JPH07172229A - フォークリフト車の載置機構 - Google Patents
フォークリフト車の載置機構Info
- Publication number
- JPH07172229A JPH07172229A JP34495593A JP34495593A JPH07172229A JP H07172229 A JPH07172229 A JP H07172229A JP 34495593 A JP34495593 A JP 34495593A JP 34495593 A JP34495593 A JP 34495593A JP H07172229 A JPH07172229 A JP H07172229A
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- JP
- Japan
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- forklift truck
- fork
- vehicle
- truck
- forklift
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- Forklifts And Lifting Vehicles (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【目的】 それ自体で自由に移動することができ、貨物
をフォークによって持ち上げて荷役作業に用いるフォー
クリフト車を車両の荷台に載置して運搬する。 【構成】 移動できる車両11に設けられ、フォークリ
フト車21のフォーク27を結合してこのフォークリフ
ト車21を保持し、フォーク27ごとフォークリフト車
21を反転させることで車両の荷台に載置する。
をフォークによって持ち上げて荷役作業に用いるフォー
クリフト車を車両の荷台に載置して運搬する。 【構成】 移動できる車両11に設けられ、フォークリ
フト車21のフォーク27を結合してこのフォークリフ
ト車21を保持し、フォーク27ごとフォークリフト車
21を反転させることで車両の荷台に載置する。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、それ自体で自由に移動
することができ、貨物をフォークによって持ち上げて荷
役作業に用いるフォークリフト車を車両の荷台に載置し
て運搬するためのフォークリフト車の載置機構に関す
る。
することができ、貨物をフォークによって持ち上げて荷
役作業に用いるフォークリフト車を車両の荷台に載置し
て運搬するためのフォークリフト車の載置機構に関す
る。
【0002】
【従来の技術】従来より、倉庫、工場、事業所等の作業
場において、重量物やパレットを運搬して積み上げたり
する荷役作業にフォークリフト車を用いることが盛んに
行われていた。このフォークリフト車は駆動できる車輪
を持っており、それ自体で自走することができるもので
あり、重量物を人力によらずに持ち運ぶことができ、荷
役作業の合理化に役立っていた。このフォークリフト車
では、重量物を持ち上げる能力が要求されるため、マス
ト機構やカウンターウエイトなどを搭載していて自重が
重く、高速で走行できる能力は犠牲となっていた。従っ
て、従来からのフォークリフト車では、工場や倉庫など
の限定された狭い範囲で移動できるに足りる走行能力を
持たせてあった。このため、重量物をフォークで保持し
ながら走行できる移動速度は時速20〜30キロメート
ル程度であり、他の車両に比べると比較的遅いものであ
った。このため、遠距離を自走させて移動させる場合に
は時間がかかり、他の作業所で荷役作業を行うためには
その場所にも他のフォークリフト車を配置しておかなけ
ればならないものであった。
場において、重量物やパレットを運搬して積み上げたり
する荷役作業にフォークリフト車を用いることが盛んに
行われていた。このフォークリフト車は駆動できる車輪
を持っており、それ自体で自走することができるもので
あり、重量物を人力によらずに持ち運ぶことができ、荷
役作業の合理化に役立っていた。このフォークリフト車
では、重量物を持ち上げる能力が要求されるため、マス
ト機構やカウンターウエイトなどを搭載していて自重が
重く、高速で走行できる能力は犠牲となっていた。従っ
て、従来からのフォークリフト車では、工場や倉庫など
の限定された狭い範囲で移動できるに足りる走行能力を
持たせてあった。このため、重量物をフォークで保持し
ながら走行できる移動速度は時速20〜30キロメート
ル程度であり、他の車両に比べると比較的遅いものであ
った。このため、遠距離を自走させて移動させる場合に
は時間がかかり、他の作業所で荷役作業を行うためには
その場所にも他のフォークリフト車を配置しておかなけ
ればならないものであった。
【0003】また、フォークリフト車を一般公道で走行
させるためには、陸運局に登録して車両番号(ナンバー
プレート)を取得しなければならないが、工場や倉庫内
のみの荷役に使用する目的の場合には、車両番号を取得
していないことが多いものであった。このため、フォー
クリフト車を或る工場又は倉庫から他の工場又は倉庫へ
移動させようとする際には、フォークリフト車を車両番
号を取得したトラックの荷台に搭載して運搬することが
通例であった。
させるためには、陸運局に登録して車両番号(ナンバー
プレート)を取得しなければならないが、工場や倉庫内
のみの荷役に使用する目的の場合には、車両番号を取得
していないことが多いものであった。このため、フォー
クリフト車を或る工場又は倉庫から他の工場又は倉庫へ
移動させようとする際には、フォークリフト車を車両番
号を取得したトラックの荷台に搭載して運搬することが
通例であった。
【0004】さらに、トラックに荷物を搭載して目的地
まで運搬しても、その場所にフォークリフト車が配置し
ていない場合には作業員により人力で積降ろしをしなけ
ればならないものであった。だが、昨今では作業員の人
手不足により、効率良く荷物を積降ろしできないもので
あった。このような場合には、トラックに運搬する荷物
と共にフォークリフト車を搭載し、目的地ではフォーク
リフト車により積降ろしや積込みの作業を行うと効率的
であり、作業員の負担も軽減されるものであった。
