JPH07178087A - 超音波診断装置 - Google Patents

超音波診断装置

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JPH07178087A
JPH07178087A JP32461893A JP32461893A JPH07178087A JP H07178087 A JPH07178087 A JP H07178087A JP 32461893 A JP32461893 A JP 32461893A JP 32461893 A JP32461893 A JP 32461893A JP H07178087 A JPH07178087 A JP H07178087A
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JP
Japan
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power supply
pulse
ultrasonic
boosting
drive
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Pending
Application number
JP32461893A
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English (en)
Inventor
Yasuhiro Nakamura
恭大 中村
Yoshinao Sorinaka
由直 反中
Yuzo Yoshimoto
祐三 義本
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Panasonic Holdings Corp
Original Assignee
Matsushita Electric Industrial Co Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 音響出力を高速、かつ高精度で制御して安全
性を向上させることができ、また、低コスト化を図るこ
とができる。 【構成】 電源パルス発生手段6は可変電源回路5から
の電源をスイッチングして交流の電源パルスを発生す
る。昇圧手段7は電源パルスをn倍に昇圧し、電圧を上
昇させ、駆動回路2の電源に高圧の電源を供給する。電
源パルスが発生した後、送信パルス発生手段3はこれよ
り遅れて1波以上の送信パルスを発生し、駆動回路2に
よって増幅し、駆動パルスを発生する。駆動パルスの出
力が完了した後、電源パルス発生手段6は電源パルスを
停止する。可変電源回路5は昇圧手段7の昇圧比に応じ
た低い電圧を可変するので、高速に切り換え、精度の高
い音響出力制御を行うことができる。昇圧手段7は駆動
パルス周波数以下の周波数を昇圧できる能力があればよ
い。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、医用分野において生体
情報を映像化するために利用される超音波診断装置に関
する。
【0002】
【従来の技術】超音波診断装置は生体内の断層画像情
報、血流情報を映像化するもので、心臓、胎児を初めと
する多くの診断分野で普及している。超音波診断装置は
パルス、またはバースト状の超音波を被検体内に送信
し、被検体内で反射して得られたエコー信号から前述し
たような診断情報を得ている。ところで、送信する超音
波の音響出力は被検体へ影響を及ぼさないレベルに抑え
なければならないが、超音波振動子を駆動するパルスは
100V以上の振幅であるために、これを高速に制御す
ることは困難である。しかし、Bモードとドプラモード
を同時に得る場合には、ドプラモードでの音響出力が高
くなるため、従来の超音波診断装置としては、特開昭6
2−113061号、特開平3−261460号公報に
記載されているような安全性を考慮した構成が知られて
いる。以下、従来の超音波診断装置について図面を参照
しながら説明する。
【0003】図4は従来の一例における超音波診断装置
を示す概略ブロック図である。図4に示すように、超音
波振動子401は駆動回路402によって駆動されて超
音波を被検体である生体内に送信し、生体内からのエコ
ー信号を受信する。電源回路405から電源を供給され
ている駆動回路402の出力電圧Vpはモードによらず
一定である。そして、駆動回路402はトリガパルス発
生手段404から加えられるトリガパルスにより送信パ
ルス発生手段403が発生する低電圧パルスを高電圧パ
ルスVtに増幅し、超音波振動子401を駆動する。超
音波振動子401で受信した生体内からのエコー信号は
増幅器406で増幅された後、2つに分かれ、Bモード
処理系407で対数変換およびAM検波等の処理が行わ
