JPH07174081A - スクロール型流体機械のオルダムカップリング - Google Patents
スクロール型流体機械のオルダムカップリングInfo
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- JPH07174081A JPH07174081A JP34455693A JP34455693A JPH07174081A JP H07174081 A JPH07174081 A JP H07174081A JP 34455693 A JP34455693 A JP 34455693A JP 34455693 A JP34455693 A JP 34455693A JP H07174081 A JPH07174081 A JP H07174081A
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- F01—MACHINES OR ENGINES IN GENERAL; ENGINE PLANTS IN GENERAL; STEAM ENGINES
- F01C—ROTARY-PISTON OR OSCILLATING-PISTON MACHINES OR ENGINES
- F01C17/00—Arrangements for drive of co-operating members, e.g. for rotary piston and casing
- F01C17/06—Arrangements for drive of co-operating members, e.g. for rotary piston and casing using cranks, universal joints or similar elements
- F01C17/066—Arrangements for drive of co-operating members, e.g. for rotary piston and casing using cranks, universal joints or similar elements with an intermediate piece sliding along perpendicular axes, e.g. Oldham coupling
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- General Engineering & Computer Science (AREA)
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Abstract
(57)【要約】
【目的】 従来構造のオルダムカップリングに比べてオ
ルダムリングの外径寸法が小さく、且つ第１キー溝の側
面と第１突起の側面との摺接部の面積と、第２突起の側
面と第２キー溝の側面との摺接部の面積とが、従来構造
のオルダムカップリングと同等或いは同等以上である、
スクロール型流体機械のオルダムカップリングを提供す
る。 【構成】 平板状のリングと、リングの一方の面に且つ
リングの中心に関して点対称の位置に形成され、互いに
整列せず且つ互いに平行に延在する一対の平行キー形状
の第１突起と、リングの他方の面に且つリングの中心に
関して点対称の位置に形成され、互いに整列せず且つ互
いに平行に延在し、且つ第１突起の延在方向と直交方向
に延在する一対の平行キー形状の第２突起とを備えるオ
ルダムリングと、可動スクロールの板体に形成され、オ
ルダムリングの第１突起と摺動可能に嵌合する一対の第
１キー溝と、ハウジングに形成され、オルダムリングの
第２突起と摺動可能に嵌合する一対の第２キー溝とから
成る。
ルダムリングの外径寸法が小さく、且つ第１キー溝の側
面と第１突起の側面との摺接部の面積と、第２突起の側
面と第２キー溝の側面との摺接部の面積とが、従来構造
のオルダムカップリングと同等或いは同等以上である、
スクロール型流体機械のオルダムカップリングを提供す
る。 【構成】 平板状のリングと、リングの一方の面に且つ
リングの中心に関して点対称の位置に形成され、互いに
整列せず且つ互いに平行に延在する一対の平行キー形状
の第１突起と、リングの他方の面に且つリングの中心に
関して点対称の位置に形成され、互いに整列せず且つ互
いに平行に延在し、且つ第１突起の延在方向と直交方向
に延在する一対の平行キー形状の第２突起とを備えるオ
ルダムリングと、可動スクロールの板体に形成され、オ
ルダムリングの第１突起と摺動可能に嵌合する一対の第
１キー溝と、ハウジングに形成され、オルダムリングの
