JPH0717885Y2 - ワイヤーリング入り金属積層形ガスケット - Google Patents
ワイヤーリング入り金属積層形ガスケットInfo
- Publication number
- JPH0717885Y2 JPH0717885Y2 JP1990077818U JP7781890U JPH0717885Y2 JP H0717885 Y2 JPH0717885 Y2 JP H0717885Y2 JP 1990077818 U JP1990077818 U JP 1990077818U JP 7781890 U JP7781890 U JP 7781890U JP H0717885 Y2 JPH0717885 Y2 JP H0717885Y2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- wire ring
- seal portion
- gasket
- sub
- cylinder
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired - Lifetime
Links
Classifications
-
- F—MECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
- F16—ENGINEERING ELEMENTS AND UNITS; GENERAL MEASURES FOR PRODUCING AND MAINTAINING EFFECTIVE FUNCTIONING OF MACHINES OR INSTALLATIONS; THERMAL INSULATION IN GENERAL
- F16J—PISTONS; CYLINDERS; SEALINGS
- F16J15/00—Sealings
- F16J15/02—Sealings between relatively-stationary surfaces
- F16J15/06—Sealings between relatively-stationary surfaces with solid packing compressed between sealing surfaces
- F16J15/08—Sealings between relatively-stationary surfaces with solid packing compressed between sealing surfaces with exclusively metal packing
- F16J15/0818—Flat gaskets
- F16J15/0825—Flat gaskets laminated
-
- F—MECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
- F16—ENGINEERING ELEMENTS AND UNITS; GENERAL MEASURES FOR PRODUCING AND MAINTAINING EFFECTIVE FUNCTIONING OF MACHINES OR INSTALLATIONS; THERMAL INSULATION IN GENERAL
- F16J—PISTONS; CYLINDERS; SEALINGS
- F16J15/00—Sealings
- F16J15/02—Sealings between relatively-stationary surfaces
- F16J15/06—Sealings between relatively-stationary surfaces with solid packing compressed between sealing surfaces
- F16J15/08—Sealings between relatively-stationary surfaces with solid packing compressed between sealing surfaces with exclusively metal packing
- F16J15/0818—Flat gaskets
- F16J2015/0837—Flat gaskets with an edge portion folded over a second plate or shim
-
- F—MECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
- F16—ENGINEERING ELEMENTS AND UNITS; GENERAL MEASURES FOR PRODUCING AND MAINTAINING EFFECTIVE FUNCTIONING OF MACHINES OR INSTALLATIONS; THERMAL INSULATION IN GENERAL
- F16J—PISTONS; CYLINDERS; SEALINGS
- F16J15/00—Sealings
- F16J15/02—Sealings between relatively-stationary surfaces
- F16J15/06—Sealings between relatively-stationary surfaces with solid packing compressed between sealing surfaces
- F16J15/08—Sealings between relatively-stationary surfaces with solid packing compressed between sealing surfaces with exclusively metal packing
- F16J15/0818—Flat gaskets
