JPH07174934A - プリズム結合装置及びその製造方法 - Google Patents

プリズム結合装置及びその製造方法

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JPH07174934A
JPH07174934A JP32150993A JP32150993A JPH07174934A JP H07174934 A JPH07174934 A JP H07174934A JP 32150993 A JP32150993 A JP 32150993A JP 32150993 A JP32150993 A JP 32150993A JP H07174934 A JPH07174934 A JP H07174934A
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JP
Japan
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prism
optical waveguide
layer
refractive index
waveguide layer
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JP32150993A
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Hiroshi Koizumi
小泉  博
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Ricoh Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 セメント層の膜厚の違いに起因する各プリズ
ム結合装置間での光の結合効率の違いをなくしつつ、プ
リズムに関する加工等の工程を削減して量産性を向上さ
せること。 【構成】 基板7上に形成された光導波路層9と、この
光導波路層9表面上に形成されて前記光導波路層9の屈
折率n2 より低い屈折率n3 を有するギャップ調整層1
0と、前記光導波路層9の屈折率n2 より高い屈折率n
4 を有する樹脂又はガラスにより前記ギャップ調整層1
0表面に一体で形成された誘電体プリズム11とにより
構成した。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、光集積回路、光セン
サ、光デバイス等においてプリズムカップリングに用い
られるプリズム結合装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、プリズムに入射した光を光導波路
層に導く手法として、光導波路層表面にプリズムを直接
圧着させるようにしたものがある。この手法によれば、
容易に接着できるとともに、高い結合効率を簡単に得る
ことができる。
【0003】しかし、プリズムを直接接着させてなるデ
バイスの場合、機械的振動や衝撃等の影響を受けやす
い。この結果、結合効率が変化してしまう欠点がある。
【0004】このような欠点を解決するため、図6に示
すように、プリズムと光導波路層との間隔を一定に保つ
ようにしたものがある。図6において、まず、基板1上
に高屈折率の光導波路層2が形成され、この光導波路層
2表面に光導波路層2よりも低い屈折率のギャップ調整
層3が形成されている。そして、このギャップ調整層3
の表面の一部には、接着剤としての高屈折率のセメント
層4を介して屈折率の高いプリズム5が形成されてい
る。このような構成において、入射光6は各層の屈折率
と膜厚とで決定される最適入射角θ(各層の形成方向と
直交する方向とのなす角度)でセメント層4の端部付近
に入射するように設定される。
【0005】このような構成によれば、低めの屈折率の
ギャップ調整層3を有することにより、振動等の影響を
受けにくいものとなるため、光導波路層2とプリズム4
との間の間隔を常に一定に保つことができるものとな
り、光の結合効率を一定に保つことができる。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】ところが、図6に示し
たような従来例のように、接着剤としての高屈折率のセ
メント層4を介してプリズム5を形成する手法では、セ
メント層4の厚さによって光の結合効率が変化してしま
う。よって、個々のプリズム結合装置で光の結合効率が
異ならないようにするためにはセメント層4を全てのプ
リズム結合装置についてその厚さを同じにする必要があ
る。しかし、このためにはプリズム5をギャップ調整層
3表面に接着するための正確な位置調整を行なう必要が
あり、多大な時間がかかってしまうものである。
