JPH07178034A

JPH07178034A - 食器乾燥器

Info

Publication number: JPH07178034A
Application number: JP32510093A
Authority: JP
Inventors: Daizou Ogata; 大象緒方; Motonari Hirota; 泉生弘田; Hideki Omori; 英樹大森
Original assignee: Matsushita Electric Industrial Co Ltd
Current assignee: Panasonic Holdings Corp
Priority date: 1993-12-22
Filing date: 1993-12-22
Publication date: 1995-07-18

Abstract

(57)【要約】【目的】誘導加熱調理器を利用し、食器乾燥器の乾燥
効率を上げることを目的とする。【構成】食器乾燥器内部に、誘導加熱調理器を収納す
る部分２２を設け、必要に応じ、誘導加熱調理器２４の
取り出しを可能にする。

Description

【発明の詳細な説明】

【０００１】

【産業上の利用分野】本発明は、誘導加熱調理器を有す
る食器乾燥器に関する。

【０００２】

【従来の技術】従来の食器乾燥器を図８を用いて説明す
る。１１は食器載置部、１３はヒーター、１４は溜水ケ
ース、１７はタイマー、１９は送風用ファンモータであ
る。１５は食器で食器載置部１１に載置されており、１
６は食器乾燥器本体で、食器載置部１１、ヒーター１
３、溜水ケース１４、及びタイマー１７を備えており、
送風用ファンモータ１９を備えたものである。

【０００３】電源コード１２と電気的に接続されたヒー
ター１３を加熱し、その熱により食器載置部１１に載置
された食器１５を乾燥させる食器乾燥器である。ここ
で、ヒーター１３は食器乾燥器内部で電気的に接続され
ているため、取り外し難く、大きさも限られていた。

【０００４】また、食器１５から水滴が落ちて溜まる溜
水ケース１４の内部に溜まった水を、水が溜水ケースか
ら溢れる前に廃棄していた。

【０００５】また、送風用ファンモータ１９も、電源コ
ード１２と電気的に接続されていた。

【０００６】また、誘導加熱調理器を使用する際に、設
置場所を予め用意する必要があった。

【０００７】

【発明が解決しようとする課題】第１の課題として、誘
導加熱調理器は常時使用する事が少なく、手近な場所か
ら離れた所に収納されるため、必要とする際に、取り出
す手間がかかっていた。

【０００８】第２の課題として、食器乾燥器内部は、埃
等の異物により汚れるにもかかわらず、ヒーター等電気
的接続部品が邪魔になり、分解掃除を行い難かった。

【０００９】第３の課題として、食器載置部に載置され
た食器から水滴が落ちて溜まる溜水ケースを設置して、
溜水ケース内部に溜まった水を溢れる前に廃棄する必要
があった。

【００１０】第４の課題として、食器乾燥器内の雰囲気
温度を急速に上昇させるために、発熱部の表面積を増加
するには、食器乾燥器本体の体積を増す必要があった。

【００１１】第５の課題として、温風を循環させて乾燥
時間を短くするためには、送風用ファンモーターと上記
モーター駆動用電気回路の電力を必要としていた。

【００１２】第６の課題として、誘導加熱調理器を必要
に応じて使用する際に、誘導加熱調理器の設置場所を予
め用意する必要があった。

【００１３】第７の課題として、内部に誘導加熱調理器
を有する食器乾燥器を使用する際に、食器が乾燥した
後、誘導加熱調理器のスイッチを操作して動作を止める
必要があった。

【００１４】本発明の第１の手段は上記課題を解決し、
必要に応じて誘導加熱調理器を取り出すことができる食
器乾燥器を提供し、本発明の第２の手段は上記課題を解
決し、被誘導加熱用金属を取り外し可能にした食器乾燥
器を提供し、本発明の第３の手段は上記課題を解決し、
被誘導加熱用金属の縁に枠を付けた食器乾燥器を提供
し、本発明の第４の手段は上記問題を解決し、食器乾燥
器内部の食器載置部が被誘導加熱金属である食器乾燥器
を提供し、本発明の第５の手段は上記課題を解決し、誘
導加熱調理器と二次コイルとの電磁結合により電力を得
て、送風用ファンモーターと上記モーター駆動用電気回
路の動作させる食器乾燥器を提供し、本発明の第６の手
段は上記問題を解決し、誘導加熱調理器用載置台を備え
た食器乾燥器を提供し、本発明の第７の手段は上記問題
を解決し、食器乾燥器内部のタイマーにより、誘導加熱
調理器の動作を停止する食器乾燥器を提供する。

