JPH1034967A - インクジェット記録装置 - Google Patents

インクジェット記録装置

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Publication number
JPH1034967A
JPH1034967A JP19026696A JP19026696A JPH1034967A JP H1034967 A JPH1034967 A JP H1034967A JP 19026696 A JP19026696 A JP 19026696A JP 19026696 A JP19026696 A JP 19026696A JP H1034967 A JPH1034967 A JP H1034967A
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JP
Japan
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ink
nozzle
recording medium
meniscus
jet recording
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Application number
JP19026696A
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English (en)
Inventor
Yasushi Oki
靖 大木
Hiroaki Sato
博昭 佐藤
Susumu Hiragata
進 平潟
Yutaka Morita
豊 森田
Yuji Suemitsu
裕治 末光
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Fujifilm Business Innovation Corp
Original Assignee
Fuji Xerox Co Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 ヘッドと被記録媒体の距離を従来よりも十分
離した位置からでも、小径ドットを安定に形成する、小
型かつ簡易なインクジェット記録装置を提供する。 【解決手段】 初期状態では、ノズル6の先端部には第
1のインク供給路7から供給されたインク3によって、
凸状のインクメニスカス9が形成される。被記録媒体4
の背面には加速電極1が配置され、加速電極1と信号電
極2の間に記録信号発生部5により電圧が印加される。
電圧の印加により、インクメニスカス9は被記録媒体4
側に吸引されて円錐形状となる。それとともに、第2の
インク供給部8からノズル6の壁面を伝ってノズル6の
先端部にインク3が供給され、インクメニスカス9はそ
の高さを更に増していき、被記録媒体4に円錐の先端が
接触して記録が行なわれる。そのため、ノズル6と被記
録媒体4の間隔を広く取ることが可能である。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、静電気力によって
被記録媒体側へインクを吸引して記録を行なうインクジ
ェット記録装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】近年、簡易に微小なドットを形成し、高
画質を得ることができる記録装置の一つとしてとして、
ノズルからインク滴を必要に応じて吐出させて印字を行
なう、いわゆるオンデマンド型のインクジェット記録方
式が知られている。そのオンデマンド型のインクジェト
式記録方式の中の代表的な方式としては、ピエゾ振動子
方式やサーマル方式、静電吸引方式などがある。
【0003】ピエゾ振動子方式は、ノズルに通じるイン
ク室に設けられた圧電素子にパルス電圧を印加し、圧電
素子を変形させることによりインク室のインク液圧を変
化させ、これによりノズルからインク滴を吐出させて記
録用紙にドットを記録する方式である。また、サーマル
方式は、インク室内に設けられた加熱手段によりインク
を加熱し、その加熱によって発生したバブルの圧力によ
りインク滴をノズルから吐出させ、記録用紙にドットを
記録するものである。これらのインクジェット記録方式
では、従来、解像度が300DPI程度であったが、近
年ではその解像度が600ないし720DPIと高解像
度化されており、さらに高解像度化が望まれている。
【0004】高解像度化を実現するためには、その解像
