JPH07176344A - コネクタ連結構造 - Google Patents

コネクタ連結構造

Info

Publication number
JPH07176344A
JPH07176344A JP5344595A JP34459593A JPH07176344A JP H07176344 A JPH07176344 A JP H07176344A JP 5344595 A JP5344595 A JP 5344595A JP 34459593 A JP34459593 A JP 34459593A JP H07176344 A JPH07176344 A JP H07176344A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
connector housing
connector
housing
terminal
connection
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP5344595A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2875470B2 (ja
Inventor
Masakuni Samejima
正訓 鮫島
Isao Kameyama
勲 亀山
Toyoaki Yasuda
豊明 安田
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Yazaki Corp
Original Assignee
Yazaki Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Yazaki Corp filed Critical Yazaki Corp
Priority to JP5344595A priority Critical patent/JP2875470B2/ja
Publication of JPH07176344A publication Critical patent/JPH07176344A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP2875470B2 publication Critical patent/JP2875470B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Fee Related legal-status Critical Current

Links

Abstract

(57)【要約】 【目的】 ワイヤハーネスを複数に分割して取り扱うこ
とができ、また、狭い作業スペースにおいても相手側コ
ネクタハウジングへの連結作業が容易で、搬送作業時や
組み付け作業時における接続端子の破損や変形を防止す
ることができるコネクタ連結構造を提供すること。 【構成】 コネクタハウジング49と、適宜数の雄端子
収容部51と前記ハウジング49を収容保持するハウジ
ング結合部52とを具備したコネクタハウジング54と
を備え、前記コネクタハウジング49は、少なくとも、
雄型接続端子51がハウジング端から突出しない構成。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、ワイヤハーネス相互を
コネクタ接続する際のコネクタ連結構造に関するもので
ある。
【0002】
【従来の技術】従来より自動車の電気配線用のワイヤハ
ーネスを繋げる構造として周知の如く種々のコネクタが
使用されている。そのコネクタの一つに例えば自動車の
ドア側のワイヤハーネスと車体側のワイヤハーネスとを
コネクタ接続する場合、車体側のワイヤハーネスのボデ
ィ穴貫通作業性や、ドアと車体との間の狭い作業スペー
スでのコネクタ結合作業性を考慮して、従来では、車体
側のワイヤハーネスに接続された接続端子は全て単一の
車体側コネクタハウジングに収容保持させ、その車体側
コネクタハウジングはブラケットを介して車体の適宜箇
所に固定しておき、ドア側のワイヤハーネスに接続され
た接続端子を収容保持したドア側コネクタハウジングを
前記車体側コネクタハウジングに差し込むことで、これ
らドア側ワイヤハーネスと車体側ワイヤハーネスとのコ
ネクタ接続が完了するようにしていた。
【0003】しかし、車体側ワイヤハーネスに接続され
た接続端子を単一の車体側コネクタハウジングに収容保
持させるために、車体側ワイヤハーネスを1本に集約さ
せておくことが必要で、この結果、ハーネス径が肥大化
し、車体側でのハーネス経路の確保が困難になるという
問題が指摘されていた。
【0004】そこで、このような車体側ワイヤハーネス
のハーネス径の肥大化を防止する対策として、図15乃
至図19に示すようなコネクタが提案されている。図1
5に示したコネクタ1は、実開昭50−3096号公報
に開示されたもので、例えば、ドア側のワイヤハーネス
2を収容した第1のコネクタハウジング3と、車体側の
系統別に分けられたワイヤハーネス4,5を収容した第
2のコネクタハウジング6,7とを連結させることで、
ワイヤハーネス2とワイヤハーネス4,5とのコネクタ
