JPH0717327U - 気体乾燥装置 - Google Patents

気体乾燥装置

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JPH0717327U
JPH0717327U JP4760493U JP4760493U JPH0717327U JP H0717327 U JPH0717327 U JP H0717327U JP 4760493 U JP4760493 U JP 4760493U JP 4760493 U JP4760493 U JP 4760493U JP H0717327 U JPH0717327 U JP H0717327U
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仁彦 八重崎
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 ペルチエ効果素子により気体を冷却・加熱す
る。 【構成】 ペルチエ効果素子1と、該素子1の吸熱面1
aに接合され且つ外部へ開口した入口と内部へ開口した
放出口とを備えた螺旋状の気体流通路5を有し下部にド
レンバルブ18を有する吸熱体8と、前記の素子1の放
熱面1bに接合した放熱体14と、気体供給源から延設
されて前記気体流通路5の入口に通じ該気体流通路5を
介して吸熱体8内に気体を放出する給気管16と、前記
吸熱体8内に放出された気体を気体需要先へ送給するた
めに該吸熱体8に接続され前記放熱体14に対して接触
状態で通過した後気体需要先へ通じる送気管17とを備
えている。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】
本考案は、ペルチエ効果素子を利用した気体乾燥装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
従来一般に用いられる冷凍式乾燥装置は冷媒によって低温を得るために冷凍機 を必要とする。圧縮機、凝縮機、及び蒸発器などからなる冷凍機は構造が複雑で あり、振動や騒音が伴い電気ノイズが発生し、消費電力が嵩むなどの問題があっ た。そこで、ペルチエ効果素子の特性を利用した電子冷凍による乾燥装置が提案 されている。該電子冷凍式乾燥装置は、一般にペルチエ効果素子の吸熱面に吸熱 体を設け、放熱面に放熱体を設け、除湿すべき空気を吸熱体へ導いて冷却するこ とにより、該空気に含まれている水蒸気を凝縮し、水として排除するように形成 されている。ところで、前記の電子冷凍式乾燥装置においては、ペルチエ効果素 子の吸熱面側で吸熱した熱を放熱面側でいかに効果的に放熱するかによって除湿 能力が決定される。
【0003】 図2は従来の電子冷凍式乾燥装置の一例の概略を表す断面図である。下部に吸 気口aを有し、上部に排気口bを有する筺体cの内部に上下方向に延びる伝熱板 dを設け、該伝熱板dの下部表面にペルチエ効果素子eの放熱面fを接合し、該 ペルチエ効果素子eの吸熱面gに吸熱フィンhを接合し、前記ペルチエ効果素子 eの周りを断熱材iにより覆い、前記伝熱板dの上部表面に放熱フィンjを接合 し、前記筺体cの排気口bに排気ファンkを設ける。なお、mは吸熱フィンhか ら滴下する水を排除するため吸熱フィンhの下方に設けた排水口である。
【0004】 排気ファンkを駆動すると、除湿すべき空気が筺体c下部に設けた吸気口aか ら筺体c内に流入し、吸熱フィンh及び放熱フィンjを通過する。該空気は、ペ ルチエ効果素子eの吸熱面gから伝導された低温度により冷却された吸熱フィン hに触れて冷却され、空気に含まれている水蒸気が吸熱フィンh表面に結露して 空気中から除去される結果、除湿される。さらに、吸熱フィンhにより冷却除湿 された空気は、ペルチエ効果素子eの放熱面fから伝熱板dを介して伝導された 熱により昇温した放熱フィンjに触れて加熱され乾燥空気となって排気口bから 排出される。
【0005】
【考案が解決しようとする課題】
しかしながら、前述の電子冷凍式乾燥装置では、ペルチエ効果素子eの放熱面 fと放熱フィンjとを結合する伝熱板dが空気の流通経路から外れた位置にある ため、伝熱板dからの放熱を冷却除湿後の空気の加熱に利用しようとしても前記 放熱はあまり有効に利用されず、しかも放熱フィンjに到達する前に伝熱板dか ら直接放熱されるため、放熱フィンjへ伝導される熱量が少なくなり、放熱フィ ンjによる冷却除湿後の空気の加熱作用も効率が低下し、結局ペルチエ効果素子 eの放熱効果があがらず、除湿能力の向上を期待できない。また、前記電子冷凍 式乾燥装置は開放空間の空気の除湿を対象として構成されたものであり、筺体c 内に空気を流通を促進させる排気ファンkを必要とするなどの問題があった。
