JPH07180073A - 湿り炭化水素凝縮装置における塩化物腐食を抑制するためにアミン配合物を使用する方法 - Google Patents

湿り炭化水素凝縮装置における塩化物腐食を抑制するためにアミン配合物を使用する方法

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JPH07180073A
JPH07180073A JP6233407A JP23340794A JPH07180073A JP H07180073 A JPH07180073 A JP H07180073A JP 6233407 A JP6233407 A JP 6233407A JP 23340794 A JP23340794 A JP 23340794A JP H07180073 A JPH07180073 A JP H07180073A
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 原油の分溜に使用される大気圧パイプスチル
を保護するために有用な腐食防止法を提供する。 【構成】 アミンの混合物を湿潤炭化水素および塩化物
からなる凝縮系に供給して、系内の厳しい腐食が起こる
ことができる範囲より高く凝縮水のpHのプロフィルを
増加することからなる、前記凝縮系における腐食を防止
する方法を開示する。水の露点より上においてアミンの
塩酸塩の析出および蓄積を排除するように、アミンのブ
レンドを配合しそしてアミン処理速度を最小するよう
に、アミンのブレンドを凝縮系に対して最適化する。1
つの態様において、凝縮ゾーンより上流の系から取った
ガスのすべり流を凝縮させかつ凝縮ゾーンにおけるpH
のプロフィルを連続的に測定する小さい凝縮系を使用し
て、アミンのブレンドの供給速度をコントロールする。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、水および塩化物を含有
する炭化水素凝縮する系における腐食を防止することに
関する。特定の商業的に興味ある1つの系は、原油の大
気圧パイプスチルのオーバーヘッドである。
【0002】
【従来の技術及び発明が解決しようとする課題】原油の
製油所は、全原油をガソリン、燃料油、ガス油などを包
含する、異なる揮発性の種々の生成物に分別する大気圧
パイプスチル(APS)を包含する。ガソリンを誘導す
るナフサを包含する低沸点の留分をオーバーヘッドの留
分から回収する。中間の揮発性の留分を塔から側面の流
れとして抜き出す。側面の流れの生成物は、ケロシン、
ジェット燃料、ディーゼル油、およびガス油を包含す
る。塔のより高いところで側面の流れが抜き出される
と、生成物はより揮発性となる。最も重質の成分は塔の
下部の流れで抜き出される。
【0003】図1は典型的な原油の大気圧パイプスチル
のユニットの簡素化されたプロセスのフローダイヤグラ
ムである。原油は予熱交換器の中でオーバーヘッドの生
成物に対して予熱され、次いで直接燃焼炉中で約500
〜700°Fに加熱される。次いで、供給物は1〜3大
気ゲージ圧の圧力で作動する大気圧パイプスチルの中に
フラッシュされる。オーバーヘッド塔温度は典型的には
200〜350°Fの範囲である。図1は2段階のオー
バーヘッド凝縮器システムを示す。別のシステムは1つ
の凝縮器段階を使用する。オーバーヘッドおよび側面の
流れの生成物は冷却および凝縮され、そして他のユニッ
トに送られて最終生成物に処理される。下部の流れは第
2蒸留塔(図示せず)に行く。この第2蒸留塔は真空下
に作動し、そしてAPSの下部から外により軽質生成物
を蒸留する。水蒸気を塔の下部に添加して、下部からの
軽質生成物のストリッピングを促進する。また、上部の
トレーおよびオーバーヘッドの成分の中にしばしば蓄積
する可溶性塩類を洗浄除去するために、水を塔の上部に
添加する。この系の中に入るストリッピングの水蒸気お
よび洗浄水は実質的である;塔の上部から出るオーバー
ヘッドのナフサのガスの流れは、典型的には20〜40
モル%の水を含有する。
【0004】本発明の主題である腐食は、上部の塔トレ
ー、塔の上部から出るパイプおよび還流ライン、熱交換
器、凝縮器および下降ライン、凝縮した流れが液体ナフ
サと還流に分離される蒸留ドラムを包含する大気圧パイ
プスチルのオーバーヘッドの構成部分の中において起こ
る。APSオーバーヘッドのトレーおよび構成部分にお
いて普通に使用される材料は、炭素鋼、モネル(Mon
el)400および410ステンレス鋼を包含する。腐
食の損傷は、非常に厳しいことがあり、塔の操作および
コントロールを妨害しかつエネルギー効率を障害する、
外部の環境の漏れおよび内部の熱交換器の漏れ、トレー
および他の内部の詰まりを包含するために十分に厳しい
金属の損失を引き起こす。さらに、APSにおける腐食
は下流のユニットにおいて作動の問題を引き起こすこと
がある。腐食の重大さのために、1日のコントロールさ
れない腐食でさえ重大な結果を有することがある。
【0005】オーバーヘッドの系における腐食は、原油
の中に存在する塩化物塩類の加水分解により生成する塩
化水素により引き起こされる。原油は生産の油井からお
よびタンカー輸送の間に取り上げられる海水から連行さ
れる水中に含有される塩類を含有する。一般に、塩化物
の塩類は塩化ナトリウム、塩化マグネシウム、および塩
化カルシウムである。海水源に依存して、原油中の各塩
の量はかなり変化することがある。塩化ナトリウムは安
定でありそして大気の原油塔システムにおいて有意に加
水分解しない。MgCl2 およびCaCl2 が原油中に
存在する水により加水分解されるとき、HClが解放さ
れる: MgCl2 +H2 O=2HCl=MgO CaCl2 +H2 O=2HCl=CaO 塩化物塩類は、予熱交換器の中に存在する350°F〜
450°Fの範囲の温度において加水分解する。
【0006】予熱系中で生成されるHClは、液体の水
存在しないので、腐食を引き起こさない。しかしなが
ら、HClはパイプスチルを通過し、そしてオーバーヘ
ッドのガスの中に入る。温度は塔を上向き動きそしてオ
ーバーヘッドの系の中に入るとき増加する。ある点にお
いて、温度はプロセスガスの露点より下に低下し、そし
て装置の表面上に薄いフィルムで凝縮する。この点を
「初期の凝縮点」または「ICP」と呼ばれる。プロセ
