JPH07179255A - 切板搬送装置 - Google Patents

切板搬送装置

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Publication number
JPH07179255A
JPH07179255A JP32701393A JP32701393A JPH07179255A JP H07179255 A JPH07179255 A JP H07179255A JP 32701393 A JP32701393 A JP 32701393A JP 32701393 A JP32701393 A JP 32701393A JP H07179255 A JPH07179255 A JP H07179255A
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JP
Japan
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plate
roller
cutting plate
apron
carrier
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Withdrawn
Application number
JP32701393A
Other languages
English (en)
Inventor
Osamu Suetsugu
収 末次
Mamoru Makimoto
守 槇本
Akizo Tokui
彰三 徳井
Yasuhiko Matsuno
康彦 松野
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Nippon Steel Nisshin Co Ltd
Original Assignee
Nisshin Steel Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 プラズマコーティング処理ライン等におい
て、薄肉・軟質のステンレス鋼板等の切板を、変形や表
面疵を生じさせずに、効率よく搬送するための搬送装置
の改良。 【構成】 切板供給装置10と、無端チエン22に設け
られたローラエプロン24を有する切板移載装置20
と、その移載装置20の直下に搬送路の始端部を有する
ローラコンベア装置30と、ローラコンベア装置30の
始端部に板状キャリアCを供給する装置40とを有す
る。供給装置10から送り出される切板Sは、移載装置
20のローラエプロン24に乗り移った後、無端チエン
22の周回駆動によりエプロン24が切板24の下面か
ら退去するに伴い、エプロン24から板状キャリアCに
移し替えられる。切板SはキャリアCに載置された状態
で次工程に向かって搬出される。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、所定のサイズに裁断さ
れた切板の搬送装置、詳しくは、薄肉・軟質のステンレ
ス鋼板のように、変形や表面疵を生じ易い切板を被処理
板材としてプラズマコーティング処理等を行う表面処理
ラインにおいて、切板の変形や表面疵を生じさせること
なく効率よく切板を送給することができる切板搬送装置
に関する。
【0002】
【従来の技術】切板の搬送には、多数のローラを一定間
隔に配置したローラコンベア装置が一般に使用されてい
る。切板の材種やサイズ、および搬送目的等により、そ
のローラとしてシリンダローラやディスクローラ等が使
い分けらている。切板の表面処理工程、例えば、建築物
の壁パネル,柱カバー,エレベータの扉体等の装飾板と
してステンレス鋼板の切板表面にセラミックスの被膜を
プラズマコーティング(スパッタリング等)する成膜工
程は、図10に示すように、切板表面を洗浄する前処理
部p、スパッタリング装置を構成する切板加熱室a,精
密洗浄のためのエッチング室b,スパッタリング室c,
およびスパッタリング成膜を終えた切板を常温に冷却す
る冷却室d等からなり、被処理板材(ステンレス鋼板等
の切板)は、これらの各処理部を順次乗り移りながら所
定の処理が施される。その切板搬送装置は、切板温度の
均一化、切板への安定な通電等の観点より、ディスクロ
ーラタイプのものが主流を占めている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】ディスクローラタイプ
の搬送装置における切板は、その下面に点接触するディ
スクローラに担持されて搬送されるため、薄肉・軟質の
ステンレス鋼板(例えば、厚さ1mm以下)の切板等の
