JPH07176984A - 電子減衰回路 - Google Patents

電子減衰回路

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Publication number
JPH07176984A
JPH07176984A JP31824693A JP31824693A JPH07176984A JP H07176984 A JPH07176984 A JP H07176984A JP 31824693 A JP31824693 A JP 31824693A JP 31824693 A JP31824693 A JP 31824693A JP H07176984 A JPH07176984 A JP H07176984A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
pin diode
transistor
capacitor
resistor
input
Prior art date
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Pending
Application number
JP31824693A
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English (en)
Inventor
Fuyuki Okubo
冬樹 大久保
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Panasonic Holdings Corp
Original Assignee
Matsushita Electric Industrial Co Ltd
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Publication date
Application filed by Matsushita Electric Industrial Co Ltd filed Critical Matsushita Electric Industrial Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 15dB以上減衰させることができ、なおか
つ、どの減衰量においても入力インピーダンスを50Ω
に整合させることができる電子減衰回路を提供する。 【構成】 3個のPINダイオード6、8、9のカソー
ドを共通接続したT型回路とAGC制御端子を入力とす
る2個のPNPトランジスタ20、21で構成した差動
増幅器からなり、入出力側のPINダイオードのアノー
ドを抵抗3、11を経てトランジスタ20に接続し、接
地側のPINダイオード8のアノードを抵抗19を経て
トランジスタに接続され、PINダイオード6と並列に
接続された抵抗4がインピーダンス整合の効果を果た
す。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本考案は、PINダイオードを用
いた、電子減衰回路、特に、BS及びCS放送受信機の
第1中間周波数帯高周波信号の減衰制御に好適な電子減
衰回路に関する。
【0002】
【従来の技術】BSチューナおよびCSチューナにおい
ては、入力レベルが、−28dBmから−61dBmま
でと広範囲にわたって、変動するため、増幅器等の非線
形素子の歪むのを防止するため、利得制御回路が用いら
れている。以下、図面を参照しながら従来のPINダイ
オードを用いた電子減衰回路について説明する。図4
は、従来のPINダイオードを用いた電子減衰回路の回
路図である。
【0003】図4において、22は、入力端子である。
23、29は、コンデンサーである。25、27は、P
INダイオードである。24、26、28、32、3
5、36は、抵抗である。30は、出力端子である。3
4は、電源である。31は、AGC端子である。33
は、PNPトランジスタである。
【0004】図5は、従来のPINダイオードを用い
た、電子減衰回路のSパラメーターS21とS11の周
波数特性を示す図である。図5に於て、Aの状態はゲイ
ン最大の状態を、またBの状態はゲイン最小の状態を示
す。
【0005】尚、S21は出力端を整合させたときの順
方向伝達係数で、その値は負に大きい程、減衰量が大き
いことを示す。又、S11は出力端を整合させたときの
入力端に於ける進行波と反射波の比即ちリターンロス
で、その値は負に大きい程入力端の整合が良いことを示
す。また、S11は整合条件として−10dB以上であ
ることが要求される。
【0006】図4の如く構成された電子減衰回路の動作
について図4、図5を用いて説明する。まずAGC制御
端子31に、ローレベルが入力された場合、トランジス
タ33はオンする。トランジスタ33がオンすると、P
INダイオード25、27に電流が流れ、PINダイオ
ード25、27はオンし、S21は、あまり減衰しない
状態つまりロスの少ない状態になる。つまり図5のAの
状態になる。
【0007】次に、AGC制御端子にハイレベルが入力
された場合、トランジスタ33はオフする。トランジス
タ33がオフすると、PINダイオード25、27には
電流が流れず、PINダイオード25、27はオフし、
S21は、減衰していく状態になる。つまり図5のBの
状態になる。このように、BSチューナ及びCSチュー
ナに入力される、入力レベルに応じてAGC制御端子3
1に、適当な、電圧が入力されて利得が制御される。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記の
構成では、AGC制御端子に、ローレベルが入力された
場合、PINダイオードに電流が流れ、PINダイオー
ドはオンする。PINダイオードはオンすると、S21
が、図5のAの状態の時には、S11即ちリターンロス
が−10dB以上つまり50Ωに整合された状態である
が、ハイレベルが入力された場合、PINダイオードに
は電流が流れず、PINダイオードはオフする。PIN
ダイオードはオフすると、PINダイオードはオープン
状態になり、S21が図5のBの状態の時には、S11
は小さく、50Ωに整合されてない状態になるため、電
子減衰回路の前段にある回路動作が、不安定になる。
【0009】本発明は上記課題に鑑み、どの減衰量にお
いてもS11を大きくして50Ωに整合させることがで
き、なおかつ、15dB以上減衰させることができる電
子減衰回路を提供する。
【0010】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するため
の本発明の電子減衰回路は、入力端子に第1のコンデン
サーの一端を接続し、第1のコンデンサーの他端に第1
のPINダイオードのアノードを接続し、第1のPIN
ダイオードのカソードに第3のPINダイオードのカソ
ードを接続し、第1のPINダイオードのカソードに第
2のPINダイオードのカソードを接続し、第1のPI
Nダイオードのカソードに第1の抵抗の一端を接続し、
第1の抵抗の他端を接地し、第1のPINダイオードの
アノードに第2の抵抗の一端を接続し、第2の抵抗の他
