JPH0717543U - デスクマット - Google Patents
デスクマットInfo
- Publication number
- JPH0717543U JPH0717543U JP4694793U JP4694793U JPH0717543U JP H0717543 U JPH0717543 U JP H0717543U JP 4694793 U JP4694793 U JP 4694793U JP 4694793 U JP4694793 U JP 4694793U JP H0717543 U JPH0717543 U JP H0717543U
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- vinyl chloride
- chloride resin
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Abstract
(57)【要約】
【目的】 感熱転写インクによる汚染がなく、また、折
り曲げ等によるクラック、シワの発生の無い軟質塩化ビ
ニル系樹脂製デスクマットの提供。 【構成】 軟質塩化ビニル系樹脂シート層の少なくとも
片面に、アクリル系共重合体樹脂、イソシアネート化合
物およびシラン化合物又は/及びその(部分)加水分解
物の混合物に由来する保護層を形成して成るデスクマッ
ト。
り曲げ等によるクラック、シワの発生の無い軟質塩化ビ
ニル系樹脂製デスクマットの提供。 【構成】 軟質塩化ビニル系樹脂シート層の少なくとも
片面に、アクリル系共重合体樹脂、イソシアネート化合
物およびシラン化合物又は/及びその(部分)加水分解
物の混合物に由来する保護層を形成して成るデスクマッ
ト。
Description
【0001】
この考案は、デスクマット特に軟質塩化ビニル系樹脂製デスクマットに関する ものである。
【0002】
軟質塩化ビニル系樹脂は、透明性、柔軟性に優れ、従来よりデスクマットとし て広く利用されている。 しかし、多量の可塑剤を含有しているため可塑剤がデスクマット表面に移行、 滲出し易く、また、この可塑剤は、静電複写機、ファクシミリ、各種プリンター からプリントアウトされた書類のインクと相溶性を有するため、書類とデスクマ ット表面とが接触すると短時間のうちにインクがデスクマット表面に付着したり 、インク自身がシート内部に移行しシートが汚染されるという欠点があった。こ の欠点を解決する方法として、可塑剤を移行、滲出し難いものに変えることが考 えられるが、コスト・パフォーマンスのよい適当な可塑剤は見出し難く、このた め一般には塩化ビニル系樹脂製シートの表面に可塑剤の移行し難い他の合成樹脂 層を形成する方法がとられている。例えば、実開昭51−6420号公報、実開 昭55−90442号公報には可塑剤移行防止層としてポリプロピレン、アセテ ート、ポリエステル、アクリルあるいはフッ素樹脂の層を形成することが提案さ れている。
【0003】 しかし、これらのうちポリプロピレン、アセテート、フッ素樹脂は基材である 軟質塩化ビニル系樹脂との接着性が劣るため、接着剤層を必要とし、処理コスト が上昇する欠点がある。また、ポリエステル、アクリル樹脂の場合は接着剤層を 必要とせず、可塑剤移行防止性は優れるものの、コピーインクのトナー中に含ま れるバインダー樹脂との相溶性のため、特に夏場の高温期にはブロッキング現象 を生じ、結果的にインクが可塑剤移行防止層として形成した樹脂層に付着し、シ ートが汚染されるという欠点があった。さらに、これら可塑剤移行防止性に優れ るポリエステル、アクリル樹脂を用いた場合、基材である軟質塩化ビニル系樹脂 との伸びや柔軟性が異なるので、シート曲げ時にクラック、シワが入るという欠 点があった。
【0004】
この考案は、上記の問題点を解決するためになされたもので、コピー紙、各種 印刷物等のインクによるデスクマットの汚染の防止性に優れ、かつ、デスクマッ トの保管中の巻き、あるいは折り曲げ等によるシワ発生のない、さらには接着剤 層が無くても基材である軟質塩化ビニル系樹脂層との接着性に優れた樹脂層より なるデスクマットを提供することを目的とする。
【0005】
しかして、本考案の要旨とするところは、透明または半透明の軟質塩化ビニル 系樹脂シート層(A)の少なくとも片面に、メチルメタクリレート10〜40重 量%、ブチルメタクリレート40〜70重量%、ヒドロキシアルキル(メタ)ア クリレート15〜25重量%及びメタクリル酸1〜10重量%を含有するアクリ ル系単量体混合物を重合させて得られるアクリル系共重合体樹脂(a)、イソシ アネート化合物(b)および珪素原子に直結する加水分解性基を有するシラン化 合物又は/及びその(部分)加水分解物(c)からなり、(a)、(b)及び( c)の固形分比が(a)+(b):(c)=90:10〜60:40で且つ(a )の有するOH基と(b)の有するNCO基の当量比がOH:NCO=1:1〜 1:1.5である混合物に由来する保護層(B)を形成してなるデスクマットに 存する。
