JPH0712656Y2 - ディーゼルエンジンの排気浄化装置 - Google Patents

ディーゼルエンジンの排気浄化装置

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JPH0712656Y2
JPH0712656Y2 JP9828390U JP9828390U JPH0712656Y2 JP H0712656 Y2 JPH0712656 Y2 JP H0712656Y2 JP 9828390 U JP9828390 U JP 9828390U JP 9828390 U JP9828390 U JP 9828390U JP H0712656 Y2 JPH0712656 Y2 JP H0712656Y2
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利栄 蛭田
育朗 野津
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UD Trucks Corp
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Description

【考案の詳細な説明】 (産業上の利用分野) この考案はディーゼルエンジンの排気浄化装置の改良に
関する。
(従来の技術) ディーゼルエンジンにあっては、排気中に含まれるパー
ティキュレイト(カーボン微粒子)を除去清浄化するた
め、排気通路にパーティキュレイトのトラップフィルタ
を設け、その捕集パーティキュレイトを定期的に再燃焼
処理してフィルタを再生することがよく知られている
(実開昭59-152120号公報参照)。
このうち、トラップフィルタの再生手段として第6図に
示すように、フィルタ20外周全体を均一に囲って加熱す
る電気ヒータ10(外周ヒータ)と、フィルタ20上流の排
気通路21を開閉するシャッタ6と、トラップフィルタ20
の入口部に助燃エアを供給するノズル4と、フィルタ20
前面側で助燃エアを加熱する電気ヒータ7(中心ヒー
タ)を設けたものがある。
なお、9は外周ヒータ10の、8は中心ヒータ7のON-OFF
リレー、3はシャッタアクチュエータ5に圧縮エアと大
気を選択的に供給する電磁弁、1はノズル4のエア回路
を開閉する電磁弁、2は助燃エアの流量制御弁、また11
はフィルタの再生開始入力により所定時間だけ、ヒータ
7、10を作動させると同時にシャッタ6を閉じてノズル
4から助燃エアを供給するようにヒータON-OFFリレー
8、9及び電磁弁1、3の作動を制御する電子制御ユニ
ットを示す。
(考案が解決しようとする課題) ところで、このような従来装置にあってはトラップフィ
ルタ20の再生時、第7図で示すように捕集パーティキュ
レイトの燃焼処理の進行に伴ってフィルタ20のピーク温
度が前端から後端側へと移動するが、このとき例えばa
点での捕集パーティキュレイトの燃焼処理の際に発生し
た熱量は後方へ伝熱され、b点やc点を高温化させる。
そのため、助燃エアの供給量が多すぎると、まだa点で
の燃焼処理がすまないうちにb点やc点でも捕集パーテ
ィキュレイトが異常燃焼を起こし、フィルタ20が許容温
度以上となり、溶損するという結果を招く。なお、a〜
bはフィルタ20中心部で長さ方向に沿って等間隔に設定
した温度の測定点を示す。
したがって助燃エアの供給量は流量制御弁2により異常
燃焼を起こさせない程度に設定せざるを得ず、そのため
再生時間が長くかかるという問題点があった。
この考案はこのような問題点を解決することを目的とす
る。
(課題を解決するための手段) そのため、この考案はエンジン排気通路にパーティキュ
レイトのトラップフィルタを介装し、その捕集パーティ
キュレイトを再燃焼処理するフィルタ再生手段を設けた
ディーゼルエンジンの排気浄化装置において、フィルタ
再生手段として、フィルタ外周全体を囲んで加熱する電
気ヒータを備え、電気ヒータをフィルタの長さ方向で複
数個に分割すると共に、フィルタ全体を予備加熱した後
に下流側から順次、さらに昇温させるように電気ヒータ
の各部の作動を制御するヒータ制御手段を設ける。
(作用) これによると、フィルタは後端側から順次、再生処理さ
れ、捕集パーティキュレイトの燃焼熱は可燃物のない後
方へ排出される。そのため、異常燃焼を起こすことがな
く、したがって従来よりも多くの助燃エアを供給するこ
とが可能となる。つまり、再生時間の短縮化が図れる。
(実施例) 第1図において、20はエンジン排気通路21に介装したパ
ーティキュレイトのトラップフィルタ、6はフィルタ20
上流側の排気通路21を開閉するシャッタ、4はトラップ
フィルタ20の入口部に助燃エアを供給するノズルで、ま
た3はシャッタアクチュエータ5に圧縮エアと大気圧を
選択的に供給する電磁弁、1はノズル4のエア回路を開
閉する電磁弁、2は助燃エアの流量制御弁を示す。
トラップフィルタ20には外周全体を均一に囲って加熱す
る電気ヒータ10(外周モータ)と、フィルタ20前面側で
助燃エアを加熱する電気ヒータ7(中心ヒータ)が設け
られる。
この場合、外周ヒータ10はフィルタ20の長さ方向に沿っ
て4分割され、またフィルタ20内部にはこれらの外周ヒ
ータ各分部10A〜10Dに対応するフィルタ領域A〜Dの中
心温度を検出する温度センサt1〜t4が配設される。21は
外周ヒータ各部10A〜10DのON-OFFリレー、8は中心ヒー
タ7のON-OFFリレーを示す。
フィルタ20の再生動作を制御する電子制御ユニット22は
第2図で示すように、制御方法のプログラムと制御に必
要な各種の温度値を設定したROM23と、ROM23からの指令
