JPH0717219Y2 - 二重床におけるケーブル接続具の保護装置 - Google Patents

二重床におけるケーブル接続具の保護装置

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JPH0717219Y2
JPH0717219Y2 JP94592U JP94592U JPH0717219Y2 JP H0717219 Y2 JPH0717219 Y2 JP H0717219Y2 JP 94592 U JP94592 U JP 94592U JP 94592 U JP94592 U JP 94592U JP H0717219 Y2 JPH0717219 Y2 JP H0717219Y2
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JP
Japan
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cable
floor
outlet
connector
cable connector
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Application number
JP94592U
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English (en)
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JPH0570129U (ja
Inventor
則義 四戸
進一 結城
Original Assignee
株式会社酒井機材製作所
都築通信技術株式会社
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Publication date
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Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本考案は、オフィスや電算機室な
どの基礎床面上に浮床を構設する二重床構造において、
その浮床下方に配備するコネクター,プラグ,コンセン
ト等のケーブル接続具を保護するのための保護装置に関
する。
【0002】
【従来の技術】従来から、四隅に支持脚を取付けた床パ
ネルを基礎床面に多数敷設して浮床を構設する二重床構
造が知られている。この種二重床構造は、電源用,信号
用,通信用等の各種ケーブル、及び前記ケーブルを接続
するためのコネクター,プラグ,コンセント等のケーブ
ル接続具を、基礎床面と浮床の間に形成される空間部に
配設して、それらケーブル,接続具類が歩行床面上に露
出することによる室内の美観低下,ケーブル切断の危険
性等を防ぐものである。
【0003】またこのような二重床構造においては図6
に示すように、床パネルCの適宜箇所にケーブル取出口
C1を開設して、基礎床面に配線したケーブルを浮床上に
取出すようになっている。またこの取出口C1を使用しな
い場合(ケーブルを取出さない場合)のために、上端内
周に係止段部100 ’を設けた筒状部材100 を取出口C1内
に装着し、その係止段部100 ’内に蓋部材101 を装填し
て、前記取出口C1を開閉自在に塞ぐようになっている。
【0004】
【考案が解決しようとする課題】しかし乍ら従来の二重
床構造においては、ケーブルを接続するためのコネクタ
ー,プラグ,コンセント等の接続具類を保護するような
手段を備えていないので、基礎床面に設置されるこれら
接続具類、特にケーブル接続口が露呈する未使用の接続
具が結露水・ほこりなどの影響を受けやすく、その保守
向上の点に改良の余地を残していた。
【0005】本考案はこのような従来事情に鑑みてなさ
れたものであり、その目的とするところは、基礎床面上
に配備されていたケーブル接続具、特にケーブル接続口
が露呈する未使用の接続具を、既設のケーブル取出口を
有効に利用して保護できるようにすることにある。
【0006】
【課題を解決するための手段】前述の目的を達成するた
めに本考案ケーブル接続具の保護装置は、請求項1によ
れば、床パネルに開穿したケーブル取出口上端に係止さ
