JPH07180410A - 車両用盗難防止装置 - Google Patents

車両用盗難防止装置

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JPH07180410A
JPH07180410A JP32830793A JP32830793A JPH07180410A JP H07180410 A JPH07180410 A JP H07180410A JP 32830793 A JP32830793 A JP 32830793A JP 32830793 A JP32830793 A JP 32830793A JP H07180410 A JPH07180410 A JP H07180410A
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洋一 飯島
Shoji Shimura
庄司 志村
Yoshiki Konuma
吉樹 小沼
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 キーシリンダに挿入されたキーのみが識別コ
ードを車両に送信できるようにして、コード照合の際の
電波の混信を抑制する。 【構成】 電源供給スイッチ13とトランスポンダ11
を有するキー1と、車両アンテナ2と、送受信機3と、
キーシリンダ4と、イモビC/U5と、ECCS6とを
備える車両用盗難防止装置に適用され、キーシリンダ4
にキー1が挿入されると、キーシリンダ4内部のコイル
44によってキー1が磁化され、トランスポンダ11が
作動する。その後、送受信機3からキー1に向けて電波
が送信され、電波を受信したキー1は電波エネルギーを
用いて識別コードを送信する。識別コードは車両アンテ
ナ2と送受信機3を介してイモビC/U5に入力され、
コード照合される。照合結果が一致してキーシリンダ4
のスタータスイッチがオンすると、ECCS6にエンジ
ン始動信号が送出される。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、キーに設定された識別
コードが予め登録されたコードと一致した場合のみエン
ジンの始動を許可するようにした車両用盗難防止装置に
関する。
【0002】
【従来の技術】自動車等のキーが盗難目的で不正に解錠
されるのを防止する車両用盗難防止装置が知られてい
る。この種の装置では、キー固有の識別コードと車両に
予め登録されたコードとを比較し、両者が一致した場合
のみ車両のエンジン始動を許可する。コード比較を行う
方式として、キーを通過した光量を検出する光学式や、
電磁結合による電流量を検出する電磁式の他、以下に説
明する電波式によるもの等がある。
【0003】図10は電波式による車両用盗難防止装置
の従来のブロック図、図11(b)はキー内部のトラン
スポンダのブロック図、図11(a)は車両内部の送受
信機のブロック図であり、これらの図により従来の車両
用盗難防止装置を説明する。図10において、1は車両
アンテナ2との送受信を行うトランスポンダ11を内部
に有するキーである。このトランスポンダ11は、図1
1(b)に示すように、キーアンテナ12で受信した車
両アンテナ2からの電波を不図示のコンデンサに電荷の
形で蓄積する電荷変換部101と、キー固有の識別コー
ドを記憶するEEPROM102と、識別コードの読み
出しおよび車両への電波の送受信等を制御する制御部1
03とを有する。
【0004】図10の符号3はキー1との送受信を行う
送受信機である。この送受信機3は、図11(a)に示
すように、電波の送受信を切り換える送受信スイッチ3
1と、送信電波の搬送波信号を出力する発振器32と、
受信電波を電荷に変換して蓄積するコンデンサ33と、
受信電波を復調する復調器34と、電波送信のタイミン
グ等を制御する送信制御部35とを有する。図10の符
号4はキー1を挿入するキーシリンダであり、挿入され
たキー1がアクセサリ位置に操作されたときオンするA
CCスイッチ41と、キー1がイグニションオン位置に
操作されたときオンするIGNスイッチ42と、キー1