接続を達成する。即ち、車体側のコネクタハウジング
は、ワイヤハーネスの系統別に細かく分割された構成に
なっていて、系統毎に独立してドア側のコネクタハウジ
ング3に連結可能にされている。
【0005】図16および図17に示したコネクタ8
は、コネクタ接続させる一方のコネクタハウジングを、
適宜数の端子収容部9を有した複数個のコネクタハウジ
ング10,11,12の複合構造とし、各コネクタハウ
ジング10,11,12相互は、前記コネクタハウジン
グ10の後端側に一体に成形されて前記コネクタハウジ
ング11,12の嵌合用開口14,15を有した枠体1
6と、リヤホルダー17とを使って合体させている。
【0006】前記リヤホルダー17は、コネクタハウジ
ング10,11,12等とは別体に形成されたもので、
前記嵌合用開口14,15への挿入方向と直交する方向
に開設された各ハウジング上の係止穴18に嵌合するタ
ーミナル押え棒19が櫛歯状に突設された構成をなして
おり、前記枠体16に収められたハウジング相互を連結
するとともに、各ハウジング内に装着されているターミ
ナル(接続端子)の抜けを防止している。
【0007】図18および図19に示すコネクタ20
は、特開平2−148583号公報に開示されたもので
ある。このコネクタ20は、雄型接続端子21を収容保
持する一方のコネクタハウジングを、親コネクタハウジ
ング22と、該親コネクタハウジング22に多段重ねに
収容される子コネクタハウジング23と、前記親コネク
タハウジング22に収容された各子コネクタハウジング
23を前記親コネクタハウジング22に連結固定する固
定用カバー24とを備えた構成にしたものである。
【0008】前記親コネクタハウジング22は、ワイヤ
ハーネスの電線26が接続された雄型接続端子21を収
容保持する雄端子収容部28が最上段に整列配置され、
かつ、この最上段の雄端子収容部28列の下側には、前
記子コネクタハウジング23を収容するためのハウジン
グ収容部29が2段に装備されている。さらに、この親
コネクタハウジング22は、雄型接続端子21の突出し
た先端部の周囲を覆うカバー部30が前端側に設けられ
るとともに、前記子コネクタハウジング23の外側面に
突設された係止突起31と係合する仮係止窓32および
本係止窓33が両側壁部に設けられ、前記固定用カバー
24に装備された固定用窓35に係合する係止突起36
が両側壁の上部後端寄りの位置に突設されている。前記
子コネクタハウジング23は、前記雄型接続端子21を
収容保持する雄端子収容部28を1列に配列したもの
で、前記ハウジング収容部29に挿入して両側壁の係止
突起31を親コネクタハウジング22の本係止窓33に
係合させることによって親コネクタハウジング22に係
止される。
【0009】前記固定用カバー24は、前記親コネクタ
ハウジング22における子コネクタハウジング23の収
容段数の分だけ固定用窓35を有しており、親コネクタ
ハウジング22の側壁部後端寄りの位置に設けられた係
止突起36および子コネクタハウジング23の側壁部後
端寄りの位置に設けられた係止突起37に前記固定用窓
35を係合させることによって、親コネクタハウジング
22と該親コネクタハウジング22に収容された子コネ
クタハウジング23相互とを連結する。
【0010】
【発明が解決しようとする課題】前述した各コネクタ
1,8,20は、いずれも、複数個のハウジングを組合
わせた複合構造であるため、収容するワイヤハーネスは
構成要素となっているコネクタハウジング単位に分割し
て管理することができ、ハーネス径の肥大化に起因した
ハーネス経路確保の困難性を解消することができる。し
かし、図15に示したコネクタ1の場合は、系統別に分
けられたワイヤハーネス4,5を収容した第2のコネク
タハウジング6,7は、それぞれ個別に相手側のコネク
タハウジング3に連結しなければならず、コネクタ相互
の連結に手間がかかるとともに、特にドア部分のワイヤ
ハーネスの連結の如き狭い箇所での作業においてはコネ
クタハウジング3への連結位置を間違える虞があった。
また、コネクタハウジング3に連結すべき第2のコネク
タハウジングが複数個存在する場合に、その一部の第2
のコネクタハウジングが半嵌合状態(コネクタハウジン
グ相互の嵌合が完全に完了していない状態)であるのを
見落す虞もあった。
【0011】一方、図16および図17に示したコネク
タ8の場合は、複数個のコネクタハウジング10,1
1,12は、予め枠体16とリヤホルダー17とを使っ
て連結して、一つに合体させた状態にし、その中心部O
を挿通させたねじ部材(図示略)により相手側のコネク
タハウジングに連結する。そのため、前述した連結位置
の間違いや半嵌合といった問題の発生を防止することが
できる。しかし、ねじ部材を使って相手側コネクタハウ
ジングと連結する構造のため、相手側コネクタハウジン
グと連結する際には、ねじ部材を操作するドライバー等
の工具が必要になり、また、これらのコネクタの設置部
にはドライバー等の工具を操作するための空きスペース
の確保が必要になるなどの問題があり、作業スペースの
確保が難しい自動車のワイヤハーネスのコネクタ接続等
には、最適とは言い難い。
【0012】また、図18および図19に示したコネク
