JPH07175132A - レンズシートの製造方法 - Google Patents

レンズシートの製造方法

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JPH07175132A
JPH07175132A JP5320514A JP32051493A JPH07175132A JP H07175132 A JPH07175132 A JP H07175132A JP 5320514 A JP5320514 A JP 5320514A JP 32051493 A JP32051493 A JP 32051493A JP H07175132 A JPH07175132 A JP H07175132A
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JP
Japan
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lens
sheet
active energy
meth
energy ray
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Application number
JP5320514A
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English (en)
Inventor
Masao Hamada
雅郎 濱田
Akira Motonaga
彰 元永
Toshiyuki Kamata
敏幸 鎌田
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Mitsubishi Rayon Co Ltd
Original Assignee
Mitsubishi Rayon Co Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 レンズ型のレンズパターンが正確に転写さ
れ、均一な厚さのレンズ層が形成されており、レンズの
軸ずれや、気泡によるレンズ欠陥のないレンズシートを
生産性よく製造する。 【構成】 シート状透明基材の少なくとも片面に熱可塑
性ポリマー、分子内に一つ以上の不飽和二重結合を有す
るモノマーおよび光重合開始剤を含有する活性エネルギ
ー線硬化型樹脂層を半固定化して形成した成形用シート
を、レンズパターンが形成されたレンズ型に重ね合わ
せ、減圧状態として、活性エネルギー線硬化型樹脂層が
レンズ型のレンズパターンに沿って変形した状態で、活
性エネルギー線を照射して活性エネルギー線硬化型樹脂
層を、レンズ形状に硬化賦型してレンズシートを製造す
る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、プロジェクションテレ
ビやマイクロフィルムリーダー等の画面として用いられ
る投写スクリーンに使用されるレンズシートの製造方法
に関するものである。
【0002】
【従来の技術】プロジェクションテレビやマイクロフィ
ルムリーダー等の投写スクリーンにおいては、良好な画
像を得るために、レンチキュラーレンズやフレネルレン
ズを形成したレンズシートが使用されている。従来、こ
のようなレンズシートは、アクリル樹脂、ポリカーボネ
ート樹脂、塩化ビニル樹脂、スチレン樹脂等の透明樹脂
材料を用いて、これらの樹脂を射出成型する方法、樹脂
板とレンズ型とを当接させ、これを加熱加圧することに
よりレンズ型のレンズパターンを転写する押圧成型法等
が知られている。
【0003】しかしながら、射出成型法においては大き
なサイズのレンズシートの成型は難しく、比較的小さな
サイズのレンズシートの成型にしか使用できない。ま
た、押圧成型法では樹脂板およびレンズ型の加熱冷却サ
イクルに長時間を要するため、レンズシートの大量生産
を行うためには多数のレンズ型が必要となり、大型のレ
レンズシートを製造するためには生産装置に莫大な費用
がかかる。
【0004】これに対して、活性エネルギー線硬化型樹
脂をレンズ型内に注入した後、活性エネルギー線を照射
して該樹脂を硬化させる方法等が提案されているが、活
性エネルギー線硬化型樹脂を用いる方法は、成型時間を
短縮でき生産性が向上できるものの、レンズ型内へ樹脂
液を注入する際に泡等の巻き込み等の問題点を有してお
り、これを解決するためには、別途脱泡処理を行った
り、ゆっくりと注入する等の方法を採用する必要があ
り、大量生産には未だ十分なものではなかった。特に、
レンズ型のパターン形状によっては、その溝部に気泡が
閉じこめられるために、気泡が発生し易く、一旦発生し
