JPH07178375A - 液切装置 - Google Patents

液切装置

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JPH07178375A
JPH07178375A JP32892793A JP32892793A JPH07178375A JP H07178375 A JPH07178375 A JP H07178375A JP 32892793 A JP32892793 A JP 32892793A JP 32892793 A JP32892793 A JP 32892793A JP H07178375 A JPH07178375 A JP H07178375A
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liquid
work
cleaning liquid
linear body
screen plate
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JP32892793A
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Kayoshi Hasegawa
可賀 長谷川
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Takeda Tokyo Process Service Co Ltd
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Tokyo Process Service Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 例えば、スクリーン版の洗浄液の除去等各種
ワークに付着した液体を除去する装置として作業環境が
確保されて安全に実施でき得る装置を提供する。 【構成】 ワーク1に付着した液体13を吸引する液切
装置4であって、液体導入空間部39を有する支持体1
0と、この支持体に密生状態に植設され、その基端部側
が前記空間部内に臨むように配置されるとともに、先端
部側が一方向へ向けて延び前記ワークに当接される可撓
性を有する線状体群11と、前記支持体に接続され、前
記ワークに付着した液体を前記線状体11a、11b‥
間および前記空間部を通して負圧源により吸引する液体
吸引機構12とを備えてなることを特徴としている。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、例えば、プリント基板
の製造工程において、スクリーン版に付着した洗浄液の
液切り等に用いられる液切装置に関する。
【0002】
【従来の技術】プリント基板は、樹脂あるいは樹脂と紙
との合成材等からなる絶縁基板の表面に導体パターンを
形成してなる構成が一般的であり、製造法の一例とし
て、絶縁基板に積層された銅箔をエッチング処理するサ
ブトラクティブ法がある。このサブトラクティブ法は、
銅箔表面に対し、形成する導体パターンに対応する形状
のレジストを形成するものであり、その形成の仕方の一
例として、スクリーン法がある。
【0003】このスクリーン法は、形成する導体パター
ン以外の部分(エッチング処理する部分)に応じたパタ
ーンが施されたスクリーン版(メッシュ)を銅箔の表面
に貼り、光硬化型液体インキをスクリーン版上からスキ
ージングすることによりこのインキを銅箔表面に圧着
し、この後、スクリーン版を除去してから露光すること
によりインキを硬化・定着させ、定着させたインキ部分
をレジストとする方法である。そして、この後エッチン
グすることにより、レジストで被覆されていた部分が残
り、最終的にレジストを除去すればレジストに対応した
銅箔が残り、この部分が導体パターンとなる。
【0004】ところで、上記スクリーン版は、付着した
インキを洗浄した後、乾燥させて繰り返し使用されるも
のであり、洗浄には専用の洗浄液が用いられている。こ
の洗浄液としては、乾燥性(蒸発性)に富んだトリクロ
ールエタン等のエタン系洗浄液が従来より用いられてき
たが、これは近年の環境問題から敬遠されてきており、
代わって、グリコールエーテルを主成分としたものが用
いられてきている。ところが、この洗浄液は、エタン系
洗浄液よりも乾燥性が悪いので、濡れた状態のスクリー
ン版に対してエアを吹き付けるなどして強制的に乾燥さ