- F16J2015/085—Flat gaskets without fold over
-
- F—MECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
- F16—ENGINEERING ELEMENTS AND UNITS; GENERAL MEASURES FOR PRODUCING AND MAINTAINING EFFECTIVE FUNCTIONING OF MACHINES OR INSTALLATIONS; THERMAL INSULATION IN GENERAL
- F16J—PISTONS; CYLINDERS; SEALINGS
- F16J15/00—Sealings
- F16J15/02—Sealings between relatively-stationary surfaces
- F16J15/06—Sealings between relatively-stationary surfaces with solid packing compressed between sealing surfaces
- F16J15/08—Sealings between relatively-stationary surfaces with solid packing compressed between sealing surfaces with exclusively metal packing
- F16J15/0818—Flat gaskets
- F16J2015/0862—Flat gaskets with a bore ring
Description
【考案の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本考案は、内燃機関のシリンダヘッドガスケットに使用
するワイヤーリング入り金属積層形ガスケットに関する
ものである。
するワイヤーリング入り金属積層形ガスケットに関する
ものである。
従来の金属積層形ガスケットには、シール力を発生させ
る部材として、金属線をリング状に形成し、このリング
状金属線（以下ワイヤーリングという）をシールする穴
の周囲を囲んで配置たものが使用されていることは周知
である。ワイヤーリングは、ビードより剛性が高いため
に、シリンダヘッドガスケットのシリンダ穴のシール用
に使用すると、液体穴など、低圧の穴用のビードとの圧
縮力の配分が容易であり、また、ビードより加工コスト
を低減させることができるなどの長所を有している。
る部材として、金属線をリング状に形成し、このリング
状金属線（以下ワイヤーリングという）をシールする穴
の周囲を囲んで配置たものが使用されていることは周知
である。ワイヤーリングは、ビードより剛性が高いため
に、シリンダヘッドガスケットのシリンダ穴のシール用
に使用すると、液体穴など、低圧の穴用のビードとの圧
縮力の配分が容易であり、また、ビードより加工コスト
を低減させることができるなどの長所を有している。
従来のワイヤーリング入りの金属積層形ガスケット（以
下単にガスケットという）１を、第７図に縦断面図によ
って説明する。第７図に示すガスケット１は、シリンダ
ボディ２に設けたシリンダボア４と、液体通路６とに股
がる部分の断面で示している。ワイヤーリング８は、表
面板10をシリンダ穴４′となる位置で折り返した部分に
配置され、シリンダライナ12上に配置されるように形成
する。そして、折り返した表面板10は、他方の表面板14
の上に重ねてフランジ部16を形成している。液体穴６′
シール用のビード18は、ビード板20に設けている。中間
板22,24は、ワイヤーリング８及びビード18の圧縮高さ
を調整するために設けたものであり、前記液体穴６′
は、液体を通すために各積層板10,14,20,22に開けた穴
である。
下単にガスケットという）１を、第７図に縦断面図によ
って説明する。第７図に示すガスケット１は、シリンダ
ボディ２に設けたシリンダボア４と、液体通路６とに股
がる部分の断面で示している。ワイヤーリング８は、表
面板10をシリンダ穴４′となる位置で折り返した部分に
配置され、シリンダライナ12上に配置されるように形成
する。そして、折り返した表面板10は、他方の表面板14
の上に重ねてフランジ部16を形成している。液体穴６′
シール用のビード18は、ビード板20に設けている。中間
板22,24は、ワイヤーリング８及びビード18の圧縮高さ
を調整するために設けたものであり、前記液体穴６′
は、液体を通すために各積層板10,14,20,22に開けた穴
である。
前記シリンダライナ12は、下端でシリンダボディ２の棚
部26に載置して保持されており、ガスケット１を締め付
けると、ワイヤーリング８が、棚部26と図示しないシリ
ンダヘッドとの間で圧縮されてシール力を発生するもの
である。
部26に載置して保持されており、ガスケット１を締め付
けると、ワイヤーリング８が、棚部26と図示しないシリ
ンダヘッドとの間で圧縮されてシール力を発生するもの
である。
ところで、第７図において、２点鎖線で示したハッチン
グ部分28は、図示しないピストンの圧縮比に対して無駄
容積として作用する。したがって、シリンダ穴４′は、
可及的に小さくすることが好ましく、そのためにワイヤ
ーリング８のリング径を小さくする必要がある。しかし
ながら、そのようにすると、棚部26より内側を圧縮する
ようになるのでシリンダライナ12の上部側が変形するよ
うになる。この変形は僅かであるが、シリンダライナ12
と図示しないピストンとの間隔が変化して燃焼ガス洩
れ、燃焼状態を悪化などの問題が生じる原因になる。
グ部分28は、図示しないピストンの圧縮比に対して無駄
容積として作用する。したがって、シリンダ穴４′は、
