JPH07180103A - 透水ブロックを用いた駐車場 - Google Patents

透水ブロックを用いた駐車場

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JPH07180103A
JPH07180103A JP5324196A JP32419693A JPH07180103A JP H07180103 A JPH07180103 A JP H07180103A JP 5324196 A JP5324196 A JP 5324196A JP 32419693 A JP32419693 A JP 32419693A JP H07180103 A JPH07180103 A JP H07180103A
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JP
Japan
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area
parking
vegetation
block
pavement
Prior art date
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Pending
Application number
JP5324196A
Other languages
English (en)
Inventor
Yasusuke Hagiwara
庸介 萩原
Isao Yamane
勇男 山根
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Haseko Corp
Original Assignee
Haseko Corp
Hasegawa Komuten Co Ltd
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Publication date
Application filed by Haseko Corp, Hasegawa Komuten Co Ltd filed Critical Haseko Corp
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Abstract

(57)【要約】 【目的】透水ブロックを用いた駐車場について、駐車境
界表示の耐久性の向上を図ると共に、利用者の歩行条件
を改良する。 【構成】透水ブロック1を敷き詰めると共に駐車車両一
台ごとの駐車領域を区画表示する駐車境界表示を設けて
なる駐車場について、通常タイプの舗装ブロック15を
少なくとも歩行が可能な幅で敷き詰めて形成した舗装ブ
ロック領域11により駐車境界表示を形成するようにし
ている。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、例えば砂利を充填した
り芝生等の緑化植物を植えるたりすることのできる充填
孔や植生部を有し、これらの充填孔や植生部により高い
透水性が与えられている透水ブロックを用いた駐車場に
関する。
【0002】
【従来の技術】駐車場の舗装は、従来よりその多くがア
スファルトやコンクリートによりなされていた。しか
し、最近は都市の景観や洪水対策などの見地から、透水
ブロック、特に透水機能を与えた植生部に芝生等の緑化
植物を植えることができる植生ブロックを用いた舗装を
行なう場合が増えて来ている。
【0003】ところで、駐車場には一般に駐車車両一台
ごとの駐車領域を表示する駐車境界表示が設けられる
が、この駐車境界表示は、アスファルトやコンクリート
舗装の場合はもとより、透水ブロックを用いた舗装の場
合にも、ペンキ等を用いた白線により形成されており、
特に植生ブロック舗装の場合には耐久性が乏しく、消え
やすいという問題があった。
【0004】また、植生ブロック舗装の駐車場について
は、緑化植物がその表面に露出状態となっているため、
雨の日などには利用者の歩行条件が悪くなるという問題
もあった。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】本発明は、以上のよう
な事情を背景になされたもので、透水ブロックを用いた
駐車場について、駐車境界表示の耐久性の向上を図ると
共に、利用者の歩行条件を改良することを目的としてい
る。
【0006】
【課題を解決するための手段】このような目的のために
本発明では、透水ブロックを敷き詰めると共に駐車車両
一台ごとの駐車領域を区画表示する駐車境界表示を設け
てなる駐車場について、通常タイプの舗装ブロックを少
なくとも歩行が可能な幅で敷き詰めて形成した舗装ブロ
ック領域により駐車境界表示を形成するようにしてい
る。
【0007】このように舗装ブロック敷詰め部により駐
車境界表示を形成しているので、駐車境界表示に恒久的
な耐久性を与えることができる。また、この舗装ブロッ
ク敷詰め部を歩行が可能な幅に形成しているので、これ
を歩道として利用することにより、利用者の歩行条件の
改善も図れる。
【0008】本発明では、また上記のような構造に加え
て、舗装ブロック領域に各駐車領域を通水的に連通させ
る連通部を設けるようにしている。
【0009】このような構造とすると、降雨等の際の各
駐車領域間における雨水の行き来が生じ易くなり、その
結果、地中への浸透性をより向上させることができる。
【0010】本発明では、さらに上記のような構造の駐
車場について、その透水ブロックとして、互いに突き合
わせた状態で適宜なサイズの上下貫通孔を互いの間に形
成可能な側面形状を有する本体部、及び本体部の上面に
互いに適宜な間隔を空けるようにし且つ緑化植物の根張
りに必要な深さを与える高さで突設された複数の露出面
用突起を備えてなる植生ブロックを用いるようにしてい
る。
【0011】この植生ブロックは、露出面用突起の上端
面を地面と面一にした状態で地中に埋め込んで用いられ
る。つまり、本体部の上に露出面用突起の高さに応じた
厚みで土壌層を形成するようにして用いられる。従っ
て、各植生ブロックの突き合わせにより形成される上下
貫通孔により深い第1の植生部を得られると共に、露出
面用突起の上端面が露出面として飛び飛びに地面に露出
した状態の面的に連続した第2の植生部も得られる。
