JPH0717060A - インクジェット記録装置 - Google Patents

インクジェット記録装置

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Publication number
JPH0717060A
JPH0717060A JP16436193A JP16436193A JPH0717060A JP H0717060 A JPH0717060 A JP H0717060A JP 16436193 A JP16436193 A JP 16436193A JP 16436193 A JP16436193 A JP 16436193A JP H0717060 A JPH0717060 A JP H0717060A
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JP
Japan
Prior art keywords
ink
ink absorber
absorber
recording head
ejection port
Prior art date
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Pending
Application number
JP16436193A
Other languages
English (en)
Inventor
Tatsuhiro Ishise
達弘 石瀬
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Fujifilm Business Innovation Corp
Original Assignee
Fuji Xerox Co Ltd
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Publication date
Application filed by Fuji Xerox Co Ltd filed Critical Fuji Xerox Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【目的】インク吸収体が飽和状態になることを防ぎ、装
置内や記録紙面上にインクが落下することを防止する。 【構成】吐出口面を有する記録ヘッド16と、該記録ヘ
ッドを搭載し往復動作を可能に支持されているキャリッ
ジと、前記吐出口面を覆うように移動可能に配設される
キャップ20と、前記吐出口面を拭く清掃ブレード26
とを有するインクジェット記録装置において、前記吐出
口面とほぼ同一平面に設けられる第1インク吸収体17
と、前記第1インク吸収体と対向する位置で前記キャッ
プの外周に設けられる第2インク吸収体21とを備え、
前記キャップ20が前記吐出口面を覆っている時には前
記第1インク吸収体17と前記第2吸収体21とを接触
させる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、インク滴を記録ヘッド
の吐出口から飛翔させ記録紙に印字するインクジェット
記録装置において、記録ヘッドの吐出口面の清掃を行う
手段を有するインクジェット記録装置に関する。
【0002】
【従来の技術】インクジェット記録装置においては、記
録ヘッドの吐出口およびその周囲に不要インクやゴミ等
の異物が付着するため、これらを除去するためにゴム等
の弾性体からなる清掃ブレードを設け、この清掃ブレー
ドにより不要インクやゴミ等の異物を拭き払うことによ
り記録ヘッドの吐出口およびその周囲を清掃するように
している。
【0003】しかしながら、清掃ブレードは不要インク
やゴミ等の異物を拭き払うため、清掃ブレード自体が不
要インクやゴミ等の異物で汚染されてしまう。この汚染
された清掃ブレードで記録ヘッドの吐出口付近をワイピ
ングすると、不要インクやゴミ等の異物が記録ヘッドに
再付着し、印字の方向性が悪化したり吐出口の目詰まり
を生じる場合があるという問題を有している。また、清
掃ブレードはその形状をたわませながら、記録ヘッドの
対向面の一端から他端まで不要インク等を払い集めた
後、前記対向面から離れてもとの形状に戻る。この際、
清掃ブレードが不要インク等の一部を飛散させてインク
ジェット記録装置内を汚してしまうという問題を有して
いる。
【0004】従来、この問題を解決するために、特開平
3−236965号公報においては、記録ヘッドの吐出
口面に隣接してインク吸収体を設け、清掃ブレードをイ
ンク吸収体に接触させることにより清掃ブレードのクリ
ーニングをする構成とし、また、交換型の記録ヘッドの
場合には、記録ヘッドの交換と同時にインク吸収体を交
換することによりインク吸収体が飽和状態になるのを防
ぐ構成としている。
【0005】これを図6により説明する。記録ヘッド1
01はキャリッジ102内に搭載され、記録ヘッド10
1の先端面には、インクを吐き出しする吐出口が多数並
列してなる吐出口面101aを備えている。キャリッジ
102は、2本のガイドレール103に摺動自在に装着
され、ガイドレール103に案内されることにより、搬
送ローラ104の回転により搬送される記録紙105に
沿って往復動される。搬送ローラ104の側部には、キ
