JPH071732A - プリントヘッド - Google Patents

プリントヘッド

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JPH071732A
JPH071732A JP4130090A JP13009092A JPH071732A JP H071732 A JPH071732 A JP H071732A JP 4130090 A JP4130090 A JP 4130090A JP 13009092 A JP13009092 A JP 13009092A JP H071732 A JPH071732 A JP H071732A
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JP
Japan
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ink
thin film
printhead
propelling
forming
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Application number
JP4130090A
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English (en)
Inventor
Robert J Miller
ロバード・ジェイ・ミラー
William R Knight
ウイリアム・アール・ナイト
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HP Inc
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Hewlett Packard Co
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    • B41PRINTING; LINING MACHINES; TYPEWRITERS; STAMPS
    • B41JTYPEWRITERS; SELECTIVE PRINTING MECHANISMS, i.e. MECHANISMS PRINTING OTHERWISE THAN FROM A FORME; CORRECTION OF TYPOGRAPHICAL ERRORS
    • B41J2/00Typewriters or selective printing mechanisms characterised by the printing or marking process for which they are designed
    • B41J2/005Typewriters or selective printing mechanisms characterised by the printing or marking process for which they are designed characterised by bringing liquid or particles selectively into contact with a printing material
    • B41J2/01Ink jet
    • B41J2/135Nozzles
    • B41J2/14Structure thereof only for on-demand ink jet heads
    • B41J2/14008Structure of acoustic ink jet print heads
    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B41PRINTING; LINING MACHINES; TYPEWRITERS; STAMPS
    • B41JTYPEWRITERS; SELECTIVE PRINTING MECHANISMS, i.e. MECHANISMS PRINTING OTHERWISE THAN FROM A FORME; CORRECTION OF TYPOGRAPHICAL ERRORS
    • B41J2/00Typewriters or selective printing mechanisms characterised by the printing or marking process for which they are designed
    • B41J2/005Typewriters or selective printing mechanisms characterised by the printing or marking process for which they are designed characterised by bringing liquid or particles selectively into contact with a printing material
    • B41J2/01Ink jet
    • B41J2/135Nozzles
    • B41J2/14Structure thereof only for on-demand ink jet heads
    • B41J2002/14322Print head without nozzle

