JPH07172384A - ポンツーン支持用ローラ装置 - Google Patents

ポンツーン支持用ローラ装置

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JPH07172384A
JPH07172384A JP34451993A JP34451993A JPH07172384A JP H07172384 A JPH07172384 A JP H07172384A JP 34451993 A JP34451993 A JP 34451993A JP 34451993 A JP34451993 A JP 34451993A JP H07172384 A JPH07172384 A JP H07172384A
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JP
Japan
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roller
pontoon
main
roller device
substrate
Prior art date
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Pending
Application number
JP34451993A
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English (en)
Inventor
Mitsuru Tachikawa
満 立川
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TACHIKAWA GIJUTSU KENKYUSHO KK
Original Assignee
TACHIKAWA GIJUTSU KENKYUSHO KK
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 ポンツーンを岸壁に沿って建てたH形鋼の支
柱に支持するローラ装置のローラが波浪等により支柱と
衝突して岸壁に振動を伝達したり、高音を発したりする
ことがないようにしたポンツーン支持用ローラ装置を提
供する。 【構成】 ポンツーンを支柱60に支持する基板14を
有するローラ装置10において支柱60と接触すること
のできるローラ18、26および主ローラ30のうち、
主ローラ30の主軸36を支承する軸受部材38を弾性
体34を介して植え込みボルト44と螺合するナット4
6によって基板14に対して調節可能に取付け、ローラ
装置10を支柱60に挿入するときにナット44を締め
付けて弾性体34を圧縮して主ローラ30と支柱60の
フランジ62とが接触することのないようにし、ローラ
装置10をポンツーンに取り付けた後にナット44を緩
めて、弾性体14の復原力によって、主ローラ30を支
柱60のフランジ62に接触させる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明はポンツーン支持用ロー
ラ装置、より詳細に述べると、岸壁にポンツーンを浮動
可能に支持するのに使用するローラ装置に関する。
【0002】
【従来の技術】浮き桟橋、すなわちポンツーンは板状の
浮体構造物を所望の長さに連結して構成する。板状の浮
体構造物としては、最近、特に発泡樹脂を収容したコン
クリート製のブロックが使用されている。
【0003】従来はこのポンツーンを港湾などの岸壁に
浮動可能に支持するためには、図3に示すように、岸壁
50に沿って適当な間隔をとってH形鋼の支柱60を垂
直に配設し、図4に示すように、ポンツーンを構成する
浮体構造物70をローラ装置100を使用してH形鋼の
支柱60の上下方向に移動することができるように取り
付けている。
【0004】図4に示すように、従来のローラ装置10
0はH形鋼の支柱60のポンツーン側のフランジ62の
外側面と接触するローラ102と、フランジ62の内側
面と接触するローラ104と中央のウエブ64の一方の
側面と接触することができるようにしたローラ106と
を具備して成るものである。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】この種の従来のローラ
装置100を用いてH形鋼の支柱60に浮体構造物70
を接続する場合には、ローラ装置100をH形鋼の支柱
60の最上端から挿入して、支柱60に沿って降下して
水上の浮体構造物70の所定の場所に固定する。
【0006】H形鋼の支柱60に対してローラ装置10
0を自由に挿入し、所定の位置に固定するために、とく
にローラ装置100のローラ102がH形鋼の支柱60
のフランジ62と直接接触することのないように、両者
間に相当な間隙が設けてある。 そのために、特に波浪
が高いときなどには、ポンツーンの振動とともに移動す
るローラ102、104、106がH形鋼の支柱60の
フランジ62あるいはウエブ64に衝突し、とくに、ロ
ーラ102とフランジ62との衝突は、その振動が岸壁
を経て地面に伝達され、付近の建築物等に激しい振動を
与え、また高い衝突音を発生して、住民の苦情の種とな
っているという解決を求められる問題がある。
【0007】この発明は、以上に述べたような問題点を
考慮して、ポンツーンの波浪などによる搖動によって、
H形鋼の支柱とローラとが衝突することのないようにし
たポンツーン支持用ローラ装置を提供することを目的と
するものである。
【0008】
【課題を解決するための手段】この目的を達成するため
に、この発明におけるポンツーン支持用ローラ装置は、
これをH形鋼の支柱に取り付けるときには、支柱のフラ
ンジと主ローラとの間隔を十分に広げて、ローラ装置の
支柱への挿入を容易にし、ポンツーンをローラ装置で支
柱に取り付けたときには、主ローラと支柱のフランジと
が接触して、両者間に間隙を生ずることがないようにす
るとともに、ローラ装置によって支柱に加わる恐れのあ
る衝撃を阻止し、ポンツーンの振動を減衰することがで
きるようにして成るものである。
【0009】
【実施例】この発明の好ましい実施態様を図について説
明する。図1に示すように、この発明のポンツーン支持
用ローラ装置10は浮体構造物70の岸壁50側の側面
に取付ボルト12によって固定する基板14と、この基
板14に一体となるように固定され、基板14からH形
