JPH07172377A - 電気自転車 - Google Patents

電気自転車

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JPH07172377A
JPH07172377A JP24691894A JP24691894A JPH07172377A JP H07172377 A JPH07172377 A JP H07172377A JP 24691894 A JP24691894 A JP 24691894A JP 24691894 A JP24691894 A JP 24691894A JP H07172377 A JPH07172377 A JP H07172377A
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chain
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power
electric bicycle
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JP24691894A
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Osamu Yaguchi
修 矢口
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Original Assignee
Riken Corp
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    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B62LAND VEHICLES FOR TRAVELLING OTHERWISE THAN ON RAILS
    • B62MRIDER PROPULSION OF WHEELED VEHICLES OR SLEDGES; POWERED PROPULSION OF SLEDGES OR SINGLE-TRACK CYCLES; TRANSMISSIONS SPECIALLY ADAPTED FOR SUCH VEHICLES
    • B62M6/00Rider propulsion of wheeled vehicles with additional source of power, e.g. combustion engine or electric motor
    • B62M6/40Rider propelled cycles with auxiliary electric motor
    • B62M6/45Control or actuating devices therefor
    • B62M6/50Control or actuating devices therefor characterised by detectors or sensors, or arrangement thereof

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  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • Chemical & Material Sciences (AREA)
  • Combustion & Propulsion (AREA)
  • Transportation (AREA)
  • Mechanical Engineering (AREA)
  • Electric Propulsion And Braking For Vehicles (AREA)
  • Automatic Cycles, And Cycles In General (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】 手軽で安全に用いることのできる電気自転車
を提供する。 【構成】 人力を車輪に伝達するチェーン8の弛みを検
出するスイッチ又はセンサ15と、人力を車輪に伝達す
るチェーン8とは別の径路で車輪を回転駆動するモータ
1とを備え、上記チェーンと連動するペダルを踏み込ん
だ時に、スイッチ又はセンサ15によってモータ1への
電力の供給をオンオフ或いは段階的に制御する。更に、
モータ1への給電を段階的に供給させ得るPWM回路及
び傾斜角センサ31又は変速レバーを用いる。 【効果】 通常の自転車と全く同じ操作でモータ1への
電力の供給を制御することができ、しかも、モータ1の