【0007】加えて、高屈折率のプリズム5にはプリズ
ム作製時の研磨、切断等による微小なかけら、或いは、
その他の微小な異物が付着しているので、これらの微小
物は入射する光を遮り、又は、セメント層4の厚さを変
化させ、光の結合効率を低下させてしまう一因となる。
このため、プリズム5を異物が再付着したり、プリズム
面が傷ついたりしないように、注意深く洗浄する必要が
あり、多大な時間と労力を要するものとなる。
【0008】このような点により、前述したような従来
方式では、大量生産しようとする場合、生産効率が悪く
てコスト高となってしまうものである。
【0009】
【課題を解決するための手段】請求項1記載の発明で
は、基板上に形成された光導波路層と、この光導波路層
表面上に形成されて前記光導波路層の屈折率より低い屈
折率を有するギャップ調整層と、前記光導波路層の屈折
率より高い屈折率を有する樹脂又はガラスにより前記ギ
ャップ調整層表面に一体で形成された誘電体プリズムと
により構成した。
【0010】請求項2記載の発明では、請求項1記載の
発明の構成において、誘電体プリズムの入射面を、入射
光に対して集光又は整形作用を持つ曲面形状に形成し
た。
【0011】請求項3記載の発明では、請求項1記載の
発明の構成において、誘電体プリプムの少なくとも1面
を曲面形状に形成し、この曲面表面に反射膜を形成し
た。
【0012】請求項4記載の発明では、請求項1記載の
発明の構成に加え、誘電体プリズムと同一材質よりなり
前記誘電体プリズム形成時に基板全面に同時に形成され
る封止層を設けた。
【0013】請求項5記載の発明では、このようなプリ
ズム結合装置の製造方法に関し、基板上に光導波路層と
この光導波路層よりも屈折率の低いギャップ調整層とを
順次積層形成した後、前記光導波路層よりも屈折率の高
い溶融させた樹脂又はガラスから入射面又は反射面が光
学的平面又は曲面を形成するようにした誘電体プリズム
を前記基板上に一体で成型するようにした。
【0014】請求項6記載の発明では、このようなプリ
ズム結合装置の製造方法に関し、基板上に光導波路層と
この光導波路層よりも屈折率の低いギャップ調整層とを
順次積層形成した後、プリズム形状に加工されて前記光
導波路層よりも屈折率の高い溶融させた樹脂又はガラス
による誘電体プリズムを前記基板上に融着させ、この誘
電体プリズムの入射面又は反射面に光学的平面又は曲面
を転写形成するようにした。
【0015】
【作用】請求項1記載の発明においては、ギャップ調整
層表面上に樹脂又はガラスによる高屈折率の誘電体プリ
ズムを一体で形成してなるので、誘電体プリズムの洗浄
及びギャップ調整層表面への接着のための位置調整作業
が不要となり、量産品であってもそのコストを低減させ
得るものとなる。また、従来のセメント層を要しないた
め、光の結合効率を一定にすることができ、デバイス間
での結合効率の違いをなくすこともできる。
【0016】請求項2記載の発明においては、誘電体プ
リズムの入射面を曲面形状に形成して集光又は整形機能
を持たせているので、集光素子や整形素子等の光学素子
を別個に設けて組付けるようなことが不要となり、部品
点数及び組付け時間を削減できる。
【0017】請求項3記載の発明においては、誘電体プ
リズムの1面を曲面形状に形成してその表面に反射膜を
形成することで、その1面の内面にミラー機能を持たせ
ているので、入射光の取り入れ方向に自由度を持たせる
ことができる。
【0018】請求項4記載の発明においては、誘電体プ
リズムと同一材質によりこの誘電体プリズム形成時に基
板全面を覆う封止層を形成するようにしたので、基板及
び各層保護のために基板全面を封止する工程を誘電体プ
リズム形成後に改めて別工程で行なう必要がなくなり、
量産時のコスト削減を図れる。
【0019】請求項5記載の発明においては、基板上に
光導波路層、ギャップ調整層を積層形成した後で、溶融
した樹脂又はガラスにより入射面が光学的平面又は所定
の曲面形状を形成するようにして誘電体プリズムを一体
で成型するようにしてプリズム結合装置を作製するよう
にしたので、プリズム作製においてプリズム加工、洗浄
及び接着の工程を削減し得ることから、量産性のよい作
製法となり、量産コストを大幅に削減し得る。
【0020】請求項6記載の発明においては、基板上に
光導波路層、ギャップ調整層を積層形成した後で、プリ
ズム形状に加工された誘電体プリズムを基板上に融着さ
せ、その後に、入射面又は反射面を光学的平面又は曲面
形状を持つように転写形成するようにしたので、光学的
平面又は曲面形状が金型からの転写に基づき得られるた
め、プリズムにおいて研磨等の加工工程を要することな
く完成させることができ、量産コストを低減させ得る。
【0021】
