JPH0717916U - 黒煙除去装置 - Google Patents

黒煙除去装置

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JPH0717916U
JPH0717916U JP4626593U JP4626593U JPH0717916U JP H0717916 U JPH0717916 U JP H0717916U JP 4626593 U JP4626593 U JP 4626593U JP 4626593 U JP4626593 U JP 4626593U JP H0717916 U JPH0717916 U JP H0717916U
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temperature
exhaust gas
filter
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悦郎 北岸
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日野自動車工業株式会社
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 電気ヒータへの通電時間の制御をより適切に
行うことができ、再生時におけるセラミックハニカムフ
ィルタの過熱による寿命低下並びにセラミックハニカム
フィルタの加熱不足による固体微粒子の燃焼不良を防止
し得る黒煙除去装置を提供する。 【構成】 セラミックハニカムフィルタ6内の温度を検
出する複数のフィルタ内温度検出器26a,26b,2
6c,26dと外気温度T0を検出する外気温度検出器
27を設け、セラミックハニカムフィルタ6の再生時に
は、フィルタ内温度検出器26a〜26dで検出した温
度のうちの最高温度と外気温度T0により、セラミック
ハニカムフィルタ6に捕捉された固体微粒子を燃焼させ
るための電気ヒータ7に接続された開閉器9をオン、オ
フし、着火した固体微粒子に燃焼促進用のエアを送る電
動ブロワ21を起動、停止させる。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】
本考案は、黒煙除去装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
自動車の排気ガス中には、煤等の固体微粒子が含まれており、この固体微粒子 を排気ガスから除去するために、従来から黒煙除去装置が用いられている。
【0003】 この種の黒煙除去装置としては、従来、例えば、特願平3−359551号( 特開平5−179930号公報)に記載されたようなものが存在し、これは図2 〜図4に示される。
【0004】 図中、1はエンジン2の排気ガス管3中に、マフラ4よりも排気ガスGの流れ 方向に対し下流側に位置するよう配置された黒煙除去装置本体である。該黒煙除 去装置本体1の円筒ケーシング5内には、図3及び図4に示すようにセラミック ハニカムフィルタ6とセラミックハニカムフィルタ6に捕捉された固体微粒子を 燃焼させる電気ヒータ7が内蔵されている。
【0005】 セラミックハニカムフィルタ6は円筒状をし、その内部には軸方向に向けて形 成され且つ排気ガス入口側が開き排気ガス出口側が閉塞された複数の排気ガス導 通孔6aと排気ガス導通孔6aと交互に配置され且つ排気ガス入口側が閉塞し排 気ガス出口側が開いた複数の排気ガス導通孔6bを備え、排気ガスGは、排気ガ ス導通孔6aと6bを仕切る多孔性の壁6cを排気ガス導通孔6a側から6b側 へ通過し得るようになっており、排気ガスG中の固体微粒子は壁6cに付着し得 るようになっている。又、電気ヒータ7は、電源8及び開閉器9に直列接続され ている。