駆動力が操縦者に直接影響することがないので、手軽で
安全に用いることができる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、モータを補助動力とし
て用いる電気自転車に関する。
【0002】
【従来の技術】通常の自転車は、手軽に使用できて便利
なものであるが、発進時や登坂時にはかなりの労力が必
要であり、荷物を積載して重くなった時にはさらに多大
な労力が必要となる。従って、体力的に余裕のない婦人
や老人にとっては、いつでも手軽に自転車を使用できる
とはいえない。
【0003】そこで本出願人は、先に特願昭62−97
083号において、直流モータの回転駆動力を直接、操
縦者用のペダルと直結した前スプロケットに伝達し、操
縦者がペダルを前進方向に踏み込んだ時に、チェーンの
張りで作動するスイッチによってモータをオン、オフし
て、操縦者の負担をモータの駆動力で補うようにした電
気自転車(補助動力付自転車)を提案した。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】この従来の電気自転車
は、モータの駆動力が前スプロケットを介してペダルに
伝達されていたので、操縦者がペダルの踏み込み動作を
やめてもチェーンが弛まずモータがオフにならないこと
があった。モータの駆動力を停止させるためには、操縦
者がモータの駆動力に抗してペダルを逆に踏み返してチ
ェーンを弛ませるという操作が必要であった。
【0005】モータの駆動力に抗してペダルを踏み返す
操作は、体力的に余裕のない婦人や老人にとって非常に
負担がかかり、時には操縦者の意に反して回転するペダ
ルによって負傷する危険性があった。また、モータがオ
ンの時にペダルを踏み外すと、モータの駆動力が前スプ
ロケットからペダルに伝達されているので回転中のペダ
ルで足を引っかける可能性もあった。
【0006】本発明は上述の従来の電気自転車が有する
欠点について考慮し、モータを通常の自転車の操作と全
く同じ操作で安全に制御できる電気自転車を提供するも
のである。
【0007】
【課題を解決するための手段】本発明の電気自転車は、
人力を第1車輪に伝達するチェーンと、第2車輪を回転
駆動するモータと、上記モータに電力を供給し得る電源
と、上記チェーンの弛みを検出するスイッチとを備え、
上記スイッチが上記モータと上記電源との間に電気的に
接続されていることを特徴としている。上記スイッチ
は、上記チェーンと連動するペダルを踏み込んだ時に、
上記モータに電力を供給し得ることを特徴とし、上記チ
ェーンの弛みに応じて変位するアームを備えている。ま
た、上記スイッチの検出信号に基づいて上記モータを制
御する制御手段を備えている。上記モータは、上記チェ
ーンと連動するペダルを踏み込んだ時に回転して、上記
モータに電力を供給し得る制御回路を作動させる。
【0008】本発明の別の電気自転車は、人力を第1車
輪に伝達するチェーンと、第2車輪を回転駆動するモー
タと、上記モータに電力を供給し得る電源と、上記チェ
ーンの弛みの度合いを検出するセンサと、このセンサの
信号に基づいてパルス幅変調した電力を上記モータに供
給し得るPWM回路とを備えている。上記センサは、上
記チェーンの弛みの度合いを抵抗値に変換する可変抵抗
器又は上記チェーンの弛みの度合いをデジタル値に変換
するエンコーダである。
【0009】本発明の更なる電気自転車は、人力を変速
機構を介して第1車輪に伝達するチェーンと、第2車輪
を回転駆動するモータと、上記モータに電力を供給し得
る電源と、上記変速機構を制御する変速レバーに同期し
て多段階の信号を出力する手段と、上記多段階の信号に
基づいてパルス幅変調した電力を上記モータに供給し得
るPWM回路とを備えている。上記PWM回路は、上記
チェーンの弛みを検出するスイッチを含み、上記チェー
ンと連動するペダルを踏み込んだ時に、上記多段階の信
号に基づく電力を上記モータに供給し得ることを特徴と
している。上記第1車輪は、上記第2車輪と同一であ
り、又は上記第1車輪が後輪であり、上記第2車輪が前
輪であり、或いは上記第1車輪が前輪であり、上記第2
車輪が後輪である。
【0010】
【実施例】図1は、本発明による電気自転車の一実施例
を示す概略図である。操縦者による人力は、通常の自転
車と同様の構成であるペダル5、クランク6、前スプロ
ケット7、チェーン8及びフリーホイール即ち後スプロ
ケット9を経由して後輪11の回転軸に伝達される。補
助動力源としてのモータ1は減速機2と組み合わされて
枠又はチェーンステー10のブラケット10aに取付け
られている。このモータ1の駆動力は減速機2の出力ギ
ヤ3からギヤ4を経て後輪11に伝達される。このギヤ