度に応じて記録するドット径を小さくする必要がある。
上述のピエゾ振動子方式やサーマル方式においてドット
径を小さくするには、ノズル径を小さくするのが一般的
である。しかしながら、ノズル径を小さくすると、ゴミ
やノズル内のインク表面の乾燥等によってノズルが詰ま
ったり、ノズル周囲への残滓の付着によってインクの吐
出方向の変化が発生しやすくなる。それらが発生する
と、記録紙上に記録された画像に欠陥が発生してしまう
こととなる。したがって、ノズル径を小さくするには限
度があり、ノズル径を小さくするという対処方法では、
ある一定以上の高解像度には対処できないという問題が
ある。
【0005】一方、静電吸引方式は、記録媒体と記録ヘ
ッドの間に静電気力を発生させることによりインクを記
録媒体に飛翔させ、記録を行なう。この方式では、記録
ヘッドに設けたインク吐出口の大きさに対して大変微小
なドットを形成できることから、先に述べたようなイン
クによる目づまりを低減でき、また、同じ解像度の他の
インクジェット装置に比べて微小なデバイスを製作する
必要がないため、コストを低減させることができるので
注目されている。
【0006】図9は、従来の静電吸引方式のインクジェ
ット記録装置の一例の説明図である。図中、1は加速電
極、2は信号電極、3はインク、4は被記録媒体、5は
記録信号発生部、6はノズル、41〜43はインクメニ
スカスである。静電吸引方式のインクジェット記録装置
では、被記録媒体4に対向するようにノズル6が配置さ
れている。ノズル6は、信号電極2を兼ねている。ノズ
ル6の先端には図示しないインク供給手段により、図9
(A)に示すように凸状の初期インクメニスカス41が
形成される。ここで、メニスカス円相当径をMD、高さ
をMHとし、ノズル6の先端から被記録媒体4までの距
離をHGとして示している。
【0007】被記録媒体4の背面には加速電極1が配置
され、加速電極1と信号電極2の間に記録信号発生部5
により電圧が印加される。これにより、インク3に静電
気力を作用させて、被記録媒体4にインクを飛翔させ、
接触印字をさせようとするものである。この時のインク
の飛翔とは、インクのメニスカスが略三角錐状に盛り上
がってゆき、その頂点から被記録媒体4に接触して付着
するというものである。この略三角錐状のインクの液柱
は曳糸と呼ばれている。
【0008】この静電吸引方式では、インクの抵抗値に
よって飛翔形態が異なることが知られている。インク抵
抗値が106 〜109 Ω・cmでは、インクは直径10
μm程度の細い曳糸を形成し、微小ドットを印字でき
る。反面、印加電圧のOff時に曳糸の切断される場所
がばらつくので、特に小さいドットを形成するときに、
曳糸が被記録媒体側で切れるか、記録ヘッド側で切れる
かで、ドットの大きさが変化し、安定した印字ができな
い。さらに、抵抗値の範囲を満たすインク材料は油性で
あるので、安全性に問題があるなどの問題点があった。
また、この抵抗値のインクで安全性を満たす材料として
は、常温で固体で、飛翔させるときに熱でインクを溶か
すことによって印字できるワックス系インクがあるが、
反面、放熱や消費電力が増大するという問題点があっ
た。
【0009】そこで、インク抵抗値の低い水性インクを
飛翔させる試みがなされている。しかし、水性インクを
用いた場合、定常状態におけるインクのメニスカス周辺
部から被記録媒体4までの距離HGがメニスカス円相当
径MDに対し高々1.4倍しか得られていない。例え
ば、メニスカス円相当径MDが150μmの場合、メニ
スカス周辺部から被記録媒体までの距離HGは210μ
mしかない。
【0010】静電吸引力はインク3のメニスカス41を
インクの体積が一定であるように錐体形状に変形させ
る。このときメニスカスと被記録媒体4の距離が離れる
と、図9(B)に示すように、インク3の円錐形のメニ
スカス42は被記録媒体4に届かず、印字できない。ま
た、インク3を被記録媒体4になんとか届かせるために
印加電圧を大きくしても、図9(C)に示すように、イ
ンクメニスカス43は円錐形を崩し、印字されるドット
はばらつきが大きく、激しく尾を引いた形となり、印字
品質を著しく低下させる。
【0011】また、ノズル6と被記録媒体4間の距離が
変動して広くなった場合、従来の技術としてノズル6の
内部からインク3を加圧したり、また、ノズル6の流路
抵抗を下げることによってインク供給量を上げて印字を
行なう方法ある。しかし、印字終了後には過剰供給され