タ20の場合は、合体させる親コネクタハウジング22
と子コネクタハウジング23とは、それぞれの側壁部に
設けた本係止窓33と係止突起31との係合や、固定用
カバー24に設けた固定用窓35と各ハウジングの側壁
部に設けた係止突起36,37との係合によって一体に
連結することができ、さらに相手側のコネクタハウジン
グとの連結手段としても、工具が必要なねじ部材等を利
用していない。従って、コネクタの設置部に、工具を操
作するための空きスペースを確保しておく必要がない。
【0013】しかし、コネクタ20の場合は、子コネク
タハウジング23の構造の点で、障害が生じる可能性が
ある。というのは、このコネクタ20は19図に示した
状態で自動車メーカに納品される場合は問題ないが、自
動車のワイヤハーネスは、通常、ハーネスメーカーで製
造して自動車メーカに納入され、自動車メーカの組立ラ
インで車体の所定箇所への組み付けがなされる場合に
は、前述のコネクタ20における子コネクタハウジング
23は、収容保持する雄型接続端子21の先端部が、図
18にも示すように、ハウジング外部に突出してしまう
構造であるため、子コネクタハウジング23を使って複
数のワイヤハーネスに分割した状態で自動車メーカに納
入する方式にすると、納入のための搬送作業時や、子コ
ネクタハウジング23を使った系統別のワイヤハーネス
を車体内の所定位置に敷設する作業時に、ハウジングか
ら突出した雄型接続端子21が周囲の器物にぶつかり、
雄型接続端子21の破損や、変形といった不都合が発生
する虞があるのである。
【0014】そこで、本発明の目的は上記課題を解消す
ることにあり、コネクタ接続するワイヤハーネスを複数
に分割して取り扱うことが可能で、ハーネス径の肥大化
に起因したハーネス経路確保の困難性を解消することが
できるだけでなく、狭い作業スペースにおいても相手側
コネクタハウジングへの連結作業が容易であるとともに
半嵌合等の不都合の発生を防止することができ、さらに
は、ワイヤハーネスの搬送作業時や組み付け作業時に収
容保持している接続端子に破損や変形が生じることがな
いコネクタ連結構造を提供することを目的とする。
【0015】
【課題を解決するための手段】本発明の上記目的は、複
数の接続端子を収容保持する第1のコネクタハウジング
と、前記第1のコネクタハウジングの接続端子に嵌合さ
せるべき他の接続端子を収容保持し前記第1のコネクタ
ハウジングよりも少数の接続端子が装備される第2のコ
ネクタハウジングと、前記第2のコネクタハウジングを
着脱自在に収容保持するハウジング結合部と前記第1の
コネクタハウジングを着脱自在にする連結手段とを具備
した一体成形型の第3のコネクタハウジングとを備えて
おり、前記第2のコネクタハウジングは、少なくとも、
雄型接続端子が該第2のコネクタハウジングの端から突
出しない構成とされたことを特徴とするコネクタ連結構
造により達成される。
【0016】また、前記第2のコネクタハウジングに、
その端子収容部に装着された雄型接続端子の先端側周囲
を覆うカバー部を備えた構成によっても、上記目的を達
成することができるものである。
【0017】また、前記第2のコネクタハウジングに装
備される前記カバー部は、該第2のコネクタハウジング
のハウジング本体にスライド可能に装備されて、前記第
3のコネクタハウジングに装着するときに、該カバー部
は前記ハウジング結合部の内壁の一部に当接してコネク
タ後方に退避して前記雄型接続端子が第2のコネクタハ
ウジング外に露呈するように構成を付加することによっ
ても、上記目的を達成することができる。
【0018】さらに、前記第2のコネクタハウジングに
設けられた端子収容部は、雌型接続端子を収容保持する
雌端子収容部とされ、前記第3のコネクタハウジングに
は、前記第1のコネクタハウジングに装着されている雌
型接続端子と前記第2のコネクタハウジングの雌型接続
端子との接続を可能ならしめる中継端子が装着される構
成としても、上記目的を達成することができる。
【0019】
【作用】本発明の上記構成によれば、第1のコネクタハ
ウジングに連結すべきコネクタハウジングが、第2のコ
ネクタハウジングと第3のコネクタハウジングとの複合
構造となっているため、コネクタ接続するワイヤハーネ
スを第2および第3の各ハウジング毎に分割して取り扱
うことが可能で、ハーネス径の肥大化を防止することが
できる。
【0020】また、第2のコネクタハウジングを第3の
コネクタハウジングに収容保持させることで一つに合体
させることができ、合体させた状態では単一のコネクタ
ハウジングの如く取り扱うことができる。そして、第3
のコネクタハウジングとその相手側である第1のコネク
タハウジングとは、工具が必要なねじ部材を用いずに連
結することが可能である。
【0021】さらには、ワイヤハーネスの分割に寄与す
るコネクタハウジングは、雄型接続端子がハウジング外
に突出することがない。従って、予めハーネスメーカが
ワイヤハーネスを複数に分割して形成して自動車メーカ
に納入する方式であっても、その分割されたワイヤハー
ネスの搬送作業時や組み付け作業時にそれぞれのハウジ
ングに収容保持されている接続端子に破損や変形は回避
される。
