JPH07177037A - Da変換器 - Google Patents

Da変換器

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JPH07177037A
JPH07177037A JP7740392A JP7740392A JPH07177037A JP H07177037 A JPH07177037 A JP H07177037A JP 7740392 A JP7740392 A JP 7740392A JP 7740392 A JP7740392 A JP 7740392A JP H07177037 A JPH07177037 A JP H07177037A
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JP
Japan
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data
ram
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bit
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JP7740392A
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English (en)
Inventor
Koichiro Genma
宏一郎 源馬
Masahiro Segami
雅博 瀬上
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Yokogawa Electric Corp
Original Assignee
Yokogawa Electric Corp
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 通常の工程によるモノリシックを用いて、動
作速度が速く、均一な温度特性を持つ利点を損なうこと
なく精度の良好なDA変換器を実現することである。 【構成】 18ビットの入力データを上位8ビットと下
位10ビットに分離する。上位8ビットのデータはDA
変換部A14でアナログ信号に変換されると共に、上位
ビットの補正データが格納されているRAMA15に読
み出しアドレスとして入力される。下位10ビットは下
位ビットの補正データが格納されているRAMB16の
読み出しアドレスとして入力される。RAMA15とR
AMB16のデータは全加算器17で加算されDA変換
部B19でアナログ信号に変化されてDA変換部A14
の出力と電流加算回路20で加算されて出力される。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は高速高分解能のDA変換
器に関し、特に任意波形発生器等のDDS(Digital Di
rect Synthesizer)方式による波形発生に使用するDA
変換器に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、正弦波を発生する発振器は、LC
型発振器、CR型発振器或いはPLL(Phase Locked L
oop )等のアナログ方式による発振器が主流であった
が、近時、ディジタル方式の発振器が利用されるように
なってきた。その中に任意の周波数の信号を正確に発生
することのできる発振器として、DDSと呼ばれるディ
ジタル直接合成方式の発振器がある。このDDSは、オ
ペレータが任意の周波数の正弦波信号を得るために、所
望の周波数に対応するディジタルの周波数設定データを
入力すると、所望の周波数の信号が出力される。又、D
DS方式を採用した場合、構成方法によって、正弦波だ
けでなく任意の波形を持つ複雑な波形をも発生できる任
意波形発生器としても構成できる利点がある。DDSを
図面を用いて説明する。
【0003】図8はDDSのブロック図である。図にお
いて、1は周波数設定データDs がA端子に入力され、
その加算出力がB端子に入力されて、クロック入力毎に
s,2Ds ,3Ds …を出力するディジタル加算器、
2は各アドレス順に正弦波を構成する振幅のデータが書
き込まれているRAMである。RAM2の出力はDA変
換器3においてアナログ信号に変換され、LPF4で瀘
波されて、図9のような正弦波を出力する。周波数設定
データと出力周波数との関係を図10を参照して説明す
る。図において、横軸にRAM2のアドレスを取り、縦
軸にRAM2の各アドレスに格納されている振幅データ
を取ってある。
【0004】今、周波数設定データをDs とすると、デ
ィジタル加算器1から公差Ds の等差級数から成る数列
がRAM2に入力されて、図10で黒丸で示されるデー
タがDA変換器3に出力される。この時、出力される信
号の周波数はDDSを動作させるクロックの周波数と周
波数設定データによって決まる。例えば、DDSをクロ
ック周波数fで動作させれば、周波数設定データDs