ャッピング装置106が設けられており、記録を行わな
いときに、キャッピング装置106に対向する位置に停
止した記録ヘッド101の吐出口面101aを覆うよう
にしている。キャッピング装置106の側面には清掃ブ
レード107が設けられ、また、記録ヘッド101の吐
出口面101aに隣接して第1および第2インク吸収体
108、109が設けられている。
【0006】そして、記録ヘッド101が記録を終了し
て図示矢印方向に移動するとき、清掃ブレード107
は、その形状をたわませながら端から順番に第1インク
吸収体108、吐出口面101aを拭いて不要インク等
110を払い集め、最後に第2インク吸収体109を通
過する際にこれに吸収させる。また、記録ヘッド101
が記録を開始し図示矢印と逆方向に移動するときには、
同様の方法で今度は第1インク吸収体108に吸収させ
るようにしている。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】上記特開平3−236
965号公報の方式においては、インク吸収体108、
109からインク洩れが発生すると、装置内や記録紙に
インクが垂れて汚れが発生してしまうという問題を有し
ている。そのために、記録ヘッド101の交換と同時に
インク吸収体108、109を交換することにより、イ
ンク吸収体108、109が飽和状態になるのを防ぐよ
うにしているが、消耗品である記録ヘッドにインク吸収
体を交換部品として別途用意することはランニングコス
トの面で不利になるとともに、交換時に作業者の手や周
囲を汚すという問題を有している。
【0008】本発明は上記問題を解決するものであっ
て、第1の目的は、不要インク等が清掃ブレードにより
飛散されて装置内を汚すことがなく、また、不要インク
等が記録ヘッドに再付着して印字の方向性が悪化したり
吐出口の目詰まりを生じることのないインクジェット記
録装置を提供することである。また、本発明の第2の目
的は、インク吸収体が飽和状態になることを防ぎ、装置
内や記録紙面上へのインクの落下を防止するとともに、
インク吸収体の交換を不要にしてランニングコストの上
昇を押さえ、また、交換時における作業者の手や周囲を
汚すことがないインクジェット記録装置を提供すること
である。
【0009】
【課題を解決するための手段】そのために本発明のイン
クジェット記録装置は、吐出口面を有する記録ヘッド
と、該記録ヘッドを搭載し往復動作を可能に支持されて
いるキャリッジと、前記吐出口面を覆うように移動可能
に配設されるキャップと、前記吐出口面を拭く清掃ブレ
ードとを有するインクジェット記録装置において、前記
吐出口面とほぼ同一平面に設けられる第1インク吸収体
と、前記第1インク吸収体と対向する位置で前記キャッ
プの外周に設けられる第2インク吸収体とを備え、前記
キャップが前記吐出口面を覆っている時には前記第1イ
ンク吸収体と前記第2吸収体とを接触させることを特徴
とする。
【0010】前記第2インク吸収体の例としては、前記
第1インク吸収体より密度が大きいもの、第2インク吸
収体は弾力を有し、前記第1インク吸収体と接している
時には押し縮められていること、第2インク吸収体は前
記第1インク吸収体より濡れ易い材質で構成されたもの
が挙げられる。
【0011】
【作用】本発明においては、キャリッジの吐出口面とほ
ぼ同一平面に第1インク吸収体が設けられているので、
吐出口面近傍に付着している不要インクやゴミ等の異物
は清掃ブレードに付着し、清掃ブレードが吸収体を通過
する時に吸収される。その後、キャップが吐出口の乾燥
防止のために記録ヘッドと当接すると、キャップに隣接
して設けられた第2インク吸収体が第1インク吸収体と
接触し、第1インク吸収体に吸収されていた不要インク
は第2インク吸収体に移行する。第1インク吸収体に吸
収されていた不要インクは全てが第2インク吸収体に移
行するわけではないが、第1インク吸収体と第2インク
吸収体に分散して保持されることになるので、第1イン
ク吸収体が飽和状態になることを防ぎ、装置内や記録紙
面上にインクが落下することを防止できる。
【0012】
【実施例】以下本発明の実施例を図面を参照しつつ説明
する。図5は本発明が適用されるインクジェット記録装
置の例を示す斜視図である。なお、本発明はこのような
多色記録装置に限定されるものではなく単色の記録装置
にも適用可能である。
【0013】2本のガイドレール1にはキャリッジ2が
摺動自在に装着され、キャリッジ2は、タイミングベル
ト3を介してキャリッジ駆動用モータ4に連結されてい
る。キャリッジ2には、シアン、マゼンタ、イエローお
よびブラックの4色のインクジェットカートリッジ5
C、5M、5Y、5Kが装着されている。これらインク
カートリッジは、ロックレバー6によりキャリッジ2に
着脱可能に装着される。各インクジェットカートリッジ
5C、5M、5Y、5K内には、多数のインク吐出ノズ
ルを有する記録ヘッドと、この記録ヘッドにインクを供
給するインクタンク7が内蔵され、記録ヘッドには給電
・信号ケーブル8により駆動信号が伝達される。2本の
ガイドレール1間にはこれと平行にフィードロール9お
よびイグジットロール10が配設されており、フィード
ロール9およびイグジットロール10は、歯車11、1