【0022】
【実施例】図1は、本発明に係るコネクタ連結構造を実
現したコネクタ40の一実施例を示したものである。こ
のコネクタ40は、自動車のワイヤハーネス相互の接続
に用いて好適なもので、詳しくは、図2に示すように、
自動車のドア41側のワイヤハーネス42と車体43側
のワイヤハーネス44とをコネクタ接続する場合に用い
て好適なものである。以下、コネクタ40の構成および
連結構造について詳述する。
【0023】コネクタ40は、図1に示すように、雌型
接続端子(図示略)を収容保持する雌端子収容部46が
所定数装備された第1のコネクタハウジング47と、雌
型接続端子に嵌合させるべき接続端子を収容保持する端
子収容部として第1のコネクタハウジング47よりも少
数の端子収容部48が装備された第2のコネクタハウジ
ング49と、雌型接続端子に嵌合する雄型接続端子50
を収容保持する適宜数の雄端子収容部51と第2のコネ
クタハウジング49を収容保持するハウジング結合部5
2と第1のコネクタハウジング47に連結する連結手段
53とを具備した第3のコネクタハウジング54とを備
えた構成とされている。
【0024】ここに、第1のコネクタハウジング47
は、自動車のドア41側のワイヤハーネス42の各電線
57に接続された雌型接続端子を雌端子収容部46に収
容保持するもので、図1に示すように、上壁部には、第
3のコネクタハウジング54を係止するための突起58
が装備されている。また、この第1のコネクタハウジン
グ47の雌端子収容部46に挿入された雌型接続端子
は、該第1のコネクタハウジング47の後端部に装着さ
れるリヤホルダー60によって抜け止めされる。
【0025】リヤホルダー60は、雌端子収容部46の
配列に沿ってこれらの雌端子収容部46の開口領域に露
出した端子後端部分の一部を覆う係止腕61と、該係止
腕61の基端側に装備されて第1のコネクタハウジング
47の一側壁部62に突設された係止突起63に係合す
る係止穴64を有した係止片65と、係止腕61の先端
部に突設されて第1のコネクタハウジング47の他側壁
部の後端に突設された係合片66の係合穴67に嵌合す
る突起68とを具備した構成となっている。そして、第
1のコネクタハウジング47の一側壁部62側から、第
1のコネクタハウジング47に装着された電線57の配
列に沿って係止腕61を差し込むことによって、突起6
8が係合穴67に係合するとともに、係止穴64が第1
のコネクタハウジング47の係止突起63に係合して、
第1のコネクタハウジング47に固定された状態とな
る。そして、第1のコネクタハウジング47に固定され
た状態では、係止腕61の一側面が雌端子収容部46の
開口部の一部を塞いで、雌端子収容部46に挿入されて
いる雌型接続端子の抜けを防止する。
【0026】第2のコネクタハウジング49は、車体4
3側に系統別に敷設されるワイヤハーネスの各電線70
に接続された雌型接続端子を端子収容部48に収容保持
するもので、図1に示すように、上壁部には、第3のコ
ネクタハウジング54に連結固定するための係合突起7
2が装備されている。また、この第2のコネクタハウジ
ング49の端子収容部48に挿入された雌型接続端子
は、第1のコネクタハウジング47の場合と同様に、該
第2のコネクタハウジング49の後端部に装着されるリ
ヤホルダー60によって抜け止めされる。
【0027】第3のコネクタハウジング54は、第2の
コネクタハウジング49との協働により車体側の複数の
ワイヤハーネスの端子を収容するもので、ハウジング結
合部52に収容保持した第2のコネクタハウジング49
に装備されている端子収容部48と自己の保有している
雄端子収容部51との総和で第1のコネクタハウジング
47に装備された雌端子収容部数に見合う数の端子収容
部を確保する。この第3のコネクタハウジング54のハ
ウジング結合部52側の上壁部には、第2のコネクタハ
ウジング49に突設された係合突起72が係合する係合
穴74が装備されており、この係合突起72と係合穴7
4との係合によって第3のコネクタハウジング54と第
2のコネクタハウジング49との連結が達成される。
【0028】なお、第1のコネクタハウジング47にお
ける突起58や、第2のコネクタハウジング49におけ
る係合突起72は、いずれも、それぞれのハウジングに
弾性変形可能に延出されたアーム部76,77上に装備
されていて、これらのアーム部76,77を押下するこ
とによって第3のコネクタハウジング54との係合を外
して第3のコネクタハウジング54から抜き出すことが
可能になっている。また、第3のコネクタハウジング5
4の雄端子収容部51に装着された各雄型接続端子50
も、第1のコネクタハウジング47の場合と同様にリヤ
ホルダー60によって、抜け止めされる。また、第3の
コネクタハウジング54のハウジング結合部52に収容
保持された第2のコネクタハウジング49内の雌型接続
端子(図示略)は、両端が雄型の中継端子78を介し
て、第1のコネクタハウジング47の対応する雌型接続
端子に接続される。
【0029】以上のコネクタ40を用いたワイヤハーネ
ス相互の接続では、車体側では、第2のコネクタハウジ
ング49に収容したワイヤハーネスと、第3のコネクタ
