JPH07172327A - 乗用移動農機におけるパワーステアリング装置 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】 【目的】 組立部品点数を削減させて組立コストの低減
を計ると共に、ステアリングシャフトとトルクジェネレ
ータとの軸芯のずれをなくすようにする。 【構成】 上端にハンドル１を有する上側ステアリング
シャフト２と、操舵輪を操向操作する操舵装置に連結し
ている下側ステアリングシャフト４と、上側ステアリン
グシャフトの回動に基づき、油圧により倍力した力を下
側ステアリングシャフトに伝達するトルクジェネレータ
３とを備えたものであって、前記下側ステアリングシャ
フトをミッションケース７に支持し、かつこのミッショ
ンケースにトルクジェネレータ支持ブラケット７ｂを一
体成形し、このトルクジェネレータ支持ブラケットに、
前記トルクジェネレータを支持すると共に、トルクジェ
ネレータ支持ブラケットに、前記トルクジェネレータと
下側ステアリングシャフトとを連結するジョイント１２
ｂを着脱させる開口部７ｃを有するものである。

Description

【発明の詳細な説明】

【０００１】

【産業上の利用分野】この発明は、乗用移動農機のパワ
ーステアリング装置に係り、詳しくはトルクジェネレー
タとステアリングシャフトとを取り付けるミッションケ
ース形状に関するものである。

【０００２】

【従来の技術】従来の乗用移動農機におけるパワーステ
アリング装置には、例えば図７に示すものがある。この
パワーステアリング装置は、小さな力で操向を行うため
のＺンドルとしてのステアリングホイール１と、このス
テアリングホイール１の操向操作により回転させられる
上側ステアリングシャフト２と、上側ステアリングシャ
フト２を回転させることにより駆動力を発生するトルク
ジェネレータ３と、このトルクジェネレータ３の駆動力
に基づいて回転され、一部がミッションケース７より突
出している下側ステアリングシャフト４と、この下側ス
テアリングシャフト４の回転力が歯車を介して伝達され
るカウンタシャフト５と、このカウンタシャフト５の回
転力が歯車を介して伝達されるセンタシャフト６と、ミ
ッションケース７の外部に突設したセンタシャフト６の
下端に取り付けられたピットマンアーム８とで構成さ
れ、前記カウンタシャフト５、センタシャフト６および
ピットマンアーム８などによって操舵装置を構成してい
る。

【０００３】ところで、前記パワーステアリング装置に
おけるトルクジェネレータ３は、ミッションケース７に
ボルトなどにより取り付けられたトルクジェネレータ支
持ブラケット９に設置されており、このトルクジェネレ
ータ支持ブラケット９には変速操作用支持ブラケット１
０が取り付けられている。そして、この変速操作用支持
ブラケット１０にはステアリングコラム支持ブラケット
１１が取り付けられ、このステアリングコラム支持ブラ
ケット１１は上側ステアリングシャフト２とトルクジェ
ネレータ３の入力軸３ａとを支承すると共に、両者をジ
ョイント１２ａを介して連結している。

【０００４】また、前記トルクジェネレータ支持ブラケ
ット９はトルクジェネレータ３の出力軸３ｂと下側ステ
アリングシャフト４とを支承すると共に、両者をジョイ
ント１２ｂを介して連結している。さらに、前記変速操
作用支持ブラケット１０には変速操作レバー取付プレー
ト（図示せず）を回動自在に支承する支持軸１３が取り
付けられている。

【０００５】なお、図７において１４は油圧プーリで、
この油圧プーリ１４の油圧シャフト（図示せず）には油
圧ポンプ（図示せず）が設けられ、その発生油圧により
ステアリング操作に要する操舵力を軽減させるようにし
ている。

【０００６】

【発明が解決しようとする課題】このような従来の乗用
移動農機におけるパワーステアリング装置において、ト
ルクジェネレータ３はミッションケース７にトルクジェ
ネレータ支持ブラケット９を介して取り付けられ、この
トルクジェネレータ支持ブラケット９にはこれを基準と
して変速操作用支持ブラケット１０を介してステアリン
グコラム支持ブラケット１１が取り付けられ、さらにこ
のステアリングコラム支持ブラケット１１に前記変速操
作レバー取付プレートを回動自在に支承する支持軸１３
が取り付けられる構成であるので、トルクジェネレータ
３と上側・下側ステアリングシャフト２，４とを一直線
上に連結するためのミッションケース７やトルクジェネ
レータ支持ブラケット９の加工が煩雑となり、組立部品
点数が増大すると共に、組立コストが高騰するという問
題がある。

