JPH0717055A - インクジェット記録装置の吐出監視手段 - Google Patents

インクジェット記録装置の吐出監視手段

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Publication number
JPH0717055A
JPH0717055A JP15077593A JP15077593A JPH0717055A JP H0717055 A JPH0717055 A JP H0717055A JP 15077593 A JP15077593 A JP 15077593A JP 15077593 A JP15077593 A JP 15077593A JP H0717055 A JPH0717055 A JP H0717055A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
ink
recording head
condenser microphone
ejection
vibrating
Prior art date
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Pending
Application number
JP15077593A
Other languages
English (en)
Inventor
Junji Iguchi
淳二 井口
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Canon Inc
Original Assignee
Canon Inc
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Filing date
Publication date
Application filed by Canon Inc filed Critical Canon Inc
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Publication of JPH0717055A publication Critical patent/JPH0717055A/ja
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 ランニングコストの低減を図るとともに吐出
状態を監視する。 【構成】 記録ヘッド1の吐出口2が形成された吐出口
形成面と対向する位置には、吐出口2から吐出されたイ
ンク3を受けて振動する、耐インク性かつ溌水性の振動
膜4が設けられている。振動膜4の、記録ヘッド1と反
対側近傍には、振動膜4から発する音を電気信号に変換
するコンデンサマイク5が設けられ、コンデンサマイク
5の周囲にはコンデンサマイク5を保護するための保護
カバー6が設けられている。コンデンサマイク5にはコ
ンデンサマイク5により検出した信号を増幅するための
アンプ8が接続され、続いてアンプ8には増幅された信
号をデジタル信号に変換する波形整形回路9が接続され
ている。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、インクジェット記録装
置に関し、特に、インクタンク内のインク有無、不吐出
を監視するための吐出監視手段に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、インクジェット記録装置における
インク無し検知手段として、以下の方法が知られてい
る。
【0003】インクタンクの内部に、フロートと光学的
検知手段とを設け、インクの残量が一定値になったとき
に、フロートが光学的手段に作用し、電気信号を発生す
る構成であり、これによりインクの有無を検知する。
【0004】また、インクタンクの内部の対向する両側
面にそれぞれ電極を設け、電極間に電圧を印加してその
電極間の抵抗値変化を検出することにより、インクタン
ク内部のインクの有無を検知する。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記従
来例では、インクタンク内にフロート、電極を形成する
必要がある。従って、記録ヘッドとインクタンク一体構
成のヘッドカートリッジ内のインクが無くなった場合に
は、ヘッドカートリッジに設けられた前記フロートある
いは電極も同時に廃棄されることとなり、この結果、ラ
ンニングコストがアップするという問題点が生じる。
【0006】また、従来例では、インクタンク内の検知
部に、ある一定のしきい値を設け、その値以下になった
場合にインクが無いと判断する。このため、実際にイン
クが完全に無くなった場合とは必ずしも一致しないとい
う欠点があった。さらに、その残ったインクは使用され
ずに捨ててしまうことになるので、ランイングコスト・
アップの要因になっていた。
【0007】本発明は、上記従来技術の問題点に鑑みて
なされたものであって、ランニングコストの低減を図る
とともに吐出状態を監視できるインクジェット記録装置
の吐出監視手段を提供することを目的としている。