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  • Particle Formation And Scattering Control In Inkjet Printers (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】オリフィス板の無いインクジェット・プリント
ヘッドを提供すること。 【構成】渦アクティエータをもつ基板と、基板に接近配
置されて、該アクティエータの表面上に所定厚のインク
薄膜を提供するインク供給手段をもつ。基板の表面上に
は渦アクティエータに対向する開口をもつカバーが与え
られる。アクティエータが付勢されると、インク中にマ
イクロジェットが発生し、せん断力が発生し、渦巻リン
グが発生する。渦巻リングはインクの自由表面に推進
し、その中心部の高速インクが印刷媒体に発射される。
本発明によればインク噴射の方向性が高まり、印字品質
が向上する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、一般にインクジェット
・プリンタ用プリントヘッドに関し、更に詳細にはイン
クジェット・オリフィス板を備えていない熱インクジェ
ット(TIJ)・プリントヘッドに関する。
【0002】
【従来技術とその問題点】多年、インクジェット・プリ
ンタなどのプリントヘッドを作るのに開発されてきたイ
ンクジェット技術は、特に、隣接する印刷媒体上へのイ
ンク滴のパターンおよびインクの軌跡を制御する出力イ
ンク放出オリフィス板またはノズル板を形成することを
目的としていた。当業者には周知のとおり、これらオリ
フィス板の技術にはシリコンオリフィス板、ガラスオリ
フィス板、プラスチックオリフィス板、および金属オリ
フィス板を作製する技術があり、これら四つに分類した
各形式のオリフィス板は多数の異なる種類の材料から構
成されている。加えて、これら金属(たとえば、ニッケ
ル)オリフィス板の部類には、薄膜プリントヘッド基板
に取付ける形状寸法の小さい精密な構造のオリフィス板
を作るためのマンドレルの製作を含む電鋳や電気めっき
の工程がある。
【0003】ニッケルオリフィス板を使用している非常
に好結果を示す形式の熱インクジェット・プリントヘッ
ドの一つの例は、長年カリフォルニヤ州パロアルトのヒ
ューレット・パッカード社が大量に販売しているThi
nkJet使い捨て熱インクジェットペンの組込み部品
であるSt.Helensプリントヘッドである。この
プリントヘッドは、二酸化珪素、タンタルアルミニウ
ム、およびアルミニウム・トレースの薄膜層が上面に形
成されてタンタルアルミニウムヒータ抵抗体のパターン
およびそれとの電気的接続を規定するのに使用される珪
素または石英の基板を含む周知の材料の組合せを使用し
ている。この薄膜プリントヘッド構造は更に、タンタル
アルミニウム・ヒータ抵抗体およびこれと接続されたア
ルミニウム導電線の露出表面を覆う窒化珪素および炭化
珪素の表面保護層を備えている。次に重合体(ポリマ
ー)の障壁層が窒化珪素/炭化珪素複合層の表面に写真
平版的に処理されてヒータ抵抗体に対するインク供給溝
およびインク発射室を規定し、次いでニッケルオリフィ
ス板が精密に位置合せされて重合体障壁層に取付けられ
る。ニッケルオリフィス板の中のオリフィス開口すなわ
ち「オリフィイ」(oritii)をこうして薄膜プリ
ントヘッド構造体内部にある発射室およびヒータ抵抗体
に対して慎重に位置合せする。上述の薄膜プリントヘッ
ド製造工程の更に詳細な説明については、Hewlet
Packard Journal,vol.38,N
o.5,May 1985を参照することができる。ニ
ッケルオリフィス板の製造それ自身の更に詳細な説明に
ついては、米国特許第4,773,971号を参照する
ことができる。
【0004】オリフィス板を形成するための精密な工程
ばかりでなく、オリフィス板を薄膜プリントヘッド構造
体に取付ける複雑で高価な位置合せ法を必要とする、上
述のプリントヘッド製作法に代るものとして、種々な大
きさ、形状、および材料のオリフィス板を伝統的に使用
してきた上述の薄膜インクジェット・プリントヘッドの
代りに「オリフィス無し」プリントヘッドが提案されて
いる。このようなオリフィス無しプリントヘッドの一例
は、米国特許第4,580,148号に開示されてい
る。この特許に開示されている装置は、インク薄膜をヒ
ータ抵抗体のパターンを備えたプリントヘッドの所定表
面域上に発生させるように動作する。インク薄膜は表面
張力により所定位置に保持され、ヒータ抵抗体はインク
のこの薄膜からインクの小滴を隣接印刷媒体上に放出す
るよう付勢される。
【0005】しかし、上記米国特許に開示されたプリン
トヘッドの動作には幾つかの欠点がり、その中には薄い
水性のインク膜中に蒸気泡が発生することが含まれてお
り、これは、泡に粗い表面部分を生じ、したがって放出
滴の方向性が良くないという非均一な核を形成すること
が特徴である。したがって、この特許に述べられている
プリントヘッドもこの問題点を修正するのに、静電気力
を導入して放出滴に案内および方向安定性を与えるとい
うような別のレベルの複雑な構成を必要とする。加え
て、この特許で開示されているプリントヘッド装置は、
崩壊する蒸気泡の運動量の保存を独占的に使用するよう
に設計されている。したがって、この特許は、蒸気泡を
