JPH0717224B2 - 自動二輪車のスイングア−ム式前輪懸架装置 - Google Patents

自動二輪車のスイングア−ム式前輪懸架装置

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JPH0717224B2
JPH0717224B2 JP61036600A JP3660086A JPH0717224B2 JP H0717224 B2 JPH0717224 B2 JP H0717224B2 JP 61036600 A JP61036600 A JP 61036600A JP 3660086 A JP3660086 A JP 3660086A JP H0717224 B2 JPH0717224 B2 JP H0717224B2
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Description

【発明の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本発明は自動二輪車のスイングアーム式前輪懸架装置に
関する。
(従来の技術) 前輪をナックルのアクスル支持部を介して片持ち式に支
持し、車両中間部から上スイングアームと下スイングア
ームを前方に延出させ、上スイングアーム前端をナック
ルに操舵可能に枢支すると共に、上スイングアームの下
方且つ前記アクスル支持部の近傍で下スイングアーム前
端をナックルに操舵可能に枢支した自動二輪車のスイン
グアーム式前輪懸架装置は特公昭58−49435号で既に知
られている。
(発明が解決しようとする問題点) 特公昭58−49435号ではナックルにおけるアクスル支持
部の下方で且つナックルの下縁部に下スイングアーム前
端を操舵可能に枢支させているが、前輪の転舵角を大き
くするためにナックルにおけるアクスル支持部の近傍で
且つアクスル支持部の上方に下スイングアーム前端を枢
支させようとすると、下スイングアーム前端の継手部材
等がナックルに干渉しないようにするため転舵軸線とア
クスルとのオフセット量を小さくできず、キャスタトレ
ール等の前輪のアライメントを設定する際に制約を受け
る不具合がある。
本発明は前記事情に鑑み案出されたものであって、本発
明の目的とする処は、ナックルにおけるアクスル支持部
の近傍で且つアクスル支持部の上方に下スイングアーム
前端を枢支させる場合、転舵軸線とアクスルとのオフセ
ット量を小さくでき、前輪のアライメントを設定する上
で有利な自動二輪車のスイングアーム式前輪懸架装置を
提供するにある。
(問題点を解決するための手段) 本発明は前記目的を達成するため、 ナックル(17)のアクスル支持部(33)の上方にアクス
ル支持部(33)の前方に偏位させた部分(45)を設け、 前記ナックル(17)における偏位させた部分(45)の後
方でアクスル支持部(33)の上方に下スイングアーム前
端(25A)を枢支させたことを特徴とする。
(作用) 偏位させた部分(45)の後方且つアクスル支持部(33)
の上方で、ナックル(17)に干渉することなく下スイン
グアーム前端(25A)を枢支できる。従って転舵軸線
(K)とアクスル(15)とのオフセット量(e)を小さ
くでき、前輪(13)のアライメント設定をする上で有利
となる。
(実施例) 以下、本発明の好適一実施例を添付図面に従って説明す
る。
第1図は前輪懸架装置の概略側面図、第2図は同要部の
拡大側面図を示す。
(1)は自動二輪車で、自動二輪車(1)の車体フレー
ム(3)は、エンジン(5)の左右側部に結合された下
フレーム(7),(7)と、下フレーム(7),(7)
の上方で前後に延出し該下フレーム(7),(7)に結
合された上フレーム(9)とを備え、上フレーム(9)
にはハンドル(11)や燃料タンク、シート等の艤装品を
組付ける。
前輪(13)のアクスル(15)はナックル(17)で支持
し、下フレーム(7)前部からは夫々支軸(19),(2
1)を介して上スイングアーム(23)と下スイングアー
ム(25)を前方に延出させ、前記ナックル(17)、上下
のスイングアーム(23),(25)を介して前輪(13)を
リーディング式に懸架支持する。下スイングアーム(2
5)と下フレーム(7)間は緩衝器(27)、プログレシ
ブリンク機構(29)を介して連結し、前記ナックル(1
7)、上スイングアーム(23)、下スイングアーム(2
5)、下フレーム(7)でリンク機構(31)が構成され
ている。
前記ナックル(17)は第4図に示すように車両の後方か
ら視た場合、前輪(13)の内側でアクスル(15)を支持
するアクスル支持部(33)と、アクスル支持部(33)か
ら前輪(13)との干渉を防止するように外側方に湾曲し
つつ上方に延出する延出部(35)と、延出部(35)上端
で前輪(13)の上方に位置する上スイングアーム(23)
取付用の上スイングアーム結合部(37)とで構成する。
更に、前記ナックル(17)は第3図に示すように車両の
側方から視た場合、上スイングアーム結合部(37)から
延出部(35)の略上半部を転舵軸線(K)に沿って直状
に延出させた直状部(41)と、アクスル支持部(33)と
上スイングアーム結合部(37)を結ぶ仮想線(43)の前
方に偏位させた偏位部(45)と、前記直状部(41)下端
と偏位部(45)上端を湾曲部(47),(49)を介して接
続した傾斜部(51)とで構成する。
そしてアクスル支持部(33)の上部で前記偏位部(45)
の後方に下スイングアーム結合部(53)を膨出形成す
る。
更にアクスル支持部(33)の外側部にはスピードメータ
取付用のギヤボックス(55)を形成し、前記偏位部(4
