JPH07170165A - 保護機能付負荷駆動装置 - Google Patents

保護機能付負荷駆動装置

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JPH07170165A
JPH07170165A JP34193393A JP34193393A JPH07170165A JP H07170165 A JPH07170165 A JP H07170165A JP 34193393 A JP34193393 A JP 34193393A JP 34193393 A JP34193393 A JP 34193393A JP H07170165 A JPH07170165 A JP H07170165A
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Abstract

(57)【要約】 (修正有) 【目的】 負荷駆動装置において、負荷の駆動時に発生
する誘電電流および負荷短絡による保護を確実に図る。 【構成】 負荷2には負荷駆動用Tr 1が接続され、保
護用Tr 15の作動によって定電流回路4または出力遮
断回路5を、遅延回路18によって所定の遅延時間の間
動作開始を遅らせて保護回路を作動させるようにしてい
る。この結果、誘導電流時には保護用Tr 15がON,
電流制御用Tr 14がONの状態で、負荷駆動用Tr 1
がONで駆動電流Iを制御する。一方、異常電流(負荷
短絡)時には保護用Tr 15がON,電流制御用Tr 1
4がONの状態で、負荷駆動用Tr1がOFFにして駆
動電流Iの負荷2への供給を遮断し、保護を図る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、例えばソレノイド,電
磁弁,モータ等のインダクタンス成分をもった負荷を制
御駆動する保護機能付負荷駆動装置に関する。
【0002】
【従来の技術】一般に、ソレノイド,電磁弁,モータ等
はコイル部を有し、逆起電圧による過電流が流れる場合
がある。このため、各種アクチュエータの電力供給部に
は、当該負荷に過電流が流れるのを防止する保護回路を
有する負荷駆動装置が用いられている。
【0003】ここで、図4および図5に従来の保護機能
付負荷駆動装置を示し説明する。
【0004】図中、1は負荷駆動用トランジスタを示
し、該負荷駆動用トランジスタ1(以下、「負荷駆動用
Tr 1」という)はPNP型トランジスタにより構成さ
れ、コレクタ側はソレノイド等の負荷2に、エミッタ側
は後述の電流検出回路3にそれぞれ直列接続されてい
る。
【0005】3は電流検出回路を示し、該電流検出回路
3は前記負荷駆動用Tr 1とバッテリ電圧VB との間に
接続され、前記負荷2に流れる駆動電流Iを監視するよ
うになっている。
【0006】4は前記電流検出回路3の出力側に設けら
れた定電流回路を示し、該定電流回路4の出力側は負荷
駆動用Tr 1のベースとスイッチング用Tr 7のコレク
タに接続され、前記電流検出回路3から検出された駆動
電流Iの大きさが、回路によって設定された第1の所定
電流値Ia (図5参照)よりも大きくなった場合には、
負荷駆動用Tr 1の保護を図るために負荷2に流れる駆
動電流Iを定電流に設定する。なお、定電流回路4の作
動は駆動電流Iが誘導電流により電流値が大きくなった
場合に行うようになっている。
【0007】5は負荷駆動用Tr 1のベース電流を遮断
する出力遮断回路を示し、該出力遮断回路5は前記電流
検出回路3から検出された駆動電流Iの大きさが、回路
によって設定された第2の所定電流値Ib (図5参照)
よりも大きくなった場合には、該出力遮断回路5に連動
したb接点5Aを閉成する。これにより、負荷駆動用T
r 1のエミッタ・コレクタ間電圧VBEの電位差を0Vに
して該負荷駆動用Tr1をOFF状態にする。そして、
負荷短絡時の異常電流が各回路素子、特に負荷駆動用T
r 1が破壊するのを防止するようになっている。なお、
出力遮断回路5の作動は負荷2が短絡事故による異常電
流が発生したときに行うようになっている。なお、出力