場合はディスクローラの点接触部に沿って折れ疵や線条
疵が生じ易い。殊に、スパッタリングによるセラミック
ス被膜の成膜ラインのように、処理工程の途中で加熱昇
温状態に保持されるラインでは、加熱に伴う軟化のた
め、上記不具合の発生はより顕著となる。しかも、切板
の搬送工程は、鋼帯コイルのように搬送路の始端側のペ
イオフリールから巻き出して終端側の巻取りリールに巻
き取っていく搬送形態と異なって、切板の1枚ずつに、
その先端縁部と後端縁部に自重による曲がり変形(垂
れ)を生じ易く、その変形は、表面処理品質のムラを生
じる原因となるのみらなず、先端縁部の垂れ変形は、前
方のローラとの干渉(衝突)を生じ、切板の円滑な搬送
を阻害する原因ともなる。本発明は、切板の搬送に関す
る上記諸問題を解決することを目的としてなされたもの
である。
【0004】
【課題を解決するための手段】本発明の鋼板搬送装置
は、所定サイズに裁断された切板を1枚ずつ前方に送り
出す切板供給装置10と、切板供給装置10の切板送出
方向と一致する向きをなして切板移送路の両側に対向配
置された一対の無端チエン22、および該無端チエン2
2の略半周を占める領域に回動自在に架設されたローラ
23,23,…群からなるローラエプロン24を有し、
ローラエプロン24は、下部走行路Rl 側において前記
切板供給装置10の切板送出パスラインと一致し、切板
供給装置10から送り出される切板をローラエプロン2
4上に乗り移らせる切板移載装置20と、切板移載装置
20の無端チエン22の下部走行路Rl の直下に、搬送
路の始端部を有すると共に、その始端部のローラ上に板
状キャリアCが供給され、前記移載装置20のローラエ
プロン24から、板状キャリアCに移し替えられる切板
Sを板状キャリアCと共に次工程に向って搬送するロー
ラコンベア装置30と、ローラコンベア装置30の始端
部のローラ上に板状キャリアCを供給するための、該始
端部のローラ間に配置された複数本のローラビーム4
2,42,…と、該ローラビーム42,42,…を、ロ
ーラコンベア装置30のパスラインLpより下方に退去
した位置と、パスラインLpより上方に突出する位置と
に昇降変位させる昇降駆動装置を備えた板状キャリア供
給装置40とからなり、上記切板移載装置20は、切板
供給装置10から送出される切板Sを、無端チエン22
の下部走行路Rl に位置するローラエプロン24に乗り
移らせた後、ロラエプロン24を上部走行路RU 側へ移
行させる無端チエン22の周回運動が、切板供給装置1
0の切板送出操作に連動して反復制御され、上記ローラ
コンベア装置30は、上記ローラエプロン24の上部走
行路RU 側への退去に伴って、ローラエプロン24から
板状キャリアCに切板Sが移し替えられるたびに、板状
キャリアCを搬送路の始端部から次工程へ送り出すコン
ベア運転が反復され、上記板状キャリア供給装置40
は、切板を載せた板状キャリアCがローラコンベア装置
30の始端部から送り出されるたびに、ローラビーム4
2,42,…が、ローラコンベア装置30のパスライン
Lpの下方に退去した位置からパスラインLpの上方に
突出する位置に上昇し、上昇したローラビーム42,4
2,…の表面に沿って板状キャリアCが供給された後、
パスラインLpの下方に退去する昇降駆動が反復され
る、ことを特徴としている。
【0005】
【作用】切板供給装置10から送り出される切板Sは、
板状キャリアCに載置された状態で次工程へ搬送される
ので、ローラコンベア装置30のローラに直接切板Sを
載せて行う従来の搬送形態と異なり、薄肉・軟質の切板
であっても、変形(先端縁部や後端縁部の垂れ変形等)
を生じることがなく、前記図10に示したプラズマコー
ティングラインにおいても、切板Sの伸直平坦な板形状
を維持しながら、加熱室aから冷却室d に到る各処理室
への移行をスムースに行なわせることができる。なお、
切板移載装置20を介して、板状キャリアCに切板Sを
乗り移らせる上記構成に代え、移載装置20を省略し、
切板供給装置10から、板状キャリアCの表面に切板S
を摺接させながら乗り移らせる構成とする場合は、切板
と板状キャリアとの摺接界面の摩擦抵抗のために切板の
スムースな移行が妨げられ、かつ切板に擦過疵が付く等
の不具合を避け得ない。切板移載装置20は、そのよう
なトラブルを完全に解消し、板状キャリアCにに対する
切板Sの乗り移りを円滑に行うことを保証する。
【0006】本発明の搬送装置においては、切板Sを、
切板供給装置10からローラコンベア装置30の始端部
の板状キャリアCに乗り移らせる切板移載装置20の運
転、切板が載置された板状キャリアCを次工程へ送り出
