JPH07174561A - 位置計測投光装置および投光装置取り付け構造 - Google Patents

位置計測投光装置および投光装置取り付け構造

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JPH07174561A
JPH07174561A JP5344965A JP34496593A JPH07174561A JP H07174561 A JPH07174561 A JP H07174561A JP 5344965 A JP5344965 A JP 5344965A JP 34496593 A JP34496593 A JP 34496593A JP H07174561 A JPH07174561 A JP H07174561A
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    • EFIXED CONSTRUCTIONS
    • E21EARTH DRILLING; MINING
    • E21DSHAFTS; TUNNELS; GALLERIES; LARGE UNDERGROUND CHAMBERS
    • E21D9/00Tunnels or galleries, with or without linings; Methods or apparatus for making thereof; Layout of tunnels or galleries
    • E21D9/003Arrangement of measuring or indicating devices for use during driving of tunnels, e.g. for guiding machines
    • E21D9/004Arrangement of measuring or indicating devices for use during driving of tunnels, e.g. for guiding machines using light beams for direction or position control
    • GPHYSICS
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    • G01C15/00Surveying instruments or accessories not provided for in groups G01C1/00 - G01C13/00
    • G01C15/002Active optical surveying means

Abstract

(57)【要約】 【目的】 盛り替え作業を容易にし、トンネル施工作業
の能率を高める。 【構成】 投光装置の本体フレーム32には、入射する
レーザ光18を受光する受光器36が設けてある。ま
た、受光器36の後方には、ビーム44を出射する発光
器42が設けてある。この発光器42は、出射方向調整
装置44に搭載してあり、ローカルコントローラ50が
出射方向調整装置44を介してビーム44の出射仰角と
出射水平角とを調整する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、トンネル掘進機の位
置、姿勢を計測するシステムに係り、特にトンネル内の
基準点と掘進機との中間に設けて計測用ビームの中継を
する位置計測投光装置および投光装置取り付け構造に関
する。
【0002】
【従来の技術】トンネルを施工する場合、トンネル掘進
機によって予め定めたトンネル計画線に沿って掘進(掘
削)するようになっている。従って、トンネルを計画通
りに施工するためには、掘進機の位置、姿勢を計測し、
的確な方向修正や制御、また後工程におけるセグメント
を組み立てる場合の掘進機との緩衝を避けるために必要
である。しかも、トンネル掘進線形の複雑化、地下構造
物や既存トンネルが多い地域での施工、下水道など施工
線形の高い要求精度などの施工案件が増加しており、掘
進機の位置、姿勢計測の重要性、必要性が増している。
【0003】トンネル掘進機の位置と姿勢とを決定する
ためには、位置を表す3つの量と、姿勢を表す3つの量
の計6成分を知る必要がある。掘進機の位置は、例えば
トンネル空間内に適当な三次元座標系を設置し、その3
つの成分を用いて表すことができ、通常はトンネルの掘
進計画線を1つの座標軸にとり、掘進距離と計画線から
のずれ(水平方向、鉛直方向の2成分)によって掘進機
の位置を表すことが多い。一方、掘進機の姿勢は、例え
ば掘進機の中心軸(掘進方向と同じ向き)が水平面内に
おいて向いている方向(ヨーイング角)、掘進機の前後
方向の傾き(ピッチング)、掘進機の中心軸回りの回転
(ローリング)の3成分を用いて表すことができる。そ
して、近年は、掘進機による掘進速度の向上に伴い、人
手による位置、姿勢の計測では施工要求速度に対応でき
ないため、掘進機の位置、姿勢計測を自動的に行うよう
方法、装置が各種提案されている。
【0004】例えば、特開平4−310818号公報に
は、トンネル内の測定済みのセグメント上部からターゲ
ットプリズムを吊り下げて固定し、トンネル掘進機内の
上部に光波距離計と方位ジャイロと傾斜計とを設け、ト
ンネル掘進機の位置と姿勢とを計測する方法が開示して
ある。
【0005】また、特開平3−211409号公報に
は、掘進機と既設セグメントに受光器を設け、旋回式レ
ーザ投光器をこれらの受光器の間に設置し、2つの受光
器が出力する受光信号により、旋回式レーザ投光器の旋
回角を測定し、かつレーザ投光器と2つの受光器との距
離を測定する測距儀を設けて測定し、角度と距離とから
既設セグメントに設けた受光器位置から掘進機の位置を
測定する方法が開示してある。
【0006】さらに、特開昭60−212593号公報
には、トンネル掘進機の後方にレーザ投光器を設け、掘
進機にレーザ受光器とローリング計とを搭載し、またレ
ーザレーザ投光器とレーザ受光器との間の距離を検出す
る測距儀を設け、これらによりトンネル掘進機の位置、
姿勢を検出し、同時に予定掘進線形にレーザレーザ投光
器のレーザ光12を追従させる技術が開示してある。
【0007】そして、特公平3−79646号公報に
