JPH07178154A - 消臭機 - Google Patents

消臭機

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JPH07178154A
JPH07178154A JP5326524A JP32652493A JPH07178154A JP H07178154 A JPH07178154 A JP H07178154A JP 5326524 A JP5326524 A JP 5326524A JP 32652493 A JP32652493 A JP 32652493A JP H07178154 A JPH07178154 A JP H07178154A
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JP
Japan
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arm
fragrance
perfume
weight
lid
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Withdrawn
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JP5326524A
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Toshisuke Yoshikawa
捷右 吉川
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KONSORU CORP KK
KYOWA GIKEN
KYOWA GIKEN KK
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KONSORU CORP KK
KYOWA GIKEN
KYOWA GIKEN KK
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Publication date
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  • Disinfection, Sterilisation Or Deodorisation Of Air (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】 消臭機に関し、その香料筒の交換時期を自動
的に報知できる。 【構成】 揮発性の香料14を充填した香料筒15と、
この香料筒15の内部に収納した収納ケース17と、こ
の収納ケース17の重量がその一端に加わるとともに、
長さの途中に支点37を有するアーム30と、前記支点
37を挟んでアーム30の他端に加わるとともに、香料
筒15の香料14が揮発した際にアーム30を傾斜させ
る重り34と、この重り34により前記アーム30がそ
の支点37を中心に傾斜した状態を検知するセンサー4
6と、このセンサー46からの検知信号により使用者に
香料筒15の交換時期を報知する報知手段22とを備え
た。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、消臭機に関し、特に
香料の取り替え時期を自動的に報知可能な消臭機に関す
る。
【0002】
【従来の技術】従来、揮発性の香料を使用した消臭機
は、使用を続けていると、香料が揮発して、自然に消失
し、消臭性能もそれに伴い低下していた。そして、香料
の取り替え時期は、使用者が使用期間及び消臭性能の劣
化等を考慮して、判別していた。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかし、上記した消臭
機において、表示してある使用期間は、使用頻度及び使
用場所の雰囲気等により、変動し、ばらつきを含んだ数
値であった。また、消臭性能の劣化等の判別も個人差が
あった。このため、香料を完全に使いきったとき、いわ
ゆる香料の交換時期を正確に判別するのは、容易ではな
く、使用者が、その都度、頻繁に消臭機の機械内部を覗
いて、香料の減り具合を直接目で確認しなければならな
いという問題点があった。
【0004】請求項1記載の発明は、上記した従来の技
術の有する問題点に鑑みてなされたものであり、その目
的とするところは、香料筒の交換時期を自動的に報知す
ることができる消臭機を提供しようとするものである。
【0005】
【課題を解決するための手段】本発明は、上記した目的
を達成するためのものであり、以下にその内容を図面に
示した実施例を用いて説明する。請求項1記載の発明
