JPH07100415A - 水性塗料ミスト除去装置 - Google Patents

水性塗料ミスト除去装置

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JPH07100415A
JPH07100415A JP5248999A JP24899993A JPH07100415A JP H07100415 A JPH07100415 A JP H07100415A JP 5248999 A JP5248999 A JP 5248999A JP 24899993 A JP24899993 A JP 24899993A JP H07100415 A JPH07100415 A JP H07100415A
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 水性塗料ミストを再使用可能な塗料として合
理的に回収することができる水性塗料ミスト除去装置を
提供する。 【構成】 水性塗料ミストを含む気体とミスト捕捉用液
とをその気体中の水性塗料ミストがミスト捕捉用液に捕
捉されるように接触させて下部排気空間2Aに排出する
洗浄手段を設け、前記下部排気空間2A底部の液槽6A
内の液を処理する液処理手段と、下部排気空間2A内の
処理気体を排出処理する排気処理手段とを設け、前記液
処理手段を構成するに、下部排気空間2A底部の液槽6
A内の液を濾過することにより液中の水性塗料を回収す
るとともに、濾液を前記ミスト捕捉用液として洗浄手段
に供給する塗料回収手段を設け、前記液槽6A内の液表
面から泡を回収して潰す消泡手段を設ける。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、塗装ブースにおける吹
き付け塗装作業域から排出する排気空気等、水性塗料ミ
ストを含む気体とミスト捕捉用液とをその気体中の水性
塗料ミストがミスト捕捉用液に捕捉されるように接触さ
せて下部排気空間に排出する洗浄手段を設け、前記下部
排気空間底部の液槽内の液を処理する液処理手段と、下
部排気空間内の処理気体を排出処理する排気処理手段と
を設けてあるものに関する。
【0002】
【従来の技術】従来の水性塗料ミスト除去装置では、洗
浄手段から下部排気空間内に排出されてその下部排気空
間底部の液槽内に受け入れられた液にエマルジョンブレ
ーカなどの薬品を投入することにより、液中に分散して
いる水性塗料ミストを凝集させることでスラッジ化して
浮上させ、そのスラッジ化した水性塗料、つまり、水性
塗料スラッジをポンプなどで液槽内から排出すること
で、水性塗料ミストを除去していた。すなわち、液処理
手段が、水性塗料をスラッジ化して液から除去する手段
であった。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかし、上記従来の技
術によるときは、水性塗料ミストをスラッジ化すること
により液から分離回収するから、回収物を塗料として使
用することができずに廃棄する必要があり、しかも、廃
棄する上で後処理が必要な水性塗料スラッジとして、ミ
スト捕捉用液で捕捉した水性塗料ミストの全量を除去す
るから、後処理すべき水性塗料スラッジの量が多くて、
水性塗料スラッジの後処理が大掛かりとなり、後処理に
要するコストが高く付いていた。
【0004】本発明の目的は、水性塗料ミストを再使用
可能な塗料として合理的に回収することができる水性塗
料ミスト除去装置を提供する点にある。
【0005】
【課題を解決するための手段】本発明の第1発明による
水性塗料ミスト除去装置の特徴は、前記液処理手段を構
成するに、下部排気空間底部の液槽内の液を濾過するこ
とにより液中の水性塗料を回収するとともに、濾液を前
記ミスト捕捉用液として洗浄手段に供給する塗料回収手
段を設け、前記液槽内の液表面から泡を回収して潰す消
泡手段を設けてある点にある。
【0006】本発明の第2発明による水性塗料ミスト除
去装置の特徴は、前記第1発明において、前記下部排気
空間から排出される処理気体と第2のミスト捕捉用液と
