JPH071782A - テープカセット - Google Patents
テープカセットInfo
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- JPH071782A JPH071782A JP5168572A JP16857293A JPH071782A JP H071782 A JPH071782 A JP H071782A JP 5168572 A JP5168572 A JP 5168572A JP 16857293 A JP16857293 A JP 16857293A JP H071782 A JPH071782 A JP H071782A
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- B—PERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
- B41—PRINTING; LINING MACHINES; TYPEWRITERS; STAMPS
- B41J—TYPEWRITERS; SELECTIVE PRINTING MECHANISMS, i.e. MECHANISMS PRINTING OTHERWISE THAN FROM A FORME; CORRECTION OF TYPOGRAPHICAL ERRORS
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- B41J3/407—Typewriters or selective printing or marking mechanisms characterised by the purpose for which they are constructed for marking on special material
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- Handling Of Continuous Sheets Of Paper (AREA)
- Printers Characterized By Their Purpose (AREA)
- Storage Of Web-Like Or Filamentary Materials (AREA)
- Replacement Of Web Rolls (AREA)
Abstract
れぞれ対応するテープカセットに対して詰め替えできる
とともに、テープの詰め替えの際に詰め替えるべきテー
プを間違うことなく対応するテープカセットに対して適
正に詰め替えることができるテープカセットを提供す
る。 【構成】 幅挟テープカセットT1についてはテープス
プール23の内径M2とテープ支持軸22の外径M1と
の間に間隙S2を形成して、その間隙S2に合致するキ
ャップ30を嵌合するとともに、幅広テープカセットT
2についてはテープスプール23の内径L2とテープ支
持軸22の外径L1との間に間隙S1を形成して、その
間隙S1に合致するキャップ30を嵌合するように構成
する。これにより、幅挟テープカセットT1と幅広テー
プカセットT2において各テープカセットT1、T2に
対応するテープスプール23が適正に詰め替えられ得
る。
Description
等に貼付して使用される文字付テープを作成するテープ
印字装置に適用されるテープカセットに関し、特に、テ
ープカセットに収納されるテープが詰め替え可能なテー
プカセットに関するものであり、また、テープの詰め替
えの際に詰め替えるべきテープを間違うことなくテープ
カセット本体に対して適正に詰め替えることが可能なテ
ープカセットに関するものである。
テープカセットについては、テープ印字装置により作成
される文字付テープの使用目的等を勘案した場合複数種
類のテープ幅を有するテープが必要なことから、複数種
類のテープ幅を有する各テープに対応して複数種類のテ
ープカセットが用意されている。かかる従来の各テープ
カセットでは、テープが使い切られた場合に新たなテー
プをカセットケースに詰め替えることについては何ら考
慮されておらず、これより収納されているテープが使い
切られた場合には、カセットケース自体に使用価値はな
くなってしまい、使い捨てられているのが現状である。
来のテープカセットにおいて、テープカセット内に収納
されたテープが使い切られた場合においても、カセット
ケース自体は、まだまだ使用に耐え得るものであり、従
って、テープカセット内のテープが使い切られたからと
いってカセットケースを捨ててしまうことは非常に無駄