すためのローラコンベア装置30の運転、および搬送路
の始端部に板状キャリアCを供給する板状キャリア供給
装置40の運転を、切板供給装置10の切板送り出しピ
ッチに対応して連動制御することにより、多数枚の切板
を1枚ずつ効率よく順次次工程に送給することができ
る。
【0007】
【実施例】以下、本発明について実施例を示す図面を参
照して説明する。図1〜図3は、本発明の搬送装置の正
面説明図、図4(1)は、図1のI−I矢視図、同図
(2)は、図3のII-II 矢視図、図5は、ローラコンベ
ア装置30の始端部における板状キャリア供給装置40
を示す平面図、図6(1)(2)は、板状キャリア供給
装置40の昇降動作を示す側面図(図5のIII-III 矢視
図)である。
【0008】〔切板供給装置10〕切板供給装置10
は、ローラコンベア11を有し、その切板送出口のロー
ラ111 は駆動モータ(図示せず)に連結されている。
切板Sは、ローラ111 の回転駆動により、前方の切板
移載装置20に向って送り出される。切板供給装置10
は、例えば図10のスパッタリングラインにおいて、切
板加熱室aの前方の前処理部pを含む工程に対応する。
【0009】〔切板移載装置20〕切板移載装置(単に
「移載装置」ともいう)20は、上記切板供給装置10
の切板送り出し方向と一致する向きに配置された上流側
のスプロケット211 と下流側のスプロケット21
2 (スプロケット211 および212 は、図4に示すよ
うに、切板移行路を挟む左右両側に対向配置されてい
る)に、チエン22が無端環状に巻き掛けられ、無端チ
エン22には、周方向の略半分を占める領域にローラ2
3,23,…からなるエプロン24が設けられている。
ローラ23,23,…は、図4に示すように軸棒231
と、その軸棒に回転自在に環装されたディスク232
からなり、軸棒231 の両端を左右の無端チエン22の
リンクに溶接固定されてエプロン24を構成している。
無端チエン22はスプロケットに連結された駆動モータ
(図示せず)による周回運動を、切板供給装置10の切
板送出ピッチに対応して間欠的に反復する。
【0010】切板移載装置20の無端チエン22に形設
されているローラエプロン24は、図1に示すように、
無端チエン22の周回路における下部走行路RL に位置
するとき、切板供給装置10の切板パスラインと一致
し、従って切板供給装置10から送り出される切板S
は、そのままローラエプロン24上を直進(エプロン2
4のローラ23,23,…は転動)し、ローラエプロン
24上に乗り移る。エプロン24を構成するローラ23
は、図示のディスクローラに代え、シリンダローラ(パ
イプローラ)を使用してもむろん差し支えないが、その
軸棒を上記図示のそれと同じように無端チエン22に溶
接等で固定する場合は、シリンダを軸棒に回転自在に取
付けることにより、エプロン24への切板Sの乗り移り
をスムースに行わせることができる。
【0011】図示の例では、ローラエプロン24を構成
するローラ23,23,…の各軸棒231 の両端部付近
に、車輪26を取付けると共に、無端チエン22の周回
路の上下の走行路RU ,RL に沿ってレール27を設
け、レール27上に車輪26を担持させて無端チエン2
2の荷重を支える構成としている(図4)。このように
無端チエン22の荷重を支承する構成とすることは、無
端チエン22の周回動作を円滑に行わせるのに好ましい
ことである。
【0012】〔ローラコンベア装置30〕切板Sを載せ
た板状キャリアCを次工程に送給するローラコンベア装
置30は、その搬送路の始端部が前記切板移載装置20
の直下に配置されている。コンベア装置30のローラ3
1,31,…は、無駆動ローラと、駆動源に連結された
駆動ローラとが適宜の間隔をおいて交互に配置され、駆
動ローラは回転運動とその停止が反復制御される。図は
ローラ31として、軸棒311 とそれに嵌装されたディ
スク312 からなるディスクローラ(図4等)を示して
いるが、シリンダローラ(パイプローラ)でもよい。
【0013】〔板状キャリア供給装置40〕ローラコン
ベア装置30の搬送路の始端部に設置される板状キャリ
ア供給装置40は、図1および図6等に示すように、ロ
ーラ41,41,…を備えた複数本のローラビーム4
2,42,…、およびそのローラビームの昇降動を行わ
せるシリンダ46等を有している。ローラビーム42,
42,…は、適宜の間隔をおいてローラコンベア装置3
0のローラ31,31,…の間隙に配置されている。各
ローラビーム42に設けられているローラ41,41,
…の回転方向はビームの長手方向と同じである。ローラ