がスタータ位置に操作されたときオンするSTスイッチ
43とを有する。
【0005】図10の符号5はキー1からの識別コード
と予め登録されたコードとが一致するか否かを検出する
イモビライザコントロールユニット(以下、イモビC/
Uと呼ぶ)であり、このイモビC/U5にはキーシリン
ダ4内のACCスイッチ41、IGNスイッチ42およ
びSTスイッチ43が接続されている。イモビC/U5
は、上記判定結果が一致し、かつSTスイッチ43がオ
ンした場合のみ、エンジンコントロールユニット(以
下、ECCSと呼ぶ)6にエンジン始動信号を送出す
る。ECCS6は、イモビC/U5からエンジン始動信
号が入力されると不図示のエンジンを始動する。
【0006】このように構成された従来の電波式の車両
用盗難防止装置では、キー1のキーシリンダ4への挿入
に応答して、まず車両アンテナ2からキー1に向けて例
えば120kHzの電波を送信する。この電波はキーア
ンテナ12で受信されてトランスポンダ11内部の電荷
変換部101に入力され、整流された後にコンデンサに
電荷の形で蓄積される。電荷変換部101は蓄積電荷を
電圧に変換してEEPROM102と制御部103の各
電源端子Bに供給する。制御部103はEEPROM1
02から読み込んだ識別コードを電荷変換部101に送
出し、電荷変換部101はその識別コードを車両アンテ
ナ2に向けて送信する。車両アンテナ2で受信された電
波は送受信機3内部の復調器34によって復調された
後、イモビC/U5に送出される。イモビC/U5は、
キー1から送信された識別コードと予め登録された識別
コードとを比較する。比較結果が一致し、かつSTスイ
ッチ43がオンされた場合には、イモビC/U5はEC
CS6に対して始動信号を送出し、エンジンを始動させ
る。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、この種
の電波式の車両用盗難防止装置では、車両からの電波を
複数のキーが受信した場合、それぞれのキーが自己の識
別コードを車両に向けて送信するため、互いに混信を起
こすおそれがある。例えば、操作者がキーホルダに複数
のキーを束ねている場合等には、それぞれのキーが識別
コード電波を送出するため、その中に正しいキーがあっ
ても、電波の混信によってイモビC/U5はコードの一
致・不一致の判定を正しく行えなくなる。
【0008】本発明の目的は、キーシリンダに挿入され
たキーの識別コードのみを車両に送信することで、キー
照合時の電波の混信を抑制するようにした車両用盗難防
止装置を提供することにある。
【0009】
【課題を解決するための手段】実施例を示す図1に対応
づけて本発明を説明すると、本発明は、キー1Aに電波
を送信するとともに、キー1Aから送信された電波を受
信する送受信手段3と、送信された電波の電波エネルギ
ーによってキー固有の識別コードを送信する識別コード
送信手段11と、識別コードが予め登録されたコードと
一致するか否かを判定する判定手段5と、この判定手段
5によって一致すると判定された場合のみエンジン始動
を許可する許可手段6と、を備える車両用盗難防止装置
に適用され、キーシリンダ4Aにキー1Aが挿入された
か否かを検出する挿入検出手段13,44を備え、この
挿入検出手段13,44によってキーシリンダ4Aへの
挿入が検出された場合のみ識別コードを送信するように
識別コード送信手段11を構成することにより、上記目
的は達成される。請求項2に記載の発明は、請求項1に
記載された車両用盗難防止装置において、挿入検出手段
13,44によってキーシリンダ4Aへの挿入が検出さ
れた場合のみ、識別コード送信手段11に電波エネルギ
ーを供給する供給手段13を備えるものである。請求項
3に記載の発明は、請求項1に記載された車両用盗難防
止装置において、挿入検出手段13,44は挿入された
キー1Aに磁気を出力する磁気出力手段44を備え、磁
気が出力された場合のみ識別コードを送信するように識
別コード送信手段を構成するものである。
【0010】
【作用】請求項1に記載の発明では、挿入検出手段1
