JPH07170532A - セカム色差ラインid信号発生回路およびセカムキラー信号発生回路 - Google Patents

セカム色差ラインid信号発生回路およびセカムキラー信号発生回路

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JPH07170532A
JPH07170532A JP34194893A JP34194893A JPH07170532A JP H07170532 A JPH07170532 A JP H07170532A JP 34194893 A JP34194893 A JP 34194893A JP 34194893 A JP34194893 A JP 34194893A JP H07170532 A JPH07170532 A JP H07170532A
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killer
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JP34194893A
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Shigeru Harada
茂 原田
Yoshinari Shirata
義成 白田
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Sony Corp
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 セカム色信号のライン判定の精度をさらに高
める。 【構成】 まず、信号CVBSの第16H〜第19Hと
第329H〜第332Hの4Hの期間T1に、混合回路
6において、4.43MHzのCW波を重畳する。セカ
ムデコーダIC7では、上記重畳された信号から、−
(R−Y)および−(B−Y)なる信号が取り出され、
ラインスイッチ10ヘ供給される。次に、ラインスイッ
チ10によって、映像期間において再線順次化された色
差信号S6をコンパレータ11へ供給する。この色差信
号S6に基づいて、D型フリップフロップ13をプリセ
ットするとともに、水平同期信号Hsyncをクロック
入力することによって、継続的に、B−YのときQ=
H、R−YのときQ=Lと切り替わるラインID信号S
7を出力する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、セカム色信号処理にお
いて、線順次で送られてくる色信号(R−Y/B−Y信
号)の送出ラインを判定するセカム色差ラインID信号
発生回路、およびこのライン判定信号を利用してセカム
キラー信号を発生するセカムキラー信号発生回路に関す
る。
【0002】
【従来の技術】セカム(SECAM;Sequential Coule
ur a Memoire)信号は、その名のごとく、その色信号が
線順次で送信されており、送信されてくる色信号(R−
Y/B−Y)の片一方に着目すれば、色情報は一走査線
毎にしか存在しない。このため、送信されてこないライ
ンの信号を補間する必要があり、従来はラインメモリ等
を使用して補間していた。
【0003】補間するためには、送信されてくる信号の
ライン(走査線)がR−YであるかB−Yであるか知る
必要があり、そのためのID(Identify)信号として、
水平帰線期間のバックポーチに重畳されている色副搬送
波信号(4.25MHz:B−Yライン、4.406M
Hz:R−Yライン)を使用するか、垂直帰線消去期間
に挿入されている信号を利用していた。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】ところで、上述した従
来のセカム信号処理回路にあっては、弱電界になると、
送られてくるID信号の判定を受信機側で誤ることがあ
る。このため、最近では、その判定確率を上げるため、
垂直帰線期間の信号を使用せず、水平のバックポーチの
信号を使用することが多くなっている。しかしながら、
そのライン判定は十分確実なものではなかった。
【0005】そこで本発明は、セカム色信号のライン判
定の精度をさらに高めることができるセカム色差ライン
ID信号発生回路、およびクロマ出力信号にキラーがか
かっているかが容易に判別できるセカムキラー信号発生
回路を提供することを目的としている。
【0006】
【課題を解決するための手段】上記目的達成のためこの
発明によるセカム色差ラインID信号発生回路は、ビデ
オ信号の垂直帰線消去期間に4.43MHzの色副搬送
波を重畳する混合手段と、前記ビデオ信号に含まれるB