可及的に小さくすることが好ましく、そのためにワイヤ
ーリング８のリング径を小さくする必要がある。しかし
ながら、そのようにすると、棚部26より内側を圧縮する
ようになるのでシリンダライナ12の上部側が変形するよ
うになる。この変形は僅かであるが、シリンダライナ12
と図示しないピストンとの間隔が変化して燃焼ガス洩
れ、燃焼状態を悪化などの問題が生じる原因になる。
前記課題を解決するために、実開昭61−105742号公報に
開示されたガスケットは、主ビードと、その内側に副ビ
ードとを同心円状に設け、強い圧縮力を発生させる主ビ
ードは、シリンダライナのフランジ状突起部がシリンダ
ボディに当たる部位に配置し、前記より弱い圧縮力を発
生させる副ビードは、シリンダボディに当たらない側に
配置して、前記突起部の根元に無理な力が作用しないよ
うにしたものである。
開示されたガスケットは、主ビードと、その内側に副ビ
ードとを同心円状に設け、強い圧縮力を発生させる主ビ
ードは、シリンダライナのフランジ状突起部がシリンダ
ボディに当たる部位に配置し、前記より弱い圧縮力を発
生させる副ビードは、シリンダボディに当たらない側に
配置して、前記突起部の根元に無理な力が作用しないよ
うにしたものである。
しかしながら、前記公報の先行技術は、ビードのみで形
成するものであり、この開示内容を、ビードより剛性の
高いワイヤーリングを用いた金属積層形ガスケットに適
合させることは困難である。
成するものであり、この開示内容を、ビードより剛性の
高いワイヤーリングを用いた金属積層形ガスケットに適
合させることは困難である。
本考案は、以上の問題に着目して成されたものであり、
シリンダ穴の周囲をワイヤーリングでシールし、しかも
その内側に副シール部を設けて内燃機関燃焼室の無駄容
積を可及的に低減させ、しかも、他の液体穴のシール性
能に悪影響を及ぼすことがなく、また、シリンダライナ
に変形、亀裂などを発生させる危険のないワイヤーリン
グ入り金属積層形ガスケットを提供することを目的とし
ている。
シリンダ穴の周囲をワイヤーリングでシールし、しかも
その内側に副シール部を設けて内燃機関燃焼室の無駄容
積を可及的に低減させ、しかも、他の液体穴のシール性
能に悪影響を及ぼすことがなく、また、シリンダライナ
に変形、亀裂などを発生させる危険のないワイヤーリン
グ入り金属積層形ガスケットを提供することを目的とし
ている。
以上の目的を達成するための本考案のワイヤーリング入
り金属積層形ガスケットの構成は、中間板を介して上下
に表面板を配置し、この表面板間にシリンダ穴の周囲を
囲むワイヤーリングからなる主シール部を設けると共
に、一方の表面板をシリンダ穴の周縁部で他方の表面板
側に折り返して折り返し部を形成したワイヤーリング入
り金属積層形ガスケットにおいて、前記主シール部より
もシリンダ穴側の前記折り返し部に、前記他方の表面板
または金属板を折り返し或いは該金属板を重ね合わせた
リング形状の副シール部を設けて、該副シール部を折り
返し部の折り返し端部側にして前記主シール部と並設
し、ガスケットを装着した際に、前記副シール部に対す
る面圧を前記主シール部に対する面圧よりも低くなる構
成にしたことを特徴とするものである。
り金属積層形ガスケットの構成は、中間板を介して上下
に表面板を配置し、この表面板間にシリンダ穴の周囲を
囲むワイヤーリングからなる主シール部を設けると共
に、一方の表面板をシリンダ穴の周縁部で他方の表面板
側に折り返して折り返し部を形成したワイヤーリング入
り金属積層形ガスケットにおいて、前記主シール部より
もシリンダ穴側の前記折り返し部に、前記他方の表面板
または金属板を折り返し或いは該金属板を重ね合わせた
リング形状の副シール部を設けて、該副シール部を折り
返し部の折り返し端部側にして前記主シール部と並設
し、ガスケットを装着した際に、前記副シール部に対す
る面圧を前記主シール部に対する面圧よりも低くなる構
成にしたことを特徴とするものである。
前記副シール部は、金属厚板で形成してもよく、また、
必要に応じ互いに接続した金属薄板を重ね合わせてもよ
く、また、金属薄板を折り返して塑性変形させて重ね合
わせてもよく、また、折り返し部を弾性変形可能に折り
返してもよい。更に、副シール部を形成する板を、表面
板を使用して形成してもよい。
必要に応じ互いに接続した金属薄板を重ね合わせてもよ
く、また、金属薄板を折り返して塑性変形させて重ね合
わせてもよく、また、折り返し部を弾性変形可能に折り
返してもよい。更に、副シール部を形成する板を、表面
板を使用して形成してもよい。
副シール部を折り返し部の折り返し端部側にして主シー
ル部と並設したので、主シール部よりもシリンダ穴側に
設けた副シール部の分だけシリンダの無駄な容積を可及
的に低減させることができる。
ル部と並設したので、主シール部よりもシリンダ穴側に
設けた副シール部の分だけシリンダの無駄な容積を可及
的に低減させることができる。
また、その副シール部を金属板状の部材を折り返し或い
は重ね合わせてリング状にし、かつ主シール部に対する
面圧よりも低くなるようにしたので、シリンダライナを
用いるシリンダの場合でも、そのシリンダライナに亀裂
や変形等の損傷を与えることなく無駄な容積を小さくす
ることができ、また、液体穴をビードでシールする際に
もそのシール性能が低下することがない。
は重ね合わせてリング状にし、かつ主シール部に対する
面圧よりも低くなるようにしたので、シリンダライナを
用いるシリンダの場合でも、そのシリンダライナに亀裂
や変形等の損傷を与えることなく無駄な容積を小さくす
ることができ、また、液体穴をビードでシールする際に
もそのシール性能が低下することがない。
以下添付の図を対照して、本考案の態様を実施例により
具体的に説明する。
具体的に説明する。
第１図は、シリンダヘッドガスケットのシリンダ穴４′