まで運搬しても、その場所にフォークリフト車が配置し
ていない場合には作業員により人力で積降ろしをしなけ
ればならないものであった。だが、昨今では作業員の人
手不足により、効率良く荷物を積降ろしできないもので
あった。このような場合には、トラックに運搬する荷物
と共にフォークリフト車を搭載し、目的地ではフォーク
リフト車により積降ろしや積込みの作業を行うと効率的
であり、作業員の負担も軽減されるものであった。
【0005】このように、トラックの荷台にフォークリ
フト車を積み込むことができれば、フォークリフト車自
体の運搬ができ、使用目的によっては荷物の積込み、積
降ろしもできて便利になるものである。しかし、フォー
クリフト車はそれ自体が単体で比較的大きい形状をして
おり、また、カウンターウエイト等の機器も載置してあ
るため自重が重いものである。このため、トラックの荷
台にフォークリフト車を積み上げるためには、フォーク
リフト車をクレーンで吊り上げたり、荷台と地面の間に
長い踏板を架け渡しておき、踏板でフォークリフト車を
荷台に乗り上げさせていた。このような作業は煩わしい
とともに、フォークリフト車の積込みのための専用の機
材を必要とするため、作業の迅速性が向上しなかった。
フト車を積み込むことができれば、フォークリフト車自
体の運搬ができ、使用目的によっては荷物の積込み、積
降ろしもできて便利になるものである。しかし、フォー
クリフト車はそれ自体が単体で比較的大きい形状をして
おり、また、カウンターウエイト等の機器も載置してあ
るため自重が重いものである。このため、トラックの荷
台にフォークリフト車を積み上げるためには、フォーク
リフト車をクレーンで吊り上げたり、荷台と地面の間に
長い踏板を架け渡しておき、踏板でフォークリフト車を
荷台に乗り上げさせていた。このような作業は煩わしい
とともに、フォークリフト車の積込みのための専用の機
材を必要とするため、作業の迅速性が向上しなかった。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】本発明は上述の欠点に
鑑み、高速で移動できるトラックの車体に載置機構を固
定しておき、この載置機構にフォークリフト車のフォー
クを嵌め合わせることで、自力でフォークリフト車をト
ラックの荷台等にそのまま積み上げできるものである。
このため、荷役作業に用いる目的地までフォークリフト
車を高速で運搬することができ、遅い速度でフォークリ
フト車を自走させる必要が無くなる。そして、その目的
地では他のフォークリフト車を用意しておく必要もな
く、そのフォークリフト車を使用して重量物の荷役作業
を行うことが可能となる。
鑑み、高速で移動できるトラックの車体に載置機構を固
定しておき、この載置機構にフォークリフト車のフォー
クを嵌め合わせることで、自力でフォークリフト車をト
ラックの荷台等にそのまま積み上げできるものである。
このため、荷役作業に用いる目的地までフォークリフト
車を高速で運搬することができ、遅い速度でフォークリ
フト車を自走させる必要が無くなる。そして、その目的
地では他のフォークリフト車を用意しておく必要もな
く、そのフォークリフト車を使用して重量物の荷役作業
を行うことが可能となる。
【0007】
【課題を解決するための手段】本発明は、移動できる車
両に設けられ、フォークリフト車のフォークを結合して
このフォークリフト車を保持し、フォークごとフォーク
リフト車を反転させることで車両の荷台に載置すること
ができることを特徴とするフォークリフト車の載置機構
を提供するものである。
両に設けられ、フォークリフト車のフォークを結合して
このフォークリフト車を保持し、フォークごとフォーク
リフト車を反転させることで車両の荷台に載置すること
ができることを特徴とするフォークリフト車の載置機構
を提供するものである。
【0008】
【作用】本発明では、車体の後部にフォークリフト車の
フォークを挿入できるフォーク受筒を上下に回動自在に
軸支してあり、このフォーク受筒は油圧シリンダーによ
ってやや水平からやや垂直までに回動されることができ
る。そして、フォークリフト車のフォークを少し持ち上
げた状態で、やや水平となっているフォーク受筒にこの
フォークを挿入し、フォーク受筒にフォークを嵌め込
む。この後、フォークリフト車のフォークを下方に押し
下げると、フォーク受筒が車体に固定されていることか
ら、相対的にフォークリフト車全体は持ち上げられ、荷
台の上面近くまで上昇させられる。
フォークを挿入できるフォーク受筒を上下に回動自在に
軸支してあり、このフォーク受筒は油圧シリンダーによ
ってやや水平からやや垂直までに回動されることができ
る。そして、フォークリフト車のフォークを少し持ち上
げた状態で、やや水平となっているフォーク受筒にこの
フォークを挿入し、フォーク受筒にフォークを嵌め込
む。この後、フォークリフト車のフォークを下方に押し
下げると、フォーク受筒が車体に固定されていることか
ら、相対的にフォークリフト車全体は持ち上げられ、荷
台の上面近くまで上昇させられる。
【0009】次いで、油圧シリンダーを作動してフォー
ク受筒をやや水平の角度位置から、やや垂直の角度位置
に回動させると、フォーク受筒と共にフォーク及びフォ
ークリフト車が回動し、フォークリフト車の大部分が車
体の上面にある荷台の後部に載置されることになる。こ
のようにして、フォークリフト車が車両の荷台に固定さ
れるため、そのまま車両を走行させることにより、長距
離を短時間で移動ことが容易となる。なお、この時にフ
ォーク受筒はやや垂直に立ち上げられており、このフォ
ーク受筒にフォークが上方から差し込まれた状態となる
ため、車体とフォークリフト車がはずれることなく、長
時間の運送においてもフォークリフト車が落下すること
が無い。
ク受筒をやや水平の角度位置から、やや垂直の角度位置
に回動させると、フォーク受筒と共にフォーク及びフォ
ークリフト車が回動し、フォークリフト車の大部分が車
体の上面にある荷台の後部に載置されることになる。こ
のようにして、フォークリフト車が車両の荷台に固定さ
れるため、そのまま車両を走行させることにより、長距
離を短時間で移動ことが容易となる。なお、この時にフ
ォーク受筒はやや垂直に立ち上げられており、このフォ
ーク受筒にフォークが上方から差し込まれた状態となる