鋼の支柱60のフランジ62の外側に直角をなして突出
する1対の外側板16とを具備している。
【0010】1対の外側板16の一方にはL字形の支持
部材18が固定してあって第一のローラ20をH形鋼の
支柱60のフランジ62の内側面と接触して回転できる
ように第一の軸22で取り付けてある。
【0011】他方の外側板16には1対の支持部材24
が固定してあってH形鋼の支柱60の中央のウエブ64
と接触して回転することができるように第二のローラ2
6が第二の軸28で取り付けてある。
【0012】この発明のポンツーン支持用ローラ装置1
0の以上の構造は、前述した従来のポンツーンの支持用
のローラ装置100と同様である。
【0013】この発明においては、とくにH形鋼の支柱
60のフランジ62の外側面と接触することのできる主
ローラ30をローラ装置10に装架する手段が従来装置
と全く相違することを特徴とするものである。
【0014】この発明によれば、ポンツーン支持用のロ
ーラ装置10をポンツーン、すなわち浮体構造物70の
側面に固定するための基板14には、この主ローラ30
を装架するために1対の支持プレート32がそれぞれ外
側板16の内方に基板14に対して直角に突出するよう
に溶接などの適当な手段で基板14と一体に構成してあ
る。
【0015】外側板16と支持プレート32との間の基
板14の表面には、後述するように相当の厚みのある弾
性体34が配設してある。弾性体34としては、たとえ
ばゴム製のブロックとすることができる。
【0016】図2に示すように、主ローラ30の軸36
を支持する軸受装置38は、弾性体34の表面に接触す
る台座部40と、主ローラ30の主軸36が貫通する開
口を具備する1対の板部材42とから成っていて、台座
部40は基板14に固定した植込ボルト44に螺合する
ナット46を回動することによって基板14との距離を
調節することができるように取り付けられる。
【0017】軸受装置38は主ローラ30の主軸36と
ともに支持プレート32の中央部に設けた基板14の方
向に細長く形成した開口48内を移動できるように支持
プレート32に装架してある。
【0018】以上の構成から理解できるように、軸受装
置38の台座部40の植込ボルト44に螺合するナット
46を回動して締め付けると、台座部40が弾性体34
を押して圧縮させるので、主ローラ30は軸受部材38
とともに基板14の方向に移動して、主ローラ30と第
一のローラ20との間隔を広げることができる。
【0019】また、植込ボルト44に螺合するナット4
6を緩めて、弾性体34がその自然の状態を保つことが
できる状態、すなわち圧縮された状態から復元した状態
になると、軸受装置38は前記と反対の方向に移動し
て、主ローラ30は第一のローラ20に接近し、両者が
それぞれH形鋼の支柱60のフランジ62の側面に接触
する。
【0020】そこで、植込ボルト44のナット46を最
も緩めたときに主ローラ30と第一のローラ20とがH
形鋼の支柱60のフランジ62のそれれぞれの面と転が
り接触できるように弾性体34の厚さを選択しておくも
のとする。
【0021】
【発明の効果】この発明のポンツーン支持用ローラ装置
10は以上に詳細に述べたように構成してあるので、こ
のローラ装置10を用いてポンツーン、すなわち浮体構
造物70をH形鋼の支柱60に支持する場合には、ま
ず、ローラ装置10における主ローラ30を装架した軸
受装置38の台座部40の植込ボルト44のナット46
を回動して弾性体34を押圧すると、軸受装置38とと
もに主ローラ30の軸36は支持プレート32の細長い
開口48内を移動して、主ローラ30は基板14に近接
する。
【0022】これによって、ローラ装置10の主ローラ
30とH形鋼の支柱60のフランジ62との間隔が広が
り、従来のローラ装置と同様に、ローラ装置10を支柱
60の最上端から自由に挿入することができる。
【0023】次に、ローラ装置10を水上のポンツー
ン、すなわち浮体構造物70の部位にまで支柱60に沿
って下方に移動して浮体構造物70の所定の側面に取付
ボルト12で固定することができる。
【0024】そこで、植込ボルト44のナット46を前
記とは反対の方向に回動して緩めると、それまで軸受装
置38によって押圧されていた弾性体34が復元しよう
として、軸受部材38に装架された主ローラ30の主軸
36は支持プレート32の細長い開口48内をH形鋼の
支柱60のフランジ62の方向に移動し、最終的にH形
鋼の支柱60のフランジ62に接触させることができ
る。
【0025】したがって、この発明のポンツーンの支持
用ローラ装置10によって、浮体構造物70を岸壁50
のH形鋼の支柱60に支持すると、ローラ装置10の主
ローラ30と第一のローラ20とはそれぞれH形鋼の支
柱60のフランジ62の該当する表面に確実に接触し、
水面の上下に対して第一のローラ20、第二のローラ2
6および主ローラ30はH形鋼の支柱60との接触に基
づく回転によって問題なく浮体構造物70を上下させ
る。
【0026】このように、この発明のローラ装置10に
よれば、主ローラ30と第一のローラ20とが支柱60
との間に間隙を持つことなく浮体構造物70を支持する
ことができるので、どのような高い波浪が生じても主ロ
ーラ30が支柱60に衝突することがなく、またその移
動は弾性体34によって減衰されるので、従来装置のよ
うに岸壁を経て付近の建造物などに振動を与えることが
なく、また衝突音を発生することもない。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明のポンツーン支持用ローラ装置の平面
図である。
【図2】図1の拡大側面図である。
【図3】ポンツーンを岸壁の支柱に取り付けた状態を示
す略透視図である。
【図4】従来のポンツーン支持用ローラ装置を示す平面
図である。
【符号の説明】
10 ポンツーン支持用ローラ装置 12 取付ボルト 14 基板 16 外側板 18 L字形の支持部材 20 第一のローラ 22 第一の軸 24 支持部材 26 第二のローラ 28 第二の軸 30 主ローラ 32 支持プレート 34 弾性体 36 主ローラの主軸 38 軸受装置 40 台座部 42 板部材 44 植込ボルト 46 ナット 48 細長い開口 50 岸壁 60 H形鋼の支柱 62 フランジ 64 ウエブ 70 浮体構造物 100 従来のローラ装置 102、104、106 従来装置のローラ