ハウジング54に直接収容したワイヤハーネスとをそれ
ぞれ個別に車体内に選定したハーネス経路に敷設する。
そして、車体43内をドア41付近まで導かれた第2の
コネクタハウジング49と第3のコネクタハウジング5
4とは、図3および図4に示すように、まず、第2のコ
ネクタハウジング49を第3のコネクタハウジング54
のハウジング結合部52に収容保持させることで、一つ
に合体させる。次いで、図5に示すように、第3のコネ
クタハウジング54を車体固定用のブラケット80に固
定する。次いで、図6に示すように、ブラケット80を
ドア側に面した車体(ボディパネル)43の所定位置に
固定する。車体にブラケット80を固定した状態では、
前面側のパネルに形成されたコネクタ接続用開口82
に、第3のコネクタハウジング54の先端が臨んでい
る。次いで、図7に示すように、ドア側のワイヤハーネ
ス42を収容した第1のコネクタハウジング47をコネ
クタ接続用開口82から第3のコネクタハウジング54
に嵌合させれば、ドア側のワイヤハーネス42と車体側
のワイヤハーネス44との接続が完了する。なお、図6
および図7に示すように、ドア側のワイヤハーネス42
の第1のコネクタハウジング47の付近には、電線を保
護するグロメット83が被せられている。
【0030】以上のようなコネクタ連結構造では、車体
側のコネクタハウジングが、第2のコネクタハウジング
49と第3のコネクタハウジング54との複合構造とな
っているため、コネクタ接続する車体側のワイヤハーネ
ス44を各ハウジング49,54毎に複数に分割して取
り扱うことが可能で、ハーネス径の肥大化を防止するこ
とができ、ハーネス径の肥大化に起因したハーネス経路
確保の困難性を解消することができる。
【0031】また、第2のコネクタハウジング49と第
3のコネクタハウジング54とは、それぞれに形成した
係合突起72および係合穴74の係合によって一つに合
体させることができ、合体させた状態では単一のコネク
タハウジングの如く取り扱うことができる。そして、第
3のコネクタハウジング54と第1のコネクタハウジン
グ47とは、それぞれに装備した連結手段53および突
起58の係合によって簡単に連結させることができ、工
具が必要なねじ部材等による連結箇所がない。従って、
狭い作業スペースにおいても相手側コネクタハウジング
への連結作業が容易であるとともに半嵌合等の不都合の
発生を防止することができる。
【0032】さらには、車体側のワイヤハーネス44の
分割に寄与する第2のコネクタハウジング49は、雌型
接続端子を収容保持した雌型コネクタハウジングであ
り、第2のコネクタハウジング49および第3のコネク
タハウジング54の双方とも、雄型接続端子がハウジン
グ外に突出することがない。従って、予めハーネスメー
カがワイヤハーネス44を複数に分割して形成して自動
車メーカに納入する方式であっても、その分割されたワ
イヤハーネスの搬送作業時や組み付け作業時にそれぞれ
のハウジング49,54に収容保持されている接続端子
に破損や変形が生じることがなく、流通性や、生産性を
向上させることも可能になる。
【0033】図8は、本発明に係るコネクタ連結構造を
実現したコネクタ40の他の実施例を示したものであ
る。このコネクタ40は、前述の一実施例のものと比較
すると、第2のコネクタハウジング49の構造が大きく
異なっており、また、この第2のコネクタハウジング4
9の構造の変更に対応して、第3のコネクタハウジング
54におけるハウジング結合部52の構造にも変更が加
えられている。なお、前述の一実施例から変更のない部
分については、同番号を付して説明を省略する。
【0034】この実施例においては、第2のコネクタハ
ウジング49は、図8乃至図10に示すように、雄型接
続端子50を収容保持する構成のもので、自己の端子収
容部に装着された雄型接続端子50の先端側周囲を覆う
カバー部85を有している。そして、このカバー部85
は、該第2のコネクタハウジング49のハウジング本体
86にスライド可能に装備されて、第3のコネクタハウ
ジングに装着した際には、スライド動作でカバー部85
が退避して、端子収容部に装着されている雄型接続端子
50が露呈される。
【0035】さらに詳述すると、第2のコネクタハウジ
ング49のハウジング本体86の上壁部には、弾性アー
ム87がハウジングの前端側から後端側に向けて延設さ
れており、該弾性アーム87には、図13にも示すよう
に、ハウジング結合部52の天井部および底部に形成さ
れた係止用凹部88に係合する係止突起89が設けられ
ており、これらの係止用凹部88および係止突起89の
係合によって、第2のコネクタハウジング49が第3の
コネクタハウジング54に連結固定される。
【0036】また、カバー部85は、ハウジング本体8
6に外嵌する横断面が4角形の筒体で、弾性アーム87
を逃げるための切り欠き90が設けられている。そし
て、ハウジング本体86の両側壁部には、図9および図
10に示すように、弾性アーム92がハウジングの前端
側から後端側に向けて延設されており、該弾性アーム9
2には、図9も示すように、カバー部85の側壁部に形
成された係止用穴93に係合する係止突起94が設けら
