JPH0717910U - 車両用エンジンのオイルパン装置 - Google Patents

車両用エンジンのオイルパン装置

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JPH0717910U
JPH0717910U JP4668793U JP4668793U JPH0717910U JP H0717910 U JPH0717910 U JP H0717910U JP 4668793 U JP4668793 U JP 4668793U JP 4668793 U JP4668793 U JP 4668793U JP H0717910 U JPH0717910 U JP H0717910U
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JP
Japan
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oil pan
propeller shaft
oil
seal type
holes
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JP4668793U
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Inventor
清司 寺下
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Kubota Corp
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Kubota Corp
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  • Lubrication Details And Ventilation Of Internal Combustion Engines (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】 オイルパン2の必要容積を確保し、トラクタ
ーの最低地上高さを確保し、潤滑オイルの交換に伴うド
レン作業の煩雑さを解消する。 【構成】 車両Aのトランスミッションケースを介して
駆動力取出部11からプロペラシャフト13を前輪の動
力伝達部15へと前後に走らせる。エンジン1のオイル
パン2の前後の側壁にプロペラシャフト13の貫通孔2
a・2bをあけ、この貫通孔2a・2bにプロペラシャ
フト13を挿通しする。この貫通孔2a・2bを前後一
対のオイルシール型軸支具20で閉止するとともに、こ
の一対のオイルシール型軸支具20・20でプロペラシ
ャフト13を軸支する。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】
この考案は、車両用エンジンのオイルパン装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
例えば、トラクター等のような四輪駆動式車両では、図3に示すように、エン ジン1の動力をトランスミッション3を介して後部動力伝達部4へ伝達して、後 輪5を駆動回転させるとともに、プロペラシャフト13を後部動力伝達部4から オイルパン配置部を貫通させて前輪の動力伝達部15へ駆動力を伝達して前輪6 を駆動回転させるように構成されている。ここで符号10は、オイルパン装置で あり、このオイルパン装置10は、プロペラシャフト13とオイルパン2との干 渉を回避するため、従来より図4に示すように、オイルパン2の底壁を縦断正面 視で逆U字状に凹ませて、この凹部にプロペラシャフト13を前後に走らせて架 設してある。なお、図4中の符号2dはドレン用プラグ、17はオイルストレー ナである。
【0003】
【考案が解決しようとする課題】
しかし、上記従来技術では、オイルパン2の底壁を凹ませているので、以下の ような不都合が生ずる。 オイルパン2の容積は凹ませた分だけ小さくなり、十分な潤滑油量を確保 することができない。このため、早期にオイル劣化が進み、頻繁にオイル交換を する必要がある。 十分な潤滑油量を確保するには、オイルパン2を深くしてその必要容積を 確保する必要があるが、オイルパン2を深くすると、オイルパン2がトラクター の車台4よりも大きく下がってしまい、トラクターの最低地上高さを確保するこ とができなくなる。、また、オイルパン2を深くした分だけエンジンを高くする と、トラクターの前方視界が悪くなる。 また、上記のようにオイルパン2を凹ませると、各凹部にドレン用プラグ 2dをそれぞれ(2個)設けねばならず、潤滑オイルの交換に伴うドレン作業が 煩わしくなる。 本考案はこのような事情を考慮してなされたもので、上記不都合を解消するこ とを技術課題とする。
【0004】
【課題を解決するための手段】
本考案は上記課題を解決するものとして、以下のように構成される。 即ち、車両Aのトランスミッション3の駆動力取出部11からエンジン1のオ イルパン配置部を貫通させてプロペラシャフト13を動力伝達部15へと走らせ て構成した車両用エンジンのオイルパン装置において、 エンジン1のオイルパン2の前後の側壁にプロペラシャフト13の貫通孔2a ・2bをあけ、この貫通孔2a・2bにプロペラシャフト13を挿通し、この貫 通孔2a・2bをオイルシール型軸支具20・20で閉止するとともに、このオ イルシール型軸支具20・20でプロペラシャフト13を軸支したことを特徴と するものである。
【0005】
【考案の作用】
本考案のオイルパン装置においては、プロペラシャフト13はオイルパン2を 貫通して、オイルパン2の前後の肉壁の貫通孔2a・2bに装着したオイルシー ル型軸支具20で軸支される。つまり、本考案によれば、オイルパン2の底壁を 凹ませる必要がない。
【0006】
【考案の効果】
本考案は上記のように構成され、以下のような効果を奏する。 オイルパンの容積は、プロペラシャフトを挿通した分だけ小さくなるが、 オイルパンの底壁を凹ませる必要がないので、十分な潤滑油量を確保することが できる。これにより、早期に潤滑オイルが劣化するのを解消できる。 オイルパンの底壁を凹ませる必要がないので、必要な潤滑油量を確保でき る。これにより、トラクターの前方視界の低下を防止しつつ、最低地上高さを確 保することができる。 オイルパンを凹ませる必要がないので、ドレン用プラグを1個設ければ足 りる。これにより、オイル交換に伴うドレン作業の煩わしさを解消できる。