ため、車体とフォークリフト車がはずれることなく、長
時間の運送においてもフォークリフト車が落下すること
が無い。
【0010】
【実施例】以下、本発明の一実施例を図面により説明す
る。図1は本発明の載置機構を設けたトラック11と、
このトラック11にこれから搭載されるフォークリフト
車21の外観を示したものである。
る。図1は本発明の載置機構を設けたトラック11と、
このトラック11にこれから搭載されるフォークリフト
車21の外観を示したものである。
【0011】このトラック11は、前側に方向を転換す
ることができる前輪12と、後側に駆動のための後輪1
3を軸支してあり、前輪12の上方には作業員が乗るキ
ャビン14が固定してあり、後部にはフラットボディー
荷台15が固定してある。そして、このトラック11の
荷台15の後部下面には載置機構16が固定してあり、
この載置機構16が本願の発明の要旨であり、トラック
11全体は従来から知られているものであり、載置機構
16の詳しい構造は後述する。
ることができる前輪12と、後側に駆動のための後輪1
3を軸支してあり、前輪12の上方には作業員が乗るキ
ャビン14が固定してあり、後部にはフラットボディー
荷台15が固定してある。そして、このトラック11の
荷台15の後部下面には載置機構16が固定してあり、
この載置機構16が本願の発明の要旨であり、トラック
11全体は従来から知られているものであり、載置機構
16の詳しい構造は後述する。
【0012】次に、フォークリフト車21は従来より工
場、倉庫内で荷役作業に使用させらているものと同じ構
成のものであり、本実施例においては液封をした密封型
電池を内蔵して、電気駆動で作動できるタイプのもので
ある。このフォークリフト車21の本体を構成する車体
22の前側には駆動用の前輪23が軸支してあり、車体
22の後部には操舵用の後輪24が軸支してある。この
車体22の上面には運転手が座るシート25が固定して
あり、車体22の前方にはアーチ状となったマスト26
が固定してある。そして、このマスト26の前側には前
方に向けてやや水平に延長した一対のフォーク27、2
8が間隔を置いて配置してある。このフォーク27、2
8はマスト26に形成されたガイドレールに沿って上下
に移動させることができるものである。これらの構成は
従来より知られたフォークリフト車21の構造である。
場、倉庫内で荷役作業に使用させらているものと同じ構
成のものであり、本実施例においては液封をした密封型
電池を内蔵して、電気駆動で作動できるタイプのもので
ある。このフォークリフト車21の本体を構成する車体
22の前側には駆動用の前輪23が軸支してあり、車体
22の後部には操舵用の後輪24が軸支してある。この
車体22の上面には運転手が座るシート25が固定して
あり、車体22の前方にはアーチ状となったマスト26
が固定してある。そして、このマスト26の前側には前
方に向けてやや水平に延長した一対のフォーク27、2
8が間隔を置いて配置してある。このフォーク27、2
8はマスト26に形成されたガイドレールに沿って上下
に移動させることができるものである。これらの構成は
従来より知られたフォークリフト車21の構造である。
【0013】そして、このトラック11とフォークリフ
ト車21の結合では、フォーク27、28をそれぞれ載
置機構16に設けたフォーク受筒35、36に挿入し、
両者の嵌め込みによってトラック11とフォークリフト
車21を連結し、フォークリフト車21全体を荷台15
の後部上面に載置させることができる。
ト車21の結合では、フォーク27、28をそれぞれ載
置機構16に設けたフォーク受筒35、36に挿入し、
両者の嵌め込みによってトラック11とフォークリフト
車21を連結し、フォークリフト車21全体を荷台15
の後部上面に載置させることができる。
【0014】次に、図2は前述した載置機構16の構成
を詳しく説明するものである。前述したトラック11に
は骨組みとなる車体フレーム(後述する符号18がそれ
である)の下面後端には一対の軸支片30、31が間隔
を置いて固着してあり、この軸支片30、31の間には
トラック11の進行方向とは直角にその軸線を配置した
支軸32が挿通してある。この支軸32には、前記軸支
片30、31の間に位置して一対の回動軸受33、34
が回動自在に挿通してあり、回動軸受33にはフォーク
受筒35の上面が固着してあり、回動軸受34にはフォ
ーク受筒36の上面が固着してある。これらのフォーク
受筒35、36は鋼板を折り曲げることで形成して断面
がロの字形をした内部が空洞に形状をしており、フォー
ク受筒35はその長さ方向に沿って挿入穴Aが形成され
ており、フォーク受筒36はその内部にその長さ方向に
沿って挿入穴Bが形成されている。
を詳しく説明するものである。前述したトラック11に
は骨組みとなる車体フレーム(後述する符号18がそれ
である)の下面後端には一対の軸支片30、31が間隔
を置いて固着してあり、この軸支片30、31の間には
トラック11の進行方向とは直角にその軸線を配置した
支軸32が挿通してある。この支軸32には、前記軸支
片30、31の間に位置して一対の回動軸受33、34
が回動自在に挿通してあり、回動軸受33にはフォーク
受筒35の上面が固着してあり、回動軸受34にはフォ
ーク受筒36の上面が固着してある。これらのフォーク
受筒35、36は鋼板を折り曲げることで形成して断面
がロの字形をした内部が空洞に形状をしており、フォー
ク受筒35はその長さ方向に沿って挿入穴Aが形成され
ており、フォーク受筒36はその内部にその長さ方向に
沿って挿入穴Bが形成されている。
【0015】そして、このフォーク受筒35の下面であ
って、回動軸受33より離れた位置には軸支片37が固
着してあり、フォーク受筒36の下面であって、回動軸
受34より離れた位置には軸支片38が固着してある。
これら軸支片37、38の間には作動軸39が挿通して
あり、両者は作動軸39によって常時同一の位置となる
ように制御され、これにより両フォーク受筒35、36
は常に水平より同じ角度に位置するように同期されてい
る。そして、この作動軸39の中央には伝達リング40
が回動自在に挿通してある。
って、回動軸受33より離れた位置には軸支片37が固
着してあり、フォーク受筒36の下面であって、回動軸