【実施例】請求項1記載の発明の一実施例を図1に基づ
いて説明する。まず、基板7表面上に低屈折率の誘電体
バッファ層8が積層形成され、この誘電体バッファ層8
表面上には光導波路層9が積層形成されている。ここ
に、誘電体バッファ層8の屈折率をn1 、光導波路層9
の屈折率をn2 としたとき、n1 <n2 なる関係に設定
されている。光導波路層9表面上にはこの屈折率n2
対してn2 >n3 なる関係の低めの屈折率n3 のギャッ
プ調整層10が積層形成されている。このギャップ調整
層10表面上の一部には誘電体プリズム11が積層形成
されている。この誘電体プリズム11の屈折率n4 はn
2 <n4 なる関係を満たすような高屈折率に設定されて
いる。
【0022】ここに、前記ギャップ調整層10の厚さと
屈折率n3 とは、誘電体プリズム11の入射面11aに
対する入射光12のビーム径に対して最適な値となるよ
うに設定される。また、入射光12は外部よりある一定
の角度θ(各層の形成方向と直交する方向とのなす角
度)で入射し、その角度θは各層の屈折率と膜厚とによ
り決定される。ちなみに、上記の各層の屈折率n1 〜n
4 の大小関係を整理すると、本実施例(以下の実施例で
も同じ)では、 n4 >n2 >n3 ,n1 なる関係に設定されている。
【0023】ところで、本実施例における誘電体プリズ
ム11は高屈折率の樹脂又はガラス材料を用いて各層
8,9,10が積層形成された基板7上に成型により一
体で形成してなるものである。この際、本実施例におい
て光学的平面が要求されるのは、入射面11aなる1面
だけであるので、成型時の収縮等の影響は小さくでき
る。
【0024】ちなみに、誘電体プリズム11と基板7と
の間に接合強度が必要な場合には、図2に示すように、
誘電体プリズム11の一部をプリズム領域から3面にて
基板7下部まで延設させてなる支持構造部13を一体で
付加したものとすればよい。
【0025】このように、本実施例によれば、ギャップ
調整層10表面上に樹脂又はガラスによる高屈折率の誘
電体プリズム11を成型により一体で形成しているの
で、誘電体プリズム11の洗浄及びギャップ調整層10
表面への接着のための位置調整作業が不要となるため、
量産品であってもそのコストを低減させることができ
る。また、従来のようなセメント層を要しないため、光
の結合効率を一定にすることができるものとなり、各デ
バイス(各プリズム結合装置)間での結合効率の違いを
なくすこともできる。
【0026】つづいて、請求項2記載の発明の一実施例
を図3により説明する。前記実施例で示した部分と同一
部分は同一符号を用いて示す(以下の実施例でも同様と
する)。本実施例は、前記実施例構成において、曲面形
状に成型して集光作用を示す入射面11bを有する誘電
体プリズム11としたものである。
【0027】よって、本実施例構成の場合、入射面11
bから入射する入射光12は曲面形状の入射面11bに
よる集光作用を受けて誘電体プリズム11中に入射し図
示の如くギャップ調整層10表面に集光しながら、光導
波路層9側に結合されるものとなる。この結果、本実施
例によれば、集光素子なる光学部品を別個に設ける必要
がなく部品点数を削減し得るとともに、別部品のように
組付ける工程も不要となるため、組付け時間も削減でき
るものとなる。
【0028】なお、本実施例では、入射面11bの曲面
形状を集光作用を示す形状としたが、この他、例えば、
ビーム整形作用を示す形状としてもよい。
【0029】請求項3記載の発明の一実施例を図4によ
り説明する。本実施例は、誘電体プリズム11に関して
その1面11cを曲面形状に整形するとともに、この1
面11cの表面(外面)に反射膜14を形成し、前記1
面11cの内面が集光ミラー作用を示すように構成した
ものである。よって、本実施例の場合、対向する面11
dが誘電体プリズム11における入射面となる。
【0030】本実施例構成によれば、入射面11dから
誘電体プリズム11内に入射する入射光12を反射膜1
4を有する1面11cにて集光反射させて前記実施例の
場合と同様にギャップ調整層10表面に集光させなが
ら、光導波路層9側に結合させることができる。この結
果、本実施例による場合も、集光素子なる光学部品を別
個に設ける必要がなく部品点数を削減し得るとともに、
別部品のように組付ける工程も不要となるため、組付け
時間も削減できるものとなる。加えて、本実施例では、
集光ミラーを形成しているため、入射面11dを別の面
にとることができ、入射光12を図示の如く、基板7に
平行に入射させ、或いは、集光ミラー面の角度を適切に
設計することにより任意の角度で入射させ得るように構
成し得るものとなり、自由度の高いデバイスとなる。
