JPH07171301A

JPH07171301A - 蒸留再生装置およびこの蒸留再生装置を用いた蒸気洗浄装置

Info

Publication number: JPH07171301A
Application number: JP30834193A
Authority: JP
Inventors: Masahide Uchino; 正英内野
Original assignee: Japan Field Co Ltd
Current assignee: Japan Field Co Ltd
Priority date: 1993-12-08
Filing date: 1993-12-08
Publication date: 1995-07-11

Abstract

(57)【要約】【目的】小型の装置で高精度の蒸留を可能とする。ま
た、蒸気洗浄も行うことができ、蒸気発生槽の異常過熱
により爆発の危険が生じたときも、その蒸気を凝縮室に
流入して凝縮し圧力上昇を防止できる。【構成】溶剤を加熱し蒸気を発生させる蒸気発生槽を
還流筒に接続する。この還流筒を凝縮槽の内部に挿入す
る。この凝縮槽と蒸気発生槽との間に、導入開閉弁を介
して蒸気洗浄槽を接続する。

Description

【発明の詳細な説明】

【０００１】

【産業上の利用分野】本発明は、機械部品、電子部品、
プリント基板等の、被洗浄物の洗浄に用いた汚れた溶剤
または清浄な溶剤を蒸留再生する蒸留再生装置およびこ
の蒸留再生装置から発生する蒸気を用いて蒸気洗浄を行
う、蒸留再生装置を用いた蒸気洗浄装置に係るものであ
る。

【０００２】

【従来の技術】従来、被洗浄物の洗浄に用いた溶剤を蒸
留再生する蒸留再生装置は、溶剤を加熱し、蒸発した蒸
気を冷却部等に接触させて凝縮する方法が用いられてい
る。しかし、この方法では、蒸留再生の精度を上げよう
とする場合は不充分なものであった。

【０００３】また、従来、被洗浄物の蒸気洗浄を行う蒸
気洗浄槽には、蒸気発生機構を接続しているが、この蒸
気発生機構により、洗浄蒸気の発生のみならず、高精度
の蒸留再生のための、蒸気の発生を行わせることができ
るものは存在しなかった。

【０００４】

【発明が解決しようとする課題】本発明は上述のごとき
課題を解決しようとするものであって、蒸留再生の精度
を上げる事ができるとともに必要に応じて被洗浄物の蒸
気洗浄も行う事ができるものである。また、この目的を
達する装置を小型で簡略な機構により提供しようとする
ものである。

【０００５】

【課題を解決するための手段】本発明は上述のごとき課
題を解決するため、蒸留再生装置は、溶剤を加熱し蒸気
を発生させる蒸気発生槽と、この蒸気発生槽と接続し蒸
気を導入する還流筒と、この還流筒を内部に挿入すると
ともに冷却液を流通する冷却部を内面に設けた凝縮槽と
から成るものである。

【０００６】また、蒸留再生装置を用いた蒸気洗浄装置
は、溶剤を加熱し蒸気を発生させる蒸気発生槽と、この
蒸気発生槽と接続し蒸気を導入する還流筒と、この還流
筒を内部に挿入するとともに冷却液を流通する冷却部を
内面に設けた凝縮槽と、この凝縮槽と蒸気発生槽との間
に、導入開閉弁を有する蒸気導入管を介して接続した蒸
気洗浄層とから成るものである。

【０００７】また、凝縮槽には減圧機構を接続し、蒸気
発生槽とともに内部を減圧可能としたものであっても良
い。

【０００８】また、凝縮槽は、減圧機構を接続し、蒸気
発生槽と同時に内部を減圧可能とするとともに凝縮槽に
蒸気洗浄槽を接続し、蒸気洗浄槽内の減圧を可能とした
ものであっても良い。

【０００９】また、減圧機構は、凝縮槽で凝縮した凝縮
液の収納タンクに、両端を収納タンクに接続する循環配
管を設け、この循環配管の一部に循環ポンプを設けると
ともにこの循環配管に、凝縮槽内の凝縮液と直通する導
出管を交差方向に接続し、この接続部にエゼクターによ
る吸引作用を生じさせる事により凝縮槽内を減圧するも
のであっても良い。

【００１０】また、減圧機構は、凝縮槽で凝縮した凝縮
液の収納タンクに、両端を収納タンクに接続する循環配
管を設け、この循環配管の一部に循環ポンプを設けると
ともにこの循環配管に、凝縮槽内の凝縮液と直通する導
出管を交差方向に接続し、この接続部にエゼクターによ
る吸引作用を生じさせる事により凝縮槽内を減圧すると
ともに凝縮槽に蒸気洗浄槽を接続し、凝縮槽を介して蒸
気洗浄槽を減圧可能としたものであっても良い。