ビーム42,42,…は、それと直交する向きに延在す
る桁部材43,43と、その桁部材に架け渡されたされ
た支持ビーム44,44からなるテーブル45上に固定
されている。更に、テーブル45は、昇降駆動用シリン
ダ46が取付けられていると共に、その片側端部に、軸
承部材47が突設され、支持ビーム45と直交する向き
に配置された水平支軸48に、軸承部材47を介して回
動自在に軸承されている。
【0014】上記板状キャリア供給装置40のローラビ
ーム42,42,…はシリンダ46のピストンの進退駆
動制御により、テーブル45と共に水平支軸48を支点
とする傾動運動を行う。図6(1)(2)に、その傾動
制御の様子を示す。図中、Lpは、コンベア装置30の
パスライン(ローラ31,31,…の板状キャリア載置
面レベル)であり、同図(1)は、ローラビーム42の
ローラ41が、パスラインLpより低い位置に降下した
傾動状態(水平支軸48を頂点としてパスラインLpに
対する伏角をなす傾斜姿勢)、同図(2)は、パスライ
ンLpより上方に突出した傾動状態(パスラインLpに
対して仰角をなす傾斜姿勢)を示している。ローラビー
ム42,42,…は、コンベア装置30の始端部の板状
キャリアCが切板Sを載せてそこから搬出されると、パ
スラインLpの下方に位置した図6(1)の傾斜姿勢か
ら、パスラインLpより上方に突出する図6(2)の傾
斜姿勢に駆動制御される。そのローラビーム42,4
2,…に、外部(図の右側)から板状キャリアCを送り
込むと、板状キャリアCはローラビーム42,42,…
の斜面を滑ってライン内に導入される。板状キャリアC
が斜降する向かい側にはストッパ51が設置されてお
り、板状キャリアCはその前端縁部Caがストッパ51
に当接してその位置に停止する。ついで、ローラビーム
42,42,…を図6(1)の傾斜姿勢に戻せば、板状
キャリアCはコンベア装置30のローラ31,31,…
の上に担持された状態となる。
【0015】〔板状キャリアのセンタリング装置50〕
上記のようにローラビーム42,42,…の傾斜面に沿
って板状キャリアCをライン内に導入する際に、ストッ
パ51の位置を、板状キャリアCの板幅サイズに応じて
調節しておけば、板状キャリアCをラインのセンタに一
致した位置に停止させることができる。図7は、板幅サ
イズが大小異なる板状キャリアCが使用される場合に、
その板幅サイズに応じてストッパ51の位置調節を行な
えるようにしたセンタリング装置50の例を示してい
る。同図(1)は側面図(図6のIII-III 矢視方向) 、
同図(2) は平面図である。図中、52はストッパ固定ビ
ームであり、その長手方向の複数個所にストッパ51が
直立して固定されている。53は先端にねじ部531
有するネジ棒である。ねじ棒53は、左右の支持ビーム
54,55に架承され、ねじ部531 にはストッパ固定
ビーム52が螺合されている。支持ビーム55には、ハ
ンドル56、ギアボックス57,58が取付けられ、ギ
アボックス57,58のそれぞれにはウオームギアない
しベベルギアが内蔵され、ギアボックス57と、ギアボ
ックス58はシャフト59を介して連結されている。上
記ハンドル56の正・逆転の回動操作により、ストッパ
固定ビーム52は、ねじ棒53に沿って搬送ラインと直
交する向きに進退移動する。その進退移動を板状キャリ
アCの板幅に応じて調節することにより、ラインセンタ
に対する板状キャリアCの正確な位置合わせが達成され
る。
【0016】〔切板搬送操作〕前記切板供給装置10か
ら、コンベア装置30の始端部の板状キャリアCに切板
Sを移し替えて次工程に送り出す搬送操作は次のように
行われる。まず、切板移載装置30の無端チエン22を
駆動し、図1に示すように、ローラエプロン24を下部
走行路RL 側へ移行させて切板供給装置10の切板パス
ラインと一致させる。ついで切板供給装置10の送り出
しローラ111 を駆動して切板Sを前方に送り出すと、
切板Sはローラエプロン24のローラ表面に沿って前進
走行(エプロン24のローラ23,23,…は転動)
し、エプロン24上に乗り移る。ローラエプロン24上
に切板Sを乗り移らせたうえ、無端チエン22を駆動す
ると、切板Sはローラエプロン24と共に、前進(図の
左方向へ移動)する。
【0017】ローラエプロン24と共に前進する切板の
前方(無端チエン22の下流側スプロケット212
近)には、切板Sの前端縁部Saと向かい合うストッパ
25が、ローラエプロン24のローラ表面に近接して設
置されている。図2に示すように、そのストッパ25に
切板Sの前端縁部Saが当接すると、切板Sはストッパ
25に前進移動を阻まれる。このため、切板Sはその位