【0006】 10は排気ガス管3の黒煙除去装置本体1の設置位置よりも下流側に配置され 、エアシリンダ11により開閉するようにした排気バルブ、12はマフラ4と黒 煙除去装置本体1の間の排気ガス管3に接続された排気バイパス管13中に配置 され、エアシリンダ14により開閉するようにした排気バルブであり、エアシリ ンダ11,14には、エアタンク15に貯留されているエアが、エア供給管16 ,17を介して送給し得るようになっている。又、エア供給管16,17の中途 部には、制御弁18,19が設置されている。
【0007】 20は電動ブロワ21で加圧されたエアを送るエア供給管で、該エア供給管2 0は、黒煙除去装置本体1内の電気ヒータ7よりも下流側に挿入され、その先端 開口部20aは、排気ガスGの流れ方向とは逆の方向へ向いている。
【0008】 22は排気ガス管3のマフラ4と黒煙除去装置本体1の間に接続された排気ガ ス圧力検出器であり、該排気ガス圧力検出器22で検出した排気ガス圧力Pは電 気信号として演算制御装置23へ与え得るようになっている。又、24はエンジ ン回転数Nを検出し、電気信号として演算制御装置23へ与えるエンジン回転数 検出器、25はエンジン負荷Fを検出し、電気信号として演算制御装置23へ与 えるエンジン負荷検出器、26a,26b,26c,26dは、図3及び図4に 示すセラミックハニカムフィルタ6の排気ガス導通孔6a又は6b内に挿入され 、セラミックハニカムフィルタ6内の温度Ta,Tb,Tc,Tdを検出し、電気信 号として演算制御装置23へ与え得る、シースド熱電対やサーミスタ等のフィル タ内温度検出器であり、演算制御装置23は、検出した排気ガス圧力P、エンジ ン回転数N、エンジン負荷F、並びに温度Ta,Tb,Tc,Tdのうちの最高温度 に基づいて、開閉器9、制御弁18,19、電動ブロワ21に適宜指令を与え得 るようになっている。
【0009】 黒煙除去装置本体1のセラミックハニカムフィルタ6に煤等の固体微粒子が捕 捉されていない場合には、排気ガス圧力検出器22で検出される排気ガス圧力P は、エンジン回転数N及びエンジン負荷Fから定まる所定の圧力よりも低いため 、演算制御装置23からの指令により開閉器9は開き、電動ブロワ21は停止し ている。又制御弁18,19では図示してないポートが切り換わって、エアタン ク15からのエアによりエアシリンダ11,14が作動し、その結果、排気バル ブ10は開き、排気バルブ12は閉止している。
【0010】 このため、エンジン2からの排気ガスGは、排気ガス管3、マフラ4、排気ガ ス管3を通って黒煙除去装置本体1内へ導入され黒煙除去装置本体1では、セラ ミックハニカムフィルタ6の排気ガス導通孔6a内を流れ、壁6cを通過して排 気ガス導通孔6b内を流れる。而して、排気ガスG中の固体微粒子は、壁6cに より排気ガスGから除去されて壁6cの排気ガス導通孔6a内面に付着する。又 固体微粒子を除去されて清浄になった排気ガスGは、電気ヒータ7の部分を通り 、黒煙除去装置本体1下流の排気ガス管3を通って大気へ放出される。
【0011】 固体微粒子がセラミックハニカムフィルタ6に捕捉され、捕捉された固体微粒 子の厚さが厚くなって来ると、排気ガス圧力検出器22で検出される排気ガス圧 力Pが高くなる。而して、該排気ガス圧力Pが、エンジン回転数N及びエンジン 負荷Fを基に定まる所定の排気ガス圧力よりも高くなると、セラミックハニカム フィルタ6の再生が必要となる。
