JPH07174782A - 三軸圧電加速度センサー - Google Patents
三軸圧電加速度センサーInfo
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- JPH07174782A JPH07174782A JP5344261A JP34426193A JPH07174782A JP H07174782 A JPH07174782 A JP H07174782A JP 5344261 A JP5344261 A JP 5344261A JP 34426193 A JP34426193 A JP 34426193A JP H07174782 A JPH07174782 A JP H07174782A
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- G—PHYSICS
- G01—MEASURING; TESTING
- G01P—MEASURING LINEAR OR ANGULAR SPEED, ACCELERATION, DECELERATION, OR SHOCK; INDICATING PRESENCE, ABSENCE, OR DIRECTION, OF MOVEMENT
- G01P15/00—Measuring acceleration; Measuring deceleration; Measuring shock, i.e. sudden change of acceleration
- G01P15/02—Measuring acceleration; Measuring deceleration; Measuring shock, i.e. sudden change of acceleration by making use of inertia forces using solid seismic masses
- G01P15/08—Measuring acceleration; Measuring deceleration; Measuring shock, i.e. sudden change of acceleration by making use of inertia forces using solid seismic masses with conversion into electric or magnetic values
- G01P2015/0805—Measuring acceleration; Measuring deceleration; Measuring shock, i.e. sudden change of acceleration by making use of inertia forces using solid seismic masses with conversion into electric or magnetic values being provided with a particular type of spring-mass-system for defining the displacement of a seismic mass due to an external acceleration
- G01P2015/0822—Measuring acceleration; Measuring deceleration; Measuring shock, i.e. sudden change of acceleration by making use of inertia forces using solid seismic masses with conversion into electric or magnetic values being provided with a particular type of spring-mass-system for defining the displacement of a seismic mass due to an external acceleration for defining out-of-plane movement of the mass
- G01P2015/084—Measuring acceleration; Measuring deceleration; Measuring shock, i.e. sudden change of acceleration by making use of inertia forces using solid seismic masses with conversion into electric or magnetic values being provided with a particular type of spring-mass-system for defining the displacement of a seismic mass due to an external acceleration for defining out-of-plane movement of the mass the mass being suspended at more than one of its sides, e.g. membrane-type suspension, so as to permit multi-axis movement of the mass
