JPH07177462A - 映像記録再生装置 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】 【目的】静止画を効率よく記録して記録媒体の消費を低
減し、これによって記録時間を延ばすことのできる映像
記録再生装置を提供することにある。 【構成】この発明では、モード情報付加回路２で入力映
像信号の静止画／動画を自動判別して、その判別結果を
示すモード情報を映像信号に付加し、動画部分では全て
の情報を、静止画部分では最小限の情報と静止画継続時
間情報を同一記録媒体３上に記録する。再生時には前記
モード情報を読み出して再生した映像信号の静止画／動
画を自動識別し、その識別結果に応じて再生を行う。特
に前記モード情報は前記記録媒体３を管理するアドレス
発生／ＣＰＵ５の記録媒体上にも記録しておく。

Description

【発明の詳細な説明】

【０００１】

【産業上の利用分野】この発明は、映像信号を記録する
映像記録装置に関する。

【０００２】

【従来の技術】従来の映像記録装置は、静止画／動画を
同一記録媒体上に記録する際、両方とも動画扱いで記録
している。このため、静止画については同じデータを重
複して記録することになり、記録媒体を有効に利用して
いない。この問題は特に記録媒体が半導体メモリの場合
に顕著である。

【０００３】

【発明が解決しようとする課題】以上述べたように、従
来の映像記録装置では、静止画を動画と同じく扱うた
め、静止画について同じデータを重複して記録すること
から、記録媒体を有効に利用していない。

【０００４】この発明は上記の課題を解決するためにな
されたもので、静止画を効率よく記録して記録媒体の消
費を低減することができ、これによって記録時間を延ば
すことのできる映像記録再生装置を提供することを目的
とする。

【０００５】

【課題を解決するための手段】上記問題点を解決するた
めにこの発明に係る映像記録再生装置は、静止画／動画
のモード情報を映像信号に付加し、動画部分では全ての
情報を、静止画部分では最小限の情報と静止画継続時間
情報を同一記録媒体上に記録する記録手段と、再生時に
前記モード情報を読み出して再生した映像信号の静止画
／動画を自動識別し、その識別結果に応じて再生を行う
再生手段とを具備するようにした。特に前記モード情報
は前記記録媒体を管理する中央演算処理装置の記録媒体
上に記録するようにした。

【０００６】

【作用】上記のように構成された映像記録再生装置で
は、静止画を記録する際には、それを構成する最小限の
情報とその継続時間のみを記録するようにしているの
で、記録媒体の消費を大幅に節約することができ、同じ
記録容量ならば記録時間を大幅に延ばすことができる。
さらに、静止画のモード情報とその継続時間を、記録媒
体を管理する中央演算処理装置の記録部で管理するよう
にしているので、継続時間を任意に指定することも可能
となる。

【０００７】

【実施例】以下、図面を参照してこの発明の実施例につ
いて説明する。図１はこの発明に係る映像記録再生装置
の構成を示すもので、入力インターフェース回路１によ
り、入力映像信号から映像信号の有効エリアのみを抜き
取り、モード情報付加回路２に入力する。このモード情
報付加回路２は、有効エリアの映像信号から静止画／動
画を自動判別し、静止画／動画フラグ、静止画の継続時
間を適宜映像信号に付加する。

【０００８】ここで、静止画／動画フラグ、継続時間は
オペレータが入力映像に応じてコントローラ６から入力
してもよい。その後、アドレス発生／ＣＰＵ５の制御の
もとで、記録媒体３に記録される。記録された信号を再
生する際、アドレス発生／ＣＰＵ５は記録媒体３からモ
ード情報を読み出し、そのモード情報を基に記録媒体３
の読み出し制御を行って、記録媒体３から映像データを
読み出し、出力インターフェース回路４で同期信号を付
加して出力する。

【０００９】付加情報のフォーマットについて説明す
る。図２に示すように、動画／静止画が混在する映像を
記録する場合、従来の方法では静止画部分についても継
続時間分動画として記録しているため、同じデータを繰
り返し記録していることになる。上記実施例の構成で
は、図３に示すように、静止画部分については最小限の
情報（最小のフレームデータ）とその継続フレーム数を
記録する。これにより、記録媒体３の容量を節約するこ
とができる。

【００１０】したがって、上記構成による映像記録装置
は、静止画を記録する際には、それを構成する最小単位
のデータと、静止画であることを示すフラグと、その継
続時間を記録するようにしているので、記録媒体の消費
を大幅に節約することができ、同じ記録容量ならば記録
時間を大幅に延ばすことができる。

【００１１】さらに、静止画であることを示すフラグと
その継続時間を、記録媒体３を管理するアドレス発生／
ＣＰＵ５上の記録部で管理するようにしているので、継
続時間を任意に指定することも可能となる。記録媒体３
が半導体メモリの場合は、特にその効果が大きい。尚、
この発明は上記の実施例に限定されるものではなく、こ
の発明の要旨を変更しない範囲で種々変形しても実施可
能であることはいうまでもない。

【００１２】

【発明の効果】以上述べたようにこの発明によれば、静
止画を効率よく記録して記録媒体の消費を低減すること
ができ、これによって記録時間を延ばすことのできる映
像記録再生装置を提供することができる。

【図面の簡単な説明】

【図１】 この発明に係る映像記録装置の一実施例の構
成を示すブロック回路図である。

【図２】 従来の映像記録装置の動作を説明するための
図である。

【図３】 上記実施例の画像記録装置の動作を説明する
ための図である。

【符号の説明】

１…入力インターフェース回路、２…付加情報付加回
路、３…記録媒体、４…出力インターフェース回路、５
…アドレス発生回路／ＣＰＵ、６…コントローラ。

Claims (3)

【特許請求の範囲】
1. 【請求項１】 静止画／動画のモード情報を映像信号に
   付加し、動画部分では全ての情報を、静止画部分では最
   小限の情報と静止画継続時間情報を同一記録媒体上に記
   録する記録手段と、再生時に前記モード情報を読み出し
   て再生した映像信号の静止画／動画を自動識別し、その
   識別結果に応じて再生を行う再生手段とを具備する映像
   記録再生装置。
2. 【請求項２】 前記モード情報は前記記録媒体を管理す
   る中央演算処理装置の記録媒体上に記録するようにした
   ことを特徴とする映像記録再生装置。
3. 【請求項３】 前記記録媒体は半導体メモリであること
   を特徴とする請求項１記載の映像記録装置。