第２突起と摺動可能に嵌合する一対の第２キー溝とから
成る。
Description
【０００１】
【産業上の利用分野】本発明は、スクロール型流体機械
の可動スクロールの自転阻止機構であるオルダムカップ
リングに関するものである。
の可動スクロールの自転阻止機構であるオルダムカップ
リングに関するものである。
【０００２】
【従来の技術】スクロール型流体機械の可動スクロール
の自転阻止機構であるオルダムカップリングの一例を図
２に基づいて説明する。図２で一点鎖線で示すごとく、
長円形且つ平板状のリング１１０ａの一方の面に、且つ
リング１１０ａの短径Ｘにほぼ一致して、互いに整列し
て径方向に延在する一対の平行キー形状の第１突起１１
０ｂが形成されている。図２で一点鎖線で示すごとく、
リング１１０ａの他方の面に、且つリング１１０ａの長
径Ｙにほぼ一致して、互いに整列して径方向に延在する
一対の平行キー形状の第２突起１１０ｃが形成されてい
る。リング１１０ａと第１突起１１０ｂと第２突起１１
０ｃとによりオルダムリング１１０が構成される。オル
ダムリング１１０と、可動スクロールの板体に形成さ
れ、オルダムリングの第１突起１１０ｂと摺動可能に嵌
合する一対の第１キー溝と、ハウジングに形成され、オ
ルダムリングの第２突起１１０ｃと摺動可能に嵌合する
一対の第２キー溝とにより、オルダムカップリングが構
成される。係る構成を有するオルダムカップリングにあ
っては、可動スクロールに印加される可動スクロールを
自転させようとするモーメントが、第１キー溝の側面と
第１突起１１０ｂの側面との摺接部を介して可動スクロ
ールからオルダムリング１１０へ伝達され、更に、第２
突起１１０ｃの側面と第２キー溝の側面との摺接部を介
してオルダムリング１１０からハウジングへ伝達され、
結局、ハウジングによって支持される。この結果、可動
スクロールにの自転が阻止される。一方、可動スクロー
ルの板体がオルダムリング１１０の第１突起１１０ｂ上
で摺動し、オルダムリング１１０が、可動スクロールの
板体の摺動方向と直交方向に、ハウジングの第２キー溝
内で摺動することにより、可動スクロールの公転が許容
される。
の自転阻止機構であるオルダムカップリングの一例を図
２に基づいて説明する。図２で一点鎖線で示すごとく、
長円形且つ平板状のリング１１０ａの一方の面に、且つ
リング１１０ａの短径Ｘにほぼ一致して、互いに整列し
て径方向に延在する一対の平行キー形状の第１突起１１
０ｂが形成されている。図２で一点鎖線で示すごとく、
リング１１０ａの他方の面に、且つリング１１０ａの長
径Ｙにほぼ一致して、互いに整列して径方向に延在する
一対の平行キー形状の第２突起１１０ｃが形成されてい
る。リング１１０ａと第１突起１１０ｂと第２突起１１
０ｃとによりオルダムリング１１０が構成される。オル
ダムリング１１０と、可動スクロールの板体に形成さ
れ、オルダムリングの第１突起１１０ｂと摺動可能に嵌
合する一対の第１キー溝と、ハウジングに形成され、オ
ルダムリングの第２突起１１０ｃと摺動可能に嵌合する
一対の第２キー溝とにより、オルダムカップリングが構
成される。係る構成を有するオルダムカップリングにあ
っては、可動スクロールに印加される可動スクロールを
自転させようとするモーメントが、第１キー溝の側面と
第１突起１１０ｂの側面との摺接部を介して可動スクロ
ールからオルダムリング１１０へ伝達され、更に、第２
突起１１０ｃの側面と第２キー溝の側面との摺接部を介
してオルダムリング１１０からハウジングへ伝達され、
結局、ハウジングによって支持される。この結果、可動
スクロールにの自転が阻止される。一方、可動スクロー
ルの板体がオルダムリング１１０の第１突起１１０ｂ上
で摺動し、オルダムリング１１０が、可動スクロールの
板体の摺動方向と直交方向に、ハウジングの第２キー溝
内で摺動することにより、可動スクロールの公転が許容
される。
【０００３】オルダムカップリングにあっては、第１キ
ー溝の側面と第１突起１１０ｂの側面との摺接部と、第
２突起１１０ｃの側面と第２キー溝の側面との摺接部と
に、過大な面圧が発生するのを防止するために、前記摺
接部の面積を広くするのが望ましい。従来構造のオルダ
ムカップリングでは、オルダムリング１１０の幅を広げ
ることにより、より正確には、オルダムリング１１０の
幅を径方向内方へ広げることは可動スクロールの板体に
形成されたボス部や該ボス部を包囲するハウジングがオ
ルダムリング１１０を貫通しているために好ましくない
ことを勘案して、オルダムリング１１０の幅を径方向外
方へ広げることにより、前記摺接面の面積を広くしてい
た。
ー溝の側面と第１突起１１０ｂの側面との摺接部と、第