スガスが下方に流れそしてさらに冷却されるとき、水は
凝縮し続ける。オーバーヘッドのガスはオーバーヘッド
の凝縮器の中で完全に凝縮し、凝縮物ドラムの中に蓄積
し、そして凝縮ドラムの下部サージカラムから除去され
る。オペレーターは、通常、塔上部の温度を水の露点よ
りも少なくとも30〜40°Fだけ上に維持して上部ト
レーの中の腐食を回避する。しかしながら、傾向は塔上
部温度を低下してナフサの回収を改良することであり、
そしてこれは露点を塔の中に下方に推進する。したがっ
て、水の露点は通常オーバーヘッドの系において起こる
が、プロセス流の組成および塔操作条件が組み合わされ
て露点を上部塔温度より上に上昇させる場合、水の露点
はオーバーヘッドの系内に発生する。例えば、断熱材が
摩耗している上流表面上に冷いスポットが存在しそして
塔外殻が冷い気候に暴露されている場合において、ある
いは凝縮器中の交換器の管上の冷いスポットにおいて、
スポットまたは「衝撃凝縮」がICPの上流において発
生することがある。したがって、凝縮が最初に起こる位
置は不明確でありそして操作および周囲条件が変化する
とき変化しうる。
【0007】ICPおよび衝撃凝縮点は、塩化物濃度が
最高でありかつpH最低であるところに存在するので、
重要である。初期の凝縮物は、処理しないと、1または
さらに分数のpH程度に低いpHを示し、そしてそれら
の点における激変の腐食の危険は大きい。酸性塩化物凝
縮物による腐食は次の反応を経る水素イオン濃度(p
H)により推進される: Fe+2HCl=FeCl2 (可溶性)+H2 硫化水素は、原油中の有機硫黄化合物からのパイプスチ
ルの中で発生し、また、水凝縮物の中に溶解し、そして
酸性塩化物の腐食を加速する。腐食性攻撃源はHClで
あるが、腐食生成物は鉄硫化物であり、鉄塩化物ではな
い。鉄硫化物はH2 Sと、HClおよび鋼製装置の腐食
反応から生ずる可溶性鉄塩化物との間の反応により沈澱
し、こうして追加のHClを遊離する。
【0008】FeCl2 +H2 S=FeS2 +2HCl HClはH2 Sにより再生されることに注意すべきであ
る。こうして、塩酸は鉄硫化物の形成のための触媒とし
て作用し、そして消費されない。APS流は、また、低
分子量のカルボン酸(酢酸、プロピオン酸、酪酸)を含
有し、そしてこれらはICPおよび引き続く凝縮ゾーン
における腐食を増加する。
【0009】塔からオーバーヘッドで来る水はオーバー
ヘッドの交換器において完全に凝縮し、そして凝縮物ド
ラムの中に蓄積する。大量の水凝縮物は、塩化物、硫化
物、およびアモニアを含有し、そして温和に腐食性であ
る。経験によると、大量の水の凝縮物は約5〜6.5の
pH範囲に維持して系における腐食を最小すべきである
ことが示される。大量の凝縮物中のpHは中和剤、例え
ば、アモニアをオーバーヘッドの系に添加することによ
ってコントロールされる。
【0010】ICPおよび衝撃凝縮点における厳しい凝
縮に暴露されることに加えて、APS系は、また、IC
Pより上流の厳しい腐食を受けやすく、ここで塩化アン
モニウムは気相から外に内部表面上に固体として沈澱す
る。塩化アンモニウムはアモニアとHClとの間の反応
により系において形成する。アモニアは入る原油および
他の入るプロセス流中においてパイプスチルの中に入
り、そしてしばしばオーバーヘッドの大量の酸性の水凝
縮物中のHClを中和するために意図的に添加される。
平衡において、塩化アンモニウムが析出した内部表面の
上の塩化アンモニウムの分圧は、内部表面の温度におけ
る塩化アンモニウムの蒸気圧に等しい。図3は塩化アン
モニウムの蒸気圧/温度のグラフである。内部表面の上
の塩化アンモニウムの分圧が蒸気/平衡圧を越える場
合、塩化アンモニウムは表面上に沈澱しそして蓄積する
であろう。
【0011】塩化アンモニウムの析出物は吸湿性であり
そして、湿ったプロセスガス流に暴露され、次いで湿気
を吸収すると、pH約3.5の湿ったペーストを形成
し、これは高度に腐食性の環境である。塩化アンモニウ
ムの析出物は、水の露点より上において形成する場合に
おいてのみ、問題となる。水が塩化アンモニウムと一緒
に豊富に凝縮する露点より下で塩化アンモニウムの析出
物が形成する場合、析出物は洗浄除去されるであろう。
しかし、塩化アンモニウムが水の露点より上において凝
縮しかつ水がこれらの表面上に凝縮していない場合、塩
化アンモニウムの析出物は水で洗浄除去されず、そして
蓄積するであろう。
【0012】APS腐食の問題は増加しつつある。腐食
の増加はいくつかの原因に帰属される。現在製油所にお
いて流れている原油の塩含量は増加し、より多い塩化物
を発生している。また、原油はより重質であり、これに
より脱塩がいっそう困難となる。パイプスチルの中のア
モニア濃度は、他のユニットにおいて精製操作が変化す
るために、上昇した。また、製油装置はより低い塔上部
温度において運転されて、有益な蒸留物の燃料、例え
ば、ジェット燃料の収量を増加し、そしてまた、操業の
エネルギー効率を上昇している。上部温度を減少させる
と、オーバーヘッドの装置から上流の水の露点を塔の中
に行く。
【0013】オーバーヘッドの腐食の第1の防御は原油
の脱塩である。脱塩装置の図1のフローダイヤグラムに
示されている。脱塩装置において、原油を塩を溶解する
約5%の水と混合する。塩を含有する水を原油から分離
し、そして廃棄する。しかしながら、油/水の乳濁液は
破壊が困難であるものを形成する。化学的脱乳化剤を添
加してこの乳濁液を破壊する。水滴を帯電させて分離を
増強する電気的装置をまた使用する。単一の段階の水の
洗浄および分離で、塩の90%までを除去することがで
きる。塩の除去の有効性は原油の性質に依存する。より
重質の油は軽質の原油より脱塩が通常困難である。第2
の洗浄段階を通常使用して追加の塩を除去する。
【0014】苛性ソーダ(NaOH)を通常脱塩装置の
下流において原油の中に注入して、パイプスチルのオー
バーヘッド系の中の塩化物を減少する。苛性ソーダは塩
化マグネシウムおよび塩化カルシウムと反応して塩化ナ
トリウムを形成し、塩化ナトリウムはいっそう熱的に安
定であり、それゆえ加水分解しない。しかしながら、苛
性ソーダは炉をコークス化し、そして下流のユニットに
おいて操作の問題を発生するので、苛性ソーダの処理は
制限しなくてはならない。製油所に付与されている環境