【００１１】また、減圧機構は、凝縮槽で凝縮した凝縮
液の収納タンクに真空ポンプを接続するとともに収納タ
ンクに凝縮槽を接続したものであっても良い。

【００１２】また、減圧機構は、凝縮槽で凝縮した凝縮
液の収納タンクに真空ポンプを接続するとともに収納タ
ンクに凝縮槽を接続し、この凝縮槽に蒸気洗浄槽を接続
する事により蒸気洗浄槽を減圧可能としたものであって
も良い。

【００１３】また、還流筒の上端は、上端開口を一定の
蒸気圧により開口する蓋体により被覆したものであって
も良い。

【００１４】また、還流筒の上端は、上端開口を蓋体に
より被覆せず、内部に気液接触用の充填物を充填したも
のであっても良い。

【００１５】

【作用】本発明は上述のごとく構成したものであるか
ら、蒸留再生装置として使用するには、蒸気洗浄槽に接
続する凝縮槽と蒸気発生槽との配管のバルブを閉止し、
蒸気発生槽に溶剤を充填する。そして、この溶剤を加熱
して蒸気を発生させる。この蒸気は、凝縮槽の還流筒に
流入する。還流筒は冷却部により冷却した凝縮槽の中に
位置して冷却されているから、内部に流入した蒸気を凝
縮し加熱槽に還流し、この還流操作により高精度の蒸留
を可能とする。

【００１６】また、還流筒内で凝縮しきれなかった蒸気
は、上端開口から凝縮槽内に流入して冷却部と接触し凝
縮される。また、還流筒は、必要に応じて気液接触用の
充填物を充填する事ができる。

【００１７】次に、蒸気洗浄槽を用いて蒸気洗浄を行う
には、蒸気洗浄槽に被洗浄物を収納した後、蒸気洗浄槽
と蒸気発生槽及び凝縮槽とを接続する配管の制御弁を開
放する。この制御弁の開放により、蒸気洗浄槽に蒸気が
送られ被洗浄物と蒸気が接触、被洗浄物の表面で凝縮を
生じることにより、被洗浄物の蒸気洗浄が可能となる。

【００１８】この場合、還流筒の上端開口には蓋体を被
覆し、凝縮室への蒸気の流入を防止し、蒸気洗浄槽への
蒸気の流入を可能としている。この場合、蒸気発生槽の
異常過熱により大量の蒸気が発生し爆発の危険が生じた
ときは、その蒸気圧力により蓋体を開放し、凝縮室に蒸
気を流入して凝縮することにより、圧力上昇を防止す
る。

【００１９】また、蒸留再生を行わず、蒸気洗浄のみを
行う場合には、溶剤に汚液を用いず、未使用または蒸留
再生した清浄な溶剤を用いるものとしてもよい。

【００２０】また、蒸気発生槽、凝縮槽、蒸気洗浄槽等
を減圧し低温での蒸気発生と蒸気洗浄を行う場合には、
これらの槽内を減圧することにより可能となる。この減
圧は、減圧機構を凝縮槽に接続し、この凝縮槽に蒸気発
生槽と、必要に応じて蒸気洗浄槽を接続することによ
り、低温での蒸気発生と蒸気洗浄を可能とする。

【００２１】また、蒸気洗浄槽を減圧することにより、
蒸気洗浄の完了した被洗浄物の乾燥を迅速に行うことが
可能となる。この、乾燥を行う場合には、還流筒の上端
に蓋体を被覆し、蒸気発生槽と凝縮槽との連通を遮断す
ると共に蒸気発生槽と蒸気洗浄槽との連通を遮断する。
そして、凝縮槽と蒸気洗浄槽とを連通状態として、減圧
を行えば蒸気洗浄槽内の被洗浄物の乾燥を迅速に行うこ
とができるものとなる。

【００２２】

【実施例】以下本発明の一実施例を図１に於いて説明す
れば、(１)は蒸気発生槽で、導入配管(２)を接続し、こ
の導入配管(２)に溶剤導入管(３)を接続して溶剤(４)の
導入を可能としている。また、蒸気発生槽(１)は内部に
加熱ヒーター(５)を設置し、溶剤(４)を加熱して蒸気を
発生する。この加熱ヒーター(５)は、電気、過熱蒸気等
を熱源としている。