れており、これらの係止用穴93および係止突起94の
係合によって、カバー部85がハウジング本体86に連
結固定される。
【0037】ただし、ハウジング結合部52の対応する
内壁面部には、図14にも示すように、係止用穴93に
嵌合している係止突起94を係止用穴93から押し出す
圧板状のロック解除部96が突設されている。また、図
11および図12に示すように、ハウジング結合部52
内には、第2のコネクタハウジング49をハウジング結
合部52に挿入した時に、カバー部85の前端部に当接
して、カバー部85の侵入を定位置で止める係止片97
が装備されている。
【0038】以上の構成により、図11および図12に
示すように、第2のコネクタハウジング49をハウジン
グ結合部52に一定量だけ挿入すると、カバー部85の
前端が係止片97に当接した状態になり、さらに第2の
コネクタハウジング49をハウジング結合部52内に挿
入すると、カバー部85の前方への動きが係止片97に
よって拘束されているため、相対的には、カバー部85
がハウジング本体86の後端側に押し戻され、雄端子収
容部51が露呈した状態になる。さらに又、カバー部8
5の後端部分がハウジング本体86の後方に張り出した
状態となることによって、電線70の取り付け部分を覆
うって保護する機能を持たせることができる。この図8
乃至図14に示した本実施例のコネクタ連結構造におい
ても、前述の実施例の場合と同様な効果を得ることがで
きる。
【0039】なお、前述の実施例では、第2のコネクタ
ハウジング49に装備するカバー部85は、該第2のコ
ネクタハウジング49のハウジング本体86に対してス
ライド可能な構成としたが、第3のコネクタハウジング
54と第1のコネクタハウジング47との連結に邪魔に
ならなければ、カバー部85をハウジング本体86と一
体構造にしても構わない。
【0040】
【発明の効果】本発明のコネクタ連結構造によれば、第
1のコネクタハウジングに連結すべきコネクタハウジン
グが、第2のコネクタハウジングと第3のコネクタハウ
ジングとの複合構造となっているため、コネクタ接続す
るワイヤハーネスを第2および第3の各ハウジング毎に
分割して取り扱うことが可能で、ハーネス径の肥大化を
防止することができ、ハーネス径の肥大化に起因したハ
ーネス経路確保の困難性を解消することができる。ま
た、第2のコネクタハウジングと第3のコネクタハウジ
ングに収容保持させることで一つに合体させることがで
き、合体させた状態では単一のコネクタハウジングの如
く取り扱うことができる。そして、第3のコネクタハウ
ジングとその相手側である第1のコネクタハウジングと
は、工具が必要なねじ部材を用いずに連結することが可
能である。従って、狭い作業スペースにおいても相手側
コネクタハウジングへの連結作業が容易であるとともに
半嵌合等の不都合の発生を防止することができる。さら
には、ワイヤハーネスの分割に寄与するコネクタハウジ
ングは、雄型接続端子がハウジング外に突出することが
ない。従って、予めハーネスメーカがワイヤハーネスを
複数に分割して形成して自動車メーカに納入する方式で
あっても、その分割されたワイヤハーネスの搬送作業時
や組み付け作業時にそれぞれのハウジングに収容保持さ
れている接続端子に破損や変形が生じることがなく、流
通性や、生産性を向上させることも可能になる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例の構成を示す分解斜視図であ
る。
【図2】本発明の一実施例の適用箇所の説明図である。
【図3】本発明の一実施例の作用説明図である。
【図4】本発明の一実施例の作用説明図である。
【図5】本発明の一実施例の作用説明図である。
【図6】本発明の一実施例の作用説明図である。
【図7】本発明の一実施例の作用説明図である。
【図8】本発明の他の実施例の構成を示す斜視図であ
る。
【図9】本発明の他の実施例における第2のコネクタハ
ウジングの拡大図である。
【図10】図9のB−B線に沿う断面図である。
【図11】本発明の他の実施例の作用説明図である。
【図12】本発明の他の実施例の作用説明図である。
【図13】本発明の他の実施例の作用説明図である。
【図14】図11のC部の詳細図である。
【図15】従来のコネクタ連結構造の一例を示す斜視図
である。
【図16】従来のコネクタ連結構造の別の例を示す斜視
図である。
【図17】図16に示したコネクタの一部組立状態を示
した斜視図である。
【図18】従来のコネクタ連結構造のさらに別の例を示
す斜視図である。
【図19】図18のA−A線に沿う断面図である。
【符号の説明】
40 コネクタ 41 ドア 42,44 ワイヤハーネス 43 車体 46 雌端子収容部 47 第1のコネクタハウジング 48 端子収容部 49 第2のコネクタハウジング 50 雄型接続端子 51 雄端子収容部 52 ハウジング結合部 53 連結手段 54 第3のコネクタハウジング 58 突起 60 リヤホルダー 70 電線 72 係合突起 74 係合穴 85 カバー部 86 ハウジング本体 87,92 弾性アーム 88 係止用凹部 89 係止突起 90 切り欠き 93 係止用穴 94 係止突起