２突起１１０ｃの側面と第２キー溝の側面との摺接部と
に、過大な面圧が発生するのを防止するために、前記摺
接部の面積を広くするのが望ましい。従来構造のオルダ
ムカップリングでは、オルダムリング１１０の幅を広げ
ることにより、より正確には、オルダムリング１１０の
幅を径方向内方へ広げることは可動スクロールの板体に
形成されたボス部や該ボス部を包囲するハウジングがオ
ルダムリング１１０を貫通しているために好ましくない
ことを勘案して、オルダムリング１１０の幅を径方向外
方へ広げることにより、前記摺接面の面積を広くしてい
た。
【０００４】
【発明が解決しようとする課題】従来構造のオルダムカ
ップリングでは、第１キー溝の側面と第１突起１１０ｂ
の側面との摺接部の面積と、第２突起１１０ｃの側面と
第２キー溝の側面との摺接部の面積とを広くすべく、オ
ルダムリング１１０の幅を径方向外方へ広げていたの
で、オルダムリング１１０の外径寸法が増大し、一方、
可動スクロールの板体の外径寸法、及びハウジングの外
径寸法は、少なくとも、可動スクロールの公転半径の倍
だけは、オルダムリング１１０の外径よりも大きくする
必要があるので、結局、可動スクロールの板体やハウジ
ングの外径寸法が増大し、スクロール型流体機械の寸法
増を招くという問題があった。本発明は、上記問題に鑑
みてなされたものであり、従来構造のオルダムカップリ
ングに比べてオルダムリングの外径寸法が小さく、且つ
第１キー溝の側面と第１突起の側面との摺接部の面積
と、第２突起の側面と第２キー溝の側面との摺接部の面
積とが、従来構造のオルダムカップリングと同等或いは
同等以上である、スクロール型流体機械のオルダムカッ
プリングを提供することを目的とする。
ップリングでは、第１キー溝の側面と第１突起１１０ｂ
の側面との摺接部の面積と、第２突起１１０ｃの側面と
第２キー溝の側面との摺接部の面積とを広くすべく、オ
ルダムリング１１０の幅を径方向外方へ広げていたの
で、オルダムリング１１０の外径寸法が増大し、一方、
可動スクロールの板体の外径寸法、及びハウジングの外
径寸法は、少なくとも、可動スクロールの公転半径の倍
だけは、オルダムリング１１０の外径よりも大きくする
必要があるので、結局、可動スクロールの板体やハウジ
ングの外径寸法が増大し、スクロール型流体機械の寸法
増を招くという問題があった。本発明は、上記問題に鑑
みてなされたものであり、従来構造のオルダムカップリ
ングに比べてオルダムリングの外径寸法が小さく、且つ
第１キー溝の側面と第１突起の側面との摺接部の面積
と、第２突起の側面と第２キー溝の側面との摺接部の面
積とが、従来構造のオルダムカップリングと同等或いは
同等以上である、スクロール型流体機械のオルダムカッ
プリングを提供することを目的とする。
【０００５】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するため
に、本発明においては、平板状のリングと、リングの一
方の面に且つリングの中心に関して点対称の位置に形成
され、互いに整列せず且つ互いに平行に延在する一対の
平行キー形状の第１突起と、リングの他方の面に且つリ
ングの中心に関して点対称の位置に形成され、互いに整
列せず且つ互いに平行に延在し、且つ第１突起の延在方
向と直交方向に延在する一対の平行キー形状の第２突起
とを備えるオルダムリングと、可動スクロールの板体に
形成され、オルダムリングの第１突起と摺動可能に嵌合
する一対の第１キー溝と、ハウジングに形成され、オル
ダムリングの第２突起と摺動可能に嵌合する一対の第２
キー溝とから成ることを特徴とする、スクロール型流体
機械のオルダムカップリングを提供する。
に、本発明においては、平板状のリングと、リングの一
方の面に且つリングの中心に関して点対称の位置に形成
され、互いに整列せず且つ互いに平行に延在する一対の
平行キー形状の第１突起と、リングの他方の面に且つリ
ングの中心に関して点対称の位置に形成され、互いに整
列せず且つ互いに平行に延在し、且つ第１突起の延在方
向と直交方向に延在する一対の平行キー形状の第２突起
とを備えるオルダムリングと、可動スクロールの板体に
形成され、オルダムリングの第１突起と摺動可能に嵌合
する一対の第１キー溝と、ハウジングに形成され、オル
ダムリングの第２突起と摺動可能に嵌合する一対の第２
キー溝とから成ることを特徴とする、スクロール型流体
機械のオルダムカップリングを提供する。
【０００６】
【作用】本発明にあっては、平行キー形状の一対の第１
突起および一対の第２突起が、おのおの、互いに整列せ
ず且つ互いに平行に延在するように形成されているの
で、第１突起および第２突起の側面の長さは、平行キー