4は、後輪11の回転軸に固定されるが、後スプロケッ
ト9と同軸配置されている。従って、モータ1の回転力
がフリーホイール9及びチェーン8を経由してペダル5
に伝達することがない。なお、このモータ1の電源(図
示略は、荷台14やフレームの空きスペースを利用して
積載している。
【0011】また、この電源とモータ1との間には、モ
ータ1のオン、オフ制御をするスイッチ15が電気的に
接続されている。このスイッチ15は、例えば大電力用
のマイクロスイッチが用いられ、進退し得る突起が支点
16に回動自在に軸支されたアーム17の中間点に当接
する位置に配置される。このアーム17は、先端部分に
チェーン8に当接し得るローラ18が設けられ、先端近
傍の両側には、チェーン8の横ずれを防止する下向きの
部材(図示略)が一体形成されている。これら下向きの
部材の代わりに、ローラ18は、チェーン8と浅く噛み
合う歯車でもよい。従って、チェーン8の弛みは、回動
アーム17を経てスイッチ15で検知される。これらス
イッチ15、支点16及びアーム17は、調整が容易な
ように取付板19に取付けられる。この取付板19は、
チェーン8の弛みの変化が最も大きい前スプロケット7
及び後スプロケット9のほぼ中間位置でローラ18がチ
ェーン8と当接するように位置決めされてモータ1のケ
ース等に固定される。また、アーム17をバネで下方に
付勢した場合には、アーム17及びローラ18でチェー
ンテンショナーを構成することができ、チェーン8が弛
んだ時の振動を抑えることができると共にチェーン8の
弛みによる脱落を防止できる。
【0012】図2は、図1に示した電気自転車の駆動系
の拡大側面図である。操縦者がペダル5を踏み込んでい
ない時、即ち停止時や惰性で走行している時には、チェ
ーン8が仮想線で示すように弛む。スイッチ15は、チ
ェーン8が弛んでローラ18及びアーム17が仮想線で
示すように下方に移動するとオフ状態になり、モータ1
への給電が遮断される。
【0013】また、操縦者がペダル5を踏み込んだ時、
即ち操縦者の人力が付与された時には、チェーン8の張
力が高まり、チェーン8が実線で示すように張られる。
スイッチ15は、チェーン8が張られてローラ18及び
アーム17が実線で示すように上方に移動するとオン状
態になり、モータ1への給電が開始される。従って、操
縦者がペダル5を踏み込んだ時にのみモータ1の駆動力
が人力の補助として付与される。なお、操縦者が誤って
ペダル5を踏み外したり、チェーン8が外れた時には、
ローラ18及びアーム17が必ず仮想線で示した状態に
なり、スイッチ15がオフ状態となってモータ1への通
電が遮断される。従って、この電気自転車は操縦者の意
に反してモータ1の駆動力のみで自走することがない。
【0014】図3は、図2に示した駆動系の平面図であ
る。後スプロケット9は周知のフリーホイルハブに取り
付けられており、前スプロケット7からの前進方向への
人力のみを後輪11に伝達する。ギヤ4は後スプロケッ
ト9と同軸上に取り付けられているが、後スプロケット
9と共にフリーホイルハブに取り付けられても、後輪1
1と一体に回転するように取り付けられてもよい。な
お、ギヤ4を後輪11と一体に回転するように取り付け
れば、モータ1の駆動力が前スプロケット7側に伝達さ
れることがなく、ペダル5がモータ1の駆動力で回転さ
れるような事故が起こらず極めて安全である。また、チ
ェーン8の弛みを調節するために後輪11の取り付け位
置を前後に調整することがあるが、ギヤ4と出力ギヤ3
との噛み合いも調整する必要があるので、モータ1及び
減速機2はブラケット10aに取り付け位置の調整がで
きるように構成されている。
【0015】図4は、本発明の別の実施例を示す図1と
同様の概略図である。この実施例では、モータ1及び減
速機2が前ホーク13に設けられた支軸20に取り付け
られて減速機2の出力ローラ21により前輪12を駆動
する。なお、出力ローラ21は、ばね(図示せず)によ
って前輪12に押し付けられる。また、スイッチ15及
びアーム17の構成は図1に示したものと同様である
が、これらのスイッチ15及びアーム17の取付板19
がチェーンステー10に設けられた支持部材に取り付け
られている点が異なっている。
【0016】図5は、図4に示した実施例の要部の正面
図である。出力ローラ21は、ばね(図示せず)によっ
て前輪12に押し付けられているが、この出力ローラ2
1からの駆動力を確実に前輪12に伝達させるために、
この出力ローラ21と対向して押えローラ22が設けら
れている。この押えローラ22は支軸20に取り付けら
れている支持部23に回転自在に支持され、出力ローラ
21と同様にばね(図示せず)によって前輪12を押え