と液体穴６′との部分の断面による実施例１による本考
案のワイヤーリング入り金属積層形ガスケット（以下単
にガスケットという）１を示したものである。第１図で
は、第７図と同様の部材は同じ番号を付して説明する。
と液体穴６′との部分の断面による実施例１による本考
案のワイヤーリング入り金属積層形ガスケット（以下単
にガスケットという）１を示したものである。第１図で
は、第７図と同様の部材は同じ番号を付して説明する。
第１図に示すガスケット１は、１枚の中間板22を介して
上下に表面板10,14を配置し、この表面板10,14間にシリ
ンダ穴４′の周囲を囲むワイヤーリングからなる主シー
ル部８′を設けると共に、一方の表面板10をシリンダ穴
４′の周縁部で他方の表面板14側に折り返して折り返し
部11を形成してある。主シール部８′よりもシリンダ穴
４′側の折り返し部11に、下側の金属板からなる表面板
14のシリンダ穴４′の周縁部を３段に折り返して折重ね
ると共に、主シール部８′と同心円状のリング形状にし
た副シール部30が設けられている。この副シール部30
は、表面板10の折り返し部11の折り返し端部11a側にし
て主シール部８′と並設する構成であると共に、ガスケ
ットを装着した際に、副シール部30に対する面圧を主シ
ール部８′に対する面圧よりも低くなる構成にしてあ
る。
上下に表面板10,14を配置し、この表面板10,14間にシリ
ンダ穴４′の周囲を囲むワイヤーリングからなる主シー
ル部８′を設けると共に、一方の表面板10をシリンダ穴
４′の周縁部で他方の表面板14側に折り返して折り返し
部11を形成してある。主シール部８′よりもシリンダ穴
４′側の折り返し部11に、下側の金属板からなる表面板
14のシリンダ穴４′の周縁部を３段に折り返して折重ね
ると共に、主シール部８′と同心円状のリング形状にし
た副シール部30が設けられている。この副シール部30
は、表面板10の折り返し部11の折り返し端部11a側にし
て主シール部８′と並設する構成であると共に、ガスケ
ットを装着した際に、副シール部30に対する面圧を主シ
ール部８′に対する面圧よりも低くなる構成にしてあ
る。
中間板22の上下両側には、ビード板20がそれぞれ配置さ
れ、液体穴６′をシールするビード18が設けられてい
る。また、圧縮高さを調整する中間板24が主シール部
８′と副シール部30とに介設されている。
れ、液体穴６′をシールするビード18が設けられてい
る。また、圧縮高さを調整する中間板24が主シール部
８′と副シール部30とに介設されている。
実施例１において、各部の材料及び寸法を第１表に示
す。
す。
したがって、主シール部８′、副シール部30及び液体穴
シール部６′の各部分の厚みを比較すると第２表を得
る。
シール部６′の各部分の厚みを比較すると第２表を得
る。
第２表から明らかなとおり、主シール部８′は、副シー
ル部30の厚さ合計まで圧縮することができるので、主シ
ール部８′のワイヤーリングに高い圧縮力を集中させ、
しかも、副シール部に主シール部より弱く、且つ全幅に
対し、より均等に分散して押圧する補助的シール性能を
発揮させることができる。したがって、第１図には図示
しないシリンダライナに設けたフランジ状突起の根本に
発生する亀裂や、シリンダボディの棚部に載置したシリ
ンダライナが変形するなどの危険をなくし、燃焼室の無
駄容積を可及的に小さくでき、しかも、液体穴６′のビ
ード18を所定の圧縮高さに圧縮することができる。
ル部30の厚さ合計まで圧縮することができるので、主シ
ール部８′のワイヤーリングに高い圧縮力を集中させ、
しかも、副シール部に主シール部より弱く、且つ全幅に
対し、より均等に分散して押圧する補助的シール性能を
発揮させることができる。したがって、第１図には図示
しないシリンダライナに設けたフランジ状突起の根本に
発生する亀裂や、シリンダボディの棚部に載置したシリ
ンダライナが変形するなどの危険をなくし、燃焼室の無
駄容積を可及的に小さくでき、しかも、液体穴６′のビ
ード18を所定の圧縮高さに圧縮することができる。
第２図は、実施例１の変形例を示したものであり、第３
表に示す仕様によって実施し。
表に示す仕様によって実施し。
したがって、主シール部８′、副シール部30及び液体穴
シール部６′の各部分の厚みを比較すると第４表を得
る。
シール部６′の各部分の厚みを比較すると第４表を得
る。
即ち、第２図の変形例においても実施例１と同様の効果
を得ることができる。
を得ることができる。
第３図に示す実施例２のガスケット１の断面図は、第１
図〜第２図と異なる部分、即ち、近くに液体穴を有しな
い部分の断面を示している。この切断位置は、実施例２
にとって本質的ではなく、単に切断場所を変更したもの
に過ぎない。
図〜第２図と異なる部分、即ち、近くに液体穴を有しな
い部分の断面を示している。この切断位置は、実施例２
にとって本質的ではなく、単に切断場所を変更したもの
に過ぎない。
実施例２の副シール部30は、表面板14と別部材としたリ
ング状の金属板34をＣ状に折り返して、折り返し部32の
弾性力をより有効に利用したものである。この実施例２
のガスケット１も、実施例１のガスケット１と同様にシ
リンダライナに亀裂、変形を発生させる危険を回避する
ことができる。
ング状の金属板34をＣ状に折り返して、折り返し部32の
弾性力をより有効に利用したものである。この実施例２
のガスケット１も、実施例１のガスケット１と同様にシ
リンダライナに亀裂、変形を発生させる危険を回避する
ことができる。
第４図は、実施例２の変形例を示しており、副シール部
30は、金属板34を＞状に折り返したものである。このよ
うにしても、実施例２と同様に結果を得ることができ
る。
30は、金属板34を＞状に折り返したものである。このよ
