JPH07176271A - Rf電源 - Google Patents
Rf電源Info
- Publication number
- JPH07176271A JPH07176271A JP32195493A JP32195493A JPH07176271A JP H07176271 A JPH07176271 A JP H07176271A JP 32195493 A JP32195493 A JP 32195493A JP 32195493 A JP32195493 A JP 32195493A JP H07176271 A JPH07176271 A JP H07176271A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- voltage
- klystron
- thyristor
- anode
- power supply
- Prior art date
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- Pending
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Abstract
(57)【要約】
【目的】 励振入力、カソード電圧基準、アノード電圧
基準を個々に設定することにより、クライストロンのコ
レクタ損失を低減させ運転効率の高いRF電源を提供す
る。 【構成】 本発明においては、使用するクライストロン
の特性に従い励振入力に対し、コレクタ損失が小さく効
率のよい最適なカソード電圧、アノード電圧の設定を電
源制御装置で自動的に行うよう構成する。
基準を個々に設定することにより、クライストロンのコ
レクタ損失を低減させ運転効率の高いRF電源を提供す
る。 【構成】 本発明においては、使用するクライストロン
の特性に従い励振入力に対し、コレクタ損失が小さく効
率のよい最適なカソード電圧、アノード電圧の設定を電
源制御装置で自動的に行うよう構成する。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明はRF電源に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、図2のようなRF電源が知られて
いる。これを説明すると、まず1は交流電源であり、こ
の交流電源1からの交流電力がトランス2の1次側に入
力される。トランス2の2次側にACサイリスタ3が接
続され、電源制御装置4から送信される電圧基準Vc
REF に従ってACサイリスタ3の点弧角が制御される。
ACサイリスタ3の後段には、トランス5が接続され、
トランス5の2次側に交流を直流に変換する整流器6が
接続され整流器6の直流出力端には、カソード電圧を検
出する分圧抵抗7とクライストロン8が接続されてい
る。またクライストロン8にアノード電圧を与えるアノ
ードモジュレータ9が直流出力側に取り付けられてい
る。電源制御装置4では、電流検出器10からの電流モニ
タ信号Ic 、分圧抵抗7からの電圧モニタ信号Vc、ク
ライストロン8からのクライストロン出力モニタ信号よ
り、コレクタ損失P1oss=VCMICM−POMを算出する。
このとき、コレクタ損失P1ossがクライストロンのコレ
クタ損失の許容値を越えた場合、ACサイリスタ3に送
信されるカソード電圧基準VcREf 、アノードモジュレ
ータに送信されるアノード電圧基準VAREfにリミッタが
かけられコレクタ損失が許容値を越えないように制御さ
れる。
いる。これを説明すると、まず1は交流電源であり、こ
の交流電源1からの交流電力がトランス2の1次側に入
力される。トランス2の2次側にACサイリスタ3が接
続され、電源制御装置4から送信される電圧基準Vc
REF に従ってACサイリスタ3の点弧角が制御される。
ACサイリスタ3の後段には、トランス5が接続され、
トランス5の2次側に交流を直流に変換する整流器6が
接続され整流器6の直流出力端には、カソード電圧を検
出する分圧抵抗7とクライストロン8が接続されてい
る。またクライストロン8にアノード電圧を与えるアノ
ードモジュレータ9が直流出力側に取り付けられてい
る。電源制御装置4では、電流検出器10からの電流モニ
タ信号Ic 、分圧抵抗7からの電圧モニタ信号Vc、ク
ライストロン8からのクライストロン出力モニタ信号よ
り、コレクタ損失P1oss=VCMICM−POMを算出する。
このとき、コレクタ損失P1ossがクライストロンのコレ
クタ損失の許容値を越えた場合、ACサイリスタ3に送
信されるカソード電圧基準VcREf 、アノードモジュレ
ータに送信されるアノード電圧基準VAREfにリミッタが
かけられコレクタ損失が許容値を越えないように制御さ
れる。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】従来例では、励振入力
Pin、カソード電圧基準VcREf (N)、アノード電圧
基準VAREf(N)をそれぞれ別々に設定していた為、ク
ライストロンのコレクタ損失が大きく効率の悪い運転を