置に停止し、ローラエプロン24は、切板Sをそこに残
して切板Sの下面から退去しつつ上部走行路RU側へ移
行する。そのローラエプロン24の移行に伴つて切板S
は後端縁部St 側から、無端チエン22の下部の板状キ
ャリアCに移し替えられる。ローラエプロン24が、切
板Sの下面から上部走行路RU 側へ退去し終わると、図
3に示すように、切板Sはその全体が板状キャリアCに
移し替えられた状態となる。そこで、ローラコンベア装
置30を駆動すると、切板Sを載せた板状キャリアC
は、搬送路の始端部から次工程に向かって搬出される。
切板Sを載せた板状キャリアCが搬送路の始端部から送
り出された後、板状キャリア供給装置40のローラビー
ムの昇降駆動操作(図6)を行って新たな板状キャリア
Cを供給し、上記操作を反復する。こうして、切板供給
装置10から供給される切板Sは一枚ずつ板状キャリア
Cに載置されて次工程に送給される。
【0018】なお、板状キャリア供給装置40につい
て、前記図6では、ローラビーム42を担持するテーブ
ル45の片側端部に軸承部材47を取付け、水平支軸4
8を支点とする傾動操作を行わせる構造を示している
が、これに限定されるわけではなく、軸承部材47およ
び水平支軸48を省略し、水平姿勢のまま昇降動作を行
わせる構造とすることもできる。図8はその例を示して
いる。同図中、前記図6と同一符号を付した部材は、図
6におけるそれと同じ部材である。図示のように、ロー
ラビーム42,42,…はテーブル45上に水平に担持
され、水平姿勢を保持したままシリンダ46のピストン
の進退駆動による昇降動を行う。板状キャリアCは、ロ
ーラビーム42,42,…がパスラインLpより上方に
突出した状態(鎖線図示)において供給され、その前方
縁部Caがストッパ51に当接してそこに停止する。つ
いで、ローラビーム42,42,…をパスラインLpよ
り低い位置(実線図示)に降下させると、板状キャリア
Cは、ローラビームから搬送路のパスラインLp(コン
ベア装置30のローラ31の上面)に乗り移って1サイ
クルの供給操作を終わる。
【0019】また、板状キャリアCのセンタリング装置
50についても、前記図7に示した例に限定されず、図
9に示す構成を有するものを適用することができる。同
図中、前記図7と同一符号を付した部材は、図7におけ
るそれと同じ部材である。このセンタ合わせ装置50
は、ねじ棒53として、その左右両端域に逆ねじ531
と532 がラインセンタに対し対称に形成されたねじ棒
を使用すると共に、ねじ部531 と532 のそれぞれに
ストッパ固定ビーム52,52を螺合させた構成を備え
ている。そのハンドル56の正・逆回動操作により、両
側のストッパ固定ビーム52:52は、ラインセンタに
対する左右対称の位置関係を保ちながら、相互に接近し
または離隔する進退移動を行い、板状キャリアCの左右
の端縁部に当接するストッパ51:51により、ライン
センタに対する板状キャリアの位置合わせが達成され
る。
【0020】
【発明の効果】本発明によれば、切板が薄肉・軟質材で
あっても、変形や表面疵を生じさせずにローラコンベア
による搬送が効率よく行なわれ、例えばセラミックスの
プラズマコーティング等を行う切板表面処理ラインにお
いても、多数枚の切板を一枚ずつ円滑に各処理室を通過
させることができ、切板の表面処理品質や生産性等の向
上安定化等の効果が得られる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の搬送装置の実施例を示す正面図であ
る。
【図2】本発明の搬送装置の切板移載装置から、コンベ
ア装置の始端部の板状キャリアに切板が移し替えられる
途中を示す正面図である。
【図3】本発明の搬送装置の切板移載装置から、コンベ
ア装置の始端部の板状キャリアに切板が移し替えられた
状態を示す正面図である。
【図4】同図(1)は、図1のI−I矢視側面図、同図
(2)は図3のII−II矢視側面図である。
【図5】本発明の搬送装置における板状キャリア供給装
置を示す平面図である。
【図6】本発明の搬送装置における板状キャリア供給装
置の昇降駆動動作を示す側面図である。
【図7】同図(1)は板状キャリア供給装置における板
状キャリアのラインセンタ合わせ装置の例を示す側面
図、同図(2)はその平面図である。
【図8】板状キャリア供給装置の他の例を示す側面図で
ある。
【図9】板状キャリアのラインセンタ合わせ装置の他の
例を示す側面図である。
【図10】切板の表面処理工程の例を模式的に示す図で
ある。
【符号の説明】
10:切板供給装置、11:コンベアローラ、20:切