せている。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】エア吹き付けによるス
クリーン版の乾燥は、スクリーン版に付着している洗浄
液をミスト状態で大気に放散させることになり、したが
って作業環境の汚染を招くとともに、引火等の危険性も
ある。
【0006】本発明は、上記事情に鑑みてなされたもの
であって、例えば、スクリーン版の洗浄液の除去等各種
ワークに付着した液体を除去する装置として、作業環境
が確保されて安全に実施でき得る装置を提供することを
目的としている。
【0007】
【課題を解決するための手段】請求項1記載の液切装置
は、ワークに付着した液体を吸引する液切装置であっ
て、液体導入空間部を有する支持体と、この支持体に密
生状態に植設され、その基端部側が前記空間部内に臨む
ように配置されるとともに、先端部側が一方向へ向けて
延び前記ワークに当接される可撓性を有する線状体群
と、前記支持体に接続され、前記ワークに付着した液体
を前記線状体間および前記空間部を通して負圧源により
吸引する液体吸引機構とを備えてなることを特徴として
いる。
【0008】請求項2記載の液切装置は、請求項1記載
の液切装置において、前記空間部に吸引したものを液体
成分と空気に分離するセパレータを設けてなることを特
徴としている。
【0009】
【作用】請求項1記載の液切装置においては、線状体群
の先端部側を液体の付着したワークに接触させると、毛
細管現象により、該液体は各線状体の隙間を通って、線
状体群に浸透する。そして、液体吸引機構を動作させる
と、線状体群に浸透した液体が液体導入空間部に導入さ
れ、前記ワークから液体が取り除かれる。
【0010】この場合、毛細管現象は、各線状体同士の
隙間に液体が浸透するものであるから、線状体群は、こ
の毛細管現象により、該液体と接触していれば、その先
端部のみならず、その中間部においても該液体を浸透さ
せる。すなわち、線状体群は、該線状体群と液体との接
触面全体から、該液体を線状体群に浸透させる。
【0011】各線状体は可撓性を有しているので、ワー
クの形状によっては線状体群をワークに押し付けること
によって、各線状体の先端がワークの表面に馴染む。こ
の際、各線状体を撓ませるが、この場合にもワークに付
着した液体は線状体群に浸透し、液体吸引機構を動作さ
せることにより、該液体は液体導入空間部に導入され
る。
【0012】請求項2記載の液切装置においては、ワー
クから線状体群を通じて液体吸引機構により液体導入空
間部に吸引されたものは、同装置に設けられたセパレー
タにより液体成分と空気とに分離される。
【0013】
【実施例】以下、本発明の一実施例を図1ないし図6を
参照して説明する。ここで、説明する実施例は、本発明
をプリント基板製造用スクリーン版洗浄乾燥装置に適用
した場合の実施例である。図4は、このプリント基板製
造用スクリーン版洗浄乾燥装置の概略構成を示す図であ
る。図において、レジスト形成用光硬化型液体インキの
付着したスクリーン版1(ワーク)は、搬送機構2によ
り、洗浄装置3、液切装置4、水洗装置5、水切乾燥装
置6に順次、間欠的に供給されるようになっている。
【0014】スクリーン版1は、プリント基板をスクリ
ーン法により製造する際に用いるもので、長方形の枠材
1aにメッシュ1bが張られて構成されている。
【0015】洗浄装置3は、洗浄室7内に配置された噴
射ノズル8と、この噴射ノズル8に洗浄液13(グリコ
ールエーテル系のもの)を供給するとともに洗浄後の該
洗浄液13を回収し、かつ、これを噴射ノズル8方向に
循環させるポンプ9を備えてなるものである。この洗浄
装置3においては、搬送機構2によって搬送された前記
インキの付着したスクリーン版1は、図において洗浄室
7内に上方から下方に向けて導入され、その際、噴射ノ
ズル8に沿って移動して、噴射ノズル8から噴射される
洗浄液13によって洗浄される。洗浄後のスクリーン版
1は、搬送機構2により洗浄室7から搬出され、次工程
である液切装置4に搬送される。
【0016】液切装置4は、液切室9内に配置された支
持体10、10‥と、この支持体10、10‥に支持さ
れた線状体群11、11‥と、支持体10、10‥内に
導入された洗浄液13を吸引するバキュームポンプ12
(液体吸引機構)とを備えてなるものである。液切装置
4では、洗浄装置3と同様に、搬送機構2によりスクリ