れ、トプラモード処理系408で位相検波および速度計
算された後、少なくとも一方は走査変換部409でテレ
ビ方式に変換されてモニタ410で映像化され、診断に
供される。
【0004】上記構成において、Bモードとドプラモー
ドを同時に得るためには、それぞれの送受信を一定周期
で切り換える必要がある。また、Bモードの送受信では
分解能が重要視されるため、1または2波程度の少ない
パルス数で送信が行われ、反対にドプラモードの送受信
では感度が優先されるため、Bモードの波数より多い波
数が用いられる。したがって、音響出力はBモード時よ
りドプラモード時のほうが大きくなることから安全性の
面で配慮が行われている。そのために、図5に示すよう
に、トプラモード時にはデューティを小さくすることに
より、電源電圧Vpを一定としたまま駆動電圧Vtを可
変しなくとも音響出力を安全範囲に抑えるようになって
いる。
【0005】図6はパルス電圧を可変とする従来の他の
例における超音波診断装置を示す概略ブロック図であ
る。この従来例においては、図5に示す上記従来技術と
同一部分には同一符号を付してその説明を省略し、異な
る構成について説明する。
【0006】この従来例においては、図6に示すよう
に、駆動回路402の出力に接続した昇圧トランス41
2で駆動パルスを高電圧に昇圧し、駆動回路402に電
源を供給している可変電源回路411の出力電圧Vpを
制御することにより、音響出力を安全範囲に抑えるよう
になっている。一般に超音波振動子401には数十〜数
百ボルトの駆動パルスを印加しなければならないが、昇
圧トランス412の作用によりパルス可変電源回路41
1が扱う電圧Vpは比較的低電圧であることから電源電
圧を高速に制御することができ、また、音響出力は電源
電圧に比例するため、音響出力を高い精度で制御するこ
とができる。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記従
来の超音波診断装置のうち、前者の構成では、Bモード
時に比較してドプラモード時の波数が多くなるに従って
デューティを小さく制御するためには高い時間精度が要
求される。加えて、ドプラモードでの送信周波数が高い
場合でも同様に高い時間精度が要求される。更に詳細に
説明すると、超音波診断装置で用いられる最も高い周波
数は一般に10MHzであり、Bモード時に比べてドプ
ラモード時では4〜8倍に送信波数が使用される。ここ
で、ドプラモード時の音響出力を約1/3にするなら
ば、デューティを1/8とする必要があり、すなわち、
12nsecという極めて短い高電圧パルスをもって超
音波振動子401を駆動しなければならない。したがっ
て、一般に用いられるディジタル部品の精度に迫る時間
精度が要求されるため、確実に安全範囲を確保すること
ができないという問題があった。
【0008】一方、昇圧トランス412を用いた後者の
構成では、トランス412の一次側に接続された駆動回
路402の出力インピーダンスは2次側では高くなり、
超音波振動子401との整合を損ねるため、効率、送信
最大出力の低下を招く。また、高電圧の高周波パルスを
扱うため、トランス412には高周波特性がよく、磁気
飽和のない極めて高価なものが必要となり、価格的な面
で問題となっていた。
【0009】本発明は、このような従来の問題を解決す
るものであり、音響出力を高速、かつ高精度で制御する
ことができ、したがって、安全性を向上させることがで
き、また、コストを低下させることができるようにした
超音波診断装置を提供することを目的とするものであ
る。
【0010】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
の本発明の技術的手段は、超音波振動子から被検体に対
して超音波を送信し、被検体内からのエコー信号を上記
超音波振動子により受信し、受信されたエコー信号より
超音波断層処理手段によりBモード断層像を得ることが
でき、受信されたエコー信号より超音波血流情報処理手
段によりドプラモードにおける血流情報を得ることがで
きるようにした超音波診断装置において、送信トリガパ
ルスによって送信パルスを発生する送信パルス発生手段
と、上記送信パルスを増幅して駆動パルスを上記超音波
振動子へ出力する駆動回路と、出力する電源電圧が可変
である可変電源回路と、この可変電源回路から電源供給
を受け、電源パルスを発生する電源パルス発生手段と、
この電源パルス発生手段が発生した電源パルスを昇圧
し、上記駆動回路の電源に供給する昇圧手段とを備え、
上記電源パルスの発生期間内に上記駆動パルスを発生す
るように構成されたものである。
【0011】そして、上記技術的手段において、電源パ
ルス発生手段から発生する電源パルスが駆動パルスのパ
ルス幅より長く、複数個のパルス列となるように設定す
る。
