JPH07926A - 洗浄装置 - Google Patents

洗浄装置

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JPH07926A
JPH07926A JP14667193A JP14667193A JPH07926A JP H07926 A JPH07926 A JP H07926A JP 14667193 A JP14667193 A JP 14667193A JP 14667193 A JP14667193 A JP 14667193A JP H07926 A JPH07926 A JP H07926A
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JP
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cleaning
liquid
tank
metal mask
pure water
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Application number
JP14667193A
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English (en)
Inventor
Madoka Tauchi
円 田内
Masayuki Kawarada
政幸 川原田
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Hitachi Computer Electronics Co Ltd
Hitachi Ltd
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Hitachi Computer Electronics Co Ltd
Hitachi Ltd
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  • Removal Of Floating Material (AREA)
  • Cleaning And De-Greasing Of Metallic Materials By Chemical Methods (AREA)
  • Manufacturing Of Printed Wiring (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】 洗浄装置において、界面活性剤を主成分とす
る水系の洗浄液を使用する場合の洗浄液の発泡問題を解
決する。 【構成】洗浄部2,3で、界面活性剤を主成分とした水
系洗浄液を用いて被処理物の粗洗浄、仮仕上げ洗浄をす
る。次に洗浄部4,5で、純水を用いて被処理物のすす
ぎ洗浄、仕上げ洗浄をする。洗浄部4の純水に水系洗浄
液が混入し、これが液回収タンク8内で発泡する。消泡
装置11は、この泡を泡貯蔵タンク35に取り込み、ノ
ズル36で消泡剤をスプレーして液体に還元しタンク4
10へ排出する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、被処理物にスプレーし
た洗浄域を回収して再使用する形式の洗浄装置に係り、
特に、洗浄液の発泡を無視できない洗浄装置に関する。
【0002】
【従来の技術】半田ペーストや導体インク等を用いる印
刷回路板等の製造において印刷手段として使用されるメ
タルマスクは、残留した半田ペーストやその他の異物を
除去するために洗浄する必要がある。
【0003】従来、メタルマスク等の洗浄に使用される
洗浄装置は、被処理物にスプレー等により洗浄液を噴射
して粗洗浄、仕上げ洗浄を行い、洗浄に使用された洗浄
液を貯液タンクに回収し、回収した液を洗浄に再使用す
る構成が一般的である。そして、たとえば特開平2−1
72579号公報に記載されるように、仕上げ洗浄の回
収タンクをオーバーフローした洗浄液を粗洗浄の回収タ
ンクに流し込み、このタンクからオーバーフローした洗
浄液は蒸留再生装置により再生して仕上げ洗浄の回収タ