【００２３】また、蒸気発生槽(１)には、蒸気の導出管
(６)を上方に突出し、この導出管(６)に、蒸気発生槽
(１)と接続し蒸気を導入する還流筒(７)を接続してい
る。この還流筒(７)内には、気液接触用の充填物(８)を
充填するとともに上端開口(１０)に、一定圧で開放可能
な重量の蓋体(１１)を、非固定状態で載置している。

【００２４】また、上記の還流筒(７)は、凝縮槽(１２)
の内部に挿入している。そして、この凝縮槽(１２)は、
冷却液を流通する冷却部(１３)を内面に設け、凝縮槽
(１２)内を冷却している。

【００２５】また、凝縮槽(１２)と蒸気発生槽(１)との
間の導出管(６)に、導入開閉弁(１４)を有する蒸気導入
管(１５)を介して蒸気洗浄槽(１６)を接続している。こ
の蒸気洗浄槽(１６)は、被洗浄物(１７)を挿入して蒸気
洗浄を行うもので、凝縮液化した洗浄液を導出する液導
出管(６)を下底に設け、導出弁(１８)を介して蒸気発生
槽(１)に接続している。また、蒸気洗浄槽(１６)は、発
条(２０)等で密閉方向に付勢した密閉蓋体(２１)を、被
洗浄物の出入口(２２)に開閉可能に形成している。

【００２６】また、蒸気洗浄槽(１６)内で被洗浄物(１
７)と接触しながら凝縮できなかった蒸気を、凝縮槽(１
２)に戻して凝縮するための蒸気導出管(２３)を、凝縮
槽(１２)と蒸気洗浄槽(１６)との間に蒸気導出弁(２９)
を介して接続している。また、凝縮槽(１２)には、凝縮
した凝縮液(２４)を収納するための収納タンク(２５)を
凝縮液導出管(２６)を介して接続している。

【００２７】また、凝縮槽(１２)には、減圧機構(２７)
を接続し、蒸気発生槽(１)と同時に内部を減圧可能とす
るとともに凝縮槽(１２)に接続した蒸気洗浄槽(１６)内
の減圧を可能としている。

【００２８】この、減圧機構(２７)は、凝縮槽(１２)で
凝縮した凝縮液(２４)の収納タンク(２５)に、両端を収
納タンク(２５)に接続する循環配管(２８)を設け、この
循環配管(２８)の一部に循環ポンプ(３０)を設けてい
る。そして、この循環配管(２８)に、凝縮槽(１２)内の
凝縮液(２４)と直通する凝縮液導出管(２６)を交差方向
の略直角に接続し、この接続部(３１)にエゼクターによ
る凝縮液(２４)の吸引作用を生じさせる事により、凝縮
槽(１２)内を減圧するものである。

【００２９】上述のごとく構成したものに於いて、本発
明を蒸留再生装置として使用するには、まず、蒸気洗浄
槽(１６)に接続する凝縮槽(１２)と蒸気発生槽(１)との
連通を、導入開閉弁(１４)、蒸気導出弁(２９)、導出弁
(１８)を閉止して遮断し、蒸気発生槽(１)に溶剤(４)を
充填する。

【００３０】そして、この溶剤(４)を加熱ヒーター(５)
により加熱して蒸気を発生させる。この蒸気は、凝縮槽
(１２)の還流筒(７)に流入する。この還流筒(７)は冷却
部(１３)により冷却した凝縮槽(１２)の内部に位置して
冷却されているから、内部に流入した蒸気を凝縮する。
そして、この凝縮液を蒸気発生槽(１)に還流し、蒸気発
生槽(１)から上昇する蒸気と向流し、充填物(８)を介し
て蒸気と凝縮液(２４)は気液接触を生じ、この還流によ
り高精度の蒸留を可能とする。

【００３１】また、還流筒(７)内で凝縮しきれなかった
蒸気は、蓋体(１１)を押し上げて上端開口(１０)を開放
し、凝縮槽(１２)内に流入して冷却部(１３)と接触し凝
縮液化される。また、還流筒(７)は、上端開口(１０)を
必ずしも蓋体(１１)で被覆する必要はないが、蓋体(１
１)で被覆しない場合は、気液接触用の充填物(８)を充
填する必要がある。勿論、上端開口(１０)を蓋体(１１)
で被覆しながら、上述の如く還流筒(７)内に充填物(８)
を充填することは充分可能である。

【００３２】上記の凝縮により生じた凝縮液(２４)は、
凝縮液導出管(２６)から凝縮液(２４)の収納タンク(２
５)に充填する。そして、流出管(３２)から流出させて
被洗浄物(１７)の浸漬洗浄に用いたり、導入配管(２)か
ら蒸気発生槽(１)に戻しても良い。