【００１５】

【課題を解決するための手段】本発明の第１の手段は上
記課題を解決するために、誘導加熱調理器収納部に誘導
加熱調理器を有し、必要に応じて誘導加熱調理器の取り
出が可能な食器乾燥器を提供するものである。

【００１６】また、本発明の第２の手段は上記課題を解
決するために、内部に誘導加熱調理器を有し、誘導加熱
調理器により誘導加熱される被誘導加熱用金属を熱源と
して食器を乾燥させる食器乾燥器において、上記被誘導
加熱用金属を取り外し可能にした食器乾燥器を提供する
ものである。

【００１７】また、本発明の第３の手段は上記課題を解
決するために、内部に誘導加熱調理器を有し、誘導加熱
調理器により誘導加熱される被誘導加熱用金属を熱源と
して食器を乾燥させる食器乾燥器において、上記被誘導
加熱用金属の縁に枠を備えた食器乾燥器を提供するもの
である。

【００１８】また、本発明の第４の手段は上記問題を解
決するために、内部に誘導加熱調理器を有し、誘導加熱
調理器により誘導加熱される被誘導加熱用金属を熱源と
して食器を乾燥させる食器乾燥器において、食器載置部
が上記被誘導加熱用金属により構成された食器乾燥器を
提供するものである。

【００１９】また、本発明の第５の手段は上記課題を解
決するために、内部に誘導加熱調理器を有し、誘導加熱
調理器により誘導加熱される被誘導加熱用金属を熱源と
して食器を乾燥させる食器乾燥器において、誘導加熱調
理器と二次コイルとの電磁結合により電力を得て、送風
用ファンモーターと上記モーター駆動用電気回路を動作
させて、温風を循環する食器乾燥器を提供するものであ
る。

【００２０】また、本発明の第６の手段は上記課題を解
決するために、内部に誘導加熱調理器を有し、誘導加熱
調理器により誘導加熱される被誘導加熱用金属を熱源と
して食器を乾燥させる食器乾燥器において、誘導加熱調
理器用載置台を備えた食器乾燥器を提供するものであ
る。

【００２１】また、本発明の第７の手段は上記課題を解
決するために、内部に誘導加熱調理器を有し、誘導加熱
調理器により誘導加熱される被誘導加熱用金属を熱源と
して食器を乾燥させる食器乾燥器において、食器乾燥器
本体、及び誘導加熱調理器の動作を停止するタイマーを
備えた食器乾燥器を提供するものである。

【００２２】

【作用】上記本発明の第１の手段の構成により、通常は
誘導加熱調理器収納部に誘導加熱調理器を収納した食器
乾燥器として使用し、調理中、及び食事中等、食器乾燥
器を使わない場合に、必要に応じて即座に誘導加熱調理
器を用いる事ができる。

【００２３】上記本発明の第２の構成により、通常、被
誘導加熱用金属は食器乾燥器本体に組み込んでおり、必
要に応じて取り出し、分解掃除を簡単に行う事ができ
る。

【００２４】上記本発明の第３の手段の構成により、被
誘導加熱用金属が大きな溜水ケースの役割を果たし、更
に上記被誘導加熱用金属は発熱し水分を蒸発させ、ま
た、上記誘導加熱用金属は電気的に接続されていないた
め、漏電の心配も不要となる。

【００２５】上記本発明の第４の手段の構成により、食
器乾燥器本体の体積を増加させることなく、発熱部の表
面積が増加し、雰囲気温度が急速に上昇し、更に食器自
体にも熱伝導が行われ、乾燥時間を短くする事ができ
る。

【００２６】上記本発明の第５の手段の構成により、誘
導加熱調理器と二次コイルとの電磁結合により、送風用
ファンモーターと上記モーター駆動用電気回路の電力を
供給する事により、別電源を使用することなく温風を循
環し、乾燥時間を短くする事ができる。

【００２７】上記本発明の第６の手段の構成により、誘
導加熱調理器を必要に応じて使用する際に、誘導加熱調
理器の設置場所を確保する事ができる。

【００２８】上記本発明の第７の手段の構成により、食
器乾燥終了時に、誘導加熱調理器を操作することなく誘
導加熱調理器の動作を停止する事ができる。

【００２９】

【実施例】以下、本発明の第１の手段を用いた実施例を
図１を用いて説明する。２１は食器載置部、２２は誘導
加熱調理器収納部、２３は被加熱用金属、２４は誘導加
熱調理器である。２５は食器で食器載置部２１に載置さ
れており、２６は食器乾燥器本体で、食器載置部２１、
誘導加熱調理器収納部２２、及び被加熱用金属２３を備
えている。誘導加熱調理器２４を誘導加熱調理器収納部
２２に収納して動作させると、被加熱用金属２３が誘導
加熱され、その熱により食器載置部２１上にある食器２
５が乾燥する。また、必要に応じて、誘導加熱調理器収
納部２２から誘導加熱調理器２４を取り出し、調理する
事ができる。