的コントロールの要求に応答して下流のユニットにおい
て使用されている新しい触媒は、苛性ソーダによりその
力をなくす。ほとんどの場合において、脱塩装置および
/または苛性ソーダの添加でHClの腐食を完全に排除
するために十分な塩を除去することは実際的ではない。
そのうえ、前処理系における操作の混乱が起こり、これ
は周期的に大きい投与量の塩化物を導入する。
【0015】したがって、塩化物の中和剤をAPSに添
加して腐食を抑制する。最も普通の中和剤はアモニアで
ある。それはアモニアガスとしてまたは通常水溶液とし
て、パイプスチルとオーバーヘッドの凝縮器との間のオ
ーバーヘッドのラインの中に添加することができる。ア
モニアはオーバーヘッドの大量の水凝縮物のpHを、約
5.5〜6.5である安全なpH範囲に増加するために
有効である。しかし、アモニアはICPおよび腐食が最
も激しい衝撃点の周囲における凝縮物の酸度を中和しな
い。なぜなら、アモニアは揮発性でありそして塩化アン
モニウムはICPおよび衝撃点の温度において水相中で
不安定であるからである。
【0016】これらの概念は図2を参照して可視化する
ことができ、これは典型的なAPS系についての温度/
凝縮物のpHのグラフである。曲線Iは保護されていな
い系についてのpHの曲線である。この実施例におい
て、230℃において起こる凝縮の最初の点におけるp
Hは1より低い。pHはこの曲線に沿って左から右に1
80°Fに下流に動くとき約4に上昇し、ここで水は完
全に凝縮する。明らかなように、系の内部が示された低
いpHにおいて激烈な腐食を経験するであろうから、こ
の場合は許容されえない。
【0017】曲線IIはアモニアで保護された系につい
てのものである。アモニアは初期の凝縮ゾーンより上流
の系をよく保護するが、初期の凝縮の激烈なゾーンにお
けるpHを上昇させないことに注意すべきである。曲線
IIIは系を適切に保護するために要求されるpH曲線
である。pHは凝縮ゾーンを横切って腐食の安全な5〜
6pHの範囲に均一に上昇させることに注意すべきであ
る。
【0018】APSユニットを腐食から保護するための
現在商業的実施は、有機アミンをAPSのオーバーヘッ
ドの系の中に注入することである。使用するアミンは揮
発性であるので、ICPより上流の気相の中に現れ、こ
こでそれらはHClが凝縮ゾーンに到達する前にガス流
中のHClの一部分と反応する。しかしながら、凝縮点
より上流のすべてのHClを中和するために十分な時間
および接触が存在しないことがある。したがって、HC
lの一部分を水溶液中で中和しなくてはならず、その後
HClを凝縮物の水相により吸収する。
【0019】適当な中和アミンは、モルホリン、メトキ
シプロピルアミン、エチレンジアミン、モノエタノール
アミン、およびジメチルエタノールアミンを包含する。
APSのオーバーヘッドを中和するアミンは、通常水溶
液として、典型的には約50%の水として添加される。
最も普通の注入点は、パイプスチルとオーバーヘッドの
交換器との間のオーバーヘッドのライン、塔への側面の
流れの入口、および直接塔に入る原油に対してである。
セパレーターのドラムの中の大量の水凝縮物のpHを
5.5〜6.5、好ましくは5.5〜6.0に維持する
ように、中和剤の添加速度をコントロールすることが通
常実施されている。適切なアミンが選択される場合、大
量の凝縮物のpHが5.5異常に維持されるとき、適切
なpHの上昇は全体の凝縮ゾーンにわたって達成され
る。
【0020】フィルム形成抑制剤を通常オーバーヘッド
の系の中に注入して、オーバーヘッドの系の上流の区画
における腐食を減少する。それらはは登録された配合物
であり、通常油溶性であり、鋼表面上にバリヤーを形成
することによって装置を保護する。フィルム抑制剤は塩
化物の濃度が中程度である凝縮ゾーンの下流区画におい
て有効であるが、ICPおよび衝撃点において有効では
ない。
【0021】塩化物を含有する凝縮系における腐食をコ
ントロールするためにアミンを使用することの欠点は、
アミンが塩化物と反応して、内部表面上に析出する塩化
水素塩を形成することである。塩は、しばしば系の塔の
上部トレーにおいて、凝縮ゾーンより上流において、水
の露点より高い温度の表面上に析出する。塩の析出物は
吸湿性であり、そしてプロセスガスから湿気を吸収し
て、析出物下の腐食を誘発する高度に腐食性の粘性流体
またはペーストを形成する。
【0022】アミン塩は凝縮ゾーンにおいて析出する場
合、凝縮物により連続的に洗浄除去されるので、問題で
はない。あるオペレーターは、オーバーヘッドの系を水
で周期的に洗浄して析出物を除去することによって、こ
の問題を緩和している。パイプスチル中の露点より上の
塩の析出の場合は増加する。なぜなら、製油所は、大量
の塩化物を発生する、より重質かつより汚れた原油で操
業しており、そして、それらのユニットを保護するため
に、オペレーターは中和剤のアミンの処理速度を増加し
ているからである。原油中のアモニアが増加しているの
で、露点より上の塩化アンモニウムの析出は、また、増
加している。したがって、精製工業において、露点より
上のやっかいな塩の析出を誘発することによって問題を
構成しない、塩化物を含有する湿った炭化水素凝縮系の
中の腐食を抑制する新しい技術が要求されている。本発
明は、この目的を達成する新規な方法である。
【0023】原油蒸留ユニットにおける腐食の抑制は、
ナショナル・アソシエーション・オブ・コロージョン・
エンジニアーズ(National Associat
ion of Corrosion Engineer
s)に提出された2件の論文において論じられている:
Rue、J.R.およびNaeger、D.P.、″A
dvances in Crude Unit Cor
rosion Control、″Corrosio
n’87、論文No.199、NationalAss
ociation of Corrosion Eng
ineers、テキサス州ヒューストン;およびRu
e、J.R.およびNaeger、D.P.、″Col
d Tower Aqueous Corrosio
n、論文No.211、National Assoc
iation of Corrosion Engin
eers、Corrosion’90、ネバダ州ラスベ
ガス。この論文は本発明の焦点である、アミン塩の析出