【０００７】また、前記変速操作用支持ブラケット１０
に支持軸１４を嵌着し、この支持軸１３に変速操作レバ
ー取付プレートや変速操作レバーなどを取り付けている
ために、その取付誤差が大きくなってしまうという問題
がある。

【０００８】この発明は、上記のような課題を解消する
ためになされたもので、組立部品点数を削減させて組立
コストの低減を計ると共に、変速操作レバー取付プレー
トや変速操作レバーの取付誤差を減少させるようにした
乗用移動農機におけるパワーステアリング装置を提供す
ることを目的とする。

【０００９】

【課題を解決するための手段】そこで、上記目的を達成
するため、この発明に係る乗用移動農機におけるパワー
ステアリング装置では、上端にハンドルを有する上側ス
テアリングシャフト（２）と、操舵輪を操向操作する操
舵装置に連結している下側ステアリングシャフト（４）
と、前記上側ステアリングシャフト（２）の回動に基づ
き、油圧により倍力した力を前記下側ステアリングシャ
フト（４）に伝達するトルクジェネレータ（３）と、を
備えてなるものであって前記下側ステアリングシャフト
（４）をミッションケース（７）に支持し、かつこのミ
ッションケース（７）にトルクジェネレータ支持ブラケ
ット（７ｂ）を一体に成形し、このトルクジェネレータ
支持ブラケット（７ｂ）に、前記トルクジェネレータ
（３）を支持すると共に、トルクジェネレータ支持ブラ
ケット（７ｂ）が、前記トルクジェネレータ（３）と下
側ステアリングシャフト（４）を連結するジョイント
（１２ｂ）を着脱し得る開口部（７ｃ）を有することを
特徴とする。

【００１０】

【作用】以上の構成に基づき、上側ステアリングシャフ
ト（２）の回動をトルクジェネレータ（３）に基づき油
圧により倍力した力として下側ステアリングシャフト
（４）に伝達する。この場合、ミッションケースに一体
成形したトルクジェネレータ支持ブラケット（７ｂ）上
に前記トルクジェネレータ（３）を固着すると共に、ト
ルクジェネレータ（３）と下側ステアリングシャフト
（４）とをトルクジェネレータ支持ブラケット（７ｂ）
に形成した開口部（７ｃ）においてジョイント（１２
ｂ）により連結する。

【００１１】なお、上述の括弧内の符号は、図面を対象
するためのものであるが、この発明の構成を何ら限定す
るものではない。

【００１２】

【実施例】以下、この発明の実施例を図面に基づいて詳
細に説明する。

【００１３】図１乃至図６は、この発明の一実施例を示
す図で、同一または均等な構成部分には同一符号を付し
て重複説明を省略する。図６において、乗用田植機１５
は操舵装置によって操向操作される操舵輪である前輪１
６および後輪１７にて支持されている走行機体１８を有
しており、この走行機体１８の前部にはエンジン１９お
よびミッションケース７（図１，図２参照）が搭載さ
れ、かつその後部には運転席２０を有する運転台２１が
配置されている。前記走行機体１８の後方にはリンク２
２を介して植付部２３が昇降自在に支持されており、か
つこの植付部２３には苗載せ台２４、プランタ２５およ
びフロート２６が取り付けられている。そして、エンジ
ン１９のエンジン出力軸１９ａとミッションケース７か
ら突出したミッション入力軸７ａとの間には図６に示す
ようにベルト式無段変速装置２７が配置されている。