た気泡は容易に除去することができず、気泡によるレン
ズ欠陥をまねくという問題点を有していた。
【0005】このような気泡の発生を防止する方法とし
て特開平1−192529号公報に記載されているよう
に、紫外線硬化型樹脂をレンズ型に樹脂溜まりを形成す
るように供給した後、樹脂溜まりにベースフィルムを載
せてそのベースフィルムを介して加圧ロールで樹脂をレ
ンズ型上に均しながらベースフィルムを積層し、紫外線
を照射して硬化させ脱型する方法が提案されている。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、このよ
うな方法では、加圧ロールとレンズ型との距離を常に一
定に保持しながらベースフィルムを積層することが必要
であり、均一な厚さのレンズシートを得ることは困難で
あり、レンズシートに厚さ斑を生じ、画像の歪み等のレ
ンズ品質低下の原因となる等の問題点を有している。ま
た、液体状のモノマー組成物を直接重合して硬化・賦型
させるために、硬化時のモノマーの重合収縮が大きいた
めに、レンズ形状が精度よく転写されず、設計通りのレ
ンズが得られなかったり、レンズに歪が生じたり、レン
ズ部とシート状透明基材との間に微小な隙間が生じて剥
離しやすくなったりする等の問題点を有していた。
【0007】特に、両面レンチキュラーレンズシートに
おいては、レンズの厚さ斑や軸のずれがスクリーン特性
に悪影響を及ぼすために、良好なスクリーン特性を得る
ためには、レンズの厚さ制御や位置合わせを正確に行う
ことが必要となる。また、画像の高精細度化への要求が
高まってきており、レンチキュラーレンズのファインピ
ッチ化が求められてきており、両面レンチキュラーレン
ズシートのファインピッチ化によって、レンズの厚さ斑
や軸のずれという問題はより重要となってきている。そ
こで、本発明の目的は、レンズ型のレンズパターンを正
確に転写でき、レンズの厚さ斑、軸ずれ、レンズ欠陥の
ない優れた光学特性を有するレンズシートの製造方法を
提供することにある。
【0008】
【課題を解決するための手段】本発明者等は、上記従来
技術の有する問題点を鑑み、レンズレンズシートの製造
方法について鋭意検討を行った結果、本発明に到達した
ものである。すなわち、本発明のレンズシートの製造方
法は、シート状透明基材の少なくとも片面に熱可塑性ポ
リマー、分子内に一つ以上の不飽和二重結合を有するモ
ノマーおよび光重合開始剤を含有する半固定化された活
性エネルギー線硬化型樹脂層が形成された成形用シート
をレンズパターンが形成されたレンズ型に重ね合わせ、
減圧状態として、活性エネルギー線硬化型樹脂層がレン
ズ型のレンズパターンに沿って変形した状態で、活性エ
ネルギー線を照射して活性エネルギー線硬化型樹脂層を
硬化賦型することを特徴とするものである。
【0009】本発明のレンズシートは、シート状透明基
材の少なくとも片面に半固定化された活性エネルギー線
硬化型樹脂層が形成された成形用シートから製造され
る。シート状透明基材としては、その材料については特
に限定されるものではないが、着色や濁り等によって著
しく光線透過率が低下するものは好ましくない。使用で
きる材料としては、ポリメチルメタクリレート、ポリカ
ーボネート、ポリエステル等の重合体あるいはこれらの
共重合体やポリマーアロイ等のプラスチックシートが挙
げられる。シート状透明基材の厚さは、活性エネルギー
線の透過性や取扱い性等の観点から3mm以下であるこ
とが好ましく、多重像や虹色の色斑等の光学特性を考慮
すると1mm以下であることが好ましい。
【0010】本発明において、シート状透明基材には、
レンズ部との密着性を向上させる目的で、その両表面
に、アンカーコート処理、コロナ放電処理、プラズマ処
理、紫外線照射処理、サンディング処理、接着剤やプラ
イマーの塗布等の表面処理を施すことができる。このよ
うなシート状透明基材の表面に、活性エネルギー線硬化
型樹脂を塗布して活性エネルギー線硬化型樹脂層を形成
することによって、成形用シートが得られる。図1は、
本発明で使用される成形用シートの製造工程を示した概
略図である。シート状透明基材1の片面に、塗布装置2
を用いて活性エネルギー線硬化型樹脂3が塗布され、乾
燥装置4によって乾燥され半固定化された活性エネルギ
ー線硬化型樹脂層3が形成され、成形用シート5が得ら
れる。得られた成形用シート4には、活性エネルギー線
硬化型樹脂層3の付着を防止する目的で、離型性を有す
る保護シート6を活性エネルギー線硬化型樹脂層3上に
積層しておくことが好ましい。
【0011】シート状透明基材1への活性エネルギー線
硬化型樹脂3の塗布にあたっては、作業性を向上し、活