の問題を論じているが、著者らは塩化物の加水分解を最
小しかつ抑制してこの問題を解決する技術を支持してい
る。
【0024】アミン塩の析出の問題は米国特許第5,2
11,840号において取り扱われており、この米国特
許はアミン塩の析出が、5〜8のpKaを有する、弱い
塩基のアミンにより回避することができることを教示し
ている。発明者らは、弱いアミンの塩酸塩が強いアミン
の塩類および塩化アンモニウムより、塔内部上に析出す
る傾向を有することを発見した。この特許が述べている
ように、凝縮物が形成する位置の前において、オーバー
ヘッドの系中の任意の点において蒸留ユニットにアミン
を添加することができる。詳しくは、この特許は次のよ
うに教示している:酸性腐食を引き起こす種を中和する
ために十分な量の中和性アミン化合物を添加ことが必要
である。中和性アミンは初期の凝縮物のpHを4.0ま
たはそれより大きく上昇することができることが望まし
い。この目的を達成するために要求される中和性アミン
化合物の量は、合計のオーバーヘッドの体積に基づいて
0.1〜1,000ppmの濃度を維持するために十分
な量のである。正確な中和量は塩化物または他の腐食性
種の濃度に依存して変化する。この特許は、また、次の
ように教示している:少量の高度に塩基性のアミンを低
いpkaと配合する。これらのブレンドは、水の露点よ
り上において腐食および/または汚れの問題を引き起こ
さないで、実質的な中和量の高度に塩基性のアミンを使
用することができる系において使用することが有利であ
る。この特許は低いpkaのアミンの例として4−ピコ
リンおよび3−ピコリン、そして高度に塩基性のアミン
としてメトキシプロピルアミンおよびエタノールアミン
を引用している。この特許は少量が処理の20%より少
ないとして定義している。
【0025】アミン塩の析出の問題は米国特許第4,4
30,196号において取り扱われており、この米国特
許はジメチルアミノエタノールおよびジメチルイソプロ
パノールアミンの群から選択される1または2以上の構
成員の使用を教示している。アミン塩の析出の問題は、
また、米国特許第4,806,229号において取り扱
われており、この米国特許は次のように教示している:
下の式1に相当する次の式を有するある種のアミン: R−O−(CH2 )nNH2 式1 式中nは2または3でありそしてRは4個以下の炭素原
子の低級アルキル基である、は、原油の供給物またはこ
の系の種々の他の点に添加するとき、蒸留ユニット内ま
たはそれを去る水蒸気の初期の凝縮点において通常起こ
る腐食を効果的に排除および/または抑制する。式1の
範囲内に入る化合物の例示は、メトキシプロピルアミ
ン、エトキシプロピルアミン、メトキシエチルアミンな
どである。最も好ましい化合物はメトキシプロピルアミ
ンである。
【0026】中和剤をAPS系および他の精製蒸留塔に
注入しかつその添加をコントロールする技術水準および
装置は、係属中の米国特許出願第07/867,890
(これをここに引用によって加える)に記載されてい
る。この開示の1つの態様において、塔の系から除去さ
れる凝縮物のpHを標準pH電極で連続的に測定する。
pHの信号は制御装置に送られ、これはそれをpH設定
点と比較し、そして制御装置はAPS系の中への中和剤
の注入に使用されるアミンポンプのポンピング速度を絞
って、大量の凝縮物のpHを設定点に導く。好ましく
は、凝縮物はオーバーヘッドのアキュムレータードラム
の水のサージカラムから取られる大量の水凝縮物である
が、凝縮物は塔のオーバーヘッドの系の中のある中間の
凝縮点から除去することができる。大量の水凝縮物のp
Hの腐食安全範囲は典型的には5〜5.6である。
【0027】米国特許第4,335,072号および米
国特許第4,599,217号は、処理した系に取り付
けそして腐食速度および処理をモニターする装置を記載
している。これらの装置は「オーバーヘッド腐食シミュ
レーター」(「OCS」)と呼ばれる。これらの特許を
引用によってここに加える。オーバーヘッド腐食シミュ
レーターは、パイプスチルのオーバーヘッドから小さい
オーバーヘッドのガスのすべり流を抜き出すように、パ
イプスチルのオーバーヘッドの系上に設置された、流れ
る冷却水で冷却された小型の凝縮器熱交換器である。す
べり流は十分に上流のある点から抜き出され、この点に
おいて水の凝縮がそれ以上起こないように、塔温度は水
の凝縮の初期の点より高い。OCSはオーバーヘッド流
を全体の凝縮を通して初期の凝縮から小さい温度の増分
で冷却する。冷却の各段階における凝縮物は連続的に集
められ、そして腐食速度および/またはpHは普通の計
装技術を使用して連続的にモニターされる。OCSを使
用して、水の凝縮が起こっている系の各点における腐食
速度およびpHはシミュレーションされそして連続的に
モニターされ、そして初期の凝縮のすべての重要な点に
おける状態は、その点がAPSオーバーヘッド系におい
て上流または下流にシフトする場合でさえ、連続的に観
測される。
【0028】
【課題を解決するための手段及び作用効果】本発明は、
塩化物を含有する湿った炭化水素が凝縮される系におけ
る腐食を防止する方法である。この方法は、原油を分溜
するために使用する大気圧パイプスチルを保護するため
にとくに有用である。本発明の1つの面は、全体の凝縮
ゾーンを横切って、とくに初期の凝縮点および衝撃凝縮
の点において、pHを上昇させるために十分な速度でア
ミンのブレンドを凝縮系に添加して、系の内部の腐食を
防止することである。本発明の主要な要素は、系の水の
露点の温度より高い温度にあるICPより上流に位置す
る内部表面上のアミンのいずれかの塩酸塩の析出の誘発
を回避するために十分な数のアミンを含むように、アミ
ンを配合することである。
【0029】本発明の1つの態様において、また、凝縮
ゾーンより上流の塩化アンモニウムの析出物の形成を排
除および除去するために、この系を保護するために使用
するアミン中和剤を配合する。本発明の他の面は、最小
のアミンの処理速度において凝縮ゾーンに沿って最適な
pHのプロフィルを達成すると同時に、アミンの塩酸塩
および塩化アンモニウムの析出を排除するために、処理
される系に対して中和剤のアミンのブレンドを特別につ
くることである。
【0030】本発明のなお他の面は、オーバーヘッド腐
食シミュレーターを使用して、ICPより上流の系から