行っていた。また、コレクタ損失を吸収する為のクライ
ストロンの冷却装置にも大きな冷却能力を必要としてい
た。
Pin、カソード電圧基準VcREf (N)、アノード電圧
基準VAREf(N)をそれぞれ別々に設定していた為、ク
ライストロンのコレクタ損失が大きく効率の悪い運転を
行っていた。また、コレクタ損失を吸収する為のクライ
ストロンの冷却装置にも大きな冷却能力を必要としてい
た。
【0004】本発明はクライストロンのコレクタ損失の
少ない運転を行うことにより、運転効率を上げ、また、
コレクタ損失を少なくしたことによりクライストロンの
冷却装置の冷却能力を小さくできるようなRF電源を提
供することを目的とする。
少ない運転を行うことにより、運転効率を上げ、また、
コレクタ損失を少なくしたことによりクライストロンの
冷却装置の冷却能力を小さくできるようなRF電源を提
供することを目的とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】本発明では、上記の目的
を達成するために、使用するクライストロンの特性に従
い、励振入力に対し、コレクタ損失が小さく効率の良い
最適なカソード電圧、アノード電圧の設定を電源制御装
置で自動的に行うようにしたことを特徴とする。
を達成するために、使用するクライストロンの特性に従
い、励振入力に対し、コレクタ損失が小さく効率の良い
最適なカソード電圧、アノード電圧の設定を電源制御装
置で自動的に行うようにしたことを特徴とする。
【0006】
【作用】本発明によれば励振入力に対してカソード電
圧、アノード電圧をクライストロンのコレクタ損失が少
なく効率の良い値になるような制御を行うことによりR
F電源の効率を上げ、また、クライストロン冷却装置の
冷却能力も小さいものにできる。
圧、アノード電圧をクライストロンのコレクタ損失が少
なく効率の良い値になるような制御を行うことによりR
F電源の効率を上げ、また、クライストロン冷却装置の
冷却能力も小さいものにできる。
【0007】
(実施例の構成)以下、本発明の一実施例を図1を参照
して説明する。図1では従来例であげた図2と比較して
電流検出器10、電流モニタ信号ICM、カソード電圧基準
VcREf(N)、アノード電圧基準VAREf(N)クライ
ストロン出力モニタ信号POMが無くなり、励振入力モニ
タ信号PiMが追加されている。
して説明する。図1では従来例であげた図2と比較して
電流検出器10、電流モニタ信号ICM、カソード電圧基準
VcREf(N)、アノード電圧基準VAREf(N)クライ
ストロン出力モニタ信号POMが無くなり、励振入力モニ
タ信号PiMが追加されている。
【0008】(実施例の作用)以下本発明の作用につい
て図1を参照して説明する。まず、励振入力Pinがクラ
イストロン8に入力されると、励振入力モニタ信号PiM
が電源制御装置4aに入力される。電源制御装置4aで
は、予め使用されるクライストロンの特性に従い励振入
力に対し、クライストロンの効率の良いカソード電圧、
アノード電圧が励振入力の関数として設定されている。
従って励振入力モニタ信号PiMが電源制御装置4aに入
力されると、上記の予め設定されている関数によりカソ
ード電圧基準VcREf 、アノード電圧基準VAREfが決め
られ、それぞれACサイリスタ3、アノードモジュレー
タ9に送信される。またVAREfは分圧抵抗7からの電圧
モニタ信号VCMを用いてフィードバック制御される。
て図1を参照して説明する。まず、励振入力Pinがクラ
イストロン8に入力されると、励振入力モニタ信号PiM
が電源制御装置4aに入力される。電源制御装置4aで
は、予め使用されるクライストロンの特性に従い励振入
力に対し、クライストロンの効率の良いカソード電圧、
アノード電圧が励振入力の関数として設定されている。
従って励振入力モニタ信号PiMが電源制御装置4aに入
力されると、上記の予め設定されている関数によりカソ
ード電圧基準VcREf 、アノード電圧基準VAREfが決め
られ、それぞれACサイリスタ3、アノードモジュレー
タ9に送信される。またVAREfは分圧抵抗7からの電圧
モニタ信号VCMを用いてフィードバック制御される。
【0009】(実施例の効果)このようにクライストロ
ンの特性に従い励振入力に対してクライストロンの効率
の良いカソード電圧、アノード電圧を設定することによ
り、RF電源の運転効率が良くなり、更にコレクタ損失
も小さくなる為クライストロン冷却装置の冷却能力も小
さいものにできる。
ンの特性に従い励振入力に対してクライストロンの効率
の良いカソード電圧、アノード電圧を設定することによ
り、RF電源の運転効率が良くなり、更にコレクタ損失
も小さくなる為クライストロン冷却装置の冷却能力も小
さいものにできる。
【0010】
【発明の効果】以上説明したように本発明によれば、ク
ライストロンのコレクタ損失を小さくでき、RF電源の
効率を向上させることができる。またクライストロン冷
却装置の冷却能力もコレクタ損失が小さくなる為、小さ
いものですむようになる。
ライストロンのコレクタ損失を小さくでき、RF電源の