Landscapes
- Pressure Sensors (AREA)
- Force Measurement Appropriate To Specific Purposes (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【目的】 製造コストが低く、より信頼性の高い三軸圧
電加速度センサーの提供を目的とする。 【構成】 XYZ三次元座標系におけるXY平面にそれ
ぞれ平行な上面及び下面を有する板状の圧電素子1と、
該圧電素子1の上面に設けられた上部電極2と、該上部
電極2全てに対向するように、圧電素子1の下面に接合
された一枚の導電性を有する起歪体4と、前記圧電素子
1の中央部が位置する起歪体4の下面に固着された重錘
体5と、前記圧電素子1の周囲で前記起歪体4を支持固
定する起歪体受け6とを備え、前記上部電極2上に、X
YZ各軸成分ごとに出力を引き出す回路パターン8が形
成された三軸圧電加速度センサー。前記圧電素子1と起
歪体4との間に下部電極3を介在しても良い。
電加速度センサーの提供を目的とする。 【構成】 XYZ三次元座標系におけるXY平面にそれ
ぞれ平行な上面及び下面を有する板状の圧電素子1と、
該圧電素子1の上面に設けられた上部電極2と、該上部
電極2全てに対向するように、圧電素子1の下面に接合
された一枚の導電性を有する起歪体4と、前記圧電素子
1の中央部が位置する起歪体4の下面に固着された重錘
体5と、前記圧電素子1の周囲で前記起歪体4を支持固
定する起歪体受け6とを備え、前記上部電極2上に、X
YZ各軸成分ごとに出力を引き出す回路パターン8が形
成された三軸圧電加速度センサー。前記圧電素子1と起
歪体4との間に下部電極3を介在しても良い。
Description
【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、XYZ三次元座標系に
おける加速度のXYZ各軸方向成分を検出する加速度セ
ンサーに関する。
おける加速度のXYZ各軸方向成分を検出する加速度セ
ンサーに関する。
【0002】
【従来の技術】各種産業において、運動する物体の加速
度を正確に検出できるセンサーの需要が増加しており、
該加速度センサーで物体に作用する加速度を検出するこ
とによって、該物体が置かれている状況を判断し、ある
一定の状況に置かれた時のみ作動するよう設定された装
置も数多く存在する。検出する情報が不足すると、制御
部での状況誤認により装置が誤動作する場合も多く、加
速度の検出においても、少なくともXYZ三軸成分の検
出を要する場合が多い。
度を正確に検出できるセンサーの需要が増加しており、
該加速度センサーで物体に作用する加速度を検出するこ
とによって、該物体が置かれている状況を判断し、ある
一定の状況に置かれた時のみ作動するよう設定された装
置も数多く存在する。検出する情報が不足すると、制御
部での状況誤認により装置が誤動作する場合も多く、加
速度の検出においても、少なくともXYZ三軸成分の検
出を要する場合が多い。
【0003】特に、圧電素子を用いた加速度センサー
は、起歪体に重錘体を固着し、この重錘体に加速度が作
用することによって起歪体に歪みが生じる現象を利用し
たもので、該起歪体に複数の圧電素子を形成し、起歪体
の歪み具合を電気信号に変換して検出するものである。
三軸加速度センサーは、前記圧電素子の配列を適宜工夫
して形成することにより、XYZ各軸方向成分に別けて
検出し得るものであり、更に、分極処理の異なる素子を
所定条件で配列し、圧電素子の上下いずれかの面を共通
電位面として、その面全体に亘る一枚電極を形成するこ
とによって、出力用配線の数を著しく減少させたものも
開示されている。
は、起歪体に重錘体を固着し、この重錘体に加速度が作
用することによって起歪体に歪みが生じる現象を利用し
たもので、該起歪体に複数の圧電素子を形成し、起歪体
の歪み具合を電気信号に変換して検出するものである。
三軸加速度センサーは、前記圧電素子の配列を適宜工夫
して形成することにより、XYZ各軸方向成分に別けて
検出し得るものであり、更に、分極処理の異なる素子を
所定条件で配列し、圧電素子の上下いずれかの面を共通
電位面として、その面全体に亘る一枚電極を形成するこ
とによって、出力用配線の数を著しく減少させたものも