オーバーヘッドのガスのすべり流を取って、APSの中
に入るアミンのブレンドの添加速度をコントロールする
ことである。表1は、本発明の中和剤の処理ブレンドパ
ッケージの中に含めるための適当な候補のである商業的
に入手可能なアミンのリスト、ならびに腐食抑制剤とし
てのそれらの性能に影響を与える主要な性質を含有す
る。このリストは商業的サービスにおいて現在使用され
ているアミンの多数を含有するが、それは包括的ではな
く、そして適当なアミンの範囲が含められるものに限定
されることを意味することを意図しない。
【0031】処理ブレンドのためにアミンを選択すると
き、いくつかの性質および特性を考慮しなくてはならな
い。アミンはコスト的に有効であり、そして環境および
安全性の面を満足する苦心するか、あるいは経費のかか
る取り扱い手順を必要としない。アミンは、処理された
系において直面する温度において熱的に安定でなくては
ならない。APS系について、アミンは少なくとも40
0°Fまで安定でなくてはならない。
【0032】アミンは凝縮ゾーンより上流の気相の中に
存在するために十分に揮発性でなくてはならないが、ま
た、凝縮ゾーンにおいて水と一緒に凝縮しなくてはなら
ない。200°F〜300°Fの沸点をもつアミンは、
通常、要求される揮発特性を有する。また、アミンは油
よりも水中にいっそう可溶性であるべきである。理想的
には、アミンの塩酸塩の融点または昇華温度処理された
系における温度に関して低く、金属に付着せず、そして
炭化水素の中に容易に分散して内部上の塩酸塩の蓄積を
最小にすべきである。
【0033】アミンのブレンドは、全体の凝縮ゾーンを
横切って、最高の塩化物濃度および最低のpHが観測さ
れる、初期の水の凝縮点から、オーバーヘッドが完全に
凝縮しかつ大量の酸性水が蓄積される、オーバーヘッド
の凝縮ドラムに向かって、そして系におけるすべての中
間の水凝縮物点において、pHを腐食安全レベルに上昇
させるために配合する。最高の処理強度は初期の凝縮点
において要求される。アミンのブレンドは、アミン処理
速度を最小するために処理された系の凝縮パターンに対
して、特別に最適化される。異なるAPSユニットは、
それらの操作条件および流れる原油に依存して、異なる
ブレンドを必要とするであろう。
【0034】APS系中の塩化物は増加された。APS
の大量の凝縮物中の塩化物濃度は、典型的には30〜5
0ppmであった。600ppm程度に高い値が現在観
測される。対応して高い投与量のアミンを投与して腐食
を抑制しなくてはならない。アミン処理速度は、処理さ
れた系へのアミンのポンピング速度を増加することによ
って、簡単に増加することができない。初期の凝縮点よ
り上流の点におけるアミン塩酸塩の分圧が系内部上に塩
が析出する分圧を越えないように、ブレンド中の各アミ
ンの合計量を制限しなくてはならない。要求される増加
された処理速度は、ブレンド中のアミン種の数を増加す
ることによって達成される。典型的には、少なくとも3
種、そして10種まで多くのアミンのブレンドが大部分
の適用のために要求される。
【0035】本発明によれば、HClとの反応により系
において形成した各アミンの塩酸塩の分圧が、初期の水
の凝縮点より上流の気相からそれが析出する分圧を越え
ないように、ブレンド中の各アミンの量を制限するよう
に処理ブレンドを配合する。本発明の他の面は、塩化ア
ンモニウムの蒸気圧を凝縮ゾーンより上流の内部表面上
に塩化アンモニウムが沈澱することができるレベルより
低くするために十分な塩化物と反応させるために十分な
量で、アモニアより大きい塩基度(Kb>1.8×10
exp−5)をもつアミンを含有するように、アミン中
和剤のブレンドを配合することである。アミンが塩化ア
ンモニウムより優先的にアミン塩酸塩を形成するよう
に、アモニアより塩基性であるアミンはアモニアより高
い親和性を塩素に対して有する。塩化アンモニウムの析
出物は、腐食部位でありそしてプラグゲージの操作の問
題を誘発するので、望ましくない。
【0036】選択するアミンは、凝縮物とともに凝縮し
かつ凝縮物中に溶解し、したがって凝縮物により吸収さ
れたHClを中和するために利用可能であるように、水
に近い凝縮および揮発特性を有しかつ水中で可溶性であ
る。その温度/その蒸気/油/水溶解度の分配特性に依
存して、アミンは凝縮ゾーンの1セクターにおいて非常
に有効でありかつ他において有効性が低い。ある系につ
いての図2のpH/温度曲線は、アミンの配合を変化さ
せることによって動かしそして造形することができる。
理想的には、最小のアミン処理速度において系を腐食保
護するために所望のpHの上昇を達成するように、アミ
ン混合物は最適に特別にブレンドすることができる。
【0037】凝縮ゾーンの各セクターにおいて有効かつ
効率よいブレンドのために少なくとも1種のアミンを選
択させることによって、アミンのブレンドを凝縮パター
ンに特別に合致させる。アミンのブレンドの配合を最適
化することによってアミン処理速度を最小にすること
は、処理のコストを減少し、下流ユニットにおける高い
アミン濃度による操作の問題を排除し、そしてアミン塩
酸塩析出物の析出を緩和する。適当なアミンのブレンド
の配合を決定することは、一部分科学でありそして一部
分技術である。アミンのブレンドの候補のが有効である
ことの実験的決定が要求される。
【0038】また、完全には理解されない系において起
こる多数のものがまだ存在する。例えば、アミン中和剤
ブレンドの配合において使用するアミンのあるものの塩
酸塩はそれらに結合した水和水を有することをわれわれ
は観察した。塔における条件に依存して、アミン塩と会
合する水和水の数は変化することができる。アミン塩酸
塩の揮発性は、水和水の数とともに変化する。系の操作
条件下にアミンと会合する水和水は一般に未知であるの
で、塩の析出を回避するための制限的分圧も不明確であ
る。そのうえ、とくに二塩基性アミン、例えば、エチレ
ンジアミンを使用する場合、塩の析出に影響を与えるア
ミン成分の間の相互作用が存在することがある。したが
って、候補のアミンのブレンドを、処理すべき塔システ
ムをシミュレーションするパイロット蒸留ユニットにお
いて試験しなくてはならない。それと異なり、候補の配
合を変更しそして数回試験して最良の処方を決定しなく
てはならないことがあるであろう。そのうえ、引き続い