るように構成されている。
【0017】なお、この図5に示した構成で後輪11を
回転駆動することもできる。また、支持部23内に発電
機を内蔵し、この発電機の出力で夜間走行時等にヘッド
ライト等を点灯するようにしてもよい。
【0018】上述した実施例では、大電力スイッチ15
でモータ1への給電を直接オン、オフしている。マイク
ロスイッチ15は、通常チェーン8の弛み検出に適して
いるが、モータ1等の誘導性負荷を頻繁にオン、オフし
た場合に火花で接点が酸化又は磨耗して、接点が早期に
損傷する恐れがある。従って、このマイクロスイッチ1
5により作動する電磁リレー又は大電流を扱える半導体
素子等を設けて、モータ1への電力を供給してもよい。
【0019】図6は、ペダルを踏み込む負荷に応じてモ
ータ1を多段階に制御する駆動回路の一例を示すブロッ
ク図である。この場合、スイッチ15の代りに、チェー
ン8の弛みの度合いを検出するセンサ24によって、モ
ータ1への給電をパルス幅変調している。このセンサ2
4は、可動端子の延長部がアーム17の略中間に係合す
るスライド式可変抵抗器或は、支点15の位置に設けら
れてアーム17と一緒に回動する回動軸を持つ可変抵抗
又は多接点切換スイッチからなる。上述の電気自転車に
おいて、チェーン8の弛みをスイッチ15で検出してモ
ータ1への電力の供給を単純にオン、オフするだけで
は、オン、オフの切換え周期が短くする時即ち操縦者が
ペダル5を踏み込む頻度が早くなった時に、モータ1の
駆動力の微調整ができず、電気自転車の動きがぎこちな
いものになる。そこで、図6に示すようにセンサ24の
検出信号、この場合アナログ信号或は4ビットのデジタ
ル信号をパルス幅変調回路(PWM)25に入力してモ
ータ1への電力の供給をパルス幅変調制御すれば、モー
タ1をオンオフ制御する電力素子の挿入損失を最小限に
して、操縦者のペダル5を踏み込む度合いに合わせたモ
ータ1の駆動力を得ることができ、より自然な操作感覚
で電気自転車を滑らか操縦することができる。
【0020】例えば、従来例(特願昭62−97083
号)の第1図に示すような回路を用いて、直流モータ1
の回転時に発生する誘導電圧を周期的に監視して、この
誘導電圧が所定の閾値を越えた時にモータ1の回転を続
行する制御回路を設けても良い。この場合、モータ1が
外力により停止させられると、誘導電圧が所定の閾値を
越えず、次の誘導電圧監視期間中にモータ1への給電が
遮断されてモータ1の損傷を防止することができる。
【0021】なお、モータ1やスイッチ15を取り付け
るためのブラケットを工夫すれば、通常の自転車でも簡
単に電気自転車に転用することができる。また、ブレー
キ操作時にモータ1が回転することが無いように、ブレ
ーキ操作でモータ1がオフとなるようなスイッチを付加
してもよい。
【0022】図7は、路面の状況例えば上り坂の斜度に
よってモータ1を多段階に制御する駆動回路の一例を示
すブロック図である。この場合、上り坂の斜度を検出す
る傾斜角センサ31によって、モータ1への給電をパル
ス幅変調している。この傾斜角センサ31は、磁石付き
の浮きを泡の代わりに内蔵した水準器と、この浮き即ち
磁石片の位置を水準器の外側から検知するホール素子と
を含み、このホール素子が水準器の傾斜角度に応じたア
ナログ信号を出力するようになっている。従って、この
水準器は、円弧状の上面と、自転車の前進方向と平行に
配置される2つの側面とを含む密封容器を備え、この容
器内に浮き及び液体が密封される。これの代りに、傾斜
角センサ31は、重りが自転車の前進方向と直交する軸
線を有する回動軸に固定されて、重りの重心が常に回動
軸線の下側に位置するように前後に回動する可変抵抗又
は多接点切換スイッチを備える。また、傾斜角センサ3
1は、図1及び図4に示すように、車体21に例えば1
度刻みで角度調整されるように取付けられている。
【0023】図7において、図2に示す部品と対応する
部品には同一の符号が付してある。まず、直流モータ1
は、電源即ち二次電池2の正電極(Vcc)及びMOSF
ET32のドレイン間に接続され、この電池2の負電極
及びMOSFET32のソースが各々接地されている。
また、回転時の直流モータ1には、MOSFET32が
オフの時に、誘導電圧がドレインに発生する。この誘導
電圧は、誘導電圧検知回路34に入力されて、一定周期
で基準電圧と比較される。、誘導電圧検知回路34は、
誘導電圧が基準電圧より高い時に、イネーブル出力をP
WM駆動回路36に印加している。
【0024】従って、PWM駆動回路36は、イネーブ
ル出力が印加される毎にハイとなり、そのパルス幅が傾
斜角センサ31からのアナログ信号或は例えば4ビット