【0012】 前記排気ガス圧力Pが所定の排気ガス圧力よりも高くなってセラミックハニカ ムフィルタ6の再生が必要となると、演算制御装置23から指令が出力され、制 御弁18,19のスプールが切り換わってエアタンク15からのエアによりエア シリンダ11,14が作動し、その結果、排気バルブ10が閉止し、排気バルブ 12が開く一方、フィルタ内温度検出器26a,26b,26c,26dによっ て検出されたセラミックハニカムフィルタ6内の温度Ta,Tb,Tc,Tdが演算 制御装置23へ入力され、検出された温度Ta,Tb,Tc,Tdのうちの基準とな る最高温度に応じて演算制御装置23から指令が出力され、前記フィルタ内温度 検出器26a〜26dで検出した最高温度が所定の温度よりも低い場合には、開 閉器9が前記フィルタ内温度検出器26a〜26dで検出した最高温度に応じて 定められる一定時間オンになって電気ヒータ7に通電が行われた後、開閉器9が オフになって電気ヒータ7への通電が停止されると共に電動ブロワ21が連続的 に駆動され、又、前記フィルタ内温度検出器26a〜26dで検出した最高温度 が所定の温度範囲にある場合には、前記開閉器9がオフのまま前記電動ブロワ2 1が起動、停止される間歇運転が行われ、更に又、前記フィルタ内温度検出器2 6a〜26dで検出した最高温度が所定の温度を越えた場合には、前記開閉器9 がオフのまま前記電動ブロワ21が完全に停止される。
【0013】 このため、開閉器9がオンとなって電気ヒータ7に通電が行われ、且つ電動ブ ロワ21が駆動されると、電気ヒータ7の発熱によりセラミックハニカムフィル タ6に捕捉されている固体微粒子に火が付き、固体微粒子は、電動ブロワ21に よりエア供給管20を通り先端開口部20aから円筒ケーシング5内に導入され るエアにより燃焼が促進される。
【0014】 又、エンジン2からの排気ガスGは、排気ガス管3を通ってマフラ4へ導入さ れ、マフラ4からマフラ4下流側の排気ガス管3へ導入され、該排気ガス管3に おいて、固体微粒子の燃焼を促進させてセラミックハニカムフィルタ6から排気 ガス導通孔6b及び壁6c並びに排気ガス導通孔6aを経て送出されたエアと合 流し、排気バイパス管13を通り、大気へ排出される。
【0015】 固体微粒子は主として炭素であるため、燃焼により固体微粒子は炭酸ガスとな り、エア供給管20から吹込まれたエアに同伴されて排気ガスGと共に排気され る。
【0016】
【考案が解決しようとする課題】
前述の黒煙除去装置においては、再生時にはセラミックハニカムフィルタ6内 の最高温度によって、電気ヒータ7への通電時間及び電動ブロワ21の運転時間 を調整することにより、セラミックハニカムフィルタ6が異常な高温になること を防止して、セラミックハニカムフィルタ6に亀裂や溶損が生じることを防止し 、又、固体微粒子が燃え残ることをなくすようにしているが、外気温度が高い場 合、セラミックハニカムフィルタ6の加熱時間が長くなりすぎて、セラミックハ ニカムフィルタ6が過熱され寿命低下につながる一方、外気温度が低い場合には 、セラミックハニカムフィルタ6の加熱時間が不足し、固体微粒子の燃焼不良が 起こる可能性があった。
【0017】 本考案は、斯かる実情に鑑み、電気ヒータへの通電時間の制御をより適切に行 うことができ、再生時におけるセラミックハニカムフィルタの過熱による寿命低 下並びにセラミックハニカムフィルタの加熱不足による固体微粒子の燃焼不良を 防止し得る黒煙除去装置を提供しようとするものである。
【0018】
【課題を解決するための手段】
本考案は、エンジンからの排気ガスが送られる排気ガス管の中途部に設置され 、且つ排気ガス中の固体微粒子を捕捉するセラミックハニカムフィルタ及び開閉 器がオンになったら通電されて前記セラミックハニカムフィルタに捕捉された固 体微粒子を燃焼させる電気ヒータが内蔵された黒煙除去装置本体と、前記セラミ ックハニカムフィルタの排気ガス導通孔内に収納されたフィルタ内温度検出器と 、外気温度を検出する外気温度検出器と、前記黒煙除去装置本体の上流側に配設 された排気ガス圧力検出器により検出された排気ガス圧力がエンジン回転数とエ ンジン負荷により定まる所定の圧力を越えた場合には、前記黒煙除去装置本体下 流側の排気ガス管内に配設された排気バルブを閉止させると共に前記黒煙除去装 置本体上流側の排気ガス管から分岐した排気バイパス管内に配設された排気バル