−Yラインの復調特性に基づいて、B−Y送出ラインで
あることを判定するためのB−Y判定信号を前記混合手
段が出力する重畳信号から抽出する抽出手段と、前記B
−Y判定信号に基づいて、前記ビデオ信号の水平同期信
号に同期したセカム色差ラインID信号を出力するライ
ンID信号出力手段とを具備することを特徴とする。
【0007】また、この発明によるキラー信号発生回路
は、ビデオ信号の垂直帰線消去期間に4.43MHzの
色副搬送波を重畳する混合手段と、前記ビデオ信号に含
まれるB−Yラインの復調特性に基づいて、B−Y送出
ラインであることを判定するためのB−Y判定信号を前
記混合手段が出力する重畳信号から抽出する抽出手段
と、前記B−Y判定信号の有無により、カラーキラーが
かかっていることを判別し、カラーキラーがかかってい
る場合にはキラー信号を出力するキラー信号発生手段を
具備することを特徴とする。
【0008】
【作用】請求項1記載の発明では、混合手段によって、
ビデオ信号の垂直帰線消去期間に4.43MHzの色副
搬送波を重畳し、該重畳信号から抽出手段によって、B
−Yラインの復調特性に基づいてB−Y判定信号を抽出
して、該B−Y判定信号に基づいて、ラインID信号出
力手段により、水平同期信号に同期したセカム色差ライ
ンID信号を出力する。したがって、弱電界やSN比が
劣化した時でも、基準となる色副搬送波(4.43MH
z)は安定しており、一定の振幅とSN比が維持できる
ため、判定を誤ることがない。
【0009】また、請求項2記載の発明では、混合手段
によって、ビデオ信号の垂直帰線消去期間に4.43M
Hzの色副搬送波を重畳し、該重畳信号から抽出手段に
よって、B−Yラインの復調特性に基づいてB−Y判定
信号を抽出し、該B−Y判定信号の有無に基づいて、キ
ラー信号発生手段により、カラーキラーがかかっている
ことを判別し、カラーキラーがかかっている場合にはキ
ラー信号を出力する。したがって、クロマ出力信号にキ
ラーがかかっているかが容易に判別できる。
【0010】
【実施例】以下、本発明を図面に基づいて説明する。
【0011】図1は本発明のセカム方式におけるライン
ID信号発生システムの一構成を示すブロック図であ
る。また、図2は、図1に示す各部の出力波形を示すタ
イムチャートである。ただし、図2には、第1フィール
ドのVBLK期間において色判別信号がB−Yラインか
ら始り、B−Yラインで終っているフィールドについて
のみ示してある。
【0012】図1において、モノマルチバイブレータ1
は、垂直同期信号Vsyncの立ち下がり部分を第15
H(第1フィールド)と第328H(第2フィールド)
の終端に同期させた信号S1を微分回路2へ供給する。
この信号S1は、サブキャリア重畳開始点を決定するた
めの信号である。なお、モノマルチバイブレータの代り
にカウンタを用いてもよい。微分回路2は、上記モノマ
ルチバイブレータ1の出力波形を、次段のOR回路3を
通したときに、第16H〜第19Hと第329H〜第3
32Hの4Hの期間においてローレベルとなるように、
時定数を調整して徐々に減衰する。あるいは、カウンタ
を用いて、上記4Hの期間、ローレベルとなるパルスを
発生させるようにしてもよい。この4Hの期間は、サブ
キャリア重畳期間T1となる。
【0013】OR回路3は、微分回路2の出力信号S2
がしきい値以下になると、すなわち上記4Hの期間、ロ
ーレベルとなる出力信号(以下、これを垂直ID信号V
・IDという)をOR回路4の一端、NOT回路8およ
びOR回路12の一端へ供給する。OR回路4は、上記
OR回路3の出力がローレベルの間、すなわち垂直ID
信号V・IDが供給されると、その他端に供給されてい
る4.43HzのCW波を混合回路6へ供給する。混合
回路6は、OR回路4の出力信号S3を信号CVBSに
重畳し、この重畳信号S4をセカムデコーダIC7へ供
給する。
【0014】セカムデコーダIC7は、R−Yライン、
B−Yラインそれぞれに対するFM復調器を備えてお
り、各々の中心周波数は、それぞれ4.40625MH
z(R−Y)、4.25MHz(B−Y)である。ここ
で、図4はR−YラインのFM復調特性を示す特性図で
あり、図5はB−YのFM復調特性を示す特性図であ
る。ここで、図3(h)、図3(i)に示す信号波形の
4.43MHzを重畳した部分に着目する。
【0015】図3に示すように、それぞれの中心周波数
から4.43MHzまでの周波数偏移は、B−Yで18
0kHz、R−Yで−23.75kHzである。このた
め、B−Yラインに対するFM復調器の復調出力の方が
R−Y復調出力に比べて偏差の大きい出力電位が得られ
る。したがって、B−Yラインを利用し、この復調出力