【0006】 本考案は、前述の実情に鑑み、圧力気体(空気、又は各種ガス)を密閉流通路 内に流通させ、密閉流通路壁面を介してペルチエ効果素子により冷却・加熱し得 る気体乾燥装置を提供することを目的としてなしたものである。
【0007】
【課題を解決するための手段】
本考案は、ペルチエ効果素子と、該ペルチエ効果素子の吸熱面に接合され且つ 外部へ開口した入口と内部へ開口した放出口とを備えた気体流通路を有し下部に ドレンバルブを有する吸熱体と、前記ペルチエ効果素子の放熱面に接合した放熱 体と、前記気体流通路の入口に通じ気体流通路を介して吸熱体内に気体を放出す る給気管と、前記吸熱体内に接続され且つ前記放熱体に対して接触状態で通過し た後気体需要先へ通じる送気管とを備えた構成としている。
【0008】
【作用】 従って、本考案では、気体流通路内を流動する気体は気体流通路の気体流通路 壁面を介して冷却され、さらに吸熱体内へ放出されて冷却され、気体に含まれて いる水蒸気が吸熱体内において結露し気体中から除去される結果、除湿される。 吸熱体内において結露した水蒸気は吸熱体下部に設けたドレンバルブを介して適 宜外部へ放出される。また、吸熱体により冷却除湿された気体は送気管により放 熱体へ導かれ、該放熱体により加熱されて気体需要先へ送給される。
【0009】
【実施例】
以下、本考案の実施例を図面を参照しつつ説明する。
【0010】 図1は本考案の気体乾燥装置の一実施例の概略を表す断面図である。表に吸熱 面1aを有し裏に放熱面1bを有するペルチエ効果素子1を前記吸熱面1aを下 に向けて設け、該ペルチエ効果素子1の吸熱面1a側に該吸熱面1aに密着し且 つペルチエ効果素子1の外周の一部に外嵌するように接合した吸熱板2と、該吸 熱板2の下面に固着されて下方へ延び且つ漏斗状に成形された下部を有し上部の 所定位置に透孔3を有する円筒形の吸熱筒4と、該吸熱筒4の内径に適合する外 径を有し外周面に下端部が開放された螺旋溝状の気体流通路5を有し且つ該気体 流通路5の上端部が前記透孔3に合致するように前記吸熱筒4内に挿入固着され た円筒形の内筒6と、該内筒6の内側に層状に設けられた吸熱媒体7とにより吸 熱体8を形成する。
【0011】 前記ペルチエ効果素子1の放熱面1b側に該放熱面1bに密着するように接合 され且つ両端部9,10がそれぞれ外部に開放する蛇行形状の気体流通路11を 内部に有する放熱板12と、該放熱板12の上面に固着されて上方へ延びる放熱 枠体13とにより放熱体14を形成する。
【0012】 また、前記放熱枠体13内の空気の流通を促進するため放熱枠体13の上方に ファン15を設ける。
【0013】 図示していない気体供給源から延設された給気管16を、前記放熱枠体13の 一方の側面から他方の側面に向けて該放熱枠体13内を蛇行させて通した後、前 記吸熱筒4上部に設けた透孔3へ接続する。
【0014】 また、前記吸熱筒4内に設けた吸熱媒体7の上方空間に開口し該吸熱媒体7の 中央部を上下方向に貫通し吸熱媒体7の下方空間において吸熱筒4径方向に曲げ られ吸熱筒4の外壁を貫通して吸熱筒4の外部へ突出し上方へ延びて前記放熱板 12の気体流通路11の一方の端部9に接続され該気体流通路11の他方の端部 10から図示していない気体需要先へ延びる送気管17を設ける。
【0015】 なお、18は前記吸熱筒4の下端部に設けたドレンバルブである。
【0016】 次に作動について説明すると、図示していない気体供給源から供給され給気管 16から透孔3を経て吸熱筒4内の気体流通路5内に流入する気体は、ペルチエ 効果素子1の吸熱面1aから吸熱板2を介して吸熱筒4へ伝導された低温度によ り気体流通路5の壁面を介して冷却され、吸熱筒4内へ放出されてさらに冷却さ れ、気体に含まれている水蒸気が吸熱筒4内において結露するので、流入気体は 除湿される。またこのとき気体が吸熱媒体7に接触することにより結露がさらに 促進され水蒸気が気体中から除去される結果、除湿効果が一層向上する。吸熱筒 4内において結露した水蒸気は吸熱筒4の下端部に設けたドレンバルブ18を介 して外部へ放出される。また、吸熱体8により冷却除湿された気体は、吸熱媒体 7の上部空間に開口している送気管17により放熱板12の気体流通路11へ導 かれ、該気体流通路11を流動する間にペルチエ効果素子1の放熱面1bから放 熱板12へ伝導された熱により加熱されて図示していない気体需要先へ送給され る。