開示されている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、前記従
来の手段では各電極からの出力用配線を、ワイヤーボン
ディング等にて引出しており、いまだ配線数が多く複雑
な引回しとなるため、製造コストが高く、不良品の出る
確率も高いという問題があった。
来の手段では各電極からの出力用配線を、ワイヤーボン
ディング等にて引出しており、いまだ配線数が多く複雑
な引回しとなるため、製造コストが高く、不良品の出る
確率も高いという問題があった。
【0005】本発明は上記実情に鑑みてなされたもの
で、製造コストが低く、より信頼性の高い三軸圧電加速
度センサーの提供を目的とする。
で、製造コストが低く、より信頼性の高い三軸圧電加速
度センサーの提供を目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】XYZ三次元座標系にお
けるXY平面にそれぞれ平行な上面及び下面を有する板
状の圧電素子と、該圧電素子の上面に設けられた上部電
極と、該上部電極全てに対向するように圧電素子の下面
に接合された一枚の導電性を有する起歪体と、前記圧電
素子の中央部が位置する起歪体の下面に固着された重錘
体と、前記圧電素子の周囲で起歪体を支持固定する起歪
体受けとを備え、前記上部電極上にXYZ各軸成分ごと
に出力を引き出す回路パターンが形成されていることを
特徴とする。前記圧電素子と起歪体との間に下部電極を
介在しても良い。
けるXY平面にそれぞれ平行な上面及び下面を有する板
状の圧電素子と、該圧電素子の上面に設けられた上部電
極と、該上部電極全てに対向するように圧電素子の下面
に接合された一枚の導電性を有する起歪体と、前記圧電
素子の中央部が位置する起歪体の下面に固着された重錘
体と、前記圧電素子の周囲で起歪体を支持固定する起歪
体受けとを備え、前記上部電極上にXYZ各軸成分ごと
に出力を引き出す回路パターンが形成されていることを
特徴とする。前記圧電素子と起歪体との間に下部電極を
介在しても良い。
【0007】
【作用】上部電極上に、同じ軸成分用同士接続するため
の出力用回路パターンを形成することによって、配線数
を減少させると共に出力線の引回しを簡素化し、且つ信
頼性も向上させ、製造コストを削減する。
の出力用回路パターンを形成することによって、配線数
を減少させると共に出力線の引回しを簡素化し、且つ信
頼性も向上させ、製造コストを削減する。
【0008】
【実施例】以下、本発明の構成を実施例の図面に基づき
詳細に説明する。図1及び図2は、本発明による第1実
施例の構造を示したものである。この三軸圧電加速度セ
ンサーは、圧電素子1、上部電極2、起歪体4、重錘体
5、回路パターン8からなるセンサー本体9と、起歪体
受け6とで構成される。
詳細に説明する。図1及び図2は、本発明による第1実
施例の構造を示したものである。この三軸圧電加速度セ
ンサーは、圧電素子1、上部電極2、起歪体4、重錘体
5、回路パターン8からなるセンサー本体9と、起歪体
受け6とで構成される。
【0009】センサー本体9は、圧電素子1の下面に、
該圧電素子1の全面を覆う導電性起歪体4を接合し、該
圧電素子1の上面に16枚の上部電極2を各々が前記起
歪体4と対向するよう放射状に並べて形成し、該上部電
極群の中央部が位置する起歪体4の裏面に重錘体5を固
着したものである。
該圧電素子1の全面を覆う導電性起歪体4を接合し、該
圧電素子1の上面に16枚の上部電極2を各々が前記起
歪体4と対向するよう放射状に並べて形成し、該上部電
極群の中央部が位置する起歪体4の裏面に重錘体5を固
着したものである。
【0010】上部電極2は、X軸成分を検出する電極2
x、Y軸成分を検出する電極2y、Z軸成分を検出する
電極2zからなり、電極2x、2y、2zは、それぞれ
原点Oを軸として回転対称に配置され、且つ一方向に対
して2電極づつ直線的に列設してある。そのうち、電極
2x、2yは、それぞれX軸、Y軸上に設けられ、又電
極2zはX軸或いはY軸から45度傾いたV軸及びW軸
上に設けられており、各電極2は、各々距離dを隔てて
隣接して設けてある。
x、Y軸成分を検出する電極2y、Z軸成分を検出する
電極2zからなり、電極2x、2y、2zは、それぞれ
原点Oを軸として回転対称に配置され、且つ一方向に対
して2電極づつ直線的に列設してある。そのうち、電極
2x、2yは、それぞれX軸、Y軸上に設けられ、又電
極2zはX軸或いはY軸から45度傾いたV軸及びW軸
上に設けられており、各電極2は、各々距離dを隔てて
隣接して設けてある。
【0011】該センサー本体9は、重錘体5を収納する
ための収納部11を備えた起歪体受け6に固定される。
収納部11は、16枚の上部電極2で形作る円とほぼ等
しい径の丸孔で、該収納部11の周縁で本体9の上部電
極2周辺部を支持固定し且つその中央部において起歪体