【0006】 以下、本考案を図面により詳細に説明する。 図1において、(A)は透明又は半透明の軟質塩化ビニル系樹脂シート層で、 塩化ビニル系樹脂100重量部に、通常用いられる可塑剤を40〜60重量部添 加し、これを0.8〜5mm程度の厚さに成形したものである。 次に図中の(B)は、保護層であり、該軟質塩化ビニル系樹脂シート層(A) の少なくとも片面に、アクリル系共重合体樹脂(a)、イソシアネート化合物( b)およびシラン化合物又は/及びその(部分)加水分解物(c)からなる混合 物を、ケトン系、エステル系、芳香族系、アルコール系溶媒から選ばれる1種ま たは2種以上を組み合せた溶媒に溶解または分散させたものを塗布し、次いで塗 布物を50〜160℃の温度で10秒〜10分間保持することによって形成され る。
【0007】 アクリル系共重合体樹脂(a)とイソシアネート化合物(b)は、(a)のO H基と(b)のNCO基の当量比がOH:NCO=1:1〜1:1.5となるよ うに混合するものとする。OH基1当量に対しNCO基が1当量より少ないとイ ンクの転写を防止する効果が劣り、1.5当量よりも多い場合にはクラックが発 生するので好ましくない。シラン化合物又は/及びその(部分)加水分解物との 混合物(c)は、アクリル系共重合体樹脂(a)とイソシアネート化合物(b) に対し、(a)+(b):(c)=90:10〜60:40(固形分比)となる ように混合する。(a)+(b)の固形分比90に対し(c)が10より少ない とインクの転写を防止する効果が劣り、固形分比60に対し40より多い場合に はクラックが発生するので好ましくない。
【0008】 アクリル系共重合体樹脂(a)は、溶液重合により製造される。重合は、メチ ルメタクリレート10〜40重量%、ブチルメタクリレート40〜70重量%、 ヒドロキシアルキル(メタ)アクリレート15〜25重量%及びメタクリル酸1 〜10重量%を含有するアクリル系単量体混合物と重合溶媒、重合触媒を重合缶 に仕込み、窒素ガス気流中で撹拌しつつ、重合溶媒の沸点以下で加温して、必要 であれば反応中に更に重合触媒を添加し、反応させることにより行なわれる。該 アクリル系単量体混合物は、この他の共重合性アクリル単量体、例えばブチルア クリレート等を含んでもよい。
【0009】 アクリル系単量体混合物中のメチルメタクリレートが10重量%より少ない場 合及びブチルメタクリレートが70重量%より多い場合は、インクの転写を防止 する効果が劣るので好ましくなくまた、メチルメタクリレートが40重量%より 多い場合及びブチルメタクリレートが40重量%より少ない場合は、クラック、 シワが発生するので好ましくない。またヒドロキシアルキル(メタ)アクリレー トが15重量%より少ないと基材である軟質塩化ビニル系樹脂とブロッキングを 生じるため好ましくなく、多いとクラックやシワが発生するので好ましくない。 このヒドロキシアルキル(メタ)アクリレートとしては、ヒドロキシアルキル基 が2−ヒドロキシエチル基、2−ヒドロキシプロピル基、2−ヒドロキシブチル 基、6−ヒドロキシヘキシル基等であるアクリレート類またはメタクリレート類 が使用される。
【0010】 本考案に用いられるアクリル系共重合体樹脂(a)の分子量としては、50, 000〜150,000の範囲が好ましく、更に80,000〜130,000 の範囲がより好ましい。分子量50,000以下では(B)層の強度が劣り、1 50,000以上では(B)層形成時の塗布作業性が劣る。 溶液重合に用いる重合溶媒としては、ケトン系、エステル系、芳香族系、アル コール系溶媒から選ばれる1種又は2種以上の組み合せを用いることができる。
【0011】 重合触媒としては、アゾビスイソブチロニトリル等のアゾ化合物、ベンゾイル パーオキサイド等の過酸化物等、通常用いられるラジカル重合触媒を用いること ができる。 次にイソシアネート化合物(b)としては、分子内にイソシアネート基を1個 以上有する脂肪族、芳香族又は脂環族化合物が使用され、一般に市販されている 黄変タイプ又は無黄変タイプのイソシアネートであれば、いずれも使用できる。 具体的には例えば、トリレンジイソシアネート(TDI)、ヘキサメチレンジ イソシアネート(HMDI)、イソホロンジイソシアネート(IPDI)、ある いはこれらイソシアネートを水、トリメチロールプロパンのアダクト体としたポ リイソシアネート化合物等を用いることが出来る。
【0012】 (B)層の形成に用いる、珪素原子に直結する加水分解性基を有するシラン化 合物としては例えば、アミノメチルトリエトキシシラン、N−β−アミノエチル アミノメチルトリメトキシシラン、γ−アミノプロピルトリメトキシシラン、N −(トリメトキシシリルプロピル)−エチレンジアミン、N−(ジメトキシメチ ルシリルプロピル)−エチレンジアミン等のアミノアルキルアルコキシシラン; γ−グリシドキシプロピルトリメトキシシラン、γ−グリシドキシプロピルメチ ルジメトキシシラン、β−(3,4−エポキシシクロヘキシル)エチルトリメト キシシラン、β−(3,4−エポキシシクロヘキシル)エチルメチルジメトキシ シラン等のエポキシアルキルアルコキシシラン;γ−メルカプトプロピルトリメ トキシシラン、γ−メルカプトプロピルメチルジメトキシシラン等のメルカプト