受34より離れた位置には軸支片38が固着してある。
これら軸支片37、38の間には作動軸39が挿通して
あり、両者は作動軸39によって常時同一の位置となる
ように制御され、これにより両フォーク受筒35、36
は常に水平より同じ角度に位置するように同期されてい
る。そして、この作動軸39の中央には伝達リング40
が回動自在に挿通してある。
【0016】また、車体フレームの下面であって軸支片
30、31よりも前方(図2において左側)には一対の
軸支片41、42が間隔を置いて固着してあり、両軸支
片41、42の間には支軸43が挿通してあり、この支
軸43は前記支軸32と平行になるよう位置させてあ
る。そして、この支軸43の中央には油圧シリンダー4
4の基部が回動自在に連結してあり、油圧シリンダー4
4の先端より出没するシリンダーロッド45の先端には
前記伝達リング40を連結してある。
30、31よりも前方(図2において左側)には一対の
軸支片41、42が間隔を置いて固着してあり、両軸支
片41、42の間には支軸43が挿通してあり、この支
軸43は前記支軸32と平行になるよう位置させてあ
る。そして、この支軸43の中央には油圧シリンダー4
4の基部が回動自在に連結してあり、油圧シリンダー4
4の先端より出没するシリンダーロッド45の先端には
前記伝達リング40を連結してある。
【0017】このような構成により、支軸43、油圧シ
リンダー44、シリンダーロッド45、作動軸39、フ
ォーク受筒35、36、支軸32によって、車体フレー
ムの下面には『く』の字形に回動できるリンク機構が形
成されたことになる。
リンダー44、シリンダーロッド45、作動軸39、フ
ォーク受筒35、36、支軸32によって、車体フレー
ムの下面には『く』の字形に回動できるリンク機構が形
成されたことになる。
【0018】なお、図3は、前述した図2における載置
機構16を構成する各部材を分解して示したものであ
る。
機構16を構成する各部材を分解して示したものであ
る。
【0019】次に、図4はトラック11の下面に固着し
た載置機構16を側面から見た状態を示すものである。
た載置機構16を側面から見た状態を示すものである。
【0020】前記トラック11の骨格をなす車体フレー
ム18の後部の下面には板バネ19が固着してあり、こ
の板バネ19の下面中央には後輪13のドライブシャフ
トが取り付けてある。そして、車体フレーム18の後端
には前記軸支片30、31が固着してあり、この軸支片
30、31よりもトラック11の前方側(図4において
左側)には前記軸支片41、42が固着してある。この
軸支片30、31間には支軸32が挿通してあり、支軸
32にはフォーク受筒35の回動軸受33が回動自在に
固着してある。また、軸支片41、42の間には支軸4
3が挿通してあり、この支軸43には油圧シリンダー4
4の基部が回動自在に連結してある。そして、前記フォ
ーク受筒35の下面には軸支片37が軸支片30より離
れて固着してあり、この軸支片37には作動軸39が挿
通してあり、作動軸39には伝達リング40(図4では
省略)を介してシリンダーロッド45の先端が連結して
ある。なお、各部材の配置は、軸支片30、31と作動
軸32は車体フレーム18の最後端に位置しており、軸
支片41、42と支軸43は車体フレーム18の前側に
位置しており、作動軸39は作動軸32と支軸43の間
に位置するように設定してある。さらに、各支軸32、
作動軸39、支軸43の軸線はそれぞれが平行となるよ
うに配置してある。
ム18の後部の下面には板バネ19が固着してあり、こ
の板バネ19の下面中央には後輪13のドライブシャフ
トが取り付けてある。そして、車体フレーム18の後端
には前記軸支片30、31が固着してあり、この軸支片
30、31よりもトラック11の前方側(図4において
左側)には前記軸支片41、42が固着してある。この
軸支片30、31間には支軸32が挿通してあり、支軸
32にはフォーク受筒35の回動軸受33が回動自在に
固着してある。また、軸支片41、42の間には支軸4
3が挿通してあり、この支軸43には油圧シリンダー4
4の基部が回動自在に連結してある。そして、前記フォ
ーク受筒35の下面には軸支片37が軸支片30より離
れて固着してあり、この軸支片37には作動軸39が挿
通してあり、作動軸39には伝達リング40(図4では
省略)を介してシリンダーロッド45の先端が連結して
ある。なお、各部材の配置は、軸支片30、31と作動
軸32は車体フレーム18の最後端に位置しており、軸
支片41、42と支軸43は車体フレーム18の前側に
位置しており、作動軸39は作動軸32と支軸43の間
に位置するように設定してある。さらに、各支軸32、
作動軸39、支軸43の軸線はそれぞれが平行となるよ
うに配置してある。
【0021】次に、本実施例の作用を説明する。本実施
例の作用においては、載置機構16の動きを図5、図
6、図7の順序により説明する。
例の作用においては、載置機構16の動きを図5、図
6、図7の順序により説明する。
【0022】前述のように、図1では、それぞれが独立
した輸送機器であるトラック11とフォークリフト車2
1が分離しており、それぞれは単独で機能することがで
きる。このように両者を分離した状態から、トラック1
1とフォークリフト車21を結合し、フォークリフト車
21をトラック11の荷台15上に載置し、フォークリ
フト車21を載置したままで遠距離を移動する場合の作
動について順次説明する。
した輸送機器であるトラック11とフォークリフト車2
1が分離しており、それぞれは単独で機能することがで
きる。このように両者を分離した状態から、トラック1
1とフォークリフト車21を結合し、フォークリフト車
21をトラック11の荷台15上に載置し、フォークリ
フト車21を載置したままで遠距離を移動する場合の作
動について順次説明する。
【0023】まず、図1の状態では、トラック11とフ
ォークリフト車21は離れており、この状態でトラック
11を停止させたままフォークリフト車21のみを操縦
し、フォークリフト車21の前側がトラック11の後部
に向くように接近させる。フォークリフト車21をトラ
ック11の後部でその進行方向と一致させたなら、マス
ト26により両フォーク22、28を上昇(図5中でF
方向)させ、両フォーク22、28が前記フォーク受筒