は、トンネル内の固定点と最終測定点である掘進機との
間に移動点を設定し、固定点には、レーザ発振器、照準
ターゲット、光波測距儀のプリズムターゲット、回転装
置により構成した定位置測定器を設置し、最終測定点で
ある掘進機には、ローリングを自動補正する懸架装置、
レーザ位置検出器、光波測距儀のプリズムターゲット、
傾斜計により構成した掘進機用測定器を設け、また各移
動点には、レーザ発振器、レーザ発振器を水平面内で回
転可能ならしめる回転装置、回転装置のレベルを調整す
る自動レベル設定器、光波測距儀、レーザ位置検出器に
より構成した移動点測定器を設け、測角および距離測定
を行い固定点から最終測定点の位置を計測する手段が開
示してある。
【0008】すなわち、特公平3−79646号公報に
記載のものは、固定点から固定点後方の基準点と移動点
測定器を臨む角度を、定位置測定器の回転装置に固定し
たレーザ発振器により、基準点をバックサイトしたとき
の回転角度と、移動点測定器を臨む回転角度との差によ
り検出し、さらに移動点から固定点、最終測定点および
移動点との距離を、移動点測定器に設置した光波測距儀
と、定位置測定器、掘進機用測定器に設置したプリズム
ターゲットとにより測定する。そして、移動点が掘進機
の掘進により位置が変化したときは、前記手段をもって
再測定を実行することにより、逐次掘進機の位置を検出
可能にし、トラバース測量と同じ原理で絶えず基準点に
対する掘進機の位置を知ることができるようになってい
る。
【0009】
【発明が解決しようとする課題】ジャイロコンパスによ
るトンネル掘進機の方位(掘進方向、ヨーイング角)を
検出して掘進機の位置を測定場合、掘進機がジャイロコ
ンパスにより検出した掘進方向に、実際どのくらいの距
離を掘進したかを計測する必要がある。しかし、掘進機
は、掘進する際に横滑りを起こしながら掘進していくこ
とがあり、特開平4−310818号公報に開示してあ
るトンネル内の測定済みのセグメント上部の点からター
ゲットプリズムを吊り下げて固定し、トンネル掘進機内
上部にプリズムからの反射光を受光して距離を計測する
光波距離計を用いる方法では、掘進機とターゲットプリ
ズムとの間の距離を計測することはできるが、掘進方向
成分とそれに鉛直な平面内の移動成分とが分離できない
ため、トンネル掘進機が横滑りをすると、横滑りを起こ
した際の位置は、掘進方向に鉛直な平面内の移動成分に
より生じる誤差を含んだものになる。
【0010】一方、レーザ光を利用してトンネル掘進機
の位置を計測する場合、レーザ光の直線性により、トン
ネルの曲線部では曲線に対応した計測が困難となる。そ
こで、特開昭60−212593号公報に記載のもは、
掘進機後方に設けたレーザ投光器から照射されたレーザ
光を基準にし、掘進機にレーザ受光器とローリング計、
およびレーザ投光器とレーザ受光器との間の距離を検出
する測距儀を設け、各計測器の出力信号からトンネル掘
進機の位置3成分と姿勢角3成分とを計測することを可
能にし、多少の曲線にも対応できるように予定掘進線形
にレーザ投光器のレーザ光を追従させるようにしてい
る。しかし、この技術により対応できるのは、レーザ投
光器からレーザ受光器が臨めることが前提であり、適用
できる範囲が極めて狭い。
【0011】ところで、曲線施工に対応する方法とし
て、通常のトラバース測量と同様に、基準点と掘進機に
設けた測点との中間に中間測点を設け、基準点と中間測
点および中間測点と掘進機の測点とを結んだ線のなす角
とそれぞれの長さを測定し、基準点に対する掘進機の位
置を計測する技術が考えられる。そして、このような考
えの下に、特開平3−211409号公報と特公平3−
79646号公報とには、中間の測量点(旋回型レーザ
発振器の設置点または移動点)に測距儀を設置して基準
点と中間の測量点との間、中間の測量点と掘進機に設置
された測点との間の距離を測定するようにしている。し
かし、この構成によると、曲線施工をしていくと、図2
1(1)に示したように、自ら施工したトンネルの壁1
0により、中間の測点12から掘進機の測点を臨むこと
が不可能になり、レーザ光がトンネルの壁10に阻害さ
れ、掘進機の位置を計測できなくなる。
【0012】通常のトラバース測量の場合、中間測点か
ら掘進機の測点を臨むことが不可能になると、中間の測
点より掘進機に近い、掘進機を臨むことができる地点の
既設セグメント上に新たな測点を設け、先の中間の測点
を新たな基準点として掘進機の位置を測定する。同様の
視点から、特開平3−211409号公報に記載の基準
点に設けた受光器と、中間測点に設置した旋回式レーザ
投光器、測距儀を新たに設置し直し、また特公平3−7
9646号公報に記載の定位置測定器、移動点測定器を
設置し直す、いわゆる「盛り替え」を行うことにより、
トンネル曲線部における対応が可能になる。しかし、特
開平3−211409号公報と特公平3−79646号
公報に記載のものは、1回の盛り替え作業において、2
つの測定器を設置し直す必要がある。また、この盛り替
え作業は、トンネルの直線施工の工区であっても必要と
なる。
【0013】すなわち、レーザ光の到達距離は、トンネ
ル内の環境(例えば、湿度、浮遊塵埃、温度等)にも左
右されるが、一般に200m程度であるため、図21
(2)の如く、シールド掘進機14がレーザ投光器16
の出射したレーザ光18の検出可能距離Lより長く掘進
したした場合、レーザ光18がシールド掘進機14に設
けた受光器20に到達しないため、盛り替えをしてシー
ルド掘進機14の位置を検出できるようにしなければな
らない。さらに、シールド掘進機14の掘進移動によ
り、シールド掘進機14の位置、姿勢が変化し、それま
でシールド掘進機14の受光器20に当たっていたレー
ザ光18が、図21(3)のように受光器20から外れ
てしまう、いわゆるターゲットアウトが生ずる場合があ
り、このようなターゲットアウトを生じた測点と測点と
の間にも、新設による盛り替えをする必要がある。
【0014】ところが、特公平3−79646号公報に
記載のものにおける盛り替え作業は、定位置測定器のレ
ーザ回転軸が水平面と直交していない場合、基準点と固
定点および移動点とのなす角度の測定に誤差を生じるた
め、定位置測定器を設置する場合、測定器が水平を保つ
ように調整しながら行う必要があり、盛り替え作業が煩