4の裏面から垂下する重錘体5を収容し得るように穿設
したものである。
ための収納部11を備えた起歪体受け6に固定される。
収納部11は、16枚の上部電極2で形作る円とほぼ等
しい径の丸孔で、該収納部11の周縁で本体9の上部電
極2周辺部を支持固定し且つその中央部において起歪体
4の裏面から垂下する重錘体5を収容し得るように穿設
したものである。
【0012】下部電極3を一枚の電極にて形成して共通
電位を引き出すためには、加速度の作用によって各分極
部7の上面に発生する電荷の極性をXYZ各軸成分ごと
にそれぞれ等しくする必要がある。それを満足するよう
に、下部電極3と16枚の上部電極2に挟まれた16箇
所の分極部7個々に対して、適宜所定の分極処理が施さ
れる。そこで、本実施例で行った分極処理では、XY平
面に沿って伸びる力が作用したときに、上面に正(第1
極性)電荷が、下面に負(第2極性)電荷が、それぞれ
発生する第1分極部7aと、上面に負電荷が、下面に正
電荷が、それぞれ発生する第2分極部7bが形成され
る。両分極部7a,7bの分布状態は、図4に示す通り
である。X軸成分を検出する分極部7は、X軸の負側か
ら第1分極部7a、第2分極部7b、第1分極部7a、
第2分極部7b、Y軸成分を検出する分極部7は、Y軸
の負側から第1分極部7a、第2分極部7b、第1分極
部7a、第2分極部7b、Z軸成分を検出する分極部7
は、原点Oに近い側から第2分極部7b、第1分極部7
aの順で形成してある。
電位を引き出すためには、加速度の作用によって各分極
部7の上面に発生する電荷の極性をXYZ各軸成分ごと
にそれぞれ等しくする必要がある。それを満足するよう
に、下部電極3と16枚の上部電極2に挟まれた16箇
所の分極部7個々に対して、適宜所定の分極処理が施さ
れる。そこで、本実施例で行った分極処理では、XY平
面に沿って伸びる力が作用したときに、上面に正(第1
極性)電荷が、下面に負(第2極性)電荷が、それぞれ
発生する第1分極部7aと、上面に負電荷が、下面に正
電荷が、それぞれ発生する第2分極部7bが形成され
る。両分極部7a,7bの分布状態は、図4に示す通り
である。X軸成分を検出する分極部7は、X軸の負側か
ら第1分極部7a、第2分極部7b、第1分極部7a、
第2分極部7b、Y軸成分を検出する分極部7は、Y軸
の負側から第1分極部7a、第2分極部7b、第1分極
部7a、第2分極部7b、Z軸成分を検出する分極部7
は、原点Oに近い側から第2分極部7b、第1分極部7
aの順で形成してある。
【0013】本発明は、前記上部電極2及び圧電素子1
上に、導電ペーストからなるXYZ各軸成分引き出し用
の回路パターン8を印刷焼成したものである。その際、
分極処理を施した圧電素子1に対して更に焼成による熱
ストレスが加えられることで分極性の減少が生じないか
(イ)、引き出し用のパターン8を形成したことで各分
極部7周辺の不完全分極部10上に位置するパターン8
に正負いずれかの電荷が生じ、出力に対して悪影響を与
えないか(ロ)、2点について実験考察した結果、
(イ)については、圧電素子材料の選定と、引き出し用
のパターン8を焼成する際の温度調整によって、分極状
態への悪影響を回避し得ることが確認され、(ロ)につ
いては、図6に示すように分極部7,7間には不完全分
極部10と非分極部13とが介在するが、問題となる不
完全分極部10は、分極部7から圧電素子1の厚みtと
ほぼ等しい距離範囲を超えて生じないという傾向がある
ため、不完全分極部10の面積は、分極部7の面積より
も十分小さく、その不完全分極部10に発生する電荷は
実用面において十分無視できると判断した。
上に、導電ペーストからなるXYZ各軸成分引き出し用
の回路パターン8を印刷焼成したものである。その際、
分極処理を施した圧電素子1に対して更に焼成による熱
ストレスが加えられることで分極性の減少が生じないか
(イ)、引き出し用のパターン8を形成したことで各分
極部7周辺の不完全分極部10上に位置するパターン8
に正負いずれかの電荷が生じ、出力に対して悪影響を与
えないか(ロ)、2点について実験考察した結果、
(イ)については、圧電素子材料の選定と、引き出し用
のパターン8を焼成する際の温度調整によって、分極状
態への悪影響を回避し得ることが確認され、(ロ)につ
いては、図6に示すように分極部7,7間には不完全分
極部10と非分極部13とが介在するが、問題となる不
完全分極部10は、分極部7から圧電素子1の厚みtと
ほぼ等しい距離範囲を超えて生じないという傾向がある
ため、不完全分極部10の面積は、分極部7の面積より
も十分小さく、その不完全分極部10に発生する電荷は
実用面において十分無視できると判断した。
【0014】XY各軸成分の引き出しパターン8x,8
yは、原点に対して放射方向へ隣接する2つの上部電極
2x,2x(2y,2y)をそれぞれ接続して引き出せ
るよう印刷し、Z軸成分の引き出しパターン8zは、そ