【００３３】また、収納タンク(２５)には、循環配管
(２８)を設けているから、この循環配管(２８)の一部に
設置した循環ポンプ(３０)を作動すれば、この循環配管
(２８)内を凝縮液(２４)が循還流通する。そして、導出
管(６)と略直角に接続している接続部(３１)に、エゼク
ターによる凝縮液(２４)の吸引作用を生じさせる。

【００３４】この循環ポンプ(３０)の作動を継続すれ
ば、凝縮液(２４)が全て収納タンク(２５)に吸引された
後も、凝縮槽(１２)内の気体を吸引し、凝縮槽(１２)内
を減圧することができる。この減圧により、凝縮槽(１
２)と連通する蒸気発生槽(１)内も減圧され、大気圧中
での沸点よりも低い温度で溶剤(４)を蒸気化できるか
ら、可燃性の溶剤の場合にも、比較的安全な蒸気発生を
可能とする。

【００３５】次に、蒸気洗浄槽(１６)を用いて蒸気洗浄
を行うには、密閉蓋体(２１)を開放して蒸気洗浄槽(１
６)に被洗浄物(１７)を収納した後、密閉蓋体(２１)を
閉止密閉する。そして、導入開閉弁(１４)、蒸気導出弁
(２９)、導出弁(１８)を開放し、蒸気洗浄槽(１６)と、
蒸気発生槽(１)及び凝縮槽(１２)とを接続すする。これ
らの弁の開放により、蒸気洗浄槽(１６)に蒸気が送ら
れ、被洗浄物(１７)と蒸気が蒸気洗浄槽(１６)内で接触
し、被洗浄物(１７)の表面で凝縮を生じることにより、
被洗浄物(１７)の蒸気洗浄が可能となる。

【００３６】この場合、還流筒(７)の上端開口(１０)に
は、一定の蒸気圧以上で開口される重量の蓋体(１１)を
載置することにより、凝縮槽(１２)内への蒸気の流入を
防止しているから、蒸気洗浄槽(１６)への蒸気の流入を
可能する。この場合、蒸気発生槽(１)の異常過熱等によ
り、大量の蒸気が異常発生し爆発の危険が生じたとき
は、その異常な高圧蒸気により蓋体(１１)を開放し、凝
縮槽(１２)内に蒸気を流入して凝縮し、装置内部の危険
な圧力上昇を防止することができる。

【００３７】また、前述の如く、蒸気発生槽(１)、凝縮
槽(１２)を減圧すれば、これらと連通接続している蒸気
洗浄槽(１６)内も減圧し、低温での蒸気発生と蒸気洗浄
を行うことを可能とする。この減圧は、低温での蒸気発
生と蒸気洗浄を可能とするから、耐熱性の低い樹脂製の
被洗浄物(１７)でも、高沸点の溶剤による蒸気洗浄が可
能となる。

【００３８】また、蒸気洗浄槽(１６)内を減圧すること
により、蒸気洗浄の完了した被洗浄物(１７)の乾燥を迅
速に行うことが可能となる。この、乾燥を行う場合に
は、還流筒(７)の上端に蓋体(１１)を被覆し、蒸気発生
槽(１)と凝縮槽(１２)との連通を遮断すると共に蒸気発
生槽(１)と蒸気洗浄槽(１６)との連通を遮断する。そし
て、凝縮槽(１２)と蒸気洗浄槽(１６)とを連通状態とし
て、減圧を行えば蒸気洗浄槽(１６)内の被洗浄物(１７)
の乾燥を迅速に行うことができるものとなる。

【００３９】また、上記実施例では、減圧機構(２７)を
エゼクター作用により構成したが、他の異なる実施例に
於いて減圧機構(２７)は、図２に示す如く、収納タンク
(２５)に真空ポンプ(３３)を接続するとともに収納タン
ク(２５)に凝縮槽(１２)を接続し、この凝縮槽(１２)に
蒸気洗浄槽(１６)を接続する事により蒸気洗浄槽(１６)
を減圧可能としている。

【００４０】この場合は、循環配管(２８)が不要とな
り、単純な構成により減圧を生じさせることが可能とな
る。

【００４１】

【発明の効果】本発明は上述のごとく構成したもので、
あるから、蒸留再生装置としては還流筒を設ける事によ
り高精度の蒸留を可能とする。また、この還流筒は凝縮
槽の中に設けているから、装置を小型化することができ
る。