たインク3が戻り、元のインクメニスカス26に戻るこ
とができずに、溢れてしまうという問題を発生する。
【0012】逆にノズル6と被記録媒体4とを記録可能
な範囲まで近づけると、被記録媒体4の浮き上がりや、
特に被記録媒体4が紙でインクが水性インクの場合、先
に印字した部分がカックルにより変形し、ヘッドに接触
する危険があり、ハンドリングできない等信頼性を大き
く低下させる原因となる。また、メニスカス周辺部から
被記録媒体までの距離が狭いと、メニスカスの大きさの
変動に対し、電界の変動も大きいので、ドット径やドッ
ト形状ばらつきが大きくなり画質低下の原因となる。
【0013】そのため、従来では静電吸引力とともに他
のエネルギーを用いてインクを吐出して記録を行なって
いる。図10は、従来の振動発生手段と静電吸引方式を
組み合わせたインクジェット記録装置の一例の説明図で
ある。図中、51は記録ヘッド、52は噴射口、53は
インク室、54はインク供給パイプ、55,56は振動
子、55a,56aは電歪振動子、55b,56bは振
動伝達板、57は対向電極、58は被記録媒体、59
a,59bは端子、60はフェースプレートである。図
10に示した振動発生手段と静電吸引方式を組み合せた
インクジェット記録装置の例は、特開昭54−1073
1号公報に開示されている。
【0014】この記録ヘッド51では、振動伝達板55
b,56b上に電歪振動子55a,56aを配した振動
子55,56をインク室53内に設け、これらの振動子
55,56によって発生する振動によって噴射口52か
らインクを被記録媒体58へ噴射させる。それととも
に、フェースプレート60および対向電極57に端子5
9a,59bを介して電圧を印加し、静電吸引力によっ
て吐出したインクを吸引している。
【0015】この方式では、振動子55,56は記録ヘ
ッド51のインク室53内にあるためメンテナンス性が
悪く、また、電歪振動子55a,55bがインクと直接
接するために腐食しやすい。更に、静電吸引は補助的な
手段として用いられるので、記録ヘッド51からの初期
吐出方向が大きくずれた時には、もはや吐出方向の安定
性には役にたたなくなる等の問題点がある。
【0016】図11は、従来の振動発生手段と静電吸引
方式を組み合わせたインクジェット記録装置の別の例の
説明図である。図中、61は反射部、62はインク室、
63はホルダー、64はスリット、65,66は圧電素
子、67はプラテン、68は電極、69は基板、70は
スイッチング回路、71は電源、72はインク滴、73
は被記録媒体である。図11に示した振動発生手段と静
電吸引方式を組み合せたインクジェット記録装置の例
は、特開平2−164546号公報に開示されている。
【0017】このインクジェット記録装置では、スリッ
ト64が設けられたインク吐出板が振動発生手段を兼ね
ており、圧電素子65,66で構成されている。この圧
電素子65,66から発生された振動による音響波は、
インク室62中のインクを伝わり、インク室62内に設
置された反射部61で反射して、再びインクを伝わりス
リット64のインク表面に音響エネルギーを集中させて
インクに吐出力を与えている。
【0018】さらに、スリット64に設けられた基板6
9には電極68が設けられ、スイッチング回路70を介
して電源71に接続されている。また、被記録媒体73
はプラテン67に沿って送られるとともに、プラテン6
7に電圧が印加されている。スイッチング回路70を導
通状態に切り換えることによってプラテン67と電極6
8との間の電位差が大きくなり、静電力が働く。これら
の音響エネルギーと静電力によってインク滴72を噴射
し、被記録媒体73に記録する。
【0019】しかし、このような構成においては、音響
波の伝搬路がほとんどインク中であるため、エネルギー
の損失が大きい。更に、インク表面に確実に振動を集中
させるためには液面管理が難しく、そのための装置が必
要になったり、装置を傾けると液面が変化するため、信
頼性に欠けるなどの問題点があった。
【0020】
【発明が解決しようとする課題】本発明は、上述した事
情に鑑みてなされたもので、他のエネルギーを用いず、
ヘッドと被記録媒体の距離を従来よりも十分離した位置
からでも、小径ドットを安定に形成する、小型かつ簡易
なインクジェット記録装置を提供することを目的とする
ものである。
【0021】
【課題を解決するための手段】請求項1に記載の発明
は、静電気発生手段によって発生する静電気力によって