はクロックの周期1/fでDs ,2Ds ,3Ds …の
順にRAM2にアドレスを指定していくので(1/
)×nD (nD は1周期分のデータ数、図10の例
では10個)で表せる周期の周波数の信号が出力され
る。ここで、DDSを動作させるクロックの周波数は一
定なので、nD を変化させて周波数を変化させるわけで
あるが、nD を変化させるのは周波数設定データDs
変化させることによって行う。
【0005】このDDSの出力波形は、RAM2から出
力されたディジタル波形がDA変換器3においてアナロ
グ信号に変換された波形であって、その波形の品質はD
A変換器3に入力されるクロックのレートに支配され
る。
【0006】一般にディジタル信号による波形をアナロ
グ信号に変換する場合、良好な波形の出力信号を得るた
めには、クロックレートは出力信号の周波数の少なくと
も10〜20倍は必要とされている。従って、例えば、
3MHz の出力信号を得ようとすれば、DA変換器3を
少なくとも30MHz のクロックレートで動作させる必
要があるが、現在30MHz のDA変換器は14ビット
程度が精々である。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】ところで、30MHz
のクロックで動作し、18ビットの分解能を有するDA
変換器を実現するには、速度の面からモノリシック化す
る必要があるが、高分解能と高精度を得るのが困難にな
る。これは、チップ上に拡散抵抗を精度良く作ることが
極めて困難なためである。ただし、同一チップ上に近接
して作るために抵抗の相対的な温度特性の揃ったものが
得られる利点はある。
【0008】又、薄膜抵抗を蒸着してエッチングで切り
取って必要な値の抵抗を得る方法があるが、この方法は
面積が必要で伝達時間がかかって動作速度が遅くなる
他、エッチング工程が困難な作業であるためコストがア
ップする原因となる。
【0009】更に、拡散抵抗を多く作っておき、レーザ
トリミングによりトリミングして抵抗値を1個1個測定
しながら作る方法もあるが、これも工程が多くてコスト
がかかる欠点がある。
【0010】本発明は上記の点に鑑がみてなされたもの
で、その目的は、通常の工程によるモノリシックICプ
ロセスを用いて、動作速度が速く、均一な温度特性を持
つ利点を損なうことなく、精度の良好なDA変換器を実
現することである。
【0011】
【課題を解決するための手段】前記の課題を解決する本
発明は、多ビットの入力データを上位,下位の2組のデ
ータに分割してアナログ信号に変換し、変換された2信
号を加算することにより多ビットの高分解能DA変換を
行う、1つのチップ上に構成されたDA変換器であっ
て、上位mビットのディジタル信号をアナログ信号に変
換する定電流セグメント方式の第1のDA変換部と、上
位mビットのデータをアドレス入力として、その内容が
別経路から入力される1語が(n+1)ビットの2
の補正データを書き込む第1のRAMと、下位nビット
のデータをアドレス入力として、その内容が別経路から
入力される1語がnビットの2語の補正データを書き
込む第2のRAMと、前記第1のRAMから読み出され
たn+1ビットのデータと、前記第2のRAMから読み
出されたnビットのデータとを加算するn+1ビットの
片側のMSBを正負の符号とする全加算器と、該全加算
器の出力のn+1ビットのデータをアナログ信号に変換
する第2のDA変換部と、前記第1のDA変換部の出力
電流と、前記第2のDA変換部の出力電流とを加算する
電流加算回路とを具備し、チップの製造後、前記第1の
DA変換部及び前記第2のDA変換部をそれぞれ独立に
校正し、その校正データを基に前記第1のRAM及び前
記第2のRAMに書き込む補正データを一定の手順に従
って演算し、実使用の開始時にはこの補正データを前記
第1のRAM及び前記第2のRAMに書き込むことを特
徴とするものである。
【0012】
【作用】ICチップ上に構成されるDA変換器の製造工
程において、ICチップ製造後、第1のDA変換部及び
第2のDA変換部をそれぞれ独立に校正して補正データ
を作成し、フロッピーディスク等の記憶媒体に記録す
る。この記録された補正データはICチップと共に出荷
される。出荷先の機器メーカはICチップを所要の機器
に組み立てた後、補正データを第1のRAM及び第2の
RAMに書き込んで精度チェックを行い、回路の調整を
する。
【0013】最終使用者は、補正データを新たに第1の
RAM及び第2のRAMに書き込んで使用する。製造工
程における校正及び補正データの作成方法の例を述べ
る。 第1のDA変換部の校正 第1及び第2のRAMの全番地の内容を零とする。これ
により入力データのいかなる組み合わせにおいても第2
のDA変換部の入力データは常に零となり、第2のDA
変換部の出力はほぼ零となる。
【0014】続いて、入力データの上位mビットの値を
零から最大値(2−1)まで順次増加させながら動作
させ、出力を高精度で測定し、2個の第1のDA変換
部の校正値を得る。この時、出力は、第2のDA変換部
