JPH07171956A - インク噴射記録ヘッド - Google Patents
インク噴射記録ヘッドInfo
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- JPH07171956A JPH07171956A JP31827293A JP31827293A JPH07171956A JP H07171956 A JPH07171956 A JP H07171956A JP 31827293 A JP31827293 A JP 31827293A JP 31827293 A JP31827293 A JP 31827293A JP H07171956 A JPH07171956 A JP H07171956A
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- head
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- jet recording
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Abstract
に向けて飛翔させる形式の記録装置に関するもので、イ
ンク吐出用ノズルが直線状に高密度に並ぶ長尺ラインヘ
ッドの加工・組立が容易な方法を提供することを目的と
する。 【構成】 直線状に並ぶ吐出オリフィス列からなる2組
のサーマルインクジェットプリントヘッドを直線状に接
続して1組のヘッドとしたインク噴射記録ヘッドにおい
て、その接続部での印字ドット密度が他の部分と変わら
ないようインク吐出方向が中央部寄りとなるようにイン
ク吐出用ノズルの方向を傾斜させた構成とする。
Description
インク液滴を記録媒体に向けて飛翔させる形式の記録装
置に関するものである。
に気化させ、その膨張力によってインク液滴をオリフィ
スから吐出させる方式のインクジェット記録装置は特開
昭48−9622号公報、特開昭54−51837号公
報等によって開示されている。
抗体にパルス通電することであるが、このパルス通電す
るための駆動用LSIと保護層の不要な薄膜発熱抵抗体
を同一シリコン基板上に形成して、従来にない小形、高
熱効率のインクジェットプリントヘッド(以下ヘッドと
いう)を実現できることは、本出願人が特願平4−34
7150号、特願平5−68257号で記載している通
りである。そしてこの技術を適用すると、特願平5−9
0123号記載のように、インク吐出用ノズルを2次元
的に大規模且つ高密度に集積して形成することが可能と
なり、このヘッドを用いれば、例えば30〜60ppm
(ページ/分)のA4フルカラープリンタさえ実現する
ことができた。
リンタが実現できた理由は勿論ラインヘッドが製造可能
となったことによる。しかし、このラインヘッドはSi
ウエハを利用したモノリシックLSI基板から製造する
ため、ラインヘッドの中央部において前記ヘッドを接続
したものとなっている。このため、接続された中央部に
おいても印字すべきドット密度は他の部分と違えないよ
うにする必要があり、ドット密度が高くなればなる程こ
の接続が技術的に困難となってくる。
もこの接続・組立が容易な方法を提供し、ラインヘッド
のような長尺ヘッドを容易に実現できるようにすること
である。
と、該発熱抵抗体を駆動させる駆動手段と、直線状に並
んだインク吐出用ノズル列とを有するサーマルインクジ
ェットプリントヘッドの2組を、前記サーマルインクジ
ェットプリントヘッドの端部にある接続部で直線状に接
続して1つのラインヘッドとしたインク噴射記録ヘッド
において、前記接続部での印字ドット密度が他の部分と
変わらないようにするため、インク吐出方向が前記接続
部寄りとなるようインク吐出用ノズルの方向を傾斜させ
ることによって達成される。
してその右半分のノズルは少し左寄りに、左半分のノズ
ルは同じ角度だけ右寄りにインク液滴を吐出するため、
吐出面(ヘッド面)から例えば1mm離れた位置を走行
する記録紙上では、ヘッドの接続部でのオリフィス間距
離が他のオリフィス間距離より大きくても、記録紙上の
印字ドット密度を均一化させることが可能となる。この
ことは、左右のヘッドの接続部付近の構成とか端面形
成、並びに組立てを容易にさせる大きな利点を有するこ
とになる。
る。駆動用LSIデバイス5が形成されているSi基板
1上に保護層の不要な発熱抵抗体2が一体的に形成さ
れ、この基板上に共通インク通路11、個別インク通路
10、インク吐出用ノズル8、オリフィス19が形成さ
れている。前記Si基板1には共通インク通路13が設
けられており、該通路13とフレーム16内のインク通
