JPH07169947A - 2次元電子ガスヘテロ構造及びこれを用いたトランジスタ - Google Patents

2次元電子ガスヘテロ構造及びこれを用いたトランジスタ

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JPH07169947A
JPH07169947A JP31517793A JP31517793A JPH07169947A JP H07169947 A JPH07169947 A JP H07169947A JP 31517793 A JP31517793 A JP 31517793A JP 31517793 A JP31517793 A JP 31517793A JP H07169947 A JPH07169947 A JP H07169947A
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layer
donor
dimensional electron
electron gas
gaas
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JP31517793A
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Takeshi Kamijo
健 上條
Kenji Watanabe
賢司 渡邊
毅 ▲高▼森
Takeshi Takamori
Hiroshi Wada
浩 和田
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Oki Electric Industry Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 2次元電子ガスヘテロ構造であって従来に比
べドナー順位に起因する電流−電圧特性の異常が生じに
くく、かつ、ドナー分布に起因する2次元電子ガスの散
乱が生じにくい構造を提供する。 【構成】 チャネル部及び電子供給部を具える2次元電
子ガスヘテロ構造において、GaAs層(井戸層)31
とAlGaAs層(障壁層)33a,33bとで構成さ
れる量子井戸35の井戸層に当たるGaAs層31内
に、2層のSiドナー添加領域31a,31bをGaA
s層31に対し平行になるように形成する。チャネル部
は、障壁層33bに接して設けたInGaAs層37で
構成する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、2次元電子ガスヘテ
ロ構造およびこれを用いたトランジスタに関するもので
ある。
【0002】
【従来の技術】2次元電子ガスヘテロ構造を用いた電子
素子の従来例として、文献I(ジャパニーズ ジャーナ
ル オブ アプライド フィジックス(Jpn.J.A
ppl.Phys.),vol.19,L225(19
80))又は文献II(特公昭59−53714号公報)
に開示されているものがあった。この素子は、AlGa
As中に変調ドープされたドナーから供給される電子で
形成される2次元電子ガスをキャリアとして用いるタイ
プの、電界効果トランジスタであった。
【0003】図6(A)及び(B)はこの文献I若しく
はIIに開示の素子の構造を概略的に示した断面図及び該
素子のエネルギーバンド図である。この素子は、半絶縁
性GaAs基板11と、該基板11上に順次に設けられ
た高純度GaAs層13及びn−AlGaAs層15で
構成される2次元電子ガスヘテロ構造17と、該ヘテロ
構造17に形成されたソース・ドレイン領域19a,1
9bと、ソース・ドレイン電極21a,21bと、ゲー
ト電極23とを具えたものである。なお、図において、
15aはドナーを示し、25は2次元電子ガスを示す。
【0004】ここで、高純度GaAs層13の厚みは数
10nm程というように、電子が充分に量子化される厚
みとされている。この従来素子では、高純度GaAs層
13がチャネル部(2次元電子輸送層)となり、n−A
lGaAs層15が電子供給部となる。また、n−Al
GaAs層15から高純度GaAs層13への電子の供
給とゲート作用とは、ゲート電極23に印加された電圧
によるn−AlGaAs層15の高純度GaAs層13
に対するポテンシャルの制御を介して、n−AlGaA
s層15中のドナー15aに束縛された電子が高純度G
aAs層側に供給されるか遮断されるかによりなされ
る。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上述の
従来の素子においては、n−AlGaAs層15内にド
ープされたSiドナーはDXセンターと呼ばれる深い準
位を形成し、このため、電流−電圧特性に異常が生じ
る。また、n−AlGaAs層15中のSiドナー15