ノズルからインクを吸引して被記録媒体に記録するイン
クジェット記録装置において、前記ノズルの先端にイン
クを供給し凸状のインクメニスカスを形成する第1のイ
ンク供給手段と、前記ノズルの外側にインクを供給する
第2のインク供給手段を有することを特徴とするもので
ある。
【0022】請求項2に記載の発明は、請求項1に記載
のインクジェット記録装置において、前記ノズルの外壁
面が親インク性を有し、第2のインク供給手段の一部を
構成していることを特徴とするものである。
【0023】請求項3に記載の発明は、請求項1に記載
のインクジェット記録装置において、前記ノズルの外側
にインク保持性を有する部材を配置し、第2のインク供
給手段の一部を構成していることを特徴とするものであ
る。
【0024】請求項4に記載の発明は、請求項1ないし
3のいずれか1項に記載のインクジェット記録装置にお
いて、前記ノズルが複数配列されていることを特徴とす
るものである。
【0025】
【発明の実施の形態】図1は、本発明のインクジェット
記録装置の第1の実施の形態を示す基本構成図である。
図中、図9と同様の部分には同じ符号を付して説明を省
略する。7は第1のインク供給路、8は第2のインク供
給路、9はインクメニスカスである。全体としては、加
速電極1、信号電極2、記録信号発生部5によって静電
気力を発生させる部分を構成し、信号電極2を兼ねるノ
ズル6、ノズル6中に設けられた第1のインク供給路
7、ノズル6の外部からインクを供給する第2のインク
供給路8を有している。
【0026】加速電極1は、記録信号発生部5に電気的
に接続できるものであれば材質を問わない。各種金属、
各種導電性材料が用いられるが、放電によるショートを
起こさないようにその表面(被記録媒体4と接する面)
に薄い絶縁層を設けてもよい。この絶縁層には各種ポリ
マー、各種プラスティックをコーティングや接着して用
いることができる。また、信号電極2として用いる金属
材料としては、体積固有抵抗率が10-3Ω・cm以下の
材料、例えば、金、銀、銅、ニッケル、タンタル、モリ
ブデン、タングステン、ロジウム、チタン、ルテニウ
ム、クロム、アルミニウムなどの金属および合金を使用
することができる。
【0027】なお、加速電極1と信号電極2は図1に示
した構成に限らない。加速電極1が被記録媒体4と信号
電極2の中間に配置されてもよいし、記録ヘッドの中に
一体的に組み込まれてもよい。要はインク3を被記録媒
体4の方向に飛翔させる静電気力を発生させる構成であ
ればよい。
【0028】第1のインク供給路7は、図示しない第1
のインク供給部に接続されており、ノズル6の先端に凸
状のインクメニスカス9を形成する。この凸状のインク
メニスカス9は、例えば、ポンプによる圧力印加により
形成したり、そのほか静電気力を作用させてインク3を
引き出してもよいし、圧電デバイスを組み合せることに
よって凸状のインクメニスカス9に相当する体積変化を
インク液室内に生じさせてもよい。また、表面音響波デ
バイスと組み合せることにより、表面音響波による液体
のストリーミング現象を応用することも可能である。
【0029】第2のインク供給路8は、図1に示す例で
は、ノズル6の外部からノズル6の壁面を通じてノズル
6の先端部へインク3を供給している。第2のインク供
給路8にインク3を供給する構成は任意であり、例え
ば、第1のインク供給路7の場合と同様にポンプによる
圧力印加や、圧電デバイスを用いてもよい。また、ノズ
ル6の壁面をサンドブラスト加工して親インク性にし、
毛細管現象を利用してインク供給してもよい。
【0030】また、この第2のインク供給路8は、以下
のような特長を有している。ノズル6と被記録媒体4間
の距離が変動して広くなった場合、例えば、従来の装置
のように第1のインク供給路7からのインク3を加圧し
たり、また、ノズル6の流路抵抗を下げることによって
インク供給量を上げて印字を行なっても、印字終了後に
インク3がノズル6に戻ってくる時に、過剰供給された
インク3を第2のインク供給路8で受け止めることがで
きる。そのため、ノズル6と被記録媒体4間の距離が変
動した場合においても、インクメニスカス9に過剰供給
されたインク3を受け止め、安定したインクメニスカス
9を形成することができ、安定した印字が可能となる。
【0031】使用するインク3は、特に材質は構わな
い。溶媒も、水でもよいし油でもよく、Water/O
il型、Oil/Water型のエマルジョンでもよ
い。ただし、好ましくは円錐状のインクメニスカス9に