のZ軸成分を検出するための電極2zをすべて接続して
引き出せるよう印刷する。印刷後、適正な温度にて焼成
し、XYZ各成分ごとの引き出しパターン8x,8y,
8zが形成される。引き出しパターン8の終点にはそれ
ぞれターミナル12が設けてあり、該ターミナル12か
らセンサー本体9の外部へ出力が引き出される。本実施
例においてセンサー本体9から外部へ引き出される配線
数は、共通電位部である起歪体4からの配線を含めて5
本であり、各上部電極2x,2y,2zからワイヤーボ
ンディングなどで一本一本引き出していた従来の手段に
よる17本と比較して著しく減少したといえる。又、本
発明によれば極細いワイヤーの空中配線が存在しないの
で強度及び配線の位置的安定度が極めて高いという利点
もある。
yは、原点に対して放射方向へ隣接する2つの上部電極
2x,2x(2y,2y)をそれぞれ接続して引き出せ
るよう印刷し、Z軸成分の引き出しパターン8zは、そ
のZ軸成分を検出するための電極2zをすべて接続して
引き出せるよう印刷する。印刷後、適正な温度にて焼成
し、XYZ各成分ごとの引き出しパターン8x,8y,
8zが形成される。引き出しパターン8の終点にはそれ
ぞれターミナル12が設けてあり、該ターミナル12か
らセンサー本体9の外部へ出力が引き出される。本実施
例においてセンサー本体9から外部へ引き出される配線
数は、共通電位部である起歪体4からの配線を含めて5
本であり、各上部電極2x,2y,2zからワイヤーボ
ンディングなどで一本一本引き出していた従来の手段に
よる17本と比較して著しく減少したといえる。又、本
発明によれば極細いワイヤーの空中配線が存在しないの
で強度及び配線の位置的安定度が極めて高いという利点
もある。
【0015】本実施例は以上のごとく構成され、図7
(ロ)のごとくセンサー本体9の重錘体5が原点Oに対
してX(Y)軸の正方向へ振れることによって、電極2
x(2y)に発生する電荷は正電荷となり、その重錘体
5が原点Oに対してX(Y)軸の負方向へ振れることに
よって、電極2x(2y)に発生する電荷は負電荷とな
る。又、図7(ハ)のごとく重錘体5が原点Oに対して
Z軸の正方向へ振れることによって、電極2zに発生す
る電荷は正電荷となり、逆に重錘体5がZ軸の負方向へ
振れることによって電極2zに発生する電荷は負電荷と
なる。
(ロ)のごとくセンサー本体9の重錘体5が原点Oに対
してX(Y)軸の正方向へ振れることによって、電極2
x(2y)に発生する電荷は正電荷となり、その重錘体
5が原点Oに対してX(Y)軸の負方向へ振れることに
よって、電極2x(2y)に発生する電荷は負電荷とな
る。又、図7(ハ)のごとく重錘体5が原点Oに対して
Z軸の正方向へ振れることによって、電極2zに発生す
る電荷は正電荷となり、逆に重錘体5がZ軸の負方向へ
振れることによって電極2zに発生する電荷は負電荷と
なる。
【0016】X軸及びY軸成分に限らず、上部電極2が
配列してある平面と平行方向の加速度成分を検出するに
は、少なくとも検出する方向を指す軸に沿って第1分極
部7aと第2分極部7bとを交互に配設すれば良く、上
部電極2が配列してある平面に対して垂直方向の加速度
成分を検出するには、その方向を指す軸から放射方向へ
第1分極部7aと第2分極部7bとを交互に配設すれば
良い。
配列してある平面と平行方向の加速度成分を検出するに
は、少なくとも検出する方向を指す軸に沿って第1分極
部7aと第2分極部7bとを交互に配設すれば良く、上
部電極2が配列してある平面に対して垂直方向の加速度
成分を検出するには、その方向を指す軸から放射方向へ
第1分極部7aと第2分極部7bとを交互に配設すれば
良い。
【0017】センサーの特性は、圧電素子1や起歪体4
の特性或いは分極部7の配列の他、重錘体5や起歪体受
け6にも依存する。重錘体5については、その形状、長
さ、重量が異なれば、起歪体4と重錘体5との接合部に
関する力のモーメントが異なり、必然的に単位加速度に
対する起歪体4の歪み具合も変わるので、それぞれセン
サーの用途に応じて適宜調整する必要があるが、それに
加えて重錘体5の固定状態に対する配慮、例えば、重錘
体5の接合面周縁部が、原点Oに近い分極部7各々の一
部へ均等にかかるように接合し、歪みが原点Oに近い分
極部7上にて生じやすくすることで歪みに対する出力効
率を向上させるなど、出力特性の調整も可能である。起
歪体受け6に関しても同様であり、収納部11の周辺
が、原点Oから遠い分極部7各々の一部へ均等にかかる
ように固定すれば、歪みが原点Oから遠い分極部7上に
て生じやすくなる。
の特性或いは分極部7の配列の他、重錘体5や起歪体受
け6にも依存する。重錘体5については、その形状、長
さ、重量が異なれば、起歪体4と重錘体5との接合部に
関する力のモーメントが異なり、必然的に単位加速度に
対する起歪体4の歪み具合も変わるので、それぞれセン