は、揮発性の香料(14)を充填した香料筒(15)と、この香
料筒(15)を内部に収納した収納ケース(17)と、この収納
ケース(17)の重量がその一端に加わるとともに、長さの
途中に支点(37)を有するアーム(30)と、前記支点(37)を
挟んでアーム(30)の他端に加わるとともに、香料筒(15)
の香料(14)が揮発した際にアーム(30)を傾斜させる重り
(34)と、この重り(34)により前記アーム(30)がその支点
(37)を中心に傾斜した状態を検知するセンサー(46)と、
このセンサー(46)からの検知信号により使用者に香料筒
(15)の交換時期を報知する報知手段(22)とを備えたこと
を特徴とする。
【0006】
【作用】したがって、請求項1記載の発明によれば、長
さの途中に支点(37)を有するアーム(30)は、一端には香
料(14)が充填された香料筒(15)が、他端には重り(34)が
配置されているとともに、この重り(34)の重さは、香料
筒(15)の香料(14)が揮発した際にアーム(30)を傾斜させ
るように設定されている。このため、消臭機(10)を使用
して、香料(14)が空気中に揮発し、香料筒(15)の重量が
軽くなると、アーム(30)は重り(34)を有する他端側に傾
斜する。そして、このアーム(30)の傾斜をセンサー(46)
が検知し、センサー(46)から検知信号が報知手段(22)に
出力される。報知手段(22)(例えば、報知ランプ(23))
は、検知信号を入力すると、使用者に香料筒(15)の交換
時期を報知する。これにより、使用者は香料(14)の交換
時期を消臭機(10)の内部を開けることなく、容易に知る
ことができる。
【0007】
【実施例】図1〜12は、本発明の実施例を示すもの
で、図1は香料筒内の香料が揮発する前のアーム位置を
示す概略正面図、図2は香料筒内の香料が全て揮発した
後のアーム位置を示す概略正面図、図3は収納ケース内
に収納された香料筒の横断面図、図4は香料を充填した
香料筒の一部断面図、図5は収納ケースの概略縦断面
図、図6は消臭機の概略正面図、図7は消臭機の概略平
面図、図8は消臭機の概略側面図、図9〜11は可変蓋
の開閉動作を示す送排口の概略正面図であって、図9は
送排口の閉状態を示す概略正面図、図10は送排口の一
部開状態を示す概略正面図、図11は送排口の開状態を
示す概略正面図である。
【0008】図6中、10は、消臭機を示すものであり、
その正面形状は略矩形状であって、その外観は奥行の長
い直方体状であって、消臭機10の全体を覆うハウジング
13を有している。また、消臭機10の正面右側であって、
ハウジング13の表面には、図6に示すように、消臭機10
の電源のオン・オフを操作する電源スイッチ20と、この
電源スイッチ20の下方に設けられ、報知ランプ23からな
る報知手段22と、この報知手段22の下方に設けられた操
作スイッチ25とが配置されている。
【0009】また、ハウジング13の内部には、図8に示
すように、揮発性の香料14を充填した香料筒15(図3,
5)と、この香料筒15が収納され、取り外し可能な収納
ケース17と、この収納ケース17を収納するとともに、一
端に送排口63を有する収納部19と、この収納部19の送排
口63から空気を送り込むファン90と、香料14の重量の減
少により、その交換時期を検知する重量検知手段11と、
この重量検知手段11からの検知信号により使用者に香料
筒15の交換時期を報知する報知手段22(図6)と、送排
口63の開口面積を変化させて、香料筒15の内部に送出す
る空気の量を変化させる開度調節装置12とを有してい
る。
【0010】具体的には、上記電源スイッチ20は、図6
に示すように、その形状が矩形状であって、その内部に
電源のオン・オフを点灯により確認可能な電源ランプ21
が設けてある。また、電源スイッチ20の上部には、これ
が電源スイッチ20であることを使用者に知らせる「PO
WER」の文字が印されている。上記操作スイッチ25
は、図6に示すように、円板状であって、中央に回転摘
み26を有するとともに、その外周近傍のハウジング13の
表面には、「OFF」、「1」、「2」、「3」、
「4」及び「5」の目盛り24が付けてある。
【0011】上記香料筒15は、図4に示すように、弾性
材料からなり、変形容易であって、その断面形状が三角
柱状に形成された収納壁16と、この収納壁16に囲まれた
三角柱状の空間内に充填されたゲル状の香料14とを有し
ている。そして、この三角柱状に形成された収納壁16の
一端部が連続して接続され、図3に示すように、螺旋状
に巻かれている。
【0012】上記収納ケース17は、図5に示すように、
その形状が有底円筒状であって、その一端には開口した
開口部18が形成されているとともに、その内部には、前