ブを開かせる指令を各排気バルブを開閉するアクチュエータに出力し、且つ前記 フィルタ内温度検出器で検出した温度が所定の温度よりも低い場合には、前記開 閉器を前記フィルタ内温度検出器で検出した温度と外気温度に応じて定められる 時間オンにした後オフにすると共に前記固体微粒子の燃焼を促進させるエアを前 記黒煙除去装置本体内に吹込む電動ブロワを連続的に駆動する指令を出力し、前 記フィルタ内温度検出器で検出した温度が所定の温度範囲にある場合には、前記 開閉器をオフにすると共に前記電動ブロワに起動、停止の間歇運転を行うための 指令を出力し、前記フィルタ内温度検出器で検出した温度が所定の温度を越えた 場合には、前記開閉器をオフにすると共に前記電動ブロワを停止させる指令を出 力する演算制御装置を設けてなることを特徴とするものである。
【0019】
【作用】
フィルタ内温度検出器によりセラミックハニカムフィルタ内の温度が検出され て演算制御装置へ入力されると共に、外気温度検出器により外気温度が検出され て演算制御装置へ入力され、フィルタ内温度検出器により検出された温度が予め 定めた所定の温度よりも低い場合は、開閉器は前記フィルタ内温度検出器で検出 した温度と外気温度に応じて定められる時間オンになって電気ヒータには一定時 間通電が行われ、電動ブロワは連続的に駆動されて固体微粒子の燃焼を促進させ るためのエアは連続的に黒煙除去装置本体内に吹込まれ、前記フィルタ内温度検 出器で検出した温度が予め定めた所定の温度範囲にある場合には、開閉器はオフ のままとなって電気ヒータには通電されず、電動ブロワは一定時間間隔で間歇的 に起動、停止が行われ、前記基準となる温度が予め定めた所定の温度よりも高い 場合には、開閉器はオフのままとなり、電動ブロワは停止したままとなる。
【0020】
【実施例】
以下、図面に基づいて本考案の実施例を説明する。
【0021】 図1は本考案の一実施例であって、図中、図2と同一の符号を付した部分は同 一物を表わしており、基本的な構成は図2に示す従来のものと同様であるが、本 実施例の特徴とするところは、図1に示す如く、外気温度T0を検出する外気温 度検出器27を設けて、該外気温度検出器27で検出した外気温度T0を電気信 号として演算制御装置23へ入力するようにした点にある。
【0022】 本実施例の黒煙除去装置においても、黒煙除去装置本体1のセラミックハニカ ムフィルタ6に固体微粒子があまり捕捉されておらず、排気ガス圧力検出器22 で検出される排気ガス圧力Pがエンジン回転数N及びエンジン負荷Fにより定ま る所定の排気ガス圧力よりも低い場合には、演算制御装置23からの指令により 開閉器9は開き、排気バルブ10は開き、排気バルブ12は閉止し、図2に示す 黒煙除去装置と同一の運転が行われる。
【0023】 固体微粒子がセラミックハニカムフィルタ6に捕捉され、排気ガス圧力検出器 22で検出される排気ガス圧力Pがエンジン回転数N及びエンジン負荷Fにより 定まる所定の排ガス圧力よりも高くなると、セラミックハニカムフィルタ6の再 生のために演算制御装置23から指令が出力され、排気バルブ10が閉止し、排 気バルブ12が開く一方、適宜、開閉器9がオンになって電気ヒータ7に通電が 行われ、電動ブロワ21が起動される。
【0024】 このため、図2の装置と同様、開閉器9がオンとなって電気ヒータ7に通電が 行われ、且つ電動ブロワ21が駆動されると、電気ヒータ7の発熱によりセラミ ックハニカムフィルタ6に捕捉されている固体微粒子に火が付き、固体微粒子は 、電動ブロワ21によりエア供給管20を経て先端開口部20aから円筒ケーシ ング5内に導入されるエアにより燃焼が促進される。
【0025】 又、エンジン2からの排気ガスGは、排気ガス管3を通りマフラ4からマフラ 4下流側の排気ガス管3へ導入され、該排気ガス管3において、固体微粒子の燃 焼を促進させセラミックハニカムフィルタ6から排気ガス導通孔6b及び壁6c 並びに排気ガス導通孔6aを経て送出されたエアと合流し、排気バイパス管13 を通り、大気へ排出される。