【0017】 前記によれば、ペルチエ効果素子1の吸熱面1aに直接吸熱体8を接合すると ともに、放熱面1bに直接放熱体14を接合したので、吸熱体8への低温度の伝 導と放熱体14への熱の伝導とが効率よく行なわれ、しかも吸熱体8において冷 却された気体を放熱体14の放熱板12内の気体流通路11へ導くようにしたの で、該気体流通路11内を流動する気体は放熱板12の熱を効率よく奪って昇温 し、また放熱板12は効率よく放熱する。従って、吸熱体8により冷却除湿され た気体に対する放熱体14による加熱作用を効率の高いものとすることが可能と なり、気体乾燥作用を優れたものとなし得られ、さらに図示の如く放熱枠体13 の上方にファン15を設ければ該ファン15が放熱体14の放熱を助長するので 、さらに全体としての除湿効果の向上を図ることができる。
【0018】 なお、本考案は前述の実施例にのみ限定されるものではなく、内筒に設ける気 体流通路を螺旋溝状とせず上下方向に蛇行しつつ内筒外周面に沿い連続して設け る溝状としてもよいこと、要求される除湿の程度によって吸熱媒体を設けなくて もよいこと、放熱板に気体流通路を設けず送気管を放熱板に沿わせて接触配置す ること、その他本考案の要旨を逸脱しない範囲内において種々変更を加え得るこ とは勿論である。
【0019】
【考案の効果】
本考案の気体乾燥装置によれば、ペルチエ効果素子の吸熱面に直接吸熱体を接 合するとともに、放熱面に直接放熱体を接合したので、吸熱体への低温度の伝導 と放熱体への熱の伝導とが効率よく行なわれ、吸熱体において冷却された気体を 放熱体の気体流通路へ導くようにしたので、吸熱体により冷却除湿された気体に 対する放熱体による加熱作用を極めて高効率とすることが可能となり、気体乾燥 作用を極めて優れたものとなし得られ、全体としての除湿効果の向上を図ること ができるなど、種々の優れた効果を奏し得る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案の気体乾燥装置の一実施例の概略を表す
断面図である。
【図2】従来の電子冷凍式乾燥装置の一例の概略を表す
断面図である。
【符号の説明】
1 ペルチエ効果素子 1a 吸熱面 1b 放熱面 5 気体流通路 8 吸熱体 14 放熱体 16 給気管 17 送気管 18 ドレンバルブ

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ペルチエ効果素子と、該ペルチエ効果素
    子の吸熱面に接合され且つ外部へ開口した入口と内部へ
    開口した放出口とを備えた気体流通路を有し下部にドレ
    ンバルブを有する吸熱体と、前記ペルチエ効果素子の放
    熱面に接合した放熱体と、前記気体流通路の入口に通じ
    気体流通路を介して吸熱体内に気体を放出する給気管
    と、前記吸熱体に接続され且つ前記放熱体に対して接触
    状態で通過した後気体需要先へ通じる送気管とを備えた
    ことを特徴とする気体乾燥装置。
JP1993047604U 1993-09-01 1993-09-01 気体乾燥装置 Expired - Lifetime JP2588047Y2 (ja)

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Citations (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP3022518U (ja) * 1995-09-08 1996-03-26 光邦 関口 理容用はさみ

Patent Citations (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP3022518U (ja) * 1995-09-08 1996-03-26 光邦 関口 理容用はさみ

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