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 複数の接続端子を収容保持する第1のコ
    ネクタハウジングと、前記第1のコネクタハウジングの
    接続端子に嵌合させるべき他の接続端子を収容保持し前
    記第1のコネクタハウジングよりも少数の接続端子が装
    備される第2のコネクタハウジングと、前記第2のコネ
    クタハウジングを着脱自在に収容保持するハウジング結
    合部と前記第1のコネクタハウジングを着脱自在にする
    連結手段とを具備した一体成形型の第3のコネクタハウ
    ジングとを備えており、前記第2のコネクタハウジング
    は、少なくとも、雄型接続端子が該第2のコネクタハウ
    ジングの端から突出しない構成とされたことを特徴とす
    るコネクタ連結構造。
  2. 【請求項2】 前記第2のコネクタハウジングは、その
    端子収容部に装着された雄型接続端子の先端側周囲を覆
    うカバー部を有した構成とされたことを特徴とする請求
    項1に記載のコネクタ連結構造。
  3. 【請求項3】 前記第2のコネクタハウジングに装備さ
    れる前記カバー部は、該第2のコネクタハウジングのハ
    ウジング本体にスライド可能に装備されて、前記第3の
    コネクタハウジングに装着するときに、該カバー部は前
    記ハウジング結合部の内壁の一部に当接してコネクタ後
    方に退避して前記雄型接続端子が第2のコネクタハウジ
    ング外に露呈するように構成されたことを特徴とする請
    求項2に記載のコネクタ連結構造。
  4. 【請求項4】 前記第2のコネクタハウジングに設けら
    れた端子収容部は、雌型接続端子を収容保持する雌端子
    収容部とされ、前記第3のコネクタハウジングには、前
    記第1のコネクタハウジングに装着されている雌型接続
    端子と前記第2のコネクタハウジングの雌型接続端子と
    の接続を可能ならしめる中継端子が装着されることを特
    徴とする請求項1に記載のコネクタ連結構造。
JP5344595A 1993-12-20 1993-12-20 コネクタ連結構造 Expired - Fee Related JP2875470B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP5344595A JP2875470B2 (ja) 1993-12-20 1993-12-20 コネクタ連結構造