【0026】 斯かるセラミックハニカムフィルタ6の再生時、本実施例においては、フィル タ内温度検出器26a,26b,26c,26dによりセラミックハニカムフィ ルタ6内の温度Ta,Tb,Tc,Tdが検出されて電気信号として演算制御装置2 3へ入力されると共に、外気温度検出器27により外気温度T0が検出されて演 算制御装置23へ入力され、演算制御装置23では、フィルタ内温度検出器26 a〜26dで検出した温度Ta,Tb,Tc,Tdのうち最も高い温度を基準の温度 とし、且つ外気温度T0が考慮されて以下に述べるような制御が行われる。
【0027】 すなわち、フィルタ内温度検出器26a〜26dで検出した温度Ta,Tb,T c ,Tdのうちの最高温度が800℃以下の場合は、演算制御装置23からの指令 により、開閉器9がtH=230+2.0×(35−T0)−0.325×Tmax. (秒)により定まる通電時間tHだけ閉じて電気ヒータ7の通電が行われ(ただ し、Tmax.はフィルタ内温度検出器26a〜26dで検出された温度Ta,Tb, Tc,Tdのうちの最高の温度、T0は外気温度)、通電時間tHの経過後は開閉器 9はオフとなって電気ヒータ7への通電は停止され、又、同時に電動ブロワ21 は連続的に運転され、エアはエア供給管20から先端開口部20aを経て連続的 に黒煙除去装置本体1の円筒ケーシング5内に吹込まれ、固体微粒子の燃焼が促 進される。
【0028】 フィルタ内温度検出器26a〜26dで検出された温度Ta,Tb,Tc,Tdの うちの最高温度が800℃を越え850℃以下の場合には、演算制御装置23か らの指令により、開閉器9はオフのままであり、電動ブロワ21を例えば6秒間 運転し4秒間停止する間歇運転が行われる。同様に、検出された最高温度が85 0℃を越え900℃以下の場合には、開閉器9はオフのままで、電動ブロワ21 を4秒間運転し、6秒間停止する間歇運転が行われ、最高温度が900℃を越え 930℃以下の場合には、開閉器9はオフのままで、電動ブロワ21を3秒間運 転し17秒間停止する間歇運転が行われる。
【0029】 最高温度が930℃を越えた場合には、開閉器9はオフのままとし、電動ブロ ワ21も完全に停止させる。
【0030】 このように、再生時にはセラミックハニカムフィルタ6内の最高温度Tmax.に 加え外気温度T0を考慮して、電気ヒータ7への通電時間tH及び電動ブロワ21 の運転時間を調整することにより、外気温度が高い場合でも、セラミックハニカ ムフィルタ6の加熱時間が長くなりすぎるようなことはなく、セラミックハニカ ムフィルタ6が過熱されることが防止される一方、外気温度が低い場合でも、セ ラミックハニカムフィルタ6の加熱時間が不足するようなことはなく、固体微粒 子の燃焼不良が防止される。
【0031】 こうして、電気ヒータ7への通電時間tHの制御をより適切に行うことができ 、再生時におけるセラミックハニカムフィルタ6の過熱による寿命低下並びにセ ラミックハニカムフィルタ6の加熱不足による固体微粒子の燃焼不良を防止する ことができる。
【0032】 尚、本考案は前述の実施例に限定されるものではなく、例えば、フィルタ内温 度検出器を複数個配置せずに、セラミックハニカムフィルタの排気ガス導通孔内 の所要箇所に一個だけ配置し、一個のフィルタ内温度検出器で検出した温度を電 気ヒータの通電時間のパラメータとしてもよいこと等、その他、本考案の要旨を 逸脱しない範囲内で種々変更を加え得ることは勿論である。
【0033】
【考案の効果】
本考案の黒煙除去装置によれば、電気ヒータへの通電時間の制御をより適切に 行うことができ、再生時におけるセラミックハニカムフィルタの過熱による寿命 低下並びにセラミックハニカムフィルタの加熱不足による固体微粒子の燃焼不良 を防止し得るという優れた効果を奏し得る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案の黒煙除去装置の一実施例の制御系統図