35、36の高さ位置になるように設定する。さらに、
フォーク28をフォーク受筒35の挿入穴Aに、フォー
ク27をフォーク受筒36の挿入穴Bに対向させ、フォ
ークリフト車21をそのまま図5中G方向に前進させ
る。すると、フォーク27は挿入穴Aの内部に挿入さ
れ、フォーク28は挿入穴Bの内部に挿入される。図5
ではフォーク27、28の先端部がそれぞれ少しフォー
ク受筒35、36に挿入された状態を示すものである。
ォークリフト車21は離れており、この状態でトラック
11を停止させたままフォークリフト車21のみを操縦
し、フォークリフト車21の前側がトラック11の後部
に向くように接近させる。フォークリフト車21をトラ
ック11の後部でその進行方向と一致させたなら、マス
ト26により両フォーク22、28を上昇(図5中でF
方向)させ、両フォーク22、28が前記フォーク受筒
35、36の高さ位置になるように設定する。さらに、
フォーク28をフォーク受筒35の挿入穴Aに、フォー
ク27をフォーク受筒36の挿入穴Bに対向させ、フォ
ークリフト車21をそのまま図5中G方向に前進させ
る。すると、フォーク27は挿入穴Aの内部に挿入さ
れ、フォーク28は挿入穴Bの内部に挿入される。図5
ではフォーク27、28の先端部がそれぞれ少しフォー
ク受筒35、36に挿入された状態を示すものである。
【0024】さらにフォークリフト車21を前進させ、
ついに各フォーク27、28の全長をそれぞれフォーク
受筒35、36の挿入穴A、Bに全て挿入させたなら
ば、フォークリフト車21をその位置で停止させる。次
いで、フォークリフト車21を操作して、各フォーク2
7、28をマスト26に対してそれぞれ下降させる。だ
が、すでにフォーク27、28がフォーク受筒35、3
6に挿通されて嵌め込まれており、フォーク受筒35、
36は車体フレーム18に固定されていてその位置が変
わらないことから、フォーク27、28が保持された高
さ位置は変わらない。このため、フォーク27、28が
下降しようとする力で相対的に車体22(すなわちフォ
ークリフト車21全体)は図6中においてH方向に上昇
させられることになる。こうして、図6では、フォーク
リフト車21が上昇し、前輪23、後輪24は地面から
離れて空中に持ち上げられた状態を示すものである。
ついに各フォーク27、28の全長をそれぞれフォーク
受筒35、36の挿入穴A、Bに全て挿入させたなら
ば、フォークリフト車21をその位置で停止させる。次
いで、フォークリフト車21を操作して、各フォーク2
7、28をマスト26に対してそれぞれ下降させる。だ
が、すでにフォーク27、28がフォーク受筒35、3
6に挿通されて嵌め込まれており、フォーク受筒35、
36は車体フレーム18に固定されていてその位置が変
わらないことから、フォーク27、28が保持された高
さ位置は変わらない。このため、フォーク27、28が
下降しようとする力で相対的に車体22(すなわちフォ
ークリフト車21全体)は図6中においてH方向に上昇
させられることになる。こうして、図6では、フォーク
リフト車21が上昇し、前輪23、後輪24は地面から
離れて空中に持ち上げられた状態を示すものである。
【0025】この図6で示すように、フォークリフト車
21がトラック11の後部において持ち上げられ、フォ
ーク27、28がマスト26の最下位置になったなら、
フォーク27、28を下降させる動作を停止して、その
位置でフォークリフト車21を保持させる。この状態と
なったなら、次いでトラック11に収納した油圧発生装
置(図示せず)を起動させて油圧シリンダー44に圧油
を供給し、油圧シリンダー44よりシリンダーロッド4
5を伸長させる。このため、油圧シリンダー44からシ
リンダーロッド45が押し出され、同時にシリンダーロ
ッド45は伝達リング40と作動軸39を押し、両側の
軸支片37、38をトラック11の後方に向けて押し出
そうとする。このため、軸支片37、38に固着してあ
るフォーク受筒35、36はそれぞれ支軸32を中心と
して図7中においてJ方向に回動し、フォークリフト車
21をフォーク受筒35、36に嵌め合わせたままの状
態で反時計方向に約90度回転させることになる。
21がトラック11の後部において持ち上げられ、フォ
ーク27、28がマスト26の最下位置になったなら、
フォーク27、28を下降させる動作を停止して、その
位置でフォークリフト車21を保持させる。この状態と
なったなら、次いでトラック11に収納した油圧発生装
置(図示せず)を起動させて油圧シリンダー44に圧油
を供給し、油圧シリンダー44よりシリンダーロッド4
5を伸長させる。このため、油圧シリンダー44からシ
リンダーロッド45が押し出され、同時にシリンダーロ
ッド45は伝達リング40と作動軸39を押し、両側の
軸支片37、38をトラック11の後方に向けて押し出
そうとする。このため、軸支片37、38に固着してあ
るフォーク受筒35、36はそれぞれ支軸32を中心と
して図7中においてJ方向に回動し、フォークリフト車
21をフォーク受筒35、36に嵌め合わせたままの状
態で反時計方向に約90度回転させることになる。
【0026】このため、図7で示すようにフォークリフ
ト車21の車体22全体はトラック11の荷台15の後
部上面に立ち上げられた格好となり、この状態ではフォ
ークリフト車21の重心は荷台15上に位置して、安定
して載置されたことになる。このようにフォークリフト
車21が載置されたなら、トラック11を従来から知ら
れたようにして操縦し、フォークリフト車21を乗せた
まま一つの工場又は倉庫から他の工場又は倉庫まで移動
することができる。なお、フォークリフト車21を運搬
する場合には、図7で示すようにフォークリフト車21
を反転させ、車体22をやや垂直に立ち上げる姿勢をと
っているが、このフォークリフト車21では動力源とし
て密封式のバッテリーを内蔵しているため、このような
姿勢であっても液漏れや燃料の漏れの恐れが無い。
ト車21の車体22全体はトラック11の荷台15の後
部上面に立ち上げられた格好となり、この状態ではフォ
ークリフト車21の重心は荷台15上に位置して、安定
して載置されたことになる。このようにフォークリフト
車21が載置されたなら、トラック11を従来から知ら
れたようにして操縦し、フォークリフト車21を乗せた