形状の一対の第１突起が、リングの短径にほぼ一致して
且つ互いに整列して径方向に延在するように形成され、
平行キー形状の一対の第２突起が、リングの長径にほぼ
一致して且つ互いに整列して径方向に延在するように形
成された従来構造のオルダムリングに比べて長い。従っ
て、第１キー溝の側面と第１突起の側面との摺接部の面
積と、第２突起の側面と第２キー溝の側面との摺接部の
面積とを、従来構造のオルダムカップリングと同等或い
は同等以上としつつ、オルダムリングの外径寸法を従来
構造のオルダムリングの外径寸法よりも小さくすること
ができる。また、一対の第１突起、第２突起は、それぞ
れ平板状のリングの中心に関して点対称の位置に形成さ
れているので、オルダムリングの組付けが容易である。
突起および一対の第２突起が、おのおの、互いに整列せ
ず且つ互いに平行に延在するように形成されているの
で、第１突起および第２突起の側面の長さは、平行キー
形状の一対の第１突起が、リングの短径にほぼ一致して
且つ互いに整列して径方向に延在するように形成され、
平行キー形状の一対の第２突起が、リングの長径にほぼ
一致して且つ互いに整列して径方向に延在するように形
成された従来構造のオルダムリングに比べて長い。従っ
て、第１キー溝の側面と第１突起の側面との摺接部の面
積と、第２突起の側面と第２キー溝の側面との摺接部の
面積とを、従来構造のオルダムカップリングと同等或い
は同等以上としつつ、オルダムリングの外径寸法を従来
構造のオルダムリングの外径寸法よりも小さくすること
ができる。また、一対の第１突起、第２突起は、それぞ
れ平板状のリングの中心に関して点対称の位置に形成さ
れているので、オルダムリングの組付けが容易である。
【０００７】
【実施例】本発明の実施例に係るオルダムカップリング
を備えるスクロール型圧縮機を、図１、図２に基づいて
説明する。図１に示すように、ケース１内に、うず巻き
体２ｂを備える固定スクロールと、固定スクロールのう
ず巻き体２ｂにかみ合ううず巻き体３ｂと一方の側面に
前記うず巻き体３ｂが形成された端板３ａと端板３ａの
他方の側面に形成された円環状のボス３ｃとを備える可
動スクロール３とが配設されている。固定スクロールは
ケース１に固定されている。ケース１内にはシャフト４
が配設されている。シャフト４は、ベアリング５を介し
てハウジング６により回動自在に支持されている。シャ
フト４の一端に、シャフト４の軸線Ｚから偏心して、且
つ軸線Ｚに平行に、クランクピン７が形成されている。
クランクピン７は、ベアリング８を介して、ボス３ｃに
回動自在に内嵌している。この結果、シャフト４が回転
すると、可動スクロール３は軸線Ｚの回りに公転、すな
わち円軌道運動をする。可動スクロール３の公転によ
り、固定スクロールのうず巻き体２ｂと可動スクロール
のうず巻き体３ｂとの間に形成される加圧室内で流体の
圧縮が行われる。シャフト４には、回転により発生する
アンバランスフォースを打ち消すためのバランスウェイ
ト９が取りつけられている。スラスト受けリング１１が
ハウジング６に取り付けられている。スラスト受けリン
グ１１は、可動スクロールの板体３ａの他方の側面に摺
接している。固定スクロールのうず巻き体２ｂと可動ス
クロールのうず巻き体３ｂとの間に形成される加圧室内
の流体が可動スクロールに印加する軸方向荷重は、スラ
スト受けリング１１を介してハウジング６へ伝達され
る。
を備えるスクロール型圧縮機を、図１、図２に基づいて
説明する。図１に示すように、ケース１内に、うず巻き
体２ｂを備える固定スクロールと、固定スクロールのう
ず巻き体２ｂにかみ合ううず巻き体３ｂと一方の側面に
前記うず巻き体３ｂが形成された端板３ａと端板３ａの
他方の側面に形成された円環状のボス３ｃとを備える可
動スクロール３とが配設されている。固定スクロールは
ケース１に固定されている。ケース１内にはシャフト４
が配設されている。シャフト４は、ベアリング５を介し
てハウジング６により回動自在に支持されている。シャ
フト４の一端に、シャフト４の軸線Ｚから偏心して、且
つ軸線Ｚに平行に、クランクピン７が形成されている。
クランクピン７は、ベアリング８を介して、ボス３ｃに
回動自在に内嵌している。この結果、シャフト４が回転
すると、可動スクロール３は軸線Ｚの回りに公転、すな
わち円軌道運動をする。可動スクロール３の公転によ
り、固定スクロールのうず巻き体２ｂと可動スクロール
のうず巻き体３ｂとの間に形成される加圧室内で流体の
圧縮が行われる。シャフト４には、回転により発生する
アンバランスフォースを打ち消すためのバランスウェイ
ト９が取りつけられている。スラスト受けリング１１が