aの分布は、該ドナーとGaAs層13内の2次元電子
ガス25との間のクーロン相互作用により電子をn−A
lGaAs層15とGaAs層13との界面におさえつ
けられる働きをしこの結果、2次元電子ガスと該界面の
小さなポテンシャルとの散乱を引き起こす。その結果、
移動度が減少するので、スイッチングスピードが低下す
る。従来の素子構造における上述のような問題は、チャ
ネル部であるGaAs層と、これに隣接する電子供給部
としてのSiドープのn−AlGaAs層との間の電子
遷移および電子的相互作用に由来する。
【0006】この出願はこのような点に鑑みなされたも
のであり、従ってこの出願の第一発明の目的は上述の問
題点を除去できる新規な2次元電子ガスヘテロ構造を提
供することにある。また、この出願の第二発明の目的は
第一発明の構造を有した新規なトランジスタを提供する
ことにある。
【0007】
【課題を解決するための手段】この第一発明の目的の達
成を図るため、この第一発明によれば、チャネル部及び
電子供給部を具える2次元電子ガスヘテロ構造におい
て、電子供給部を、ドナーを量子効果により相互作用す
るようにドープした量子井戸層で構成したことを特徴と
する。
【0008】この第一発明の実施に当たり、前記量子井
戸層を、量子井戸内にドナーが2層状にかつそれらが相
互作用して水素分子状相互作用ドナーを構成するように
ドープされた層で構成するのが好適である。
【0009】またこの出願の第二発明のトランジスタに
よれば、第一発明の2次元電子ガスヘテロ構造を用いた
ことを特徴とする。
【0010】
【作用】この第一発明の構成によれば、ドナーが量子効
果により相互作用するようにドープされた量子井戸層で
電子供給部が構成される。詳細は図3及び図4を主に参
照して後に説明するが、このような状態の電子供給部は
これに電界が印加されない状態では深い準位を形成する
ので電子は電子供給部に留まりチャネル部に及ばない。
ところがこの発明に係る2次元電子ガスヘテロ構造にゲ
ート電極を設け該ゲート電極を適性に使用すると上記相
互作用していたドナーが孤立化するようになるため、ド
ナーの準位は相互作用していた場合より浅いものとな
る。この結果、電子はチャネル部に移り2次元電子ガス
となる。図6を用いて説明した従来構造では、電子は高
いポテンシャルのドナーを有したn−AlGaAs層よ
り供給されていたのに対しこの第一発明ではそれほど高
いポテンシャルのドナーを用いないので、電子供給部と
チャネル部との電子遷移および電子的相互作用は従来よ
り軽減されるから、急峻な電流−電圧特性が得られ、ま
た、井戸層中にドナーをドープしているため、深い準位
の形成が生じないので電流−電圧特性の異常が回避でき
る。
【0011】また、この出願の第二発明によれば、第一
発明の利点を有したトランジスタが構成される。
【0012】
【実施例】以下、図面を参照して、この出願の第一発明
及び第二発明の実施例について併せて説明する。なお、
説明に用いる各図はこれら発明を理解出来る程度に各構
成成分の形状、寸法及び配置関係を概略的に示してある
にすぎない。また、各図において、同様な構成成分につ
いては同一の符号を付して示しその重複説明を省略す
る。
【0013】図1は2次元電子ガスヘテロ構造(第一発
明)の実施例の説明に供する図であり、また、図2は第
一発明の2次元電子ガスヘテロ構造を利用して構成した
トランジスタ(第二発明)の実施例の説明に供する断面
図である。ここで、図1に示した構造は、ちょうど、図
2のトランジスタでのゲート電極直下の部分の電子構造
に相当する。
【0014】この実施例の2次元電子ガス構造では、G
aAs層(井戸層)31とAlGaAs層(障壁層)3
3a,33bとで構成される量子井戸35の井戸層に当
たるGaAs層31にドナーを、該ドナーが量子効果に
より相互作用するようにドープし、このようにドナーが
ドープされたGaAs層31で、電子供給部を構成す
る。具体的にはこの実施例では、ドナーが量子効果によ
り相互作用するようにドープされた井戸層は以下の構造
により実現している。すなわち、井戸層であるGaAs
層31内に2層のSiドナー添加領域31a,31bを
GaAs層31に対し平行になるように形成することで
実現している(具体例は後述する。)。またこのときG
aAs層31の厚みはドナーのボーア半径(約100オ
ングストローム)より充分薄い値とする(具体例は後述
する。)。このように量子的に閉じ込められた2層のS
iドナー添加領域31a,31bは、相互作用し、従来
の水素型ドナーではなく水素分子型ドナーとなり、そし
て深い準位(DXセンタと比較すれば浅い準位)を形成
する。すなわち水素分子型ドナーは、ドナー原子間のク
ーロン相互作用による2つのドナーで形成される分子軌
道に起因する準位を形成するのである。この実験的検証
は、用いた材料こそAlAs/GaAsであるが、この