含まない、または熱的に駆動されないインクジェット・
プリンタをいかに設計するを開示してはいない。
【0006】
【発明の目的】本発明の主要目的は、上述の米国特許に
開示された熱インクジェット・プリントヘッドに関連す
る上述の欠点の、全部ではないまでも、大部分を克服す
るよう動作する新しい、改良されたオリフィス無しのイ
ンクジェット・プリントヘッドを作る新規な方法および
技術を提供することである。
【0007】本発明の他の目的は、気泡核形成特性が改
良され、インク滴軌跡および方向性特性が改良された新
しい、改良されたオリフィス無しインクジェット・プリ
ントヘッドを提供することである。
【0008】本発明の他の目的は、固相インク系に一層
適合し得る水性の、低表面張力のインクで動作するよう
に独特に適合している新しい、改良されたオリフィス無
しインクジェット・プリントヘッドを提供することであ
る。
【0009】本発明の他の目的は、インク泡の大きさ対
インク膜厚の比に対する制御が改善され、これにより一
層広範囲の噴射可能インクの使用を可能とする新しい、
改良されたオリフィス無し熱インクジェット・インクヘ
ッドを提供することである。
【0010】本発明の他の目的は、インクのジェットで
はなく、インクの投射物を形成するように動作し、これ
によりインクジェット印刷の分野に新しい印刷技術を導
入する新しい、改良されたオリフィス無しインクジェッ
ト・プリントヘッドを提供することである。本発明の他
の目的は、熱インクジェット・プリンタ構成に限定され
ないオリフィス無し技術を提供することである。
【0011】本発明の他の目的は、オリフィス板技術を
使用する伝統的なインクジェット・プリンタ構成に比
し、ラインプリンタでの使用に特に良く適している新し
い、改良されたオリフィス無しインクジェット・プリン
トヘッドを提供することである。
【0012】
【発明の概要】本発明に従って上述の目的を達成するた
め、本発明によるインクジェット・プリントヘッドは次
のものを含む。 a.銅またはプラスチックのような適切な材料から作ら
れ、良好な熱放散特性を備え、基板の主面に隣接して所
定のアレイ状に配設された渦アクチベータとして動作す
る複数のヒータ抵抗体を備えている可撓性プリントヘッ
ド基板。ここに記すような渦巻リング作動はヒータ抵抗
体またはピストン駆動器、または他の同等な、圧電装置
のような、インク駆動機構により発生させることができ
るので、「渦アクチベータ」という用語はここに使用す
る限り幅広く解釈すべきである。渦巻リングは、その中
心に減圧領域を形成し、インク表面まで伝わってそこで
以下に記すように崩壊を生ずる旋回するインクの塊であ
る。 b.一つ以上のスロットまたは開口を有する保護カバー
が基板の最上部に設けられ、インクの渦を作動させ、イ
ンク滴を推進させるヒータ抵抗体を露出させている。 c.可動インク投与手段がプリントヘッド基板の表面に
ヒータ抵抗体に隣接して設置され、ヒータ抵抗体を横切
って連続的に拭き取り、ヒータ抵抗体の表面に調節され
た厚さのインク薄膜を発生させている。このようにし
て、ヒータ抵抗体の付勢によりヒータ抵抗体の表面で泡
の崩壊が生じ、続いてヒータ抵抗体の上に渦巻リングが
形成され、このリングは自己推進してヒータ抵抗器の平
面に垂直に液体インク膜の表面に向って移動する。渦巻
リングがインク膜の表面に到達すると、局部的凸面変形
を生じ、この作用により渦巻の中心の高速マイクロジェ
ットがインク膜から隣接印刷媒体に効率良く伝達され
る。
【0013】本発明の一実施例では、可動インク投与手
段は、滴アクチベータの表面を横断して所定の角度およ
び速さで掃引される一つ以上の抵抗性ワイヤアプリケー
タすなわちブレードを備えている。
【0014】本発明の第2の実施例では、可動インク投
与手段は、インクの源とインクを流通させ、渦アクチベ
ータを備えた基板表面に隣接して連続的に移動するよう
動作する可動振動コードを備えている。この行動はイン
クジェット・プリントヘッドの動作中基板上の液体イン
クの薄膜を連続的に補充するよう動作する。
【0015】本発明の第3の実施例では、ヒータ抵抗体
を、液体インクの薄膜内に渦巻リングを生成するのに使
用されるインパクトプリンタの被可動ワイヤのようなピ
ストン式駆動体で置換えることができる。
【0016】
【実施例】図1を参照すると、図示してあるオリフィス
無し熱インクジェット・プリントヘッドが全般に10と
記されており、一端に丸い端面14をもつ放熱体12を
有しており、該端部には包囲体構成で可撓基板部材16
が配置されている。放熱体12は、冷却ファン(図示せ
ず)付きまたは冷却ファン無しで構成することができ、
冷却ファンは基板16に取付けることができる。好まし
くは、基板部材16は、その輪郭付き表面上に複数のヒ
ータ抵抗体20を配置する適切な誘電体材料の薄層(図
示せず)を備えた銅の可撓細長片である。ヒータ抵抗体
20用の特定の電気接続および表面不動態化(パシベー
ション)層は簡単のため省略してある。これら誘電体層
および関連の電気接続は、たとえば上に記したHewl
ettPackard Journalの論文に記述さ
れているような周知の誘電体層形成工程およびヒータ抵
抗体接続法を用いて行うことができる。これらの工程
は、Hewlett Packard Journa
l,vol.39,No.4,August 1988
にも開示されている。代りに、金属基板部材16を、米