まま一つの工場又は倉庫から他の工場又は倉庫まで移動
することができる。なお、フォークリフト車21を運搬
する場合には、図7で示すようにフォークリフト車21
を反転させ、車体22をやや垂直に立ち上げる姿勢をと
っているが、このフォークリフト車21では動力源とし
て密封式のバッテリーを内蔵しているため、このような
姿勢であっても液漏れや燃料の漏れの恐れが無い。
【0027】なお、前述したのとは逆に、トラック11
を操縦して公道を移動し、目的地に到着してからフォー
クリフト車21をトラック11の荷台15より積み降ろ
す場合には、図7、図6、図5の手順で行う。この積み
降ろしの作業は、1人の作業員がトラック11とフォー
クリフト車21を交互に操作することによって行うこと
ができ、補助員の助けを受ける必要が無い。前述とは逆
の手順で、荷台15よりフォークリフト車21を地面上
に積み降ろした後は、トラック11、フォークリフト車
21はそれぞれ従来の単独の機能でそれぞれ使用するこ
とができ、フォークリフト車21はトラック11に載置
してある積荷やパレットを短時間で積降ろしたり、積み
込んだりする作業に用いることができる。
を操縦して公道を移動し、目的地に到着してからフォー
クリフト車21をトラック11の荷台15より積み降ろ
す場合には、図7、図6、図5の手順で行う。この積み
降ろしの作業は、1人の作業員がトラック11とフォー
クリフト車21を交互に操作することによって行うこと
ができ、補助員の助けを受ける必要が無い。前述とは逆
の手順で、荷台15よりフォークリフト車21を地面上
に積み降ろした後は、トラック11、フォークリフト車
21はそれぞれ従来の単独の機能でそれぞれ使用するこ
とができ、フォークリフト車21はトラック11に載置
してある積荷やパレットを短時間で積降ろしたり、積み
込んだりする作業に用いることができる。
【0028】また、図8は本発明の他の実施例を示すも
のである。この他の実施例においては、図2で示した第
1の実施例と同一の部材には同一の符号を付け、その部
材の説明は省略している。
のである。この他の実施例においては、図2で示した第
1の実施例と同一の部材には同一の符号を付け、その部
材の説明は省略している。
【0029】この他の実施例では、規格の異なった各種
のフォークリフト車21であっても、載置機構16を調
整することにより両者の整合を行うことができるもので
ある。フォークリフト車21は、製造するメーカーによ
り、或いは持ち上げ能力によってその規格が相違してお
り、種類の異なるフォークリフト車21であってはフォ
ーク27、28の間隔が相違することが往々にしてあ
る。このように規格が相違して、一対のフォーク27、
28の間隔が相違しているとなれば、図2で示したフォ
ーク受筒35、36の間隔が固定してあれば、特定の機
種のフォークリフト車21であってはフォーク27、2
8とフォーク受筒35、36が結合できるが、他の機種
のフォークリフト車21では結合できない場合も生じて
くる。このような不都合を解消するため、この他の実施
例では、どのような機種のフォークリフト車21であっ
てもそのフォーク27、28の間隔に適合できるように
調整することを可能としたものである。
のフォークリフト車21であっても、載置機構16を調
整することにより両者の整合を行うことができるもので
ある。フォークリフト車21は、製造するメーカーによ
り、或いは持ち上げ能力によってその規格が相違してお
り、種類の異なるフォークリフト車21であってはフォ
ーク27、28の間隔が相違することが往々にしてあ
る。このように規格が相違して、一対のフォーク27、
28の間隔が相違しているとなれば、図2で示したフォ
ーク受筒35、36の間隔が固定してあれば、特定の機
種のフォークリフト車21であってはフォーク27、2
8とフォーク受筒35、36が結合できるが、他の機種
のフォークリフト車21では結合できない場合も生じて
くる。このような不都合を解消するため、この他の実施
例では、どのような機種のフォークリフト車21であっ
てもそのフォーク27、28の間隔に適合できるように
調整することを可能としたものである。
【0030】すなわち、この他の実施例においては、回
動軸受33、34はそれぞれ支軸32に挿通してあり、
かつ、各回動軸受33、34はそれぞれ支軸32の長さ
方向で自由に摺動できるように設定してある。そして、
回動軸受33には支軸32に固定するための止めネジ5
1がねじ込んであり、回動軸受34には支軸32に固定
するための止めネジ52がねじ込んである。また、作動
軸39の中央には伝達リング40が固着してあり、この
作動軸39の左右には軸支片37、38がそれぞれ移動
自在に挿入させてある。そして、この軸支片37には作
動軸39に固定するための止めネジ53がねじ込んであ
り、軸支片38には作動軸39に固定するための止めネ
ジ54がねじ込んである。
動軸受33、34はそれぞれ支軸32に挿通してあり、
かつ、各回動軸受33、34はそれぞれ支軸32の長さ
方向で自由に摺動できるように設定してある。そして、
回動軸受33には支軸32に固定するための止めネジ5
1がねじ込んであり、回動軸受34には支軸32に固定
するための止めネジ52がねじ込んである。また、作動
軸39の中央には伝達リング40が固着してあり、この
作動軸39の左右には軸支片37、38がそれぞれ移動
自在に挿入させてある。そして、この軸支片37には作
動軸39に固定するための止めネジ53がねじ込んであ
り、軸支片38には作動軸39に固定するための止めネ
ジ54がねじ込んである。
【0031】このような構成により、フォーク受筒35
と36の間隔を変更しようとする場合には、各止めネジ
51、52、53、54をそれぞれ緩め、回動軸受3
3、軸支片37をそれぞれ支軸32、作動軸39の長さ
方向に移動させ、フォーク受筒35を左右方向に移動す
ることができ、回動軸受34、軸支片38をそれぞれ支
軸32、作動軸39の長さ方向に移動させ、フォーク受
筒36を左右方向に移動することができる。両フォーク
受筒35、36を移動させて、両者の間隔がフォーク2
7、28の間隔と一致したならば、各止めネジ51、5
2、53、54をねじ込み、回動軸受33、34を支軸
32に、軸支片37、38を作動軸39に固定すること