遮断回路5はb接点5Aを有するものとして図示してい
るが、トランジスタのスイッチング特性が用いられる。
【0008】6は電流検出回路3の出力側と出力遮断回
路5の入力側との間に接続された遅延回路を示し、該遅
延回路6は例えば抵抗とコンデンサによるCRフィルタ
回路による遅延回路からなり、電流検出回路3から検出
された駆動電流Iに基づいて遅延時間τが設定される。
【0009】7はスイッチング用トランジスタを示し、
該スイッチング用トランジスタ7(以下、「スイッチン
グ用Tr 7」という)はベース側が制御回路8(以下
「IC8」という)に、エミッタ側がアース側に、コレ
クタ側がb接点5Aを介してバッテリ電圧VB と前記負
荷駆動用Tr 1にそれぞれ接続されている。そして、該
スイッチング用Tr 7は前記IC8によってON/OF
F制御されることにより、負荷駆動用Tr 1を制御して
いる。
【0010】このように、従来技術による負荷駆動装置
では、定電流回路4,出力遮断回路5および遅延回路6
によって保護機能を持たせ、負荷駆動用Tr 1および他
の素子の保護を図るようにしている。
【0011】次に、従来技術による保護機能付負荷駆動
装置の動作について説明する。
【0012】まず、インピーダンス成分を有する負荷2
を駆動する場合には、該負荷2の誘導作用により、瞬間
的な逆起電圧による過電流が流れる。このときには、定
電流回路4を作動させて駆動電流Iを定電流にすること
により、負荷2および負荷駆動用Tr 1の保護を図るよ
うにしている。
【0013】また、負荷2の短絡時においては、b接点
5Aを開成して負荷駆動用Tr 1をOFF状態にして負
荷2に駆動電流Iが流れるのを停止し、負荷駆動用Tr
1等の素子の保護を図ることができる。
【0014】さらに、遅延回路6では、電流検出回路3
が過電流を検出してから、定電流回路4および出力遮断
回路5が作動するまでに所定の遅延時間τを設けるもの
で、図5に示すように、この遅延時間τは出力遮断回路
5が作動する所定電流値Iaのときにはτ1 となり、定
電流回路4が作動する所定電流値Ib のときにはτ2
(τ2 <τ1 )となる。これにより、誘導電流および負
荷短絡による保護機能の誤作動を防止するようにしてい
る。
【0015】
【発明が解決しようとする課題】ところで、上述した従
来技術による保護機能付負荷駆動装置においては、図5
に示すように、遅延時間τは駆動電流Iに対して対数的
な特性となり、このため、誘導電流が第2の所定電流値
Ib に近いIa ′の場合には、負荷2の短絡時に設定さ
れる遅延時間τ2 と誘導電流時に設定される遅延時間τ
1 ′とがほぼ同じ時間となってしまう。このため、誘導
電流による過電流であるにも拘らず、負荷短絡による過
電流として出力遮断回路5を誤作動させてしまうという
問題がある。
【0016】一方、負荷短絡時には遅延回路6により遅
延時間τ2 が設定されるから、出力遮断回路5の作動遅
れが発生し、瞬時に負荷駆動用Tr 1をOFF状態にす
ることができなくなる。この結果、負荷駆動用Tr 1お
よび他の素子を破損し、保護機能を十分果たすことがで
きないという問題がある。
【0017】本発明は上述した従来技術の問題に鑑みな
されたもので、本発明は負荷を流れる電流が過電流とな
ったときに負荷駆動装置の保護を図ることのできる保護
機能付負荷駆動装置を提供することを目的としている。
【0018】
【課題を解決するための手段】上述した課題を解決する
ために、本発明が採用する保護機能付負荷駆動装置は、
負荷を駆動する負荷駆動用トランジスタと、前記負荷を
流れる駆動電流を電圧として検出する電圧検出回路と、
前記負荷を流れる駆動電流を検出する電流検出回路と、
該電流検出回路からの検出電流に基づいて駆動電流が過
電流となったときに、前記負荷に流れる電流を定電流に
設定する定電流回路と、前記電圧検出回路からの検出電
圧に基づいて駆動電流が前記過電流よりも大きい異常電
流となったときに、前記負荷に電流が流れるのを遮断す
る出力遮断回路と、前記電圧検出回路からの検出電圧の