雑で、多くの時間を必要とする。このことは、旋回式レ
ーザ投光器を用いた特開平3−211409号公報に記
載のものにおいても同様である。
【0015】また、特公平3−79646号公報に記載
のレーザ発振器は、水平面内の回転と仰角方向の角度検
出とを検出して制御するようにしているが、各測定器間
にレベル差があると計測した距離に誤差を生ずる。そこ
で、距離の測定誤差を抑えるためには、定位置測定器、
移動点測定器および掘進機用測定器のそれぞれのレベル
を合わせることが必要である。このことは、特開平3−
211409号公報に記載の光波測距儀の光軸を調整す
る場合も同様である。従って、従来技術における盛り替
え作業は、測定装置の単なる設置場所の変更というだけ
でなく、多くの手間を必要とする作業となっており、ト
ンネル工事の迅速化、効率化の障害となっている。
【0016】本発明は、前記従来技術の欠点を解消する
ためになされたもので、盛り替え作業を容易にし、トン
ネル施工作業の能率を高めることを目的としてる。
【0017】
【課題を解決するための手段】上記の目的を達成するた
めに、本発明に係る位置計測投光装置は、トンネル内の
基準点と掘進機との間に設置され、前記基準点または前
記掘進機に設けた光源が出射した光を他方に中継する位
置計測投光装置において、前記光源が出射した光が入射
する受光部と、この受光部の前記光の受光方向と略反対
方向に光を出射する発光部と、前記受光部が出力する受
光信号に基づいて、受光部への前記光の入射方向を求
め、前記発光部の光の出射方向を予め定められた目標点
に制御する制御部と、この制御部と前記受光部、前記発
光部とを取り付けた本体とを有することを特徴としてい
る。
【0018】光源と発光部とが出射する光は線状ビーム
であることが望ましい。また、本体には、トンネルの軸
線に平行な軸回りの回転を検出するローリング検出部を
設ける。そして、受光部は、光を受光、透過して照射位
置を2次元的に検出する位置検出センサにするとよい。
さらに、受光部は、所定の間隔を隔てて配置した第1受
光面と第2受光面とを有する構造にする。そして、第2
受光面は、CCDから構成してよい。なお、発光部は、
仰角と水平角とを調整可能に構成する。また、本体に
は、目標点との距離を計測す光距離計測部を設けること
ができる。この光距離計測部は、仰角と水平角とを調整
可能に設ける。さらに、本体は、光距離計測部の照射す
る入射ビームを入射方向に送り返す測距用反射部を設け
ることができる。
【0019】一方、本発明に係る投光装置固定構造は、
投光装置の上部に取り付ける治具本体と、この治具本体
の上部に開閉可能に設けた複数の係止片と、これら各係
止片を開脚させる弾性体と、既設のセグメントに設けら
れ、中央部に前記治具本体を進入させる開口を有し、開
脚している前記係止片を係止する係止部と、この係止部
の上方に上下方向移動可能に配置され、前記治具本体が
進入したときに、前記係止片を閉脚する閉脚部材とを有
する構造となっている。
【0020】弾性体は、ばねであってよい。ばねは、治
具本体の内部に配置され、係止片の治具本体内挿入部を
開脚方向に付勢しているコイルばねにすることができる
し、治具本体と係止片との間に各係止片に対応させて設
けたコイルばね、板ばねなどにすることができる。そし
て、治具本体は、治具本体を昇降させるワイヤを上下方
向に挿通させる挿通穴を設け、係止部の上方にはワイヤ
を掛けるワイヤ掛け部を設けるとよい。
【0021】
【作用】上記の如く構成した本発明の位置計測投光装置
は、制御部が受光部に入射してくる光源からの光の入射
方向に応じて、発光部の光の出射方向を、予め定められ
た目標点となるように調整するため、従来のような厳密
な光軸合わせ、レベル合わせ必要とせず、迅速な盛り替
えが可能となってトンネル施工作業の迅速化、効率化が
図れる。第1受光面に、照射位置を2次元的に検出する
位置検出センサを用いる構成となっており、線状ビーム
の照射位置が水平、垂直の平面で検出でき、本体装置に
設けられている受光部の出射方向の調整軸の位置偏位量
を本体装置の姿勢情報と併せて検出することができ、出
射方向の調整が容易になる。また、本体に線状ビームを
照射している別の装置からの距離、出射方向、位置の情
報を用いることにより、本体の位置が掘進機の掘進反力
により移動してもその量を検出することができる。
【0022】光源と発光部とが出射する光を線状ビーム
にすると、受光部に入射する光の方向を求めることが容
易である。また、本体のローリング検出部を設けて本体
のローリング量を検出すれば、受光部に入射した光の入
射方向のローリングによる影響を排除して、受光部(本
体)のピッチング量、ヨーイング量を求めることがで
き、これらを考慮して発光部の光の出射方向を正確に定
めることができる。そして、光を受光、透過して照射位
置を2次元的に検出する位置検出センサを用いることに
より、入射可能範囲を大きくとることができ、本体の姿
勢を求めるのに好都合である。
【0023】さらに、受光部に所定の間隔を隔てて設け
た2つの受光面を設けると、受光部に入射する光の入射
方向を容易に知ることができる。第1受光面と第2受光
面とは、ともに光を受光、透過して照射位置を2次元的
に検出する位置検出センサによって構成することも可能
であるが、入射光に対して後方に位置する第2受光面を
CCDや多数の受光素子を面状に配列したセンサによっ
て構成することにより、装置のコストを低減できる。
【0024】なお、本体には、光距離計測部を設けれ
ば、目標点となる例えば掘進機までの距離を測定でき
る。そして、光距離計測部を仰角と水平角とを調整可能
とすることにより、光距離計測部を目標点の反射部に対
して確実に正対させることができ、距離の計測を各確実
に行うことができる。さらに、本体に測距用反射部を設
ければ、他の計測装置による距離測定を可能にする。
【0025】また、本発明の投光装置固定構造において
は、係止部の中央部に設けた開口から治具本体の上部を
進入させ、開脚した係止片を係止部に係止、支持させる
ことにより、投光装置を既設セグメントに容易に取り付
けることができる。また、治具本体をさらに上方に移動
させると、閉脚部材が係止片を閉脚するため、係止部に
よる係止片の係止が解除され、治具本体をセグメントか