【0007】
【実施例】
以下本考案の実施例を図面に基づいてさらに詳しく説明する。図1は本考案の 実施例に係るオイルパン装置の要部縦断面図、図3は本考案のオイルパン装置を 適用し得るトラクターの概要図である。 このトラクターAは、図3に示すように、エンジン1の動力をトランスミッシ ョン3を介して後部動力伝達部4へ伝達して、後輪5を駆動回転させるとともに 、後部動力伝達部4からオイルパン装置10を介して前輪の動力伝達部15へ駆 動力を伝達して、前輪6を駆動回転させるように構成されている。なお、図3中 の符号7は走行ハンドル、8はトランスミッション操作ハンドル、9は運転座席 である。
【0008】 上記オイルパン装置10は、後部動力伝達部4の駆動力取出部11からプロペ ラシャフト13を前輪の動力伝達部15へと前後に走らせて駆動力を伝達するよ うに構成されている。なお、符号12は伝動連結具である。このプロペラシャフ ト13は、エンジン1のオイルパン2に貫通させ、図1(A)に示すように、この プロペラシャフト13を前後一対のオイルシール型軸支具20・20で軸支して 構成されている。即ち、上記オイルパン2の前後の側壁には貫通孔2a・2bを あけ、この貫通孔2a・2bにプロペラシャフト13を挿通してある。
【0009】 上記オイルシール型軸支具20は、図1(A)(B)で示すように、べアリング2 1と、オイルシール22とを有し、かつ、冷却水Wの導入・導出ポート23を一 体に形成した軸支カバー本体28とから成り、上記オイルパン2の前後の側壁の 貫通孔2a・2bを上記軸支カバー本体28で外側から閉止して固定ボルト29 で固定し、これらの一対のオイルシール型軸支具20・20でプロペラシャフト 13を軸支するように構成されている。なお、図1(B)中の符号25はポート連 通口、26はポート用シールである。
【0010】 上記プロペラシャフト13の内部には冷却液Wを流通させる冷却液通路14が 形成され、この冷却液通路14は、上記オイルシール型軸支具20の導入・導出 ポート23と連通孔24で連通されている。即ち、この実施例のようにプロペラ シャフト13の内部に冷却液Wを流通させる場合には、潤滑オイルを冷却してオ イル劣化を防止することができる。
【0011】 図2(A)(B)は、それぞれオイルシール型軸支具20の変形例を示す縦断面図 である。図2(A)の実施例においては、オイルパンの前後の側壁にボス部2c を外向きに突設して、このボス部2cに貫通孔2aがあけられている。 このオイルシール型軸支具20は、上記実施例と同様のべアリング21と、オ イルシール22とを有し、上記導入・導出ポート23を有しない軸支カバー本体 28aとから成り、上記貫通孔2a・2bを上記軸支カバー本体28aで外側か ら閉止して固定ボルト29で固定し、これらの一対のオイルシール型軸支具20 ・20でプロペラシャフト13を軸支するように構成されている。
【0012】 図2(B)の実施例においては、オイルパンの前後の側壁にボス部2cを形成し 、このボス部2cに貫通孔2aをあけ、かつ、べアリング21と、オイルシール 22とを内嵌し、外側から軸支カバー28bで閉止してビス27で固定してプロ ペラシャフト13を軸支するように構成されている。
【0013】 なお、上記実施例では、トラクターについて例示したが、車両用に広く適用出 来る。また。上記実施例では後部動力伝達部4に駆動力取出部11を設け、この 駆動力取出部11からプロペラシャフト13を前輪の動力伝達部15へと前後に 走らせるものについて例示したが、例えば、トランスミッション3に直接駆動力 取出部11を設けてもよいし、オイルパン2を貫通するプロペラシャフト13で 後輪を駆動するようにしてもよい。さらに、オイルシール型軸支具20の形態に ついても、適宜変更を加えて実施し得ることは、多言を要しない。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案の実施例に係るオイルパン装置の要部縦
断面図である。
【図2】図2(A)(B)は、それぞれオイルシール型
軸支具の変形例を示す縦断面図である。
【図3】本考案のオイルパン装置を適用し得るトラクタ
ーの概要図である。
【図4】従来例に係るエンジンの要部縦断面図である。
【符号の説明】
A…車両(トラクター)、 1…エンジン、2…
オイルパン、 2a・2b…プロペラシャフトの
貫通孔、3…トランスミッション、 10…オイルパ
ン装置、11…駆動力取出部、 13…プロペ
ラシャフト、15…前輪の動力伝達部、 20…オ
イルシール型軸支具。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 車両(A)のトランスミッション(3)の駆
    動力取出部(11)からエンジン(1)のオイルパン配置部を
    貫通させてプロペラシャフト(13)を動力伝達部(15)へと
    走らせて構成した車両用エンジンのオイルパン装置にお
    いて、 エンジン(1)のオイルパン(2)の前後の側壁にプロペラ
    シャフト(13)の貫通孔(2a)・(2b)をあけ、この貫通孔(2
    a)・(2b)にプロペラシャフト(13)を挿通し、この貫通孔
    (2a)・(2b)をオイルシール型軸支具(20)・(20)で閉止す
    るとともに、このオイルシール型軸支具(20)・(20)でプ
    ロペラシャフト(13)を軸支したことを特徴とする車両用
    エンジンのオイルパン装置。
JP4668793U 1993-08-27 1993-08-27 車両用エンジンのオイルパン装置 Pending JPH0717910U (ja)

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JP4668793U JPH0717910U (ja) 1993-08-27 1993-08-27 車両用エンジンのオイルパン装置

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