja) | 1994-01-19 | 1994-01-19 | 静電容量式センサー |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP00410594A JP3451362B2 (ja) | 1994-01-19 | 1994-01-19 | 静電容量式センサー |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH07210310A JPH07210310A (ja) | 1995-08-11 |
JP3451362B2 true JP3451362B2 (ja) | 2003-09-29 |
Family
ID=11575518
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
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