のデジタル信号によって決定される。一定周期で出力さ
れ得るハイの可変パルス幅は、MOSFET32のゲー
トに印加されて、MOSFET32を対応のパルス幅オ
ン状態にさせる。
【0025】図8は、図7に示すMOSFET32のゲ
ート電圧のパルス幅対上り坂の傾斜角度θのチャート図
である。まず、自転車が下り坂(傾斜角度θがマイナ
ス)を走行する場合には、一定周期毎に誘導電圧を検知
して、誘導電圧が基準電圧より高い時に一定周期のイネ
ーブル信号を出力するが、安全性及び電池の無駄な電力
を考慮して傾斜角センサ31によってパルス幅がゼロに
なるように動作させられる。
【0026】平地走行時の自転車には、運転者に対する
負荷が大きくないので、直流モータ1への給電を遮断す
るか、或は補助動力機構の挿入損失を補う程度の補助動
力例えばフルパワーの約1/10の補助動力を発生させ
るパルス幅が選択される。但し自転車の発進時には、ペ
ダルを踏み込む動作と連動して、フルパワーの約1/3
約の補助動力を発生させるパルス幅が選択されてもよ
い。
【0027】約10度の急勾配又は約6度まで上り坂走
行中の自転車は、傾斜角センサ31からのアナログ又は
デジタル信号によって傾斜角に対応したパルス幅のゲー
ト電圧がMOSFET32に入力されて同MOSFET
32をオン状態にさせる。従って、直流モータ1が対応
のパルス幅分給電されて、補助動力が自転車の後輪26
或いは前輪33に伝達される。例えば約10度又は約6
度では、フルパワーの補助動力が供給される。
【0028】この実施例の電気自転車によれば、走行中
の路面の傾斜角度に合わせて、パルス幅変調した電力を
直流モータに供給したので、平地走行から上り坂走行の
移行が円滑に行われると共に、電力素子で浪費される電
力がスイッチング時の遷移電力及びオン抵抗による挿入
損失電力に限られ、従って、1回の充電で可能な走行距
離が従来より延びる利点を持っている。
【0029】本発明は、変速ギア機構を有する電気自転
車にも適用できる。即ち、通常後輪11の回転軸近傍に
設置される変速ギア機構は、ワイヤを経由してハンドル
のグリップ近傍に配置される変速レバーによって例えば
4段にギア比が制御される。従って、図7に示す傾斜角
センサ31の代りに、変速レバーに同期して回動する4
接点切換スイッチが設けられる。この切換スイッチは、
例えば、接点間に種々の抵抗値を有する3つの抵抗を接
続し、両端の接点間に所定の基準電圧を印加して、可動
接点から4種類の基準電圧を得ている。従って、4種類
の基準電圧に従って、4種類のパルス幅即ちデューティ
比が決定される。
【0030】例えば16段階以上の多段階のパルス幅変
調駆動回路では、傾斜度に無段階に対応するアナログ方
式が便利であるが、この場合の16段階以下では、デジ
タル方式が簡単で安価である。このデジタル式のPWM
回路は、基本クロックが入力される4ビット以上の2進
カウンタ(CMOS型4040B)と、このカウンタの
上位4ビットAと変速レバーからの4ビットBとが比較
されて、A>B、A<B及びA=Bの出力を供給するマ
グニチュード比較器(CMOS型4063B)とを備え
る。従って、比較器のいずれかの出力が適宜MOSFE
T32のゲートに印加される。勿論上記カウンタの下位
1ビットは、誘導電圧を検知する期間を設定するために
割り当てられてもよい。
【0031】
【発明の効果】以上説明したように、本発明の電気自転
車によれば、人力が伝達される際のチェーンの弛みの変
化或は度合いを検出して、モータへの電力の供給を路面
の状態に合わせてオンオフ或いは多段階に制御でき、エ
ネルギの浪費を抑え、また良好な操作性の電気自転車が
得られる。
【0032】また、モータは、人力を車輪に伝達するチ
ェーンとは別の径路で車輪を回転駆動するので、モータ
の駆動力が操縦者に直接悪影響することがない。さら
に、モータの駆動力が人力を上回る時には、チェーンが
弛んでモータの駆動が停止されるので、極めて安全な電
気自転車を簡単な構成で実現できる。
【0033】また、チェーンの弛みに応じて変位するア
ームをスイッチに備えるようにすれば、チェーンの弛み
の検出だけでなく、このアームを利用してチェーンの振
動や脱落を防止することもでき、部品点数を増加させる
ことなく付加機能を与えることができる。
【0034】さらに、スイッチの検出信号に基づいてモ
ータへの電力の供給を制御する制御手段を備えることに
より、モータの駆動力を円滑に制御して、滑らかな操縦
性の電気自転車が得られる。
【0035】本発明の傾斜角センサを有する電気自転車
によれば、上り坂走行において、道路の傾斜度に応じて
直流モータへの給電をパルス幅変調制御している。従っ
て、自然なペダル操作で道路状況に合わせて直流モータ