をその処理気体中の水性塗料ミストが第2のミスト捕捉
用液に捕捉されるように接触させて第2の下部排気空間
に排出する第2の洗浄手段を設け、第2の下部排気空間
底部の液槽内の液中の水性塗料ミストをスラッジ化して
液から分離するとともに、水性塗料ミストが分離された
液を第2のミスト捕捉液として前記第2の洗浄手段に供
給する塗料スラッジ分離手段を設けてある点にある。
【0007】
【作用】第1発明によれば、液処理手段の構成要素とし
て、液槽内の液を濾過することによりその液中の水性塗
料を回収する塗料回収手段を設けてあるから、水性塗料
ミストをスラッジ化することなく再使用可能な水性塗料
として回収することができる。しかも、塗料回収手段が
濾液をミスト捕捉液として洗浄手段に供給するものであ
るから、液が洗浄手段と液槽と塗料回収手段との間で循
環することになり、その結果、回収した塗料が変質しな
い。
【0008】ところで、上記のように液を循環させる
と、洗浄液中に可溶性成分が蓄積していくために、洗浄
手段から液槽内へのミスト捕捉用液の落下排出に伴って
泡が発生し易くなる。そして、例えば、この発生した泡
をそのまま放置して泡の下部排気空間内での増加を許す
と、泡が洗浄手段にまで立ちのぼって、洗浄手段での気
体中水性塗料ミストと液との接触が阻害されるなど洗浄
手段による水性塗料ミストの気体からの除去性能が低下
したり、下部排気空間からの排気手段による排気中に泡
が混ざって排気障害が発生したりする不都合を招来す
る。この点に着目して、第1発明では、消泡手段を設け
て泡を除去するようにしてあるから、塗料回収手段の濾
液をミスト捕捉用液として循環使用しながらも、所期の
洗浄手段による水性塗料ミスト除去及び排気手段による
下部排気空間からの処理気体の排出処理を阻害すること
がない。
【0009】水性塗料ミストを気体から除去する場合、
除去し易い粒径の大きなものから除去しにくい粒径の小
さなものまでの水性塗料ミストの全部を一度に除去しよ
うとすると、洗浄手段として、除去困難な小さな粒径の
水性塗料ミストをまでを除去できる高性能・高圧損の洗
浄器が必要となり、高価でエネルギー消費量が大きなも
のとなる。他方、水性塗料ミストを液から回収する場
合、対象液中に含有される水性塗料ミストの粒径が余り
小さなものは回収する価値が小さい。そこで、塗料回収
による経済効果とその塗料回収に要する経済負担とのバ
ランスを考慮すると、小さな粒径のものまで回収するの
ではなく、ある程度以上の粒径の水性塗料ミストを回収
するようにすることが得策である。従って、低圧損の省
エネ型の洗浄器で大部分のオーバースプレーした水性塗
料ミストを洗浄液中に捕捉することができれば、塗料回
収の目的を達せられることになる。
【0010】上記の考察に基づいて第2発明によれば、
洗浄手段一つで水性塗料ミストを気体から除去するので
はなく、第2の洗浄手段を設けて、水性塗料ミストの気
体からの除去を二段階で行うようにしてあるから、第1
段の塗料回収用の洗浄手段として、気体中の水性塗料ミ
ストの全部を除去できる能力及び性能のものが不要で、
塗料回収にとって都合の良い粒径以上の水性塗料ミスト
を除去できるもので済む。他方、第2の洗浄手段につい
ても、第1段の洗浄手段による水性塗料ミスト除去作用
を受けた処理気体、つまり、水性塗料ミストの含有量が
少ない気体を対象とすることになるから、第2の洗浄手
段として、粒径の小さな水性塗料ミストを除去する上で
高性能が要求されるも、塗料スラッジ分離手段が処理す
べき塗料スラッジの量が少なくて、塗料スラッジ分離手
段としては、塗料スラッジの処理能力の小さなもので済
み、塗料スラッジの処理に掛かるコストを低く抑えるこ
とができる。しかも、粒径の小さな水性塗料ミストは、
それの回収による利益よりもその回収に掛かる費用が高
く付いて回収するよりも破棄した方が経済的である点に
着目して、塗料スラッジ分離手段を設けて、第2の洗浄
手段により液に捕捉された水性塗料ミストをスラッジ化
して液から分離するとともに、水性塗料ミストが分離さ
れた液を第2のミスト捕捉用液として第2の洗浄手段に