ら投光装置を容易に取り外すことができる。従って、投
光装置の着脱が容易に行え、トンネル工事の迅速化を図
ることができる。
【0026】弾性体は、ばねであってもよいし、ゴムな
どであってもよい。ばねを治具本体内に配置したコイル
ばねとすると、構造を簡素にすることができる。また、
治具本体にワイヤの挿通穴を設け、係止部の上方にワイ
ヤを掛けるワイヤ掛け部を設けると、治具本体を挿通さ
せたワイヤをワイヤ掛け部に掛け、滑車を用いると同様
にして投光装置を取り付けた治具本体を昇降させること
ができ、取り付け、取り外しに台等を必要とせず、投光
装置の設置、取り外しを容易に行え、作業者の作業負
担、危険度を低減することができる。
【0027】
【実施例】本発明に係る位置計測投光装置および投光装
置取り付け構造の好ましい実施例を、添付図面に従って
詳説する。なお、前記従来技術において説明した部分に
対応する部分については、同一の符号を付し、その説明
を省略する。図1は、本発明の実施例に係る位置計測投
光装置の斜視図である。
【0028】図1において、投光装置30は、本体フレ
ーム32の底板34に受光器36が固定してある。この
受光器36は、線状ビームからなるレーザ光18の入射
する受光部38が図2に示したように、第1の受光面3
8aと第2の受光面38bとから構成してあるととも
に、第1受光面38aの前方に集光レンズ39が配設し
てある。各受光面38a、38bは、照射位置を2次元
的に検出する位置検出センサにより構成してある。ま
た、第1の受光面38aは、透明または半透明になって
いて、レーザ光18を透過できるようにしてある。そし
て、レンズ39は、光軸41が各受光面38a、38b
と直交し、第2受光面38bの中心(原点)と一致して
いるとともに、第2受光面38bの中心に焦点を結ぶよ
うになっていて、光軸41に平行に入射してきたレーザ
光18を第2受光面38bの中心に入射させるようにな
っている。さらに、受光器36は、ローリング計40を
内蔵していて、トンネルの軸線(計画線)と平行な軸、
すなわち入射するレーザ光18のほぼ進行方向回りの回
転量(ローリング量)が検出されるようになっている。
【0029】受光器36の後方には、発光器42が設け
てある。この発光器40は、レーザ発振器から構成して
あり、線状のレーザ光ビーム44をレーザ光18の入射
方向とほぼと反対方向に出射する。そして、発光器42
は、図示しないステッピングモータやダイレクトドライ
ブモータ等のモータを内蔵した出射方向調整装置44に
取り付けてある。この出射方向調整装置44は、一点鎖
線に示したように発光器42の向きを変え、ビーム44
の出射方向を調整してビーム44を確実に目標物(目標
点)に向けて放射できるようにする。すなわち、出射方
向調整装置44は、例えば2軸の回転ステージを有し、
制御部であるローカルコントローラ50によって制御さ
れ、矢印46のように発光器42を上下方向に揺動す
る、矢印48に示したように発光器42を水平面内(床
面に平行な面内)で揺動し、ビーム44の仰角と水平角
とを調整するようになっている。そして、発光器42の
仰角と水平角とは、角度検出器45によって検出され、
ローカルコントローラ50に入力される。
【0030】発光器42の側方には、光距離計測部とな
る光波測距儀52が設置してある。この光波測距儀52
は、線状ビーム44とほぼ同方向に計測ビームを出射
し、目標点が反射した反射光を受光して目標点までの距
離を求めるようになっている。そして、光波測距儀52
は、発光器42と同様に仰角と水平角との調整が可能と
なっていて、他の投光装置または掘進機などの目標点に
設けた反射部と正対させることができるようにしてあ
る。また、受光器36の側方には、測距用反射部である
反射プリズム54が設けてあり、レーザ光18と同方向
から入射してくる、他の投光装置30などの光波測距儀
が出力した測距用ビームを入射方向に送り返すようにな
っている。なお、光波測距儀52と反射プリズム54と
は、位置を入れ替えてもよい。
【0031】コントローラ50には、表示部55が設け
てあり、投光装置30の位置や姿勢、ビーム44の出射
方向等を表示できるようにしてある。また、投光装置3
0は、各計測器やコントローラ50へ電力を供給する電
源56を有するとともに、通信ボート58が設けてあ
る。この通信ボート58は、図3のように地上などに設
置してあるメインコントローラ60と通信ケーブル62
を介して接続してあり、ローカルコントローラ50が求
めたデータをメインコントローラ60に転送できるとと
もに、メインコントローラ60からコントローラ50に
命令やデータを与えることができるようにしてある。
【0032】メインコントローラ60は、図示しない発
進立坑などの基準点(第1の測点)に配設した第1の測
点ローカルコントローラ64や、最終測点であるシール
ド掘進機14に設けた最終測点ローカルコントローラ6
6、およびこれら第1測点と最終測点との間に複数配置
した図1に示した投光装置30のそれぞれの通信ボート
58a、58b、58c……と並列に接続してあり、こ
れらと情報の授受を行うようになっている。なを、図4
に示したように、第1測点ローカルコントローラ64、
各通信ボート58a、58b、58c……、最終測点ロ
ーカルコントローラ66、メインコントローラ60を直
列に接続するようにしてもよい。
【0033】投光装置30の本体フレーム32の上部に
は、投光装置30を既設セグメントに固定し、また取り
外すための取付け治具70が複数装着してある。この取
付け治具70は、図5に示したように、治具本体72が
略角筒状に形成してあり、上部に4枚の係止片74が設
けてある。各係止片74は、治具本体72に枢着してあ
って、矢印76のように開閉脚できるようになってい
る。そして、治具本体72の内部には、圧縮した開脚コ
イルばね78が配置してあり(図7参照)、この開脚コ
イルばね78が各係止片74を開脚方向に付勢してい
る。また、治具本体72の上部には、昇降ワイヤ80を
通すための穴82が形成してある。
【0034】このように構成した実施例の投光装置30
は、既設セグメントの裏込め注入用の注入孔を塞ぐねじ
を利用して既設のセグメントリングに中継器としてに取
り付けられ、また取り外される。すなわち、図6に示し