効率を向上させることができる。またクライストロン冷
却装置の冷却能力もコレクタ損失が小さくなる為、小さ
いものですむようになる。
【図1】本発明の一実施例を示すRF電源の構成を示す
図
図
【図2】従来のRF電源を示す図
1…交流電源、2…トランス、3…ACサイリスタ、4
…電源制御装置、4a…電源制御装置、5…トランス、
6…整流器、7…分圧抵抗、8…クライストロン、9…
アノードモジュレータ、10…電流検出器、ICM…電流モ
ニタ信号、VCM…電圧モニタ信号、POM…クライストロ
ン出力モニタ信号、VcREf …カソード電圧基準(補正
後)、VAREf…アノード電圧基準(補正後)、Pin…励
振入力、Pout …クライストロン出力、VcREf (N) …
カソード電圧基準、VAREf(N) …アノード基準。
…電源制御装置、4a…電源制御装置、5…トランス、
6…整流器、7…分圧抵抗、8…クライストロン、9…
アノードモジュレータ、10…電流検出器、ICM…電流モ
ニタ信号、VCM…電圧モニタ信号、POM…クライストロ
ン出力モニタ信号、VcREf …カソード電圧基準(補正
後)、VAREf…アノード電圧基準(補正後)、Pin…励
振入力、Pout …クライストロン出力、VcREf (N) …
カソード電圧基準、VAREf(N) …アノード基準。
Claims (5)
- 【請求項1】 RF電源において、交流電力を受電する
受電トランスと、前記受電トランスの2次側に接続され
たACサイリスタと、前記ACサイリスタの後段に接続
されたトランスと、前記トランスの2次側に接続された
整流器と、前記整流器の直流出力端のクライストロンに
アノード電圧を与えるアノードモジュレータとクライス
トロンの励振入力に対し、最適なカソード電圧、アノー
ド電圧設定を行い、カソード電圧基準、アノード電圧基
準をACサイリスタ、アノードモジュレータに送信する
電圧制御装置とからなるRF電源。 - 【請求項2】 請求項1記載のRF電源において、受電
トランスとACサイリスタの換わりにIVR(誘導電圧
調整器)を用いたことを特徴とするRF電源。 - 【請求項3】 請求項1記載のRF電源において、アノ
ードモジュレータの換わりに、アノード分圧抵抗でカソ
ード電圧を分圧することによりクライストロンにアノー
ド電圧を与え、電圧制御装置から送信される電圧基準は
カソード電圧基準のみとしたことを特徴とするRF電
源。 - 【請求項4】 請求項1記載のRF電源において、整流
器のAC側の構成を1次の中性点を引き出したトランス
と、このトランスの中性点に接続されたサイリスタブリ
ッジとこのサイリスタブリッジの直流出力端に接続され
たリアクトルに換え、電圧制御装置から送信されるカソ
ード電圧基準によりサイリスタブリッジを制御すること
を特徴とするRF電源。 - 【請求項5】 請求項1記載のRF電源において、AC
サイリスタを取り除き、整流器をサイリスタに換え、電
圧制御装置から送信されるカソード電圧基準によりサイ
リスタを制御することを特徴とするRF電源。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP32195493A JPH07176271A (ja) | 1993-12-21 | 1993-12-21 | Rf電源 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP32195493A JPH07176271A (ja) | 1993-12-21 | 1993-12-21 | Rf電源 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH07176271A true JPH07176271A (ja) | 1995-07-14 |
Family
ID=18138288
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP32195493A Pending JPH07176271A (ja) | 1993-12-21 | 1993-12-21 | Rf電源 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH07176271A (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
CN107450645A (zh) * | 2017-09-07 | 2017-12-08 | 武汉驭波科技有限公司 | 射频电源 |
-
1993
- 1993-12-21 JP JP32195493A patent/JPH07176271A/ja active Pending
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
CN107450645A (zh) * | 2017-09-07 | 2017-12-08 | 武汉驭波科技有限公司 | 射频电源 |
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