(パルス)がある時、B−Yラインであると判定でき
る。実際には、−(B−Y)出力なので、負のパルスと
なる。これらセカムデコーダIC7の出力、−(R−
Y)および−(B−Y)なる信号はラインスイッチ10
ヘ供給される。なお、以下の説明では、それぞれR−
Y、B−Yという。
【0016】NOT回路8は、OR回路3の出力信号を
反転した後、OR回路9の一端へ供給する。OR回路9
は、後述するD型フリップフロップ13から出力される
ラインID信号S7を、NOT回路8の出力である、垂
直ID信号V・IDを反転した信号によって取り出し、
R−YとB−Yの出力を切り換えるコントロール信号S
5を作成し、ラインスイッチ10へ供給する。
【0017】ラインスイッチ10は、上記コントロール
信号S5がハイレベルのときは、B−Yを出力し、ロー
レベルのときは、R−Yを出力する。したがって、ライ
ンスイッチ10の出力は、映像期間において再線順次化
された色差信号S6として次段へ出力されるとともに、
コンパレータ11の非反転入力端へ供給される。なお、
コントロール信号S5は、垂直ID信号V・IDがハイ
レベルのとき、強制的にハイレベルとなり、この結果、
B−Yが出力される。これは、上述したように、R−Y
よりB−Yのデコード出力のほうが無変調との差が大き
く、セカムIDラインの検出が容易であるためである。
【0018】コンパレータ11の反転入力端には、B−
Yの復調出力の最低電位と無変調電位(色無しレベル)
との間に設定された基準電圧Vrefが供給されている。
コンパレータ11は、B−Y、もしくはR−Yと、上記
基準電圧Vrefとを比較し、基準電圧より低い場合にの
み、その出力をローレベルとする。ただし、基準電圧V
refの設定の仕方によっては、映像期間においても、ロ
ーレベルとみなす部分が出てしまう可能性がある。そこ
で、コンパレータ11の出力信号は、前述したOR回路
12の他端へ供給する。
【0019】OR回路12は、垂直ID信号V・IDに
応じて、上記コンパレータ11の出力信号をプリセット
信号PRESETとしてD型フリップフロップ13のプ
リセット入力端へ供給する。このプリセット信号PRE
SETは、CVBSにサブキャリアを重畳した期間のB
−Yラインのみローレベルとなる信号である。
【0020】D型フリップフロップ13は、プリセット
信号PRESETがローレベルになったとき、強制的に
FF出力Qを「H」とし、水平同期信号Hsyncがク
ロック入力されることによって、クロックの立ち上がり
時に、継続的に、B−YのときQ=H、R−YのときQ
=Lと切り替わるラインID信号S7を発生して、後段
へ出力するとともに、前述したOR回路9へ供給する。
【0021】次に、上述した構成によるラインID信号
発生システムの動作について図2および図3を参照して
説明する。まず、CVBS信号の垂直帰線消去期間VB
LKの第16H〜第19H(第1フィールド)と第32
9H〜第332(第2フィールド)に4.43MHzの
サブキャリアパルスを重畳するために次に述べる操作を
行なう。
【0022】まず、垂直同期信号Vsync(図2
(b)を参照)をモノマルチ1によって立ち下がり部分
を第15H(第1フィールド)と第328H(第2フィ
ールド)の終端に合せる(図2(c))。次に、微分回
路2によって波形をなまらせ、OR回路3を通したとき
に第16H〜第19Hと第329H〜第332Hの4H
の期間T1の間、ローレベルになるパルスを発生させる
(図2(d))。したがって、垂直帰線消去期間VBL
Kの色判別信号の直後の4H期間のみがローレベルとな
るタイミングパルス、すなわち垂直ID信号V・IDが
生成される(図2(e))。
【0023】そして、混合回路6において、上記垂直I
D信号V・IDと4.43MHzのCW波をOR回路4
に入力して得られた図2(f)に示す信号S3を信号C
VBS(図2(a))に重畳する。このような操作によ
って、図3(g)に示す信号S4が得られ、セカムデコ
ーダIC7に供給される。セカムデコーダIC7では、
−(R−Y)および−(B−Y)なる信号が取り出さ
れ、ラインスイッチ10ヘ供給される。次に、ラインス
イッチ10では、R−YとB−Yの出力を切り換える図
2(j)に示すコントロール信号S5に応じて、映像期
間において再線順次化された色差信号S6(図3
(k))がコンパレータ11へ供給される。
【0024】コンパレータ11では、B−Y、もしくは
R−Yと、基準電圧Vrefとが比較され、基準電圧Vref
より低い場合にのみ、その出力がローレベルとなる。し
たがって、この信号がローレベルになったとき、D型フ
リップフロップ13を図3(l)に示すプリセット信号