よる印字を行なうためにインク3の体積抵抗率が4.5
×105 Ω・cm以下がよい。
【0032】次に、全体の印字プロセスと印字メカニズ
ムを簡単に説明する。図2は、本発明のインクジェット
記録装置の第1の実施の形態におけるインク吐出時の一
例を示す模式図である。図1に示すように初期状態で
は、ノズル6の先端部には第1のインク供給路7から供
給されたインク3によって、凸状のインクメニスカス9
が形成される。被記録媒体4の背面には加速電極1が配
置され、加速電極1と信号電極2の間に記録信号発生部
5により電圧が印加される。電圧の印加により、インク
メニスカス9の先端部には信号電極2より電荷が充填さ
れ、インクメニスカス9と加速電極1の間には静電気力
が働き、ノズル6の先端部から被記録媒体4側へインク
3が移動する。この時、インクメニスカス9の中央が最
も電界が集中するためにこの位置が静電気力も最も強い
ので、移動するインクメニスカス9の形は円錐状にな
る。しかし、ノズル6内の第1のインク供給路7は大き
な流路抵抗を有するため、この第1のインク供給路7か
らのインク3の供給は少なく、ノズル6の先端部に形成
されていた凸状部分のインクが円錐状に変形する程度で
ある。
【0033】本発明では、ノズル6の外側に第2のイン
ク供給部8を設けており、こちらからのインク3の供給
に対する流路抵抗は小さい。そのため、インクメニスカ
ス9の円錐状への変形とともに、第2のインク供給部8
から毛細管現象によりノズル6の壁面を伝ってノズル6
の先端部にインク3が供給される。
【0034】このようにして第2のインク供給部8から
充填され続けるインク3により、インクメニスカス9は
円錐形を保ちながらその高さを更に増していくことがで
きる。そして、図2に示すように、被記録媒体4に円錐
の先端が接触する。
【0035】円錐形の先端が被記録媒体4に接触すると
同時に、インクメニスカス9の電荷は被記録媒体4上に
形成されたドットに移る。ノズル6から吐出したインク
3のうち、ドットを形成したインク3以外の大部分のイ
ンク3は静電気力が働かなくなり、被記録媒体4の方向
への積極的な移動力を失い、飛翔中に得た慣性力で移動
するのみとなる。この慣性力もインク相互の粘性抵抗に
より急激に消滅し、その結果、被記録媒体4に転移する
に至らなかったインク3はノズル6の方向へ戻り始め
る。そして被記録媒体4側のドットを形成したインク3
とノズル6側のインク3とに分離される。分離はインク
3の最も細い位置で起こるが、そもそも円錐形状で被記
録媒体4と接触しているので、必ず印字ドット部で分離
が起こり、円錐形状の中間で分離するようなことはな
い。分離した残りのインク3はノズル6に戻り、印字は
終了する。
【0036】図3は、本発明のインクジェット記録装置
の第1の実施の形態における実験例の説明図である。ノ
ズル6の先端部へのインク3の供給を、第1のインク供
給路7とともに第2のインク供給路8を用いて行なうこ
との妥当性の確認実験を行なった。インク3は、実験用
のモデルインクとして抵抗率が200Ω・cm、表面張
力が34mN/m、粘度が2.59mPa・sの水性イ
ンクを用意した。
【0037】図3(A)に示す構成は従来の構成のイン
クジェット記録装置であり、図3(B)に示す構成は上
述の第1の実施の形態で示したインクジェット記録装置
である。図3(A)に示す従来の構成では、ノズル6と
して内径100μm、外径275μmのステンレスパイ
プを用いた。また、図3(B)に示す第一の実施の形態
における構成では、ノズル6として内径100μm、外
径275μm、ノズル壁面にインク3との接触角が20
度程度になるように表面加工したステンレスパイプを用
いた。双方とも、ノズル6は信号電極2を兼ね、被記録
媒体4は印字されたドット像を観察しやすいように、表
面にAl2 3 をコーティングしたインクジェット用特
殊紙を用いた。被記録媒体4の背面にAl製のドラムを
配して加速電極1とした。加速電極1と信号電極2は記
録信号発生部5により電気的に接続され、インク飛翔の
ための電圧が印加される。また、メニスカス周縁部から
メニスカス頂上までの高さは120μmに設定した。
【0038】実験としてはノズル6へのインク供給具合
が印字ドットにどのように影響するかを把握するための
実験を実施した。パラメータとしてノズル外部からのイ
ンク供給の有無、印加電圧を2.0kVから4.0kV
まで0.25kVごと、およびメニスカス周縁部から被