の出力(ほぼ零)と、第1のDA変換部の出力を電流加
算回路で加算したものであるので、ほぼ第1のDA変換
部の静特性となっている。 第2のDA変換部の校正 第1のRAMの全番地の内容に零を書き込んでおき、
又、第2のRAMの全番地にその内容が番地に等しい値
を書き込んでおく(例えば1000番地の内容は100
0)。このように設定しておくと、入力データの上位m
ビットの値に無関係に第1のRAMの読出しデータは常
に零となり、又、第2のRAMの読み出しデータは入力
データの下位nビットの値に等しくなる。従って、全加
算器の片側の入力は常に零であり、もう一方のデータ
は、入力データの下位nビットに等しくなる。
【0015】続いて、入力データの上位mビットを常に
零とし、且つ、下位nビットの値を零から最大値(2
−1)まで順次1ずつ増加させながら動作させ、出力を
高精度で測定し、2個の第2のDA変換部の校正値を
得る。この時、出力は、第1のDA変換部の入力が零の
場合の出力(1/2m+nのDA変換の分解能に比べて
かなり大きい誤差を含む)と第2のDA変換部の出力を
電流加算したものであり、固定的な第1のDA変換部誤
差と第2のDA変換部の出力の和となっている。 補正データの作成 前記の校正手順で得られた第1及び第2のDA変換部の
校正値に基づき、第1及び第2のRAMに使用時に書き
込むべき補正データを演算処理により作成する。
【0016】最も単純な補正データの作成方法は、第1
のRAMに書き込む補正データとしては、第1のDA変
換部の誤差(校正値)を打ち消すような値を発生するよ
うに、第2のDA変換部の校正値を参照して、最も近い
値を発生する第2のDA変換部の入力データを選択す
る。
【0017】第2のRAMに書き込む補正データとして
は、第2のDA変換部の誤差を第1のDA変換部の校正
値の中から第1のDA変換部の入力データが零の場合の
値を取り出し、この値が固定的に含まれているとして第
2のDA変換部の校正データから差し引いて求め、この
得られた誤差を打ち消すように補正データを定める。
【0018】このチップを使用する機器メーカは組み立
て後この補正データを第1のRAMと第2のRAMにそ
れぞれ書き込んで精度チェックを行ない、回路調整を実
施する。
【0019】機器を使用する最終使用者は、使用時に記
憶媒体に格納されている補正データを第1のRAMと第
2のRAMにそれぞれ格納する。使用に当たって、DA
変換器にアナログ変換すべきデータが入力されると、上
位mビットのデータは第1のDA変換部でアナログデー
タに変換されると共に、第1のRAMの読み出しアドレ
スとして第1のRAMから補正データを読み出す。下位
nビットのデータは第2のRAMの読み出しアドレスと
して第2のRAMから補正データを読み出す。
【0020】第1のRAMから読み出されたn+1ビッ
トのデータと、第2のRAMから読み出されたnビット
のデータは全加算器で加算され、第2のDA変換部でア
ナログ信号に変換され、入力データの上位ビットが第1
のDA変換部で変換されたアナログ信号と電流加算され
て、DA変換器の変換誤差の補正されたアナログ信号が
出力される。
【0021】
【実施例】以下、図面を参照して本発明の実施例を詳細
に説明する。図1は本発明の一実施例の装置のブロック
図である。本実施例において行おうとするのは、18ビ
ットのモノリシック製作において、拡散抵抗を用いる場
合に起こる精度上の問題についてはこれを認めて、精度
をモノリシック製造時に向上させるのではなく、18ビ
ットを分割して少ないビット数でデータの測定を行って
DA変換器の誤差を求め、補正データとして用いること
により多ビット数のDA変換を精度良く行うものであ
る。
【0022】図において、11は分割したビットの上位
の8ビットのデータを一時的に保持するレジスタA、1
2は分割したビットの下位10ビットを一時的に保持す
るレジスタBである。
【0023】13はレジスタA11に保持されているデ
ータが入力されてクロック2に同期して保持するレジス
タC、14は入力されたデータの上位8ビットのディジ
タルデータをアナログ信号に変換するDA変換部Aであ
る。
【0024】15は後述する上位8ビットのデータをア
ナログ変換するDA変換部A14の誤差データから演算
した補正データを格納するRAMAで、11ビットのデ
ータを出力する。16は下位10ビットを受け持つ後述
のDA変換部の補正データを格納するRAMBである。
【0025】17はRAMA15に格納されている補正
データと、RAMB16に格納されている補正データと
を加算する全加算器で、その出力はレジスタD18にク
ロック2に同期して格納される。レジスタC13は上位
ビットと下位ビットのタイミングを合わせるために設け
られている。
【0026】19は下位11ビットのデータをアナログ
信号に変換するDA変換部である。DA変換部A14
と、DA変換部B19の出力データは電流加算回路20
で加算されて18ビットのディジタルデータによるアナ
ログ信号として出力される。
【0027】本実施例はこれらの各部分をすべて同一の