【0031】請求項4記載の発明の一実施例を図5によ
り説明する。本実施例は、例えば図1に示した構成にお
いて、誘電体プリズム11の成型時に、この誘電体プリ
ズム11と同じ材料(樹脂又はガラス)を用いて、プリ
ズム部分だけでなく各層8,9,10を有する基板7全
面を覆うように封止層15を同時かつ一体で形成したも
のである。
【0032】本実施例によれば、誘電体プリズム11を
成型した後、改めて基板7全面を封止する単独工程が不
要になるため、量産時のコスト低減を図りつつ、基板7
及び各層8,9,10の保護を図ることができる。
【0033】請求項5記載の発明の一実施例を図1ない
し図5を参照して説明する。本実施例は、前述した各実
施例に示されるようなプリズム結合装置の製造方法に関
するものであり、まず、基板7上に誘電体バッファ層
8、光導波路層9、ギャップ調整層10を順次積層させ
て形成した後、溶融した樹脂又はガラスから、誘電体プ
リズム11が基板7(ギャップ調整層10表面)と一体
となるように成型すると同時に入射面11aが光学的平
面を形成するように金型から転写してなる誘電体プリズ
ム11を形成することで完成させるようにしたものであ
る。図3の場合であれば、入射面11bが光学的曲面を
形成するように金型から転写され、図4の場合であれ
ば、1面11cが光学的曲面を形成するように金型から
転写されて、各々の誘電体プリズム11が形成される。
さらに、図5の場合であれば、誘電体プリズム11を成
型により形成する最終工程時に封止層15も併せて一体
で成型するものとなる。
【0034】このような製法によれば、誘電体プリズム
11に関して、プリズム加工、洗浄及び接着の工程が不
要となるため、量産時のコストを大幅に削減し得るもの
となる。
【0035】請求項6記載の発明の一実施例を図1ない
し図5を参照して説明する。本実施例も、前記実施例同
様、前述した各実施例に示されるようなプリズム結合装
置の製造方法に関するものであり、まず、基板7上に誘
電体バッファ層8、光導波路層9、ギャップ調整層10
を順次積層させて形成した後、基本的にプリズム形状に
加工された誘電体プリズム11を用意して基板7(ギャ
ップ調整層10)表面に融着させると同時に、又は、融
着させた後、誘電体プリズム11の入射面11a,11
b又は反射面11cに光学的平面又は曲面を形成するよ
うに金型から転写して誘電体プリズム11を形成するこ
とで完成させるようにしたものである。
【0036】このような製法による場合も、誘電体プリ
ズム11に関して、プリズム加工、洗浄及び接着の工程
が不要となるため、量産時のコストを大幅に削減し得る
ものとなる。
【0037】
【発明の効果】請求項1記載の発明によれば、基板上に
形成された光導波路層と、この光導波路層表面上に形成
されて前記光導波路層の屈折率より低い屈折率を有する
ギャップ調整層と、前記光導波路層の屈折率より高い屈
折率を有する樹脂又はガラスにより前記ギャップ調整層
表面に一体で形成された誘電体プリズムとにより構成し
たので、誘電体プリズムの洗浄及びギャップ調整層表面
への接着のための位置調整作業が不要となり、量産品で
あってもそのコストを低減させることができ、また、従
来のようなセメント層を要しないため、光の結合効率を
一定にすることができ、デバイス間での結合効率の違い
をなくすこともできる。
【0038】請求項2記載の発明によれば、請求項1記
載の発明の構成において、誘電体プリズムの入射面を、
入射光に対して集光又は整形作用を持つ曲面形状に形成
したので、集光素子や整形素子等の光学素子を別個に設
けて組付けるようなことが不要となり、部品点数及び組
付け時間を削減することができる。
【0039】請求項3記載の発明によれば、請求項1記
載の発明の構成において、誘電体プリプムの少なくとも
1面を曲面形状に形成し、この曲面表面に反射膜を形成
することで、その1面の内面にミラー機能を持たせたの
で、入射光の取り入れ方向を基板に平行にする等、自由
度を持たせることができる。
【0040】請求項4記載の発明によれば、請求項1記
載の発明の構成に加え、誘電体プリズムと同一材質によ
りこの誘電体プリズム形成時に基板全面を覆う封止層を
形成するようにしたので、基板及び各層保護のために基
板全面を封止する工程を誘電体プリズム形成後に改めて
別工程で行なう必要がなくなり、量産時のコスト削減を
図ることができる。
【0041】請求項5記載の発明によれば、このような
プリズム結合装置の製造方法に関し、基板上に光導波路
層とこの光導波路層よりも屈折率の低いギャップ調整層
とを順次積層形成した後、前記光導波路層よりも屈折率
の高い溶融させた樹脂又はガラスから入射面又は反射面
が光学的平面又は曲面を形成するようにした誘電体プリ