供給するように構成してあるから、塗料回収による経済
効果を損なうことなく、気体から水性塗料ミストを確実
に除去して排出することができる。換言すれば、所期の
水性塗料ミストの気体からの除去を確実に行いながら
も、水性塗料ミストの回収を経済的に行える。
【0011】
【発明の効果】従って本発明によれば、洗浄手段による
水性塗料ミストの気体中からの捕捉除去を阻害すること
なく、今まで塗料スラッジとして破棄していた水性塗料
ミストを回収することができるようになった。特に請求
項2記載のようにすれば、塗料スラッジの分離をランニ
ングコスト安く行えることにより、経済的に実施するこ
とができる。
【0012】
【実施例】塗装設備は、図1に示すように、被塗物を移
動させながら塗装するための塗装ブース1と、塗料ミス
トを含むその塗装ブース1内の排気中から塗料ミストを
除去して排出する塗料ミスト除去装置とを有する。
【0013】前記塗料ミスト除去装置は、洗浄手段と液
処理手段と排気処理手段とを設けて構成されている。
【0014】前記洗浄手段は、前記塗装ブース1内の排
気とミスト捕捉用液としての水とをその排気中の塗料ミ
ストがミスト捕捉用水に捕捉されるように接触させて下
部排気空間2Aに排出する手段である。具体的には、ミ
スト捕捉用水を水滴化させて排気と接触させながら下部
排気空間2Aに排出する洗浄器3Aと、塗装ブース1の
幅方向両端に被塗物移動方向に沿った姿勢で設けた水供
給樋4Aと、その水供給樋4Aから溢れたミスト捕捉用
水を前記洗浄器3Aに流下案内する流下板5Aとからな
り、水供給樋4Aから溢れたミスト捕捉用水は、流下板
5Aの上面を覆う膜状となって流下し、その結果、降下
してきた塗料ミストは、流下板5Aの上面に付着するこ
となく膜状の流下ミスト捕捉用水に捕捉されるように構
成されている。従って、上記洗浄手段の存在により、塗
料ミストを除去された排気及び塗料ミストを含有した塗
料ミスト捕捉水が塗装ブース1内から下部排気空間2A
に排出されることになる。
【0015】前記液処理手段は、前記下部排気空間2A
の底部に形成された液槽6A内の液を処理する手段であ
って、塗料回収手段と消泡手段とを設けて構成されてい
る。前記塗料回収手段は、前記液槽6A内の液a1を濾
過することにより液a1中の水性塗料を回収するととも
に、濾液a1を前記ミスト捕捉用液として洗浄手段に供
給する手段であって、具体的には、濾過部を設け、液槽
6A内の液a1を取り出して濾過部に供給するポンプ7
付きの取出し路8を設け、濾過部から濾液a4を前記洗
浄手段の水供給樋4Aに供給する返送路9を設けて構成
されている。前記濾過部は、液a1中のゴミなど夾雑物
を除去するスクリーンフィルター10と、このスクリー
ンフィルター10からの第1濾液a2中の夾雑物を除去
するカートリッジフィルター11とを設け、このカート
リッジフィルター11からの第2濾液a3中から水性塗
料ミストを除去する、つまり、第2濾液a3を洗浄手段
に供給する濾液a4と水性塗料ミスト濃度の高い濃縮液
a5とに分離する第1ウルトラフィルター12Aを設
け、この第1ウルトラフィルター12Aからの濃縮液a
5中から水性塗料ミストを除去する、つまり、濃縮液a
5を洗浄手段に供給する濾液a4と塗料調整タンク13
に回収する水性塗料ミスト濃度のより高い高濃縮液a6
とに分離する第2ウルトラフィルター12Bを設けて構
成されている。前記消泡手段は、前記塗料回収手段の取
出し路8のうちポンプ7よりも下流の部分から分岐させ
た流路14を介して送られてくる液a1を前記液槽6A
内の液表面に沿って噴出することにより液表面上の泡を
液槽6Aの一箇所に集める液流を形成する液噴射部15
(ライザー)を設け、液槽6Aの一箇所に集められた泡
を取り出して潰すことにより液化して戻す消泡部を設け
て構成されている。消泡部は、図2及び図3に示すよう
に、液槽6Aの一箇所に集められた泡を取り出すための
泡取出し管16とそれからの取出し泡を受け入れるタン
ク17とを設け、タンク17内から排気することにより
泡取出し管16を介するタンク17内への泡吸引力を発
生させるファン18と、タンク17外に排気する排気中