が多く、また、テープ作成上のランニングコストを高騰
させる原因にもなる。更に、環境保護が叫ばれている昨
今においては、通常カセットケースがプラスチック等の
樹脂材料から形成されていることを考えれば、テープが
使い切られる毎にカセットケースを捨ててしまうことは
環境保護に反する結果を招来する虞も多分に存するもの
であり、時代の趨勢に沿うものではない。
になされたものであり、テープをテープカセットに対し
て詰め替えることができ、もって文字付テープ作成上の
無駄を排してランニングコストを低減することができる
テープカセットを提供することを目的とする。また、テ
ープの詰め替えの際に詰め替えるべきテープを間違うこ
となく対応するテープカセットに対して適正に詰め替え
ることができるテープカセットを提供することを目的と
する。
本願に係る第1発明は、テープカセット本体と、テープ
カセット本体の底壁から立設されたテープ支持軸と、テ
ープ支持軸にスプール孔を介して回転可能に挿嵌される
とともに周囲にテープが巻回されたテープスプールとを
有し、テープスプールが交換可能なテープカセットにお
いて、テープカセットに適応するテープスプールに巻回
されたテープのテープ幅とは異なるテープが巻回された
テープスプールの内径をテープカセットのテープ支持軸
の外径と異ならせた構成とされる。
ット本体と、テープカセット本体の底壁から立設された
テープ支持軸と、テープ支持軸にスプール孔を介して回
転可能に挿嵌されるとともに周囲にテープが巻回された
テープスプールとを有する少なくとも2つの第1及び第
2テープカセットを備え、前記各第1及び第2テープカ
セットにおける各テープスプールに巻回されるテープの
テープ幅を相互に異ならせるとともに、前記第1テープ
カセットのテープスプールにおけるスプール孔の内径を
前記第2テープカセットのテープ支持軸の外径よりも小
さく形成した構成とされる。
ット本体と、テープカセット本体の底壁から立設された
テープ支持軸と、テープ支持軸にスプール孔を介して回
転可能に挿嵌されるとともに周囲にテープが巻回された
テープスプールとを有する少なくとも2つの第1及び第
2テープカセットを備え、前記第1テープカセットにお
けるテープスプールの内径と前記第2テープカセットに
おけるテープスプールの内径とを同一に形成するととも
に、第1テープカセットにおけるテープ支持軸の外径と
第2テープカセットにおけるテープ支持軸の外径とを相
互に異ならせることにより、第1テープカセットのテー
プ支持軸とテープスプールとの間に第1間隙、及び、第
2テープカセットのテープ支持軸とテープスプールとの
間に第2間隙を形成し、前記第1間隙には第1キャップ
部材を嵌合し、前記第2間隙には第2キャップ部材を嵌
合する構成とされる。
プを内部に収納すると共に外部に露出するテープの一部
分上に印字手段にて文字や記号等のキャラクタを印字す
るテープ印字装置に着脱可能なテープカセットにおい
て、前記帯状のテープが巻回されたテープスプールと、
そのテープスプールを着脱可能かつ回転可能に支持する
支持部と、テープカセット本体に対して開閉可能な蓋部
とを備え、その蓋部を通じて前記テープスプールが交換
可能である構成とされる。
ープカセット本体内に収納されているテープが使い切ら
れた場合、そのテープがなくなったテープスプールに代
えて、新たなテープを周囲に巻回してなるテープスプー
ルに交換される。かかる場合、テープカセットに適応す
るテープスプールに巻回されたテープのテープ幅とは異
なるテープが巻回されたテープスプールの内径は、テー
プカセットのテープ支持軸の外径とは異なるようにされ
ているので、各テープカセットのテープ支持軸には、そ
のテープカセットに適応するテープスプールのみが挿嵌
可能となって他のテープカセットに適応するテープスプ
ールは挿嵌されることはない。これより、テープスプー
ルが他のテープカセットに対して間違って装着されるこ
とは確実に防止され得る。
発明と同様に、テープカセット本体内に収納されている
テープが使い切られた場合、新たなテープを周囲に巻回
してなるテープスプールがテープカセット本体に対して
詰め替えられる。このとき、第1テープカセットのテー
プスプールにおけるスプール孔の内径は、第2テープカ
セットのテープ支持軸の外径よりも小さく形成されてい
るので、テープの詰め替えの際に、第1テープカセット
のテープスプールが第2テープカセットのテープ支持軸
に適正に挿嵌され得ることはない。これより、第1テー
プカセット及び第2テープカセットのそれぞれに詰め替
えられるべき各テープスプールが、相互に取り違えられ