路15とはシリコン基板内連結穴14によって継がって
おり、外部よりインクが供給される。インク吐出用ノズ
ル8と発熱抵抗体2、及びこれにつながる個別インク通
路10は図1の紙面に垂直方向に例えば360dpi
(ドット/インチ)の密度で並んでおり、A4サイズの
ラインヘッドの場合、1512ケのノズルを持つ1/2
サイズのヘッドを2本、接続部で接続・組立てすること
によって3024ドットのA4フルサイズのラインヘッ
ドとすることができることは、本出願人が特願平4−3
47150号、特願平5−68257号、特願平5−9
0123号に記載した通りである。本発明は、この接続
部で接続・組立てする容易な方法を提供するのが目的で
あり、その具体例を図2に示す。
A´断面図であり、特にその中央での接続部付近を示す
ものである。同一フレーム16上に、例えば1512ケ
のインク吐出用ノズル8を持つ1/2サイズのラインヘ
ッドが2本、突き合わされて直線状になるよう接続実装
され、3024ケのインク吐出用ノズルを持つA4サイ
ズのラインヘッドとなっている。本実施例の場合、図2
に示されているように、右側のインク吐出用ノズル8は
左側に例えば3°傾斜し、左側のインク吐出用ノズル8
は右側に3°傾斜している(θ=3°)。
定角度だけ傾斜するようにオリフィスプレート9を製造
するのは、次のようにすれば比較的容易である。第1の
方法は、Ni板上に被覆した厚いフィルムレジスト(5
0μm)を斜め(θ=3°)露光して3°傾斜したノズ
ル柱を作り、これに40〜45μmの厚さとなるように
Niメッキしてオリフィスプレート9を作る方法であ
る。第2の方法は感光性ガラス、例えば(株)HOYA
製ガラスセラミックスPEG3などを斜め露光してオリ
フィスプレート9にするもので、この場合の厚さも40
〜100μmが可能である。
ウエハと同サイズのオリフィスプレート9を隔壁12が
形成されているSiウエハ1に位置合わせして接着し、
1/2サイズのラインヘッドに切り出してフレーム16
上に接続、実装したのが図2である。図のようにオリフ
ィスプレート9内のインク吐出用ノズルが3°傾斜して
いると、該オリフィスプレート9から吐出されるインク
液滴の飛跡もほぼ3°傾斜する。本実施例の場合はドッ
ト密度を360dpiとしているので、個別インク通路
10の幅は50μm、隔壁12の厚さは20μmであ
る。従って、オリフィスプレート9から1mm離れた位
置を走行する記録紙18上では約52μmだけずれた位
置に印字されるので、ヘッド端面での切断位置は本来の
切断位置より52μmだけ離れた位置で良いことにな
る。すなわち、接続部での個別インク通路10を形成す
る隔壁12の厚さは本来20μm/2=10μmまで薄
くしなければならなかったが、本発明により10μm+
52μm=62μmまで大幅な余裕を持たせることが可
能となる。このことはヘッド端面の切断を容易にするば
かりでなく、気泡発生時の圧力変動に対する信頼性を確
保し、接続、実装も容易となる。現実的には前記62μ
mの隔壁厚さを50〜55μmとし、接着剤の侵入によ
る拡幅の影響を解消させる方が良いことが分っている。
また、この傾斜角度θについてもオリフィスプレート9
と記録紙18との距離にも依存し、また接続部での隔壁
厚さの最小値は20μmまで許されるので、θ=0.5
〜10°の範囲、好ましくはθ=3〜6°で選ぶことが
可能である。但しこの傾斜角をあまり大きくするのはオ
リフィスプレート9の製造を難しくするのであまり好ま
しいとは言えない。
である単色ヘッドの場合を示しているが、複数のノズル
列からなる一体構造のカラーヘッド(特願平5−901
23号)の場合にも全く同一の技術が適用できることは
更めて説明するまでもないであろう。
出方向と発熱抵抗体2がほぼ垂直の場合であるが、これ
が平行であるヘッドの場合にも同様の技術が適用でき
る。この場合は、個別インク通路の方向がオリフィス面
と直角になっている従来形式に比べ、0.5〜10°の
適当な角度だけ個別インク通路を傾斜させ、これが対向
するように2本の1/2サイズのヘッドを組立実装すれ
ば良い。この形式のヘッドは複数のノズル列を一体型に
することは出来ないが、このようにして組み立てられた
単色のラインヘッドを複数本組み合わせてカラーヘッド
にすることは可能である。
リフィス列を持つヘッドを2本、直線状に組立実装して
1本の長尺ラインヘッドにする場合でも、その接続部で
の印字ドット密度が他の部分と変わらず、しかもヘッド
の切断、組立、実装が非常に容易に行なうことができ
る。
トヘッドの一実施例を示す側面断面図である。
別電極、5は駆動用LSIデバイス、6及び7は駆動用
配線電極、8はインク吐出用ノズル、9はオリフィスプ