記録媒体4までの距離を300μm、400μm、50
0μmに設定した。それぞれのケースについて、印字さ
れたドットの形状とサイズを観察した。
【0039】図4は、本発明のインクジェット記録装置
の第1の実施の形態の実験例における実験結果の説明図
である。図4において、左側が図3(A)に示す従来の
構成における実験結果を示し、右側に図3(B)に示す
本発明の第1の実施の形態に示す構成における実験結果
を示している。実験結果として、ドット形状は円形でか
つ主ドットのみで印字されている場合に○印を付して示
し、主ドット以外に微小なドット(サテライト)や微小
なひげ状、ミスト状ドットのものが印字されたものにつ
いては×印を付して示し、飛翔しない条件では■印を付
した。
【0040】図4からわかるように、第2のインク供給
路8を有する構成では、第2のインク供給路8を有しな
い構成においてインクが飛翔しなかった条件においても
良好に印字できており、被記録媒体4とノズル6との距
離をさらに長くすることができ、また、印加電圧さらに
下げても良好に印字できることがわかる。このように、
この実験の結果、インク3の安定飛翔に寄与するパラメ
ータはノズル外部からのインク供給の有無が大きく影響
していることが確認できた。これにより、第2のインク
供給路8を設けることによって、ノズル6−被記録媒体
4間の距離が変動しても、安定してドットを印字できる
ことが分かった。
【0041】以上のように、安定に印字するためには、
ノズル外部からの十分なインク供給が必要であり、ノズ
ル内部およびノズル外部の両方からインクを供給する本
発明の効果を確認できた。
【0042】図5は、本発明のインクジェット記録装置
の第2の実施の形態を示す基本構成図である。図中、図
1と同様の部分には同じ符号を付して説明を省略する。
11は親インク性部材である。この第2の実施の形態で
は、ノズル6の周囲に親インク性部材11を配し、第2
のインク供給路8の一部を構成している。親インク性部
材11にインク3を保持し、ノズル6の先端にインク3
を供給する。親インク性部材11としては、具体的には
多孔質特性を持つ金属、プラスティック、繊維系材料や
ワイヤーを編みこんだもの、海綿状物質などを用いるこ
とができる。しかし、使用するインク3によっては耐有
機溶剤性や耐油性などの特性を考慮して材料を選択する
必要がある。
【0043】次に、第2のインク供給路8の一部とし
て、ノズル6の壁面に親インク性部材11を設置した本
発明の第2の実施の形態の構成において、印字安定性お
よび小径ドットを印字できるかについての効果を確認す
るための実験を行なった。
【0044】インク3には純水にメタノール50wt
%、パイロット社製万年筆用インク1wt%を混合した
ものを用いた。抵抗率は4.5×103 Ω・cm、表面
張力は26.2mN/m、粘度は1.0mPa・sであ
る。また、ノズル6は上述の第一の実施の形態における
実験例と同じ形状のものを用いた。なお、ノズル6は信
号電極2を兼ね、被記録媒体4は印字されたドット像を
観察しやすいように、表面にAl2 3 がコーティング
されたインクジェット用特殊紙を用いた。被記録媒体4
の背面にAl製のドラムを配して加速電極1とし、加速
電極1と信号電極2は記録信号発生部5により電気的に
接続され、インク飛翔のための電圧を印加する。
【0045】印字条件はメニスカス周縁部から被記録媒
体4までの距離を300μm、メニスカス周縁部からメ
ニスカス頂上までの高さを120μmとした。印加電圧
は1.75kV、また印加電圧のパルス幅は0.3ms
に設定した。親インク性部材11としては親水性PTF
Eタイプメンブランフィルター(アドバンテック東洋株
式会社製)を使用した。
【0046】実験は、図5に示す構成において、インク
3を親インク性部材11に十分浸透させた後、親インク
性部材11よりノズル6を50μmだけ突出させ、毛細
管現象により常時インク3をノズル6の先端に供給し、
インクメニスカス9が形成されるように設定した。印字
実験の結果、インクジェット用特殊紙にドット径が平均
33μm、ドット径ばらつきσn (n=300)は5.
8μmであり、良好な結果が得られた。
【0047】以上の結果より、第2のインク供給路8と
して親インク性部材11をインクメニスカス9の近傍に
配置した構成でも、安定したインク供給が可能であり、
小径のドットを形成できることを確認できた。
【0048】図6は、本発明のインクジェット記録装置
の第3の実施の形態を示す斜視図、図7は、同じくノズ