て各テープカセットに詰め替えられることは全くなく、
この結果、詰め替えるべきテープを間違うことなく対応
するテープカセットに対して適正に詰め替えることが可
能となるものである。
プカセットにおけるテープスプールの内径と第2テープ
カセットにおけるテープスプールの内径とを同一に形成
するとともに、第1テープカセットにおけるテープ支持
軸の外径と第2テープカセットにおけるテープ支持軸の
外径とを相互に異ならせることにより、第1テープカセ
ットのテープ支持軸とテープスプールとの間に第1間
隙、及び、第2テープカセットのテープ支持軸とテープ
スプールとの間に第2間隙が形成されており、かかる各
間隙にはそれぞれ相互に異なる第1キャップ部材と第2
キャップ部材とが嵌合される。これより、第1間隙には
第1キャップ部材のみが、また、第2間隙には第2キャ
ップ部材のみが適正に嵌合され得ることとなり、従っ
て、前記と同様、第1テープカセット及び第2テープカ
セットのそれぞれに詰め替えられるべき各テープスプー
ルが、相互に取り違えられて各テープカセットに詰め替
えられることは全くなく、この結果、詰め替えるべきテ
ープを間違うことなく対応するテープカセットに対して
適正に詰め替えることが可能となる。
字装置に着脱可能なテープカセットを帯状のテープが巻
回されたテープスプールと、テープスプールを着脱可能
かつ回転可能に支持する支持部と、テープカセット本体
に対して開閉可能な蓋部とから構成し、テープスプール
が蓋部を通じて交換可能とされている。これにより、テ
ープスプールに巻回された帯状のテープが使い切られた
場合には、使用済テープのテープスプールに代えて、未
使用の新たなテープを巻回してなるテープスプールに交
換すればよく、この結果、テープカセット本体の有効利
用が図られ得るものである。
図面を参照しつつ詳細に説明する。先ず、本発明に係る
テープカセットが使用されるテープ印字装置に概略につ
いて図1、及び、図2に基づき説明する。ここに、図1
はテープ印字装置におけるテープカセット挿着部を模式
的に示す部分斜視図、図2はテープカセット装着部を拡
大して示す平面図である。
右後部には複数種類のテープカセットを装着するテープ
カセット挿着部1が設けられている。ここに、本実施例
では後述するように幅挟テープを収納する幅挟テープカ
セットT1と幅広テープを収納する幅広テープカセット
T2の2種類のテープカセットが存在し、図1中には幅
広テープカセットT2が図示されている。
ように、テープ送りモータ(図示せず)により回転駆動
されるテープ送り軸2が、テープカセット装着部1の左
下位置に配設されている。かかるテープ送り軸2にはテ
ープ送り軸18が固着されており、テープ送り軸18は
テープカセットT1、T2をテープカセット装着部1に
装着した際に、各テープカセットT1、T2内に回転可
能に配設されているテープ送りローラ19(図5参照)
に係合され、テープ送りローラ19は、テープカセット
T1、T2をテープカセット装着部1に装着した際にテ
ープ送りローラ19に相対するテープ印字装置に設けら
れた図示しないテープ送り補助ローラと協働してテープ
カセットT1、T2内のテープTの送り動作を行なうも
のである。また、テープカセット装着部1の中央近傍位
置には、ギヤ機構(図示せず)等を介してテープ送り軸
2と連動して回転される駆動軸3が配設され、この駆動
軸3にはテープカセットT1、T2内に設けられた音消
しスプール20(図5参照)が嵌合される。尚、駆動軸
3は、従来のテープカセットにおいて収納されているサ
ーマルリボンの巻取り軸として使用されるものである
が、本実施例に係る各テープカセットT1、T2におい
てはテープTの送り動作に関与しないことから、駆動軸
3の回動に伴って発生する駆動音を低減するために設け
られているものである。これより、テープカセットT
1、T2内に収納されたテープTは、テープ送り軸2の
テープ送り軸18及びテープ送りローラ19と前記テー
プ送り補助ローラを介して送り動作が行なわれるもので
ある。
4(図1参照)が形成されており、かかる段差部4は、
幅広テープカセットT2をテープカセット装着部1に装
着する際に、幅広テープカセットT2の底面に形成され
た突出部5(後述する)を受け入れるものである。
着部1の後方位置には、蓋6がテープ印字装置Pに対し
て開閉可能に取り付けられており、かかる蓋6のほぼ中
央位置には窓7が形成されている。この窓7はテープカ
セット装着部1に装着されたテープカセットの種類(幅
挟テープカセットT1、又は、幅広テープカセットT