【0012】また、上記技術的手段における昇圧手段と
して、電源パルスを昇圧して出力するトランスと、この
トランスの出力を整流する整流手段とを備えることがで
きる。
【0013】
【作用】したがって、本発明によれば、電源パルス発生
手段が発生する電源パルスを昇圧手段によって昇圧して
送信パルス発生手段の電源して駆動回路に供給し、電源
パルスの発生期間内に駆動パルスを発生し、駆動パルス
を低い電圧で制御するようにしているので、可変電源回
路は昇圧手段の昇圧比に応じた低い電圧を高速に切り換
え、精度の高い音響出力制御を行うことができる。ま
た、昇圧手段は駆動パルス周波数以下の周波数を昇圧す
ることができる能力があればよい。
【0014】
【実施例】以下、本発明の一実施例について図面を参照
しながら説明する。
【0015】図1は本発明の一実施例における超音波診
断装置を示す概略ブロック図である。
【0016】図1において、1は被検体である生体に対
して超音波を送信し、生体からのエコー信号を受信する
超音波振動子、2は超音波振動子1を駆動パルスVtで
駆動する駆動回路、3はBモードとドプラモードで異な
る波数の送信パルスを発生する送信パルス発生手段、4
は送受信を行うトリガパルスtgを発生するトリガパル
ス発生手段、5はBモードとドプラモードで異なる電圧
Vpを発生する可変電源回路、6はトリガパルスtgに
よりトリガされ、駆動パルスの長さに応じて電源パルス
Pを発生する電源パルス発生手段で、可変電源回路5に
よって電源が供給されている。7は電源パルス発生手段
5が発生した電源パルスPを昇圧し、駆動回路2の電源
として出力する昇圧手段である。
【0017】8は超音波振動子1が受信したエコー信号
を増幅する増幅器、9は増幅したエコー信号を対数変換
し、AM検波するBモード処理系、10は増幅したエコ
ー信号を位相検波し、速度計算するドプラモード処理
系、11はBモード処理系およびドプラモード処理系の
少なくとも一方をテレビ走査方式に一致するように変換
する走査変換部、12は走査変換部11の出力をもとに
診断画像を表示するモニタである。
【0018】以上の構成について、以下、その動作とと
もに、図2に示すタイミングチャートを参照しながら更
に詳細に説明する。
【0019】トリガパルス発生手段4がトリガパルスt
gを発生すると、電源パルス発生手段6は可変電源回路
5からの電圧Vpの電源をスイッチングして交流の電源
パルスPを発生する。このとき、電源パルスPは電源パ
ルス発生手段6に損失がない限り、可変電源回路5の電
源電圧Vpに等しい。昇圧手段7は電源パルスPをn倍
に昇圧し、電圧を上昇させ、駆動回路2の電源として、
高圧の電源を供給する。電源パルスPが発生した後、送
信パルス発生手段3はこれより遅れて1波以上の送信パ
ルスを発生し、駆動回路2によって増幅し、駆動パルス
Vtを発生する。駆動パルスVtの出力が完了した後、
電源パルス発生手段6は駆動パルスVtのパルス幅より
長く、複数個のパルス列である電源パルスPを停止する
ことにより、駆動回路2への電源供給も止まる。駆動回
路2によって駆動された超音波振動子1は超音波を生体
に送信し、生体内から受信したエコー信号を受信する。
受信されたエコー信号は増幅器8で増幅された後、Bモ
ード処理部系9とドプラモード処理系の2つに分かれて
出力される。Bモード処理系9では増幅された信号に対
して対数変換およびAM検波等の処理が行われ、ドプラ
処理系10では増幅された信号に対して位相検波および
速度計算が行われた後、少なくとも一方は走査変換部1
1でテレビ方式に変換された後、モニタ12で映像化さ
れ、診断に供される。
【0020】また、図2のタイミングチャートに示すよ
うにBモード時には送信パルス発生手段3は1ないし2
波の駆動パルスVtを発生し、ドプラモード時には送信
パルス発生手段3はBモード時より多くの波数の駆動パ
ルスVtを発生し、可変電源回路5はドプラモード時に
Bモード時より電源電圧Vpを下げる。したがって、可
変電源回路5は昇圧手段7の昇圧比に応じた低い電圧を
可変するため、高速に切り換えられる。
【0021】図3は図1における昇圧手段7の詳細を示
す構成図である。図3において、13は電源パルス発生
手段6から送出される電源パルスPを昇圧する昇圧トラ
ンス、14は昇圧トランス13で昇圧された電源パルス
を整流する整流回路、15は整流された電源パルスを平
滑化する平滑回路である。
【0022】上記構成において、以下、その動作につい
て説明すると、昇圧手段7には電源パルス発生手段6か
ら電源パルスPが供給され、昇圧トランス13で昇圧さ
れると、整流回路14と平滑回路15で駆動回路2が駆
動パルスVtを出力するタイミングに電源を供給する。
電源パルスPの波数は駆動回路2が駆動パルスVtの発
生を終了するまでの期間、出力する必要がある。したが