記香料筒15が収納されている。そして、収納ケース17
は、図7,8に示すように、収納部19の内部にその中心
軸が水平となるように配置されるとともに、開口部18が
可変蓋(60)と整合するように設置されている。
【0013】上記ファン90は、図7,8に示すように、
その中心軸が垂直に配置された垂直ファン92と、この垂
直ファン92の近傍にあって、その中心軸が水平に配置さ
れた水平ファン91とから構成されている。上記垂直ファ
ン92は、図7,8に示すように、ハウジング13内部の一
端側であって、下部に空気取入口93と、上部に空気排出
口95とを備えた略円筒状の空気循環通路94の略中央に配
置されている。
【0014】上記水平ファン91は、図7,8に示すよう
に、ハウジング13内部の空気循環通路94と収納部19との
間であって、収納部19及び可変蓋60の中心軸と略一致す
るようにその中心軸が水平に配置されている。上記重量
検知手段11は、図1,2に示すように、消臭機(10)の下
部であって、収納部19の下方に配置されるとともに、そ
の形状が逆へ字状であって、長さの途中に支点37を有す
るアーム30と、前記支点37を挟んでアーム30の他端にそ
の重さが加わる重り34と、この重り34により前記アーム
30がその支点37を中心に傾斜した状態を検知するセンサ
ー46とを有している。
【0015】上記アーム30は、図1,2に示すように、
支点37から左側に略水平に配置された支持アーム31と、
支点37から右側斜め上方に延びた制御アーム32とから構
成されている。また、前記支持アーム31と制御アーム32
とは互いに固定され、支点37を中心に一体として回動可
能に形成されている。上記支持アーム31は、図1に示す
ように、その左側端には、上部が半円板状の支持部35が
形成されている。また、支持アーム31の下端には、図7
に示すように、水平に配置された水平片36の一端が固定
され、この水平片36の他端には前記支持部35と同一形状
の支持部35が平行に配置されている。さらに、支持アー
ム31の右側下端は、支点37から所定の角度だけ斜め上方
に傾斜し、支持アーム31が支点37を中心に右回転した際
にハウジング13に当接して支持アーム31の回転を規制す
る当接部38を備えている。
【0016】上記制御アーム32は、図1に示すように、
その長さの途中にあって、上方に半円状に窪んだ凹部39
と、この凹部39と自由端との途中に形成された係合ピン
40とを有している。また、制御アーム32の近傍には、そ
の一端に係合ピン43、他端に回転軸44を有し、この回転
軸44を中心として回動可能な切換アーム42が配置されて
いる。さらに、この切換アーム42の係合ピン43と制御ア
ーム32の係合ピン40との間には、コイルスプリング41が
掛けられている。また、切換アーム42の近傍のハウジン
グ13には、切換アーム42の回転軸44を中心とする円弧状
であって、回転軸44と支点37との間に開口された長孔45
が設けてある。そして、この長孔45には、切換アーム42
の係合ピン43が挿入され、前記切換アーム42は長孔45に
沿って回転軸44を中心として回動可能に設定されてい
る。
【0017】上記凹部39の近傍には、図1に示すよう
に、アーム30の回転範囲の面内に垂直に突出するととも
に、前記凹部39の内径より小さな外径を有する円筒状の
停止ピン48がハウジング13に固定されている。上記重り
34は、図1に示すように、その形状はリング状であっ
て、制御アーム32の自由端に固定されている。そして、
この重り34の重さは、支点37を中心とした制御アーム32
側の回転モーメントが、使用前の香料筒15を装着した支
持アーム31側の回転モーメントより小さく、且つ、使用
済後の香料筒15を装着した支持アーム31側の回転モーメ
ントより大きくなるように設定されている。
【0018】上記センサー46は、図1,8に示すよう
に、中央に凹状に切り欠かれた溝47を有し、制御アーム
32の回動範囲の下部に配置されている。そして、制御ア
ーム32が支点37を中心として、右回転し、制御アーム32
の下端が下方に降り、溝47内部に進入すると、検知信号
を出力するように設定されている。上記開度調節装置12
は、図9〜11に示すように、ハウジング13に固定さ
れ、収納部19の送排口63を開閉する可変蓋60と、可変蓋
60の開口量を規制するスライダー67と、前記可変蓋60を
開閉するソレノイド80とを有している。
【0019】上記可変蓋60は、図9〜11に示すよう
に、円板状であって、円周上に等間隔に6個の送排口63
が開口され、収納部19の一端に固定された固定蓋61と、
この固定蓋61と同一形状で固定蓋61の同軸上に配置さ