【0008】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
の本発明は、被記録材にインクを吐出して記録を行う記
録ヘッドを有するインクジェット記録装置の吐出監視手
段であって、前記吐出監視手段は、記録ヘッドの吐出口
形成面と対向される位置に、前記記録ヘッドから吐出さ
れたインクの飛着によって振動音を発する振動手段と、
前記記録ヘッドから連続吐出されている間の前記振動手
段の振動音を一定レベルの電気信号に変換して出力する
振動変換手段とを備えてなることを特徴とする。
【0009】
【作用】以上の構成のとおりの本発明では、振動手段と
対向する位置に記録ヘッドの吐出口形成面を移動させ、
記録ヘッドからインクを連続的に吐出すると、インクは
振動手段に衝突し、振動手段はその連続吐出されている
間で振動音を発する。このとき、振動手段の振動音を振
動変換手段により一定レベルの電気信号に変換して出力
することにより、記録ヘッドの吐出状態が監視される。
すなわち、インクタンク内にインクがある場合は連続吐
出されている間には一定レベルの信号を出力するが、イ
ンクが無い場合、あるいはノズルが目詰まりしている場
合は信号は出力されないので、インクタンク内のインク
の有無が検出可能となる。このため、従来のようにイン
クタンク内にインク検知手段を設けなくても、直接イン
クの吐出を監視すればよい。
【0010】
【実施例】次に、本発明の実施例について図面を参照し
て説明する。
【0011】図1は本発明のインクジェット記録装置の
吐出監視手段の一実施例を説明するためのシステムブロ
ック図である。
【0012】本実施例は、インクジェット記録装置にイ
ンクジェット記録ヘッドとインクタンクが一体に構成さ
れた記録カートリッジを搭載し、インクが無くなった時
にカートリッジごと新品と交換されるものである。
【0013】図1に示す記録ヘッド1の吐出口2が形成
された吐出口形成面と対向する位置には、吐出口2から
吐出されたインク3を受けて振動する、耐インク性かつ
溌水性の振動膜4が設けられている。振動手段としての
振動膜4には、連続吐出されている間の振動を一定レベ
ルの電気信号に変換して出力する振動変換手段が接続さ
れている。すなわち、振動膜4の、記録ヘッド1と反対
側近傍には、振動膜4から発する音を電気信号に変換す
るコンデンサマイク5が設けられ、コンデンサマイク5
の周囲にはコンデンサマイク5を保護するための保護カ
バー6が設けられている。コンデンサマイク5にはコン
デンサマイク5により検出した信号を増幅するためのア
ンプ8が接続され、続いてアンプ8には増幅された信号
をデジタル信号に変換する波形整形回路9が接続されて
いる。尚、振動膜4はこれに代えて振動板でもよく、ま
たコンデンサマイク5はこれに代えて振動音を電気信号
に変換できるものならどれでもかまわない。
【0014】図2は図1に示したコンデンサマイク5に
よって得られたインク吐出信号から出力信号までの波形
図である。
【0015】上記のように構成されたインク吐出監視手
段は、図2に示したように所定時間あるいは所定回数の
連続吐出が行なわれると、この連続吐出の間にて振動膜
4が振動し、コンデンサマイク5がアナログ信号を出力
する。そして、波形整形回路9により、アナログ信号を
デジタル信号に変換する。これにより、インクが連続的
に吐出されているときには、ハイレベルの信号が出力さ
れ、インクの吐出が無いとき、すなわちインクタンクが
空であるときや記録ヘッドが目詰まりしたときにはロー
レベルの信号が出力される。
【0016】ここで、上記吐出監視手段を備えたインク
ジェット記録装置における検出シーケンスについて説明
する。
【0017】図3は本発明のインクジェット記録装置の
吐出監視手段の一実施例の検出シーケンスを説明するた
めのフローチャートである。
【0018】始めに印字データを1ページ分画像メモリ
内に蓄積する(ステップS1)。次に画像メモリ内のデ
ータを印字する(ステップS2)。インクを検出するた
めに記録ヘッドを上記吐出監視手段に対向する位置に移
動させる(ステップS3)。次に、インク吐出信号によ
り、全ノズルからインクを吐出させる(ステップS
4)。
【0019】このとき、上記吐出監視手段のコンデンサ
マイクに出力の変化が生じたかどうかを確認する(ステ
ップS5)。変化があれば、インクタンク内にインクが
あると判断し、画像メモリのデータを消去して終了する
(ステップS6)。
【0020】一方、変化がないときにはインクタンク内
にインクが無いと判断し、インク無しアラームを表示す
る(ステップS7)。次いで、記録カートリッジを交換
したかどうかを確認する(ステップS8)。
【0021】ここで、記録カートリッジを交換していな
ければ、再びステップS7に戻り、インク無しアラーム
を表示する。一方、記録カートリッジを交換したとき
は、記録カートリッジの初期充填などの復帰動作を行う
(ステップS9)。次に画像メモリに蓄積したデータを
再印字し(ステップS10)、ステップS3以降の動作
を再び行う。
【0022】次に、本発明のインクジェット記録装置の