って、波数の少ないBモード時では可変電源回路5から
の電圧Vpを上げて電源パルスPの振幅を高くし、波数
の多いドプラモード時では可変電源回路5からの電圧V
pを下げて電源パルスPの振幅を低くする。
【0023】そして、電源パルスPは駆動パルスVtに
比べて周波数が低いため、昇圧手段7の昇圧トランス1
3も低い周波数の昇圧能力があればよい。また、駆動パ
ルスVtの電源は平滑回路15であるコンデンサにより
インピーダンスが低くなり、昇圧トランス13による電
源インピーダンスの上昇の影響を受けず、昇圧トランス
13による電源駆動パルスを電圧で制御するので、精度
の高い音響出力制御が可能であり、安全性を向上させる
ことができる。また、昇圧に用いるトランス13には駆
動パルス周波数以下の周波数を昇圧することできる安価
なもので実現することができる。
【0024】
【発明の効果】以上説明したように本発明によれば、電
源パルス発生手段が発生する電源パルスを昇圧手段によ
って昇圧して送信パルス発生手段の電源として駆動回路
に供給し、電源パルスの発生期間内に駆動パルスを発生
するようにしているので、可変電源回路は昇圧手段の昇
圧比に応じた低い電圧を高速に切り換え、精度の高い音
響出力制御を行うことができる。また、電源パルスは駆
動パルスに比べて周波数が低いので、昇圧手段も低い周
波数の昇圧能力であればよく、安価となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例における超音波診断装置を示
す概略ブロック図
【図2】同超音波診断装置の主要信号のタイミング図
【図3】同超音波診断装置に用いる昇圧手段を示す構成
【図4】従来の一例における超音波診断装置を示す概略
ブロック図
【図5】同超音波診断装置の主要信号のタイミング図
【図6】従来の他の例における超音波診断装置を示す概
略ブロック図
【符号の説明】
1 超音波振動子 2 駆動回路 3 送信パルス発生手段 4 トリガパルス発生手段 5 可変電源回路 6 電源パルス発生手段 7 昇圧手段 8 増幅器 9 Bモード処理系 10 ドプラモード処理系 11 走査変換部 12 モニタ 13 昇圧トランス 14 整流回路 15 平滑回路

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 超音波振動子から被検体に対して超音波
    を送信し、被検体内からのエコー信号を上記超音波振動
    子により受信し、受信されたエコー信号より超音波断層
    処理手段によりBモード断層像を得ることができ、受信
    されたエコー信号より超音波血流情報処理手段によりド
    プラモードにおける血流情報を得ることができるように
    した超音波診断装置において、送信トリガパルスによっ
    て送信パルスを発生する送信パルス発生手段と、上記送
    信パルスを増幅して駆動パルスを上記超音波振動子へ出
    力する駆動回路と、出力する電源電圧が可変である可変
    電源回路と、この可変電源回路から電源供給を受け、電
    源パルスを発生する電源パルス発生手段と、この電源パ
    ルス発生手段が発生した電源パルスを昇圧し、上記駆動
    回路の電源に供給する昇圧手段とを備え、上記電源パル
    スの発生期間内に上記駆動パルスを発生するように構成
    された超音波診断装置。
  2. 【請求項2】 電源パルス発生手段から発生する電源パ
    ルスが駆動パルスのパルス幅より長く、複数個のパルス
    列である請求項1記載の超音波診断装置。
  3. 【請求項3】 昇圧手段が、電源パルスを昇圧して出力
    するトランスと、このトランスの出力を整流する整流手
    段とを備えた請求項1または2記載の超音波診断装置。
JP32461893A 1993-12-22 1993-12-22 超音波診断装置 Pending JPH07178087A (ja)

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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2006314559A (ja) * 2005-05-12 2006-11-24 Olympus Medical Systems Corp 超音波診断用カプセル
JP2008272471A (ja) * 2007-04-26 2008-11-13 General Electric Co <Ge> マルチレベル送信機を備える再構成可能なアレイ
JP2010081966A (ja) * 2008-09-29 2010-04-15 Toshiba Corp 超音波診断装置

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