て系の操作条件および原油の組成が変化する場合、アミ
ンのブレンドの処方を変化させて最適な腐食の抑制を維
持しなくてはならないことがあるようである。候補のア
ミンのブレンドの開発は、処理をコントロールするオー
バーヘッド系の操作のパラメーターを獲得しかつ分析す
ることから開始する。操作圧力、凝縮温度、オーバーヘ
ッドのガス速度、および起こるにおける塩化物、水、ア
モニアおよび非凝縮性ガスの濃度のすべては要求される
データである。これらのパラメーターは直接の測定によ
るか、あるいは普通の手順によるオーバーヘッド系の回
りの簡単な物質のバランスから得ることができる。系に
おいて形成する塩素およびアモニアの大部分は、オーバ
ーヘッド凝縮物収集ドラムの中に集められた凝縮水の相
の中に現れる。したがって、塩化物の速度は簡単な物質
のバランスにより、凝縮速度およびその塩化物およびア
モニアの濃度を知ることによって計算することができ
る。非凝縮性ガスは、通常、凝縮物蓄積ドラムの上部に
おいてベントラインから排出され、そして直接測定され
る。
【0039】塔における水凝縮速度およびpH/塩化物
/腐食速度/温度のプロフィルを獲得しなくてはならな
い。これらのデータは、最も便利には、塔に設置された
オーバーヘッド腐食シミュレーターを使用して、保護す
べき塔から、水の凝縮が開始する場所より上流の便利な
点において取った、すべり流を取り出しそして冷却しす
ることによって得ることができる。
【0040】アミン添加の最小の理論的または化学量論
的速度は、塔を通して流れるHClを化学量論的に中和
するために要求されるアミンのモル当量数/分である。
使用すべき実際のアミン添加速度は1.05〜1.20
×化学量論的速度であり、過剰量を添加して完全な中和
を保証する。凝縮ゾーンより上流の系内部上に塩が析出
するために十分に高い分圧を、形成したアミン塩酸塩の
いずれもが示さないように、要求されるアミンの塩基当
量は適当なアミンの数の間に分布される。この計算の目
的で、保存的であるために、すべてのアミンはそれらの
塩酸塩を定量的に形成すると仮定する。そのうえ、安全
性のそれ以上の限界を提供するために、オーバーヘッド
中の温度が実際の操作温度よりも50°F低下する場合
でさえ、塩の析出が存在しないように、アミンをブレン
ドすることはすぐれた実施である。理想気体の法則を使
用して要求される計算を行うことができる。
【0041】さらに、初期の水の凝縮点より上流の塩化
アンモニウムの析出を排除するために十分な量で、アモ
ニアより大きい塩基性(Kb)をもつアミンが処理され
た系に供給されるように、アミンのブレンドを配合す
る。高いKbのアミン/アモニアのモル比供給速度は少
なくとも1:1であるべきである。アミン塩および塩化
アンモニウムの両者の析出の計算は、固有の不明各度を
有する。したがって、処理された系をシミュレーション
する実験室ユニットにおいて候補のアミンのブレンドの
配合を試験して、候補のアミンのブレンドがpH/温度
曲線を凝縮範囲を横切って腐食安全レベルに適切に上昇
すること、アミンのブレンドが処理される系のために最
適に効率よいこと、および凝縮ゾーンより上流において
アミン塩またはアモニアの析出物が形成しないことを確
証することはすぐれた実施である。
【0042】APS系をシミュレーションするために使
用する実験室ユニットは、20トレー、リボイラー、オ
ーバーヘッドの凝縮器、および凝縮物収集容器を有す
る、小型の連続的蒸留塔である。実験室ユニットは1つ
の大気合計圧で操作されるが、APSはいくつかの大気
圧において作動する。しかしながら、オーバーヘッド系
における成分、ナフサ、HCl、アミン、窒素(非ガス
をシミュレーションするために)、およびアモニアのす
べての分圧は、シミュレーションが有効であるように、
APSにおけるのと同一の比に維持される。処理された
系におけるオーバーヘッドの流れの中のナフサの組成に
合致するナフサを選択する。大部分APSユニットにつ
いて、全範囲のナフサはオーバーヘッドにおけるガスと
合致する適当な被験供給物である。実験室ユニットへの
HCl、水、アモニア、および窒素(非ガスをシミュレ
ーションするために)の供給速度を固定して、APS系
におけるこれらの成分の分圧を二重反復実験する。実験
室ユニットは、塔の中の塩の析出を視的に観察すること
ができるように、透明な材料、例えば、ガラスまたはプ
レクシグラスから作る。
【0043】ユニットを通して動かすことができる腐食
プローブおよび熱電対を準備して、露点より上流の腐食
/温度の曲線を得る。pHプローブを使用して、露点よ
り下の凝縮物のpHを測定する。候補の中和剤のアミン
のブレンドを実験室塔の中に、凝縮ゾーンより上流の便
利な点において、典型的には塔の上部から約5トレーに
注入する。
【0044】典型的な実験を数時間続け、その間にpH
/腐食速度/塔温度のプロフィルを塔における観察され
た水凝縮ゾーンを横切って連続的にモニターする。アミ
ンの供給速度を増加して、初期の水の凝縮点において腐
食安全5.0〜6.0pH範囲にpHをもっていく。ユ
ニットを塩化アンモニウムおよび/またはアミン塩酸塩
の析出について視的に検査する。
【0045】APSユニットにおいて、APSの中への
アミンのブレンドの注入速度をコントロールする普通の
方法は供給速度を減少させて、オーバーヘッドの凝縮ド
ラムの水のサージカラムの中に蓄積する大量の凝縮物の
pHを腐食安全範囲、典型的には5〜6の範囲内に維持
することである。アミンのポンピング速度は手動的に、
あるいは閉じたループの自動化によりコントロールする
ことができる。
【0046】中和剤アミンのブレンドの添加速度をコン
トロールする別の好ましい方法は、オーバーヘッド腐食
シミュレーターの使用を包含する。アミン供給ポンプ速
度の制御装置の設定点を調節して腐食安全pHのプロフ
ィルを維持することによって、OCSのpHおよび/ま
たは腐食速度のプロフィルおよびアミンのブレンドの流
速の増加または減少を周期的に見るオペレーターによ
り、コントロールは手動的に達成することができる。オ
ペレーターは、pHが最低でありかつ腐食の危険が最高
である、初期の水の凝縮点に特別の注意を払うであろ
う。OCSが制御の規格からはずれる場合、いずれかの
点においてpHが低下するか、あるいは腐食速度が上昇