れ、その表面を覆う円板状であって、固定蓋61上を回転
する回転蓋62とを備えている。そして、この送排口63を
有する可変蓋60は、収納ケース17の開口部18に略整合す
るように形成されており、収納ケース17は、その開口部
18が可変蓋60と向き合う位置に配置されている。
【0020】上記固定蓋61及び回転蓋62の送排口63は、
具体的には、図9〜11に示すように、固定蓋61及び回
転蓋62の表面を30度間隔で扇形状に12等分し、それ
らを交互に台形状に開口して形成されたもので、計6個
の送排口63が円周状に均等に配置されている。また、回
転蓋62には、図9〜11に示すように、その外周上部に
上方に向かって突出した上突部64と、この上突部64の近
傍で外周上部に形成された係合用孔66と、その外周下部
に下方に向かって突出した下突部65とを有している。さ
らに、図9〜11に示すように、回転蓋62の近傍であっ
て、回転蓋62の係合用孔66の右方には、円筒状の係合ピ
ン75がハウジング13に固定されている。そして、この係
合ピン75と回転蓋62の係合用孔66との間には、コイルス
プリング74が掛けられ、回転蓋62を右回転させるような
回転力が常時加わるように設定されている。また、回転
蓋62の右上方向には、図9〜11に示すように、その形
状が略矩形状であって、その左端が回転蓋62の上突部64
の回転範囲内に突出した当接片76が形成されている。さ
らに、この当接片76は、図9に示すように、回転蓋62が
回転して送排口63が「閉状態」になる位置で、その左端
と回転蓋62の上突部64とが当接するように配置されてい
る。
【0021】上記スライダー67は、図9〜11に示すよ
うに、その形状が略L字状であって、回転蓋62の右下で
あって、その左端が回転蓋62の下突部65の回転範囲内に
突出するように配置されている。そして、スライダー67
の下部には、図9〜11に示すように、水平方向に長い
2個の摺動孔68,69が形成され、この摺動孔68,69の内部
には、ハウジング13に固定された摺動ピン70,71が摺動
可能に挿入されている。なお、この摺動ピン70,71と摺
動孔68,69との位置関係は、回転蓋62の下突部65とスラ
イダー67の左端が当接した状態において、図9に示すよ
うに、可変蓋60の送排口63が「閉状態」のとき、摺動孔
68,69の右端に摺動ピン70,71が当接するように設定され
ている。また、図10に示すように、可変蓋60の送排口
63が「一部開状態」のとき、摺動孔68,69の長さ方向の
途中に摺動ピン70,71が位置するように設定されてい
る。さらに、図11に示すように、可変蓋60の送排口63
が「開状態」のとき、摺動孔68,69の左端に摺動ピン70,
71が当接するように設定されている。また、スライダー
67の左方には、その形状が円筒状の係合ピン72がハウジ
ング13に固定されている。そして、この係合ピン72とス
ライダー67との間には、図9〜11に示すように、コイ
ルスプリング73が掛けられ、このコイルスプリング73に
よりスライダー67を常時、左方に引っ張る力が加えられ
ている。さらに、スライダー67の内部には、図9〜11
に示すように、前記操作スイッチ25の回転摘み26と同一
の回転軸78を一端に有する押圧レバー77が配置されてい
る。
【0022】上記ソレノイド80は、図9〜11に示すよ
うに、ハウジング13に固定されたシリンダー81と、この
シリンダー81の長手方向に進退するピストン軸82とを有
し、可変蓋60の右上に配置されている。そして、シリン
ダー81のピストン軸82の先端は回転蓋62の円周上に回転
軸83により係合され、ピストン軸82の進退により、回転
軸83が回動するとともに、回転蓋62が回動可能に設定さ
れている。
【0023】次に、この消臭機10の重量検知手段11の動
作について説明する。先ず、香料筒15を使用する前であ
って、香料筒15の内部に香料14が完全に充填されている
場合、香料筒15及び収納ケース17の重さによる力が、収
納部19の挿入口100,101から上方に飛び出した支持アー
ム31の支持部35,35に加わる。この際、制御アーム32の
先端に取り付けられた重り34の重さは、支点37を中心と
した制御アーム32側の回転モーメントが、使用前の香料
筒15の重さが加わる支持アーム31側の回転モーメントよ
り小さくなるように設定されている。従って、収納ケー
ス17に押された支持部35,35は下方に押し下げられ、ア
ーム30は支点37を中心として左回転する。そして、図1
に示すように、制御アーム32の凹部39に停止ピンが当接
した状態でアーム30の回転が停止する。その際、制御ア
ーム32の係合ピン40に係合されたコイルスプリング41に