PRESETによってプリセットする。この結果、D型
フリップフロップ13の出力Qが「H」となる。そし
て、水平同期信号Hsyncがクロック入力されること
によって、クロックの立ち上がり時に、継続的に、図3
(n)に示すように、B−YのときQ=H、R−Yのと
きQ=Lと切り替わるラインID信号S7が出力され
る。
【0025】本実施例によれば、図6に示すように、ど
のフィールドに対しても、すなわち4.43MHzを重
畳した期間がB−Y、R−Y、B−Y、R−Yの順序、
またはR−Y、B−Y、R−Y、B−Yの順序であって
も、4.43MHzを重畳した期間のB−YラインでD
型フリップフロップ13がプリセットされるので、正し
いラインID信号を発生させることができることが分
る。なお、図7には、D型フリップフロップ13の出力
であるラインID信号S7が誤っていたときに、それが
4.43MHzを重畳した期間(垂直帰線消去期間)に
訂正される過程を示している。
【0026】<セカムキラー出力回路>セカムデコーダ
IC7に入力されるCVBS信号がセカム信号でないと
き、または白黒信号のときには、セカムデコーダIC7
のFM複調器は動作しない。したがって、セカムデコー
ダ7の出力は無信号になる。このとき、図3(l)に示
すPRESET信号には、4.43MHzのサブキャリ
アを重畳した期間のB−Yラインもデコードされない。
すなわち、D型フリップフロップ13のプリセット信号
PRESETが出力されない。そこで、図8に示すセカ
ムキラー出力回路を用いて、上記プリセット信号PRE
SETの有無を判断し、セカムデコーダIC7に入力さ
れるCVBS信号がセカム信号でないときや、白黒信号
のときであっても、セカムキラー信号(波形〓がハイレ
ベルとなる)を出力させることができるようにする。
【0027】図8は、上述したセカムキラー出力回路の
一構成例を示す回路図である。図において、セカムキラ
ー出力回路は、NOT回路15、D型フリップフロップ
16および17によって構成されている。NOT回路1
5は、図1に示すOR回路3が出力する垂直ID信号V
・IDを反転してD型フリップフロップ16のクロック
入力へ供給する。D型フリップフロップ16には、図1
に示すPRESET信号が供給されており、CVBS信
号がセカム信号であるとき、もしくはセカム信号でない
ときに応じて、その出力Qの状態を変えるようになって
いる。また、D型フリップフロップ17の入力Dには、
上記D型フリップフロップ16の出力Qが供給されてお
り、そのクロック入力CKには上記垂直ID信号V・I
Dが供給されている。また、上記D型フリップフロップ
16と同様にPRESET信号が供給されており、CV
BS信号がセカム信号であるとき、もしくはセカム信号
でないときに応じて、その出力Qの状態を変えるように
なっている。
【0028】次に、上述したセカムキラー出力回路の動
作について図9を参照して説明する。 a)CVBS信号がセカム時 図9(a)に示すNOT回路15の出力信号S10の立
ち上がり時に、D型フリップフロップ16の出力Q(信
号S11)は、図9(d)に示すようにハイレベルとな
るが、プリセット信号PRESET(図9(c))によ
って、ローレベルとなってしまう。このため、D型フリ
ップフロップ16の出力Qを入力DとするD型フリップ
フロップ17の出力Q(信号S12)は、図9(a)に
示す垂直ID信号V・IDの立ち上がり時にローレベル
となる(図9(e))。
【0029】b)CVBS信号がセカムでない時 図9(a)に示すNOT回路15の出力信号S10の立
ち上がり時に、D型フリップフロップ16の出力Q(信
号S11)は、図9(d)に示すようにハイレベルとな
るが、プリセット信号PRESET(図9(c))が無
いので、ハイレベルのまま(そのまま)である。したが
って、D型フリップフロップ16の出力Qを入力Dとす
るD型フリップフロップ17の出力Q(信号S12)
は、図9(a)に示す垂直ID信号V・IDの立ち上が
り時にハイレベルとなる(図9(e))。
【0030】
【発明の効果】請求項1記載の発明によれば、ビデオ信
号の垂直帰線消去期間に4.43MHzの色副搬送波を
重畳する混合手段と、前記ビデオ信号に含まれるB−Y
ラインの復調特性に基づいて、B−Y送出ラインである
ことを判定するためのB−Y判定信号を前記混合手段が
出力する重畳信号から抽出する抽出手段と、前記B−Y
判定信号に基づいて、前記ビデオ信号の水平同期信号に
同期したセカム色差ラインID信号を出力するラインI
D信号出力手段とを具備するようにしたため、弱電界や
SN比が劣化した時でも、基準となる色副搬送波(4.