性エネルギー線硬化型樹脂3に適度の粘性を付与するた
めに、酢酸ブチルエステル、酢酸エチルエステル、メチ
ルエチルケトン、アセトン、トルエン、キシレン、メタ
ノール、エタノール、イソプロピリアルコール、n−ブ
チルアルコール等の溶剤に活性エネルギー線硬化型樹脂
3を溶解させて均一な溶液とし、ロールコーター、カー
テンコーター、フローコーター、リップコーター、ドク
ターブレード型コーター等を用いて、シート状透明基材
1上に流延した後、乾燥して残溶剤分が5%以上となる
程度に溶剤を蒸発除去する溶液流延法が簡便で好まし
い。また、均一に混合された活性エネルギー線硬化型樹
脂3を加熱して、粘度を低下させた状態でシート状透明
基材1上に塗布し、冷却固化させてもよい。さらに、均
一に混合した活性エネルギー線硬化型樹脂3を押出機を
用いてシート状に押出し、押出した直後にニップローラ
ー等を用いてシート状透明基材1に圧着し、冷却固化さ
せることもできる。このようにしてシート状透明基材1
の表面に形成された活性エネルギー線硬化型樹脂層3の
厚さは、形成するレンズの形状やピッチ等によって適宜
設定されるが、一般的には、100〜500μm程度の
厚さとなるように形成すればよい。
【0012】シート状透明基材1上に形成される活性エ
ネルギー線硬化型樹脂3としては、熱可塑性ポリマー、
分子内に一つ以上の不飽和二重結合を有するモノマーお
よび光重合開始剤を含有した樹脂組成物を使用すること
が好ましい。活性エネルギー線硬化型樹脂3として熱可
塑性ポリマーを含有させることにより、室温での流動性
がなくシート状透明基材1上に安定して保持させること
ができ、作業の自由度が高く、取扱い性に優れ、臭気や
刺激性の低いものであり、歪や欠陥がなく、均一な厚さ
で、高い精度のレンズ形状が得られ、光学特性に優れた
レンズシートを得ることができるものである。
【0013】このような熱可塑性ポリマーとしては、化
学構造的に線状の構造を有するものであれば、特に限定
されるものではないが、例えば、メチルメタクリレー
ト、エチルメタクリレート、プロピルメタクリレート、
n−ブチルメタクリレート、i−ブチルメタクリレー
ト、ビニルアセテート、スチレン、エチレン、プロピレ
ン等の単独重合体あるいは共重合体等が挙げられ、これ
らを単独あるいは2種以上を組み合わせて使用すること
ができる。また、耐光性の観点からは、熱可塑性ポリマ
ーとしては分子内に芳香族環を含まないものが好まし
い。
【0014】これら熱可塑性ポリマーは、活性エネルギ
ー線硬化型樹脂100重量部に対して20〜80重量部
の範囲で使用することが好ましく、さらに好ましくは5
0〜80重量部の範囲である。これは、熱可塑性ポリマ
ーが80重量部を超えると、活性エネルギー線硬化型樹
脂3の粘度が高くなり、シート状透明基材1への活性エ
ネルギー線硬化型樹脂層3の形成が困難となるととも
に、レンズ形状の成形性が低下する傾向にあるためであ
る。また、熱可塑性ポリマーが20重量部未満では、硬
化成形時の重合収縮が大きくなり、レンズの軸ずれや厚
さ斑が発生しやすくなる傾向にあるとともに、シート状
透明基材1上に活性エネルギー線硬化型樹脂層3を安定
して保持できなくなる傾向にあるためである。また、分
子内に一つ以上の不飽和二重結合を有する化合物とは、
分子内に少なくとも一つの(メタ)アクリロイル基を有
する化合物であり、活性エネルギー線硬化型樹脂3に相
溶性、成型性、硬化性および架橋性等を付与するもので
あり、反応性の観点からは(メタ)アクリロイル基を含
有するものが好ましい。
【0015】分子内に一つ以上の不飽和二重結合を有す
る化合物としては、例えば、(メタ)アクリル酸メチ
ル、(メタ)アクリル酸エチル、(メタ)アクリル酸プ
ロピル、(メタ)アクリル酸n−ブチル、(メタ)アク
リル酸i−ブチル、(メタ)アクリル酸t−ブチル、
(メタ)アクリル酸ペンチル、(メタ)アクリル酸2−
エチルヘキシル、(メタ)アクリル酸n−ヘキシル、
(メタ)アクリル酸ラウリル、(メタ)アクリル酸ステ
アリル、(メタ)アクリル酸ブトキシエチル、(メタ)
アクリル酸アリル、(メタ)アクリル酸メタリル、(メ
タ)アクリル酸クリシジル、(メタ)アクリル酸テトラ
ヒドロフルフリル、(メタ)アクリル酸シクロヘキシ
ル、(メタ)アクリル酸ノルボルニル、(メタ)アクリ
ル酸イソボルニル、(メタ)アクリル酸アダマンチル、
(メタ)アクリル酸ジシクロペンテニル、(メタ)アク
リル酸ジシクロペンタニル、(メタ)アクリル酸ベンジ
ル、(メタ)アクリル酸フェニル、(メタ)アクリル酸
フェノキシエチル、3−フェノキシ−2−ヒドロキシプ