5)の前縁及び傾斜部(51)下端の前縁からは夫々前方
にブラケット(57),(59)を突設し、直状部(41)下
端からは外側方にブラケット(61)を突設する。
前記ナックル(17)の上スイングアーム結合部(37)に
はジョイント(63)、ボルト(65)を介して上スイング
アーム前端(23A)を操舵可能に枢支する。
前記ナックル(17)の下スイングアーム結合部(53)に
は第5図に第2図のV−V線断面図で示すようにロアジ
ョイント(67)、ボルト(69)を介して下スイングアー
ム前端(25A)を操舵可能に枢支する。
前記ジョイント(63),(67)詳細にはボルト(65),
(69)により転舵軸線(K)が構成され、転舵軸線
(K)は車両中心線(71)上に位置せしめ、転舵軸線
(K)はアクスル(15)の後方に距離(e)だけオフセ
ットさせる。
前輪(13)の操舵はハンドル(11)操作によりステアリ
ングリンク機構(73)を介し転舵軸線(K)を中心にナ
ックル(17)と一体に前輪(13)を転舵することで行
う。
前記ステアリングリンク機構(73)は、下フレーム
(7)に軸支されたベルクランク(75)と、ステアリン
グステム(77)とベルクランク(75)の一端を連結する
第1ロッド(79)と、ナックル(17)とベルクランク
(75)の他端を連結する第2ロッド(81)とで構成し、
第2ロッド(81)の前端は継手(83)等を介して前記ブ
ラケット(61)に結合する。
前輪(13)の最大操舵角は第5図に示すように、アクス
ル支持部(33)の前部とナックル(17)の膨出部(85)
に夫々取着したゴム等の弾性材(87),(87)を下スイ
ングアーム前端(25A)の傾斜面(89),(89)に弾接
させることで行い、第5図中(A)は左転舵時の、
(B)は右転舵時のナックル(17)の位置を示す。
前記ナックル(17)のギヤボックス(55)にはスピード
メータケーブル(91)に接続するピニオン(93)を組込
み、ピニオン(93)はアクスル(15)と一体的に結合さ
れたギヤ(95)に噛合させる。
ブレーキキャリパ(97)は前記ブラケット(57),(5
9)を介してナックル(17)に取付け、図中(97A)はブ
レーキディスクを示す。実施例ではナックル(17)の偏
位部(45)をアクスル(15)より前方に膨出させている
ので、ブレーキデイスク(97A)に対してブラケット(5
7),(59)は従来のものよりその接線方向に近くなる
ため、ブラケット(57),(59)を短くでき、ブレーキ
反力を受ける際に有利である。特に、本実施例のように
ブレーキディスク(97A)周方向に長さを有するブレー
キパッド(図示していない)を備える場合キャリパ(9
7)がブレーキデイスク(97A)周方向に沿うように配置
されるので、特に、ブラケット(57)を短くできる。
本実施例は前記のように構成し、ナックル(17)は偏位
部(45)を設け、ナックル(17)における偏位部(45)
の後方でアクスル支持部(33)の上方に下スイングアー
ム前端(25A)を枢支させるので、ナックル(17)に干
渉させることなくより前方の箇所で下スイングアーム前
端(25A)をナックル(17)に枢支でき、従ってアクス
ル(15)と転舵軸線(K)間の偏位量(e)を小さくで
き、キャスタ(θ)を変えずにキャスタトレール(T)
を変化でき、あるいはキャスタトレール(T)を変えず
キャスタ(θ)を変化できる等、前輪(13)のアライメ
ント設定の自由度を増大させることができる。また本実
施例では、アクスル(15)の後方に転舵軸線(K)を配
して偏位量(e)を正の値としたが、偏位部(45)を更
に前方に設けることにより、偏位量(e)を負の値、す
なわちアクスル(15)の前方に転舵軸線(K)を配する
こともできる。更にアクスル(15)の近傍にジョイント
(67)を配設できるので、アクスル(15)とジョイント
(67)との距離を小さくでき、前輪(13)からの入力
(外力)を下スイングアーム(25)で受ける際剛性的に
有利である。
(発明の効果) 以上の説明から明らかなように本発明によれば、下スイ
ングアームをナックルにおけるアクスル支持部の近傍で
且つ上方に操舵可能に枢支させる場合、前輪のアライメ
ントを設定する上で有利となる。
【図面の簡単な説明】
第1図は前輪懸架装置の概略側面図、第2図は同要部の
拡大側面図、第3図はナックルの側面図、第4図はナッ
クルの背面図、第5図は第2図のV−V線断面図であ
る。 尚、図面中(1)は自動二輪車、(13)は前輪、(15)
はアクスル、(17)はナックル、(23)は上スイングア
ーム、(25)は下スイングアーム、(33)はアクスル支
持部、(53)は下スイングアーム結合部である。

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】前輪をナックルのアクスル支持部を介して
    片持ち式に支持し、 車両中間部から上スイングアームと下スイングアームを
    前方に延出させ、 上スイングアーム前端をナックルに操舵可能に枢支する
    と共に、上スイングアームの下方且つ前記アクスル支持
    部の近傍で下スイングアーム前端をナックルに操舵可能
    に枢支した自動二輪車のスイングアーム式前輪懸架装置
    において、 前記ナックルのアクセル支持部の上方にアクスル支持部
    の前方に偏位させた部分を設け、 前記ナックルにおける偏位させた部分の後方でアクスル
    支持部の上方に下スイングアーム前端を枢支させたこと
    を特徴とする自動二輪車のスイングアーム式前輪懸架装
    置。
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