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP5344595A JP2875470B2 (ja) 1993-12-20 1993-12-20 コネクタ連結構造

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPH07176344A true JPH07176344A (ja) 1995-07-14
JP2875470B2 JP2875470B2 (ja) 1999-03-31

Family

ID=18370490

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP5344595A Expired - Fee Related JP2875470B2 (ja) 1993-12-20 1993-12-20 コネクタ連結構造

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2875470B2 (ja)

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2012079672A (ja) * 2010-09-30 2012-04-19 Hyundai Motor Co Ltd 車両用コンビネーションコネクター
CN114080733A (zh) * 2019-07-09 2022-02-22 株式会社自动网络技术研究所 连接器

Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2012079672A (ja) * 2010-09-30 2012-04-19 Hyundai Motor Co Ltd 車両用コンビネーションコネクター
CN102447191A (zh) * 2010-09-30 2012-05-09 现代自动车株式会社 车辆用组合连接器
CN114080733A (zh) * 2019-07-09 2022-02-22 株式会社自动网络技术研究所 连接器
CN114080733B (zh) * 2019-07-09 2024-04-02 株式会社自动网络技术研究所 连接器

Also Published As

Publication number Publication date
JP2875470B2 (ja) 1999-03-31

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP2605189B2 (ja) コネクタ接続装置
US6575794B1 (en) Split connector with a cover
JPH09298808A (ja) スイッチボックス取付構造
US20130189875A1 (en) Connector holder
JP3561959B2 (ja) コネクタ
US5803758A (en) Switch box mounting structure
JPH08163812A (ja) 電気接続構造
US5378173A (en) Connector assembly
US5564953A (en) Divided-type multi-pole connector
JPH10191534A (ja) J/bのコネクタ接続構造
JP2547381Y2 (ja) 多極コネクタ
JPH1154210A (ja) コネクタ接続構造
JPH07176344A (ja) コネクタ連結構造
JPH10261464A (ja) コネクタ装置
US20050037666A1 (en) Relay connector
JP2573399Y2 (ja) 超多極コネクタ
JPH1050386A (ja) コネクタ
EP2264836B1 (en) Connector
JP2003059590A (ja) コネクタ
JP3858497B2 (ja) コネクタ収容プロテクタ
JP3901956B2 (ja) 補器のブラケット結合構造
JP2571483Y2 (ja) カバー
JP2957063B2 (ja) 電気接続箱
JP2000311750A (ja) ワイヤハーネス用コネクタの固定構造
JP3877965B2 (ja) 機器用コネクタ装置

Legal Events

Date Code Title Description
LAPS Cancellation because of no payment of annual fees