ができる。
と36の間隔を変更しようとする場合には、各止めネジ
51、52、53、54をそれぞれ緩め、回動軸受3
3、軸支片37をそれぞれ支軸32、作動軸39の長さ
方向に移動させ、フォーク受筒35を左右方向に移動す
ることができ、回動軸受34、軸支片38をそれぞれ支
軸32、作動軸39の長さ方向に移動させ、フォーク受
筒36を左右方向に移動することができる。両フォーク
受筒35、36を移動させて、両者の間隔がフォーク2
7、28の間隔と一致したならば、各止めネジ51、5
2、53、54をねじ込み、回動軸受33、34を支軸
32に、軸支片37、38を作動軸39に固定すること
ができる。
【0032】このようにして、フォーク受筒35、36
をそれぞれ図8中においてK、Hの方向に自由に移動さ
せ、しかも移動させた位置に固定することができるの
で、両フォーク受筒35、36の間隔の変更が可能とな
る。このフォーク受筒35、36の間隔が設定変更でき
ることにより、各メーカーの製造規格、或いは機種によ
ってフォークリフト車21のフォーク27、28の間隔
が相違していても、それぞれのフォークリフト車21の
フォーク27、28の間隔に適合できるようにフォーク
受筒35、36の間隔を変更することが容易となる。
をそれぞれ図8中においてK、Hの方向に自由に移動さ
せ、しかも移動させた位置に固定することができるの
で、両フォーク受筒35、36の間隔の変更が可能とな
る。このフォーク受筒35、36の間隔が設定変更でき
ることにより、各メーカーの製造規格、或いは機種によ
ってフォークリフト車21のフォーク27、28の間隔
が相違していても、それぞれのフォークリフト車21の
フォーク27、28の間隔に適合できるようにフォーク
受筒35、36の間隔を変更することが容易となる。
【0033】
【発明の効果】本発明は上述のように構成したので、フ
ォークリフト車をトラックの荷台に載置する場合、クレ
ーン等の他の作業機材を必要とせず、作業員一人によっ
てトラックの荷台上にフォークリフト車を載置すること
ができる。この積み上げの作業では、作業員一人で行う
ことができ、その作業が極めて容易であり、迅速に行う
ことができる。
ォークリフト車をトラックの荷台に載置する場合、クレ
ーン等の他の作業機材を必要とせず、作業員一人によっ
てトラックの荷台上にフォークリフト車を載置すること
ができる。この積み上げの作業では、作業員一人で行う
ことができ、その作業が極めて容易であり、迅速に行う
ことができる。
【0034】そして、公道上や長距離をトラックによっ
て高速で移動し、フォークリフト車を目的地まで迅速に
運搬することができ、公道を走行できず、その最高速度
が遅いフォークリフト車の欠点を補うことができる。ま
た、目的地では荷台からフォークリフト車を積み降ろし
て単独で荷役に使用することがでる。このため、トラッ
クで積荷を運搬した目的地でその積荷を積み降ろす荷役
作業が発生するような条件であって、トラックの荷台に
積荷と共にフォークリフト車を積み上げて移動し、目的
地において運搬したフォークリフト車によってその積荷
の荷役作業を行うことができる。このような荷役作業の
合理化では、作業員を少なくすることができ、重量物の
荷役作業が短時間で終了することができる。さらに、作
業員、運転手にとって肉体的な大きな負担である荷役作
業が軽減され、疲労を少なくさせることができる。
て高速で移動し、フォークリフト車を目的地まで迅速に
運搬することができ、公道を走行できず、その最高速度
が遅いフォークリフト車の欠点を補うことができる。ま
た、目的地では荷台からフォークリフト車を積み降ろし
て単独で荷役に使用することがでる。このため、トラッ
クで積荷を運搬した目的地でその積荷を積み降ろす荷役
作業が発生するような条件であって、トラックの荷台に
積荷と共にフォークリフト車を積み上げて移動し、目的
地において運搬したフォークリフト車によってその積荷
の荷役作業を行うことができる。このような荷役作業の
合理化では、作業員を少なくすることができ、重量物の
荷役作業が短時間で終了することができる。さらに、作
業員、運転手にとって肉体的な大きな負担である荷役作
業が軽減され、疲労を少なくさせることができる。
【図1】本発明の一実施例であるフォークリフト車の載
置機構に使用するフォークリフト車とトラックの外観を
示す全体図である。
置機構に使用するフォークリフト車とトラックの外観を
示す全体図である。
【図2】本発明の一実施例であるフォークリフト車の載
置機構を示すために、載置機構を車体フレームより取り
外した状態を示す斜視図である。
置機構を示すために、載置機構を車体フレームより取り
外した状態を示す斜視図である。
【図3】本発明の一実施例であるフォークリフト車の載
置機構を示すため、載置機構を構成する各部材を分離し
た状態の分解斜視図である。
置機構を示すため、載置機構を構成する各部材を分離し
た状態の分解斜視図である。
【図4】本発明の一実施例であるフォークリフト車の載
置機構をトラックの車体フレームの下面に取り付けた状
態を示す側面図である。
置機構をトラックの車体フレームの下面に取り付けた状
態を示す側面図である。
【図5】本発明の一実施例であるフォークリフト車の載
置機構の動作を示す説明図である。
置機構の動作を示す説明図である。
【図6】本発明の一実施例であるフォークリフト車の載
置機構の動作を示す説明図である。
置機構の動作を示す説明図である。
【図7】本発明の一実施例であるフォークリフト車の載
置機構の動作を示す説明図である。
置機構の動作を示す説明図である。
【図8】本発明のフォークリフト車の載置機構の他の実
施例を示すため、車体フレームから載置機構を取り外し
た状態を示す斜視図である。 11 トラック 15 荷台 16 載置機構 18 車体フレーム 21 フォークリフト車 27 フォーク 28 フォーク 30 軸支片 31 軸支片 32 支軸 33 回動軸受 34 回動軸受 35 フォーク受筒 36 フォーク受筒 37 軸支片 38 軸支片 39 作動軸 40 伝達リング 41 軸支片 42 軸支片 43 支軸 44 油圧シリンダー 45 シリンダーロッド
施例を示すため、車体フレームから載置機構を取り外し
