JPH0717899Y2 - 押ボタン式電磁弁 - Google Patents

押ボタン式電磁弁

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JPH0717899Y2
JPH0717899Y2 JP1987118568U JP11856887U JPH0717899Y2 JP H0717899 Y2 JPH0717899 Y2 JP H0717899Y2 JP 1987118568 U JP1987118568 U JP 1987118568U JP 11856887 U JP11856887 U JP 11856887U JP H0717899 Y2 JPH0717899 Y2 JP H0717899Y2
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JP
Japan
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solenoid valve
valve
push
stroke
push button
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JP1987118568U
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JPS6424783U (ja
Inventor
大介 松尾
Original Assignee
神菱電機製造株式会社
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Description

【考案の詳細な説明】 [産業上の利用分野] 本考案は押ボタンによるプッシュプッシュ操作で直動式
に開閉するメイン弁とパイロット弁、及び電磁弁を備え
たガスバルブ、特に押ボタン式電磁弁に関する。
[従来の技術] 押ボタン等の押動操作部により押棒(弁棒)を操作して
メイン弁、パイロット弁、及び安全弁(電磁弁)を押開
き、電磁力にて安全弁を吸着保持するようにしたガスバ
ルブは、例えば実開昭55-54775号公報、及び実開昭58-4
2471号公報等において従来から一般に知られている。
[考案が解決しようとする課題] このような従来の装置は、安全弁を電磁石の吸着力と押
棒の押力により開弁又は開弁保持させるものであるが、
開弁ストロークは100%押棒の押力にて行うものである
から電磁石の吸着面に強制的な押力が全面的に作用す
る。従ってこの強制的な押力の影響で吸着面に異常を来
しシヨック外れ等の不具合いを生じ、又精度が維持され
ない為正確且つ安定した作動が得られないといった問題
点を有していた。
又開弁動作電圧も不安定となり、さらには電磁力100%
で吸着開弁させるプランジャ型電磁弁では供給電流が大
きく、従って巻線コイルも大きいものが必要となる。
本考案は、従来の技術の有するこのような問題点に鑑み
てなされたものであり、その目的とするところは、電磁
弁の開弁ストロークを、押棒の強制押力を100%利用し
ないようにして一部を強制押力で、残りを供給電流で作
動させるようにして正確で安定した動作が得られ、小電
力で小型化が図れ、而もコスト的にも有利な押ボタン式
電磁弁を提供しようとするものである。
[問題を解決するための手段] 上記目的を達成するために本考案における押ボタン式電
磁弁は、プッシュプッシュ式に操作される押ボタン1
と、この押ボタンの押入で弁棒2が押されて開弁するに
ガス出口6側部位に設けられたメイン弁3、パイロット
弁4及び安全弁としての電磁弁5を直列に備えた押ボタ
ン式電磁弁において、前記電磁弁5をヨーク8に対する
プランジャー9に直結してガス入口7側部位に設けると
ともに、少なくとも、全ストロークより小さい距離を押
動する押ボタン1の強制押力によるストロークと、電磁
装置10の電磁力によるストロークとの和で行うように電
磁弁の開弁ストロークの割合いを規制し、且つ電磁弁の
吸着保持を電流制御で行うようにしてなるものである。
また、電磁弁5の開弁ストロークにおいて、押ボタンの
強制押力によるストロークと電磁力によるストロークの
割合いを、9:1程度に設定することが好ましい。
[実施例] 本考案の好ましい実施例を参照して説明する。
第1図に示すように、押ボタン1にはプッシュ機構(図
示省略)を有し、この機構により押ボタン1を1回押す
と第2図の動作チャートに示す如く最深部の点火位置c
まで押入され、手を放すと中間位置の燃焼位置bに復帰
してその位置が保持され、さらにこれによりもう一度押
して手を放すと元の位置まで押し戻されて消化位置aと
なる。
20は弁ケース本体であり、この中にメイン弁3と弁棒2
を一体にして収め、ばね14により閉弁方向の弾力を附勢
する。
電磁装置10はボビン15に巻線コイル13を設け、中心縦孔
にヨーク8を固定し、これに対向して進退移動するよう
にプランジャー9を設ける。電磁弁5はプランジャー9
に連結されるように一体的に取付けられ、ばね16により
閉弁方向の弾力を附勢する。
電磁弁5は弁棒2により押し開かれるが、その開弁スト
ロークは、少なくとも全ストロークより小さい距離を押
ボタン1による強制押力で行い、残りを電磁装置10の供
給電力による電磁力との和で行うように開弁ストローク
の割合いを、9=1、つまり強制押力90%程度、供給電
力10%程度に設定する。
[作用] 第1図は始動前の全閉状態を示しており、この状態から
押ボタン1を最深部の点火位置cまで一気に押す。する
と、点火及び電磁弁駆動用のマイクロスイッチ11と弁棒
2が同時に押されて弁棒端で電磁弁5を押開くととも
に、スイッチオンとなる。このスイッチオンにより電磁
装置10に電流が供給されるため、プランジャー9の電磁
力にて電磁弁5は開弁する。また弁棒2の押動によりメ
イン弁3とパイロット弁4が開き、ガス出口6及びパイ
ロット出口12からガスが流出してガスが点火される。
押ボタン1から手を離し押入を解除すると押ボタン1は
燃焼位置bに復帰してその位置が保持される。燃焼位置
ではパイロット弁4は閉となりパイロッガスは消化す
る。
電磁弁5は炎検知回路により炎の存在を検知し開弁保持
の状態が維持される。
燃焼位置bにある押ボタン1をもう一度押して手を離す
と、押ボタン1は消化位置aまで戻り、メイン弁3が閉
弁し、続いて電磁弁5も閉止される為ガスは完全に消火
する。
押ボタン1により弁棒2を押して電磁弁5を押開くとき
は、その全ストロークの90%程度であり、従ってプラン
ジャー9はヨーク8に対し弁棒2の押付け力が作用しな
い。残り10%程度は電磁装置10に供給される電流により
コイル13に電流が流れこれによりヨーク8が励磁されて
プランジャー9を開弁位置に吸着し、その位置が保持さ
れる。
[効果] 本考案は上記のとおり構成されているので、電磁弁を、
手動操作により押ボタンを操作して弁棒を押動し強制的
に全ストロークの90%程度の開弁を行い、残り10%程度
を電磁装置への供給電力で電磁力を作動させて吸着力で
行う為ヨークとプランジャーの吸着面に対する強制押付
力を完全に無くすことができ、従って、従来の電磁弁の
みの弁開動作のように粘着による開弁不良をなくすこと
ができるとともに、ヨークに対するプランジャーの有効
ストロークが小さくなって小電力、小型化を図り安価で
高性能な電磁弁を提供することが可能となる。
また、電磁弁の作動エネルギーは距離の二乗に反比例し
て大きくなるが手動により開弁ストロークの大部分を補
助することにより電磁弁プランジャーの吸引ギャップを
従来のものより著るしく小さくすることが可能となる。
さらに、ヨーク、プランジャーの吸着面は強制押力の影
響を受けない為異常を来してショック外れを起す心配が
なく、従って精度の高い安定した電磁弁を得ることがで
きる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案押ボタン式電磁弁の縦断側面図、第2図
は本考案の動作チャートを示す図であり、第3図は作動
電圧に対する供給ガス圧の関係も示すもので、イは従
来、ロは本考案の場合を示している。 1……押ボタン、2……弁棒 3……メイン弁、4……パイロット弁 5……電磁弁、6……ガス出口 7……ガス入口、8……ヨーク 9……プンジャー、10……電磁装置 11……マイクロスイッチ、12……パイロットガス出口 13……巻線コイル