3,44によってキーシリンダ4Aへのキー1Aの挿入
が検出された場合のみ、識別コード送信手段11からキ
ー1Aに対してキー固有の識別コードが送信される。こ
れにより、キーシリンダ4Aに挿入していないキー1A
からの電波との混信が防げる。請求項2に記載の発明で
は、挿入検出手段13,44によってキーシリンダ4A
へのキー1Aの挿入が検出された場合のみ、供給手段1
3から識別コード送信手段に電波エネルギーが供給され
る。請求項3に記載の発明では、キー1Aがキーシリン
ダ4Aに挿入されると、キーシリンダ4Aからキー1A
に対して磁気が出力され、この磁気が出力された場合の
み、識別コード送信手段11からキー1Aに対してキー
固有の識別コードが送信される。
【0011】なお、本発明の構成を説明する上記課題を
解決するための手段と作用の項では、本発明を分かり易
くするために実施例の図を用いたが、これにより本発明
が実施例に限定されるものではない。
【0012】
【実施例】
−第1の実施例− 図1は本発明による車両用盗難防止装置の一実施例のブ
ロック図、図2(b)はキー内部のトランスポンダ11
のブロック図、図2(a)は車両内部の送受信機3のブ
ロック図である。これらの図では、図10に示す従来の
車両用盗難防止装置と共通する構成部分には同一符号を
付しており、以下では相違点を中心に説明する。図1に
おいて、1Aは本実施例によるキーであり、その内部に
は図2(b)に示すように、前述したトランスポンダ1
1の他に、電源供給スイッチ13が設けられている。電
源供給スイッチ13は、電荷変換部101の出力端子
と、EEPROM102および制御部103の電源端子
Bと接続されており、電源供給スイッチ13がオン(閉
路)した場合のみ、制御部102およびEEPROM1
03に電源電圧が供給される。この電源供給スイッチ1
3は磁気スイッチから成り、金属で形成されたキー先端
部14が所定方向に磁化するとその磁力によってオンす
る。
【0013】4Aはキー1Aを挿入するキーシリンダで
あり、このキーシリンダ4Aの内周面にはコイル44が
巻かれており、このコイル44の内側をキー先端部14
が抜き差しに応じて通過する。このコイル44はイモビ
C/U5と接続され、イモビC/U5の指示により、コ
イル44に電流が流される。また、キーシリンダ4Aに
は、従来例と同様にACCスイッチ41、IGNスイッ
チ42およびSTスイッチ43が設けられ、いずれのス
イッチもイモビC/U5と接続される。
【0014】図3は図1に示す送受信機3、イモビC/
U5およびECCS6の入出力端子を示す端子接続図で
ある。送受信機3とイモビC/U5とは、電源端子B、
接地端子GND、キー1Aへの送信データ端子TXおよ
びキー1Aからの受信データ端子RXによって相互に接
続される。イモビC/U5とECCS6とは、イモビC
/U5からの始動信号端子TXとECCS6からのエン
ジン始動状態信号端子RXとによって相互に接続され
る。また、イモビC/U5には、不図示のバッテリから
の電源電圧端子BATと、キーシリンダ4Aのコイル4
4に電圧を供給する端子C1,C2と、ACCスイッチ
端子ACCと、IGNスイッチ端子IGNと、STスイ
ッチ端子STとが設けられている。
【0015】図4はイモビC/U5の動作を示すフロー
チャートであり、このフローチャートを用いて本実施例
の動作を説明する。ステップS1では、キー1Aがキー
シリンダ4Aに挿入されたか否かを判定する。この判定
は、ACCスイッチ41、IGNスイッチ42あるいは
STスイッチ43のいずれかがオンであるか否かで判定
する。判定が否定されるとステップS1に留まり、判定
が肯定されるとステップS2に移行する。ステップS2
では、キーシリンダ4A内部のコイル44に電流を流
す。これにより、キーシリンダ4Aに挿入されたキー先
端部14は磁化し、その磁力によりトランスポンダ11
に接続された電源供給スイッチ13がオンする。
【0016】ステップS3では、キー1Aに対して電波
を送信するように送受信機3に指示する。送受信機3
は、送受信スイッチ31を接点T側に切り換えて、発振