チップ上に構成するものである。ここで、上記実施例に
おける主要構成部の回路例を以下に示す。図2は上位の
DA変換部A14の構成例のブロック図である。図にお
いて、141は8ビットの入力データDu-inから28
1個のデータに変換するエンコーダで、このデータはド
ライバ142を動作させて、入力データに対応した数の
定電流スイッチ143を出力側に接続し、各定電流スイ
ッチ143に対応する量の電流を流すことによりアナロ
グ信号に変換する。これはセグメント定電流方式と呼ば
れるDA変換器である。
【0028】図3は図2のDA変換部A14の具体的な
回路例で、図2と同等の部分には同一の符号を用いてあ
る。144はトランジスタと抵抗Rとで構成された定電
流源で、ドライバ142,定電流スイッチ143及び定
電流源144が2m −1個備えられている。
【0029】図4は下位ビットのDA変換部B19に用
いられる一例のラダー抵抗を用いた重み電流型のDA変
換器の回路図である。この回路は抵抗がRと2Rの2種
類しか必要ないというラダー抵抗回路網の利点と、スイ
ッチに使用する素子のオン時の抵抗の値や、オフセット
電圧及びそれらの温度ドリフトが全く性能に悪影響を与
えないという定電流回路の利点とを生かしている。この
回路は一般的なので説明を省略する。
【0030】図5は電流加算回路20の回路例である。
上位ビットのDA変換部A14の出力電流が抵抗R
回路に入力され、下位ビットのDA変換部B19の出力
電流が抵抗Rの回路に流れ、オペアンプA201は両
者を加算した定電流値に比例する電圧を出力する。
【0031】図6は上位ビットと下位ビットの分割の方
法の一例を示す図である。図において、(イ)は18ビ
ットの入力データを示す図、(ロ)はDA変換部A14
で変換される上位ビットのデータの図で、8ビットのデ
ータを変換する。(ハ)はDA変換部B19で変換され
る下位ビットのデータの図で、11ビットのデータが変
換され、そのMSBはDA変換部A14のLSBと重な
っている。
【0032】このようにDA変換部A14のデータのL
SBとDA変換部B19のデータのMSBとを1ビット
分重ねることにより、上位ビットのLSBの誤差が大き
い場合にも下位ビットで対応できるようになる。
【0033】製作時の校正及び補正データの作成につい
ては、作用の項に詳述したので説明を省略する。但し、
前述の説明は最も単純な例であり、チップの回路設計及
び製造プロセスの特性に応じて細部は異なったものとな
る。
【0034】得られた補正データは、それぞれフロッピ
ーディスク等の記憶媒体に記録され、チップに添付され
て出荷される。機器メーカはDA変換器を装置に組み込
んで所定の装置を製造する。この製造工程において、前
記フロッピーディスクに格納された補正データのうちD
A変換部A14の補正データである補正データAをRA
MA15に、DA変換部B19の補正データである補正
データBをRAMB16に書き込み、装置を動作させて
回路の調整を行う。調整後の機器は最終の使用者に出荷
される。
【0035】最終使用者は装置の使用に当たって、補正
データの格納されたフロッピーディスクを用いて、補正
データAをRAMA15に、補正データBをRAMB1
6に書き込んでおき、装置を動作させて使用する。
【0036】次に、装置の使用時におけるDA変換器の
動作を説明する。この動作は、機器メーカの回路調整時
の動作と同じである。使用に先立って補正データを前記
のフロッピーディスク等のメモリからCin端子に入力す
る。これによって補正データAはRAMA15に、補正
データBはRAMB16に格納される。
【0037】次に、アナログ信号に変換すべき18ビッ
トのディジタルデータをDin端子に入力する。このデー
タの上位8ビットはレジスタA11に下位10ビットは
レジスタB12に入力される。レジスタAに入力された
データはクロック1のタイミングで読み出されて、レジ
スタC13に格納されると共に、RAMA15に格納さ
れている補正データAの読み出しアドレスとして入力さ
れる。レジスタB12に入力された下位10ビットのデ
ータはRAMB16に格納されている補正データの読み
出しアドレスとして入力される。
【0038】RAMA15とRAMB16から読み出さ
れた補正データは全加算器17で加算され、クロック2
に同期してレジスタD18に格納される。レジスタC1
3に格納されている上位ビットのデータと、レジスタD
18に格納されている下位ビットのデータはクロック2
によって確定されて、それぞれDA変換部A14とDA
変換部B19でアナログ信号に変換されて電流加算回路
20で加算され、出力データVout が得られる。
【0039】図7はクロック1とクロック2及び出力電
圧Vout のタイミングを示すタイムチャートである。図
において、(イ)図はクロック1のパルス波形の図、
(ロ)図はクロック2のパルス波形の図、(ハ)は出力
電圧Vout の波形図である。クロック1とクロック2と
の立ち上がりにおける時間差t1 は、RAMA15及び