うにしても、実施例２と同様に結果を得ることができ
る。
第５図に示す実施例３のワイヤーリング入り金属積層形
ガスケットは、リング状に形成した２枚の金属板34を重
ね合わせて副シール部30を形成したものである。実施例
３のガスケットも、前記各実施例と同様の結果を得るこ
とができる。
ガスケットは、リング状に形成した２枚の金属板34を重
ね合わせて副シール部30を形成したものである。実施例
３のガスケットも、前記各実施例と同様の結果を得るこ
とができる。
第６図は、副シール部30をＳ状に形成し、折り返し部32
に弾性変形可能に形成した実施例４を示したものであ
る。実施例４のガスケット１は、副シール部30の圧縮力
を弾性力によって調節することができる。第６図におい
て、36はシリンダヘッドである。
に弾性変形可能に形成した実施例４を示したものであ
る。実施例４のガスケット１は、副シール部30の圧縮力
を弾性力によって調節することができる。第６図におい
て、36はシリンダヘッドである。
上述したように本考案は、中間板を介して上下に表面板
を配置し、この表面板間にシリンダ穴の周囲を囲むワイ
ヤーリングからなる主シール部を設けると共に、一方の
表面板をシリンダ穴の周縁部で他方の表面板側に折り返
して折り返し部を形成したワイヤーリング入り金属積層
形ガスケットにおいて、前記主シール部よりもシリンダ
穴側の前記折り返し部に、前記他方の表面板または金属
板を折り返し或いは該金属板を重ね合わせたリング形状
の副シール部を設けて、該副シール部を折り返し部の折
り返し端部側にして前記主シール部と並設し、ガスケッ
トを装着した際に、前記副シール部に対する面圧を前記
主シール部に対する面圧よりも低くなる構成にしたの
で、以下のような優れた効果を奏するものである。
を配置し、この表面板間にシリンダ穴の周囲を囲むワイ
ヤーリングからなる主シール部を設けると共に、一方の
表面板をシリンダ穴の周縁部で他方の表面板側に折り返
して折り返し部を形成したワイヤーリング入り金属積層
形ガスケットにおいて、前記主シール部よりもシリンダ
穴側の前記折り返し部に、前記他方の表面板または金属
板を折り返し或いは該金属板を重ね合わせたリング形状
の副シール部を設けて、該副シール部を折り返し部の折
り返し端部側にして前記主シール部と並設し、ガスケッ
トを装着した際に、前記副シール部に対する面圧を前記
主シール部に対する面圧よりも低くなる構成にしたの
で、以下のような優れた効果を奏するものである。
即ち、副シール部を折り返し部の折り返し端部側にして
主シール部と並設したので、主シール部よりもシリンダ
穴側に設けた副シール部の分だけシリンダの無駄な容積
を可及的に低減させることが可能となり、シリンダの燃
焼効率を高めることができる。
主シール部と並設したので、主シール部よりもシリンダ
穴側に設けた副シール部の分だけシリンダの無駄な容積
を可及的に低減させることが可能となり、シリンダの燃
焼効率を高めることができる。
しかも、その副シール部を金属板状の部材を折り返し或
いは重ね合わせてリング状にし、かつ主シール部に対す
る面圧よりも低くなるようにしたので、シリンダライナ
を用いるシリンダの場合でも、そのシリンダライナに亀
裂や変形等の損傷を与えることなく無駄な容積を小さく
することができ、また、液体穴をビードでシールする構
成にする際にもそのシール性能が低下することがない。
いは重ね合わせてリング状にし、かつ主シール部に対す
る面圧よりも低くなるようにしたので、シリンダライナ
を用いるシリンダの場合でも、そのシリンダライナに亀
裂や変形等の損傷を与えることなく無駄な容積を小さく
することができ、また、液体穴をビードでシールする構
成にする際にもそのシール性能が低下することがない。
第１図は実施例１による本考案のワイヤーリング入り金
属積層形ガスケットの要部断面図、第２図は実施例１の
変形例による本考案のワイヤーリング入り金属積層形ガ
スケットの要部断面図、第３図は実施例２による本考案
のワイヤーリング入り金属積層形ガスケットの要部断面
図、第４図は実施例２の変形例による本考案のワイヤー
リング入り金属積層形ガスケットの要部断面図、第５図
は実施例３による本考案のワイヤーリング入り金属積層
形ガスケットの要部断面図、第６図は実施例４による本
考案のワイヤーリング入り金属積層形ガスケットを内燃
機関に装着した場合の要部断面図、第７図は従来例によ
るワイヤーリング入り金属積層形ガスケットの要部断面
図である。 １……ワイヤーリング入り金属積層形ガスケット、４′
……シリンダ穴、８′……主シール部、10,14……表面
板、11……折り返し部、11a……折り返し端部、22……
中間板、30……副シール部、34……金属板。
属積層形ガスケットの要部断面図、第２図は実施例１の
変形例による本考案のワイヤーリング入り金属積層形ガ
スケットの要部断面図、第３図は実施例２による本考案
のワイヤーリング入り金属積層形ガスケットの要部断面
図、第４図は実施例２の変形例による本考案のワイヤー
リング入り金属積層形ガスケットの要部断面図、第５図
は実施例３による本考案のワイヤーリング入り金属積層
形ガスケットの要部断面図、第６図は実施例４による本
考案のワイヤーリング入り金属積層形ガスケットを内燃
機関に装着した場合の要部断面図、第７図は従来例によ
るワイヤーリング入り金属積層形ガスケットの要部断面
図である。 １……ワイヤーリング入り金属積層形ガスケット、４′
……シリンダ穴、８′……主シール部、10,14……表面
板、11……折り返し部、11a……折り返し端部、22……
中間板、30……副シール部、34……金属板。
Claims (1)
- 【請求項１】中間板を介して上下に表面板を配置し、こ
の表面板間にシリンダ穴の周囲を囲むワイヤーリングか
らなる主シール部を設けると共に、一方の表面板をシリ