ーン版1が液切室9内に図において上方から下方に導入
され、線状体群11、11‥およびバキュームポンプ1
2によってスクリーン版1に付着した洗浄液13が吸引
されて除去され、その後、搬送機構2により液切室9か
ら搬出され、次工程である水洗装置5に搬送される。こ
の液切装置4は、本発明によるもので、その詳細は後述
する。
【0017】水洗装置5は、水洗室15内に配置されス
クリーン版1に洗浄水を噴射するノズル16と、このノ
ズル16に洗浄水を圧送するポンプ17と、水洗室15
内において洗浄後の洗浄水を回収するタンク18とを備
えたものである。水洗装置5では、前記と同様に、搬送
機構2によりスクリーン版1が水洗室15内に図におい
て上方から下方に導入され、スクリーン版1は、ノズル
16により噴射された洗浄水により洗浄される。この場
合、洗浄後にタンク18内に回収された洗浄水は、ポン
プ17により循環されるようになっている。その後、ス
クリーン版1は、搬送機構2により水洗室15から搬出
され、次工程である水切乾燥装置6に搬送される。
【0018】水切乾燥装置6においては、水切乾燥室1
9内にエアーを吹き付けるノズル20と、このノズル2
0にエアーを供給するブロワー21を備えた構成となっ
ている。水切乾燥装置6では、前記と同様に、搬送機構
2によりスクリーン版1が水切乾燥室19内に図におい
て上方から下方に導入され、スクリーン版1は、ノズル
20からエアーを吹き付けられることによって、水切り
がなされ、かつ、乾燥する。なお、この際に水切乾燥室
19内に除去された水は、ドレン管22により排出され
るようになっている。水切乾燥装置6で水切乾燥された
スクリーン版1は、再度、プリント基板の製造に使用す
るために次工程(図示せず)に搬送される。
【0019】つぎに、液切装置4の詳細について説明す
る。図5に示すように、液切装置4は、支持体部25
と、セパレータ部23(セパレータ)と、回収タンク2
4と、バキュームポンプ12とから概略構成されてい
る。
【0020】支持体部25は、図1および図2に示すよ
うに、支持体10と、この支持体10に植設された多数
の線状体11a、11b‥とを主な構成要素とするもの
である。支持体10は、断面矩形の筒状体の一側面に長
孔26を形成し、かつ、その両端面に蓋体27a、27
bを固定したものであり、該筒状体内部を洗浄液導入空
間部39(液体導入空間部)とするものである。一方、
この支持体10に植設される多数の線状体11a、11
b‥は、一定の幅寸法と厚さ寸法をもつ線状体群11と
して、一方向に突出している。
【0021】各線状体11a、11b‥は、合成樹脂製
の線状体、または、各種動物の毛を一定の形状に結束し
たものであり、これら多数の線状体11a、11b‥の
支持体10に対する取付状態は以下の通りである。すな
わち、図3に示すように、まず、各線状体11a、11
b‥は、その中間部を棒体28に卷回して一方向に突出
させ、この線状体11a、11b‥を多数本、順次、棒
体28に引っ掛けたものを形成する(図(a)参照)。
つぎに、この線状体11a、11b‥の棒体28側の基
端部を断面C字状の押え部材29内部に嵌着させ(図
(b)、(c)参照)、かつ、この押え部材29の背面
に取付金具30の係合部30aを係合させる(図
(d)、(e)参照)。その後、取付金具30のC字状
側30bを前記支持体10の長孔26内に挿入させると
ともに、線状体11a、11b‥の部分を外方に突出さ
せ、さらに、この取付金具30をねじにより次に述べる
カバー31とともに支持体10に固定する(図(f)、
(g)参照)。
【0022】図(g)に示すように、支持体10の長孔
26から突出する線状体11a、11b‥の上下には、
カバー31、31が配置され、このカバー31、31
は、ねじにより支持体10に固定されている。カバー3
1、31は、各線状体11a、11b‥を一方向に一定
幅、一定厚みをもって突出させた状態に保持するととも
に、前記バキュームポンプ12により、線状体群11に
浸透した洗浄液13を吸引するときに、その吸引力を該
線状体群11に集中的に作用させるため、長孔26の開
口部を塞ぐものである。また、支持体10の両端部に
は、蓋体27a、27bがねじにより固定されている。
【0023】図4に示すように、前記支持体部25、2
5‥は、液切室9内において、これらを水平方向に位置
させた状態で、導入されるスクリーン版1に対して対向