たように、注入孔を塞ぐねじ84は、ワイヤ掛け部とな
るピン86が設けてあるとともに、仕切り88を有して
いる。昇降ワイヤ80はピン86の仕切り86の一側に
掛け、ピン86の他側に掛けた通信ケーブル62と電源
ケーブル90とを損傷しないようにする。このように、
ピン86に昇降ワイヤ80等が掛けられたねじ84は、
図8のようにセグメントリング92の上部に位置するセ
グメントピースの裏込め注入孔に螺着する。そして、ピ
ン86に掛けられたに昇降ワイヤ80は、両端が図5の
ように穴82を介して治具本体72に通されたのち、一
端が投光装置30に結合さる。また昇降ワイヤ80の他
端は、上部のセグメントピースに隣接したセグメントピ
ースの裏込め用注入孔に螺着した図6のねじ84と同様
のねじのピンに掛けられたのち、チェーンブロック92
に連結する(図8参照)。
【0035】オペレータ94がチェーンブロック92を
操作して昇降ワイヤ80を巻き取ると、投光装置30を
接続した取付け治具70が図7(1)のように上昇す
る。ねじ84を取り付けたセグメントリング92の上部
セグメントには、孔部96の下端部に、取付け治具70
の係止片74を係止する係止部98が孔部96の内側に
向けて設けてある。そして、孔部96には、係止部98
によって形成させた治具本体72が進入する開口100
より大きく形成した閉脚部材102が上下動可能に配置
してある。この閉脚部材102は、中心部に開口100
より小さな治具本体72を受け入れる穴104を有して
いる。
【0036】昇降ワイヤ80がチェーンブロック92に
巻き取られるに従って、治具本体72は上部が図7
(2)のように開口100を介して閉脚部材102の穴
104に進入する。このとき、係止片74は、係止部9
8により閉脚させられるとともに、閉脚部材102を押
し上げる。そして、係止片74が係止部98の上方に達
した段階で昇降ワイヤ80を緩めると、係止片74は、
開脚コイルばね78によって開脚させられ、係止部96
に係止される。これにより、図7(3)のように投光装
置30は、取付け治具70を介してセグメントリング9
2に固定される。
【0037】一方、投光装置30を取り外す場合、チェ
ーンブロック92によって昇降ワイヤ80を巻き、係止
片74を閉脚部材102の穴104内に進入させる。こ
れにより、係止片74は、図7(4)のように閉脚部材
102によって閉脚させられ、破線で示したように閉脚
部材102が自重により係止部98の上に落下する。そ
こで、チェーンブロック92を介して昇降ワイヤ80を
繰り出すと、治具本体72の上端部は図7(5)のよう
に閉脚部材102の中を滑り降りる。そして、取付け治
具70は、閉脚部材102の穴104が開口100より
小さいため、図7(6)、(7)のように上端部が係止
部98の下方に抜け、係止片74が開脚コイルばね78
によって開脚させられる。従って、投光装置30をセグ
メントリング92から取り外すことができる。
【0038】このように、実施例の取り付け構造によれ
ば、チェーンブロック92による昇降ワイヤ80の巻き
取り、繰り出し操作だけで投光装置30をセグメントリ
ング92に固定したり、セグメントリング92から取り
外すことができ、設置場所が高くとも設置用の台などを
必要とせず、極めて容易に投光装置30の着脱をおこな
うことができる。しかも、治具本体72が角筒状に形成
してあるため、投光装置30の受光器36と発光器42
とを容易、確実にトンネルの軸線方向にむけることがで
きる。なお、この実施例においては、係止片74を開脚
させるのに、治具本体72の内部に配置した開脚コイル
ばね78を用いたが、図7(1)に破線で示したよう
に、各係止片74に対応してコイルばね79や板ばね、
ゴム等を設けてもよい。また、取付け治具70を裏込め
注入孔にねじ込むようにしてもよい。
【0039】図9は、基準点となる第1の測点と最終測
点であるシールド掘進機14に設けた受光器20との間
に、1つの投光装置30を中継器として設置した例を示
したものである。中継器である投光装置30は、上述の
ようにしてセグメントリング92に取り付けられる。こ
の投光装置30は、第1測点に設けた光源(レーザ投光
器)105の出射したレーザ光18が受光器36に入射
するように設置される。第1の測点は、例えばシールド
掘進機14の発進立坑に設けられ、通常の測量等により
光源105の位置が正確に求めてある。また、光源10
5は、レーザ光18がトンネル計画線に沿って出射され
るように設置することが望ましい。
【0040】投光装置30は、発光器42がシールド掘
進機14に向いており、シールド掘進機14に設けた受
光器20に向けて線状のレーザビーム44を放射する。
シールド掘進機14に設けた受光器20を有する測定装
置は、ローリング計106を備えており、シールド掘進
機14のローリング量(ローリング角)を検出できるよ
うになっている。なお、図9の符号107は、セグメン
ト108に反力をとってシールド掘進機14を前進させ
るシールドジャッキである。
【0041】このように設置した投光装置30におい
て、前記したように受光器36の集光レンズ39の光軸
41に平行して受光部38に入射してくるレーザ光18
は、原点である第2受光面38bの中心に照射される。
従って、投光装置30は、図2の実線のように、第2受
光面38bの中心にレーザ光18が入射している場合、
レーザ光18の進行方向回りの傾き(ローリング)があ
ったとしても、受光器36の受光面38がレーザ光18
の進行方向に直交した姿勢となり、投光装置30にピッ
チング(レーザ光18の進行方向に対する上下方向の傾
き)やヨーイング(水平面内の傾き)を生じていない。
このため、発光器42は、例えばトンネルが直線的に掘
進されている場合、レーザ光18と同方向にビーム44
を出射する。そして、受光器36のローリング量は、受
光器36に設けたローリング計40によって検出され、
ローカルコントローラ50に入力される。一方、図2の
破線に示したように、集光レンズ39を通ったレーザ光
18が照射位置が第2受光面38bの中心からずれてい
る場合、投光装置30にピッチングまたはヨーイング、
あるいはこの両者が生じているため、発光器42のビー
ム44の出射方向を調整する必要がある。この調整は、
コントローラ50により行われる。