2)を透視、確認するためのものである。また、テープ
カセット装着部1の前方位置には回転ロック部材8が配
設され、この回転ロック部材8は、図示しないロック構
造を介して、前記蓋6の開閉を行なうものである。更
に、テープカセット装着部1の前方には、各種のキーを
備えたキーボードKが設けられており、また、キーボー
ドKの斜め上方には液晶ディスプレイ9が配置されてい
る。これより、キーボートK上の各キーから入力された
文字、記号等が液晶ディスプレイ9上に表示されつつ、
テープT上にサーマルヘッドTH(図2参照)を介して
印字される文字等の編集が行なわれるものである。
トT1、T2について図3及び図4に基づき説明する。
先ず、幅広テープカセットT2について図3を参照して
説明する。図3は幅広テープカセットT2の斜視図であ
り、幅広テープカセットT2はカセット本体10と、カ
セット本体10に対して着脱部13及び爪部材等を介し
て着脱可能に配設されたカセット蓋11とから構成され
る。また、カセット蓋11の中央位置には、前記テープ
カセット装着部1の蓋6に形成された窓7に対応して、
透明樹脂板よりなるテープ確認部12が設けられてい
る。これらの蓋6の窓7、テープ確認部12により、テ
ープ印字装置Pの外部からテープカセットT2に収納さ
れているテープTの量、テープTにおいて文字等が発
色、形成される色等が確認可能となるものである。ま
た、カセット本体10の底壁には、前記したように突出
部5が形成されており、かかる突出部5はテープカセッ
ト装着部1に設けられた段差部4に嵌められるものであ
る。尚、幅広テープカセットT2の内部構造については
後述する。
図4を参照して説明する。図4は幅挟テープカセットT
1の斜視図であり、幅挟テープカセットT1は、前記幅
広テープカセットT2と同様、カセット本体14と、カ
セット本体14に対して着脱部15及び爪部材等を介し
て着脱可能に配設されたカセット蓋16から構成され
る。このカセット蓋16の中央位置には、前記と同様、
テープカセット装着部1の蓋6に形成された窓7に対応
して、透明樹脂板よりなるテープ確認部17が設けられ
ており、かかる蓋6の窓7、テープ確認部17により、
テープ印字装置Pの外部からテープカセットT1に収納
されているテープTの量、テープTにおいて文字等が発
色、形成される色等が確認可能となる。尚、幅挟テープ
カセットT1の底壁には、前記幅広テープカセットT2
とは異なり、カセット本体14内に収納されるテープT
の幅は狭いことから、突出部5に相当する部分は設けら
れていない。従って、幅挟テープカセットT1は、カセ
ットテープ装着部1に装着される際に、段差部4は何ら
関与しない。尚、幅挟テープカセットT1の内部構造に
ついては後述する。尚、上記テープ確認部12、17
は、テープカセットT1、T2内部を臨むことができる
長孔から構成されてもよい。
挟テープカセットT1の内部構造について、図5乃至図
11に基づき説明する。先ず、各幅広テープカセットT
2と幅挟テープカセットT1の双方に共通する構造につ
いて図5乃至図7を参照して説明する。ここに、図5は
テープカセットT1、T2のカセット蓋11、16を除
いて示す平面図、図6はカセット蓋11、16の平面
図、及び、図7はテープTの構成を模式的に示す説明図
である。
左上方位置にはテープ収納部21が形成されており、ま
た、このテープ収納部21の中央位置には底壁からテー
プ支持軸22(図9、図11参照)が形成されている。
テープ支持軸22には、後述するように、周囲にテープ
Tが巻回されたテープスプール23がそのスプール孔2
4を介して回転可能に挿嵌される。テープ収納部21に
収納されたテープスプール23のテープTは、テープガ
イド25、26、27、28を介してテープ排出部Aの
方向に向かって案内され、テープTは、テープ排出部A
の近傍においてテープ送り軸2に固着されたテープ送り
軸18とテープ送り軸18に係合されたテープ送りロー
ラ19及び前記テープ送り補助ローラとの協働により、
テープカセットT1、T2の外方に排出されるものであ
る。尚、テープガイド28の近傍に設けられた凹部Bに
は、図2に示すテープカセット装着部1内において立設
するサーマルヘッドTHがテープカセットT1、T2の
テープカセット装着部1への装着に伴って挿入されてお
り、前記のように送られたテープTはサーマルヘッドT
Hにより文字等が印字された後、テープ送りローラ19
等により送り出されるものである。
6に設けられた確認部12、17には、前記テープスプ
ール23の頂部に嵌合されるキャップ30(後述する)