である。
【図2】従来の黒煙除去装置の一例の制御系統図であ
る。
【図3】従来及び本考案の黒煙除去装置に使用するセラ
ミックハニカムフィルタの正面図である。
【図4】図3のIV−IV方向矢視図である。
【符号の説明】
1 黒煙除去装置本体 2 エンジン 3 排気ガス管 6 セラミックハニカムフィルタ 6a 排気ガス導通孔 6b 排気ガス導通孔 7 電気ヒータ 9 開閉器 10 排気バルブ 11 エアシリンダ(アクチュエータ) 12 排気バルブ 13 排気バイパス管 14 エアシリンダ(アクチュエータ) 21 電動ブロワ 22 排気ガス圧力検出器 23 演算制御装置 26a フィルタ内温度検出器 26b フィルタ内温度検出器 26c フィルタ内温度検出器 26d フィルタ内温度検出器 27 外気温度検出器 G 排気ガス P 排気ガス圧力 N エンジン回転数 F エンジン負荷 Ta フィルタ内温度 Tb フィルタ内温度 Tc フィルタ内温度 Td フィルタ内温度 T0 外気温度

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 エンジンからの排気ガスが送られる排気
    ガス管の中途部に設置され、且つ排気ガス中の固体微粒
    子を捕捉するセラミックハニカムフィルタ及び開閉器が
    オンになったら通電されて前記セラミックハニカムフィ
    ルタに捕捉された固体微粒子を燃焼させる電気ヒータが
    内蔵された黒煙除去装置本体と、前記セラミックハニカ
    ムフィルタの排気ガス導通孔内に収納されたフィルタ内
    温度検出器と、外気温度を検出する外気温度検出器と、
    前記黒煙除去装置本体の上流側に配設された排気ガス圧
    力検出器により検出された排気ガス圧力がエンジン回転
    数とエンジン負荷により定まる所定の圧力を越えた場合
    には、前記黒煙除去装置本体下流側の排気ガス管内に配
    設された排気バルブを閉止させると共に前記黒煙除去装
    置本体上流側の排気ガス管から分岐した排気バイパス管
    内に配設された排気バルブを開かせる指令を各排気バル
    ブを開閉するアクチュエータに出力し、且つ前記フィル
    タ内温度検出器で検出した温度が所定の温度よりも低い
    場合には、前記開閉器を前記フィルタ内温度検出器で検
    出した温度と外気温度に応じて定められる時間オンにし
    た後オフにすると共に前記固体微粒子の燃焼を促進させ
    るエアを前記黒煙除去装置本体内に吹込む電動ブロワを
    連続的に駆動する指令を出力し、前記フィルタ内温度検
    出器で検出した温度が所定の温度範囲にある場合には、
    前記開閉器をオフにすると共に前記電動ブロワに起動、
    停止の間歇運転を行うための指令を出力し、前記フィル
    タ内温度検出器で検出した温度が所定の温度を越えた場
    合には、前記開閉器をオフにすると共に前記電動ブロワ
    を停止させる指令を出力する演算制御装置を設けてなる
    ことを特徴とする黒煙除去装置。
JP4626593U 1993-08-25 1993-08-25 黒煙除去装置 Pending JPH0717916U (ja)

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR101664687B1 (ko) * 2015-05-12 2016-10-10 현대자동차주식회사 배기가스 후처리장치용 냉각팬 제어 장치 및 방법

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