た状態を示す斜視図である。 11 トラック 15 荷台 16 載置機構 18 車体フレーム 21 フォークリフト車 27 フォーク 28 フォーク 30 軸支片 31 軸支片 32 支軸 33 回動軸受 34 回動軸受 35 フォーク受筒 36 フォーク受筒 37 軸支片 38 軸支片 39 作動軸 40 伝達リング 41 軸支片 42 軸支片 43 支軸 44 油圧シリンダー 45 シリンダーロッド
Claims (6)
- 【請求項1】 移動できる車両に設けられ、フォークリ
フト車のフォークを結合してこのフォークリフト車を保
持し、フォークごとフォークリフト車を反転させること
で車両の荷台に載置することができることを特徴とする
フォークリフト車の載置機構。 - 【請求項2】 移動できる車両と、この車両の後部にや
や水平からやや垂直の範囲で回動自在となるように軸支
され、フォークリフト車のフォークを着脱自在に保持す
る保持手段と、車両とこの保持手段の間に介在され、保
持手段を回動させることができる回動手段とから構成さ
れたことを特徴とするフォークリフト車の載置機構。 - 【請求項3】 前記保持手段は、フォークを挿通できる
開口を形成した断面ロ字形をした細長の形状をした一対
のフォーク受筒から成ることを特徴とする請求項2記載
のフォークリフト車の載置機構。 - 【請求項4】 前記回動手段は、車両と保持手段の間に
介在され、伸縮することで保持手段を回動させる油圧シ
リンダーから成ることを特徴とする請求項2記載のフォ
ークリフト車の載置機構。 - 【請求項5】 移動できる車両と、この車両の後部にお
いて間隔を置いて配置されたフォークを挿通できる開口
を形成した断面ロ字形をした細長の形状をした一対のフ
ォーク受筒と、車両の後部に設けられ、両フォーク受筒
をやや水平からやや垂直の範囲で回動自在となるように
軸支する軸受と、車両にその基部を回動自在に連結され
た油圧シリンダーと、この油圧シリンダーから出没し、
その先端を両フォーク受筒に連結したシリンダーロッド
とから構成されたことを特徴とするフォークリフト車の
載置機構。 - 【請求項6】 前記両フォーク受筒は、その左右方向に
移動し、かつ、位置を固定することができ、両フォーク
受筒の間隔を調整することができることを特徴とする請
求項3又は5記載のフォークリフト車の載置機構。
Priority Applications (5)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP34495593A JPH07172229A (ja) | 1993-12-20 | 1993-12-20 | フォークリフト車の載置機構 |
CA002137479A CA2137479A1 (en) | 1993-12-20 | 1994-12-07 | Fork lift truck loading mechanism |
US08/353,434 US5549437A (en) | 1993-12-20 | 1994-12-09 | Fork lift truck loading mechanism |
EP94309201A EP0659679A1 (en) | 1993-12-20 | 1994-12-09 | Fork lift truck loading mechanism |
KR1019940035308A KR950017720A (ko) | 1993-12-20 | 1994-12-20 | 포크리프트차의 적재 기구 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP34495593A JPH07172229A (ja) | 1993-12-20 | 1993-12-20 | フォークリフト車の載置機構 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH07172229A true JPH07172229A (ja) | 1995-07-11 |
Family
ID=18373289
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP34495593A Pending JPH07172229A (ja) | 1993-12-20 | 1993-12-20 | フォークリフト車の載置機構 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH07172229A (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
KR101329294B1 (ko) * | 2011-12-26 | 2013-11-13 | 윤길수 | 포크를 구비하는 굴삭기 |
Citations (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS524677B2 (ja) * | 1973-05-10 | 1977-02-05 | ||
JPS5825744B2 (ja) * | 1981-04-20 | 1983-05-30 | エンソ−ン・インコ−ポレイテッド | 合金除去のための溶液及び方法 |
-
1993
- 1993-12-20 JP JP34495593A patent/JPH07172229A/ja active Pending
Patent Citations (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS524677B2 (ja) * | 1973-05-10 | 1977-02-05 | ||
JPS5825744B2 (ja) * | 1981-04-20 | 1983-05-30 | エンソ−ン・インコ−ポレイテッド | 合金除去のための溶液及び方法 |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
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KR101329294B1 (ko) * | 2011-12-26 | 2013-11-13 | 윤길수 | 포크를 구비하는 굴삭기 |
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