【００１４】前記ミッションケース７には、図１および
図２に示すように逆Ｌ字状のトルクジェネレータ支持ブ
ラケット７ｂが一体に突設成形されており、このトルク
ジェネレータ支持ブラケット７ｂ上にはトルクジェネレ
ータ３がボルトなどにより止着されている。そして、前
記トルクジェネレータ３の入力軸３ａは図１および図２
に示すようにジョイント１２ａを介してステアリングコ
ラム支持ブラケット１１を貫通して支承された上側ステ
アリングシャフト２に連結され、前記ステアリングコラ
ム支持ブラケット１１にはそのための開口部１１ａが形
成されている。また、ミッションケース７に逆Ｌ字状の
トルクジェネレータ支持ブラケット７ｂを一体成形する
ことによって前記トルクジェネレータ３の出力軸３ｂと
ジョイント１２ｂを介して下側ステアリングシャフト４
とを連結するための開口部７ｃが形成され、トルクジェ
ネレータ３はトルクジェネレータ支持ブラケット７ｂを
貫通して支承されると共に、下側ステアリングシャフト
４に連結されている。

【００１５】また、前記トルクジェネレータ支持ブラケ
ット７ｂには変速操作用支持ブラケット１０が止着さ
れ、この変速操作用支持ブラケット１０を介してトルク
ジェネレータ支持ブラケット７ｂとステアリングコラム
支持ブラケット１１とが連結されている。これによりこ
のステアリングコラム支持ブラケット１１と前記トルク
ジェネレータ支持ブラケット７ｂとの間に前記トルクジ
ェネレータ３が挟持されることになる。

【００１６】そして、ステアリングコラム支持ブラケッ
ト１１の開口部１１ａで前記ジョイント１２ａによって
上側ステアリングシャフト２とトルクジェネレータ３の
入力軸３ａが連結され、またトルクジェネレータ支持ブ
ラケット７ｂの開口部７ｃで前記ジョイント１２ｂによ
って下側ステアリングシャフト４とトルクジェネレータ
３の出力軸３ｂとが連結されることになる。

【００１７】また、前記変速操作用支持ブラケット１０
には図１および図４に示すように支持軸１３が嵌着さ
れ、この支持軸１３には変速操作レバー２８を取り付け
た変速操作レバー取付プレート２９が回動自在に軸支さ
れている。そして、前記変速操作用支持ブラケット１０
にはコ字状のガイド溝３０ａを有するガイドプレート３
０（図３（ｂ）参照）が止着され、このガイドプレート
３０の上面には、これを回転自在に貫通する前後進切替
シャフト３１の上端が固着された操作プレート３２（図
３（ａ）参照）が、三角形状溝３２ａを形成させて併設
されている。この操作プレート３２にはその回動先端に
回動規制溝３２ｂが穿設されると共に、この回動規制溝
３２ｂに対して係脱するクランクアーム３３が設けられ
ている。また、前記変速操作レバー取付プレート２９の
下端には前記三角形状溝３２ａと前記ガイド溝３０ａと
を嵌挿する操作ピン３５が図１，図５に示すように固着
されている。前記変速操作レバー取付プレート２９には
これの回動中心となる支持軸１３より上側にこれに対し
て直交する中心軸３６が設けられている。そして、ガイ
ド溝３０ａを有するガイドプレート３０、三角形状溝３
２ａを有する操作プレート３２、変速操作レバー取付プ
レート２９の下端に固着され、前記ガイド溝３０ａと三
角形状溝３２ａとを嵌挿している操作ピン３５および回
動規制溝３２ｂに係脱するクランクアーム３３により操
作規制部材を構成している。

【００１８】また、前記クランクアーム３３は変速操作
用支持ブラケット１０に軸１０ａにより回動自在に支承
されると共に、前記クランクアーム３３の下部側折曲部
分３３ａと規制解除ペダル３７の回動中心軸３７ａに支
承され、該規制解除ペダル３７の回動に伴って一体的に
回動するレバー３９との間にリンク４０が連結されてい
る。なお、レバー３９には常時これを上昇位置に付勢す
るスプリング４１が設けられ、レバー３９を図５におい
て反時計方向に付勢している。そして、前記規制解除ペ
ダル３７、クランクアーム３３、レバー３９およびリン
ク４０により規制解除部材を構成している。