レート、10は個別インク通路、11は共通インク通
路、12は隔壁、13はSi基板内共通インク通路、1
4は連結穴、15はフレーム内インク通路、16はフレ
ーム、17は吐出インク飛跡、18は記録紙、19はオ
リフィスである。
Claims (2)
- 【請求項1】 発熱抵抗体と、該発熱抵抗体を駆動させ
る駆動手段と、直線状に並んだインク吐出用ノズル列と
を有するサーマルインクジェットプリントヘッドの2組
を、前記サーマルインクジェットプリントヘッドの端部
にある接続部で直線状に接続して1つのラインヘッドと
したインク噴射記録ヘッドにおいて、インク吐出方向が
前記接続部寄りとなるようインク吐出用ノズルの方向を
傾斜させたことを特徴とするインク噴射記録ヘッド。 - 【請求項2】前記インク吐出用ノズルの傾斜はθ=0.
5〜10°、好ましくはθ=3〜6°であることを特徴
とする請求項1記載のインク噴射記録ヘッド。
Priority Applications (3)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP31827293A JP3335736B2 (ja) | 1993-12-17 | 1993-12-17 | インク噴射記録ヘッド |
US08/228,897 US5666140A (en) | 1993-04-16 | 1994-04-18 | Ink jet print head |
US08/439,936 US5896154A (en) | 1993-04-16 | 1995-05-12 | Ink jet printer |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP31827293A JP3335736B2 (ja) | 1993-12-17 | 1993-12-17 | インク噴射記録ヘッド |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH07171956A true JPH07171956A (ja) | 1995-07-11 |
JP3335736B2 JP3335736B2 (ja) | 2002-10-21 |
Family
ID=18097356
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP31827293A Expired - Fee Related JP3335736B2 (ja) | 1993-04-16 | 1993-12-17 | インク噴射記録ヘッド |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP3335736B2 (ja) |
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US6955417B2 (en) | 2002-03-28 | 2005-10-18 | Fuji Photo Film Co., Ltd. | Inkjet recording head and inkjet printer |
JP2013226688A (ja) * | 2012-04-25 | 2013-11-07 | Canon Inc | 液体吐出ヘッドの製造方法及び露光方法 |
-
1993
- 1993-12-17 JP JP31827293A patent/JP3335736B2/ja not_active Expired - Fee Related
Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US6955417B2 (en) | 2002-03-28 | 2005-10-18 | Fuji Photo Film Co., Ltd. | Inkjet recording head and inkjet printer |
JP2013226688A (ja) * | 2012-04-25 | 2013-11-07 | Canon Inc | 液体吐出ヘッドの製造方法及び露光方法 |
US8877433B2 (en) | 2012-04-25 | 2014-11-04 | Canon Kabushiki Kaisha | Method of manufacturing liquid injection head and exposure method |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JP3335736B2 (ja) | 2002-10-21 |
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