より、切換アーム42の自由端も斜め上方に引っ張られ、
切換アーム42は回転軸44を中心として右回転する。この
ため、切換アーム42の係合ピン43が長孔45の最上端まで
移動した状態で切換アーム42の回転も停止する。
【0024】そして、消臭機10を使用していくと、香料
14は揮発し、香料筒15の重量は除々に軽くなっていく。
すなわち、支持部35に加わる力の大きさが減少し、アー
ム30の左右の釣り合いから、アーム30は除々に支点37を
中心として右回転する。その際、アーム30の回転にとも
ない、制御アーム32の係合ピン40の位置も下方に下が
り、コイルスプリング41の伸びも大きくなってくる。
【0025】さらに、消臭機10を継続して使用し、香料
14を揮発させ、香料筒15の重量が軽くなり、香料14が殆
ど揮発すると、制御アーム32の支点37と自由端とを結ぶ
直線上に、切換アーム42の係合ピン43と切換アーム42の
回転軸44とが並んだ状態となる。この状態となる直前、
直後の範囲内においては、この直線上に前記支点37等が
並んだ状態がコイルスプリング41の伸びは最大となり、
その弾性力も最大となり、切換アーム42の左右のバラン
スは最も不安定な状態となっている。この状態からさら
に、香料14の揮発が進み、香料14が完全に揮発すると、
支点37を中心とした制御アーム32側の回転モーメントが
使用済後の香料筒15を装着した支持アーム31側の回転モ
ーメントより大きく設定されているため、アーム30が下
方に少々移動する。そして、次の瞬間、コイルスプリン
グ41の弾性力により、切換アーム42の自由端が回転軸44
を中心として勢いよく左回転し、切換アーム42の係合ピ
ン43が長孔45に沿って下方に移動する。これにともな
い、切換アーム42の係合ピン43に一端を係合されたコイ
ルスプリング41も下方に移動するため、コイルスプリン
グ41の他端に係合された制御アーム32の係合ピン40も下
方に引っ張られ、アーム30は右回転する。そして、図2
に示すように、アーム30の当接部38がハウジング13に当
接する位置で停止した状態となる。その際、制御アーム
32の下端において、センサー46の溝47を遮断する。これ
により、センサー46から検知信号が報知手段22である報
知ランプ23(図6)に出力される。この検知信号の入力
により、報知ランプ23が点灯し、使用者に香料筒15の交
換時期を知らせる。
【0026】次に、開度調節装置12の動作について説明
する。先ず、図6に示すように、電源スイッチ20を押
し、消臭機10を作動可能状態にする。この際、電源スイ
ッチ20の電源ランプ21が点灯し、作動可能状態であるこ
とを使用者に知らせる。そして、操作スイッチ25である
回転摘み26が、図9に示すように、「OFF」の状態の
とき、操作スイッチ25の回転軸78と連動する押圧レバー
77は、垂直に立ったままであり、押圧レバー77の先端は
スライダー内壁79と接触しない。このため、スライダー
67は、コイルスプリング73により左方に引っ張られ、摺
動孔68,69の右端に摺動ピン70,71が当接した状態で停止
する。また、ソレノイド80は作動していないため、回転
蓋62の係合用孔66に掛けられたコイルスプリング74によ
り、回転蓋62の上部が右方に引っ張られ、回転蓋62には
右回転の力が加わる。したがって、回転蓋62は、図9に
示すように、その上突部64が当接片76の左端に当接する
まで右回転する。この状態において、図9に示すよう
に、回転蓋62の送排口63と固定蓋61の送排口63との位置
は、重なっておらず、可変蓋60は「閉状態」となる。こ
れにより、収納ケース17内は略密閉された状態となり、
その内部に配置された香料筒15から香料14が揮発するの
を低減させることができる。
【0027】なお、上突部64が当接片76の左端に当接し
た際に、スライダー67もその左端が下突部65と当接し
て、回転蓋62の上部及び下部の両方において押さえこ
み、消臭機を使用していない状態における回転蓋62のブ
レを防止している。次に、操作スイッチ25(図6)を、
目盛り24の「3」の位置まで右回転させると、操作スイ
ッチ25の回転軸78に連動して、押圧レバー77も右回転
し、図10に示すように、押圧レバー77は斜め上方に傾
斜した状態で停止する。そして、押圧レバー77の先端に
より、スライダー内壁79が右方に押されるため、スライ
ダー67は、水平に開口された摺動孔68,69とその内部の
摺動ピン70,71とに案内されて、水平右方向に移動す
る。その際、スライダー67はその左端に係合されたコイ
ルスプリング73により左方向に引っ張られているので、
スライダー内壁79は、押圧レバー77の先端を押圧した状
態で停止し、その位置に固定される。