【００１９】さらに、前記前後進切替シャフト３１はミ
ッションケース７の側方を上下方向に延設され、その下
端には、図４に示すようにシフトアーム４２が固着され
ており、このシフトアーム４２はシフト軸（図示せず）
を介してミッションケース７に内蔵された歯車（図示せ
ず）を切替操作して前進状態Ｆ、中立状態Ｎおよび後進
状態Ｒのいずれかを選択するものである。

【００２０】前記変速操作レバー２８は変速操作レバー
取付プレート２９を介して支持軸１３に回動自在に枢支
され、変速操作レバー２８の前後動により走行機体１８
の走行速度を高速から低速へ可変させると共に、前記変
速操作レバー取付プレート２９を介して中心軸３６に回
動自在に枢支され、変速操作レバー２８の左右動により
走行機体１８の走行方向を前後進させる。

【００２１】なお、前記支持軸１３には扇形の位置決め
プレート４３が一体に固定されており、この位置決めプ
レート４３の先端部分にはカムが形成され、前記変速操
作レバー２８の回動操作に伴って変速操作レバー取付プ
レート２９が支持軸１３を中心に回動することにより変
速プレート４５が回動するように形成されている。

【００２２】また、ベルト式無段変速装置２７は、エン
ジン１９の出力軸１９ａに接続される駆動側プーリ４６
とミッション入力軸７ａに接続される従動側プーリ４７
との間にベルト４９を巻装したもので、駆動側プーリ４
６および従動側プーリ４７のそれぞれの可動シーブ（図
示せず）を摺動させて駆動側プーリ４６に対する従動側
プーリ４７のベルト４９の巻装位置を可変させることに
より駆動側プーリ４６から従動側プーリ４７へ伝達され
る回転速度を無段階に切替えものである。

【００２３】次に、作用について説明する。

【００２４】田植機１を走行させる場合、規制解除ペダ
ル３７を踏んで、そのレバー３９をスプリング４１の付
勢力に抗して図５に示す矢印Ａ方向に回動させ、リンク
４０を介してクランクアーム３３を図５に示す矢印Ｂ方
向に回動させる。これにより操作プレート３２の回動規
制溝３２ｂよりクランクアーム３３の上端が離脱するこ
とになり、中立位置にある変速操作レバー２８を前進位
置あるいは後退位置に切替操作可能とする。そして、ク
ランクアーム３３が回動規制溝３２ｂより離脱すると、
操作プレート３２は、前後進切替シャフト３１の上端の
枢支位置を中心に回動可能となる。

【００２５】いま例えば、変速操作レバー２８を中心軸
３６を中心に図１において反時計方向、すなわち図１に
符号Ｍで示す中立位置から符号Ｆで示す前進位置側に回
動することにより操作ピン３５がガイドプレート３０の
ガイド溝３０ａに沿って移動することになり、操作プレ
ート３２が中立位置から前進位置に回動することになっ
て田植機１は前進することになる。

【００２６】また、変速操作レバー２８を図５に示す矢
印Ｃ方向、すなわち前進位置において後方から前方へ移
動させることにより操作ピン３５がガイドプレート３０
のガイド溝３０ａに沿って前方から後方へ案内されると
共に、支持軸１３を変速操作レバー２８の回動操作に伴
って回動させ、変速プレート４５を回動させて走行機体
１８を低速側から高速側に変速させる。

【００２７】さらに、変速操作レバー２８を中心軸３６
を中心に図１において時計方向、すなわち図１に符号Ｍ
で示す中立位置から符号Ｒで示す後退位置側に回動する
ことにより操作ピン３５がガイドプレート３０のガイド
溝３０ａに沿って移動することになり、操作プレート３
２が中立位置から後退位置に回動することになって田植
機１は後退することになる。

【００２８】そして、組立に際してミッションケース７
に一体に形成されたトルクジェネレータ支持ブラケット
７ｂにトルクジェネレータ３を載置すると共に、トルク
ジェネレータ支持ブラケット７ｂに変速操作用支持ブラ
ケット１０を介してステアリングコラム支持ブラケット
１１を取り付けるようにする。このため、トルクジェネ
レータ支持ブラケット７ｂに支承されるトルクジェネレ
ータ３の出力軸３ａと下側ステアリングシャフト４とを
ジョイント１２ｂを介して容易に取り付けることがで
き、またトルクジェネレータ３の入力軸３ａと上側ステ
アリングシャフト２とをジョイント１２ａを介して取り
付ける際も、部品点数の減少により芯ずれを減少させて
容易に取り付けることができる。