国特許第4,773,971号に開示されている電鋳工
程を利用してニッケルで電鋳することができる。
【0017】インク供給系26は、図示のように設置し
てインクを保護カバー30の細長い開口28の中に、お
よび可撓基板部材16の下層インク受け部に供給するこ
とができる。細長いスロット28を有する薄い保護カバ
ー30は、可撓銅基板16の丸いまたは輪郭を成す表面
上に、インク供給系26に隣接する該基板16の一方の
側から該基板16の反対側の丸い端14まで設置されて
いる。適切なスペーサを使用すれば、保護カバー30
は、ドクターブレード(doktor blade)と
して働くことができ、且つインクの薄膜をインク配給系
26から保護カバー30の下へ、更に渦式アクチベータ
として働くヒータ抵抗体20の表面上へ流すために、約
100マイクロメートルという小さな距離分離すること
ができる。代りに、インク,供給系26からヒータ抵抗
体までのインク流路が保護カバー30の直下になけれ
ば、保護カバー30を加熱して銅基板16と密着して設
置するとができる。
【0018】このインク薄膜のヒータ抵抗体20までの
厚さおよび連続分布の制御は、1対の抵抗性ワイヤアプ
リケータまたはブレード34および36を同時に前後に
動かして行われる。これら加熱可能アプリケータ34お
よび36は、ヒータ抵抗体20の表面を横断して平行に
移動し、新鮮な液体インクをインク供給系26から連続
的に持込み、同時に抵抗体20の表面でのこのインク膜
の厚さを、典型的には約50から100マイクロメート
ルの範囲内の一様な、所定の厚さに維持するように動作
する。加えて、固体インクは液体インクと同様に使用す
ることができると共に、ワイヤアプリケータ34および
36に所定の電流を加えることにより液体状態に加熱す
ることができる。
【0019】図3Aないし図3Hを参照して以下に一層
詳細に説明するように、ヒータ抵抗体20は、これに適
切な電気パルスを加えることにより付勢され、最初にこ
れら抵抗体の表面の液体インク膜中に泡が形成される。
この泡が崩壊するとき、渦巻リングが泡が崩壊した場所
に発生し、オリフィス板を備えない液体膜の表面に自身
で推進し、そこで反対極性の渦を発生する。伝播渦巻リ
ングが液体膜の表面に近接するにつれて、液体膜内に生
じた渦は液体膜の表面を粉砕する。一旦液体膜表面が粉
砕されると、渦巻リングの中心における高速流体によ
り、図3Hに示したものと同様のインク滴の分離を伴っ
た液体ジェットが発生する。加えて、インク液軌跡、方
向性制御、およびしたがって分解能が向上し、得られる
印刷媒体上の印刷品質も向上する。
【0020】図2を参照すると、この概略断面図は、銅
基板38上に設置された誘電体膜40を備え且つ渦式ア
クチベータとして働く複数のヒータ抵抗列42および4
4を備えている本発明の第2の、または代りの実施例を
示す。誘電体層40はV字形溝46を備えており、その
中に振動コード(線)48が設置され、これは所定の速
さで連続的に前進するように動作する。保護カバー50
は銅基板40の上面に図示のように設置されているが、
これは傾斜面52、54、56、および58を有するよ
うに構成され、ヒータ抵抗体42および44の列から隔
って設置されている1対の細長いスロット60および6
2を規定する。これら細長い溝60および62の幅は典
型的には1〜5ミリメートルの範囲にあり、スロットの
中心にあるヒータ抵抗体42および44の幅は典型的に
は40〜100マイクロメートルの範囲にある。
【0021】傾斜面52、54、56、および58は約
35度の臨界角で斜めに切られているが、これは振動コ
ード48を覆い、V字形溝46を埋め、基板面上を約2
5ないし100マイクロメートルの厚まで広がる液体イ
ンク64の厚さを制御するように働く。この厚さは保護
カバーの中心細長片66の下面と、誘電体層40の上面
に図示のように設置されているヒータ抵抗体列42およ
び44の上面との間の距離に等しい。
【0022】振動コード48は、ニクロム線のような適
切な吸湿性材料製のもので良く、所定の速さで振動し且
つインク溜め(図示せず)と誘電体膜40のV字形溝4
6全体との間を連続的に移動して、液体インク64を図
2の断面図に概略示したインク部分に連続的に供給する
ように動作する。その他の点では、図2に示す熱インク
ジェット・プリントヘッド装置は、図1を参照して説明
したものと同じように動作して、ヒータ抵抗体42およ
び44の列すなわちパターンが発火するや直ちに液体膜
64中に発生する蒸気泡が崩壊して、その後、短時間後
にインク膜64を介してインク渦を作り、そして隣接の
印刷媒体に押し進める。
【0023】次に図3Aないし図3Hを参照すると、こ
れら八つの図には、ヒューレット・パッカードのThi
nkJetプリントヘッドのインクジェット・ヒータ抵
抗器が約0.3ないし0.5アンペアのしきい値電流に
設定された5マイクロ秒(μs)のパルスを加えられて
作動させられてから、八つの異なる時刻(マイクロ秒で
表わす)におけるインク液体膜内部で図3Aの蒸気泡7
5が崩壊した直後の渦巻リングの形成が示されている。
繰返しの速さは約100ないし1000Hzである。こ
れら八つの図は、フラッシュランプの照明により顕微鏡
下で観察した三つの別々の光学的実験から得られたデー
タに基づいている。
【0024】図3Aから図3Dまでの図により表わした
泡崩壊の一連の事象は、空気境界面の無いイソプロパノ