による補助動力を増減すると共に、直流モータに給電さ
れる電気エネルギの浪費を抑制することができる。ま
た、傾斜角センサに磁石片内蔵密封容器及びホール素子
或いは密封式可変抵抗を用いた場合には、センサの経年
変化が殆ど無く、高信頼性の制御回路を形成でき、傾斜
角の検出を長期に亙って確実に行うことができる。更
に、傾斜角センサの動作方向の指向性を容易に高めるこ
とができ、誤動作の無い制御回路を提供することができ
る。
【0036】更に、変速レバーを有する電気自転車によ
れば、安価なデジタル回路が構成できる利点が得られ
る。また、回路構成も簡単になり、回路の信頼性も向上
する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明による電気自転車の一実施例を示す概略
図である。
【図2】図1に示した電気自転車の駆動系の拡大側面図
である。
【図3】図2に示した駆動系の平面図である。
【図4】本発明の別の実施例を示す図1と同様の概略図
である。
【図5】図4に示した実施例の要部の正面図である。
【図6】モータの駆動回路の一例を示すブロック図であ
る。
【図7】本発明の更に実施例の制御回路を示すブロック
図である。
【図8】図7に示す電力素子のゲート電圧対傾斜度のグ
ラフ図である。
【符号の説明】
1 モータ 2 減速機 8 チェーン 10 チェーンステー 11 後輪 12 前輪 13 前ホーク 15 スイッチ 17 アーム 24 センサ 25 パルス幅変調駆動回路 31 傾斜角センサ

Claims (13)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】人力を第1車輪に伝達するチェーンと、 第2車輪を回転駆動するモータと、 上記モータに電力を供給し得る電源と、 上記チェーンの弛みを検出するスイッチとを備え、 上記スイッチが上記モータと上記電源との間に電気的に
    接続されていることを特徴とする電気自転車。
  2. 【請求項2】上記スイッチは、上記チェーンと連動する
    ペダルを踏み込んだ時に、上記モータに電力を供給し得
    ることを特徴とする請求項1記載の電気自転車。
  3. 【請求項3】上記モータは、上記チェーンと連動するペ
    ダルを踏み込んだ時に回転して、上記モータに電力を供
    給し得る制御回路を作動させることを特徴とする請求項
    1記載の電気自転車。
  4. 【請求項4】上記スイッチは、上記チェーンの弛みに応
    じて変位するアームを備える請求項1記載の電気自転
    車。
  5. 【請求項5】上記スイッチの検出信号に基づいて上記モ
    ータを制御する制御手段を備える請求項1記載の電気自
    転車。
  6. 【請求項6】人力を第1車輪に伝達するチェーンと、 第2車輪を回転駆動するモータと、 上記モータに電力を供給し得る電源と、 上記チェーンの弛みの度合いを検出するセンサと、 このセンサの信号に基づいてパルス幅変調した電力を上
    記モータに供給し得るPWM回路とを備えた電気自転
    車。
  7. 【請求項7】上記センサは、上記チェーンの弛みの度合
    いを抵抗値に変換する可変抵抗器である請求項6記載の
    電気自転車。
  8. 【請求項8】上記センサは、上記チェーンの弛みの度合
    いをデジタル値に変換するエンコーダである請求項6記
    載の電気自転車。
  9. 【請求項9】人力を変速機構を介して第1車輪に伝達す
    るチェーンと、 第2車輪を回転駆動するモータと、 上記モータに電力を供給し得る電源と、 上記変速機構を制御する変速レバーに同期して多段階の
    信号を出力する手段と、 上記多段階の信号に基づいてパルス幅変調した電力を上
    記モータに供給し得るPWM回路とを備えた電気自転
    車。
  10. 【請求項10】上記PWM回路は、上記チェーンの弛み
    を検出するスイッチを含み、上記チェーンと連動するペ
    ダルを踏み込んだ時に、上記多段階の信号に基づく電力
    を上記モータに供給し得ることを特徴とする請求項9記
    載の電気自転車。
  11. 【請求項11】上記第1車輪が上記第2車輪と同一であ
    る請求項1、6又は9記載の電気自転車。
  12. 【請求項12】上記第1車輪が後輪であり、上記第2車
    輪が前輪である請求項1、6又は9記載の電気自転車。
  13. 【請求項13】上記第1車輪が前輪であり、上記第2車
    輪が後輪である請求項1、6又は9記載の電気自転車。
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