の水滴を除去するエリミネータ19とを設け、前記タン
ク17内に受け入れた泡を順次下方に流下させるように
載置する上下複数のガイド板20を配置し、各ガイド板
20に泡を加熱することで破裂させる電気ヒータなどの
ヒータ21を設け、タンク17の底部に溜まった液を前
記取出し路8に供給するポンプ22付きの液返送管23
を設けて構成されている。
【0016】前記排気処理手段は、前記下部排気空間2
A内の処理排気を対象とする第2の洗浄手段と塗料スラ
ッジ分離手段と排気処理部とを設けて構成されている。
前記第2の洗浄手段は、前記下部排気空間2Aに連通す
る排気集合空間24内の処理排気と第2のミスト捕捉用
液としての水とをその処理排気中の塗料ミストが第2の
ミスト捕捉用水に捕捉されるように接触させて第2の下
部排気空間2Bに排出する手段である。具体的には、ミ
スト捕捉用水を水滴化させて処理排気と接触させながら
第2の下部排気空間2Bに排出する第2の洗浄器3B
と、前記排気集合空間24の周部に配置した第2の水供
給樋4Bと、その第2の水供給樋4Bから溢れた第2の
ミスト捕捉用水を前記第2の洗浄器3Bに流下案内する
第2の流下板5Bとからなり、第2の水供給樋4Bから
溢れた第2のミスト捕捉用水は、第2の流下板5Bの上
面を覆う膜状となって流下し、その結果、降下してきた
塗料ミストは、第2の流下板5Bの上面に付着すること
なく膜状の流下ミスト捕捉用水に捕捉されるように構成
されている。従って、上記第2の洗浄手段の存在によ
り、塗料ミストを除去された排気及び塗料ミストを含有
した塗料ミスト捕捉水が排気集合空間24内から第2の
下部排気空間2Bに排出されることになる。前記塗料ス
ラッジ分離手段は、前記第2の下部排気空間2Bの底部
に形成された第2の液槽6B内の液中の水性塗料ミスト
をスラッジ化して液から浮上分離させるとともに、水性
塗料ミストが分離された液を第2のミスト捕捉用水とし
て前記第2の洗浄手段に供給する手段であって、具体的
には、第2の液槽6B内に、水性塗料ミストをスラッジ
化するための薬剤を薬剤タンク25から取り出して供給
する薬剤供給ポンプ26と、浮上分離した塗料スラッジ
を表層の水とともにオーバーフローさせて回収する集積
ピット27と、集積ピット27内の塗料スラッジを脱水
機28に供給するスラッジ供給ポンプ29と、第2の液
槽6B内の水を液槽6Aの底部近くから取り出して前記
第2の水供給樋4Bに供給する給水ポンプ30とを設け
て構成されている。前記排気部は、第2の下部排気空間
2B内の処理気体を外部に排出するものであって、処理
気体を外部に排出するための排気ファン31と、排気中
の水分を除去するエリミネーター32とを設けて構成さ
れている。
【0017】前記洗浄器3A及び第2の洗浄器3Bは、
基本的には同一機能を有するものであるが、次の〈1〉
〜〈4〉に基づいて、洗浄器3Aは、処理性能よりも処
理能力を優先した構造及び形式で構成し、他方、第2の
洗浄器3Bは、処理能力よりも処理性能を優先した構造
及び形式で構成することにより、洗浄器3A及び第2の
洗浄器3Bをともに安価に構成しながらも、水性塗料ミ
ストの除去を確実に行い、加えて、水性塗料ミストの回
収を経済的に行えるようにしてある。 〈1〉処理対象気体中の水性塗料ミストの除去では、粒
径の大きい水性塗料ミストの方が粒径の小さい水性塗料
ミストよりも除去し易く、粒径の大きい水性塗料ミスト
から粒径の小さい水性塗料ミストまでの全部を除去する
ようにすると、多量の水性塗料ミストを除去できる大処
理能力と粒径が小さな水性塗料ミストまでを除去できる
高い処理性能との両者が要求されて、除去設備が非常に
高価なものになるが、除去し易い粒径の水性塗料ミスト
を重点的に除去するようにすると、要求される除去性能
が低いもので済んで、多量の水性塗料ミストを除去でき
る大処理能力を得ながらも安価なものに除去設備を構成
することができる。 〈2〉処理対象気体中の水性塗料ミストの除去では、除
去しにくい小さな粒径の水性塗料ミストであっても、処
理対象気体中に含まれる水性塗料ミストの量が少なけれ