吐出監視手段の他の実施例について説明する。
【0023】図4は本発明のインクジェット記録装置の
吐出監視手段の他の実施例を説明するためのシステムブ
ロック図である。
【0024】本実施例は上述の実施例の効果を高めるた
めに、図4に示すように振動膜4とコンデンサマイク5
の振動膜としての金属蒸着部とを接合部材7により接合
することにより、さらに高感度のインク検出を実現でき
る。
【0025】また、各ノズルごとにインク吐出を行い、
本発明にかかる吐出監視手段により検出することによ
り、各ノズルの目詰まりを検出することができる。
【0026】さらに、前記吐出監視手段を、従来公知の
記録ヘッドを閉封するキャップを備えた吐出回復処理装
置と一緒に配置することにより、印字中における吐出回
復処理装置の動作と同時にインク吐出検知が行える。こ
れにより、いち早くインク切れが検出できる。尚、ここ
で、吐出回復処理装置とは、インクの吐出不良原因とな
る不具合を解消するために、キャップで吐出口形成面を
覆い、該キャップ内の空気をポンプなどにより吸引・減
圧してインクを吐出口より強制排出させるものである。
【0027】
【発明の効果】以上説明したように本発明は、記録ヘッ
ドから吐出されたインクの衝突によって振動音を発する
振動手段を設け、連続吐出されている間の振動手段の振
動音を一定レベルの電気信号に変換することにより、イ
ンクタンク内のインク有無の検知が可能となる。
【0028】またこの方式は、インク有無や不吐出を監
視するための検知部材を、記録ヘッドまたはインクタン
クに設ける必要がないので、よりローコストで、インク
タンクと記録ヘッドを一体構成にすることができる。特
に、インク無しの場合、記録ヘッドごと交換するカート
リッジ式の記録ヘッドを搭載したインクジェット記録装
置のランニングコストをさらに低減できる。
【0029】さらに、直接飛翔しているインクにより検
知を行う為、確実にインク有無や不吐出が検出できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明のインクジェット記録装置の吐出監視手
段の一実施例を説明するためのシステムブロック図であ
る。
【図2】図1に示したコンデンサマイク5によって得ら
れたインク吐出信号から出力信号までの波形図である。
【図3】本発明のインクジェット記録装置の吐出監視手
段の一実施例の検出シーケンスを説明するためのフロー
チャートである。
【図4】本発明のインクジェット記録装置の吐出監視手
段の他の実施例を説明するためのシステムブロック図で
ある。
【符号の説明】
1 記録ヘッド 2 吐出口 3 インク 4 振動膜 5 コンデンサマイク 6 保護カバー 7 接合部材 8 アンプ 9 波形整形回路

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 被記録材にインクを吐出して記録を行う
    記録ヘッドを有するインクジェット記録装置の吐出監視
    手段であって、 前記吐出監視手段は、 記録ヘッドの吐出口形成面と対向される位置に、前記記
    録ヘッドから吐出されたインクの衝突によって振動音を
    発する振動手段と、 前記記録ヘッドから連続吐出されている間の前記振動手
    段の振動音を一定レベルの電気信号に変換して出力する
    振動変換手段とを備えてなることを特徴とするインクジ
    ェット記録装置の吐出監視手段。
JP15077593A 1993-06-22 1993-06-22 インクジェット記録装置の吐出監視手段 Pending JPH0717055A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP15077593A JPH0717055A (ja) 1993-06-22 1993-06-22 インクジェット記録装置の吐出監視手段

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP15077593A JPH0717055A (ja) 1993-06-22 1993-06-22 インクジェット記録装置の吐出監視手段

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPH0717055A true JPH0717055A (ja) 1995-01-20

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ID=15504157

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP15077593A Pending JPH0717055A (ja) 1993-06-22 1993-06-22 インクジェット記録装置の吐出監視手段

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JP (1) JPH0717055A (ja)

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