れる蓋状引掛部と、該引掛部の下面に垂設した筒状収納
部とからなり、前記収容部周壁にすり割り及びケーブル
挿通孔を設けると共に、該収容部底面にはケーブル接続
具載置用の底壁と、ケーブル接続具出入れ用の開孔を設
けてなることを特徴とする。
【0007】また請求項2によれば、前記請求項1に係
る保護装置において、収容部外周に周方向の外向き突条
を設けたことを特徴とする
【0008】
【作用】以上の構成によれば、筒状収容部の周壁に設け
たすり割りにより、同収容部底面の開孔が拡開自在とな
り、同開孔を拡開操作するをもって、コネクター,プラ
グ,コンセント等の接続具類を収容部内に収容し、また
は収容部内の接続具類を取出すことが可能になる。また
床パネルのケーブル取出口に筒状収容部を挿入すれば、
蓋状引掛部がケーブル取出口上端に係止され、前記開孔
が基礎床面と浮床の間に形成される空間部に臨む状態
で、筒状収容部がケーブル取出口内に装着されるので、
収容部内のケーブル接続具に結線するケーブルはその開
孔を通って空間部内に配線される。よって、筒状収容部
内に収容した状態でのケーブル接続具の配備が可能にな
る。
【0009】また、収容部周壁に設けたケーブル挿通孔
を介して各種ケーブルの端部を収容部内に挿入すれば、
同収容部内でのケーブルの接続も可能である。また、収
容部外周に突条を設けた場合は、その突条がケーブル取
出口内周に当接するをもって収容部を内方へ押し、ケー
ブル接続具出入れ用開孔の不用意な拡開を防いで、収容
部内の接続具が脱落する虞れを防ぐ。
【0010】
【実施例】以下、本考案に係る二重床におけるケーブル
接続具の保護装置の実施例を図面を参照して説明する。
まず、請求項1記載の保護装置を図1〜4に基づいて説
明する。図中Fはコンクリート建築物などにおける基礎
床面を表し、この基礎床面F上には支持脚Bによって支
持される床パネルCを多数敷設してなる浮床Uが構設さ
れ、基礎床面Fと浮床Uの間に形成される空間部Sに
は、電源用,信号用,通信用等の各種ケーブルD、及び
これらケーブルDを接続するためのコネクター,プラ
グ,コンセント等のケーブル接続具Eが配備される。上
記床パネルCには本考案の保護装置Aが装着される。
【0011】床パネルCはモルタル等の無機質材料やそ
の他の所望な材料により一体成形された板状物で、四隅
部分を支持脚Bに載承して基礎床面F上に支持される。
またその適宜箇所(本実施例では中央部)には、基礎床
面Fに配線されるケーブルDを浮床U上に取出すための
ケーブル取出口C1を予め開穿しており、その取出口C1に
保護装置Aが装着される。ケーブル取出口C1は図示の如
く、その内周上端側に係止段部C1’を備えている。
【0012】保護装置Aは、所望の合成樹脂材或いはゴ
ム材などにより、ケーブル取出口C1上端に係止される蓋
状引掛部1と、この引掛部1下面に垂設した筒状収容部
2とを一体に形成してなり、筒状収容部2をケーブル取
出口C1に挿入すると蓋状引掛部1が係止段部C1’で係止
されて、筒状収容部2底面を上記空間部に臨ませる形で
ケーブル取出口C1に装着される。
【0013】蓋状引掛部1は、ケーブル取出口C1の係止
段部C1’より上位の部分、即ちケーブル取出口C1上端に
嵌入可能で、且つ同部分に埋込み状に収容される厚みに
形成されていて、ケーブル取出口C1上面を床パネルC上
面と面一状に塞ぐようになっている。またその上面には
適宜深さの凹穴11が形成され、その凹穴11内には蓋板3
が着脱自在に装着される。
【0014】筒状収容部2は、ケーブル取出口C1の係止
段部C1’より下位の部分に挿脱自在に挿入可能な筒状体
に形成され、その底面にはケーブル接続具載置用の底壁
21と、ケーブル接続具出入れ用の開孔22を設け、且つ周
壁部の相対向する二箇所にすり割り23を設けて前記開孔
22を拡開可能とすると共に、そのすり割り23に連続して
ケーブル挿通孔24を設ける。
【0015】以上の構成からなる本実施例の保護装置A
の使用方法を図1,4を参照して説明すれば、まずケー
ブル取出口C1の上方に本装置Aを位置させ、その収容部
2底面の開孔22にピンセット様の工具を差し込んで同開
孔22を拡開させる。その状態で、ケーブル取出口C1を介
して基礎床面Fから取出したケーブル接続具Eを開孔22
に挿入して収容部2内に収容する。そうして、同収容部