器32から出力された120kHzの電波をキー1Aに
向けて送信する。送受信機3からの電波はキーアンテナ
12で受信され、その受信電波がトランスポンダ11内
部の電荷変換部101で整流された後、不図示のコンデ
ンサに電荷の形で蓄積される。電荷変換部101は、蓄
積電荷に応じた電圧を出力する。この際、キーシリンダ
4Aに挿入されたキー1Aの電源供給スイッチ13はオ
ンであるため、そのキー1AのEEPROM102と制
御部103の各電源端子Bには電荷変換部101の電源
電圧が供給される。
【0017】一方、キー1Aがキーシリンダ4Aに挿入
されていない場合、あるいは挿入されただけでいずれの
スイッチもオフの場合には、キー1Aの電源供給スイッ
チ13はオフであるため、キー1Aの電荷変換部101
から電圧が出力されても、EEPROM102と制御部
103の電源端子Bにはその電圧は供給されない。した
がって、複数のキーが車両アンテナ2からの電波を受信
してもキーシリンダ4Aに挿入されたキー1Aのトラン
スポンダ11のみが動作可能となる。制御部103は、
EEPROM102から識別コードを読み込んで電荷変
換部101に送出し、電荷変換部101はその識別コー
ドを車両アンテナ2に向けて送信する。
【0018】ステップS4では、送受信機3にキー1A
からの電波の受信を指示する。これにより、送受信機3
は送受信スイッチ31を接点R側に切り換えて受信電波
を復調器34で復調する。イモビC/U5は復調器34
で復調された識別コードを読み込む。ステップS5で
は、キーシリンダ4A内部のコイル44への電流供給を
停止する。ステップS6では、ステップS4で受信した
識別コードが、予め登録された識別コードと一致するか
否かを判定する。判定が肯定されるとステップS7に移
行し、STスイッチ43がオンか否かを判定する。判定
が否定されるとステップS7に留まり、判定が肯定され
るとステップS8に移行し、エンジン始動信号をECC
S6に供給する。これにより、ECCS6はエンジンを
始動させる。一方、ステップS6で判定が否定されると
処理を終了する。
【0019】このように、上記実施例では、キーシリン
ダ4Aに挿入されたキー1Aのトランスポンダ11のみ
を作動させるようにしたため、複数のキーから送信され
た電波の混信によってキー照合が正しく行えないという
従来の問題点が解消される。
【0020】−第2の実施例− 第1の実施例では、キーシリンダ4A内周面にコイル4
4を設けて、キーシリンダ4に挿入したキー1Aを磁化
して電源供給スイッチ13をオンさせたが、図5に示す
ように、キーシリンダ4Bのキー挿入口周辺に永久磁石
45を設けてキー1Aを磁化してもよい。第2の実施例
では、従来のキーシリンダ4に永久磁石45を取り付け
るだけの変更で済むため、第1の実施例に比べてコスト
ダウンが図れる。なお、第2の実施例は、キーシリンダ
4Bの構造を除いて図1に示す第1の実施例と同様の構
成を有する。
【0021】−第3の実施例− 第1,第2の実施例のようにキー1Aを磁化する代わり
に、図6に示すように、キー1のキーシリンダ4の接触
面に電源供給スイッチ13を設けて、キー1Bをキーシ
リンダ4に挿入すると、この電源供給スイッチ13がキ
ーシリンダ4と接触してオンし、これによって、キー1
Bの内部のトランスポンダ11を作動させるようにして
もよい。キー1Bの挿入を物理的に検出するため、第
1,2に比べて誤動作が少なくなる。
【0022】−第4の実施例− 第3の実施例のように、キーシリンダ4の接触面に電源
供給スイッチ13を設ける代わりに、キー1のヘッド部
に設けた圧力センサを電源供給スイッチ13として用
い、操作者がキー1のヘッド部を指で触れると、その圧
力によってトランスポンダ11を作動させるようにして
もよい。圧力センサは、キーヘッド部の内部に設けるた
め、第3の実施例と異なり機械的な磨耗がなく、耐久性
にすぐれる。
【0023】−第5の実施例− 第4の実施例の圧力センサの代わりに、キー1のヘッド
部に設けたタッチセンサ、例えば導電性の樹脂によるセ
ンサを電源供給スイッチとして用い、操作者がキー1の