大きさに反比例するように遅延時間を設定し、出力遮断
回路の作動開始を該遅延時間によって遅延させる遅延回
路とから構成したことにある。
【0019】
【作用】負荷を流れる駆動電流が過電流となったときに
は、定電流回路によって駆動電流を定電流にし、駆動電
流が異常電流となったときには、駆動電流が負荷に流れ
るのを出力遮断回路によって遮断する。さらに、遅延回
路により過電流が発生したときには時間を長く、異常電
流が発生したときには時間を短く設定することによっ
て、過電流発生時には定電流回路の作動を遅らせて行
い、異常電流発生時には出力遮断回路の作動を素早く行
うことができる。
【0020】
【実施例】以下、本発明の実施例を図1ないし図3に基
づき説明する。なお、実施例では前述した従来技術と同
一の構成要素に同一の符号を付し、その説明を省略する
ものとする。
【0021】まず、図1には本実施例による保護機能付
負荷駆動装置のブロック図、図2には回路構成図を示す
もので、実施例においては図2に基づいて保護機能付負
荷駆動装置の構成を説明するものとする。
【0022】図中、11は本実施例の電流検出回路を示
し、該電流検出回路11は負荷駆動用Tr 1のエミッタ
側とバッテリ電圧VB との間に接続された電流検出用抵
抗12と、ベース側が電流制御用抵抗13を介して該電
流検出用抵抗12の出力側に、エミッタ側がバッテリ電
圧VB に、コレクタ側がスイッチング用Tr 7のコレク
タ側にそれぞれ接続され、定電流回路4および出力遮断
回路5をなす電流制御用トランジスタ14(以下、「電
流制御用Tr 14」という)から構成されている。
【0023】15は電流制御用Tr 14と共に出力遮断
回路5を構成する保護用トランジスタを示し、該保護用
トランジスタ15(以下、「保護用Tr 15」という)
はエミッタ側が前記電流制御用抵抗13と電流制御用T
r 14のベース側との間に、コレクタ側が抵抗16を介
してスイッチング用Tr 7のコレクタ側に、ベース側は
後述する遅延用抵抗19を介して負荷2と負荷駆動用T
r 1のコレクタ側との間にそれぞれ接続されている。
【0024】17は電圧検出回路を示し、該電圧検出回
路17は電流制御用抵抗13と保護用Tr 15の直列回
路により構成され、負荷2を流れる駆動電流を電圧とし
て検出するものである。
【0025】18は本実施例の遅延回路を示し、該遅延
回路18は一側が前記保護用Tr 15のベース側に、他
端が負荷2と負荷駆動用Tr 1のコレクタ側との間に接
続された遅延用抵抗19と、一端がバッテリ電圧VB
に、他側が該遅延用抵抗19と保護用Tr 15のベース
側との間に接続された遅延用コンデンサ20とからなる
CRのフィルタ回路によって構成され、該遅延用抵抗1
9および遅延用コンデンサ20によって遅延回路18の
定数を決定するものである。
【0026】即ち、前記遅延回路18は負荷駆動用Tr
1のエミッタ・コレクタ間電圧VCEを電源としたとき、
該負荷駆動用Tr 1のエミッタ・コレクタ間に対し、遅
延用抵抗19,遅延用コンデンサ20が直列に接続され
たCRのフィルタ回路として構成され、この遅延時間は
時定数となるCRと電圧VCEによって設定されるもので
ある。即ち、図3の特性線図に示すように、保護用Tr
15がON状態となってから、実際に該保護用Tr 15
がON状態となるまでの遅延時間τは、電圧VCEが小さ
い(駆動電流I=Ia )ときには遅延用コンデンサ20
に貯えられる時間は遅くなって遅延時間τa となり、電
圧VCEが大きい(駆動電流I=Ib )ときには遅延用コ
ンデンサ20に貯えられる時間は速くなって遅延時間τ
b となり、さらに電圧VCEが中間(駆動電流I=Ia
′)ときには遅延時間τa ′となる。このように、遅
延回路18においては、負荷駆動用Tr 1の電圧VCEが
大きくなるに従って遅延時間τが短くなる反比例した特
性となっている。
【0027】また、従来技術で述べた定電流回路4は、
電流制御用Tr 14と電流制御用抵抗13によって構成
され、出力遮断回路5は、電流制御用Tr 14と保護用
Tr15とをダーリントン接続することによって構成さ