サーの用途に応じて適宜調整する必要があるが、それに
加えて重錘体5の固定状態に対する配慮、例えば、重錘
体5の接合面周縁部が、原点Oに近い分極部7各々の一
部へ均等にかかるように接合し、歪みが原点Oに近い分
極部7上にて生じやすくすることで歪みに対する出力効
率を向上させるなど、出力特性の調整も可能である。起
歪体受け6に関しても同様であり、収納部11の周辺
が、原点Oから遠い分極部7各々の一部へ均等にかかる
ように固定すれば、歪みが原点Oから遠い分極部7上に
て生じやすくなる。
【0018】又、重錘体5接合面の形状及び収納部断面
形状を、例えば三角形等に設定すると加速度の方向によ
って出力特性が異なるという不具合が生じる、従って図
9のように分極部7を配列した場合は、重錘体5接合面
の形状及び収納部断面形状を円とすることが、各軸出力
特性をできるだけ均一にする点では望ましい。尚、起歪
体受け6は、所定の収納部11を備えるものであるなら
ば、それ自体が製品本体、或いはセンサー本体9を収納
する筐体であっても良い。
形状を、例えば三角形等に設定すると加速度の方向によ
って出力特性が異なるという不具合が生じる、従って図
9のように分極部7を配列した場合は、重錘体5接合面
の形状及び収納部断面形状を円とすることが、各軸出力
特性をできるだけ均一にする点では望ましい。尚、起歪
体受け6は、所定の収納部11を備えるものであるなら
ば、それ自体が製品本体、或いはセンサー本体9を収納
する筐体であっても良い。
【0019】センサー本体9から出力を引き出すための
回路パターン8に関しては、電気伝導度の点から銅或い
は銀が多く用いられるが、多湿な箇所など過酷な環境下
に置かれるものには、耐蝕性に優れた銀パターンを採用
することが望ましい。又、上部電極2の上面に前記回路
パターン8を形成したフレキシブル基板等を導電接着剤
で張り付けても良い。
回路パターン8に関しては、電気伝導度の点から銅或い
は銀が多く用いられるが、多湿な箇所など過酷な環境下
に置かれるものには、耐蝕性に優れた銀パターンを採用
することが望ましい。又、上部電極2の上面に前記回路
パターン8を形成したフレキシブル基板等を導電接着剤
で張り付けても良い。
【0020】本実施例にXYZ各軸と平行な振動を加え
各軸成分の出力を測定した結果、加速度方向の軸成分出
力に対して、他の軸成分出力がその数パーセント程度出
力されるが、一方向の歪みが他の軸成分検出用の圧電素
子1に対しても干渉することを考慮すれば、ほぼ理想的
に三軸方向の加速度成分が検出されていると判断でき
る。
各軸成分の出力を測定した結果、加速度方向の軸成分出
力に対して、他の軸成分出力がその数パーセント程度出
力されるが、一方向の歪みが他の軸成分検出用の圧電素
子1に対しても干渉することを考慮すれば、ほぼ理想的
に三軸方向の加速度成分が検出されていると判断でき
る。
【0021】図8は本発明による第2実施例の構造を示
したものである。この三軸圧電加速度センサーの本体9
は、圧電素子1の下面に、該圧電素子1の全面を覆う下
部電極3を形成し、複数の上部電極2を、各々が前記下
部電極3と対向するように圧電素子1の上面へ放射状に
並べて形成し、更に下部電極3の下面を起歪体4に接合
し、該下部電極3の中央部が位置する起歪体4の裏面に
重錘体5を固着したものである。起歪体4の下面に下部
電極3を形成することは、特に非導電性の起歪体4を用
いた場合における共通電位の引き出しに有効であるが、
導電性を有する起歪体4を用いた場合に採用しても構わ
ない。例えば、より導電性の良い素材或いはより耐蝕性
に優れた素材をもって起歪体4の表面に下部電極3とな
る被膜を形成することで、安価で高品質な起歪体4を構
成することが可能となる。
したものである。この三軸圧電加速度センサーの本体9
は、圧電素子1の下面に、該圧電素子1の全面を覆う下
部電極3を形成し、複数の上部電極2を、各々が前記下
部電極3と対向するように圧電素子1の上面へ放射状に
並べて形成し、更に下部電極3の下面を起歪体4に接合
し、該下部電極3の中央部が位置する起歪体4の裏面に
重錘体5を固着したものである。起歪体4の下面に下部
電極3を形成することは、特に非導電性の起歪体4を用
いた場合における共通電位の引き出しに有効であるが、
導電性を有する起歪体4を用いた場合に採用しても構わ
ない。例えば、より導電性の良い素材或いはより耐蝕性
に優れた素材をもって起歪体4の表面に下部電極3とな
る被膜を形成することで、安価で高品質な起歪体4を構
成することが可能となる。
【0022】一般的に、センサーは微小な電気信号を出
力するものであり、増幅装置を介して制御に用いられる
場合が多い。そこで今日ではセンサーを内容するパッケ
ージ内に増幅装置を具備した物理量検出部品を用い、そ
の出力をそのまま制御装置へ入力する場合もある。本発
明による三軸圧電加速度センサーにおいても、例えば一