端に第2のコンデンサーの一端を接続し、第2のコンデ
ンサーの他端を第1のPINダイオードのカソードに接
続し、第3のPINダイオードのアノードに第3のコン
デンサーの一端を接続し、第3のコンデンサーの他端を
接地し、第2のPINダイオードのアノードに第4のコ
ンデンサーの一端を接続し、第4のコンデンサーの他端
を出力端子とする四端子回路と、第1と第2のPNPト
ランジスタのエミッタ同士を接続し、その共通エミッタ
に第3の抵抗を介して電源と接続し、第2のトランジス
タのベースから第4の抵抗を介して電源と接続し、第2
のトランジスタのベースから第5の抵抗を介して接地
し、第1のトランジスタのベースから第6の抵抗を介し
てAGC電圧を供給し、また第1のトランジスタのコレ
クタから第7及び第8の抵抗を介して、第1のPINダ
イオードのアノードと第2のPINダイオードのアノー
ドへ制御電圧を供給し、また第2のトランジスタのコレ
クタから第9の抵抗を介して、第3のPINダイオード
のアノードと第3のコンデンサーの接続点へ制御電圧を
供給する制御電圧供給回路とからなる。
【0011】
【作用】本発明は上記した構成によって、BSチューナ
およびCSチューナに低レベルの信号が入力された場
合、AGC制御端子はローレベルになる。すると、信号
ラインとグランド間に挿入されているPINダイオード
を駆動するトランジスタはオフしてPINダイオードは
オープン状態になる。また信号ラインに挿入されている
PINダイオードを駆動するトランジスタはオンしてP
INダイオードはショート状態になる。よって信号は減
衰せずに伝送される。またこの場合のS11は、本発明
の電子減衰器の出力に接続されている素子のS11に依
存する。
【0012】又、BSチューナおよびCSチューナに強
レベルの信号が入力された場合、AGC制御端子はハイ
レベルになる。すると信号ラインとグランド間に挿入さ
れているPINダイオードを駆動するトランジスタはオ
ンしてPINダイオードはショート状態になる。また信
号ラインに挿入されているPINダイオードを駆動する
トランジスタはオフしてPINダイオードはオープン状
態になる。よって信号は減衰されて伝送される。またこ
の本発明の電子減衰器が、減衰しているときにおけるS
11は、入力側の信号ラインに挿入されているPINダ
イオードに並列に挿入されている抵抗値となる。よって
この抵抗値を50Ωに近い抵抗値に選ぶと、どの減衰量
に対しても、ほぼ50Ωに整合させることができる。
【0013】以上のように、BSチューナおよびCSチ
ューナに入力される入力レベルにおおじて、利得が制御
され、またどの減衰量においてもS11を50Ωに整合
させることができる。
【0014】
【実施例】以下本発明の一実施例の電子減衰回路につい
て、図を参照しながら説明する。図1は、本発明のPI
Nダイオードを用いた電子減衰回路の回路図である。
【0015】図1において、1は入力端子である。2、
5、10、12はコンデンサーである。6、8、9はP
INダイオードである。3、4、7、11、19、1
4、16、17は抵抗である。13は出力端子である。
15は電源である。18はAGC端子である。20、2
1はPNPトランジスタである。
【0016】図2は、本発明のPINダイオードを用い
た、電子減衰回路のS21とS11の周波数特性を示す
図である。図2において、Cの状態はゲイン最大の状態
を示し、Dの状態はゲインがゲイン最大のときに比べ8
dB下がったときの状態を示す。図3は、本発明のPI
Nダイオードを用いた、電子減衰回路のS21とS11
の周波数特性を示す図である。図3において、Eの状態
はゲインがゲイン最大のときに比べ11dB下がったと
きの状態を示し、Fの状態はゲイン最小の状態を示す以
上の構成において、以下本発明の一実施例の電子減衰回
路について、図を参照しながら動作を説明する。BSチ
ューナおよびCSチューナに低レベルの信号が入力され
た場合、AGC制御端子18にローレベルが入力され
る。すると信号ラインとグランド間に挿入されているP
INダイオード8を駆動するトランジスタ21は、オフ
する。よってトランジスタ21に電流が流れず、PIN
ダイオード8はオープン状態になる。また信号ラインに
挿入されているPINダイオード6、9を駆動するトラ
ンジスタ20は、オンする。よってトランジスタ2−に
電流が流れ、PINダイオード6,9はショート状態に
なる。よって信号は減衰せずに伝送される。またこの場
合のS11は、本発明の電子減衰器の出力に接続されて
いる素子のS11に依存する。
【0017】またBSチューナおよびCSチューナに強
レベルの信号が入力された場合、AGC制御端子18に
ハイレベルが入力される。すると信号ラインとグランド
間に挿入されているPINダイオード8を駆動するトラ
ンジスタ21は、オンする。よってトランジスタ21に
電流が流れ、PINダイオード8はショート状態にな
る。また信号ラインに挿入されているPINダイオード
6,9を駆動するトランジスタ20は、オフする。よっ
てトランジスタ20に電流が流れず、PINダイオード
6、9はオープン状態になる。よって信号は減衰されて
伝送される。またこの本発明の電子減衰器が、減衰して
いるときにおけるS11は、入力側のPINダイオード
6に並列に挿入されている抵抗4の抵抗値となる。よっ
てこの抵抗値を50Ωに近い抵抗値に選んでやると、ど
の減衰量に対しても、ほぼ50Ωに整合させることがで
きる。
【0018】以上のように、BSチューナおよびCSチ
ューナに入力される入力レベルに応じて、図2,3に示
すように、言い換えればゲインが最大から最小のどの状
態においてもBS及びCSの第1中間周波数帯高周波信
号を15dB以上の利得制御することが可能である。ま
た、どの減衰量においてもS11即ちリターンロスを1
0dB以上確保することができ、つまり50Ωに整合さ
せることができる。
【0019】そして整合用の抵抗を信号ラインとグラン
ド間ではなく、信号ラインに挿入しているので、伝送ロ
スを少なくすることができる。
【0020】
【発明の効果】以上のように本発明によれば、BSチュ
ーナおよびCSチューナに入力される入力レベルに応じ
て、利得が制御され、またどの減衰量においてもS11
を−10dB以上確保でき、50Ωに整合させることが
できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例における電子減衰回路の回路
【図2】本発明の一実施例における電子減衰回路のS2
1とS11の周波数特性図
【図3】本発明の一実施例における電子減衰回路のS2
1とS11の周波数特性図
【図4】従来の電子減衰回路の回路図を示す図
【図5】従来の電子減衰回路のS21とS11の周波数
特性図
【符号の説明】
1 入力端子 2、5、10、12 コンデンサー 6、8、9 PINダイオード 3、4、7、11、14、16、17、19 抵抗 13 出力端子 15 電源 18 AGC端子 20、21 PNPトランジスタ 22 入力端子 23、29 コンデンサー 25、27 PINダイオード 26、24、28、32、35、36 抵抗 30 出力端子 34 電源 31 AGC端子 33 PNPトランジスタ