出願に係る発明者による文献III (フィジカル レビュ
ー ビー(Physical Review B),v
ol.40,pp.1316(1989))に開示され
ている。なお、図1及び図2において37はチャネル部
としてのInGaAs層、39はn−AlGaAs層で
あり、チャネル部としてのInGaAs層37に対して
障壁層として機能しかつソース・ドレイン電極41a,
41b(図2参照)に対しコンタクト層として機能する
ものである。また、図2において、43はゲート電極、
45a,45bはソース・ドレイン領域、47は半絶縁
性GaAs基板である。
【0015】図1に示した構造においてSiドナー添加
領域を有するGaAs井戸層31の厚さがSiドナーの
ボーア半径から見積もられる1s軌道半径より充分小さ
く、また、該井戸層31と障壁層33a,33bとのバ
ンド不連続が量子閉じ込めを得る程度に高いとき、フォ
トルミネッセンススペクトルに孤立したドナーに起因し
た浅い準位はクーロン相互作用が強まった準位となる。
このように相互作用しているドナーの準位51(図3参
照)は、図3に示すように、チャネル部であるInGa
As層37の伝導帯の底よりも深い準位となる。この図
3に示したような電子構造を得るための典型的な構造
は、図1を参照して説明すれば、GaAs層31の厚み
1 が30分子層(約83オングストローム)であり、
該GaAs層31中のドナー添加領域31a,31bそ
れぞれの厚みt2 、t3 がそれぞれ4分子層(約11オ
ングストローム)であり、障壁層33a(33b)とド
ナー添加領域31a(31b)との間のGaAs層31
の部分の厚さt4 (t5 )が4分子層であるような構造
が挙げられる。ここで、ドナー添加領域31a、31b
でのドナー濃度は量子的に誘起されるクーロン相互作用
に充分な濃度が必要なため3×1017cm-2以上の濃度
である。また、チャネル部であるInGaAs層37の
InAsの組成は0.2とし、その厚みは60オングス
トロームとする。また、チャネル部であるInGaAs
層37とGaAs層31との間のAlGaAs障壁層3
3bの厚みは30オングストローム程度とする。また、
このとき、トラジスタ構造とする場合の図2に示したn
−AlGaAs層37の厚みは、構成しようとするトラ
ンジスタがノーマリオン型のものであるかノーマリオフ
型のものであるかにかかわり、前者としたい場合はゲー
ト電極がAl(アルミニウム)であるとしたなら100
nm以上とし、後者としたい場合ならそれより薄くす
る。このような条件とされた2次元電子ガスヘテロ構造
では、これに電界がかけられていない状態では、電子は
GaAs層31に留まりチャネル部であるInGaAs
層35に供給されることはない。
【0016】ところが、この図1及び図2に示した構造
に対し、図2に示したゲート電極43を用い電圧を該構
造でのエネルギバンド図が図4に示した状態となるよう
に印加すると、GaAs井戸31での量子閉じ込め効果
が弱くなるため、量子閉じ込めにより増強されていたド
ナー添加領域31a,31b間のクーロン相互作用は弱
まり水素分子のようなふるまいを示すクーロン相互作用
ドナーは孤立したドナーとなり浅い準位(相互作用から
孤立化したドナーの準位)53を形成する。このとき、
相互作用ドナーに起因していた深いドナー準位は存在し
ない。加えて、電界印加による水素分子型ドナーのk−
空間上の対称性の低下から、相互作用が抑制され、孤立
したドナーとなる効果も深いドナーから浅いドナーへの
変化を助長する。この段階でGaAs井戸層31内には
浅いドナー53のみが存在する。この状態で、孤立した
ドナーの波動関数55(図4参照)は、電界印加による
量子閉じ込めの低下により、量子トンネル効果にとって
充分薄いAlGaAs障壁層をトンネル効果によりチャ
ネル部であるInGaAs層37にしみ出す。またこの
とき孤立したドナーの準位53は、チャネル部であるI
nGaAs層37の電子の第1サブバンドより充分高い
ポテンシャルなので結果としてInGaAs層37に電
子が供給され、InGaAs層に2次元電子ガス25が
形成される(図4参照)。
【0017】また、電界が印加されなくなるとGaAs
層31では浅い準位はなくなり再びドナーの相互作用に
起因する深い準位51(図3参照)が生じるので電子は
GaAs層31に留まりチャネル部であるInGaAs
層37に供給されなくなる。このように、第一発明の2
次元電子ガスヘテロ構造では電界を印加するか否かによ
るゲートの作用が生じるため、この構造は電界効果トラ
ンジスタのゲート部として用い得るものであることが分
かる。
【0018】なお、図2に示したトランジスタ構造は例
えば以下のような方法で作製することが出来る。
【0019】先ず、半絶縁性GaAs基板47上に、障
壁層としてのアンドープAlGaAs層33a、Si添