つの起歪体受け6へセンサー本体9とともに、コンタク
ト部或いは増幅回路を搭載した補助基板を固定するなど
して、加速度検出部と制御装置との接続を簡便にするこ
とも可能である。
力するものであり、増幅装置を介して制御に用いられる
場合が多い。そこで今日ではセンサーを内容するパッケ
ージ内に増幅装置を具備した物理量検出部品を用い、そ
の出力をそのまま制御装置へ入力する場合もある。本発
明による三軸圧電加速度センサーにおいても、例えば一
つの起歪体受け6へセンサー本体9とともに、コンタク
ト部或いは増幅回路を搭載した補助基板を固定するなど
して、加速度検出部と制御装置との接続を簡便にするこ
とも可能である。
【0023】
【発明の効果】以上のごとく本発明の三軸圧電加速度セ
ンサーによれば、引き出し線の数が従来と比較して著し
く減少し、センサーの構造が簡素となる。その結果、製
造が容易となり、歩留りが向上するため、品質の向上並
びに生産コストの削減に大きく寄与するものである。
ンサーによれば、引き出し線の数が従来と比較して著し
く減少し、センサーの構造が簡素となる。その結果、製
造が容易となり、歩留りが向上するため、品質の向上並
びに生産コストの削減に大きく寄与するものである。
【図1】の(イ)(ロ) 本発明による三軸圧電加速度センサーの第1実施例を示
す断面図である。
す断面図である。
【図2】前記加速度センサーの平面図である。
【図3】前記加速度センサーの上部電極の配置図であ
る。
る。
【図4】前記加速度センサーの分極状態を示す説明図で
ある。
ある。
【図5】前記加速度センサーにおける上部電極の拡大配
置図である。
置図である。
【図6】前記加速度センサーにおける上部電極間の拡大
図である。
図である。
【図7】の(イ)(ロ)(ハ) 前記加速度センサーの加速度作用時における電荷分布図
である。
である。
【図8】本発明による三軸圧電加速度センサーの第2実
施例を示す断面図である。
施例を示す断面図である。
【図9】本発明による三軸圧電加速度センサーにおける
上部電極の他の配置例を示す説明図である。
上部電極の他の配置例を示す説明図である。
1 圧電素子 2 上部電極 3 下部電極 4 起歪体 5 重錘体 6 起歪体受け 7 分極部 7a 第1分極部 7b 第2分極部 8 パターン O 原点
Claims (2)
- 【請求項1】 XYZ三次元座標系における加速度のX
YZ各軸方向成分を検出する加速度センサーであって、 前記座標系におけるXY平面にそれぞれ平行な上面及び
下面を有する板状の圧電素子(1)と、該圧電素子
(1)の上面に設けられた上部電極(2)と、該上部電
極(2)全てに対向するように、圧電素子(1)の下面
に接合された一枚の導電性を有する起歪体(4)と、前
記圧電素子(1)の中央部が位置する起歪体(4)の下
面に固着された重錘体(5)と、前記圧電素子(1)の
周囲で起歪体(4)を支持固定する起歪体受け(6)と
を備え、 上部電極(2)は、X軸上に配列されたX軸成分電極
と、Y軸上に配列されたY軸成分電極と、X軸及びY軸
に対し原点(O)を軸として所定角度傾斜したV軸及び
W軸上に直線的に配列されたZ軸成分電極からなり、 前記圧電素子(1)は、前記上部電極(2)の下方に位
置する部分個々に対して、XY平面に沿った伸び力が作
用したときに、上面に第1極性の電荷が、下面に第2極
性の電荷が、それぞれ発生し、XY平面に沿った縮み力
が作用したときに、上面に第2極性の電荷が、下面に第
1極性の電荷が、それぞれ発生する第1分極処理、或い
はXY平面に沿った伸び力が作用したときに、上面に第
2極性の電荷が、下面に第1極性の電荷がそれぞれ発生
し、XY平面に沿った縮み力が作用したときに、上面に
第1極性の電荷が、下面に第2極性の電荷がそれぞれ発
生する第2分極処理のいずれか一方を施した分極部
(7)が形成され、 X軸成分及びY軸成分を検出する部分では、第1分極処
理を施した第1分極部(7a)と第2分極処理を施した
第2分極部(7b)とが、XY各軸に沿って一端から他
端まで交互に形成され、 Z軸成分を検出する部分では、第1分極部(7a)と、
第2分極部(7b)とが、原点(O)から放射方向へ交
互に形成され、 前記上部電極(2)及び圧電素子(1)上に、XYZ各
軸成分ごとに出力を引き出す回路パターン(8)が形成
されていることを特徴とする三軸圧電加速度センサー。 - 【請求項2】 前記三次元座標系におけるXY平面にそ
れぞれ平行な上面及び下面を有する板状の圧電素子
(1)と、該圧電素子(1)の上面に設けられた上部電
極(2)と、該上部電極(2)全てに対向するように、
圧電素子(1)の下面に設けられた一枚の下部電極
(3)と、該下部電極(3)の下面に接合された起歪体
(4)と、前記圧電素子(1)の中央部が位置する起歪
体(4)の下面に固着された重錘体(5)と、前記圧電
素子(1)の周囲で前記起歪体(4)を支持固定する起
