JPH07173440A - 接着フィルム - Google Patents

接着フィルム

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Publication number
JPH07173440A
JPH07173440A JP32274493A JP32274493A JPH07173440A JP H07173440 A JPH07173440 A JP H07173440A JP 32274493 A JP32274493 A JP 32274493A JP 32274493 A JP32274493 A JP 32274493A JP H07173440 A JPH07173440 A JP H07173440A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
adhesive
adhesive film
film
layer
adhesive layer
Prior art date
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Pending
Application number
JP32274493A
Other languages
English (en)
Inventor
Hideji Nishino
秀治 西野
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Fujikura Ltd
Original Assignee
Fujikura Ltd
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Filing date
Publication date
Application filed by Fujikura Ltd filed Critical Fujikura Ltd
Priority to JP32274493A priority Critical patent/JPH07173440A/ja
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 離型紙を挟む作業及び離型剤の層を形成する
作業が不要であると共に、接着フィルム同士が相互に接
着してしまうことを防止でき、且つ、使用時には良好な
接着性を得ることができる接着フィルムを提供する。 【構成】 フィルム状の基材1の一方の面に接着層2が
設けられている。この接着層2には、その内側に接着剤
が封入されたマイクロカプセルが分散されている。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、例えばテープ電線の導
体口出し部の補強板の接着等又はケーブル用遮蔽テープ
として使用される接着フィルムに関する。
【0002】
【従来の技術】テープ電線の導体口出し部の補強板の接
着等又はケーブル用遮蔽テープとして使用される接着フ
ィルムは、基材の表面に熱可塑性接着剤を層状に付着さ
せることにより形成されている。熱可塑性接着剤は、常
温では固体であり粘着力が小さいが、その軟化温度以上
の温度(100〜150℃)に加熱することにより液化
して、良好な接着性を得ることができる。従って、この
種の接着フィルムは、常温では粘着性が小さく取り扱い
が容易であると共に、加熱しつつ被接着体(補強板等)
に接触させることにより良好な接着性を得ることができ
るという利点がある。
【0003】ところで、この種の接着フィルムは(特
に、接着剤のガラス転移温度が低い場合は)常温でも粘
着性が若干あるため、複数枚の接着フィルムを重ね合わ
せた状態で保管又は輸送等を行うと、フィルム同士が相
互に接着して分離が困難になることがある。このため、
複数枚の接着フィルムを重ね合わせる場合には、例えば
図3に示すように、各接着フィルム10の間に離型紙1
3を挟み、上位の接着フィルム10の接着層12と下位
の接着フィルム10の基材11とが直接接触しないよう
にしている。また、図4に示すように、接着フィルム1
0の基材11側の面にパラフィン類又はシリコン類の離
型剤を塗布して、離型剤の層14を形成することもあ
る。更に、図5に示すように、接着層12aに粘着力を
下げる添加剤(例えば、タルク及びSi化合物等の無機
物質)を混ぜることもある。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、図3乃
至図5に示す従来の離型処理方法においては、以下に示
す問題点がある。即ち、図3に示すように各接着フィル
ム10間に離型紙13を挟む方法は、使用時に離型紙1
3を取り除く必要があり、煩雑である。図4に示すよう
に基材11側の面上に離型剤の層14を形成した場合
は、離型剤が上位の接着フィルム10の接着層に付着し
て接着性を低下させる虞れがある。また、接着フィルム
10に離型剤が塗布されていても、高温に曝された場合
は、接着フィルム同士が相互に接着されてしまうことが
ある。更に、この場合は、接着面に埃等が付着しやすい
という欠点もある。図5に示すように接着層に粘着力を
下げる添加剤を混ぜる方法は、接着性が低下するため好
ましくない。
【0005】本発明はかかる問題点に鑑みてなされたも
のであって、離型紙を挟む作業及び離型剤の層を形成す
る作業が不要であると共に、接着フィルム同士が相互に
接着してしまうことを防止でき、且つ、使用時には良好
な接着性を得ることができる接着フィルムを提供するこ
とを目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】本発明に係る接着フィル
ムは、フィルム状の基材と、この基材の表面上に設けら
れ接着剤が封入されたマイクロカプセルが分散されてい
る接着層とを有することを特徴とする。
【0007】なお、本願において接着フィルムとは、接
着層が設けられたテープ状のフィルムを含むものとす
る。
【0008】
【作用】本発明に係る接着フィルムにおいては、接着剤
が充填されたマイクロカプセルが接着層中に分散されて
いる。従って、本発明に係る接着フィルムにおいては、
接着剤が接着層の表面に露出していないため、接着フィ
ルム同士が直接接触していても、相互に接着してしまう
虞れがない。これにより、接着フィルム間に離型紙を挟
む作業及び離型剤を塗布する作業等が不要となり、作業
工程を簡略化することができる。一方、本発明に係る接
着フィルムを被接着体に接着する場合は、例えばマイク
ロカプセルの溶融温度以上の温度に加熱してマイクロカ