【００２９】このように前記ミッションケース７にトル
クジェネレータ３の出力軸３ａと下側ステアリングシャ
フト４とを連結するための開口部７ｃを有するトルクジ
ェネレータ支持ブラケット７ｂを一体に形成し、かつこ
のトルクジェネレータ支持ブラケット７ｂにトルクジェ
ネレータ３および変速操作用支持ブラケット１０を取り
付け、さらにこれら両者にステアリングコラム支持ブラ
ケット１１を取り付けるようにしたので、トルクジェネ
レータ３の入力軸３ａと出力軸３ｂとを上側ステアリン
グシャフト２および下側ステアリングシャフト４とのそ
れぞれに容易に連結することができる。また、トルクジ
ェネレータ３の入力軸３ａに上側ステアリングシャフト
２を連結する際に変速操作用支持ブラケット１０は、ト
ルクジェネレータ支持ブラケット７ｂに直接取り付けら
れるので、上側ステアリングシャフト２とトルクジェネ
レータ３を介して連結される下側ステアリングシャフト
４との軸芯のずれが少なくできる。

【００３０】なお、上記実施例は、ミッションケース７
に一体にトルクジェネレータ支持ブラケット７ｂを形成
したパワーステアリング装置を乗用田植機１に搭載した
例で説明したが、乗用田植機１に限らず、上記パワース
テアリング装置としてはコンバインなどの他の乗用移動
農機に用いることができる。

【００３１】

【発明の効果】以上の説明から明らかなようにこの発明
によれば、ミッションケースにトルクジェネレータ支持
ブラケットを一体成形し、このトルクジェネレータ支持
ブラケットにトルクジェネレータおよび変速操作用支持
ブラケットを取り付けるようにしたので、トルクジェネ
レータとステアリングシャフトとの軸芯のずれを少なく
でき、かつ容易に連結することができる。また、部品点
数を減らすことにより組立工数を減少でき、組立コスト
を低下させることができる。

【図面の簡単な説明】

【図１】この発明に係る乗用移動農機におけるパワース
テアリング装置の一実施例を示す正面図である。

【図２】同上の要部を抽出して示す側面図である。

【図３】操作規制部材を示す図で、（ａ）は操作プレー
トを示す平面図、（ｂ）はガイドプレートを示す平面図
である。

【図４】図２の変速操作レバー部分の要部を抽出して示
す正面図である。

【図５】同じく変速操作部分および操作規制部分の側面
図である。

【図６】乗用移動農機を示す側面図である。

【図７】従来の乗用移動農機におけるパワーステアリン
グ装置の一例を示す図で、（ａ）はその右側面図、
（ｂ）はその要部を抽出した左側面図である。

【符号の説明】

２ 上側ステアリングシャフト ３ トルクジェネレータ ４ 下側ステアリングシャフト ７ ミッションケース ７ｂ トルクジェネレータ支持ブラケット ７ｃ 開口部 １２ｂ ジョイント

Claims (1)

【特許請求の範囲】
1. 【請求項１】 上端にハンドルを有する上側ステアリン
   グシャフトと、操舵輪を操向操作する操舵装置に連結し
   ている下側ステアリングシャフトと、前記上側ステアリ
   ングシャフトの回動に基づき、油圧により倍力した力を
   前記下側ステアリングシャフトに伝達するトルクジェネ
   レータと、を備えてなる乗用移動農機におけるパワース
   テアリング装置において、 前記下側ステアリングシャフトをミッションケースに支
   持し、 かつこのミッションケースにトルクジェネレータ支持ブ
   ラケットを一体に成形し、 このトルクジェネレータ支持ブラケットに、前記トルク
   ジェネレータを支持すると共に、トルクジェネレータ支
   持ブラケットが、前記トルクジェネレータと下側ステア
   リングシャフトを連結するジョイントを着脱し得る開口
   部を有することを特徴とする乗用移動農機におけるパワ
   ーステアリング装置。