ヘッド部を指で触れた際のセンサの抵抗値の変化を検出
してトランスポンダを作動させるようにしてもよい。
【0024】−第6の実施例− 第6の実施例は、キー1Cを所定の角度に傾けた場合の
み、電源供給スイッチ13をオンさせるようにしたもの
である。この第6の実施例のキー1Cは、図7に示すよ
うに、円周上に並んだ複数のスイッチ接点15,16,
17をそれぞれトランスポンダ11に接続し、この円周
上を回転する金属球18を設けたものである。このよう
に構成される第6の実施例では、キー1Cをキーシリン
ダ4に挿入してキー1Cを所定位置、例えばACC位置
に回転すると、キー1C内部の金属球18がスイッチ接
点位置に移動し、そのスイッチ接点16が金属球18を
介して導通してトランスポンダ11が作動する。このよ
うに、第6の実施例によれば、キー1Cを所定角度に傾
けた場合のみトランスポンダ11を作動させるようにし
たため、キーシリンダ4に挿入されて実際の車両の使用
位置に回転させたキーだけを照合することができる。
【0025】−第7の実施例− 第1〜第6の実施例はいずれも電源供給スイッチ13に
よってトランスポンダ11を作動させるか否かを切り換
えているのに対し、以下に示す第7および第8の実施例
は、電源供給スイッチ13を設けることなしに、キーシ
リンダ4に挿入されたキーのみが車両アンテナ2からの
電波を受信するようにしたものである。第7の実施例
は、車両アンテナ2の指向性を高めて、挿入されたキー
1Dが特定の位置に回転された場合のみ、キー1Dから
の識別コード電波を受信するようにしたものである。具
体的には、図8に示すように、キーがACC位置、IG
N位置あるいはST位置のいずれかに回転された場合の
み、車両アンテナが電波を受信できるようにする。この
ようにすれば、キーシリンダ4にコイル44や永久磁石
45を設ける必要もなく、またキー内部に電源供給スイ
ッチ13を設ける必要もない。
【0026】−第8の実施例− 第8の実施例は、キーシリンダ4に挿入されていないキ
ーをシールドプレートで覆って車両アンテナ2からの電
波を遮断するようにしたものである。この第8の実施例
のキーは、図9に示すように、キー1Eのヘッド部に配
設されるトランスポンダ11と、このトランスポンダ1
1の両脇に配設され、車両アンテナ2からの電波を遮断
するシールドプレート111,112と、キーヘッド部
からキー先端部14にかけて延伸するプッシュロード1
13と、プッシュロード113の端部に取り付けられた
スプリング114と、プッシュロード113の上面に形
成されたラックギア115に噛合する回転ギア116
と、回転ギア116およびシールドプレート111に形
成されたラックギア117に噛合する回転ギア118
と、回転ギア116に噛合する回転ギア119と、回転
ギア119およびシールドプレート112に形成された
ラックギア120に噛合する回転ギア121とを有す
る。
【0027】このような構造を有するキー1Eがキーシ
リンダ4に挿入されると、プッシュロード113がスプ
リング114を収縮する方向に押されて回転ギア116
は時計回りに回転し、回転ギア118は反時計回りに回
転し、シールドプレート111は下側に移動する。同様
に、回転ギア119は反時計回りに回転し、回転ギア1
20は時計回りに回転し、したがってシールドプレート
112は下側に移動する。これにより、トランスポンダ
11は車両アンテナ2からの電波のみを受信できるよう
になる。すなわち、第8の実施例では、キーシリンダ4
に挿入されたキー1Eのみ、トランスポンダ11のシー
ルドプレート111,112を除去して車両との電波の
送受信が行えるようにしたため、キーシリンダ4に挿入
されていないキーとの電波の混信を有効に防ぐことがで
きる。
【0028】図1では、イモビC/U5にSTスイッチ
43を接続し、キー1のコード照合が一致し、かつST
スイッチ43がオンのとき、エンジン始動信号をイモビ
C/U5からECCS6に送出するようにしたが、イモ
ビC/U5からECCS6へはコード照合結果だけを送
出するようにし、ECCS6でSTスイッチ43がオン
か否かを検出するようにしてもよい。