2、ベルト13を介して紙送り用モータ14に連結され
ている。記録紙15上への記録は、キャリッジ2を記録
紙15の左から右へ移動させながら記録ヘッドを駆動さ
せヘッド幅分の記録を行い、次の印字に備えヘッド幅分
だけ記録紙15を図で矢印方向に移動するようにしてい
る。
【0014】図1から図4は、本発明のインクジェット
記録装置の1実施例を示し、図1は記録ヘッドとキャッ
プ装置の断面図、図2は図1のX−X線に沿って矢印方
向に見た図、図3はキャップ装置の斜視図、図4は本発
明の作用を説明するための概略断面図である。
【0015】図1において、16は、図5のインクジェ
ットカートリッジ5C、5M、5Y、5Kに内蔵される
記録ヘッドであり、図2に示すように、記録ヘッド16
には吐出口16aが設けられている。各記録ヘッド16
の両側には、吐出口16aの面とほぼ同一面を持つよう
に第1インク吸収体17が配設されている。
【0016】ガイドレール1の端部に対向する位置には
キャップ装置18が配設されている。キャップ装置18
は、昇降ステージ19上に設けられるキャップ20と、
キャップ20の外周に配設される第2インク吸収体21
とを備え、昇降ステージ19に固定されたロッド19a
がベース部材22に貫通され、昇降ステージ19とベー
ス部材22間にはスプリング23が配設されている。ベ
ース部材22の端部は偏心カム24に当接され、モータ
25の駆動により偏心カム24が回転すると、ベース部
材22を介して昇降ステージ19が昇降するように構成
されている。キャップ装置18は、記録を行わないとき
にキャップ装置18に対向する位置に停止した記録ヘッ
ド16の吐出口16a面をキャップ20により覆うこと
により、吐出口16aの乾燥を防ぐとともに、吸引装置
(図示せず)により吐出口16a面に付着した不要イン
ク等あるいは記録ヘッド16内の気泡を吸引して除去す
るようにしている。
【0017】キャップ装置18に隣接して記録ヘッド1
6の吐出口16a面の清掃を行う清掃ブレード26が配
設されている。清掃ブレード26は支持部材27により
支持され、ソレノイド28の駆動により記録ヘッド16
方向に摺動可能にされ、記録ヘッド16の清掃時のみ記
録ヘッド16と接触する位置に移動される。
【0018】次に、上記構成からなる本発明の作用につ
いて説明する。図4は記録ヘッド16の清掃から清掃ブ
レード26の清掃までの過程を表す図である。記録が終
了すると、記録ヘッド16はキャップ装置18に向けて
移動する。このとき、清掃ブレード26はソレノイド2
8の駆動により記録ヘッド16に接触する位置に移動さ
れる。そのため、記録ヘッド16の吐出口16a付近に
付着した不要インク30は清掃ブレード26により拭き
払われる(図A)。次に記録ヘッド16は清掃ブレード
26を通り過ぎ、集めた不要インク30は第1インク吸
収体17に到達し、不要インク30は第1インク吸収体
17に吸収される(図B)。次に、記録ヘッド16はキ
ャップ20と対向する位置に移動する。第1インク吸収
体17と対向する位置には第2インク吸収体21があっ
て、モータ25の駆動によりキャップ20が記録ヘッド
16と接触する位置まで上昇すると、第1インク吸収体
17と第2インク吸収体21は接触する。その際に第1
インク吸収体17に吸収されていた不要インク30は第
2インク吸収体21に移行する(図C)。ここで第2イ
ンク吸収体21の密度が第1インク吸収体17より大き
いと、毛細管現象の働きにより不要インク30の移行が
迅速に行われる。また、第2インク吸収体21を第1イ
ンク吸収体17より濡れ易い材質で構成することにより
同様の効果が得られる。さらに第2インク吸収体21が
弾性変形可能であれば、第1インク吸収体17との接触
時に押し縮められて実質的に高密度となり毛細管現象の
働きにより移動が迅速に行われると共に、吸収体同士の
接触による力の影響がキャップ20に及ぶのを抑える効
果がある。
【0019】
【発明の効果】以上の説明から明らかなように本発明に
よれば、第1インク吸収体に吸収されていた不要インク
すべてが、第2インク吸収体に移行するわけではない
が、第1インク吸収体と第2インク吸収体に分散して保
持されることになるので、第1インク吸収体が飽和状態
になることを防ぎ、装置内や記録紙面上にインクが落下
することを防止できる。また、2つの吸収体の大きさを
適切に設定すれば交換部品を必要としないのでランニン
グコストの上昇を抑えることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明のインクジェット記録装置の1実施例を
示し、記録ヘッドとキャップ装置の断面図である。
【図2】図1のX−X線に沿って矢印方向に見た図であ
る。
【図3】図1のキャップ装置の斜視図である。
【図4】本発明の作用を説明するための概略断面図であ
る。
【図5】本発明が適用されるインクジェット記録装置の
例を示す斜視図である。
【図6】従来のインクジェット記録装置の清掃方式を示
す断面図である。
【符号の説明】
1…ガイドレール、2…キャリッジ、16…記録ヘッ
ド、16a…吐出口 17…第1インク吸収体、18…キャップ装置、19…
昇降ステージ 20…キャップ、21…第2インク吸収体、26…清掃
ブレード 30…不要インク