【0042】メインコントローラ60とローカルコント
ローラとが図3のように並列に接続してある場合、まず
ローカルコントローラ50は、図10のステップ110
のように、第1受光面38a、第2受光面38bにおけ
るレーザ光18の照射位置を読み取るとともに、ローリ
ング計40から受光器36のローリング量(ローリング
角)を読み取り、また光波測距儀52が計測した次の投
光装置30またはシールド掘進機14に設置した反射プ
リズムまでの距離を読み込む。そして、コントローラ5
0は、メインコントローラ60から予め与えられたプロ
グラムに従って、ローリング計40が検出したローリン
グ量に等しい回転分だけ第1受光面38aと第2受光面
38bとの座標をローリング方向と反対方向に回転させ
(ステップ111)、ローリングがないとした場合の、
第1受光面38aと第2受光面38bとのレーザ光18
の照射位置(補正照射位置)を求め(ステップ11
2)、表示部55に表示するとともに、メインコントロ
ーラ60に伝送する(ステップ113、114)。
【0043】次に、メインコントローラ60は、ローカ
ルコントローラ50が上記のようにして求めた第1受光
面38aと第2受光面38bとの修正照射位置から、受
光器36のピッチング量とヨーイン量とを演算し、受光
器36の姿勢、すなわち投光装置30の姿勢を求める。
このピッチング量とヨーイング量とを求める演算は、集
光レンズ39の倍率、配置位置、さらには第1受光面3
8aと第2受光面38bとの距離が予め与えられている
ため、光学の解析と三角法(正接)により容易に求める
ことができる。そして、メインコントローラ60は、受
光器36にピッチング、ヨーイングが生じている場合、
発光器42の仰角、水平角の調整命令をローカルコント
ローラ50に与える。
【0044】ローカルコントローラ50は、メインコン
トローラ60にデータを転送すると、発光器42の仰角
と水平角とを調整すべき命令がメインコントローラ60
から与えられたか否かを判断する(ステップ115)。
そして、コントローラ50は、受光器36がローリング
しておらず、またレーザ光18が受光器36の受光面3
8に垂直に入射し、発光器42の仰角、水平角の調整の
必要がなく、メインコントローラ60から調整指令を受
け取らない場合には、ステップ110に戻る。一方、コ
ントローラ50は、メインコントローラ60から仰角、
水平角の調整すべき指示を受けると、メインコントロー
ラ60が出力する調整指示値を取り込み(ステップ11
6)、指示値として与えられたローリング角度の補正を
するとともに、出射方向調整装置44を介して発光器4
2の仰角、水平角の調整を行う(ステップ117、11
8)。
【0045】このように、実施例においては、発光器4
2のレーザ光18の出射方向を調整できるようにしてあ
るため、セグメントリング92へ投光装置30を取り付
けた際に、精密な光軸合わせを行う必要がなく、盛り替
えを迅速に行うことができ、トンネル施工作業の能率を
大幅に向上することができる。また、実施例の光波測距
儀52も仰角と水平角とを調整することができるため、
シールド掘進機14や他の投光装置30に設けた反射プ
リズムに正対させることができ、距離の計測が不可能と
なるような事態を避けることができる。
【0046】一方、メインコントローラ60は、図11
のステップ120に示したように、通信ケーブル62を
介して各測点に設けた測定器により計測した計測データ
を読み込む。そして、メインコントローラ60は、基準
点となる第1の測点から見た投光装置30のあるべき座
標位置を算出する(ステップ121)。その後、メイン
コントローラ60は、投光装置(中継器)30のローカ
ルコントローラ50から送られてきた受光器36の第1
受光面38aと第2受光面38bとのレーザ光18の補
正照射位置から、投光装置30の座標位置を演算する
(ステップ122)。また、メインコントローラ60
は、コントローラ50から与えられた補正照射位置に基
づいて、前記した如く投光装置30の姿勢を求めるとと
もに、発光器42の角度からビーム44の出射方向(放
射方向)を演算する(ステップ123)。
【0047】次に、メインコントローラ60は、投光装
置30のトンネル内位置と、ステップ123で求めたビ
ーム44の放射方向と、光波測距儀52が求めた最終測
点までの距離とから、シールド掘進機14に設けた最終
測点のあるべき位置を算出するとともに、上記と同様に
して求めた最終測点のレーザビームの受光器36上の補
正照射位置から、最終測点の位置座標を算出する(ステ
ップ124、125)。さらに、メインコントローラ6
0は、投光装置30の発光器42のビーム44の出射方
向と、最終測点に設けた受光器の姿勢と、シールド掘進
機14のローリング角度とから最終測点受光器の姿勢を
算出する(ステップ126)。また、メインコントロー
ラ60は、シールド掘進機14における受光器の取り付
け位置、姿勢の補正値を求めるとともに(ステップ12
7)、シールド掘進機14の位置、姿勢を図示しない表
示装置に表示したり上位のコントローラ(図示せず)に
求めたデータを伝送する。これにより、掘進機14の位
置と姿勢とを検出することができ、掘進機14の掘進方
向、姿勢の修正を正確に行え、トンネル計画線に沿った
トンネル施工が可能となる。
【0048】図12(1)は、シールド掘進機14側を
第1の測点とし、トンネル後方側を最終測点とした例を
示したものである。本例においても、最終測点に設けた
受光器20の位置に関する3成分と姿勢に関する3成分
とを正確に求めておくことにより、上記の場合と同様に
シールド掘進機14の位置検出が可能である。また、図
12(2)は、トンネル内に複数の投光装置30を中継
器として設置した例を示したもので、このような場合に
も、投光装置30の数をメインコントローラ60に入力
するとともに、投光装置30の数だけデータ処理ルーチ
ンを繰り返すことにより、投光装置30の位置とシール
ド掘進機14の位置を求めることができる。
【0049】図13は、投光装置30の設置状態の一例
を示したもので、中間の投光装置30bが投光装置30
aの出射ビーム44aに対して傾いた状態に設置された
としても、発光器42のビーム放射方向を調整して次の
投光装置30cにビーム44bを照射することができ