Claims (2)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】プッシュプッシュ式に操作される押ボタン
    1と、この押ボタンの押入で弁棒2が押されて開弁する
    ようにガス出口6側部位に設けられたメイン弁3、パイ
    ロット弁4及び安全弁としての電磁弁5を直列に備えた
    押ボタン式電磁弁において、前記電磁弁5をヨーク8に
    対するプランジャー9に直結してガス入口7側部位に設
    けるとともに、少なくとも、全ストロークより小さい距
    離を押動する押ボタン1の強制押力によるストローク
    と、電磁装置10の電磁力によるストロークとの和で行う
    ように電磁弁の開弁ストロークの割合いを規制し、且つ
    電磁弁の吸着保持を電流制御で行うようにしてなること
    を特徴とする押ボタン式電磁弁。
  2. 【請求項2】前記電磁弁5の開弁ストロークにおいて、
    押ボタンの強制押力によるストロークと電磁力によるス
    トロークとの割合いを、9:1程度に設定した前記実用新
    案登録請求の範囲第1項記載の押ボタン式電磁弁。
JP1987118568U 1987-07-31 1987-07-31 押ボタン式電磁弁 Expired - Lifetime JPH0717899Y2 (ja)

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JPS6424783U JPS6424783U (ja) 1989-02-10
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JPS605266Y2 (ja) * 1978-10-04 1985-02-18 三菱電機株式会社 点火弁装置

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JPS6424783U (ja) 1989-02-10

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