2をケーブル取出口C1に挿入すれば、蓋状引掛部1が係
止段部C1’に係止されるをもって筒状収容部2がケーブ
ル取出口C1内に装着され、収容部2内のケーブル接続具
Eに結線するケーブルE’は開孔22を挿通して空間部S
に臨む。
【0016】また、収容部2内の接続具Eを使用する場
合は、取出口C1から外した保護装置Aの開孔22を前記と
同様に拡開してケーブル接続具Eを抜取り、不図示のケ
ーブルを接続した後、再度開孔22を拡開して同接続具E
を収容部2内に収容・保護する。この時、接続したケー
ブルはケーブル挿通孔24を介して空間部Sに臨む。
【0017】次に、請求項2に記載される保護装置の一
実施例を図5を参照して説明する。この実施例の保護装
置A’は、上記実施例における保護装置Aの筒状収容部
2外周に、同収容部2の周方向に伸びる外向突条4を一
体成形したもので、それ以外の構成部分は前述と同様で
あり、図中には前記と同一の符号を付すが、その説明は
省略する。
【0018】この実施例の保護装置A’によれば、外向
突条4がケーブル取出口C1内周に当接するをもって収容
部2を内方へ押し、ケーブル接続具出入れ用開孔22の不
用意な拡開を防いで、収容部2内のケーブル接続具Eが
脱落する虞れを防ぐことができる。
【0019】
【考案の効果】本考案に係る二重床におけるケーブル接
続具の保護装置は以上説明したように構成したので、従
来、基礎床面に放置状に配備されていたコネクター,プ
ラグ,コンセント等の接続具類を、床パネルのケーブル
取出口内にて収容・保護し、特にケーブル接続口が露呈
する未使用の接続具が結露水・ほこりなどの影響で機能
しなくなるような虞れを防止し得る。
【0020】また、収容部に設けたケーブル挿通孔を利
用して収容部内でのケーブルの接続も可能であり、ケー
ブル接続部分の保護にも有用である。さらに、既設のケ
ーブル取出口を有効に利用して前述の効果を得られるの
で、基礎床面載置型のケーブル保護カバーを別途用いる
ような場合に比べ、収容部への接続具の出入れ作業が簡
単に行える。
【0021】また、収容部外周に突条を設ければ、ケー
ブル接続具出入れ用開孔の不用意な拡開を防いで、収容
部内の接続具が脱落する虞れを防止できるなど、多くの
効果を有する。
【図面の簡単な説明】
【図1】請求項1に係る保護装置の一実施例を示す縦断
正面図で、使用状態を表す。
【図2】図1に係る保護装置単体の正面図で、一部切欠
して表す。
【図3】図2の底面図。
【図4】図1に係る保護装置の使用状態を表す斜視図。
【図5】請求項2に係る保護装置の一実施例を示す縦断
正面図。
【図6】従来例を表す一部切欠正面図。
【符号の説明】
A:保護装置 1:蓋状引掛部 2:筒状
収容部 21:ケーブル接続具載置用の底壁 22:ケーブル接
続具出入れ用の開孔 23:すり割り 24:ケーブル挿通孔 C:床パネル C1:ケーブル取出口

Claims (2)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 床パネルに開穿したケーブル取出口上端
    に係止される蓋状引掛部と、該引掛部の下面に垂設した
    筒状収容部とからなり、前記収容部周壁にすり割り及び
    ケーブル挿通孔を設けると共に、該収容部底面にはケー
    ブル接続具載置用の底壁と、ケーブル接続具出入れ用の
    開孔を設けてなる二重床におけるケーブル接続具の保護
    装置。
  2. 【請求項2】 上記収容部外周に周方向の外向き突条を
    設けたことを特徴とする請求項1記載の二重床における
    ケーブル接続具の保護装置。
JP94592U 1992-01-14 1992-01-14 二重床におけるケーブル接続具の保護装置 Expired - Lifetime JPH0717219Y2 (ja)

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Publication Number Publication Date
JPH0570129U JPH0570129U (ja) 1993-09-21
JPH0717219Y2 true JPH0717219Y2 (ja) 1995-04-19

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