アルキルアルコキシシラン;テトラメトキシシラン、テトラエトキシシラン、テ トラブトキシシラン、トリメトキシネオペントキシシラン、ジメトキシジネオペ ントキシシラン等のテトラアルコキシシラン;メチルトリメトキシシラン、メチ ルトリエトキシシラン、エチルトリメトキシシラン、エチルトリエトキシシラン 等のアルキルトリアルコキシシラン;ジメチルジメトキシシラン、ジメチルジエ トキシシラン等のジアルキルジアルコキシシラン;γ−クロロプロピルトリメト キシシラン、3,3,3−トリクロロプロピルトリメトキシシラン等のハロゲン 化アルキルアルコキシシラン;メチルトリアセトキシシラン、ジメチルジアセト キシシラン等のアルキルアシロキシシラン;トリメトキシシラン、トリエトキシ シラン等のヒドロシラン化合物;ビニルトリメトキシシラン、ビニルエトキシシ ラン、ビニルトリス(β−メトキシエトキシ)シラン、アリルトリエトキシシラ ン、γ−(メタ)アクリロキシプロピルトリメトキシシラン、γ−(メタ)アク リロキシプロピルトリエトキシシラン、γ−(メタ)アクリロキシプロピルメチ ルジメトキシシラン等の不飽和基含有シラン化合物が挙げられる。これらシラン 化合物の(部分)加水分解物は、これらシラン化合物を例えば酸ないしアルカリ 触媒の存在下、アルコール併用系にて水を添加し加水分解することによって得ら れる重合体であって、加水分解性基を有するシラン化合物に対して当量以上の水 を添加すると完全に加水分解したアルコール性のシリカゲルないしシリカゾル、 シロキサン系複合物が得られ、当量に満たない水を添加した場合にはその比率に 応じた部分加水分解物である重合体が調製される。本考案では、この部分加水分 解物中に、完全に加水分解したシリカゾルが一部含まれていてもかまわない。こ れら珪素原子に直結する加水分解性基を有するシラン化合物又は/及びその(部 分)加水分解物の中で、特に、テトラアルコキシシランの単量体もしくはその部 分加水分解物である重合体を用いるのが好ましい。又、上記シラン化合物は、二 種以上を併用しても差支えない。
【0013】 (B)層の厚味としては、0.5〜15μmが良く、更に好ましくは3〜10 μmで、これよりも薄いとコピー紙等のインクの転写を防止する効果が劣り、厚 い場合にはこの層にクラックやシワが発生するので好ましくない。
【0014】
本考案のデスクマットは、コピー等の印刷物に長時間接していても、インクが 付着、あるいは印刷物が密着することがなく、また、特定組成より成るアクリル 系共重合体樹脂を用いるため、折り曲げ等によるクラック、シワの発生もなく好 ましいものである。
【図1】図1は本考案のデスクマットの1例を示す縦断
面概念図である。
面概念図である。
(A) 透明又は半透明の軟質塩化ビニル系樹脂シー
ト層 (B) 保護層
ト層 (B) 保護層
Claims (1)
- 【請求項1】 透明または半透明の軟質塩化ビニル系樹
脂シート層(A)の少なくとも片面に、メチルメタクリ
レート10〜40重量%、ブチルメタクリレート40〜
70重量%、ヒドロキシアルキル(メタ)アクリレート
15〜25重量%及びメタクリル酸1〜10重量%を含
有するアクリル系単量体混合物を重合させて得られるア
クリル系共重合体樹脂(a)、イソシアネート化合物
(b)および珪素原子に直結する加水分解性基を有する
シラン化合物又は/及びその(部分)加水分解物(c)
からなり、(a)、(b)及び(c)の固形分比が
(a)+(b):(c)=90:10〜60:40で且
つ、(a)の有するOH基と(b)の有するNCO基の
当量比がOH:NCO=1:1〜1:1.5である混合
物に由来する保護層(B)を形成してなるデスクマッ
ト。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP4694793U JPH0717543U (ja) | 1993-08-30 | 1993-08-30 | デスクマット |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP4694793U JPH0717543U (ja) | 1993-08-30 | 1993-08-30 | デスクマット |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH0717543U true JPH0717543U (ja) | 1995-03-28 |
Family
ID=12761498
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP4694793U Pending JPH0717543U (ja) | 1993-08-30 | 1993-08-30 | デスクマット |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH0717543U (ja) |
-
1993
- 1993-08-30 JP JP4694793U patent/JPH0717543U/ja active Pending
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