ンクへ戻す構造のものが多い。
【0004】このような洗浄装置で使用される洗浄液と
しては、粗洗浄と仕上げ洗浄に併用でき、しかも揮発性
が高く短時間で乾燥できることから、トリクロロエタン
やフロンが一般的であった。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】近年、環境汚染問題等
の観点から、トリクロロエタンやフロンの全廃が要請さ
れている。メタルマスク等の洗浄の分野においても水系
洗浄液への転換が要求されているが、洗浄装置において
水系洗浄液への転換を行なうには、以下に述べるような
解決すべき課題がある。
【0006】水系の洗浄液は、界面活性剤を主成分とし
た水溶性のものが主流となる見方が強い。このような水
系の洗浄液は、洗浄性は良好であっても揮発性が悪く、
乾燥時において洗浄液残査となり被洗浄物に悪影響を与
える等の問題がある。このため、洗浄完了後に、被洗浄
物に悪影響を与えにくい純水等ですすぎ・仕上げ洗浄を
行い、付着した洗浄液を除去する必要が生じる。したが
って、洗浄装置において水系洗浄液を用いる場合、水系
洗浄液と純水等による仕上げ洗浄液を完全に切り離した
液循環系統が必要となろう。
【0007】しかし、このような液循環系統を導入した
としても、さらに次の問題がある。すなわち、界面活性
剤を主成分とした水系洗浄液は、原液では発泡性はそれ
ほど高くはないが、純水等に少量混入した場合に発泡性
が非常に高くなる。したがって、被処理物に残留した水
系洗浄液が、すすぎ・仕上げ洗浄用の純水等に混入する
と、この純水等が回収される貯液タンク内に多量の泡が
発生する虞がある。そして、この泡は、長時間放置して
も消えにくいため、貯液タンク等から溢れて装置の機
械、電気部品等の故障の原因となり、さらには、装置外
へ溢れ出て周辺にまで悪影響を及ぼす危険もある。
【0008】このような泡の発生を防止するために、す
すぎ・仕上げ洗浄に用いる純水等を使い捨てにすること
も考えられるが、メタルマスクの洗浄のような処理量の
膨大な用途に適用される洗浄装置の場合、コストの面で
実際的ではない。
【0009】よって、本発明の目的は、泡の発生を無視
できない界面活性剤を主成分とした水系洗浄液等の使用
に支障のない洗浄装置を提供することにある。
【0010】
【課題を解決するための手段】本発明は、上記目的を達
成するため、被処理物を洗浄した洗浄液を回収して再使
用する洗浄装置において、回収された洗浄液が一時的に
蓄えられるタンクに生じた泡を取り込んで液体に還元す
る消泡装置を具備せしめる。
【0011】
【作用】前述のように、例えば、界面活性剤を主成分と
した水系洗浄液を粗洗浄に使用し、純水をすすぎ・仕上
げ洗浄に使用し、水系洗浄液と純水の液循環系統を分離
した場合でも、被処理物に残留した水系洗浄液がすすぎ
・仕上げ用の純水に混入し、純水の回収タンクに大量の
泡が発生する。
【0012】本発明によれば、この純水の回収タンクに
発生した泡を消泡装置へ取り込むことにより、純水回収
タンク内の泡を一定量以下に抑え、漏出被害等の危険を
排除できる。また、消泡装置に取り込まれた泡は、その
まま貯蔵されたり外部に排出されるのはなく、消泡され
て液体に戻される。この還元された液体の容積は、元の
泡の容積に比べ大幅に減少するため、その貯蔵や処理が
容易である。
【0013】なお、消泡装置における消泡は、例えば、
消泡剤を泡に投入する方法、真空環境を作り泡を膨張破
裂させる方法、あるいは泡を加圧して押し潰す方法等に
よって達成される。
【0014】
【実施例】図1は本発明の一実施例であるメタルマスク
用洗浄装置の概略斜視図である。図2は、本洗浄装置の
液循環系及び消泡装置の説明図である。図6は本洗浄装
置の処理対象であるメタルマスクの概略斜視図、図7は
同メタルマスクの抜き穴に半田ペーストが付着した状態
を示す拡大斜視図である。
【0015】本洗浄装置はメタルマスクの洗浄に利用さ
れる。図6に示されるように、枠49に張られたメッシ
ュ50にメタルマスク13が貼られ、この状態で洗浄処
理がなされる。図7に示されるように、メタルマスク1