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】吐出口面を有する記録ヘッドと、該記録ヘ
    ッドを搭載し往復動作を可能に支持されているキャリッ
    ジと、前記吐出口面を覆うように移動可能に配設される
    キャップと、前記吐出口面を拭く清掃ブレードとを有す
    るインクジェット記録装置において、 前記吐出口面とほぼ同一平面に設けられる第1インク吸
    収体と、前記第1インク吸収体と対向する位置で前記キ
    ャップの外周に設けられる第2インク吸収体とを備え、
    前記キャップが前記吐出口面を覆っている時には前記第
    1インク吸収体と前記第2吸収体とを接触させることを
    特徴とするインクジェット記録装置。
  2. 【請求項2】前記第2インク吸収体は前記第1インク吸
    収体より密度が大きいことを特徴とする請求項1記載の
    インクジェット記録装置。
  3. 【請求項3】前記第2インク吸収体は弾力を有し、前記
    第1インク吸収体と接している時には押し縮められてい
    ることを特徴とする請求項1記載のインクジェット記録
    装置。
  4. 【請求項4】前記第2インク吸収体は前記第1インク吸
    収体より濡れ易い材質で構成されたことを特徴とする請
    求項1記載のインクジェット記録装置。
JP16436193A 1993-07-02 1993-07-02 インクジェット記録装置 Pending JPH0717060A (ja)

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JP16436193A JPH0717060A (ja) 1993-07-02 1993-07-02 インクジェット記録装置

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JP16436193A JPH0717060A (ja) 1993-07-02 1993-07-02 インクジェット記録装置

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JPH0717060A true JPH0717060A (ja) 1995-01-20

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ID=15791689

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JP16436193A Pending JPH0717060A (ja) 1993-07-02 1993-07-02 インクジェット記録装置

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JP (1) JPH0717060A (ja)

Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2002127463A (ja) * 2000-10-20 2002-05-08 Konica Corp 吸引ユニット及びインク吐出回復方法
JP2005096340A (ja) * 2003-09-26 2005-04-14 Brother Ind Ltd インクジェットプリンタ
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JP2020142374A (ja) * 2019-03-04 2020-09-10 ローランドディー.ジー.株式会社 インクジェットプリンタ

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