ロピル(メタ)アクリレート、(メタ)アクリル酸N,
N−ジエチルアミノエチル、(メタ)アクリル酸ポリエ
チレングリコールモノアルキルエーテル、(メタ)アク
リル酸ポリプロピレングリコールモノアルキルエーテ
ル、(メタ)アクリル酸2−ヒドロキシエチル、(メ
タ)アクリル酸2−ヒドロキシプロピル、(メタ)アク
リル酸2−ヒドロキシブチル、(メタ)アクリル酸フォ
スフォエチル等のモノ(メタ)アクリレート化合物;。
【0016】ポリエチレングリコールジ(メタ)アクリ
レート、ジエチレングリコールジ(メタ)アクリレー
ト、トリエチレングリコールジ(メタ)アクリレート、
テトラエチレングリコールジ(メタ)アクリレート、ノ
ナエチレングリコールジ(メタ)アクリレート等のポリ
エチレングリコールのジ(メタ)アクリレート;プロピ
レングリコールジ(メタ)アクリレート、ジプロピレン
グリコールジ(メタ)アクリレート、トリプロピレング
リコールジ(メタ)アクリレート、テトラプロピレング
リコールジ(メタ)アクリレート、ノナプロピレングリ
コールジ(メタ)アクリレート等のポリプロピレングリ
コールのジ(メタ)アクリレート;、1,3−ブチレン
グリコールジ(メタ)アクリレート、1,4−ブチレン
グリコールジ(メタ)アクリレート、1,6−ヘキサメ
チレングリコールジ(メタ)アクリレート、1,9−ナ
ノメチレングリコールジ(メタ)アクリレート、1,1
4−テトラデカメチレングリコールジ(メタ)アクリレ
ート、ネオペンチルグリコールジ(メタ)アクリレー
ト、ヒドロキシピバリン酸ネオペンチルグリコールジ
(メタ)アクリレート、ヒドロキシピバリン酸ネオペン
チルフリコールのカプロラクトン付加物のジ(メタ)ア
クリレート。
【0017】ネオペンチルグリコールアジペートジ(メ
タ)アクリレート、ジシクロペンタニルジ(メタ)アク
リレート、トリメチロールプロパントリ(メタ)アクリ
レート、ジトリメチロールプロパンテトラ(メタ)アク
リレート、ペンタエリスリトールトリ(メタ)アクリレ
ート、ペンタエリスリトールテトラ(メタ)アクリレー
ト、ジペンタエリスリトールペンタ(メタ)アクリレー
ト、ジペンタエリスリトールヘキサ(メタ)アクリレー
ト、ジ(メタ)アクリロイルオキシエチルイソシアヌレ
ート、トリス(メタ)アクリロイルオキシエチルイソシ
アヌレート、2,2−ビス(4−(メタ)アクリロイル
オキシフェニル)−プロパン、2,2−ビス(4−(メ
タ)アクリロリルオキシエトキシフェニル)−プロパ
ン、2,2−ビス(4−(メタ)アクリロイルオキシジ
エトキシフェニル)−プロパン、2,2−ビス(4−
(メタ)アクリロイルオキシペンタエトキシフェニル)
−プロパン、2,2−ビス(4−(メタ)アクリロイル
オキシエトキシ−3,5−ジブロモフェニル)−プロパ
ン、2,2−ビス(4−(メタ)アクリロイルジエトキ
シ−3,5−ジボロモフェニル)−プロパン、2,2−
ビス(4−(メタ)アクリロイルペンタエトキシ−3,
5−ジブロモフェニル)−プロパン。
【0018】2,2−ビス(4−(メタ)アクリロイル
オキシエトキシ−3,5−ジメチルフェニル)−プロパ
ン、2,2−ビス(4−(メタ)アクリロイルオキシエ
トキシ−3,5−フェニルフェニル)−プロパン、ビス
(4−(メタ)アクリロイルオキシフェニル)−スルフ
ォン、ビス(4−(メタ)アクリロリルオキシエトキシ
フェニル)−スルフォン、ビス(4−(メタ)アクリロ
イルオキシジエトキシフェニル)−スルフォン、ビス
(4−(メタ)アクリロイルオキシペンタエトキシフェ
ニル)−スルフォン、ビス(4−(メタ)アクリロイル
オキシエトキシ−3−フェニルフェニル)−スルフォ
ン、ビス(4−(メタ)アクリロイルオキシエトキシ−
3,5−ジメチルフェニル)−スルフォン、ビス(4−
(メタ)アクリロイルオキシエトキシ−3,5−ジブロ
モフェニル)−スルフォン、ビス(4−(メタ)アクリ
ロイルオキシフェニル)−スルフィド、ビス(4−(メ
タ)アクリロリルオキシエトキシフェニル)−スルフィ
ド、ビス(4−(メタ)アクリロイルオキシエトキシ−
3−フェニルフェニル)−スルフィド、ビス(4−(メ
タ)アクリロイルオキシエトキシ−3,5−ジメチルフ
ェニル)−スルフィド、ビス(4−(メタ)アクリロイ
ルオキシエトキシ−3,5−ジブロモフェニル)−スル
フィド、ジ((メタ)アクリロイルオキシエトキシ)フ
ォスフェート、トリ((メタ)アクリロイルオキシエト
キシ)フォスフェート等の多官能(メタ)アクリレート
化合物等を挙げることができる。
【0019】その他、分子内に少なくとも一つ以上の
(メタ)アクリロイル基を有するウレタン(メタ)アク
リレート、エポキシ(メタ)アクリレート等のオリゴマ