ル配列方向の断面図である。図中、図1、図5と同様の
部分には同じ符号を付して説明を省略する。21はイン
ク液室、22は絶縁部材、23はスペーサ、24はノズ
ル板、25は隔壁である。この実施の形態では、複数の
ノズルを配置したマルチノズルヘッドを示している。
【0049】ノズル板24には、図6に示すように所定
のピッチでスリットが多数設けられており、その内部に
ノズル6を配置している。ノズル板24は、例えばアル
ミナやジルコニア等のセラミックなどによって形成する
ことができる。ノズル6の先端部には、信号電極2が設
けられている。ノズル6の周囲には、上述の第2の実施
の形態と同様に親インク性部材11が設けられている。
親インク性部材11は例えばスポンジのような多孔質部
材を用いることができる。
【0050】親インク性部材11のインク液室21側に
は、隔壁25が設けられている。この隔壁により、第1
のインク供給路7と第2のインク供給路8を分離してお
り、各インク供給路を介して供給されるインク3を個別
に制御することで所望のインクメニスカスを形成可能で
ある。さらに、この親インク性部材11および隔壁をス
ペーサ23によって保持している。スペーサ23は、例
えば厚さ100μmのポリエチレンテレフタレート等に
よって構成することができる。なお、第2のインク供給
路8には図示しないインク供給手段あるいはインク室2
1からインク3が供給される。
【0051】インク室21は、第1のインク供給路7を
介して供給するインク3を保持する。インク液室21
は、例えばアルミナやジルコニア等のセラミック、ある
いはガラスなどの絶縁部材22によって形成される。イ
ンク液室21には図示しないインクタンクから所定の圧
力に調整されたインク3が供給され、ノズル6の先端に
第1のインク供給路7から供給されるインク3によって
図7に示すような凸状のインクメニスカス9が形成され
る。
【0052】図8は、本発明のインクジェット記録装置
の第3の実施の形態における記録ヘッドの作成手順の一
例の説明図である。図中、31は金属薄膜、32は絶縁
膜である。まず図8(A)において、ノズル板24とな
るSiあるいはSiO2 のプレートに金属薄膜31を設
けた後、フォトリソグラフィ法などにより金属薄膜31
をエッチングして図8(B)に示すように信号電極2の
パターンを形成する。次に、図8(C)に示すように、
SiあるいはSiO2 のプレートに対してエッチングを
行ない、第1のインク供給路7と第2のインク供給路8
を作成する。さらにノズル以外の信号電極2の部分に図
示しない保護膜を設け、ノズル先端部に絶縁膜32を被
覆した後に撥液処理を施す。最後に、図8(D)に示す
ように、第2のインク供給路8にインク液室21との隔
壁25および親インク性部材11を挿入する。その後、
スペーサ23及び絶縁部材22で構成されるインク液室
21が取り付けられ、記録ヘッドが作成される。
【0053】ノズル先端部に撥液処理を施すための材料
としては、含フッ素樹脂、例えばPTFE(ポリテトラ
フルオロエチレン)、ETFE(エチレン−テトラフル
オロエチレン共重合体)、PVDF(ポリフッ化ビニリ
デン)等を用いることができる。この撥液処理は、イン
ク3とノズル6の界面で生じる化学変化を低減するため
に行なわれる。
【0054】保護膜として用いられる具体的材料とし
て、酸化珪素およびその化合物、窒化珪素や炭化珪素お
よびその化合物、酸化チタンや窒化チタンや炭化チタン
およびそれらの化合物、酸化タンタルや窒化タンタルや
炭化タンタルおよびそれらの化合物、その他の硬質セラ
ミックスおよびその化合物、ポリイミド樹脂、エポキシ
樹脂、シリコン樹脂、含フッ素樹脂、それら樹脂の変性
樹脂でもよく、以上の材料の複数の混合でもより効果が
ある。
【0055】次に、本発明のインクジェット記録装置の
第3の実施の形態における実験例について説明する。上
記の手順によって作成したマルチノズルヘッドを用い、
吐出実験を行なった。ノズル6の先端部には、内径が1
00μm、外径が250μm、厚さが15μmの信号電
極2を形成した。第2のインク供給路8に設置した親イ
ンク性部材11としてはスポンジを用い、スポンジにイ
ンク3を充填した後でノズル6の先端にインクメニスカ
スを形成させた。インク3としては第2の実施の形態に
おける実験例で使用したインクを用いた。印字条件は、
各ノズル6に印加電圧として1.5kV、インクメニス
カスの大きさを100μm、印加電圧のパルス幅を0.