【0029】このように構成した実施例にあっては、送
受信機3が送受信手段に、トランスポンダ11が識別コ
ード送信手段に、イモビC/U5が判定手段に、ECC
S6が許可手段に、電源供給スイッチ13とコイル44
が挿入検出手段に、電源供給スイッチ13が供給手段
に、コイル44が磁気出力手段に、それぞれ対応する。
【0030】
【発明の効果】以上詳細に説明したように、本発明によ
れば、挿入検出手段によってキーシリンダへの挿入が検
出されたキーの識別コードのみが車両に送信されるた
め、判定手段での電波の混信が防止され、コード照合が
正確に行える。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明による車両用盗難防止装置の一実施例の
ブロック図である。
【図2】図2(a)は図1の送受信機内部のブロック
図、図2(b)は図1のキー内部のブロック図である。
【図3】図1の送受信機、イモビC/UおよびECCS
の端子接続図である。
【図4】図1のイモビC/Uの動作を示すフローチャー
トである。
【図5】第2の実施例のキーシリンダの構造を示す図で
ある。
【図6】第3の実施例のキーの構造を示す図である。
【図7】第6の実施例のキーの構造を示す図である。
【図8】第7の実施例のキーシリンダ正面図である。
【図9】第8の実施例のキーの構造を示す図である。
【図10】従来の車両用盗難防止装置の一実施例のブロ
ック図である。
【図11】図11(a)は図10の送受信機内部のブロ
ック図、図11(b)は図10のキー内部のブロック図
である。
【符号の説明】
1 キー 2 車両アンテナ 3 送受信機 4 キーシリンダ 5 イモビC/U 6 ECCS 11 キーアンテナ 12 トランスポンダ 13 電源供給スイッチ 14 キー先端部 31 送受信スイッチ 32 発振器 33 コンデンサ 34 復調器 35 送信制御部

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 キーに電波を送信するとともに、前記キ
    ーから送信された電波を受信する送受信手段と、 送信された前記電波の電波エネルギーによってキー固有
    の識別コードを送信する識別コード送信手段と、 前記識別コードが予め登録されたコードと一致するか否
    かを判定する判定手段と、 この判定手段によって一致すると判定された場合のみエ
    ンジン始動を許可する許可手段と、を備える車両用盗難
    防止装置において、 キーシリンダに前記キーが挿入されたか否かを検出する
    挿入検出手段を備え、 この挿入検出手段によって前記キーシリンダへの挿入が
    検出された場合のみ、前記識別コード送信手段は前記識
    別コードを送信することを特徴とする車両用盗難防止装
    置。
  2. 【請求項2】 請求項1に記載された車両用盗難防止装
    置において、 前記挿入検出手段によって前記キーシリンダへの挿入が
    検出された場合のみ、前記識別コード送信手段に前記電
    波エネルギーを供給する供給手段を備えることを特徴と
    する車両用盗難防止装置。
  3. 【請求項3】 請求項1に記載された車両用盗難防止装
    置において、 前記挿入検出手段は、挿入された前記キーに磁気を出力
    する磁気出力手段を備え、 前記磁気が出力された場合のみ、前記識別コード送信手
    段は前記識別コードを送信することを特徴とする車両用
    盗難防止装置。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH0971220A (ja) * 1995-09-06 1997-03-18 Calsonic Corp 車両用カードシステム
US5796178A (en) * 1996-03-01 1998-08-18 Nissan Motor Co., Ltd. Anti-theft apparatus for a vehicle

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