ールの池に渦巻リング61(図3D)を形成することに
なる事象を示している。空気境界面63は、自由膜内の
この一連の事象を説明するために図3Aないし図3Dに
追加してある。これらの図での速度ベクトル65は、イ
ソプロパノール内のBaSO4 の分散を直接挿入法で使
用するとき発生する流れのパターンを表わしている。図
3Eないし図3Hで表わすジェット形成の連続事象は、
深さ70マイクロメートルのイソプロパノールの液体膜
からジェット85(図3H)を形成することになる事象
を描いている。渦マーカ69は池および膜構成体の両者
で観察することができ、泡の崩壊の直後に渦巻リング中
に捕えられることになる残存空気泡すなわち空所(ボイ
ド)71(図3C)になる可能性が最も大きい。
【0025】図3Aでは、ヒータ抵抗体が付勢されてか
ら8マイクロ秒後に、蒸気泡が液体膜内におよび図示し
た全般的に楕円形の断面内に発達する。ここで図3Aで
発生し、またインク噴霧を最小にすると共に図3Bない
し図3Hで下に説明する発達中のジェットの方向性を最
大にするほぼ均一な核形成の形態であることに注目する
ことが重要である。このほぼ均一な核形成は、関連する
従来技術を代表する前述の米国特許第4,580,14
8号に開示されているプリントヘッドのヒータ抵抗体の
表面で発生する粗い複数の泡核形成と著るしい対照を成
している。
【0026】図3Bで、蒸気泡75はこの図で速度ベク
トル65で示したように9〜10マイクロ秒後には横向
き(sidle)崩壊を始める。この崩壊は、図3Cに
示すように完了まで進行し、図3Dの高速流体マイクロ
ジェット67および捕捉空気すなわちボイド71を作り
出す。このボイド71は図3Dの渦巻リング61に対す
る渦マーカとして働く。この点では(図3C)渦巻リン
グ61は目で観察されないが、恐らくはマイクロジェッ
トが液体膜に垂直で且つヒータ抵抗体の表面の上方で剪
断することにより形成されるものであろう。液体の流れ
パターンは図示した速度ベクトル65で示され、また未
だ説明されていない幾つかの理由でわずかな表面沈下7
3が観察されるが、これは恐らくは抵抗体の表面に近い
一次渦巻リングの形成により誘起される反対極性の二次
渦巻によるものであろう。
【0027】図3Dでは、池の中に形成される明確なパ
ターンによりまたは直接挿入法を使用するとき液体内に
描かれる径路線により、抵抗体の付勢後約17マイクロ
秒で渦巻リング61が容易に観察される。池の実験か
ら、イソプロパノールを通過する高エネルギ渦巻リング
の速度は毎秒約4〜6メートル(m/s)であり、渦の
高速度の中心部の速度は10m/s台である。図3Eの
渦マーカ69も適切な光学構成を用いて池実験または自
由膜実験で容易に観察される。自由膜中で渦マーカを観
察するには、フラッシュ源を膜の表面ではなく、抵抗体
の表面で反射させる。
【0028】図3Eで、渦巻リング(渦マーカ69で示
してある)膜表面に応力を与え、凸面変形79を生じさ
せる。したがって、渦巻リングが70μmの膜の表面に
到達するまでの走行時間は約6μsであり、これは渦巻
リングが抵抗体の表面上方約30ないし50μmで生ず
ることを意味する。次に、図3Fで、渦の中心における
液体インクは、図示した軌跡81を描いて推進される
が、この軌跡は引続き図3Gに示すように投射物83を
高度のエネル伝達効率および液体膜の表面に垂直な方向
性を備えて発生するまで継続する。これはヒータ抵抗体
付勢後約61マイクロ秒で図3Gで生ずる。膜厚の泡の
高さに対する比が1.3より大きければ投射物は安定
で、小滴は形成されない。最後に、図3Hで、インク投
射物はこの図で示したように一般的な小滴プロフィル8
5を成して首部を持つようになり始め、ヒータ抵抗体の
付勢後約110マイクロ秒でインクの小滴を形成する。
【0029】今度は他の実施例である図4Aないし図4
Cを参照すると、本発明の衝撃型ピストン駆動プリント
ヘッドの実施例が示されており、これでは適切なプリン
トヘッド基板部材70は、直径が5〜25マイクロメー
トルの印字ワイヤ74を受ける中心穴72を備えてお
り、このワイヤは伝統的な衝撃型印刷機構または圧電
(PZT)水晶で駆動される。基板70は適切なプラス
チック、金属、またはセラミック材料から作ることがで
き、望ましくは表面にシリコーンゴムのような材料の薄
い膜76を備えている。この膜は、Kruger等に対
して発行された米国特許第4,480,259号の教示
に従って使用することができる。薄い膜76は、厚さが
代表的には約100ないし200マイクロメートルであ
るインクの薄膜を指示する。
【0030】渦アクチベータとして働くピストン74が
時刻t=0で図4Bに示すように突出すると、薄い膜7
6はこの図に示してある位置79の中に上向きに曲るこ
とになる。この運動により図4Cに示す速度ベクトルが
生じ、この速度ベクトルはこの図に示してある渦巻リン
グ80を形成するように作られる。ここでインク82の
渦中心は、最初にピストンが動いてから110マイクロ
秒後に渦巻リング80の中心から隣接印刷媒体上に押し
進められている。この実施例で蒸気泡が存在しないこと
は本発明に独特なものである。
【0031】次にさらに他の実施例である図5Aないし
図5Eを順に参照すると、図5Aにはガラス、珪素、セ
ラミックはどのような適切な基板86に取付けられ、そ
の中に少なくとも一つの空洞88が作られている圧電