する左右一対のものが上下方向に複数段設けられてい
る。これら支持体部25、25‥には、管路40、40
が接続されており、この管路40、40の他端は、セパ
レータ部23に連結されている。
【0024】図5に示すように、セパレータ部23は、
第1のセパレータ32と第2のセパレータ33とから構
成されている。第1、第2のセパレータ32、33は、
後述するように、支持体10の洗浄液導入空間部39に
導入された洗浄液13を含んだ空気を、洗浄液13(液
体成分)と空気に分離するものである。ここで、分離さ
れた洗浄液13は、回収タンク24に回収されるように
なっている。
【0025】第1のセパレータ32は、分離室34内に
邪魔板35、35‥を設けてなるものであり、その下方
には、回収タンク24が備えられている。第2のセパレ
ータ33は、分離室36内にフィルター37を配置して
なるもので、その後段には、バキュームポンプ12が備
えられている。バキュームポンプ12には、排気筒38
が接続されている。
【0026】つぎに、液切装置4の作用について説明す
る。まず、図4に示すように、液切装置4内にスクリー
ン版1が搬送機構2により上方から下方に導入される
と、線状体11a、11b‥がスクリーン版1の枠材1
aおよびメッシュ1bに当接し、順次、相対的に移動す
る。これにより、スクリーン版1に付着した洗浄液13
が、毛細管現象により、線状体群11に浸透する。
【0027】一方、バキュームポンプ12が作動される
と、線状体群11内が負圧となって、線状体群11に浸
透した洗浄液13が支持体10内の洗浄液導入空間部3
9(図1参照)を通じて、管路40、40を通り、セパ
レータ部23に導入される。
【0028】図5に示すように、セパレータ部23にお
いては、まず、第1のセパレータ32の入口方向から分
離室34に導入された洗浄液13を含む空気は、出口方
向に移動しようとするが、この際、洗浄液13は、邪魔
板35、35‥に当接し、その後、落下して分離室34
下方に貯留される。貯留された洗浄液13は、回収タン
ク24に回収される。一方、洗浄液13が除去された空
気は、第2のセパレータ33に導入されて、さらに、該
空気内に残存する洗浄液13がフィルター37により取
り除かれた後、バキュームポンプ12を通して排気筒3
8から外部に放出される。
【0029】上記の液切装置4によれば、線状体群11
の先端部側を洗浄液13の付着したスクリーン版1に接
触させると、毛細管現象により、該洗浄液13は、線状
体11a、11b‥の隙間を通って線状体群11に浸透
する。この状態で、バキュームポンプ12を作動させる
と、線状体群11に浸透した洗浄液13が洗浄液導入空
間部39に導入され、スクリーン版1から洗浄液13が
除去される。
【0030】この場合、毛細管現象により、線状体群1
1は、該線状体群11と洗浄液13との接触面全体か
ら、線状体群11に洗浄液13を浸透させる。
【0031】また、各線状体11a、11b‥は、可撓
性を有しているので、図6に示すように、スクリーン版
1の枠材1aとメッシュ1bとの角部1cにも線状体1
1a、11b‥の先端部が行き届き、該角部1cに付着
した洗浄液13(液溜状態となっていることが多い。)
も確実に除去される。
【0032】また、洗浄液導入空間部39に導入された
洗浄液13を含む空気は、セパレータ部23に送られ
て、洗浄液13と空気とに分離される。この場合、二つ
のセパレータ32、33を通過させるようにしたので、
最終的に排気筒38から排出される空気は、十分に洗浄
液13の成分が除去された安全で清潔なものである一
方、洗浄装置3で使用済みの洗浄液13を有効に回収で
きるため、ランニングコストの面で有利である。
【0033】この際、液切装置4内において、スクリー
ン版1から可及的に洗浄液13が除去されるように、搬
送機構2によって、適宜、スクリーン版1の移動方向、
移動回数、移動範囲が制御されている。
【0034】以上説明した液切装置4によれば、線状体
群11を洗浄液13の付着したスクリーン版1に接触さ
せると、線状体群11に該洗浄液13が浸透するため、
これをバキュームポンプ12で吸引することにより、ス
クリーン版1から洗浄液13を除去することができる。
【0035】この場合、洗浄液13は、該線状体群11
と洗浄液13との接触面全体から線状体群11に浸透す
るため、スクリーン版1から効果的に洗浄液13を除去
することができる。また、各線状体11a、11b‥