【００３０】次に本発明の第２の手段を用いた実施例を
図２を用いて説明する。３１は食器載置部、３２は被加
熱用金属収納部、３３は被加熱用金属、３４は誘導加熱
調理器であり、被加熱用金属３３は、被加熱用金属収納
部３２に収納されている。３５は食器で食器載置部３１
に載置されており、３６は食器乾燥器本体で、食器載置
部３１、被加熱用金属収納部３２、被加熱用金属３３、
及び誘導加熱調理器３４を備えている。誘導加熱調理器
３４を動作させると、被加熱用金属３３が誘導加熱さ
れ、その熱により食器載置部３１上にある食器３５が乾
燥する。また、必要に応じて、被加熱用金属３３を被加
熱用金属収納部３２から取り出し、分解掃除をする事が
できる。

【００３１】次に、本発明の第３の手段を用いた実施例
を図３を用いて説明する。４１は食器載置部、４２は
枠、４３は被加熱用金属、４４は誘導加熱調理器であ
り、被加熱用金属４３は縁に枠４２を備えている。４５
は食器で食器載置部４１に載置されており、４６は食器
乾燥器本体で、食器載置部４１、被加熱用金属４３、及
び誘導加熱調理器４４を備えている。誘導加熱調理器４
４を動作させると、被加熱用金属４３が誘導加熱され、
その熱により食器載置部４１上にある食器４５が乾燥す
る。また、食器４５から落ちた水滴は、縁に枠４２を備
えた被誘導加熱用金属４３上に溜り、誘導加熱調理器４
４により被誘導加熱用金属４３が発熱するので、被誘導
加熱金属４３上に溜まった水は蒸発してなくなる。

【００３２】次に、本発明の第４の手段を用いた実施例
を図４を用いて説明する。５１は食器載置部で、誘導加
熱される金属から作られており、５４は誘導加熱調理器
である。５５は食器で食器載置部５１に載置されてお
り、５６は食器乾燥器本体で、食器載置部５１、及び誘
導加熱調理器５４を備えている。上記構成により、誘導
加熱調理器５４を動作させると、食器載置部５１が誘導
加熱され、その熱により食器載置部５１上の雰囲気が上
昇し、食器５５を乾燥する事が出来る。

【００３３】次に、本発明の第５の手段を用いた実施例
を図５を用いて説明する。６１は食器載置部、６３は被
加熱用金属、６４は誘導加熱調理器、６７は二次コイ
ル、６８はコンバータ、６９は送風用ファンモータであ
る。

【００３４】６５は食器で食器載置部６１に載置されて
おり、６６は食器乾燥器本体で、食器載置部６１、誘導
加熱調理器６４、被加熱用金属６３、二次コイル６７、
コンバータ６８、送風用ファンモータ６９を備えてい
る。誘導加熱調理器６４を動作させると、被加熱用金属
６３が誘導加熱される。また、二次コイル６７よりコン
バータ６８を通して送風用ファンモータ６９に電源が供
給される為、被加熱用金属６３の発熱により暖められた
空気が食器乾燥器本体６６も内部を循環し、食器載置部
６１上にある食器６５を乾燥する。

【００３５】次に本発明の第６の手段を用いた実施例に
ついて図６を用いて説明する。７１は食器載置部、７３
は被加熱用金属、７４は誘導加熱調理器、７７は誘導加
熱調理器載置部である。７５は食器で食器載置部７１に
載置されており、７６は食器乾燥器本体で、食器載置部
７１、誘導加熱調理器７４、被加熱用金属７３、及び誘
導加熱調理器載置部７７を備えている。誘導加熱調理器
７４を誘導加熱調理器収納部７２に収納して動作させる
と、被加熱用金属７３が誘導加熱され、その熱により食
器載置部７１上にある食器７５が乾燥する。また、必要
に応じて、誘導加熱調理器載置部７７を引き出して、誘
導加熱調理器７４を載置したまま調理する事ができる。