3には、印刷する時に半田ペースト等51を転写するた
めの抜き穴(パターン)が形成されているが、印刷終了
後、この抜き穴に半田ペースト等51が残留付着してい
る。このような半田ペースト等を本洗浄装置によって洗
い流し、メタルマスク13を清浄状態に戻すことができ
る。
【0016】以下、本洗浄装置の構成を説明する。本洗
浄装置は、界面活性剤を主成分とした水系の洗浄液を用
いる第一洗浄部2及び第二洗浄部3と、純水を洗浄液と
して用いる第三洗浄部4(すすぎ洗浄部)及び第四洗浄
部5(仕上げ洗浄部)を有する。水系洗浄液と純水の液
循環系は、図2に最も明瞭に示されるように、完全に分
離している。
【0017】本洗浄装置はさらに、被洗浄物であるメタ
ルマスクを第一洗浄部2に供給するためのローディング
部1、第四洗浄部5で処理されたメタルマスクの乾燥処
理のための乾燥部10、乾燥後のメタルマスクを搬出す
るためのアンローディング部12、すすぎ洗浄用純水の
泡の除去及び消泡のための消泡装置11を備える。
【0018】ローディング部1は、洗浄すべきメタルマ
スク13(図6に示された状態)を複数枚蓄積できる供
給用マガジン14を備え、搬送部(図示せず)による第
一洗浄部2へのメタルマスク移動を完了後、次に投入す
るメタルマスク13を搬送可能な位置まで移動させるた
めの供給用マガジンピッチ送りユニット15を備えてい
る。
【0019】第一洗浄部2は、搬送部(図示せず)によ
ってローディング部1から搬入されたメタルマスク13
に水系洗浄液を噴射して粗洗浄をするためのスプレーノ
ズル16が一定間隔で複数本配列されており、タンク6
からポンプ17により吸い上げられた水系洗浄液をスプ
レーノズル16よりメタルマスクに噴射し、洗浄に用い
られ流下した水系洗浄液を下側よりタンク6に回収する
構成である。スプレーノズル16は昇降ユニット(図示
せず)によって上下方向に移動可能である。また、ロー
ディング部1への水系洗浄液の飛散を防止するためのシ
ャッターユニット31と、第二洗浄部3との間の洗浄液
飛散を防止するためのシャッターユニット18が設けら
れている。これらのシャッターユニット31,18は、
搬送部によるメタルマスクの搬送時に開放され、洗浄中
に閉鎖される。
【0020】第二洗浄部3は、搬送部により第一洗浄部
2から搬送されたメタルマスクに水系洗浄液を噴射して
仮仕上げ洗浄をするためのスプレーノズル19が一定間
隔で複数本配列されており、タンク7からポンプ20に
より吸い上げられた水系洗浄液をスプレーノズル19よ
りメタルマスクに噴射し、洗浄に用いられ流下した水系
洗浄液を下側からタンク7に回収する構成である。スプ
レーノズル19は、昇降ユニット(図示せず)によって
上下方向に移動可能である。第三洗浄部4との間の洗浄
液の飛散を防止するためのシャッターユニット21が設
けられ、これはメタルマスクの搬送時に開放され、洗浄
時に閉鎖されるようになっている。
【0021】第三洗浄部4は、搬送部により第二洗浄部
3から搬送されたメタルマスクに純水を噴射してすすぎ
洗浄をするためのプレーノズル22が一定間隔で複数本
配列されており、タンク8からポンプ23により吸い上
げられた純水をスプレーノズル22よりメタルマスクに
噴射し、洗浄に用いられ流下した純水を下側よりタンク
8に回収する構成である。スプレーノズル22は昇降ユ
ニット(図示せず)によって上下移動が可能である。純
水噴射時における第四洗浄部5への純水の飛散の防止、
及び第四洗浄部5からの純水の飛散を防止するためのシ
ャッターユニット24が設けられ、これらはメタルマス
クの移動時に開放され、洗浄時に閉鎖されるようになっ
ている。
【0022】第四洗浄部5は、搬送部により第三洗浄部
4から搬送されたメタルマスクに純水を噴射して仕上げ
洗浄をするためのスプレーノズル25が一定間隔で複数
本配列されており、タンク9からポンプ26により吸い
上げられた純水をスプレーノズル25よりメタルマスク
13に噴射し、洗浄に用いられ流下した純水を下側より
タンク9に回収する構成である。スプレーノズル25は
昇降ユニット(図示せず)によって上下移動が可能であ