【0012】この結果、実質としても緑化面積比率を大
きく取れ、また見た目にも緑の豊かさを与えることがで
きるし、さらに緑化植物として広く用いられる芝生の生
態にとってより適した条件を与えることができるのでそ
の定着性を向上させることができ、優れた緑化性が得ら
れる。
【0013】また、この植生ブロックにあっては、地中
に埋まっている本体部により相対的に面積の大きい第2
の植生部の下側が全面にわたってサポートされることに
なるので、舗装としての耐圧性を有効に且つ均一に与え
ることができると共に、互いに突き合わされる本体部が
地中に埋まるので、突き合わせ部分の多少の不揃いを気
にする必要がなくなり、敷設作業性が向上する。
【0014】さらに、この植生ブロックにあっては、上
下方向の軸について軸対称となる構造、例えば直方体状
に形成した本体部の各側面に突合せ突起が2個ずつ、ま
た上面の各隅部に露出面用突起が1個ずつ突設するよう
な構造を与え易い。そして、このように軸対称の構造も
また、敷設作業の際のブロックの向きに対する配慮の必
要性をなくすので、作業性の向上に結びつく。
【0015】
【実施例】以下、本発明の実施例を説明する。先ず、実
施例に用いる植生ブロックについて説明する。植生ブロ
ック1は、図7に示すように、直方体状に形成された本
体部2を骨格とし、この本体部2の各側面に2個ずつ突
合せ突起3を突設し、また上面の各隅に露出面用突起4
を突設し、さらに本体部2の中心部に上下に貫通する貫
通孔5を形成してなっており、全体として上下方向の軸
について軸対称となるようにされている。
【0016】露出面用突起4は、本体部2の上面から高
さHで突出するようにされている。この高さHは、緑化
植物として一般に用いられる芝生が浅く根を張れる程度
のものとして、30mm程度に設定される。また、各露
出面用突起4は、互いに一定の間隔を空けるようにして
設けられており、その占有面積は、その上端面、つまり
露出面4fについて4個の合計で本体部2の面積の約1
5〜25%程度になるようにされている。
【0017】以上の植生ブロック1を用いた駐車場の一
実施例は、図1に示すように、それぞれ異なる表面状態
の駐車領域10、舗装ブロック領域11及び通路領域1
2に区画した構造とされている。
【0018】駐車領域10は、両側の舗装ブロック領域
11により車両1台分の駐車スペースとして区画されて
おり、その長手方向については、車止め13を境に植生
ブロック部10aと植生部10bとに分けられている。
また、その前後は通路領域12と周辺舗装ブロック領域
14により区切られている。
【0019】植生ブロック部10aは、植生ブロック1
を全面的に敷き詰めて形成されている。そこにおける植
生ブロック1の敷き詰め状態は、図2に示すように、互
いの突合せ突起3の先端面が当接する配列状態とし、ま
た図3に示すように、それぞれの露出面用突起4の露出
面4fが地面と面一になる状態にして地中に埋め込んだ
状態とされている。従って、それぞれの突合せ突起3で
囲まれて形成される上下貫通孔3r及び予め本体部2に
形成されている貫通孔5により深い根張りが可能な第1
の植生部が与えられると共に、本体部2及び突合せ突起
3の上に露出面用突起4の高さHに応じた厚みで形成さ
れる土壌層により面的に連続した第2の植生部が与えら
れる。
【0020】一方、植生部10bは、土壌面に芝などの
緑化植物を直接植生して形成されており、地中への吸水
性がより大きくなるようにされている(図4)。
【0021】舗装ブロック領域11は、上記のように駐
車領域10の両側を区切って駐車境界表示として機能さ
せると共に各駐車領域10の利用者の歩道としても機能
させるためのもので、植生ブロック1のような植生部を
有しない通常タイプの舗装ブロック15をレンガ模様状
に敷き詰めて形成されており、その幅は利用者の歩行が
可能な最低幅として300mm程度とされている。ま
た、この舗装ブロック領域11には、所定の幅の連通部
11pが一定の間隔で設けられている。この連通部11
pは、植生部10bと同様に土壌面に芝などの緑化植物
を直接植生して形成されており、各駐車領域10を通水
的に連通させるようにされている。尚、これと同様に周
辺舗装ブロック領域14にも連通部14pを設けてあ
る。
【0022】通路領域12は、駐車場利用者の歩道とし
て利用されるもので、舗装ブロック領域11の舗装ブロ
ック15よりはやや大きめの通常タイプの舗装ブロック
16を同じくレンガ模様状に敷き詰めて形成されてい
る。その幅は、車椅子の対面通行を可能にするものとし
て、約1200mm程度とされている。
【0023】図5に示すのは他の実施例で、上記実施例
との主な相違点は、駐車領域20に全面的に植生ブロッ
ク1を敷き詰めた点、及び舗装ブロック領域21の連通
部21pにも植生ブロック1を敷き詰めた点である。ま
た、図6に示す実施例は、図5の実施例を通路領域につ
いて変形した例である。即ち、この例では、他の実施例
における通路領域12のほぼ半分程度の幅の通路領域2
2を対にして設け、且つこの両通路領域22の間にも植
生ブロック1を敷き詰めるようにしている。
【0024】
【発明の効果】以上説明したように、本発明では、透水
ブロック利用の駐車場について、通常タイプの舗装ブロ
ックを歩行が可能な幅に敷き詰めた舗装ブロック領域に
より駐車境界表示を形成するようにしているので、駐車
境界表示の耐久性の大幅な向上と共に利用者の歩行条件
の改善も図れ、景観の改善や洪水防止性という利点を持
つ植生ブロック利用の駐車場に質的及び利用性について
改善をもたらすことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1実施例による駐車場の部分平面
図。
【図2】植生ブロックの敷き詰め状態を示す拡大部分平
面図。
【図3】図1中のSA3 −SA3 線に沿う拡大部分断面
図。
【図4】図1中のSA4 −SA4 線に沿う拡大部分断面
図。
【図5】第2実施例による駐車場の部分平面図。
【図6】第3実施例による駐車場の部分平面図。
【図7】本発明の実施例に用いる植生ブロックの斜視
図。
【符号の説明】
1 植生ブロック 2 本体部 3 突合せ突起 4 露出面用突起 4f 露出面 5 貫通孔 10 駐車領域 11 舗装ブロック領域 11p 連通部 15 舗装ブロック