板移載装置、211 212 :スプロケット、 2
2:無端チエン、23:ローラ、
231 :軸棒、232 :ディスク、
24:ローラエプロン、25:ストッパ、
26:車輪、27:レール、30:ローラコ
ンベア装置、31:ローラ、 3
1 :軸棒、312 :ディスク、40:板状キャリア供
給装置、41:ローラ、 42:
ローラビーム、43:桁部材、
44:支持ビーム、45:テーブル(ローラビーム担
持)、46:昇降駆動用シリンダ、47:軸承部材、
48:水平支軸、50:センタリン
グ装置、51:ストッパ、 52:
ストッパ固定ビーム、53:ねじ棒、
531,532 :ねじ部、54, 55:ねじ棒支承
ビーム、 56:ハンドル、57,58:ギアボッ
クス、S:切板、 C:板状キャリア、 Lp:
切板搬送路のパスライン、
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 松野 康彦 大阪府大阪市此花区桜島2丁目1番171号 日新製鋼株式会社大阪製造所内

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 所定サイズに裁断された切板を1枚ずつ
    前方に送り出す切板供給装置10と、 切板供給装置10の切板送出方向と一致する向きをなし
    て切板移送路の両側に対向配置された一対の無端チエン
    22、および該無端チエン22の略半周を占める領域に
    回動自在に架設されたローラ23,23,…群からなる
    ローラエプロン24を有し、ローラエプロン24は、下
    部走行路Rl 側において前記切板供給装置10の切板送
    出パスラインと一致して切板供給装置10から送り出さ
    れる切板をローラエプロン24上に乗り移らせる切板移
    載装置20と、 切板移載装置20の無端チエン22の下部走行路Rl
    直下に、搬送路の始端部を有すると共に、その始端部の
    ローラ上に板状キャリアCが供給され、前記移載装置2
    0のローラエプロン24から、板状キャリアCに移し替
    えられる切板Sを板状キャリアCと共に次工程に向って
    搬送するローラコンベア装置30と、 ローラコンベア装置30の始端部のローラ上に板状キャ
    リアCを供給するための、該始端部のローラ間に配置さ
    れた複数本のローラビーム42,42,…と、該ローラ
    ビーム42,42,…を、ローラコンベア装置30のパ
    スラインLpより下方に退去した位置と、パスラインL
    pより上方に突出する位置とに昇降変位させる昇降駆動
    装置を備えた板状キャリア供給装置40とからなり、 上記切板移載装置20は、切板供給装置10から送出さ
    れる切板Sを、無端チエン22の下部走行路Rl に位置
    するローラエプロン24に乗り移らせた後、ロラエプロ
    ン24を上部走行路RU 側へ移行させる無端チエン22
    の周回運動が、切板供給装置10の切板送出操作に連動
    して反復制御され、 上記ローラコンベア装置30は、上記ローラエプロン2
    4の上部走行路RU 側への退去に伴って、ローラエプロ
    ン24から板状キャリアCに切板Sが移し替えられるた
    びに、板状キャリアCを搬送路の始端部から次工程へ送
    り出すコンベア運転が反復され、 上記板状キャリア供給装置40は、切板を載せた板状キ
    ャリアCがローラコンベア装置30の始端部から送り出
    されるたびに、ローラビーム42,42,…が、ローラ
    コンベア装置30のパスラインLpの下方に退去した位
    置からパスラインLpの上方に突出する位置に上昇し、
    上昇したローラビーム42,42,…の表面に沿って板
    状キャリアCが供給された後、パスラインLpの下方に
    退去する昇降駆動が反復される、ことを特徴とする切板
    搬送装置。
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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2011022061A (ja) * 2009-07-17 2011-02-03 Toppan Printing Co Ltd 電気泳動用カセット封止材
CN111420821A (zh) * 2020-03-20 2020-07-17 郑建新 一种用于汽车保险杆自动化喷漆用的定位载具结构

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