(PZT)膜部材84が示されている。PZT膜84は
所定のインクの液体膜90をその上に受けるように設置
されており、PZT膜84は所定の重合材料または多結
晶材料から構成されていることが望ましい。適切な重合
PZT材料の一つはPenwalt Corporat
ionから入手できるKYNARの商標名で販売されて
いる。適切な多結晶材料の一つはPZT−5Hの名称で
Vernitron Corporationから販売
されているが、これはジルコニウムチタン酸鉛である。
この材料は半径方向に分極させることができ、利用可能
な無電極堆積法を利用して適切な一組のパルス駆動電極
を設けることができる。図5Aに示すオフ状態では、空
洞88は少なくとも20マイクロメートルの直径および
少なくとも10マイクロメートルの深さを備えている。
空洞88の望ましい深さは25と100マイクロメート
ルとの間にあり、空洞88の望ましい直径は20と15
0マイクロメートルとの間にある。
【0032】PZT空洞88との電気接続を行う一つの
有用な方法は、無電解堆積によるような、空洞88の内
壁に薄い内部電極92を堆積し、また伝統的なマスキン
グおよび金属堆積の工程を用いて内部電極92と同軸に
円環形リングの形に外部電極94を形成することであ
る。この方法によれば、高周波および高電圧の電界をこ
れら内部電極と外部電極との間に作ることができ、これ
により図5Bに示す空洞88の収縮を設けるのに役立つ
PZT膜84に必要な応力が発生する。図5Aの矢印
は、空洞88の内壁が電極92および94に加えられる
高電圧パルスのエネルギまたは高周波バーストの影響下
で変動し始めるとき空洞88の内部の液体内に発生する
速度ベクトルを表わす。
【0033】図示のように内部電極92を使用する代り
に、下部PZT膜面電極(図示せず)をPZT膜84の
下面に形成し、PZT膜84の上面の電極と共にパルス
を加えてPZT膜84の内部に横方向剪断力を発生させ
ることができ、これにより図5Bに示すように空洞88
の内部に横方向構造を作り出す効果が得られる。したが
って、本発明の範囲内で他の多数の電気的取入れ接続構
成が存在する。
【0034】今度は図5Bを参照すると、渦巻リング9
6がPZT膜84の内部の今は収縮されている円筒空洞
88の頂上近くに形成されており、もう一度この渦巻リ
ング96は空洞88の崩壊中に形成された図5Aのマイ
クロジェット98により形成される。このマイクロジェ
ット98は、図3Aないし図3Hを参照して以前に説明
したように液体膜90を剪断し、一旦形成されると、渦
巻リング96は図5Cに示すように膜面99に向って自
己推進する。
【0035】次に、図5Dに示すように、投射物100
が液体膜90の内部に形成され、この投射物100は、
この図で見るその上向きの動きを図5Eに示す小滴の破
断プロフィル102を生ずるまで続ける。インクジェッ
ト印刷の用途に充分なエネルギの渦96を形成するに
は、空洞88の崩壊速度は毎秒5〜20メートルの範囲
にあるべきである。PZT層84を覆い、空洞88を埋
める流体膜90の液体膜厚は2〜50マイクロメートル
の範囲内にあるべきであり、望ましい厚さは5〜20マ
イクロメートルの間である。
【0036】先に示したとおり、PZT空洞88の半径
方向の変動は、多数の異なる方法で、PZT層84の表
面上の適切な位置の間に高電圧パルスまたはエネルギの
高周波バースのいずれかをこれらパルスまたはバースト
がPZT重合体または多結晶材料に応力を発生させて図
5Aないし図5Eを参照して上に説明したように空洞の
横方向構造を作り出すように加えるための多数の異な
る、種々な入力接続を用いて、作ることができる。それ
故、PZT材料に加えられる「付勢(作動)される」と
いう用語は、PZT空洞との入力接続に単一電気パルス
または一連の高周波パルスを加えることを含むよう広く
解釈すべきである。更に、本発明は、所定のインクジェ
ット・プリントヘッドの用途に所定の複数のこれらPZ
T空洞を使用することを包含していることを理解すべき
である。したがって、重合体障壁を最初に写真画定して
インク噴射室を作り、次いで金属オリフィス板をこれら
噴射室に対して精密に位置合せすることを必要とする従
来技術の熱インクジェット・プリントヘッドと比較し
て、この構造は、写真画定された所定の複数の空洞88
を備えている所定PZT材料の単一層84を有する図5
Aないし図5Eの実施例に従ってすべて置き換えられて
いる。
【0037】
【発明の効果】上述の米国特許に示された従来技術の噴
射しない、低表面張力、均一核形成の非水性系インクを
使用するプリントヘッドの動作とは対照的に、図3Hに
示してあるように高度の方向性および明確な小滴の良好
な破断を達成することが可能であった。また、オリフィ
ス無しインクジェット・プリンタにおいて噴射のための
精密流体素子として渦巻リングを設けることにより、図
4Aないし図4Cおよび図5Aないし図5Eに示したよ
うに、熱インクジェット装置に基かない渦アクチベータ
により渦巻リングを発生する手段が得られた。これらは
本発明の最も重要な特徴であり、インクジェット印刷の
分野に新しい特種の技術を与えるものである。図3Hの
ジェットおよび小滴のプロフィルはインクの均一な核形
成性に寄与し、印刷解像度および印刷品質の向上に直接
関係しており、同時にエネルギ伝達効率が伝統的なイン
クジェット・オリフィス板印刷システムと比較してかな
り良くなっている。本発明の精神および範囲から逸脱す