【0028】また、操作スイッチ25を「3」に設定する
と、それに連動して、ソレノイド80が作動状態となり、
ピストン軸82がシリンダー81内に戻る方向に引っ張られ
る。このピストン軸82の移動とともに、ピストン軸82の
先端に係合された回転蓋62の下端が斜め上方に引っ張ら
れ、回転蓋62に左回転力が与えられる。このため、回転
蓋62は、図10に示すように、その下突部65がスライダ
ー67の左端に当接するまで左回転する。このとき、回転
蓋62の送排口63と固定蓋61の送排口63とが約1/2重な
り合うため、送排口63の約1/2が開口した「一部開状
態」となる。
【0029】また、操作スイッチ25を「3」に設定する
と同時に、図7,8に示すファン90も作動状態となる。
これにより、中心軸を垂直に設定した垂直ファン92が作
動して、ハウジング13下部に設けた空気取入口93から消
臭機10外部の空気が吸い込まれる。その後、吸い込まれ
た空気は、空気取入口93の上方に連通する空気循環通路
94をそのまま上昇し、垂直ファン92を通過して、空気排
出口95から消臭機10の外部に排出される。この際、空気
取入口93から吸い込まれた空気の一部は、垂直ファン92
に隣接した水平ファン91により側方に吸い込まれ、水平
ファン91を通過して、可変蓋60の送排口63から収納ケー
ス17の内部に送り込まれる。そして、香料筒15の内部に
送り込まれた空気は、香料14の揮発を促進させ、香料筒
15に形成された隙間を循環する。最終的には、揮発した
香料14を多量に含んだ空気は、収納部19内の送排口63か
ら出て、再度、垂直ファン92の上方に設けられた空気循
環通路94に入り、空気排出口95から消臭機10の外部に排
出される。
【0030】次に、操作スイッチ25(図6)を、目盛り
24の「5」の位置まで右回転させ、水平にすると、操作
スイッチ25の回転軸78に連動して、押圧レバー77も右回
転する。そして、図11に示すように、押圧レバー77は
水平になった状態で停止する。そして、押圧レバー77の
先端により、スライダー内壁79が右方に押されるため、
スライダー67は、水平に開口された摺動孔68,69とその
内部の摺動ピン70,71とに案内されて、水平右方向に移
動し、摺動ピン70,71が摺動孔68,69の左端に当接する位
置で停止する。
【0031】また、操作スイッチ25を目盛り24の「5」
に設定すると、それに連動して、ソレノイド80が作動状
態となり、ピストン軸82がシリンダー81内に戻る方向に
引っ張られる。このピストン軸82の移動とともに、ピス
トン軸82の先端に係合された回転蓋62の下端が斜め上方
に引っ張られ、回転蓋62に左回転力が与えられる。この
ため、回転蓋62は、図11に示すように、その下突部65
がスライダー67の左端に当接するまで左回転する。この
とき、回転蓋62の送排口63と固定蓋61の送排口63とが完
全に重なり合うため、送排口63の全てが開口した「開状
態」となる。
【0032】また、操作スイッチ25を目盛り24の「5」
に設定すると同時に、図7,8に示すファン90も作動状
態となる。これにより、上述の操作スイッチ25を目盛り
24の「3」に設定したときと同様に垂直ファン92が作動
し、ハウジング13下部に設けた空気取入口93から外部の
空気が吸入され、水平ファン91を介して、香料筒15の内
部に空気が送り込まれ、香料14の揮発を促進させ、揮発
した香料14を多量に含んだ空気が、空気排出口95から排
出される。さらに、操作スイッチ25を目盛り24の「5」
に設定した場合、送排口63は全て開口されるため、収納
ケース17の内部にも多量の空気が送り込まれ、香料14の
揮発も最大となり、消臭効果は最大となる。
【0033】なお、図示しないが、操作スイッチ25を
「1」、「2」又は「4」の目盛り24に設定しても、上
述したように、操作スイッチ25を目盛り24の「3」に設
定したときと同様に送排口63を「一部開状態」にするこ
とができる。しかも、操作スイッチ25を目盛り24の
「1」に合わせたときは、送排口63の開口量は微少に設
定され、操作スイッチ25を目盛り24の「2」に合わせた
ときは、送排口63の開口量は「開状態」の1/4に設定
され、操作スイッチ25を目盛り24の「4」に合わせたと
きは、送排口63の開口量は「開状態」の3/4に設定さ
れている。従って、操作スイッチ25の操作により、収納
ケース17の内部に送り込む、空気の量を段階的に調節す
ることができ、香料14の揮発の程度を変化させ、消臭効
果を調節することができる。
【0034】なお、操作スイッチ25の目盛り24と送排口
63の開口量との関係は、上述した数値に限定されるもの
ではなく、目盛り24の位置を変更することにより、任意