る。純水噴射時における乾燥部10への洗浄液の飛散を
防止するためにシャッターユニット27が設けられ、こ
れはメタルマスクの搬送時に開放され、洗浄時に閉鎖さ
れるようになっている。
【0023】乾燥部10は、搬送部により第四洗浄部5
から搬送されたメタルマスクを乾燥させる装置であり、
リングブロワー29より給送されるエアーをエアーノズ
ル28からメタルマスクに噴射できるようになってい
る。ブロワーから出されたエアーを加熱するためのヒー
ター30が、リングブロワー29のエアー吐出口に設け
られている。この加熱作用によってメタルマスクの乾燥
時間を短縮できる。さらに、メタルマスクに均等に温風
が吹き付けられるように、ブロワーのす゛る28は昇降
ユニット(図示せず)によって上下方向に移動可能であ
る。さらに、温風吹き付けによるアンローディング部1
2への純水の飛散を防止するためのシャッターユニット
32が設けられ、これはメタルマスクの搬送時に開放さ
れ、洗浄時に閉鎖されるようになっている。
【0024】アンローディング部12は、乾燥部10で
乾燥を完了したメタルマスクを格納するための格納用マ
ガジン33と、この格納用マガジン33を、あらかじめ
メタルマスクを格納できる位置で待機させ、メタルマス
クが搬送部によって移動されて格納用マガジン33内に
格納されると、次の格納位置まで格納用マガジン33を
移動させるマガジンピッチ送りユニット34を備えてい
る。
【0025】ここまでの説明から理解されるように、本
洗浄装置においては、被洗浄物であるメタルマスクは、
ローディング部1より第一洗浄部2に1枚ずつ搬送され
て水系洗浄液のスプレーにより粗洗浄され、つづいて第
二洗浄部3へ搬送されて水系洗浄液のスプレーによって
仮仕上げ洗浄される。このような水系洗浄液を使用した
粗洗浄と仮仕上げ洗浄によって、メタルマスクに付着し
た半田ペースト等が除去され、水系洗浄液とともにタン
ク6,7へ運ばれる。この水系洗浄液は再使用されるた
め、それに混入した半田ペースト等を捕捉するためのフ
ィルタが液循環系の適所(例えばポンプ17,20の吐
出部)に設けられる。また、粗洗浄と仮仕上げ洗浄とで
は洗浄液の汚染度合いが違うため、洗浄効果を損なわな
いように、それぞれの洗浄液の循環系は完全に分離さ
れ、またシャッターユニット18を設けて相互間の洗浄
液の飛散を防止している。
【0026】仮仕上げ洗浄を完了したメタルマスクは第
三洗浄部4へ搬送され、純水のスプレーによって残留し
た水系洗浄液等が洗い流され、つづいて第四洗浄部5へ
搬送され純水による仕上げ洗浄を受ける。第二洗浄部3
と第三洗浄部3との間はシャッターユニット21によっ
て仕切られるため、相互間の洗浄液飛散が防止される
が、すすぎ洗浄に用いられてタンク8に回収された純水
には、メタルマスクに残留していた水系洗浄液が混入す
るために、タンク8内に泡が発生する。この泡の除去及
び液体への還元のために消泡装置11が設けられている
が、これについては後述する。
【0027】仕上げ洗浄に用いられた純水もタンク9に
回収され再使用されるが、その循環系はすすぎ洗浄用純
水の循環系とは分離されている。メタルマスクに付着し
た水系洗浄液はすすぎ洗浄の段階で略完全に除去され、
またシャッターユニット24によって、すすぎ洗浄用純
水の第四洗浄部5への飛散も防止されるため、仕上げ洗
浄用純水への水系洗浄液の混入度合いは略無視できる程
度であり、タンク9内の発泡は問題とならない。なお、
純水の循環系の適所(例えばポンプ23,26の吐出口
部)に異物を捕捉するためのフィルターが設けられる。
【0028】仕上げ洗浄の済んだメタルマスクは乾燥部
10へ搬送され、温風の吹き付けによって乾燥される。
乾燥後のメタルマスクはアンローディング部12のマガ
ジン33に格納される。
【0029】なお、本洗浄装置は、前述のように各洗浄
部2,3,4,5の間に液飛散を防止するためのシャッ
ターユニット18,21,24を設け、また、それぞれ
の液循環系を完全に分離させている。このような構成
は、本質的に複数種類の洗浄液または仕上げ液を使用す
る目的に好適である。