プセルを破壊し接着剤を接着層の表面に漏出させた後、
接着フィルムと被接着体とを密着させる。又は、接着フ
ィルムを加熱すると共に被接着体に圧接してマイクロカ
プセルを破壊し、接着剤を接着層の表面に漏出させても
よい。このようにして、接着剤を接着層の表面に漏出さ
せることにより、良好な接着性を得ることができる。
【0009】
【実施例】次に、本発明の実施例について添付の図面を
参照して説明する。
【0010】図1は、本発明の実施例に係る接着フィル
ムを示す断面図、図2はマイクロカプセルを示す模式的
断面図である。本実施例に係る接着フィルムは、フィル
ム状の基材1と、この基材1の一方の面側に設けられた
接着層2とにより構成されている。この接着層2には、
内部に熱可塑性接着剤が封入されたマイクロカプセルが
分散されている。図2に示すように、マイクロカプセル
5は、殻部7と、この殻部7内に封入された熱可塑性接
着剤6とにより構成されている。殻部7は、例えば、P
E(ポリエチレン)及びPP(ポリプロピレン)等のポ
リオレフィン、ポリエステル又はポリウレタン等からな
り、その直径は約10μm以下である。
【0011】次に、本実施例に係る接着フィルムの製造
方法について説明する。先ず、懸濁重合法等の方法によ
りマイクロカプセルを合成する。次に、このマイクロカ
プセルを、マイクロカプセルの密度に略等しい非溶媒中
に分散させスラリー状にして、このスラリー状の液を基
材の表面に均一に塗布する。その後、前記スラリー状の
液を乾燥させて、接着層2を得る。これにより、本実施
例に係る接着フィルムが完成する。
【0012】本実施例においては、接着剤がマイクロカ
プセル内に封入されているため、通常の状態では接着層
には粘着性が殆どない。このため、本実施例に係る接着
フィルムを重ね合わせた状態で保管又は輸送等を行って
も、接着フィルム同士が接着してしまう虞れがない。従
って、本実施例に係る接着フィルムは、各接着フィルム
間に離型紙を挟んだり、又は離型剤を塗布する等の作業
が不要である。
【0013】また、接着フィルムを被接着体に接着する
場合は、例えば接着フィルムをマイクロカプセルの殻部
が溶融する温度(約100〜150℃)以上の温度に加
熱しつつ、接着フィルムと被接着体とを密着させる。こ
れにより、マイクロカプセルの殻部が溶融し、接着剤が
接着層の表面に漏出して、接着フィルムと被接着体とを
強固に接着することができる。また、このとき、両者を
加圧することにより密着性が向上し、両者をより一層強
固に接着することができる。更に、本実施例において
は、接着フィルムを選択的に加熱することにより、被接
着体と接着フィルムとを部分的に接着することも可能で
ある。
【0014】なお、マイクロカプセルに封入する接着剤
としては、上述した熱可塑性接着剤に限定されるもので
はなく、その他の接着剤を使用することもできる。
【0015】
【発明の効果】以上説明したように本発明に係る接着フ
ィルムは、接着層中に接着剤が封入されたマイクロカプ
セルが分散されているから、接着フィルム同士を直接重
ね合わせても相互に接着してしまう虞れがない。従っ
て、接着フィルム間に離型紙を挟む作業及び基材の表面
上に離型剤の層を形成する作業が必要がなく、作業工程
を簡略化することができる。また、本発明に係る接着フ
ィルムは、使用時に加熱及び加圧等することにより、前
記マイクロカプセルが破壊され接着剤が接着層の表面に
漏出して、良好な接着性を得ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施例に係る接着フィルムを示す模式
的断面図である。
【図2】マイクロカプセルを示す模式的断面図である。
【図3】従来の接着フィルムの離型処理の一例を示す模
式的断面図である。
【図4】従来の接着フィルムの離型処理の他の例を示す
模式的断面図である。
【図5】従来の接着フィルムの離型処理の更に他の例を
示す模式的断面図である。
【符号の説明】
1,11;基材 2,12,12a;接着層 5;マイクロカプセル 6;接着剤 7;殻部 10;接着フィルム 13;離型紙 14;離型剤層

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 フィルム状の基材と、この基材の表面上
    に設けられ接着剤が封入されたマイクロカプセルが分散
    されている接着層とを有することを特徴とする接着フィ
    ルム。
JP32274493A 1993-12-21 1993-12-21 接着フィルム Pending JPH07173440A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP32274493A JPH07173440A (ja) 1993-12-21 1993-12-21 接着フィルム

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP32274493A JPH07173440A (ja) 1993-12-21 1993-12-21 接着フィルム

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPH07173440A true JPH07173440A (ja) 1995-07-11

Family

ID=18147156

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP32274493A Pending JPH07173440A (ja) 1993-12-21 1993-12-21 接着フィルム

Country Status (1)

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JP (1) JPH07173440A (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2007280708A (ja) * 2006-04-05 2007-10-25 Yazaki Corp ワイヤーハーネスおよびその配索方法

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP2007280708A (ja) * 2006-04-05 2007-10-25 Yazaki Corp ワイヤーハーネスおよびその配索方法

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