ンダ穴の周縁部で他方の表面板側に折り返して折り返し
部を形成したワイヤーリング入り金属積層形ガスケット
において、 前記主シール部よりもシリンダ穴側の前記折り返し部
に、前記他方の表面板または金属板を折り返し或いは該
金属板を重ね合わせたリング形状の副シール部を設け
て、該副シール部を折り返し部の折り返し端部側にして
前記主シール部と並設し、ガスケットを装着した際に、
前記副シール部に対する面圧を前記主シール部に対する
面圧よりも低くなる構成にしたワイヤーリング入り金属
積層形ガスケット。
Priority Applications (5)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP1990077818U JPH0717885Y2 (ja) | 1990-07-24 | 1990-07-24 | ワイヤーリング入り金属積層形ガスケット |
| US07/720,172 US5169163A (en) | 1990-07-24 | 1991-06-27 | Steel laminate gasket with main and auxiliary sealing members |
| DE69107136T DE69107136T2 (de) | 1990-07-24 | 1991-07-03 | Stahlgeschichtete Dichtung mit Haupt- und Hilfsdichtungselementen. |
| EP91306060A EP0468654B1 (en) | 1990-07-24 | 1991-07-03 | Steel laminate gasket with main and auxiliary sealing members |
| ES91306060T ES2067868T3 (es) | 1990-07-24 | 1991-07-03 | Junta de acero laminado con elementos de cierre principal y auxiliar. |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP1990077818U JPH0717885Y2 (ja) | 1990-07-24 | 1990-07-24 | ワイヤーリング入り金属積層形ガスケット |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH0436164U JPH0436164U (ja) | 1992-03-26 |
| JPH0717885Y2 true JPH0717885Y2 (ja) | 1995-04-26 |
Family
ID=13644614
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP1990077818U Expired - Lifetime JPH0717885Y2 (ja) | 1990-07-24 | 1990-07-24 | ワイヤーリング入り金属積層形ガスケット |
Country Status (5)
| Country | Link |
|---|---|
| US (1) | US5169163A (ja) |
| EP (1) | EP0468654B1 (ja) |
| JP (1) | JPH0717885Y2 (ja) |
| DE (1) | DE69107136T2 (ja) |
| ES (1) | ES2067868T3 (ja) |
Families Citing this family (22)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPH0643574Y2 (ja) * | 1991-05-30 | 1994-11-14 | 石川ガスケット株式会社 | 金属積層形ガスケット |
| JP2595635Y2 (ja) * | 1992-10-06 | 1999-05-31 | 石川ガスケット 株式会社 | 金属積層形ガスケット |
| US5842702A (en) * | 1994-11-23 | 1998-12-01 | Ishikawa Gasket Co., Ltd. | Metal laminate type cylinder head gasket with heat preventing portion |
| US5636850A (en) * | 1995-02-24 | 1997-06-10 | Dana Corporation | Deformable combustion seal ring |
| US5551709A (en) * | 1995-04-07 | 1996-09-03 | Dana Corporation | Multiple layer cylinder head gasket with a wire ring |
| EP0775856A1 (en) * | 1995-11-23 | 1997-05-28 | TAKO PAYEN S.p.a. | Exhaust tube gasket for combustion gases |
| DE19654283A1 (de) | 1996-12-24 | 1998-06-25 | Reinz Dichtungs Gmbh | Metallische Flachdichtung |
| JP3290104B2 (ja) * | 1997-07-17 | 2002-06-10 | 石川ガスケット株式会社 | 金属積層形ガスケット |
| US5988650A (en) * | 1997-07-25 | 1999-11-23 | Dana Corporation | Multi-layered cylinder head gasket with compensating intermediate plate |