【0030】続いて、消泡装置11について説明する。
消泡装置11の構成は、図2に最も明瞭に表わされてい
る。
【0031】タンク8に回収されたすすぎ洗浄用純水に
は、メタルマスクに付着していた水系洗浄液が少量では
あるが混入する。発泡性を持つ水系洗浄液は、純水に溶
け込むとさらに発泡性が高くなる特性を有しており、タ
ンク8内で大量の泡となって現われる。この泡は、直径
が微小でクリーミィーであるため、長時間自然放置して
も消えにくい性質を持っている。
【0032】消泡装置11はタンク8より泡を取り込み
液体に還元する装置であって、泡貯蔵タンク(a)3
5、消泡剤噴射用スプレーノズル36、泡検出センサー
37、消泡剤貯蔵タンク38、消泡剤供給ポンプ39、
廃液タンク40で構成されている。タンク8内で発生し
た泡は、強制的に泡貯蔵タンク(a)35へオーバーフ
ローさせられ、タンク8内の泡が一定量を越えないよう
に保たれる。なお、タンク8内の泡を泡貯蔵タンク
(a)35へ移り易くするために、タンク8の右側面上
方からエアーを入れるようにしてもよい。
【0033】泡貯蔵タンク(a)35には、泡が一定量
貯蔵されたことを検出するための泡検出センサー37が
設けられている。泡量が一定量になると、泡検出センサ
ー37の検出信号に応答して、制御装置(図示されな
い)の制御によって消泡剤供給ポンプ39が作動し、泡
貯蔵タンク38からスプレーノズル36へ給送されてタ
ンク35内の泡に消泡剤がスプレーされ、泡は液体に還
元される。消泡剤の噴射量は、発泡した洗浄液の成分等
によって左右されるため、あらかじめ泡が削減できる最
適量が決定される。また、消泡剤の噴射完了後に、タン
ク36内に泡が還元された液体が溜るが、これは廃液ポ
ンプ40aによって廃液タンク40に排出される。
【0034】このようにタンク8に生じた泡は消泡装置
11へ取り込まれるため、タンク8内に大量の泡が溜っ
て泡または洗浄液が外部に溢れ出しようなことがなくな
る。また、泡対策のためにタンク8をむやみに大容積に
する必要もなくなる。また、消泡装置11は、取り込ん
だ泡を消泡して液体に還元するため、タンク35,40
の容積をむやみに大きくする必要がなく、またタンク4
0に貯蔵した廃液の処理も容易になる。
【0035】消泡装置の他の構成を図3により説明す
る。ここに示す消泡装置は、泡貯蔵タンク(b)41、
真空発生装置42、供給側電磁弁43、排出側電磁弁4
4及びバキュームポンプ45で構成されている。タンク
8内に発生した泡はバキュームポンプ45の吸引力で泡
貯蔵タンク(b)41へ取り込まれ貯蔵される。泡貯蔵
タンク(b)41には、供給側電磁弁43と排出側電磁
弁44が備えられており、泡量が一定量に達すると、こ
れを検出するためのセンサー(図示せず)の検出信号に
応答して制御装置(図示せず)が供給側電磁弁43と排
出側電磁弁44を閉鎖して泡貯蔵タンク(b)41を密
閉し、真空発生装置42によって泡貯蔵タンク(b)4
1内を真空状態にする。貯蔵されている泡は膨張破裂し
て液体に還元する。還元した液は廃液ポンプ(図示せ
ず)等によって廃液タンク40に排出される。
【0036】消泡装置の別の構成を図4により説明す
る。ここに示す消泡装置は、プレス装置46、バキュー
ムポンプ45、供給側電磁弁43、排出側電磁弁44で
構成されている。タンク8内に発生した泡はバキューム
ポンプ45の吸引力でプレス装置46へ引き込まれる。
プレス装置46には供給側電磁弁43と排出側電磁弁4
4が備えられており、泡が一定量溜ると、これを検出す
るためのセンサー(図示せず)の検出信号に応答して制
御装置(図示せず)は供給側電磁弁43と排出側電磁弁
44を閉鎖してプレス装置46を密閉し、プレス装置4
6によって泡を機械的に押し潰して液体に還元する。還
元された液体は廃液ポンプ(図示せず)等によって廃液
タンク40に排出される。
【0037】消泡装置のもう一つの構成を図5により説
明する。ここに示す消泡装置は泡貯蔵タンク(c)4
7、バキュームポンプ45、コンプレッサー48、供給
側電磁弁43、排出側電磁弁44で構成されている。タ