ーを使用することもできる。また、スチレン、ジビニル
ベンゼン等のビニル化合物、ジエチレングリコールビス
アリルカーボネート、ジアリルフタレート等のアリル化
合物等を使用することもできる。これら、モノマーまた
はオリゴマーは、単独あるいは2種以上を併用して使用
することができる。
【0020】これら分子内に一つ以上の重合性不飽和二
重結合を有する化合物は、活性エネルギー線硬化型樹脂
100重量部に対して20〜80重量部の範囲で使用す
ることが好ましく、さらに好ましくは20〜50重量部
の範囲である。これは、分子内に一つ以上の重合性不飽
和二重結合を有する化合物20重量部未満では、活性エ
ネルギー線硬化型樹脂3の粘度が高くなり、シート状透
明基材1への活性エネルギー線硬化型樹脂層3の形成が
困難となるとともに、レンズ形状の成形性が低下する傾
向にあるためであり、逆に、80重量部を超えると硬化
成形時の重合収縮が大きくなり、高い精度でレンズ形状
を成形することができなくなるとともに、シート状透明
基材1上に活性エネルギー線硬化型樹脂層3を安定して
保持できなくなる傾向にあるためである。
【0021】さらに、光重合開始剤とは、紫外線、電子
線、放射線等の活性エネルギー線あるいは加熱等によっ
て活性ラジカルを発生する開始剤であって、例えば、2
−ヒドロキシ−2−メチル−1−フェニルプロパン−1
−オン、ヒドロキシシクロヘキシルフェニルケトン、メ
チルフェニルグリオキシレート、2,4,6−トリメチ
ルベンゾイルジフェニルフォスフィンオキサイド、ベン
ジルジメチルケタール等が挙げられる。また、硬化性を
向上させる目的で、アゾビスイソブチルニトリル、2,
2’−アゾビス(2,4−ジメチルバレロニトリル)、
ジイソプロピルパーオキシジカーボネート、t−ブチル
パーオキシイソブチレート等の熱重合開始剤を併用する
こともできる。
【0022】これら光重合開始剤は、熱可塑性ポリマー
および分子内に少なくとも一つの重合性不飽和二重結合
を有する化合物の合計量100重量部に対して0.00
5〜5重量部の範囲で使用することが好ましく、さらに
好ましくは0.01〜2重量部の範囲である。これは、
光重合開始剤が0.005重量部未満では、十分な硬化
が行われない傾向にあるためであり、逆に、5重量部を
超えると硬化物が黄変を起こしたり、耐熱性や耐擦傷性
等が低下する傾向にあるためである。
【0023】本発明において、活性エネルギー線硬化型
樹脂3には、上記の成分以外に、レンズ部の屈折率を調
整するために、スチレン、ビニルトルエン、クロルスチ
レン、ジクロルスチレン、ブロモスチレン、ジブロモス
チレン、ジビニルベンゼン、1−ビニルナフタレン、2
−ビニルナフタレン、N−ビニルピロリドン等のビニル
化合物、フェニル(メタ)アクリレート、ベンジル(メ
タ)アクリレート、ビフェニル(メタ)アクリレート等
の(メタ)アクリル酸エステル、ジアリルフタレート、
ジメタリルフタレート、ジアリルビフェニレート等のア
リル化合物、(メタ)アクリル酸とバリウム、鉛、アン
チモン、チタニウム、錫、亜鉛等の金属塩等を単独また
は2種以上を組み合わせて使用することができる。ま
た、必要に応じて可塑剤、界面活性剤、酸化防止剤、紫
外線吸収剤、黄変防止剤、ブルーイング剤、帯電防止
剤、滑剤、顔料、拡散剤等の添加剤を配合してもよい。
【0024】上記のような熱可塑性ポリマー、分子内に
一つ以上の不飽和二重結合を有する化合物およびラジカ
ル重合開始剤を含有する活性エネルギー線硬化型樹脂3
は、硬化時の重合収縮率が5%以下となるように調整す
ることが好ましい。これは、活性エネルギー線硬化型樹
脂3の重合収縮率が5%を超えると、レンチキュラーレ
ンズの軸ずれが発生しやすくなる傾向にあるためであ
る。次に、上記のような活性エネルギー線硬化型樹脂層
3をシート状透明基材1に形成した成形用シ−ト5を用
いて、レンズシートを製造する方法について説明する。
【0025】図2は、シート状透明基材1の片面に活性
エネルギー線硬化型樹脂層3を形成した成形用シート5
を、レンズパターンが形成されたレンズ型7上に載置す
る工程を示した断面図である。レンズ型7は、電気ヒー
ター、加熱媒体導管等の温度調節用加熱体9が埋め込ま
れた基板8の上に載置されている。成形用シート5のレ
ンズ型7上への載置は、温度調節用加熱体9によってレ
ンズ型7の表面を60℃以上となるように加熱して、成
形用シート5とレンズ型7との間に気泡が入り込まない
ようにレンズ型7の片側から、ローラー等を使用して成
形用シート5を徐々に重ね合わせることが好ましい。
【0026】本発明において使用するレンズ型7として