る。図14は、図21(2)ようにシールド掘進機14
による掘進が進んで、投光装置30aのビーム44が掘
進機14に設置した受光器20まで届かずに盛り替えを
必要となったため、盛り替えを行って投光装置30bの
盛り替えが終了した状態を示したものである。また、図
15は、投光装置30bの姿勢を制御し、ビーム44b
が受光器20に当たるように調整した例を示したもので
ある。さらに、図16は、トンネルの曲線部などにおい
て、投光装置30に設けた発光器42のビーム44の放
射方向を変えた例を示したものである。
【0050】図17は、距離の測定を光波距離計によっ
て測定する例を示したもので、図17(1)は、投光装
置30に光波距離計130を設け、シールド掘進機14
に反射プリズム132を設置した例である。そして、図
17(2)は、シールド掘進機14に光波距離計130
を設け、投光装置30に反射プリズム132を設けたも
のである。
【0051】また、図18は、トンネルの曲線部に実施
例の投光装置30を用いた例を示したものである。この
ように実施例の投光装置30を用いると、シールド掘進
機14から充分離れた不動点に第1の測点または投光装
置30aを設置することができるため、正確な測定が可
能となる。そして、図19は、複雑な形状のトンネルに
おける実施例に係る投光装置30の配置状態を示したも
ので、トンネルがこのように複雑であっても、上記した
手順を経ることにより、シールド掘進機14の位置を正
確に検出することができる。
【0052】前記実施例においては、掘進機がシールド
掘進機14である場合について説明したが、図20のよ
うに孔壁にグリッパ134を張って反力をとるトンネル
掘削機(TBM)136に対しても、シールド掘進機1
4の場合と同様に適用することができる。また、前記実
施例においては、光波測距儀52により第1測点と投光
装置30との距離、投光装置30、30間の距離、投光
装置30と最終測点との距離を検出する場合について説
明したが、第1測点と投光装置30との距離または投光
装置30、30間の距離をセグメントの数を計数して求
め、また投光装置30と最終測点との距離をセグメント
の数とシールドジャッキ107のストローク量から求め
てもよい。
【0053】さらに、前記実施例においては、第1受光
面38aと第2受光面38bとがともに光を受光、透過
して照射位置を2次元的に検出する位置検出センサによ
る場合について説明したが、第2受光面38bをCCD
や多数の受光素子を面状に配列したセンサによって構成
してもよい。このようにすると、受光器36のコストを
低減することができる。そして、前記実施例において
は、受光面38a、38b正方形の場合について説明し
たが、円形や他の形状であってもよい。第1受光面の前
方に配置される集光レンズは、第1受光面と第2受光面
の間の第2受光面上に焦点を結ぶ位置に設けてもよく、
さらに言えば設けなくともよい。また、前記実施例にお
いては、取付け治具70が係止片74を有し、この係止
片74をセグメント側に設けた係止部98で係止させて
投光装置30をセグメントに固定する場合について説明
したが、取付け治具70にねじ部を形成し、セグメント
の裏込め用の穴にねじ込むようにしてもよい。また、前
記実施例においては、メインコントローラ60によって
受光器36の姿勢を求めるようにしたが、ローカルコン
トローラ50によって求めるようにしてもよい。
【0054】
【発明の効果】以上に説明したように、本発明の位置計
測投光装置によれば、制御部が受光部に入射してくる光
源からの光の入射方向に応じて、発光部の光の出射方向
を、予め定められた目標点となるように調整するため、
従来のような厳密な光軸合わせ、レベル合わせ必要とせ
ず、迅速な盛り替えが可能となってトンネル施工作業の
迅速化、効率化が図れる。
【0055】また、光源と発光部との出射する光が線状
ビームであるため、受光部に入射する光の方向を求める
ことが容易であり、本体のローリング検出部を設けて本
体のローリング量を検出するようにしたので、受光部に
入射した光の入射方向のローリングによる影響を排除し
て、受光部(本体)のピッチング量、ヨーイング量を求
めることができ、これらを考慮して発光部の光の出射方
向を正確に定めることができる。そして、受光部を複数
の受光素子を面状に配列した構造にしたことにより、光
源が出射した光の入射可能範囲が大きくなり、入射位置
を二次元的に検出でき、本体の姿勢を求めるのに好都合
である。
【0056】さらに、受光部に所定の間隔を隔てて設け
た2つの受光面を設けたため、受光部に入射する光の入
射方向を容易に知ることができる。しかも、入射光に対
して後方に位置する第2受光面をCCDや多数の受光素
子を面状に配列したセンサによって構成すると、装置の
コストを低減できる。なお、本体には、光距離計測部を
有しているため、目標点となる例えば掘進機までの距離
を測定できる。また、光距離計測部を仰角と水平角とを
調整可能としたことにより、光距離計測部を目標点の反
射部に対して確実に正対させることができ、距離の計測
を各確実に行うことができる。さらに、本体に測距用反
射部を設けたことにより、他の計測装置による距離測定
が可能となる。
【0057】また、本発明の投光装置固定構造において
は、係止部の中央部に設けた開口から治具本体の上部を
進入させ、開脚した係止片を係止部に係止、支持させる
ことにより、投光装置を既設セグメントに容易に取り付
けることができる。また、治具本体をさらに上方に移動
させると、閉脚部材が係止片を閉脚するため、係止部に
よる係止片の係止が解除され、治具本体をセグメントか
ら投光装置を容易に取り外すことができる。従って、投
光装置の着脱が容易に行え、トンネル工事の迅速化を図
ることができる。
【0058】そして、弾性体を治具本体内に配置したコ
イルばねとしたことにより、構造を簡素にすることがで
きる。また、治具本体にワイヤの挿通穴を設け、係止部
の上方にワイヤを掛けるワイヤ掛け部を設けたため、治
具本体を挿通させたワイヤをワイヤ掛け部に掛け、滑車
を用いると同様にして投光装置を取り付けた治具本体を
昇降させることができ、取り付け、取り外しに台等を必
要とせず、投光装置の設置、取り外しを容易に行え、作