ンク8内に発生した泡はバキュームポンプ45の吸引力
で泡貯蔵タンク(c)47に引き込まれる。泡貯蔵タン
ク(c)47には供給側電磁弁43と排出側電磁弁44
が備えられており、泡が一定量溜ると、これを検出する
ためのセンサー(図示せず)の検出信号に応答して制御
装置(図示せず)は供給側電磁弁43と排出側電磁弁4
4を閉鎖して泡貯蔵タンク(c)47を密閉にし、コン
プレッサー48を作動せさ、泡貯蔵タンク(c)47の
内部を高圧にして泡を潰し液体に還元させる。還元液は
廃液ポンプ(図示せず)等によって廃液タンク40へ排
出される。
【0038】なお、本発明は前記実施例の構成に限定さ
れるものではない。例えば、水系洗浄液を用いる洗浄ス
テージ数や、純水を用いる洗浄ステージ数を増加または
減少させてもよい。また、必要に応じて、2以上の純水
洗浄ステージに対して消泡装置による泡除去を行なうこ
ともできる。
【0039】
【発明の効果】本発明によれば、タンクに回収された洗
浄液の泡を消泡装置に取り込んで液体に還元するため、
洗浄液として水系洗浄液と純水を用いるような場合で
も、液界出タンク内での大量の泡の発生による溢出被害
を防止でき、また液回収タンクの大容積化を回避でき
る。また、液回収タンクから消泡装置に取り込んだ泡を
消泡して液体に還元するため、その貯蔵や処理も容易に
なる。このように本発明は、水系洗浄剤への転換におけ
る重要課題であった発泡問題を解決できるため、水系洗
浄剤への転換に大きく貢献するものである。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明によるメタルマスク用洗浄装置の概略斜
視図である。
【図2】同洗浄装置の液循環系と消泡装置を説明するた
めの概略構成図である。
【図3】消泡装置の他の構成を説明するための概略構成
図である。
【図4】消泡装置の他の構成を説明するための概略構成
図である。
【図5】消泡装置の別の構成を説明するための概略構成
図である。
【図6】枠にセットされたメタルマスクを示す斜視図で
ある。
【図7】メタルマスクの抜き穴に半田ペーストが付着し
た状態を拡大して示す斜視図である。
【符号の説明】
1 ローディング部 2,3,4,5 洗浄部 6,7,8,9 洗浄液貯蔵用タンク 10 乾燥部 11 消泡装置 12 アンローディング部 13 メタルマスク 14 供給用マガジン 15 供給用マガジンピッチ送りユニット 16,19,22,25 スプレーノズル 17,20,23,26 ポンプ 18,21,24,27,31,32 シャッターユニ
ット 28 ブロワーノズル 29 リングブロワー 30 ヒーター 33 格納用マガジン 34 格納用マガジンピッチ送りユニット 35 泡貯蔵タンク(a) 36 消泡剤噴射用スプレーノズル 37 泡検出センサー 38 消泡剤貯蔵タンク 39 消泡剤供給ポンプ 40 廃液タンク 41 泡貯蔵タンク(b) 42 真空発生装置 43 供給側電磁弁 44 排出側電磁弁 45 バキュームポンプ 46 プレス装置 47 泡貯蔵タンク(c) 48 コンプレッサー 49 枠 50 メッシュ 51 半田ペースト
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.6 識別記号 庁内整理番号 FI 技術表示箇所 H05K 3/26 7511−4E

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 被処理物を洗浄した洗浄液を回収して再
    使用する洗浄装置において、回収された洗浄液が一時的
    に蓄えられるタンクに生じた泡を取り込んで液体に還元
    する消泡装置を具備することを特徴とする洗浄装置。
JP14667193A 1993-06-18 1993-06-18 洗浄装置 Pending JPH07926A (ja)

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Cited By (4)

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