は、シリコン樹脂、ウレタン樹脂、エポキシ樹脂、AB
S樹脂、AS樹脂、アクリル樹脂、フッ素樹脂、ポリメ
チルペンテン樹脂等の合成樹脂やガラス、アルミニウ
ム、黄銅、銅等の金属、このような材料に各種金属粉を
混合したものや、メッキを施したもの等が使用できる。
次いで、基板8上のレンズ型7の周囲にOリング等のシ
ール材10を載置する。シール材10の上に透明蓋体1
1を重ね合わせ、基板8あるいは透明蓋体11に接続し
た減圧装置12を用いて成形用シート5およびレンズ型
7が設置された装置内部を減圧してシール材10と基板
8および透明蓋体11とを密着させる。この際、必要に
応じて、透明蓋体11の上からロール等を用いて圧力を
付与し、活性エネルギー線硬化型樹脂層3をレンズ型7
のレンズパターンに沿って十分に変形させてもよい。透
明蓋体11としては、活性エネルギー線を透過するアク
リル樹脂、ポリカーボネート樹脂、塩化ビニル樹脂、ポ
リメタクリルイミド樹脂等の合成樹脂板やガラス板等を
使用することができる。本発明において、成形用シート
3およびレンズ型7が設置された装置内部の減圧は、9
00mmHg以下、好ましくは800mmHg以下程度
まで行えばよい。
【0027】本発明においては、成形用シート5の活性
エネルギー線硬化型樹脂層3にレンズ型7のレンズパタ
ーンを転写する際に、成形用シート5およびレンズ型7
が設置された装置内部を減圧状態とすることによって、
活性エネルギー線硬化型樹脂層3をレンズ型7のレンズ
パターンに沿って十分に変形させることができ、レンズ
型7のレンズパターンを正確に活性エネルギー線硬化型
樹脂層3に転写することができるとともに、レンズ型7
と活性エネルギー線硬化型樹脂層3との間に残存する気
泡を完全に除去することができ、気泡によるレンズ欠陥
の発生を防止することができるものである。特に、本発
明においては、活性エネルギー線硬化型樹脂として熱可
塑性ポリマーを含有しているため、成形用シート5をレ
ンズ型7に積層する際に、レンズ型7と活性エネルギー
線硬化型樹脂層3との間に気泡が残存しやすいために、
成形用シート5およびレンズ型7が設置された装置内部
を減圧状態して残存気泡を完全に除去することが重要と
なってくる。
【0028】成形用シート5およびレンズ型7が設置さ
れた装置内部を減圧状態に保持し、活性エネルギ−線硬
化型樹脂層3がレンズ型7のレンズパタ−ンに沿って変
形した状態で、図3に示すように、透明蓋体11の上方
から活性エネルギ−線照射装置13を用いて活性エネル
ギ−線を照射して、活性エネルギ−線硬化型樹脂を硬化
賦型してレンズ部を形成する。本発明においては、活性
エネルギー線硬化型樹脂層3がレンズ型7のレンズパタ
ーンに沿って変形した状態で、活性エネルギー線硬化型
樹脂の硬化を行うことによって、レンズパタ−ンを正確
に転写したレンズを形成することができる。
【0029】使用される活性エネルギー線としては、電
子線、イオン線等の粒子線、X線、γ線、紫外線、可視
赤外線、可視光線等の電磁波線等が挙げられるが、硬化
速度や生産設備等の点から紫外線が好ましい。活性エネ
ルギー線照射装置13としては、紫外線を照射する場合
には、高圧水銀灯、ケミカルランプ、殺菌灯等の紫外線
ランプが使用できる。活性エネルギー線の照射量は、活
性エネルギー線硬化型樹脂が完全に硬化するに十分な量
であり、使用する活性エネルギー線硬化型樹脂の種類に
よって適宜決定される。活性エネルギー線の照射後、容
器内の圧力を常圧に戻し、透明蓋体11を取り外し硬化
賦型された成形用シート5を剥離することによって、レ
ンズシートを得ることができる。
【0030】図4は、シ−ト状透明基材1の両面にレン
ズが形成されたレンズシ−トの製造例を示したものであ
り、成形用シ−ト5としてシ−ト状透明基材1の両面に
活性エネルギ−線硬化型樹脂層3が形成されたものが使
用される。図中14は、アクリル系樹脂等の透明樹脂板
や透明ガラス板等からなる透明基板であり、この透明基
板14上に透明なレンズ型15が設置され、透明レンズ
型15を囲むように透明基板14の表面にOリング等の
シール材10が載置されている。この透明レンズ型15
上に両面に活性エネルギ−線硬化型樹脂層3が形成され
た成形用シート5を重ね合わせた後、成形用シート5の
上にレンズパターンが形成された不透明レンズ型16を
重ね合わせる。次いで、不透明レンズ型16の上に板状
体17を、シール材10と密着するように重ね合わせ、
減圧装置12を用いて成形用シート5およびレンズ型1
5、16が設置された装置内部を減圧にしつつ、板状体
17の上からプレス装置18等を用いて圧力を加え、成
形用シート5の活性エネルギー線硬化型樹脂層3をレン