43MHz)は安定しており、一定の振幅とSN比が維
持できるため、判定を誤ることがないという利点が得ら
れる。また、カウンタ、コンパレータ、フリップフロッ
プおよびORゲートからなる簡単な回路で構成されてお
り、集積回路化すれば、コストアップすることなく実現
できるという利点が得られる。また、このラインID信
号を用いて、線順次で送信されてくるセカム色信号をデ
コード後、再び線順次化すれば、後段の信号処理回路を
半分に節約することが可能となる。例えば、ディジタル
化して信号処理する場合でも、後段のA/Dを1個で済
ますことができるという利点が得られる。
【0031】また、請求項2記載の発明によれば、ビデ
オ信号の垂直帰線消去期間に4.43MHzの色副搬送
波を重畳する混合手段と、前記ビデオ信号に含まれるB
−Yラインの復調特性に基づいて、B−Y送出ラインで
あることを判定するためのB−Y判定信号を前記混合手
段が出力する重畳信号から抽出する抽出手段と、前記B
−Y判定信号の有無により、カラーキラーがかかってい
ることを判別し、カラーキラーがかかっている場合には
キラー信号を出力するキラー信号発生手段を具備するよ
うにしたため、垂直帰線消去期間に重畳した色副搬送波
(4.43MHz)のB−Yデコード出力の有無で、ク
ロマ出力信号にキラーがかかっているかが容易に判り、
セカムキラー信号を発生することができるという利点が
得られる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明におけるセカム色差ラインID発生回路
の一実施例の構成を示すブロック図である。
【図2】同実施例におけるセカム色差ラインID発生回
路の動作を説明するためのタイミングチャートである。
【図3】同実施例におけるセカム色差ラインID発生回
路の動作を説明するためのタイミングチャートである。
【図4】R−YラインのFM復調特性を示す特性図であ
る。
【図5】B−YのFM復調特性を示す特性図である。
【図6】同実施例におけるセカム色差ラインID発生回
路がどのフィールドに対しても正しいラインID信号を
発生させることを説明するためのタイミングチャートで
ある。
【図7】同実施例におけるセカム色差ラインID発生回
路によるラインID信号の訂正される過程を示すタイミ
ングチャートである。
【図8】本発明のセカムキラー出力回路の一実施例の構
成を示す回路図である。
【図9】図8に示すセカムキラー出力回路の動作を説明
するためのタイミングチャートである。
【符号の説明】
1 モノマルチバイブレータ 2 微分回路 3,4,12 OR回路 6 混合回路(混合手段) 7 セカムデコーダIC(判定手段) 8,15 NOT回路 10 ラインスイッチ 11 コンパレータ 13 D型フリップフロップ(ラインID信号出力手
段) 16,17 D型フリップフロップ(キラー信号発生手
段)

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ビデオ信号の垂直帰線消去期間に4.4
    3MHzの色副搬送波を重畳する混合手段と、 前記ビデオ信号に含まれるB−Yラインの復調特性に基
    づいて、B−Y送出ラインであることを判定するための
    B−Y判定信号を前記混合手段が出力する重畳信号から
    抽出する抽出手段と、 前記B−Y判定信号に基づいて、前記ビデオ信号の水平
    同期信号に同期したセカム色差ラインID信号を出力す
    るラインID信号出力手段とを具備することを特徴とす
    るセカム色差ラインID信号発生回路。
  2. 【請求項2】 ビデオ信号の垂直帰線消去期間に4.4
    3MHzの色副搬送波を重畳する混合手段と、 前記ビデオ信号に含まれるB−Yラインの復調特性に基
    づいて、B−Y送出ラインであることを判定するための
    B−Y判定信号を前記混合手段が出力する重畳信号から
    抽出する抽出手段と、 前記B−Y判定信号の有無により、カラーキラーがかか
    っていることを判別し、カラーキラーがかかっている場
    合にはキラー信号を出力するキラー信号発生手段を具備
    することを特徴とするキラー信号発生回路。
JP34194893A 1993-12-13 1993-12-13 セカム色差ラインid信号発生回路およびセカムキラー信号発生回路 Pending JPH07170532A (ja)

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR100430393B1 (ko) * 1997-04-02 2004-06-16 엘지전자 주식회사 비디오 디코더의 색 공간 좌표 변환 장치

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Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR100430393B1 (ko) * 1997-04-02 2004-06-16 엘지전자 주식회사 비디오 디코더의 색 공간 좌표 변환 장치

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