| DE19831996A1 (de) * | 1998-07-16 | 2000-01-20 | Asea Brown Boveri | Blechgehäuse mit Dichtung |
| DE20021017U1 (de) * | 2000-12-12 | 2001-02-22 | Reinz Dichtungs Gmbh U Co Kg | Zylinderkopfdichtung |
| US6499743B2 (en) | 2001-04-02 | 2002-12-31 | Federal-Mogul World Wide, Inc. | Gasket with dynamic joint motion control |
| US20060006609A1 (en) * | 2004-07-09 | 2006-01-12 | Sandford Gregory J | Insulating exhaust manifold gasket with integrated load limiters |
| US20060290073A1 (en) * | 2005-06-27 | 2006-12-28 | Freudenberg-Nok General Partnership | Insertable carrier for multiple piece gasket designs that limit compression |
| JP4008002B2 (ja) * | 2005-09-27 | 2007-11-14 | 石川ガスケット株式会社 | 金属積層形ガスケット |
| JP4137116B2 (ja) * | 2005-11-30 | 2008-08-20 | 石川ガスケット株式会社 | シリンダヘッドガスケット |
| JP4309409B2 (ja) * | 2006-05-16 | 2009-08-05 | 石川ガスケット株式会社 | メタルガスケット |
| US7726662B2 (en) * | 2006-07-10 | 2010-06-01 | Dana Automotive Systems Group, Llc | Stopped-active type cylinder head gasket |
| DE102006045585A1 (de) * | 2006-09-27 | 2008-05-15 | Elringklinger Ag | Dichtungssystem, insbesondere für Anschlußverbindungen an Strömungswegen für Heißgase |
| JP4361096B2 (ja) * | 2007-01-05 | 2009-11-11 | 石川ガスケット株式会社 | 金属製ガスケット |
| JP2008202625A (ja) * | 2007-02-16 | 2008-09-04 | Ishikawa Gasket Co Ltd | 積層型ガスケット |
| US20220243815A1 (en) * | 2021-02-02 | 2022-08-04 | Tenneco Inc. | Combustion cylinder head gasket |
Family Cites Families (19)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPS5710446A (en) * | 1980-06-20 | 1982-01-20 | Nec Corp | Gas detecting element |
| JPS6321704Y2 (ja) * | 1981-06-02 | 1988-06-15 | ||
| US4369980A (en) * | 1981-10-07 | 1983-01-25 | Allis-Chalmers Corporation | Fire ring for cylinder head gasket |
| SE443838B (sv) * | 1983-09-09 | 1986-03-10 | Mi Motornyj Z | Cylinderlockstetning |
| US4518168A (en) * | 1984-03-02 | 1985-05-21 | Dana Corporation | Multi-thickness fire ring assembly |
| US4662643A (en) * | 1986-04-14 | 1987-05-05 | Felt Products Mfg. Co. | Head gasket assembly for closely adjacent cylinder bores and method of making same |
| FR2602006A1 (fr) * | 1986-07-24 | 1988-01-29 | Curty Soc | Joint de culasse pour moteur a combustion interne |
| US4767124A (en) * | 1986-07-29 | 1988-08-30 | Ishikawa Gasket Co., Ltd. | Gasket for an internal combustion engine |
| JP2634805B2 (ja) * | 1986-10-16 | 1997-07-30 | 大豊工業 株式会社 | シリンダヘッドガスケット |
| US4834399A (en) * | 1986-11-10 | 1989-05-30 | Ishikawa Gasket Co., Ltd. | Steel laminate gasket |