歪体受け(6)とを備えたことを特徴とする請求項1記
載の三軸圧電加速度センサー。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP34426193A JP3308368B2 (ja) | 1993-12-17 | 1993-12-17 | 三軸圧電加速度センサー |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP34426193A JP3308368B2 (ja) | 1993-12-17 | 1993-12-17 | 三軸圧電加速度センサー |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH07174782A true JPH07174782A (ja) | 1995-07-14 |
JP3308368B2 JP3308368B2 (ja) | 2002-07-29 |
Family
ID=18367876
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP34426193A Expired - Fee Related JP3308368B2 (ja) | 1993-12-17 | 1993-12-17 | 三軸圧電加速度センサー |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP3308368B2 (ja) |
Cited By (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPH10282135A (ja) * | 1997-04-04 | 1998-10-23 | Ngk Insulators Ltd | センサユニット |
WO2000060364A1 (fr) * | 1999-04-02 | 2000-10-12 | Ngk Insulators, Ltd. | Element de capteur d'acceleration, capteur d'acceleration et leur procede de fabrication |
KR100563868B1 (ko) * | 1998-04-13 | 2006-03-23 | 마쯔시다덴기산교 가부시키가이샤 | 압전형 가속도센서, 가속도 검출방법 및 압전형 가속도센서의 제조방법 |
JP2011220765A (ja) * | 2010-04-07 | 2011-11-04 | Japan Science & Technology Agency | 慣性センサ及びその製造方法 |
-
1993
- 1993-12-17 JP JP34426193A patent/JP3308368B2/ja not_active Expired - Fee Related
Cited By (5)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPH10282135A (ja) * | 1997-04-04 | 1998-10-23 | Ngk Insulators Ltd | センサユニット |
KR100563868B1 (ko) * | 1998-04-13 | 2006-03-23 | 마쯔시다덴기산교 가부시키가이샤 | 압전형 가속도센서, 가속도 검출방법 및 압전형 가속도센서의 제조방법 |
WO2000060364A1 (fr) * | 1999-04-02 | 2000-10-12 | Ngk Insulators, Ltd. | Element de capteur d'acceleration, capteur d'acceleration et leur procede de fabrication |
US6546800B1 (en) | 1999-04-02 | 2003-04-15 | Ngk Insulators, Ltd. | Acceleration sensor element, acceleration sensor, and method of manufacturing the same |
JP2011220765A (ja) * | 2010-04-07 | 2011-11-04 | Japan Science & Technology Agency | 慣性センサ及びその製造方法 |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JP3308368B2 (ja) | 2002-07-29 |
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Legal Events
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