業者の作業負担、危険度を低減することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施例に係る位置計測投光装置の斜視
図である。
【図2】前記実施例の受光部の詳細説明図である。
【図3】実施例に係る投光装置の複数をメインコントロ
ーラに並列に接続したシステムのブロック図である。
【図4】実施例に係る投光装置の複数をメインコントロ
ーラに直列に接続したシステムのブロック図である。
【図5】実施例に係る取付け治具本体の斜視図である。
【図6】実施例に係るセグメントの裏込め注入用穴に螺
着するねじの説明図である。
【図7】実施例に係る取付け治具を介して投光装置を取
り付け、取り外す方法の説明図である。
【図8】実施例に係る投光装置を取り付け、取り外しの
操作を説明する図である。
【図9】実施例に係る投光装置を中継器として設置した
一例の説明図である。
【図10】実施例に係る投光装置のコントローラの動作
を説明するフローチャートである。
【図11】実施例に係るメインコントローラの動作を説
明するフローチャートである。
【図12】掘進機側を第1の測点とし基準点側を最終測
点とした例と、複数の投光装置を中継器として設置した
実施例の説明図である。
【図13】実施例に係る投光装置の姿勢調整の一例を示
す図である。
【図14】実施例に係る投光装置を用いた盛り替えの終
了状態を示す図である。
【図15】ビームが最終測点の受光器に当たるように実
施例に係る投光装置の姿勢を調整した図である。
【図16】実施例に係る投光装置のビームの出射方向を
変えた例を示す図である。
【図17】光波距離計によって距離を測定する実施例の
説明図である。
【図18】トンネルの曲線部に実施例に係る投光装置を
配置した状態を示す図である。
【図19】実施例に係る投光装置を複雑なトンネル形状
に適用した場合の説明図である。
【図20】実施例に係る投光装置を孔壁に反力をとるト
ンネル掘削機に適用した例の説明図である。
【図21】盛り替えを必要とする状態の説明図である。
【符号の説明】
30……位置計測投光装置(投光装置)、32……本体
フレーム、36……受光器、38a……第1受光面、3
8b……第2受光面、40……ローリング計、42……
発光器、44……出射方向調整装置、50……制御部
(ローカルコントローラ)、52……光距離計測部(光
波測距儀)、54……反射プリズム。

Claims (13)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 トンネル内の基準点と掘進機との間に設
    置され、前記基準点または前記掘進機に設けた光源が出
    射した光を他方に中継する位置計測投光装置において、
    前記光源が出射した光が入射する受光部と、この受光部
    の前記光の受光方向と略反対方向に光を出射する発光部
    と、前記受光部が出力する受光信号に基づいて、受光部
    への前記光の入射方向を求め、前記発光部の光の出射方
    向を予め定められた目標点に制御する制御部と、この制
    御部と前記受光部、前記発光部とを取り付けた本体とを
    有することを特徴とする位置計測投光装置。
  2. 【請求項2】 前記光源と前記発光部とが出射する光は
    線状ビームであり、前記本体は前記トンネルの軸線に平
    行な軸線回りの回転を検出するローリング検出部を備え
    ていることを特徴とする請求項1に記載の位置計測投光
    装置。
  3. 【請求項3】 前記受光部は、光を受光、透過して照射
    位置を2次元的に検出する位置検出センサを有すること
    を特徴とする請求項1または2に記載の位置計測投光装
    置。
  4. 【請求項4】 前記受光部は、所定の間隔を隔てて配置
    した第1受光面と第2受光面とを有していることを特徴
    とする請求項3に記載の位置計測投光装置。
  5. 【請求項5】 前記第2受光面は、CCDからなること
    を特徴とする請求項4に記載の位置計測投光装置。
  6. 【請求項6】 前記発光部は、仰角と水平角とが調整可
    能であることを特徴とする請求項1ないし5のいずれか
    1に記載の位置計測投光装置。
  7. 【請求項7】 前記本体には、前記目標点との距離を計
    測す光距離計側部が設けてあることを特徴とする請求項
    1ないし5のいずれか1に記載の位置計測投光装置。
  8. 【請求項8】 前記光距離計測部は、仰角と水平角とが
    調整可能であることを特徴とする請求項7に記載の位置
    計測投光装置。
  9. 【請求項9】 前記本体は、入射ビームを入射方向に送
    り返す測距用反射部を有していることを特徴とする請求
    項1ないし8のいずれか1に記載の位置計測投光装置。
  10. 【請求項10】 投光装置の上部に取り付ける治具本体
    と、この治具本体の上部に開閉脚可能に設けた複数の係
    止片と、これら各係止片を開脚させる弾性体と、既設の
    セグメントに設けられ、中央部に前記治具本体を進入さ
    せる開口を有し、開脚している前記係止片を係止する係
    止部と、この係止部の上方に上下方向移動可能に配置さ
    れ、前記治具本体が進入したときに、前記係止片を閉脚
    する閉脚部材とを有することを特徴とする投光装置取り
    付け構造。
  11. 【請求項11】 前記弾性体は、前記治具本体の内部に
    配置され、前記係止片の治具本体内挿入部を開脚方向に
    付勢しているコイルばねであることを特徴とする請求項
    10に記載の投光装置取り付け構造。
  12. 【請求項12】 前記弾性体は、前記治具本体と前記係
    止片との間に各係止片に対応させて設けたばねであるこ
    とを特徴とする請求項10に記載の投光装置取り付け構
    造。
  13. 【請求項13】 前記治具本体は、治具本体を昇降させ
    るワイヤを上下方向に通す穴を有し、前記係止部の上方
    には、前記ワイヤを掛けるワイヤ掛け部が設けてあるこ
    とを特徴とする請求項10ないし12のいずれか1に記
    載の投光装置取り付け構造。
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