れる。
【0028】ここで、負荷2と負荷駆動用Tr 1のコレ
クタ側との間の電圧をV0 、保護用Tr 15のベース側
と遅延回路18との接続点における電圧をV1 、スイッ
チング用Tr 7のコレクタ側と電流制御用Tr 14のコ
レクタ側との間に位置して抵抗16との接続点における
電圧をV2 、負荷駆動用Tr 1のベース側と電流制御用
Tr 14のコレクタ側との接続点における電圧をV3 と
して、便宜上設定するものとする。
【0029】本実施例による保護機能付負荷駆動装置は
上述の如く構成されるもので、次に動作について説明す
る。
【0030】まず、通常の動作においては、IC8によ
りスイッチング用Tr 7をON状態にすることにより、
負荷駆動用Tr 1はON状態となり、負荷2に駆動電流
Iを供給する。
【0031】なお、このときには、負荷2の抵抗成分に
より電圧V0 が発生しているから、保護用Tr 15にお
いては、電圧VBE>(バッテリ電圧VB −電圧V0 )の
関係が成り立ち、該保護用Tr 15はOFF状態を維持
する。これにより、電流制御用Tr 14もOFF状態と
なっている。
【0032】また、負荷2に誘導電流による過電流が発
生した場合には、負荷2に流れる駆動電流Iが増大し、
保護用Tr 15をON状態にし、電流制御用Tr 14の
バッテリ電圧VB を大きくし、該電流制御用Tr 14を
飽和状態でON状態とし、電圧VCE(電圧V3 )を上昇
させる。これにより、負荷駆動用Tr 1の電圧VECは小
さくなり、コレクタ電流IC 、即ち負荷2に流れる駆動
電流Iを定電流に設定する。なお、前記電圧V3 は負荷
駆動用Tr 1の電圧VBE<(バッテリ電圧VB−電圧V3
)の関係を満足する範囲となっている。
【0033】さらに、負荷2の短絡が発生した場合に
は、該負荷2の抵抗値は零であるからV0 は0Vとな
り、保護用Tr 15では、電圧VBE<(バッテリ電圧V
B −電圧V0 )となって保護用Tr 15がON状態とな
る。これにより、電流制御用Tr14もON状態とな
る。これにより、負荷駆動用Tr 1において、電圧VBE
>(バッテリ電圧VB −電圧V3 )の関係が成り立ち、
該負荷駆動用Tr 1はスイッチング用Tr 7のON/O
FFに拘らずOFF状態となって、負荷2に駆動電流I
を供給するのを遮断する。
【0034】さらに、本実施例による遅延回路18は、
図2に示すように負荷駆動用Tr 1のコレクタと保護用
Tr 15のベース間に接続され、図3の特性線図に示す
ように、負荷駆動用Tr 1の電圧VCEの上昇に対して反
比例するような遅延時間τが設定できるように構成され
ている。
【0035】これにより、負荷2に誘導電流による瞬間
的な過電流が発生したときには、負荷2に流れる駆動電
流IがIa ′に増大し、負荷駆動用Tr 1の電圧VCEが
大きくなると共に、保護用Tr 15のバッテリ電圧VB
が高くなって保護用Tr 15をON状態にしようとす
る。しかし、遅延回路18は遅延用コンデンサ20に充
電されてから保護用Tr 15をON状態にするようにな
っているから、該保護用Tr 15がON状態になるまで
遅延時間τa ′が必要となる。
【0036】一方、負荷2に短絡電流が発生したときに
は、該負荷2の抵抗値は零となっているから、負荷駆動
用Tr 1の電圧VCEには大きな電圧が加わると共に、保
護用Tr 15では電圧VBE<(バッテリ電圧VB −V0
)の関係となり、保護用Tr15をON状態にしようと
する。しかし、このとき遅延回路18により遅延用コン
デンサ20に充電されてから保護用Tr 15をON状態
にするようになっているから、該保護用Tr 15がON
状態になるまで遅延時間τb が必要となる。
【0037】従って、本実施例による保護機能付負荷駆
動装置においては、負荷2に誘導電流等の過電流が発生
したときには、保護用Tr 15がON状態になるまでの
時間を遅延させ、負荷2が短絡したときには、保護用T
r 15がON状態になるまでの時間を短くするように設
定することができる。これにより、瞬間的に起きる誘導