の開口量に変更することができ、消臭効果の調節段階を
任意に選択することができる。また、本実施例において
は、収納部19の下部にのみ挿入孔を設け、収納ケース17
を支持部35が支えることにより、収納ケース17と香料筒
15との合計の重さとの関係で重り34の重さを決定してい
たが、特にこれに限定されるわけではなく、収納ケース
17にも、収納部19の挿入孔と整合する位置に同様の挿入
孔を設け、支持部35が直接、香料筒15を支えるようにし
ても同様の効果を得ることができる。この場合、重り34
の重さは香料筒15の重さのみとの関係で決定される。
【0035】
【発明の効果】本発明は、以上のように構成されている
ので、以下に記載されるような効果を奏する。請求項1
記載の発明によれば、香料筒の交換時期を自動的に報知
することができる消臭機を提供することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】香料筒内の香料が揮発する前のアーム位置を示
す概略正面図である。
【図2】香料筒内の香料が全て揮発した後のアーム位置
を示す概略正面図である。
【図3】収納ケース内に収納された香料筒の横断面図で
ある。
【図4】香料を充填した香料筒を示す一部断面図であ
る。
【図5】収納ケースを示す概略縦断面である。
【図6】消臭機を示す概略正面図である。
【図7】消臭機を示す概略平面図である。
【図8】消臭機を示す概略側面図である。
【図9】送排口の閉状態を示す概略正面図である。
【図10】送排口の一部開状態を示す概略正面図であ
る。
【図11】送排口の開状態を示す概略正面図である。
【符号の説明】
10 消臭機 11 重量検知
手段 12 開度調節装置 13 ハウジン
グ 14 香料 15 香料筒 16 収納壁 17 収納ケー
ス 18 開口部 19 収納部 20 電源スイッチ 21 電源ラン
プ 22 報知手段 23 報知ラン
プ 24 目盛り 25 操作スイ
ッチ 26 回転摘み 30 アーム 31 指示アーム 32 制御アー
ム 34 重り 35 支持部 36 水平片 37 支点 38 当接部 39 凹部 40 係合ピン 41 コイルス
プリング 42 切換アーム 43 係合ピン 44 回転軸 45 長孔 46 センサー 47 溝 48 停止ピン 60 可変蓋 61 固定蓋 62 回転蓋 63 送排口 64 上突部 65 下突部 66 係合用孔 67 スライダー 68,69 摺動孔 70,71 摺動ピン 72 係合ピン 73,74 コイルスプリング 75 係合ピン 76 当接片 77 押圧レバ
ー 78 回転軸 79 スライダ
ー内壁 80 ソレノイド 81 シリンダ
ー 82 ピストン軸 83 回転軸 90 ファン 91 水平ファ
ン 92 垂直ファン 93 空気取入
口 94 空気循環通路 95 空気排出
口 100,101 挿入口

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 揮発性の香料を充填した香料筒と、この
    香料筒を内部に収納した収納ケースと、この収納ケース
    の重量がその一端に加わるとともに、長さの途中に支点
    を有するアームと、前記支点を挟んでアームの他端に加
    わるとともに、香料筒の香料が揮発した際にアームを傾
    斜させる重りと、この重りにより前記アームがその支点
    を中心に傾斜した状態を検知するセンサーと、このセン
    サーからの検知信号により使用者に香料筒の交換時期を
    報知する報知手段とを備えたことを特徴とする消臭機。
JP5326524A 1993-12-24 1993-12-24 消臭機 Withdrawn JPH07178154A (ja)

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2005034187A (ja) * 2003-07-15 2005-02-10 Matsushita Electric Ind Co Ltd 揮散性薬剤徐放部材とそれを用いた空気調和機

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2005034187A (ja) * 2003-07-15 2005-02-10 Matsushita Electric Ind Co Ltd 揮散性薬剤徐放部材とそれを用いた空気調和機
JP4556390B2 (ja) * 2003-07-15 2010-10-06 パナソニック株式会社 揮散性薬剤徐放部材とそれを用いた空気調和機

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