RAMB16へのメモリアクセスタイムと、全加算器1
7の演算時間及びその他の若干の遅延時間の合計時間で
あり、t2 はDA変換部A14とDA変換部B19の処
理時間と電流加算回路20の演算時間の合計時間であ
る。
【0040】以上説明したように本実施例によれば、半
導体プロセスによって上位ビットのためのDA変換部と
下位ビットのためのDA変換部とに分離したDA変換器
を1チップの上に作ることができる。チップ上に形成し
たDA変換器のための抵抗はばらつきが大きく、良好な
高抵抗を得ることはできないが、抵抗の相対値は比較的
良く揃っている。このような半導体プロセスの制約の中
でDA変換部を上位ビット用と下位ビット用に分けて、
それぞれの補正を行うことにより、チップ上に構成する
DA変換器の精度上の欠点を補うことができて、高速,
高分解能のDA変換器が実現できるようになる。
【0041】
【発明の効果】以上詳細に説明したように本発明によれ
ば、通常の工程により製造されたモノリシックを用い
て、動作速度が速く、均一な温度特性を持つDA変換器
が得られるという利点を損なわないで、高分解能のDA
変換器を得ることができるようになり、実用上の効果は
大きい。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例のブロック図である。
【図2】上位ビットのDA変換部の回路例の定電流セグ
メント方式DA変換器のブロック図である。
【図3】図2の定電流セグメント方式DA変換器の詳細
な回路図である。
【図4】下位ビットのDA変換部の回路例のラダー抵抗
を用いた8ビットの重み電流型DA変換器の回路図であ
る。
【図5】電流加算回路の一例の回路図である。
【図6】本実施例の上位ビットと下位ビットの分割の方
法の一例を示す図である。
【図7】レジスタA,レジスタBに与えるクロック1
と,レジスタC,レジスタDに与えるクロック2と、電
流加算回路の出力のVout とのタイミングを示すタイム
チャートである。
【図8】DDSのブロック図である。
【図9】図8のDDSの出力波形の図である。
【図10】DDSにおいて、周波数設定データと出力周
波数の関係の説明図である。
【符号の説明】
11,12,13,18 レジスタ 14 DA変換部A 15 RAMA 16 RAMB 17 全加算器 19 DA変換部B 20 全電流加算回路

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 多ビットの入力データを上位,下位の2
    組のデータに分割してアナログ信号に変換し、変換され
    た2信号を加算することにより多ビットの高分解能DA
    変換を行う,1つのチップ上に構成されたDA変換器で
    あって、 上位mビットのディジタル信号をアナログ信号に変換す
    る定電流セグメント方式の第1のDA変換部(14)
    と、 上位mビットのデータをアドレス入力として、その内容
    が別経路から入力される1語が(n+1)ビットの2
    語の補正データを書き込む第1のRAM(15)と、 下位nビットのデータをアドレス入力として、その内容
    が別経路から入力される1語がnビットの2語の補正
    データを書き込む第2のRAM(16)と、 前記第1のRAM(15)から読み出されたn+1ビッ
    トのデータと、前記第2のRAM(16)から読み出さ
    れたnビットのデータとを加算するn+1ビットの片側
    のMSBを正負の符号とする全加算器(17)と、 該全加算器(17)の出力のn+1ビットのデータをア
    ナログ信号に変換する第2のDA変換部(19)と、 前記第1のDA変換部(14)の出力電流と、前記第2
    のDA変換部(19)の出力電流とを加算する電流加算
    回路(20)とを具備し、 チップの製造後、前記第1のDA変換部(14)及び前
    記第2のDA変換部(19)をそれぞれ独立に校正し、
    その校正データを基に前記第1のRAM(15)及び前
    記第2のRAM(16)に書き込む補正データを一定の
    手順に従って演算し、実使用の開始時にはこの補正デー
    タを前記第1のRAM(15)及び前記第2のRAM
    (16)に書き込むことを特徴とするDA変換器。
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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2011147116A (ja) * 2009-11-24 2011-07-28 Nxp Bv 高分解能のオーバーラッピングビットセグメント化デジタル‐アナログ変換器
JP2012156995A (ja) * 2011-01-21 2012-08-16 Advantest Corp Ateのための高速、高分解能及び高精度な電圧源/awgシステム

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