ズ型15、16に形成されたレンズパターンに沿って変
形させる。この時に付与される圧力は、活性エネルギー
線硬化型樹脂層3がレンズパターンに沿って十分に変形
できる程度であればよく、最大でも1Kg/m2 程度で
あればよい。
【0031】圧力を付与して、活性エネルギー線硬化型
樹脂層3がレンズパターンに沿って変形した状態で、下
方に設置された活性エネルギー線照射装置13から透明
レンズ型15を通して、活性エネルギー線を照射して、
活性エネルギー線硬化型樹層3を硬化賦型する。不透明
レンズ型16に代えて透明レンズ型を使用する場合に
は、上下両方向から活性エネルギー線を照射することも
できる。本発明においては、活性エネルギー線硬化型樹
脂層3がレンズ型15、16に形成されたレンズパター
ンに沿って変形した状態で、活性エネルギー線を照射し
硬化を行うことによって、均一な厚さを有し、軸ずれの
ないレンズシートを形成することができる。
【0032】なお、活性エネルギー線硬化型樹脂層3と
して弾性変形を起こし難い樹脂組成物を使用する場合に
は、少なくとも一方のレンズ型を加熱して、それを成形
用シート5に重ね合わせ一旦賦型させることによって、
活性エネルギー線硬化型樹脂層3が賦型されたレンズパ
ターンを保持することができるため、プレス装置18か
ら透明基板14ごと取り出し、圧力を開放した状態で活
性エネルギー線を照射・硬化することもできる。
【0033】
【実施例】以下、本発明を実施例により具体的に説明す
る。 実施例1 トリメチロールプロパンアクリレート25重量%、テト
ラエチレングリコール20重量%、ブトキシエチルメタ
クリレート25重量%、ウレタンアクリレート30重量
%とからなるモノマー混合液に対して、光重合開始剤
(メルク社製Darocur1183)1.5重量%を
添加した混合液15重量部と、ポリエチルメタクリレー
ト25重量部と、酢酸エチルとメチルエチルケトンの
1:1の混合溶剤60重量部とを均一に混合した紫外線
硬化型樹脂19を、図5に示したように、厚さ0.5m
mのポリカーボネートシート20の片面にカーテンコー
ター21を用いて10m/分の速度で塗布し、溶剤を蒸
気加熱器22とファン23とを接続した乾燥部24で、
最高110℃で乾燥させ厚さ300μmの紫外線硬化型
樹脂層が形成された成形用シート25を得た。得られた
成形用シ−ト25は、その紫外線硬化型樹脂層上に厚さ
20μmのポリエチレンフィルム26を重ね合わせて巻
きとった。
【0034】一方、図6に示したように、ピッチ0.4
mm、焦点距離6mのフレネルレンズパタ−ンを形成し
た600mm×800mmの黄銅製のフレネルレンズ型
27を、裏面にプレ−トヒ−タ−29を固定し、直径5
mmの排気孔31を有する800mm×1000mm×
10mmのアルミニウム板28上に載置し、フレネルレ
ンズ型27を囲むようにアルミニウム板28の表面に厚
さ3mmのシ−ル材30(Schnee−Morehe
ad社製S−M)を設置した。
【0035】次いで、図7に示したように、プレ−トヒ
−タ−29によってフレネルレンズ型27の表面を70
℃に加熱し、ポリエチレンフィルム26を剥離した成形
用シート25を、フレネルレンズ型27上に重ね合わせ
た。さらに、成形用シ−ト25の上に800mm×10
00mm×10mmのアクリル樹脂板32を、シ−ル材
30と密着するように重ね合わせた後、シ−ル材内部を
真空ポンプ33を用いて750mmHgまで減圧した。
減圧状態を維持したまま、直径100mm、長さ800
mmのゴムロ−ルを用いて線圧0.1Kgとなるよう
に、アクリル樹脂板32上を数回通過させ、紫外線硬化
型樹脂層をフレネルレンズパタ−ンに沿って十分に変形
させた。次いで、アクリル樹脂板32の上方500mm
の位置に設置した照射強度80w/cmの8kwの紫外
線ランプを2本を有する紫外線照射装置を用いて、紫外
線の照射を行い紫外線硬化型樹脂の硬化を行った。その
後、減圧を解除して硬化賦型されたフレネルレンズシー
トを脱型した。得られたフレネルレンズシートは、フレ
ネルレンズ型27のフレネルレンズパターンが正確に転
写された均一な厚さのレンズ層が形成されており、気泡
によるレンズ欠陥もないものであった。
【0036】実施例2 トリメチロールプロパンアクリレート25重量%、テト
ラエチレングリコール20重量%、ブトキシエチルメタ
クリレート25重量%、ウレタンアクリレート30重量
%とからなるモノマー混合液に対して、光重合開始剤
(メルク社製Darocur1183)1.5重量%を
添加した混合液15重量部と、ポリエチルメタクリレー
ト25重量部と、酢酸エチルとメチルエチルケトンの