ることなく上述の実施例に対して種々の変更を行うこと
ができる。たとえば、本発明は上述した特定の渦アクチ
ベータ、抵抗体アレイ、抵抗体取付け構成またはヒータ
抵抗体との電気接続に限定されない。加えて、インクの
所定の薄い一様な膜が熱インクジェット印刷動作中に渦
アクチベータの表面に連続して常に確実に存在するよう
に、図1に示す抵抗性ワイヤアプリケータまたはワイパ
・グレードまたは図2に示す振動コードの代りに使用す
ることができる多数の他の適切な方法が存在する。更
に、本発明は、特定のプリントヘッド全体の形状寸法、
輪廓、および保護カバーおよびスロット開口構成、およ
びそのインク配給系によって限定されるものではない。
必要ならば、図1に示すインク供給系26を熱溜め部材
12の本体に組込むことができ、これらインク供給系に
は、米国特許第4,500,895号に開示されている
もののような使い捨て袋状形式のインク供給系、米国特
許第4,771,295号に開示されているもののよう
なフォーム貯蔵インク供給系、米国特許第4,791,
438号に開示されているもののような平衡毛細管形式
のインク供給系、または米国特許出願第414,893
号に述べられている形式の膜調節式のインク供給系があ
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】図1は、本発明の第1実施例によるオリフィス
無しプリントヘッドの斜視図である。
【図2】図2は、本発明の第2実施例によるオリフィス
無しプリントヘッドの断面図である。
【図3A】図3Aは、本発明のプリントヘッドの動作を
説明するための図であり、薄膜液体インク内での渦巻リ
ングの形成およびインク滴の形成の一連の過程を示した
図である。
【図3B】図3Bは、本発明のプリントヘッドの動作を
説明するための図であり、薄膜液体インク内での渦巻リ
ングの形成およびインク滴の形成の一連の過程を示した
図である。
【図3C】図3Cは、本発明のプリントヘッドの動作を
説明するための図であり、薄膜液体インク内での渦巻リ
ングの形成およびインク滴の形成の一連の過程を示した
図である。
【図3D】図3Dは、本発明のプリントヘッドの動作を
説明するための図であり、薄膜液体インク内での渦巻リ
ングの形成およびインク滴の形成の一連の過程を示した
図である。
【図3E】図3Eは、本発明のプリントヘッドの動作を
説明するための図であり、薄膜液体インク内での渦巻リ
ングの形成およびインク滴の形成の一連の過程を示した
図である。
【図3F】図3Fは、本発明のプリントヘッドの動作を
説明するための図であり、薄膜液体インク内での渦巻リ
ングの形成およびインク滴の形成の一連の過程を示した
図である。
【図3G】図3Gは、本発明のプリントヘッドの動作を
説明するための図であり、薄膜液体インク内での渦巻リ
ングの形成およびインク滴の形成の一連の過程を示した
図である。
【図3H】図3Hは、本発明のプリントヘッドの動作を
説明するための図であり、薄膜液体インク内での渦巻リ
ングの形成およびインク滴の形成の一連の過程を示した
図である。
【図4A】図4Aは、本発明の第3実施例によるオリフ
ィス無しプリントヘッドの動作を示した断面図である。
【図4B】図4Bは、本発明の第3実施例によるオリフ
ィス無しプリントヘッドの動作を示した断面図である。
【図4C】図4Cは、本発明の第3実施例によるオリフ
ィス無しプリントヘッドの動作を示した断面図である。
【図5A】図5Aは、本発明の第4実施例によるオリフ
ィス無しプリントヘッドの動作を示した断面図である。
【図5B】図5Bは、本発明の第4実施例によるオリフ
ィス無しプリントヘッドの動作を示した断面図である。
【図5C】図5Cは、本発明の第4実施例によるオリフ
ィス無しプリントヘッドの動作を示した断面図である。
【図5D】図5Dは、本発明の第4実施例によるオリフ
ィス無しプリントヘッドの動作を示した断面図である。
【符号の説明】
38:銅板、40:誘電体層、42:ヒータ抵抗体、5
0:保護カバー、48:振動コード、64:液体イン
ク、70:基板、72:開口、74:プリントワイヤ
【手続補正書】
【提出日】平成5年5月26日
【手続補正1】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】図面の簡単な説明
【補正方法】変更
【補正内容】
【図面の簡単な説明】
【図1】図1は、本発明の第1実施例によるオリフィス
無しプリントヘッドの斜視図である。
【図2】図2は、本発明の第2実施例によるオリフィス
無しプリントヘッドの断面図である。
【図3A】図3Aは、本発明のプリントヘッドの動作を
説明するための図であり、薄膜液体インク内での渦巻リ
ングの形成およびインク滴の形成の一連の過程を示した
図である。
【図3B】図3Bは、本発明のプリントヘッドの動作を
説明するための図であり、薄膜液体インク内での渦巻リ
ングの形成およびインク滴の形成の一連の過程を示した
図である。
【図3C】図3Cは、本発明のプリントヘッドの動作を
説明するための図であり、薄膜液体インク内での渦巻リ
ングの形成およびインク滴の形成の一連の過程を示した
図である。
【図3D】図3Dは、本発明のプリントヘッドの動作を
説明するための図であり、薄膜液体インク内での渦巻リ
ングの形成およびインク滴の形成の一連の過程を示した
図である。
【図3E】図3Eは、本発明のプリントヘッドの動作を