ば、つまり、要求される処理能力が小さいと、要求され
る除去性能が高度であるにかかわらず除去設備を安価に
構成できる。 〈3〉洗浄手段が除去対象とする塗装ブース1内の排気
中には、粒径が大きい水性塗料ミストから粒径の小さい
水性塗料ミストの全部が含まれているが、第2の洗浄手
段が除去対象とする排気集合空間24内の処理気体に
は、それが洗浄手段で処理された後のものであることに
より、粒径の小さい水性塗料ミストが少量含まれている
だけである。 〈4〉塗料回収手段による塗料回収と塗料スラッジ分離
手段によるスラッジ化とを比較した場合、塗料回収では
回収すべき水性塗料ミストの粒径が可及的に大きいほう
が塗料回収手段に要求する濾過性能が低いもので済む一
方、スラッジ化では水性塗料ミストの粒径に関係なくス
ラッジ化できる。
【0018】〔別実施例〕前記実施例で示した消泡手段
の消泡部としては、次のようなものであっても良い。図
4及び図5に示すように、タンク17の上部に、タンク
17内に受け入れた泡を加熱して破裂させる加熱手段を
設ける。この加熱手段は、タンク17内を、上部の加熱
室Hと下部の泡受け入れ室Bとに仕切る透明ガラス利用
の仕切り板33を設け、前記加熱室H内に加熱用の複数
の輻射ランプ34をその輻射方向が下向きとなる姿勢で
配置し、加熱室H内への外気取入れ口を形成するギャラ
リ35と、加熱室H内の空気を外部に排出する換気ファ
ン36とを設けて構成されている。つまり、この加熱手
段では、換気ファン36の作動に伴うギャラリ35から
の外気取入れと、換気ファン36による排気とにより、
加熱室Hが換気され、加熱室Hの高温化が防止されるよ
うになっている。前記輻射ランプ34は、石英ランプ3
4Aと反射板34Bとからなる。なお、他の構成は実施
例で説明したものと同じであるから、同一符号を付すこ
とにより説明は省略する。
【0019】尚、特許請求の範囲の項に図面との対照を
便利にするために符号を記すが、該記入により本発明は
添付図面の構成に限定されるものではない。
【図面の簡単な説明】
【図1】水性塗料ミスト除去装置の概略構成図
【図2】消泡部の横断平面図
【図3】消泡部の縦断面図
【図4】別実施例を示す消泡部の横断平面図
【図5】別実施例を示す消泡部の縦断面図
【符号の説明】
2A 下部排気空間 6A 液槽 2B 第2の下部排気空間 6B 第2の液槽

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 水性塗料ミストを含む気体とミスト捕捉
    用液とをその気体中の水性塗料ミストがミスト捕捉用液
    に捕捉されるように接触させて下部排気空間(2A)に
    排出する洗浄手段を設け、前記下部排気空間(2A)底
    部の液槽(6A)内の液を処理する液処理手段と、下部
    排気空間(2A)内の処理気体を排出処理する排気処理
    手段とを設けてある水性塗料ミスト除去装置であって、
    前記液処理手段を構成するに、下部排気空間(2A)底
    部の液槽(6A)内の液を濾過することにより液中の水
    性塗料を回収するとともに、濾液を前記ミスト捕捉用液
    として洗浄手段に供給する塗料回収手段を設け、前記液
    槽(6A)内の液表面から泡を回収して潰す消泡手段を
    設けてある水性塗料ミスト除去装置。
  2. 【請求項2】 前記下部排気空間(2A)から排出され
    る処理気体と第2のミスト捕捉用液とをその処理気体中
    の水性塗料ミストが第2のミスト捕捉用液に捕捉される
    ように接触させて第2の下部排気空間(2B)に排出す
    る第2の洗浄手段を設け、第2の下部排気空間(2B)
    底部の液槽(6B)内の液中の水性塗料ミストをスラッ
    ジ化して液から分離するとともに、水性塗料ミストが分
    離された液を第2のミスト捕捉液として前記第2の洗浄
    手段に供給する塗料スラッジ分離手段を設けてある請求
    項1記載の水性塗料ミスト除去装置。
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