【００３６】次に本発明の第７の手段を用いた実施例に
ついて図７を用いて説明する。８１は食器載置部、８３
は被加熱用金属、８４は誘導加熱調理器、８７はタイマ
ーである。８５は食器で食器載置部８１に載置されてお
り、８６は食器乾燥器本体で、食器載置部８１、被誘導
加熱用金属８３、誘導加熱調理器８４、タイマー８７を
備えている。誘導加熱調理器８４を動作させると、被加
熱用金属８３が誘導加熱され、その熱により食器載置部
８１上にある食器８５が乾燥する。タイマー８７によ
り、設定した時間食器を乾燥させた後、食器乾燥器本体
８６、及び誘導加熱調理器８４の電源をタイマーで電気
的に切断する。

【００３７】

【発明の効果】以上の実施例から明らかなように、本発
明の第１の手段の構成により、必要に応じて誘導加熱調
理器を取り出して使用する事ができる食器乾燥器を提供
する。

【００３８】また、本発明の第２の手段の構成により、
必要に応じて被誘導加熱用金属を取り出し、分解掃除な
どを行う事ができる食器乾燥器を提供する。

【００３９】また、本発明の第３の手段の構成により、
溜水ケースの水を溢れる前に廃棄する必要をなくした食
器乾燥器を提供する。

【００４０】また、本発明の第４の手段の構成により、
従来の構成よりも発熱金属の表面積が増加するので雰囲
気温度も上がり、更に食器自体にも熱伝導が行われ、乾
燥時間を短くする事ができる食器乾燥器を提供する。

【００４１】また、本発明の第５の手段の構成により、
誘導加熱調理器と二次コイルとの電磁結合により電力を
得て、送風用ファンモーターと上記モーター駆動用電気
回路を動作させて、別電源を使用することなく温風を循
環する事ができる食器乾燥器を提供する。

【００４２】また、本発明の第６の手段の構成により、
誘導加熱調理器を必要に応じて使用する際に、誘導加熱
調理器の設置場所を確保し、予め誘導加熱調理器の設置
場所を用意する必要をなくした食器乾燥器を提供する。

【００４３】また、本発明の第７の手段の構成により、
食器乾燥終了時に、誘導加熱調理器を操作することなく
誘導加熱調理器の動作を停止する事ができる食器乾燥器
を提供する。

【図面の簡単な説明】

【図１】本発明の第１の実施例を示す概要説明図

【図２】本発明の第２の実施例を示す概要説明図

【図３】本発明の第３の実施例を示す概要説明図

【図４】本発明の第４の実施例を示す概要説明図

【図５】本発明の第５の実施例を示す概要説明図

【図６】本発明の第６の実施例を示す概要説明図

【図７】本発明の第７の実施例を示す概要説明図

【図８】従来の食器乾燥器を示す概要説明図

【符号の説明】

２１食器載置部２２誘導加熱調理器収納部２３被加熱用金属２４誘導加熱調理器２５食器２６食器乾燥器本体

Claims

【特許請求の範囲】

【請求項１】誘導加熱調理器収納部の内部に誘導加熱
調理器を有し、必要に応じ誘導加熱調理器の取り出しが
可能な食器乾燥器。
【請求項２】内部に誘導加熱調理器を有し、誘導加熱
調理器により誘導加熱された金属を熱源として食器を乾
燥する食器乾燥器において、必要に応じ上記被誘導加熱
用金属の取り出しが可能な食器乾燥器。
【請求項３】内部に誘導加熱調理器を有し、誘導加熱
調理器により誘導加熱された金属を熱源として食器を乾
燥する食器乾燥器において、上記被誘導加熱用金属の端
の部分に枠を有する食器乾燥器。
【請求項４】内部に誘導加熱調理器を有し、誘導加熱
調理器により誘導加熱された金属を熱源として食器を乾
燥する食器乾燥器において、食器載置部が上記被誘導加
熱用金属により構成されている食器乾燥器。
【請求項５】内部に誘導加熱調理器を有し、誘導加熱
調理器により誘導加熱された金属を熱源として食器を乾
燥する食器乾燥器において、誘導加熱調理器と二次コイ
ルの電磁結合により電力を得て、温送風用ファンモータ
と上記モーター駆動用電気回路を動作させる食器乾燥
器。
【請求項６】内部に誘導加熱調理器を有し、誘導加熱
調理器により誘導加熱された金属を熱源として食器を乾
燥する食器乾燥器において、誘導加熱調理器を必要に応
じて使用する際に、引き出して使用する事ができる誘導
加熱調理器用載置台を有する食器乾燥器。
【請求項７】内部に誘導加熱調理器を有し、誘導加熱
調理器により誘導加熱された金属を熱源として食器を乾
燥する食器乾燥器において、食器乾燥器本体、及び上記
食器乾燥器内部の誘導加熱調理器の動作を、同時に停止
するタイマーを有する食器乾燥器。