する場合、この系は警告音を発することができる。ある
いは、制御は商業的に入手可能な計装で自動化すること
ができる。周期的にOCSにおけるpHのプロフィルを
走査しそして最低のpHをピックアウトする、スキャナ
ー・ピーク・ピッカー計装を準備することができる。低
いpHの信号は供給ポンプ上のアミン供給速度制御装置
に送られ、この制御装置はそれを設定点と比較する。制
御装置はアミンのポンプ供給速度を調節して、最低のp
Hの点を設定点に維持する。
【0047】アミンのブレンドはオーバーヘッド系の中
に注入するか、あるいはアミンの分解温度より低い任意
の便利な下流の点の中に注入することができる。好まし
くは、アミンのブレンドは凝縮ゾーンからできるだけ遠
く離れた上流に添加して、アミンとHClとの間の蒸気
相の反応が起こる時間を最大にすべきである。APSユ
ニットのための適当な添加点は、ケロシンのストリッパ
ー戻りラインに対してである。アミン中和剤のブレンド
は通常水溶液として、典型的には約50%の水の水溶液
として投与される。
【0048】
【実施例】例1 実験室蒸留ユニットのシミュレーションAPSオーバー
ヘッドにおいて、塩化アンモニウムの析出を誘発した。 流れの成分 モル% 速度 ナフサ(IBP−321F; EP−352F) 66.26 70ml/分 水 33.70 3.62ml/分 非凝縮性物質 0.004 5.35cc/分 水酸化アンモニウム 0.0012 0.028g/分 HCl 0.0012 0.025g/分 水酸化アンモニウムおよびHClの流れの開始直後に、
上部の5トレーにおいて塩の析出が開始した。付着は急
速にオーバーヘッドの凝縮器へ広がった。上部のトレー
がひどく付着しそして塔があふれたので、この実験を7
5分後に停止しなくてはならなかった。400mpyを
超える腐食速度が水の露点の温度より上の位置において
記録された。5mpyより上の腐食速度は過度である。
【0049】例2 実施例1と同一であるが、次のアミンを塔の上部から5
トレーに添加した: アミン 速度、モル/分 MOPA 0.031 MEA 0.021 塔またはオーバーヘッドの凝縮器のいずれにおいても、
固体の塩の析出は観察されなかった。この実験は4時間
後に停止したが、無限に進行させることができた。しか
しながら、水の露点の温度より上に、400mpyを超
える腐食速度が再び記録された。
【0050】例3 実施例1と同一であるが、15分間のみで、上部の塔ト
レーおよび凝縮器の中に塩化アンモニウムの被膜を形成
した。次いで、特別に調製した多アミンのブレンドを導
入した。付着の停止がないばかりでなく、かつまた上部
のトレーおよびオーバーヘッドの凝縮器の中の塩の析出
物は約1時間の期間で消失した。最も有意には、塩の析
出物の消失後に、水の露点より上の腐食速度はわずかに
2mpyに低下した。
【0051】例4 この実施例は1つの計算手順を示し、APSを腐食処理
するためのアミンのブレンドを本発明に従い配合するこ
とができる方法を示す: APS流れ成分 モル/時 オーバーヘッドへのナフサ 5124 水のオーバーヘッド 361 塩化物のオーバーヘッド 0.023 アモニアのオーバーヘッド 0.020 非凝縮性ガスのオーバーヘッド 2.8 合計のオーバーヘッドの流れ 5,488.69 操作条件 合計の圧力 2311mmHg 塔上部の温度 370°F 水の露点の温度 230°F 全体の凝縮温度 110°F 腐食を抑制するために要求されるアミンの当量の初期の
推定値は、塩化物を中和するために要求される理論的量
より10%多い量、1.1×0.023塩化物モル/時
の速度=0.025モル/時のアミンである。
【0052】候補のアミンのブレンドは、MOPA、M
EAおよびモルホリンを含むであろう。各塩酸塩の分圧
が210°F、すなわち、水の露点の温度より20°F
低い安全限界においてその露点/昇華圧力を越えない。
(理想気体の法則をこれらの計算のために適用すること
ができる。)最大のアミン速度は、合計のオーバーヘッ
ドの流速5488.69モル/時×210°Fにおける
アミン塩酸塩の蒸気圧(mmHg)/合計の系の圧力、
2311mmHgである。 ──────────────────────────────────── アミン塩 蒸気圧、 210°F 最大アミン速度 実際のアミン速度 ──────────────────────────────────── MOPA-HCl 0.008mm Hg 0.019 モル/時 0.012 モル/時 MEA-HCl 0.008 0.019 0.012 モルホリン-HCl 0.002 0.005 0.002 合計 0.043 モル/時 0.026
【0053】この計算が示すように、要求される0.0
25モル/時のアミン供給速度が0.012モル/時の
MOPA、0.012モル/時のMEAおよび0.00
2モル/時のモルホリンのブレンドで満たされる場合、
水の露点より高い温度におけるアミン塩酸塩の析出物は
存在しないであろう−−塩の蒸気圧に影響を与える、水
和水とアミン塩との会合または塩の相互作用のための異
常な効果が存在しないと仮定する。塩化物を中和するた
めに要求される速度に合計のアミンの流れを維持しかつ
アミン塩の沈澱の分圧を越えないという拘束の範囲内
で、アミン成分の比を変化させることができる;そして
これは凝縮ゾーンを横切るpHのプロフィルを最適化し
かつ造形するためにしばしば実施される。
【0054】MOPAおよびMEAはアモニアより高い
Kbを有しそして、この場合について、合計のアミンの
0.024モル/時の供給速度はこの系におけるオーバ
ーヘッドに入る塩化物のモル速度を越えるので、塩化ア
ンモニウムが水の露点より上において析出する危険は存
在しない。一般的場合において、アモニアより高いKb
をもつアミンは塩化物と定量的に反応しそして残りの塩
化物は残留塩化物と塩化アンモニウムを形成すると仮定
されるであろう。次いで、塩化アンモニウムの分圧を計
算しそして、図3を使用して、塩化アンモニウムは水の
露点より高い温度において沈澱しないであろうことが評
価されるであろう。
【0055】MOPA、MEAおよびモルホリンの候補
のブレンドを実験室APSシミュレーション試験におい
て試験する。水の凝縮を横切るpHのプロフィルが観測
される。pHのプロフィルがpH5.0以上の腐食安全