【００４２】また、還流筒は、上端開口を蓋体で被覆す
れば、凝縮槽への蒸気の流入を防止し蒸気洗浄槽に蒸気
を導くことにより、蒸気洗浄を行うことができる。ま
た、この蓋体は、蒸気発生槽の異常過熱により大量の蒸
気が発生し爆発の危険が生じたときは、その蒸気圧力に
より蓋体を開放し、凝縮室に蒸気を流入して凝縮するこ
とにより、圧力上昇を防止することができる。

【００４３】また、蒸気発生槽、凝縮槽、蒸気洗浄槽等
を減圧機構で減圧し、低温での蒸気発生と蒸気洗浄を可
能とする。また、蒸気洗浄槽を減圧することにより、蒸
気洗浄の完了した被洗浄物の乾燥を迅速に行うことが可
能となる。

【図面の簡単な説明】

【図１】減圧機構にエゼクターを用いた実施例の断面
図。

【図２】減圧機構に真空ポンプを用いた実施例の断面
図。

【符号の説明】

１蒸気発生槽４溶剤６導出管７還流筒８充填物１０上端開口１１蓋体１２凝縮槽１３冷却部１４導入開閉弁１５蒸気導入管１６蒸気洗浄槽２４凝縮液２５収納タンク２７減圧機構２８循環配管３０循環ポンプ３１接続部３３真空ポンプ

Claims

【特許請求の範囲】

【請求項１】溶剤を加熱し蒸気を発生させる蒸気発生
槽と、この蒸気発生槽と接続し蒸気を導入する還流筒
と、この還流筒を内部に挿入するとともに冷却液を流通
する冷却部を内面に設けた凝縮槽とから成る事を特徴と
する蒸留再生装置。
【請求項２】溶剤を加熱し蒸気を発生させる蒸気発生
槽と、この蒸気発生槽と接続し蒸気を導入する還流筒
と、この還流筒を内部に挿入するとともに冷却液を流通
する冷却部を内面に設けた凝縮槽と、この凝縮槽と蒸気
発生槽との間に、導入開閉弁を有する蒸気導入管を介し
て接続した蒸気洗浄層とから成る事を特徴とする蒸留再
生装置を用いた蒸気洗浄装置。
【請求項３】凝縮槽は、減圧機構を接続し、蒸気発生
槽とともに内部を減圧可能とした事を特徴とする請求項
１の蒸留再生装置。
【請求項４】凝縮槽は、減圧機構を接続し、蒸気発生
槽と同時に内部を減圧可能とするとともに凝縮槽に蒸気
洗浄槽を接続し、蒸気洗浄槽内の減圧を可能とした事を
特徴とする請求項２の蒸留再生装置を用いた蒸気洗浄装
置。
【請求項５】減圧機構は、凝縮槽で凝縮した凝縮液の
収納タンクに、両端を収納タンクに接続する循環配管を
設け、この循環配管の一部に循環ポンプを設けるととも
にこの循環配管に、凝縮槽内の凝縮液と直通する導出管
を交差方向に接続し、この接続部にエゼクターによる吸
引作用を生じさせる事により、凝縮槽内を減圧するもの
である事を特徴とする請求項１の蒸留再生装置。
【請求項６】減圧機構は、凝縮槽で凝縮した凝縮液の
収納タンクに、両端を収納タンクに接続する循環配管を
設け、この循環配管の一部に循環ポンプを設けるととも
にこの循環配管に、凝縮槽内の凝縮液と直通する導出管
を交差方向に接続し、この接続部にエゼクターによる吸
引作用を生じさせる事により凝縮槽内を減圧するととも
に凝縮槽に蒸気洗浄槽を接続し、凝縮槽を介して蒸気洗
浄槽を減圧可能としたものである事を特徴とする請求項
４の蒸留再生装置を用いた蒸気洗浄装置。
【請求項７】減圧機構は、凝縮槽で凝縮した凝縮液の
収納タンクに真空ポンプを接続するとともに収納タンク
に凝縮槽を接続したものである事を特徴とする請求項３
の蒸留再生装置。
【請求項８】減圧機構は、凝縮槽で凝縮した凝縮液の
収納タンクに真空ポンプを接続するとともに収納タンク
に凝縮槽を接続し、この凝縮槽に蒸気洗浄槽を接続する
事により蒸気洗浄槽を減圧可能としたものである事を特
徴とする請求項４の蒸留再生装置を用いた蒸気洗浄装
置。
【請求項９】還流筒の上端には、上端開口を一定の蒸
気圧により開口する蓋体により被覆したものであるる事
を特徴とする請求項２の蒸留再生装置を用いた蒸気洗浄
装置。
【請求項１０】還流筒の上端には、上端開口を蓋体に
より被覆せず、内部に気液接触用の充填物を充填したも
のである事を特徴とする請求項１の蒸留再生装置。