電流等の場合には、時間τa ′を経過してから出力遮断
回路5を作動させ、また負荷短絡時には、極めて短い時
間τb を経過してから出力遮断回路5を作動させること
ができる。
【0038】従って、負荷駆動用Tr 1のVCEの大きさ
(負荷2の駆動電流Iの大きさ)から遅延時間τを調整
するようにしたから、出力遮断回路5の誤作動を確実に
防止することができる。
【0039】さらに、遅延回路18は負荷駆動用Tr 1
のVCEの大きさにより遅延時間τを設定するようにして
いるから、負荷短絡時には遅延時間τb という短時間に
保護用Tr 15をON状態にして負荷駆動用Tr 1をO
FF状態に瞬時に切換えることができ、該負荷駆動用T
r 1および他の回路素子の保護を確実に図り、従来技術
によりも保護回路としての信頼性を大幅に高めることが
できる。
【0040】また、負荷駆動用Tr 1の損失Pの変動を
少なくすることができ、該負荷駆動用Tr 1の寿命を延
ばすことができる。
【0041】なお、前記実施例中で、図2中の保護用T
r 15が、図1,図4に示す出力遮断回路5のb接点5
Aの具体例である。
【0042】
【発明の効果】以上詳述した如く、本発明によれば、負
荷駆動用トランジスタを介して負荷に流れる電流を、電
圧検出回路によって電圧として検出し、前記駆動電流が
過電流となったときに、定電流回路により駆動電流を定
電流に設定し、駆動電流が前記過電流よりも大きい異常
電流となったときに、出力遮断回路による負荷に流れる
駆動電流を遮断するようにして保護し、前記定電流回路
および出力遮断回路の動作を遅らせる遅延時間を、前記
電圧検出回路からの検出電圧の大きさに反比例するよう
に遅延回路によって設定するようにしたから、駆動電流
に瞬間的な過電流が発生したときには、遅延時間を長く
して出力遮断回路の誤動作を防止し、駆動電流が異常電
流のときには、遅延時間を短くして駆動電流の出力を停
止することができる。これにより、負荷駆動用トランジ
スタおよび他の電子部品の損傷を確実に防止することが
できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施例による保護機能付負荷駆動装置
のブロック図である。
【図2】保護機能付負荷駆動装置の具体例を示す回路構
成図である。
【図3】保護機能付負荷駆動装置の駆動電流Iに対する
負荷駆動用Tr 1に加わる損失P,遅延時間τ,負荷駆
動用Tr 1の電圧VCEを示す特性線図である。
【図4】従来技術による保護機能付負荷駆動装置のブロ
ック図である。
【図5】保護機能付負荷駆動装置の駆動電流Iに対する
負荷駆動用Tr 1に加わる損失P,遅延時間τ,負荷駆
動用Tr 1の電圧VCEを示す特性線図である。
【符号の説明】
1 負荷駆動用Tr (負荷駆動用トランジスタ) 2 負荷 4 定電流回路 5 出力遮断回路 7 スイッチング用Tr 13 電流制御用抵抗 14 電流制御用Tr 15 保護用Tr 17 電圧検出回路 18 遅延回路 19 遅延用抵抗 20 遅延用コンデンサ

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 負荷を駆動する負荷駆動用トランジスタ
    と、前記負荷を流れる駆動電流を電圧として検出する電
    圧検出回路と、前記負荷を流れる駆動電流を検出する電
    流検出回路と、該電流検出回路からの検出電流に基づい
    て駆動電流が過電流となったときに、前記負荷に流れる
    電流を定電流に設定する定電流回路と、前記電圧検出回
    路からの検出電圧に基づいて駆動電流が前記過電流より
    も大きい異常電流となったときに、前記負荷に電流が流
    れるのを遮断する出力遮断回路と、前記電圧検出回路か
    らの検出電圧の大きさに反比例するように遅延時間を設
    定し、出力遮断回路の作動開始を該遅延時間によって遅
    延させる遅延回路とから構成してなる保護機能付負荷駆
    動装置。
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