は、可撓性を有しているので、スクリーン版1の隅々に
まで、線状体11a、11b‥が行き届き、スクリーン
版1全域の洗浄液13を確実に除去することができる。
【0036】また、液切装置4によれば、セパレータ部
23により、洗浄液13を含んだ空気は、洗浄液13と
空気とに分離されるため、洗浄液13は回収タンク24
により回収されて再利用に供することができる一方、排
気筒38から排出される空気は、洗浄液13が除去され
ており、これにより、引火等の危険性がなく、安全で清
潔な作業環境を確保することができる。特に、セパレー
タ部23は、二つのセパレータ32、33から構成され
ているため、上記の効果を十分に奏することができる。
【0037】以上、本発明をプリント基板製造用スクリ
ーン版洗浄乾燥装置に適用した場合について説明した
が、本発明に係る液切装置の適用はこれに限定されるも
のではない。すなわち、本発明に係る液切装置は、可撓
性ある線状体をワークに接触させ、その毛細管現象を利
用して液体を該線状体群に浸透させるものなので、ワー
クの大きさ、形状、材質や液体の種類や量等を問わず、
各種のワークに付着した各種の液体を除去する装置とし
て広く用いることができる。例えば、自動車を洗浄した
後の乾燥や、水分を含んだ布から水分を取り除く場合に
も適用することができる。
【0038】
【発明の効果】請求項1記載の液切装置によれば、線状
体群の先端部側を液体の付着したワークに接触させる
と、毛細管現象により、該液体は各線状体の隙間を通っ
て線状体群に浸透し、その状態で液体吸引機構を動作さ
せると、線状体群に浸透した液体が液体導入空間部に導
入されるため、ワークに付着した液体を確実に取り除く
ことができる。
【0039】この場合、線状体群は、該線状体群の先端
のみならず、該線状体群と液体との接触面全体から液体
を浸透させるため、ワークに付着した液体を効果的に除
去することができる。また、各線状体が可撓性を有して
いることから、線状体群をワークに押し付けることによ
り、ワークの表面形状を問わず各線状体がワークの表面
に馴染むとともに、ワークの隅々にまで各線状体が行き
届くため、ワーク全域の液体を除去することができる。
【0040】請求項2記載の液切装置によれば、セパレ
ータにより、液体を含んだ空気は、液体成分と空気とに
分離されるため、排出される空気は、液体の成分が除去
されたものとなり、これにより、安全で清潔な作業環境
を確保することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例の要部を示す斜視図である。
【図2】図1の側断面図である。
【図3】図1の製造工程を示す斜視図である。
【図4】本発明の一実施例の全体構成を示す概略図であ
る。
【図5】本発明の一実施例の一部を省略した全体構成を
示す概略図である。
【図6】本発明の一実施例の使用例を示す拡大斜視図で
ある。
【符号の説明】
1……スクリーン版(ワーク) 4……液切装置 10……支持体 11……線状体群 11a、11b‥……線状体 12……バキュームポンプ(液体吸引機構) 13……洗浄液(液体成分) 23……セパレータ部(セパレータ) 39……洗浄液導入空間部(液体導入空間部)

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ワークに付着した液体を吸引する液切装
    置であって、 液体導入空間部を有する支持体と、 この支持体に密生状態に植設され、その基端部側が前記
    空間部内に臨むように配置されるとともに、先端部側が
    一方向へ向けて延び前記ワークに当接される可撓性を有
    する線状体群と、 前記支持体に接続され、前記ワークに付着した液体を前
    記線状体間および前記空間部を通して負圧源により吸引
    する液体吸引機構とを備えてなることを特徴とする液切
    装置。
  2. 【請求項2】 請求項1記載の液切装置において、前記
    空間部に吸引したものを液体成分と空気に分離するセパ
    レータを設けてなることを特徴とする液切装置。
JP32892793A 1993-12-24 1993-12-24 液切装置 Withdrawn JPH07178375A (ja)

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Effective date: 20010306