ズムを前記基板上に一体で成型するようにしてプリズム
結合装置を作製するようにしたので、誘電体プリズムに
関してプリズム加工、洗浄及び接着の工程を削減でき、
量産性のよい作製法とし、量産コストを大幅に削減する
ことができる。
【0042】請求項6記載の発明によれば、このような
プリズム結合装置の製造方法に関し、基板上に光導波路
層とこの光導波路層よりも屈折率の低いギャップ調整層
とを順次積層形成した後、プリズム形状に加工されて前
記光導波路層よりも屈折率の高い溶融させた樹脂又はガ
ラスによる誘電体プリズムを前記基板上に融着させ、こ
の誘電体プリズムの入射面又は反射面に光学的平面又は
曲面を転写形成してプリズム結合装置を作製するように
したので、誘電体プリズムに関して研磨等の加工工程を
要することなく完成させることができ、量産コストを低
減させることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】請求項1記載の発明の一実施例を示す断面構造
図である。
【図2】変形例を示し、(a)は断面構造図、(b)は
その側面図である。
【図3】請求項2記載の発明の一実施例を示す断面構造
図である。
【図4】請求項3記載の発明の一実施例を示す断面構造
図である。
【図5】請求項4記載の発明の一実施例を示す断面構造
図である。
【図6】従来例を示す断面構造図である。
【符号の説明】
7 基板 9 光導波路層 10 ギャップ調整層 11 誘電体プリズム 11a 入射面 11b 曲面形状の入射面 11c 1面 11d 入射面 12 入射光 14 反射膜 15 封止層
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.6 識別記号 庁内整理番号 FI 技術表示箇所 G02B 6/13

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 基板上に形成された光導波路層と、この
    光導波路層表面上に形成されて前記光導波路層の屈折率
    より低い屈折率を有するギャップ調整層と、前記光導波
    路層の屈折率より高い屈折率を有する樹脂又はガラスに
    より前記ギャップ調整層表面に一体で形成された誘電体
    プリズムとよりなることを特徴とするプリズム結合装
    置。
  2. 【請求項2】 誘電体プリズムの入射面を、入射光に対
    して集光又は整形作用を持つ曲面形状に形成したことを
    特徴とする請求項1記載のプリズム結合装置。
  3. 【請求項3】 誘電体プリプムの少なくとも1面を曲面
    形状に形成し、この曲面表面に反射膜を形成したことを
    特徴とする請求項1記載のプリズム結合装置。
  4. 【請求項4】 誘電体プリズムと同一材質よりなり前記
    誘電体プリズム形成時に基板全面に同時に形成される封
    止層を設けたことを特徴とする請求項1記載のプリズム
    結合装置。
  5. 【請求項5】 基板上に光導波路層とこの光導波路層よ
    りも屈折率の低いギャップ調整層とを順次積層形成した
    後、前記光導波路層よりも屈折率の高い溶融させた樹脂
    又はガラスから入射面又は反射面が光学的平面又は曲面
    を形成するようにした誘電体プリズムを前記基板上に一
    体で成型するようにしたことを特徴とするプリズム結合
    装置の製造方法。
  6. 【請求項6】 基板上に光導波路層とこの光導波路層よ
    りも屈折率の低いギャップ調整層とを順次積層形成した
    後、プリズム形状に加工されて前記光導波路層よりも屈
    折率の高い溶融させた樹脂又はガラスによる誘電体プリ
    ズムを前記基板上に融着させ、この誘電体プリズムの入
    射面又は反射面に光学的平面又は曲面を転写形成するよ
    うにしたことを特徴とするプリズム結合装置の製造方
    法。
JP32150993A 1993-12-21 1993-12-21 プリズム結合装置及びその製造方法 Pending JPH07174934A (ja)

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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2001281477A (ja) * 2000-03-30 2001-10-10 Tdk Corp 光導波路
JP2017211428A (ja) * 2016-05-23 2017-11-30 日産自動車株式会社 表示装置および表示装置の制御方法

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