5msに設定した。
【0056】印字実験の結果、インクジェット用特殊紙
にドット径が平均25μm、ドット径ばらつきσn (n
=500)は8.7μmであり、良好な結果が得られ
た。このように、各ノズルから小径の印字ドットを安定
して印字可能であることから、複数のノズルを用いたマ
ルチノズルヘッドでの印字を行なうことによって印字ス
ピードの高速化を図ることができる。また、従来のイン
クジェット記録装置のようにノズル6あるいはインク吐
出口の近傍に振動発生手段を設け、インクの供給をアシ
ストする方法に比べ、装置が簡単かつ小型化が可能であ
る。
【0057】なお、図6に示した構成では、図中の矢印
aの方向にマルチノズルヘッドおよび被記録媒体を相対
的に移動させて記録を行なう。このとき、ノズル板24
に設けられたスリットを斜めに配置しているので、矢印
aに直交する方向のノズルの配列密度を向上させてい
る。また、スリット中に配列しているノズルの位置を矢
印aの方向に少しずつずらし、矢印aに直交する方向に
重なるノズルがないように配列し、矢印aに直交する方
向にマルチノズルヘッド及び被記録媒体を相対的に移動
させて記録を行なうように構成することもできる。
【0058】また、図6に示した構成では、複数のノズ
ルごとにスリットを設け、親インク性部材11を配した
が、これに限らず、各ノズルごとに個別に親インク性部
材11を設けてもよいし、親インク性部材を全面に配
し、ノズルがこれを貫通するように設けた構成でもよ
い。また、上述の第1の実施の形態のように、親インク
性部材11を設けずに、ノズル6の外側を親インク性を
有するように構成してもよい。
【0059】
【発明の効果】以上の説明から明らかなように、本発明
によれば、ノズルの先端にインクを供給し凸状のインク
メニスカスを形成する第1のインク供給手段とともに、
ノズルの外側にインクを供給する第2のインク供給手段
を有することによって、十分なインクの供給が可能とな
り、初期メニスカスの体積では到達できないようなイン
クメニスカス−被記録媒体間の距離であっても、インク
を円錐状に変形させることができ、安定かつ小径なドッ
ト形成が実現できる。さらに、第2のインク供給手段と
してノズルの壁面を親インク性にしたり、あるいはイン
クを保持可能な部材によって構成することによって、常
時安定したインクを供給でき、また、小型化が可能とな
る。そのため、マルチノズルヘッド化を容易に実現で
き、高速なインクジェット記録装置を構成可能である等
の効果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明のインクジェット記録装置の第1の実
施の形態を示す基本構成図である。
【図2】 本発明のインクジェット記録装置の第1の実
施の形態におけるインク吐出時の一例を示す模式図であ
る。
【図3】 本発明のインクジェット記録装置の第1の実
施の形態における実験例の説明図である。
【図4】 本発明のインクジェット記録装置の第1の実
施の形態の実験例における実験結果の説明図である。
【図5】 本発明のインクジェット記録装置の第2の実
施の形態を示す基本構成図である。
【図6】 本発明のインクジェット記録装置の第3の実
施の形態を示す斜視図である。
【図7】 本発明のインクジェット記録装置の第3の実
施の形態を示すノズル配列方向の断面図である。
【図8】 本発明のインクジェット記録装置の第3の実
施の形態における記録ヘッドの作成手順の一例の説明図
である。
【図9】 従来の静電吸引方式のインクジェット記録装
置の一例の説明図である。
【図10】 従来の振動発生手段と静電吸引方式を組み
合わせたインクジェット記録装置の一例の説明図であ
る。
【図11】 従来の振動発生手段と静電吸引方式を組み
合わせたインクジェット記録装置の別の例の説明図であ
る。
【符号の説明】
1…加速電極、2…信号電極、3…インク、4…被記録
媒体、5…記録信号発生部、6…ノズル、7…第1のイ
ンク供給路、8…第2のインク供給路、9…インクメニ
スカス、11…親インク性部材、21…インク液室、2
2…絶縁部材、23…スペーサ、24…ノズル板、25
…隔壁、31…金属薄膜、32…絶縁膜。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 森田 豊 神奈川県足柄上郡中井町境430 グリーン テクなかい富士ゼロックス株式会社内 (72)発明者 末光 裕治 神奈川県足柄上郡中井町境430 グリーン テクなかい富士ゼロックス株式会社内

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 静電気発生手段によって発生する静電気
    力によってノズルからインクを吸引して被記録媒体に記
    録するインクジェット記録装置において、前記ノズルの
    先端にインクを供給し凸状のインクメニスカスを形成す
    る第1のインク供給手段と、前記ノズルの外側にインク
    を供給する第2のインク供給手段を有することを特徴と
    するインクジェット記録装置。
  2. 【請求項2】 前記ノズルの外壁面が親インク性を有
    し、第2のインク供給手段の一部を構成していることを
    特徴とする請求項1に記載のインクジェット記録装置。
  3. 【請求項3】 前記ノズルの外側にインク保持性を有す
    る部材を配置し、第2のインク供給手段の一部を構成し
    ていることを特徴とする請求項1に記載のインクジェッ
    ト記録装置。
  4. 【請求項4】 前記ノズルが複数配列されていることを
    特徴とする請求項1ないし3のいずれか1項に記載のイ
    ンクジェット記録装置。
JP19026696A 1996-07-19 1996-07-19 インクジェット記録装置 Pending JPH1034967A (ja)

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