の上面を視認するための視認部29が設けられており、
かかる視認部29を介してテープスプール23の頂部に
位置するキャップ30が視認可能とされている。尚、テ
ープスプール13のキャップ30には、後述するよう
に、テープスプール23の周囲に巻回されているテープ
Tにより発色可能な色についての情報が付加されてい
る。
トT1、T2に収納されるテープTは、テープ基材31
の一面に、サーマルヘッドTHにより加熱されて発色可
能な感熱剤層32を形成し、また、テープ基材31の他
の面には粘着剤層33を介して剥離紙34を貼付してな
る4層の積層構造を有する。かかるテープTを使用して
文字付テープを作成するには、感熱剤層32側からサー
マルヘッドTHにより選択的に加熱制御を行ない、感熱
剤層32上に文字等を発色形成した文字付テープが作成
されるものである。尚、このように構成されたテープT
は、テープスプール23の周囲に、感熱剤層32が内側
となるように巻回される。このようにすれば、熱や光等
から感熱剤層32を保護することが可能となるものであ
る。
セット本体10のテープ収納部21に収納されるテープ
スプール23及びテープTについて図8、図9に基づき
説明する。図8はテープスプール23の周囲にテープT
を巻回した状態を模式的に示す斜視図であり、図9はテ
ープTを収納したテープカセットT2の状態を模式的に
示す断面図である。これらの各図において、テープスプ
ール23の中心にはスプール孔24が形成されており、
このスプール孔24の内径はL2に設定されている。ま
た、カセット本体10の底壁から立設されたテープ支持
軸22の外径はL1に設定されている。そして、前記ス
プール孔24の内径L2とテープ支持軸22の外径L1
との差により生ずる間隙S1には、テープスプール23
の頂部からキャップ30が嵌合されている。ここに、キ
ャップ30の壁厚は、(L2−L1)に設定されてお
り、テープスプール23がテープ支持軸22の回りに回
転可能となるように、間隙S1に嵌合されるものであ
る。また、キャップ30の上面には、図8に示すよう
に、テープスプール23に巻回されているテープTによ
り発色可能な文字等の色が表示されている。かかるキャ
ップ30の上面は、前記のように、カセット蓋11に設
けられた確認部12における視認部29、及び、蓋6の
窓7を介してテープ印字装置Pの外部から確認可能であ
り、これより外部から簡単にテープカセットT2内に収
納されているテープTにより発色される文字等の色を確
認することが可能となるものである。
渡って粘着剤を塗布したシール40が、その粘着剤塗布
面とテープTの上下端面とが接着されるように貼付され
ている(図8中にはテープTの上端面に貼付されたシー
ル40のみを示す)。かかるシール40は、テープスプ
ール23の周囲に巻回したテープTが緩んでしまわない
ように巻回状態を保持するものである。
カセット本体14のテープ収納部21に収納されるテー
プスプール23及びテープTについて図10、図11に
基づき説明する。図10はテープスプール23の周囲に
テープTを巻回した状態を模式的に示す斜視図であり、
図11はテープTを収納したテープカセットT1の状態
を模式的に示す断面図である。これらの各図において、
テープスプール23の中心にはスプール孔24が形成さ
れており、このスプール孔24の内径はM2に設定され
ている。また、カセット本体10の底壁から立設された
テープ支持軸22の外径はM1に設定されている。そし
て、前記スプール孔24の内径M2とテープ支持軸22
の外径M1との差により生ずる間隙S2には、テープス
プール23の頂部からキャップ30が嵌合されている。
ここに、キャップ30の壁厚は、(M2−M1)に設定
されており、テープスプール23がテープ支持軸22の
回りに回転可能となるように、間隙S2に嵌合されるも
のである。
テープスプール23の内径M2は、前記幅広テープカセ
ットT2のテープスプール23の内径L2と同一に設定
されており(M2=L2)、また、幅挟テープカセット
T1におけるテープ支持軸22の外径M1は、幅広テー
プカセットT2におけるテープ支持軸22の外径L1よ
りも小さく設定されている(M1〈L1)。従って、幅
挟テープカセットT1でテープスプール23とテープ支
持軸22との間に生じる間隙S2は、幅広テープカセッ
トT2でテープスプール23とテープ支持軸22との間
に生じる間隙S1よりも大きくなり、かかる間隙S1と
間隙S2との差異に従って、間隙S2に嵌合されるキャ
ップ30は間隙S1に嵌合されるキャップ30よりも大
きな壁厚に形成されるものである。これにより、幅挟テ