範囲内に完全に入るまで、アミンのブレンドの供給速度
を増加させる。塩化物を中和するために要求される理論
的な化学量論的速度とアミンの供給速度を比較して、要
求される過剰のアミン比が合理的であることを決定す
る。実験室塔を検査して、アミン塩の析出物が形成しな
いことを評価する。また、腐食プローブを検査して、腐
食速度が5mpyより低いことを保証する。最後に、任
意の成分の最大のアミンの限界を越えないでブレンド中
のアミンの比を変化させて、最小の合計のアミン供給速
度において要求されるpH曲線を上昇させる、3成分の
混合物についてのアミンのブレンドの比を決定する。
【0056】MOPA、MEAおよびモルホリンの候補
のブレンドを使用して、アミン塩の析出物が水の露点の
ラインより上流の観察される場合、塩酸塩の蒸気圧を使
用して行った計算が析出が起こないことを示す場合でさ
え、アミン塩酸塩の1種または2種以上が系中の条件に
おいてそれと会合する少量の水和水を有し、そして少量
の水和された塩はより多い未水和の塩より有意に低い蒸
気圧を有すると推定される。候補のアミン混合物を追加
のアミン成分と再配合し、そして新しい混合物をAPS
シミュレーション実験室ユニットにおいて試験する。処
理すべきAPS系のために満足すべきアミンのブレンド
を開発する、この方法を反復する。
【0057】
【表1】
【図面の簡単な説明】
【図1】典型的な原油大気圧パイプスチルユニットの簡
素化したプロセスのフローダイヤグラムである。
【図2】凝縮ゾーンの温度/その温度における凝縮した
水のpHのプロットである。曲線Iは未処理系の典型で
ある。曲線IIはアモニアのみで不適切に処理された系
の代表である。曲線IIIはアミン中和剤で適切に処理
された系についてのものである。
【図3】塩化アンモニウムの蒸気圧/温度のグラフであ
る。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 クリストファー ジェイ.マーフィー アメリカ合衆国,テキサス 77478,シュ ガー ランド,ウォーター ローカスト 3319

Claims (8)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 アミンのブレンドを炭化水素、水および
    塩化物からなる凝縮系に供給し、ここで供給速度は、凝
    縮ゾーンの構成材料の有意な腐食が起こるpHより上
    に、水凝縮物のpHを前記凝縮系の凝縮ゾーンのすべて
    の点において維持し、前記凝縮系の水の露点の温度より
    高い前記凝縮系の任意の内部表面上で前記アミンのブレ
    ンド中のいずれかのアミンの塩酸塩も液体または固体と
    して析出することができないように、十分な数の異なる
    アミンを使用して前記アミンのブレンドを配合する、前
    記凝縮系における腐食を防止する方法。
  2. 【請求項2】 アミンのブレンドを炭化水素、水および
    塩化物からなる凝縮系に供給し、ここで供給速度は、凝
    縮ゾーンの構成材料の有意な腐食が起こるpHより上
    に、水凝縮物のpHを前記凝縮系の凝縮ゾーンのすべて
    の点において維持し、各アミンについてその塩酸塩の分
    圧が前記凝縮系の水の露点においてその塩の蒸気−液体
    /平衡圧を越えないように、十分な数の異なるアミンか
    ら前記アミンのブレンドを配合する、前記凝縮系におけ
    る腐食を防止する方法。
  3. 【請求項3】 前記アミンのブレンドがアモニアより高
    いKbをもつ1種または2種以上のアミンを含有し、そ
    して前記凝縮系への前記アミンのブレンドの供給物が、
    前記凝縮系の前記水の露点より高い前記凝縮系中の前記
    内部表面上における固体の塩化アンモニウムの析出物の
    形成を防止するために十分な量で、アモニアより高いK
    bをもつアミンを含有する、請求項1の方法。
  4. 【請求項4】 前記アミンのブレンド中の前記アミンの
    1種または2種以上はアモニアより高いKbを有し、そ
    して前記凝縮系の前記水の露点の温度より高い温度にあ
    る前記凝縮系中の表面上に塩化アンモニウムが凝縮する
    ことができないように、前記凝縮系中の塩化アンモニウ
    ムの分圧を減少するために十分なモル数で、アモニアよ
    り高いKbをもつ前記アミンを前記凝縮系に供給する、
    請求項1の方法。
  5. 【請求項5】 前記凝縮系の凝縮ゾーンを通るpHのプ
    ロフィルが前記凝縮系の構成材料の有意な腐食が起こる
    pHより高くかつアミンの供給速度が最小であるよう
    に、前記アミンのブレンドを前記凝縮系に対して特別に
    配合する、請求項1の方法。
  6. 【請求項6】 オーバーヘッド腐食シミュレーターを使
    用して前記凝縮系の前記凝縮ゾーン中のpH/温度のプ
    ロフィルをモニターして、前記アミンのブレンドの供給
    速度をコントロールする、請求項1の方法。
  7. 【請求項7】 前記凝縮系が原油を生成物の留分に蒸留
    するために使用する大気圧パイプスチルである、請求項
    1の方法。
  8. 【請求項8】 前記凝縮系をシミュレーションする実験
    室ユニットにおいて候補のアミンのブレンドを試験し、
    前記アミン供給速度を増加して水凝縮ゾーンにおけるp
    Hのプロフィルを前記腐食の安全なpHより高く増加
    し、1種または2種以上の成分の前記塩酸塩の析出物が
    水の露点の温度より高い温度において形成するかどうか
    を観察し、そして前記析出物が事実形成する場合、前記
    アミンのブレンド中の成分の数を増加すると同時に、前
    記水の露点より高い温度において前記アミン塩を形成し
    ないで、前記安全なpHの増加が達成されるまで、各成
    分の供給速度を減少することによって、前記アミンのブ
    レンドを決定する、請求項1の方法。
JP6233407A 1993-09-28 1994-09-28 湿り炭化水素凝縮装置における塩化物腐食を抑制するためにアミン配合物を使用する方法 Pending JPH07180073A (ja)

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