説明するための図であり、薄膜液体インク内での渦巻リ
ングの形成およびインク滴の形成の一連の過程を示した
図である。
【図3F】図3Fは、本発明のプリントヘッドの動作を
説明するための図であり、薄膜液体インク内での渦巻リ
ングの形成およびインク滴の形成の一連の過程を示した
図である。
【図3G】図3Gは、本発明のプリントヘッドの動作を
説明するための図であり、薄膜液体インク内での渦巻リ
ングの形成およびインク滴の形成の一連の過程を示した
図である。
【図3H】図3Hは、本発明のプリントヘッドの動作を
説明するための図であり、薄膜液体インク内での渦巻リ
ングの形成およびインク滴の形成の一連の過程を示した
図である。
【図4A】図4Aは、本発明の第3実施例によるオリフ
ィス無しプリントヘッドの動作を示した断面図である。
【図4B】図4Bは、本発明の第3実施例によるオリフ
ィス無しプリントヘッドの動作を示した断面図である。
【図4C】図4Cは、本発明の第3実施例によるオリフ
ィス無しプリントヘッドの動作を示した断面図である。
【図5A】図5Aは、本発明の第4実施例によるオリフ
ィス無しプリントヘッドの動作を示した断面図である。
【図5B】図5Bは、本発明の第4実施例によるオリフ
ィス無しプリントヘッドの動作を示した断面図である。
【図5C】図5Cは、本発明の第4実施例によるオリフ
ィス無しプリントヘッドの動作を示した断面図である。
【図5D】図5Dは、本発明の第4実施例によるオリフ
ィス無しプリントヘッドの動作を示した断面図である。
【図5E】図5Eは、本発明の第4実施例によるオリフ
ィス無しプリントヘッドの動作を示した断面図である。
【符号の説明】 38:銅板、40:誘電体層、42:ヒータ抵抗体、5
0:保護カバー、48:振動コード、64:液体イン
ク、70:基板、72:開口、74:プリントワイヤ

Claims (8)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】薄膜インクの中に渦巻リングを形成するこ
    と、前記渦巻リングの中心部を隣接する印刷媒体に向っ
    て推進させてインクを該印刷媒体に付着させることを含
    むインクジェット印刷方法。
  2. 【請求項2】薄膜インクをその上に支持する基板と前記
    インクを覆うオリフィス板を持たないインクジェット・
    プリントヘッドにおいて、前記薄膜インク中に渦巻リン
    グを形成するための手段と、前記渦巻リングの中心部を
    隣接する印刷媒体に向って推進させる手段とを含むプリ
    ントヘッド。
  3. 【請求項3】薄膜液体インクの中に気泡を崩壊するこ
    と、高速の低エネルギーのマイクロジェットを形成し、
    よって低速の高エネルギーの渦巻リングを前記インク中
    に形成すること、前記渦巻リングの中心部を前記インク
    の自由表面を介して隣接する印刷媒体に向かって推進さ
    せることを含むインクジェット印刷方法。
  4. 【請求項4】インクジェット・プリントヘッドの表面に
    配置された薄膜液体インクの中で気泡を崩壊する手段
    と、前記気泡が崩壊された領域に渦巻リングを形成し、
    前記薄膜液体インクの自由表面を介して前記渦巻リング
    を推進させ、前記渦巻リングの中心部の高速流体を隣接
    する印刷媒体に与える手段とを含むプリントヘッド。
  5. 【請求項5】表面基板上にヒータ抵抗体を配置するこ
    と、前記抵抗体上に薄膜液体インクを与えること、前記
    抵抗体を付勢して薄膜液体インク内での気泡の崩壊を発
    生させ、前記抵抗体上に渦巻リングを形成し、前記渦巻
    リングを前記薄膜液体インクの自由表面に向って推進さ
    せ、前記自由表面に応力を与え、前記渦巻リングの中心
    部の高速流体を印刷媒体に与えることを含むインクジェ
    ット印刷方法。
  6. 【請求項6】複数個のヒータ抵抗体を有する可撓性プリ
    ントヘッド基板と、前記抵抗体を露出させるための開口
    を有する保護カバーと、前記抵抗体の表面上に所定厚の
    薄膜液体インクを連続的に供給するために、前記基板の
    表面に前記抵抗体に隣接して配置された可動インク供給
    手段と、前記抵抗体を付勢して前記表面での気泡の崩壊
    を発生させ、前記抵抗体上に渦巻リングを形成し、前記
    渦巻リングを前記薄膜液体インクの自由表面に向って推
    進させ、前記自由表面に応力を与え、前記渦巻リングの
    中心部の高速流体を印刷媒体に与える手段とを含むオリ
    フィス無しプリントヘッド。
  7. 【請求項7】基板上に配置され、インクが満たされる複
    数個の空洞部を有する圧電層と、前記空洞部の内壁を偏
    位させて前記空洞部内のインクに横方向の力を与え、前
    記インクを隣接する印刷媒体に向って推進する手段とを
    含むオリフィス無しプリントヘッド。
  8. 【請求項8】複数個のインク用空洞部を有する圧電層上
    に薄膜液体インクを供給すること、前記空洞部の内壁を
    偏位させて前記空洞部内のインクに横方向の力を与え、
    前記インクを隣接する印刷媒体に向って推進することを
    含むオリフィスを使用しないインクジェット印刷方法。
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