ハウジング６に取り付けられている。スラスト受けリン
グ１１は、可動スクロールの板体３ａの他方の側面に摺
接している。固定スクロールのうず巻き体２ｂと可動ス
クロールのうず巻き体３ｂとの間に形成される加圧室内
の流体が可動スクロールに印加する軸方向荷重は、スラ
スト受けリング１１を介してハウジング６へ伝達され
る。
【０００８】可動スクロール３とハウジング６との間に
は、可動スクロールの自転を阻止するためのオルダムリ
ング１０が配設されている。オルダムリング１０は、図
２で実線で示す長円形且つ平板状のリング１０ａと、図
２で破線で示す、リング１０ａの一方の面に、且つリン
グ１０ａの短径Ｘの近傍位置に、且つリング１０ａの中
心Ｏに関して点対称の位置に形成され、互いに整列せず
短径Ｘに平行に延在する一対の平行キー形状の第１突起
１０ｂと、図２で実線で示す、リング１０ａの他方の面
に、且つリング１０ａの長径Ｙの近傍位置に、且つリン
グ１０ａの中心Ｏに関して点対称の位置に形成され、互
いに整列せず長径Ｙに平行に延在する一対の平行キー形
状の第２突起１０ｃとから構成されている。図２から分
かるごとく、オルダムリング１０の外径寸法は、従来構
造のオルダムリングの外径寸法よりも小さく設定されて
いる。第１突起１０ｂが可動スクロールの板体３ａの他
方の側面に形成された第１キー溝３ｄに摺動可能に嵌合
し、第２突起１０ｃがハウジング６に形成された第２キ
ー溝６ａに摺動可能に嵌合している。オルダムリング１
０と第１キー溝３ｄと第２キー溝６ａとにより、本発明
の実施例に係るオルダムカップリングが構成されてい
る。
は、可動スクロールの自転を阻止するためのオルダムリ
ング１０が配設されている。オルダムリング１０は、図
２で実線で示す長円形且つ平板状のリング１０ａと、図
２で破線で示す、リング１０ａの一方の面に、且つリン
グ１０ａの短径Ｘの近傍位置に、且つリング１０ａの中
心Ｏに関して点対称の位置に形成され、互いに整列せず
短径Ｘに平行に延在する一対の平行キー形状の第１突起
１０ｂと、図２で実線で示す、リング１０ａの他方の面
に、且つリング１０ａの長径Ｙの近傍位置に、且つリン
グ１０ａの中心Ｏに関して点対称の位置に形成され、互
いに整列せず長径Ｙに平行に延在する一対の平行キー形
状の第２突起１０ｃとから構成されている。図２から分
かるごとく、オルダムリング１０の外径寸法は、従来構
造のオルダムリングの外径寸法よりも小さく設定されて
いる。第１突起１０ｂが可動スクロールの板体３ａの他
方の側面に形成された第１キー溝３ｄに摺動可能に嵌合
し、第２突起１０ｃがハウジング６に形成された第２キ
ー溝６ａに摺動可能に嵌合している。オルダムリング１
０と第１キー溝３ｄと第２キー溝６ａとにより、本発明
の実施例に係るオルダムカップリングが構成されてい
る。
【０００９】上記構成を有する本実施例に係るオルダム
カップリングにあっては、平行キー形状の一対の第１突
起１０ｂが互いに整列せず短径Ｘに平行に延在するよう
に形成され、平行キー形状の一対の第１突起１０ｃが互
いに整列せず長径Ｙに平行に延在するように形成されて
いるので、オルダムリング１０の外径寸法は従来構造の
オルダムリングに比べて小さいにも係わらず、第１突起
１０ｂの側面長さＬおよび第２突起１０ｃの側面長Ｌ′
は、従来構造のオルダムリングの第１突起の側面長さｌ
および第２突起の側面長ｌ′と同等或いは同等以上とな
っている。又、一対の第１突起１０ｂ、第２突起１０ｃ
は、それぞれ平板状のリング１０ａの中心Ｏに関して点
対称の位置に形成されているので、オルダムリング１０
の組付けが容易である。以上本発明の実施例を説明した
が、本発明は上記実施例に限定されるものではない。た
とえば、オルダムリング１０は長円形である必要はな
く、真円形でも、楕円形でも良い。また、一対の第１突
起１０ｂは、互いに整列せず且つ互いに平行に延在すれ
ば良く、必ずしも短径Ｘに平行に延在する必要はない。
同様に、一対の第２突起１０ｃは、互いに整列せず且つ
互いに平行に延在すれば良く、必ずしも長径Ｙに平行に
延在する必要はない。
カップリングにあっては、平行キー形状の一対の第１突
起１０ｂが互いに整列せず短径Ｘに平行に延在するよう
に形成され、平行キー形状の一対の第１突起１０ｃが互
いに整列せず長径Ｙに平行に延在するように形成されて
いるので、オルダムリング１０の外径寸法は従来構造の
オルダムリングに比べて小さいにも係わらず、第１突起
１０ｂの側面長さＬおよび第２突起１０ｃの側面長Ｌ′
は、従来構造のオルダムリングの第１突起の側面長さｌ
および第２突起の側面長ｌ′と同等或いは同等以上とな
っている。又、一対の第１突起１０ｂ、第２突起１０ｃ