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 入力端子に第1のコンデンサーの一端を
    接続し、第1のコンデンサーの他端に第1のPINダイ
    オードのアノードを接続し、第1のPINダイオードの
    カソードに第2と第3のPINダイオードのカソードを
    接続し、第1のPINダイオードのカソードに第1の抵
    抗の一端を接続し、第1の抵抗の他端を接地し、第1の
    PINダイオードのアノードに第2の抵抗の一端を接続
    し、第2の抵抗の他端に第2のコンデンサーの一端を接
    続し、第2のコンデンサーの他端を第1のPINダイオ
    ードのカソードに接続し、第3のPINダイオードのア
    ノードに第3のコンデンサーの一端を接続し、第3のコ
    ンデンサーの他端を接地し、第2のPINダイオードの
    アノードに第4のコンデンサーの一端を接続し、第4の
    コンデンサーの他端を出力端子とする四端子回路と、第
    1と第2のPNPトランジスタのエミッタ同士を接続
    し、その共通エミッタに第3の抵抗を介して電源と接続
    し、第2のトランジスタのベースから第4の抵抗を介し
    て電源と接続し、第2のトランジスタのベースから第5
    の抵抗を介して接地し、第1のトランジスタのベースか
    ら第6の抵抗を介してAGC電圧を供給し、また第1の
    トランジスタのコレクタから第7及び第8の抵抗を介し
    て、第1のPINダイオードのアノードと第2のPIN
    ダイオードのアノードへ制御電圧を供給し、また第2の
    トランジスタのコレクタから第9の抵抗を介して、第3
    のPINダイオードのアノードと第3のコンデンサーの
    接続点へ制御電圧を供給する制御電圧供給回路とからな
    ることを特徴とする電子減衰回路。
JP31824693A 1993-12-17 1993-12-17 電子減衰回路 Pending JPH07176984A (ja)

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JP31824693A JPH07176984A (ja) 1993-12-17 1993-12-17 電子減衰回路

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JP31824693A JPH07176984A (ja) 1993-12-17 1993-12-17 電子減衰回路

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ID=18097071

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JP31824693A Pending JPH07176984A (ja) 1993-12-17 1993-12-17 電子減衰回路

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