にしたがって各温度センサt1〜t4の検出信号に基づいて
フィルタ20全体を予備加熱した後にフィルタ20を後端側
から順次、再生温度に昇温させるように外周ヒータ各部
10A〜10Dの作動を制御するヒータ制御手段24と、同じく
外周ヒータ10の作動部位に対応するフィルタ領域A〜D
の温度を所定の再生温度に保つように助燃エアの供給を
制御する助燃エア制御手段25と、予め設定した再生時間
をカウントするタイマ手段26〜28と、フィルタ20の再生
開始などを入力するキーボート29などから構成される。
30は電磁弁1と3のON-OFFリレー、31は温度センサt1
t4の信号交換手段を示す。
第3図はフィルタ20の再生動作を説明するフローチャー
トで、電子制御ユニット22のキーボート操作によってフ
ィルタ再生開始が入力されると、シャッタ6を閉じてノ
ズル4から助燃エアの供給を開始すると同時に、外周ヒ
ータ10全体と中心ヒータ7を作動させてタイマ手段26〜
27を起動する(ステップ1〜6)。
これにより、フィルタ20全体の温度が上昇し、ROM23か
ら読み出した予備加熱温度と各温度センサt1〜t4の検出
温度を比較して、フィルタ全体の温度が予備加熱温度に
達したらフィルタ20の予備加熱の終了を判定する(ステ
ップ8)。
ステップ10ではフィルタ20後端部のヒータ部分10Dのみ
を再生温度に昇温させて、他のヒータ部分10A〜10Cの温
度は所定の予備加熱温度に凍結する。これにより、フィ
ルタ領域Dの温度が上昇して、この部分に堆積した捕集
パーティキュレイトが燃焼し始めるのであり、このとき
ROM23から読み出した再生温度と温度センサt1の検出温
度に基づいてフィルタ領域Dの温度を所定の再生温度に
保つように助燃エアの供給を制御する。例えば、パーテ
ィキュレイト燃焼温度が再生温度以上になると電磁弁1
を閉じて助燃エアの供給を停止し、これによって燃焼が
抑制されてフィルタ温度が低下すると再び電磁弁1を開
いて助燃エアを供給する。
やがてフィルタ領域Dではパーティキュレイトが燃え尽
きると、フィルタ温度は次第に低下する。
温度センサt1の検出温度がROM23から読み出した可燃温
度h1以下に低下したときに次のヒータ部分10Cを再生温
度に昇温させ、フィルタ領域Cの温度をステップ10と同
様に制御すると共に、フィルタ領域Dの温度が低下し
て、ROM23から読み出した所定温度h2以下になると、ヒ
ータ部分10Dの作動を停止する(2ステップ11〜15)。
そして、同様の制御によりフィルタ領域CからB、Bか
らCへと再生処理を進行させ、タイマ手段26〜28のタイ
ムアップ(第4図のサブルーチン)によりフィルタ20の
再生動作を終了する(ステップ16〜26)。
第5図は外周ヒータ各部10A〜10Dの温度変化と、これら
に対応するフィルタ領域A〜Dの温度変化を示す特性図
である。
このような構成により、フィルタ20を後端側から順次、
再生処理するようにしたので、パーティキュレイトの燃
焼熱はフィルタ20に蓄熱されずに可燃物のない後方へ排
出される。そのため、異常燃焼を起こすことがなく、し
たがって従来よりも多くの助燃エアを供給することが可
能となり、再生時間の短縮化などが図れる。
(考案の効果) 以上要するにこの考案によれば、エンジン排気通路にパ
ーティキュレイトのトラップフィルタを介装し、その捕
集パーティキュレイトを再燃焼処理するフィルタ再生手
段を設けたディーゼルエンジンの排気浄化装置におい
て、フィルタ再生手段として、フィルタ外周全体を囲ん
で加熱する電気ヒータを備え、電気ヒータをフィルタの
長さ方向で複数個に分割すると共に、フィルタ全体を予
備加熱した後に下流側から順次、さらに昇温させるよう
に電気ヒータの各部の作動を制御するヒータ制御手段を
設けたので、フィルタを後端側から効率よく再生処理す
ることができ、助燃エアの供給量を増加して再生時間の
短縮化などを図ることが可能となるという効果が得られ
る。
【図面の簡単な説明】
第1図はこの考案の実施例を示す構成図、第2図は同じ
く電子制御ユニット内のブロック図、第3図、第4図は
同じく再生動作を説明するフローチャート、第5図はヒ
ータとフィルタの温度変化の推移を説明する特性図、第
6図は従来技術の構成図、第7図はそのフィルタの温度
変化の推移を説明する特性図である。 1……助燃エア制御用の電磁弁、3……シャッタ制御用
の電磁弁、4……助燃エアノズル、6……シャッタ、10
A〜10D……外周ヒータ部分、20……トラップフィルタ、
22……電子制御ユニット、t1〜t4……温度センサ。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】エンジン排気通路にパーティキュレイトの
    トラップフィルタを介装し、その捕集パーティキュレイ
    トを再燃焼処理するフィルタ再生手段を設けたディーゼ
    ルエンジンの排気浄化装置において、フィルタ再生手段
    として、フィルタ外周全体を囲んで加熱する電気ヒータ
    を備え、電気ヒータをフィルタの長さ方向で複数個に分
    割すると共に、フィルタ全体を予備加熱した後に下流側
    から順次、さらに昇温させるように電気ヒータの各部の
    作動を制御するヒータ制御手段を設けたことを特徴とす
    るディーゼルエンジンの排気浄化装置。
JP9828390U 1990-09-19 1990-09-19 ディーゼルエンジンの排気浄化装置 Expired - Fee Related JPH0712656Y2 (ja)

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