は、それぞれ平板状のリング１０ａの中心Ｏに関して点
対称の位置に形成されているので、オルダムリング１０
の組付けが容易である。以上本発明の実施例を説明した
が、本発明は上記実施例に限定されるものではない。た
とえば、オルダムリング１０は長円形である必要はな
く、真円形でも、楕円形でも良い。また、一対の第１突
起１０ｂは、互いに整列せず且つ互いに平行に延在すれ
ば良く、必ずしも短径Ｘに平行に延在する必要はない。
同様に、一対の第２突起１０ｃは、互いに整列せず且つ
互いに平行に延在すれば良く、必ずしも長径Ｙに平行に
延在する必要はない。
【００１０】
【効果】以上説明したごとく、本発明にあっては、平行
キー形状の一対の第１突起および一対の第２突起が、お
のおの、互いに整列せず且つ互いに平行に延在するよう
に形成されているので、第１突起および第２突起の側面
の長さは、平行キー形状の一対の第１突起が、リングの
短径にほぼ一致して且つ互いに整列して径方向に延在す
るように形成され、平行キー形状の一対の第２突起が、
リングの長径にほぼ一致して且つ互いに整列して径方向
に延在するように形成された従来構造のオルダムリング
に比べて長い。従って、第１キー溝の側面と第１突起の
側面との摺接部の面積と、第２突起の側面と第２キー溝
の側面との摺接部の面積とを、従来構造のオルダムカッ
プリングと同等或いは同等以上としつつ、オルダムリン
グの外径寸法を従来構造のオルダムリングの外径寸法よ
りも小さくすることができる。オルダムリングの外径寸
法を小さくすることにより、可動スクロール、ハウジン
グの外径寸法が小さくなり、機器の小型化が可能とな
る。また、一対の第１突起、第２突起は、それぞれ平板
状のリングの中心に関して点対称の位置に形成されてい
るので、オルダムリングの組付けが容易である。
キー形状の一対の第１突起および一対の第２突起が、お
のおの、互いに整列せず且つ互いに平行に延在するよう
に形成されているので、第１突起および第２突起の側面
の長さは、平行キー形状の一対の第１突起が、リングの
短径にほぼ一致して且つ互いに整列して径方向に延在す
るように形成され、平行キー形状の一対の第２突起が、
リングの長径にほぼ一致して且つ互いに整列して径方向
に延在するように形成された従来構造のオルダムリング
に比べて長い。従って、第１キー溝の側面と第１突起の
側面との摺接部の面積と、第２突起の側面と第２キー溝
の側面との摺接部の面積とを、従来構造のオルダムカッ
プリングと同等或いは同等以上としつつ、オルダムリン
グの外径寸法を従来構造のオルダムリングの外径寸法よ
りも小さくすることができる。オルダムリングの外径寸
法を小さくすることにより、可動スクロール、ハウジン
グの外径寸法が小さくなり、機器の小型化が可能とな
る。また、一対の第１突起、第２突起は、それぞれ平板
状のリングの中心に関して点対称の位置に形成されてい
るので、オルダムリングの組付けが容易である。
【図１】本発明の実施例に係るオルダムカップリングを
備えるスクロール型圧縮機の部分側断面図である。
備えるスクロール型圧縮機の部分側断面図である。
【図２】本発明の実施例に係るオルダムカップリングを
構成するオルダムリングの平面図である。図２には、従
来構造のオルダムリングの平面図をも、併せて図示して
いる。
構成するオルダムリングの平面図である。図２には、従
来構造のオルダムリングの平面図をも、併せて図示して
いる。
１ ケース ３ 可動スクロール ３ａ 板体 ３ｃ 円環状ボス ３ｄ 第１キー溝 ６ ハウジング ６ａ 第２キー溝 １０ オルダムリング １０ａ 平板状のリング １０ｂ 第１突起 １０ｃ 第２突起 １１ スラスト受けリング
Claims (1)
- 【請求項１】 平板状のリングと、リングの一方の面に
且つリングの中心に関して点対称の位置に形成され、互
いに整列せず且つ互いに平行に延在する一対の平行キー
形状の第１突起と、リングの他方の面に且つリングの中
心に関して点対称の位置に形成され、互いに整列せず且
つ互いに平行に延在し、且つ第１突起の延在方向と直交
方向に延在する一対の平行キー形状の第２突起とを備え
るオルダムリングと、可動スクロールの板体に形成さ
れ、オルダムリングの第１突起と摺動可能に嵌合する一
対の第１キー溝と、ハウジングに形成され、オルダムリ
ングの第２突起と摺動可能に嵌合する一対の第２キー溝
とから成ることを特徴とする、スクロール型流体機械の