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 透水ブロックを敷き詰めると共に駐車車
    両一台ごとの駐車領域を区画表示する駐車境界表示を設
    けてなる駐車場において、通常タイプの舗装ブロックを
    少なくとも歩行が可能な幅で敷き詰めて形成した舗装ブ
    ロック領域により駐車境界表示を形成したことを特徴と
    する駐車場。
  2. 【請求項2】 舗装ブロック領域に各駐車領域を通水的
    に連通させる連通部を設けた請求項1の駐車場。
  3. 【請求項3】 互いに突き合わせた状態で適宜なサイズ
    の上下貫通孔を互いの間に形成可能な側面形状を有する
    本体部、及び本体部の上面に互いに適宜な間隔を空ける
    ようにし且つ緑化植物の根張りに必要な深さを与える高
    さで突設された複数の露出面用突起を備えてなる植生ブ
    ロックを透水ブロックとして用いた請求項1又は請求項
    2に記載の駐車場。
JP5324196A 1993-12-22 1993-12-22 透水ブロックを用いた駐車場 Pending JPH07180103A (ja)

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Cited By (8)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2002167993A (ja) * 2000-11-29 2002-06-11 Sumitomo Forestry Co Ltd 駐車スペース構造及びその構築方法
KR20020059300A (ko) * 2002-06-12 2002-07-12 전형진 보도블럭의 포장방법
KR20020090617A (ko) * 2001-05-28 2002-12-05 (주)그린텍솔루션 식생 불럭을 이용한 식생면이 있는 주차장 설치
JP2013213332A (ja) * 2012-04-02 2013-10-17 Hayashi Bussan Hatsumei Kenkyusho:Kk 自転車用道路形成用ブロック
JP2013249669A (ja) * 2012-06-01 2013-12-12 Hayashi Bussan Hatsumei Kenkyusho:Kk 駐車場構築用ブロック
JP2014234673A (ja) * 2013-06-04 2014-12-15 株式会社 林物産発明研究所 駐車場構築用ブロック
CN107881875A (zh) * 2017-10-27 2018-04-06 贵州师范大学 一种喀斯特地区生态停车场及其建设方法
CN114517430A (zh) * 2020-11-17 2022-05-20 北京市水利规划设计研究院 生态停车场结构

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