1:1の混合溶剤60重量部とを均一に混合した紫外線
硬化型樹脂を、厚さ0.25mmのポリカーボネートシ
ートの両面にカーテンコーターを用いて10m/分の速
度で塗布し、蒸気加熱器とファンを接続した乾燥部で、
最大温度110℃で残溶剤分が5重量%以下となるよう
に乾燥して、厚さ300μmの紫外線硬化型樹脂層が両
面に形成された成形用シート34を得た。得られた成形
用シート34の紫外線硬化型樹脂層上には、厚さ20μ
mのポリエチレンフィルムを積層した。
【0037】一方、図8に示したように、ピッチ0.2
mmのレンチキュラーレンズパターンを形成した900
mm×900mmのポリメチルメタクリレート製透明レ
ンズ型35を、直径5mmの排気孔を有する1300m
m×1000mm×15mmの強化ガラス板36上に載
置し、透明レンズ型35を囲むように強化ガラス板36
の表面に厚さ3mmのシ−ル材37(Schnee−M
orehead社製S−M)を設置した。次いで、ポリ
エチレンフィルムを剥離した成形用シート34を透明レ
ンズ型35上に重ね合わせた。さらに、70℃に加熱し
たピッチ0.2mmのレンチキュラーレンズパターンを
形成した900mm×900mmの黄銅製レンズ型38
を成形用シート35上に重ね合わせた後、1200mm
×1000mm×15mmの強鉄板39をシ−ル材37
と密着するように重ね合わせ、シ−ル材内部を真空ポン
プ40を用いて750mmHgまで減圧した。減圧状態
を維持したまま、1500mm×1000mmの面板の
プレス装置41に挟み30tの圧力を加え、成形用シー
ト35の紫外線硬化型樹脂層がレンズ型35、38のレ
ンチキュラーレンズパターンに沿って変形した状態で、
照射強度80w/cmの8kwの紫外線ランプを2本設
置した紫外線照射装置42を用いて、強化ガラス板36
の下面から紫外線の照射を行い紫外線硬化型樹脂層の硬
化を行った。その後、減圧を解除してポリカ−ボネ−ト
シ−トの両面にレンチキュラーレンズが形成された両面
レンチキュラーレンズシートを脱型した。得られた両面
レンチキュラーレンズシートは、レンズ型のレンチキュ
ラーレンズパターンが正確に転写された均一な厚さのレ
ンズ層が形成されており、レンチキュラーレンズの軸ず
れや、気泡によるレンズ欠陥もないものであった。
【0038】
【発明の効果】本発明は、レンズ型のレンズパターンが
正確に転写され、均一な厚さのレンズ層が形成されてお
り、レンズの軸ずれや、気泡によるレンズ欠陥のないレ
ンズシートを製造できるものである。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の成形用シートの製造工程を示す概略図
である。
【図2】本発明のレンズシートの重ね合わせ工程を示す
概略断面図である。
【図3】本発明のレンズシートの硬化工程を示す概略断
面図である。
【図4】本発明のレンズシートの他の製造工程を示す概
略断面図である。
【図5】実施例の成形用シートの製造工程を示す概略図
である。
【図6】実施例のフレネルレンズシートの製造装置を示
す概略図である。
【図7】実施例のフレネルレンズシートの製造工程を示
す概略図である。
【図8】実施例の両面レンチキュラーレンズシートの製
造工程を示す概略断面図である。
【符号の説明】
1,20 ・・・ シート状
透明基材 3,19 ・・・ 活性エネ
ルギー線硬化型樹脂 5,25,34 ・・・ 成形用シ
ート 7,15,17,27,35,38 ・・・ レンズ型 10,30,37 ・・・ シール材 12,33,40 ・・・ 減圧装置 13,42 ・・・ 活性エネ
ルギー線照射装置

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 シート状透明基材の少なくとも片面に熱
    可塑性ポリマー、分子内に一つ以上の不飽和二重結合を
    有するモノマーおよび光重合開始剤を含有する半固定化
    された活性エネルギー線硬化型樹脂層が形成された成形
    用シートをレンズパターンが形成されたレンズ型に重ね
    合わせ、減圧状態として、活性エネルギー線硬化型樹脂
    層がレンズ型のレンズパターンに沿って変形した状態
    で、活性エネルギー線を照射して活性エネルギー線硬化
    型樹脂層を硬化賦型することを特徴とするレンズシート
    の製造方法。
JP5320514A 1993-12-20 1993-12-20 レンズシートの製造方法 Pending JPH07175132A (ja)

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