ープカセットT1に使用されるキャップ30は、幅広テ
ープカセットT2における間隙S1には嵌合し得ず、幅
挟テープカセットT1のキャップ30を幅広テープカセ
ットT2の間隙S1に間違って嵌合することが確実に防
止され得る。
キャップ30の壁厚は、幅挟テープカセットT1の間隙
S2よりも小さくされていることから間隙S2には嵌合
され得ることとなるが、この場合にはキャップ30がカ
セット本体14からはみ出してしまい、カセット蓋16
をカセット本体14に嵌め込むことが不可能となる。従
って、かかる場合にも幅広テープカセットT2のテープ
スプール23を幅挟テープカセットT1のテープ支持軸
22に間違って挿嵌することが確実に防止され得るもの
である。これにより、幅広テープカセットT2と幅挟テ
ープカセットT1における各テープスプール23を相互
に間違って取り付ける虞は全くないものである。
示すように、テープスプール23に巻回されているテー
プTにより発色可能な文字等の色が表示されている。か
かるキャップ30の上面は、前記と同様に、カセット蓋
11に設けられた確認部12における視認部29、及
び、蓋6の窓7を介してテープ印字装置Pの外部から確
認可能であり、これより外部から簡単にテープカセット
T1内に収納されているテープTにより発色される文字
等の色を確認することが可能となるものである。
面、及び、下端面に渡って粘着剤を塗布したシール41
が、その粘着剤塗布面とテープTの上下端面とが接着さ
れるように貼付されている(図10中にはテープTの上
端面に貼付されたシール41のみを示す)。かかるシー
ル41は、前記シール40と同様、テープスプール23
の周囲に巻回したテープTが緩んでしまわないように巻
回状態を保持するものである。
幅挟テープカセットT1に収納され得る別のテープスプ
ール23及びテープTについて、図12乃至図14に基
づき説明する。先ず、幅広テープカセットT2のテープ
収納部21に収納可能なテープスプール23及びテープ
Tの構成につき図12、図13を参照して説明する。図
12はテープスプール23の周囲にテープTを巻回した
状態を模式的に示す斜視図であり、図13はテープTを
収納したテープカセットT2の状態を模式的に示す断面
図である。
3の中心に形成されたスプール孔24の内径はN1に設
定されており、また、カセット本体10の底壁から立設
されたテープ支持軸22の外径もほぼN1に(テープス
プール23がテープ支持軸22に回転可能な程度に)設
定されている。また、テープTの上端面、及び、下端面
に渡って粘着剤を塗布したシール42が、その粘着剤塗
布面とテープTの上下端面とが接着されるように貼付さ
れている(図12中にはテープTの上端面に貼付された
シール42のみを示す)。かかるシール42は、前記と
同様、テープスプール23の周囲に巻回したテープTが
緩んでしまわないように巻回状態を保持するものであ
る。更に、テープTの上端面に貼付されたシール42上
には、図12に示すように、テープスプール23に巻回
されているテープTにより発色可能な色等を示す表示部
43が形成されている。従って、テープTの交換時にお
いて表示部43にてテープTの種類を確認することによ
り、間違いなくテープカセットT2に合致するテープT
の詰め替えが可能となる。
納部21に収納可能なテープスプール23及びテープT
の構成につき図14を参照して説明する。図14はテー
プTを収納したテープカセットT1の状態を模式的に示
す断面図である。
心に形成されたスプール孔24の内径はN2に設定され
ており、また、カセット本体14の底壁から立設された
テープ支持軸22の外径もほぼN2に(テープスプール
23がテープ支持軸22に回転可能な程度に)設定され
ている。ここにおいて、N2(幅挟テープカセットT1
におけるテープスプール23のスプール孔24の内径及
びテープ支持軸22の外径)は、前記N1(幅広テープ
カセットT2におけるテープスプール23のスプール孔
24の内径及びテープ支持軸22の外径)と比較して、
小さく設定されている(N1〉N2)。従って、幅挟テ
ープカセットT1のテープスプール23を幅挟テープカ
セットT1のテープ支持軸22に挿嵌しようとした場
合、図15に示すように、幅挟テープカセットT1のテ
ープスプール23は、幅広テープカセットT2のテープ
支持軸22に挿嵌され得ず、これより幅挟テープカセッ
トT1のテープスプール23が間違って幅広テープカセ
ットT2のテープ支持軸22にセットされることは確実
に防止され得る。
T2におけるテープスプール23のスプール孔24の内