| JPS6382863U (ja) * | 1986-11-18 | 1988-05-31 | ||
| US4739999A (en) * | 1987-04-20 | 1988-04-26 | Ishikawa Gasket Co., Ltd. | Steel laminate gasket |
| JPH0313555Y2 (ja) * | 1987-04-21 | 1991-03-27 | ||
| US4807892A (en) * | 1988-05-12 | 1989-02-28 | Ishikawa Gaskit Co., Ltd. | Steel laminate gasket with high sealing ability |
| US4861046A (en) * | 1988-05-16 | 1989-08-29 | Ishikawa Gasket Co., Ltd. | Steel laminate gasket with separate beads |
| JPH0521653Y2 (ja) * | 1988-07-09 | 1993-06-03 | ||
| JPH0240756A (ja) * | 1988-07-30 | 1990-02-09 | Nec Corp | タイムシェアリングシステムの負荷制御方式 |
| US4898396A (en) * | 1988-08-11 | 1990-02-06 | Ishikawa Gasket Co., Ltd. | Steel laminate gasket |
| US4938488A (en) * | 1988-09-12 | 1990-07-03 | Ishikawa Gasket Co., Ltd. | Steel laminate gasket with wide sealing area |
-
1990
- 1990-07-24 JP JP1990077818U patent/JPH0717885Y2/ja not_active Expired - Lifetime
-
1991
- 1991-06-27 US US07/720,172 patent/US5169163A/en not_active Expired - Fee Related
- 1991-07-03 DE DE69107136T patent/DE69107136T2/de not_active Expired - Fee Related
- 1991-07-03 ES ES91306060T patent/ES2067868T3/es not_active Expired - Lifetime
- 1991-07-03 EP EP91306060A patent/EP0468654B1/en not_active Expired - Lifetime
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| EP0468654B1 (en) | 1995-02-01 |
| ES2067868T3 (es) | 1995-04-01 |
| EP0468654A1 (en) | 1992-01-29 |
| JPH0436164U (ja) | 1992-03-26 |
| DE69107136D1 (de) | 1995-03-16 |
| US5169163A (en) | 1992-12-08 |
| DE69107136T2 (de) | 1995-06-08 |
Similar Documents
| Publication | Publication Date | Title |
|---|---|---|
| JPH0717885Y2 (ja) | ワイヤーリング入り金属積層形ガスケット | |
| JPH0433490Y2 (ja) | ||
| JP2520352Y2 (ja) | ヘッドガスケット | |
| JP2518002Y2 (ja) | 予備燃焼室付きシリンダヘッド用ガスケット | |
| EP2697541B1 (en) | Multilayer metal gasket with bead on stopper | |
| US20060163820A1 (en) | Metal gasket | |
| JP4110256B2 (ja) | 金属製ガスケット | |
| JPH0628426U (ja) | 金属積層形ガスケット | |
| US6969072B2 (en) | Cylinder head gasket with fold-over stopper | |
| JP2606527Y2 (ja) | 積層メタルガスケット | |
| JPS6321702Y2 (ja) | ||
| JPH08105544A (ja) | 自己緊塞形メタルガスケット | |
| JPH08178070A (ja) | シリンダヘッドガスケット | |
| JPH051731Y2 (ja) | ||
| JPH0842698A (ja) | 副室式ディーゼルエンジンの金属製ガスケット | |
| JPH0139876Y2 (ja) | ||
| JPH0420996Y2 (ja) | ||
| JP2017190834A (ja) | ガスケット | |
| JP2513789Y2 (ja) | 金属積層形ガスケット | |
| JPH0441236Y2 (ja) | ||
| JP2549214Y2 (ja) | 溝付き金属積層形ガスケット | |
| JPH0511333Y2 (ja) | ||
| JPH08240149A (ja) | 内燃機関のガス圧シール構造 | |
| JPH087172Y2 (ja) | 金属積層形シリンダヘッドガスケット | |
| JPH051732Y2 (ja) |