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 浮体構造物を垂直に配置されたH形鋼の
    支柱に浮動可能に支持するローラ装置が前記浮体構造物
    に前記ローラ装置を固定する基板と、前記基板に固定し
    た1対の外側板の一方に固定したL字形の支持部材に第
    一の軸で装架し前記支柱の一方のフランジの内側面と接
    触することのできる第一のローラと、前記外側板の他方
    に固定した1対の支持部材に第二の軸で装架し前記支柱
    のウエブの一方の側面と接触することのできる第二のロ
    ーラとを具備することと、前記外側板の内方に間隔をと
    って前記基板に1対の支持プレートを固定したことと、
    前記支持プレートに前記支柱の一方のフランジの外側面
    と接触することができる主ローラの軸受装置に装架した
    主軸が貫通する細長い開口を設けたことと、前記外側板
    と前記支持プレートとの間において前記基板に弾性体を
    配置したことと、前記軸受装置を前記弾性体の表面に接
    触して配置する台座部と前記主軸を装架するために前記
    台座部に固定した1対の板部材とから構成したことと、
    前記軸受装置の台座部を前記基板に固定した植込ボルト
    に螺合するナットによって前記主ローラの前記基板に対
    する位置を調節できるように取り付けたこととから成る
    ポンツーン支持用ローラ装置。
  2. 【請求項2】 前記ナットを締め付けることによって前
    記主ローラを前記基板に接近させ前記第一のローラとの
    間隔を拡大するようにして成る請求項1に記載のポンツ
    ーン支持用ローラ装置。
  3. 【請求項3】 前記ナットを緩めることによって前記主
    ローラを前記第一のローラに近接するようにして成る請
    求項1に記載のポンツーン支持用ローラ装置。
JP34451993A 1993-12-20 1993-12-20 ポンツーン支持用ローラ装置 Pending JPH07172384A (ja)

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN112968361A (zh) * 2021-03-25 2021-06-15 广州市甜鑫五金有限公司 一种具有防水功能的配电箱

Citations (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS585686U (ja) * 1981-07-01 1983-01-14 三洋電機株式会社 洗濯機の注水装置

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