径N1は、幅挟テープカセットT1のテープ支持軸22
の外径N2よりも大きくされていることから、幅広テー
プカセットT2のテープスプール23は幅挟テープカセ
ットT1のテープ支持軸22に挿嵌され得ることとなる
が、この場合にはテープスプール23がカセット本体1
4から上方にはみ出してしまい、これよりカセット蓋1
6をカセット本体14に嵌め込むことが不可能となる。
従って、かかる場合にも、幅広テープカセットT2のテ
ープスプール23を幅挟テープカセットT1のテープ支
持軸22に間違って挿嵌することが確実に防止され得る
ものである。これにより、幅広テープカセットT2と幅
挟テープカセットT1における各テープスプール23を
相互に間違って取り付ける虞は全くないものである。
渡って粘着剤を塗布したシール44が、その粘着剤塗布
面とテープTの上下端面とが接着されるように貼付され
ている。かかるシール44は、前記と同様、テープスプ
ール23の周囲に巻回したテープTが緩んでしまわない
ように巻回状態を保持するものである。更に、テープT
の上端面に貼付されたシール44上には、前記と同様、
テープスプール23に巻回されているテープTにより発
色可能な色等の表示部(図示せず)が形成されている。
従って、テープTの交換時において表示部にてテープT
の種類を確認することにより、間違いなくテープカセッ
トT1に合致するテープTの詰め替えが可能となる点に
ついては前記と同様である。
トT1、又は、幅広テープカセットT2内に収納された
テープスプール23の周囲に巻回されたテープTが使い
切られた場合、使用済みテープTのテープスプール23
が、未使用の新たなテープTを巻回したテープスプール
23と交換される。かかるテープスプール23の交換
時、先ず、テープ印字装置Pの回転ロック部材8を回転
して蓋6を開放し、テープカセットT1又はT2をテー
プカセット装着部1から取り出した後、着脱部13、1
5等を介してカセット本体10、14からカセット蓋1
1、16が取り外される。そして、カセット本体10、
14のテープ収納部21からテープスプール23が取り
除かれる。
セットT1、T2の場合には、先ず、キャップ30を間
隙S1、S2から引き抜き、この後、テープスプール2
3をテープ支持軸22から取り外す。また、図13及び
図14に示すテープカセットT1、T2の場合には、テ
ープスプール23を直接テープ支持軸22から取り外さ
れる。これにより、使用済みテープTのテープスプール
23がカセット本体10、14から取り除かれる。
周囲に巻回してなるテープスプール23をカセット本体
10、14のテープ支持軸22に取り付ける。かかるテ
ープスプール23の取付の際、前記図9及び図11に示
すテープカセットT1、T2の場合には、先ず、テープ
スプール23をテープ支持軸22に挿嵌した後、キャッ
プ30を間隙S1、S2に嵌合する。この場合におい
て、幅広テープカセットT2に使用されるキャップ30
については、間隙S1に対応した壁厚に形成されてお
り、また、幅挟テープカセットT1に使用されるキャッ
プ30については、間隙S2に対応した壁厚に形成され
ていることから、前記したようにキャップ30を幅広テ
ープカセットT2と幅挟テープカセットT1との相互間
で誤って取り付ける虞は全くない。
可能であるが、キャップ30をテープスプール23に固
定させキャップ30の内径とテープ支持軸22の外径M
1或いはL1との寸法関係はキャップ30が回転可能な
状態にしておく様な構成でも良い。またキャップ30と
スプール23がそれぞれ一体でも良い。
カセットT1、T2の場合には、テープスプール23が
直接それぞれのテープ支持軸22に嵌合される。この場
合、各テープスプール23のスプール孔24の内径(幅
広テープカセットT2についてはN1、幅挟テープカセ
ットT1についてはN2)は、それぞれ幅挟テープカセ
ットT1におけるテープ支持軸22の外径(N1)、幅
広テープカセットT2におけるテープ支持軸22の外径
(N2)に対応されていることから、前記したように各
テープカセットT1、T2における各テープスプール2
3を誤って取り付ける虞は全くないものである。
におけるテープ収納部21に新たなテープスプール23
を収納し、テープTを各テープガイド25、26、2
7、28からテープ排出部Aまで案内した後、カセット
蓋11、16をカセット本体10、14に嵌め込むこと
により、テープカセットT1、T2に対するテープスプ
ール23の装着が終了する。かかる各テープカセットT
1、T2をカセットテープ装着部1に装着すれば、テー
プ印字装置Pを介して新たな文字付テープの作成が可能