オルダムカップリング。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP34455693A JPH07174081A (ja) | 1993-12-20 | 1993-12-20 | スクロール型流体機械のオルダムカップリング |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP34455693A JPH07174081A (ja) | 1993-12-20 | 1993-12-20 | スクロール型流体機械のオルダムカップリング |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH07174081A true JPH07174081A (ja) | 1995-07-11 |
Family
ID=18370196
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP34455693A Pending JPH07174081A (ja) | 1993-12-20 | 1993-12-20 | スクロール型流体機械のオルダムカップリング |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH07174081A (ja) |
Cited By (4)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| WO2009091858A1 (en) * | 2008-01-17 | 2009-07-23 | Bitzer Scroll Inc. | Key coupling and scroll compressor incorporating same |
| US7824727B2 (en) | 2001-04-06 | 2010-11-02 | Burnbrae Farms Limited | Method of making a liquid egg composition with fish oil |
| WO2012101696A1 (ja) * | 2011-01-26 | 2012-08-02 | パナソニック株式会社 | スクロール圧縮機 |
| US9568002B2 (en) | 2008-01-17 | 2017-02-14 | Bitzer Kuehlmaschinenbau Gmbh | Key coupling and scroll compressor incorporating same |
-
1993
- 1993-12-20 JP JP34455693A patent/JPH07174081A/ja active Pending
Cited By (7)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| US7824727B2 (en) | 2001-04-06 | 2010-11-02 | Burnbrae Farms Limited | Method of making a liquid egg composition with fish oil |
| WO2009091858A1 (en) * | 2008-01-17 | 2009-07-23 | Bitzer Scroll Inc. | Key coupling and scroll compressor incorporating same |
| CN101952551A (zh) * | 2008-01-17 | 2011-01-19 | 比策尔制冷机械制造有限公司 | 键联轴器和包含该键联轴器的涡旋压缩机 |
| US9568002B2 (en) | 2008-01-17 | 2017-02-14 | Bitzer Kuehlmaschinenbau Gmbh | Key coupling and scroll compressor incorporating same |
| WO2012101696A1 (ja) * | 2011-01-26 | 2012-08-02 | パナソニック株式会社 | スクロール圧縮機 |
| CN102869887A (zh) * | 2011-01-26 | 2013-01-09 | 松下电器产业株式会社 | 涡旋式压缩机 |
| US9200633B2 (en) | 2011-01-26 | 2015-12-01 | Panasonic Intellectual Property Management Co., Ltd. | Scroll compressor with oldham ring having scroll-side keys and bearing-side keys |
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