となるものである。
テープカセットT1、T2では、テープスプール23に
巻回されたテープTが使い切られた場合、それぞれのテ
ープカセットT1、T2に対してテープTを巻回した新
たなテープスプール23を詰め替えることができ、ま
た、テープスプール23の詰め替えの際に、各テープカ
セットT1、T2に収納すべきテープスプール23を相
互に誤って異なるテープカセットに収納することなく、
各テープカセットT1及びT2に対応してテープスプー
ル23を適正に詰め替えることができる。これにより、
テープカセットにおける無駄を排除して文字付テープを
作成する際のランニングコストを低減することができる
ものである。尚、本発明は前記実施例に限定されるもの
ではなく、本発明の要旨を逸脱しない範囲内で種々の改
良、変形が可能であることは勿論である。
ープカセットに対して詰め替えることができ、もって文
字付テープ作成上の無駄を排してランニングコストを低
減することができるテープカセットを提供することがで
きる。また、テープの詰め替えの際に詰め替えるべきテ
ープを間違うことなく対応するテープカセットに対して
適正に詰め替えることができるテープカセットを提供す
ることができる。
を模式的に示す部分斜視図である。
ある。
図である。
周囲にテープを巻回した状態を模式的に示す斜視図であ
る。
模式的に示す断面図である。
の周囲にテープを巻回した状態を模式的に示す斜視図で
ある。
を模式的に示す断面図である。
ールの周囲にテープを巻回した状態を模式的に示す斜視
図である。
納した幅広テープカセットの状態を模式的に示す断面図
である。
納した幅挟テープカセットの状態を模式的に示す断面図
である。
ールを幅広テープカセットに対して収納する際の状態を
示す説明図である。
ール孔の内径 P テープ印字装置 T テープ T1 幅挟テープカセット T2 幅広テープカセット
Claims (4)
- 【請求項1】 テープカセット本体と、テープカセット
本体の底壁から立設されたテープ支持軸と、テープ支持
軸にスプール孔を介して回転可能に挿嵌されるとともに
周囲にテープが巻回されたテープスプールとを有し、テ
ープスプールが交換可能なテープカセットにおいて、 テープカセットに適応するテープスプールに巻回された
テープのテープ幅とは異なるテープが巻回されたテープ
スプールの内径をテープカセットのテープ支持軸の外径
と異ならせたことを特徴とするテープカセット。 - 【請求項2】 テープカセット本体と、テープカセット
本体の底壁から立設されたテープ支持軸と、テープ支持
軸にスプール孔を介して回転可能に挿嵌されるとともに
周囲にテープが巻回されたテープスプールとを有する少
なくとも2つの第1及び第2テープカセットを備え、 前記各第1及び第2テープカセットにおける各テープス
プールに巻回されるテープのテープ幅を相互に異ならせ
るとともに、前記第1テープカセットのテープスプール
におけるスプール孔の内径を前記第2テープカセットの
テープ支持軸の外径よりも小さく形成したことを特徴と
するテープカセット。 - 【請求項3】 テープカセット本体と、テープカセット
本体の底壁から立設されたテープ支持軸と、テープ支持
軸にスプール孔を介して回転可能に挿嵌されるとともに
周囲にテープが巻回されたテープスプールとを有する少
なくとも2つの第1及び第2テープカセットを備え、 前記第1テープカセットにおけるテープスプールの内径
と前記第2テープカセットにおけるテープスプールの内
径とを同一に形成するとともに、第1テープカセットに
おけるテープ支持軸の外径と第2テープカセットにおけ
るテープ支持軸の外径とを相互に異ならせることによ
り、第1テープカセットのテープ支持軸とテープスプー
ルとの間に第1間隙、及び、第2テープカセットのテー
プ支持軸とテープスプールとの間に第2間隙を形成し、 前記第1間隙には第1キャップ部材を嵌合し、前記第2
間隙には第2キャップ部材を嵌合したことを特徴とする
テープカセット。 - 【請求項4】 帯状のテープを内部に収納すると共に外
部に露出するテープの一部分上に印字手段にて文字や記
号等のキャラクタを印字するテープ印字装置に着脱可能
なテープカセットにおいて、 前記帯状のテープが巻回されたテープスプールと、 そのテープスプールを着脱可能かつ回転可能に支持する
支持部と、 テープカセット本体に対して開閉可能な蓋部とを備え、 その蓋部を通じて前記テープスプールが交換可能である
ことを特徴とするテープカセット。
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