加領域31a,31bを有する電子供給部としてのGa
As層31、障壁層としてのアンドープAlGaAs層
33b、チャネル部としてのInGaAs層37及び、
コンタクト層(チャンネル部に対する障壁層にもなる)
としてのn−AlGaAs39を順次に、各層が上記膜
厚となるように形成する。これら層の形成は、分子線エ
ピタキシ法、有機金属気相成長法、有機金属分子線エピ
タキシ法などの好適な方法で行なえる。
【0020】次に、この積層体に対しイオン注入法によ
り部分的にソース・ドレイン領域45a,45bを形成
する。次いで、公知の方法によりソース・ドレイン電極
41a,41bを形成する。
【0021】次に、ゲート電極43を形成する。このゲ
ート電極43は例えばアルミニウムを用いたショットキ
ー電極で構成する。ゲート電極43をアルミニウムで構
成した場合、n−AlGaAs層37の厚さが100n
m以上の場合このトランジスタはノーマリオン型の電界
効果トランジスタとなり、n−AlGaAs層37の厚
さが100nmより薄い場合このトランジスタはノーマ
リオフ型の電界効果トランジスタとなる。
【0022】上述においては第一発明の2次元電子ガス
ヘテロ構造及び第二発明のトランジスタの実施例につい
て併せて説明したが、これら発明は上述の実施例に限ら
れない。
【0023】例えば上述の実施例では、2次元電子ガス
ヘテロ構造を構成する各層31,31a,31b、33
b,37,39の厚みt1 〜t5 等の数値例を示した
が、これらは例示にすぎない。これら各層の厚さは、図
5に示したように、:2次元電子ガスヘテロ構造に電
界を印加した状態においては、孤立したSiドナーの準
位53がInGaAs層37(チャネル部)の電子の第
1サブバンドより浅くなり、:2次元電子ガスヘテロ
構造に電界を印加しない状態においては、Siの相互作
用しているドナーの準位53がInGaAs層37(チ
ャネル部)の電子の第1サブバンドに電子が熱的に励起
されない程度深くなるといった、電子準位を作り出せる
構造で、かつ、InGaAs層37(チャネル部)が格
子不整合による格子欠陥を生じない膜厚(臨界膜厚以下
の膜厚)であれば良い。
【0024】また、図1及び図2に示した構造は典型的
な例にすぎないことは明らかである。例えば、上述にお
いてはドナー添加領域を2層とした例を示したが3層以
上とできる可能性もあると考える。また、ドナーを量子
効果により相互作用するようにドープし得る構造は図1
のようなドナー添加領域を層状にする場合に限られな
い。
【0025】また、上述においては、基板としてGaA
sを用い該基板上に障壁層/井戸層/チャネル部として
AlGaAs/GaAs:Si/InGaAs構造を設
ける例を示したが、材料はこれに限られない。例えば、
InP基板を用いこの基板上にAlInAs/InP:
Si/InGaAs構造を設けた場合、若しくは、In
P基板を用いこの基板上にAlInAs/InGaAs
P:Si/InGaAs(P)構造を設けた場合、また
は、GaAs基板を用い該基板上にInGaP/AlG
aAs:Si/GaAs構造を設けた場合、若しくは、
GaAs基板を用い該基板上にInGaP/GaAs:
Si/InGaAs構造を設けた場合などにおいても実
施例と同様な効果が得られる。
【0026】
【発明の効果】上述した説明から明らかなように、この
出願の第一発明によれば、チャネル部及び電子供給部を
具える2次元電子ガスヘテロ構造において電子供給部を
所定の量子井戸層で構成したので、従来に比べポテンシ
ャルの深いドナーを用いての電子供給がおこなえる。こ
のため、電子供給部とチャネル部との電子遷移および電
子的相互作用は従来より軽減されるので、異常ゲート電
圧−電流特性の発生が防止若しくは従来より軽減された
トランジスタが得られる。さらに、空乏化によるゲート
動作を行なう型ではないトランジスタが構成出来るの
で、空乏化によるゲート動作を行なう型に比べ低ゲート
電圧駆動ができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】第一発明の実施例の説明に供する図(その1)
である。
【図2】第二発明の実施例の説明に供する図である。
【図3】第一発明の実施例の説明に供する図(その2)
である。
【図4】第一発明の実施例の説明に供する図(その3)
である。
【図5】第一発明の変形例の説明に供する図である。
【図6】(A)及び(B)は、従来技術の説明に供する
図である。
【符号の説明】
31:井戸層(GaAs層) 31a,31b:ドナー添加領域 33a,33b:障壁層(AlGaAs層) 35:量子井戸層 37:チャネル部(InGaAs層) 39:コンタクト層(n−AlGaAs層) 41a,41b:ソース・ドレイン電極 43:ゲート電極 45a,45b:ソース・ドレイン領域 47:半絶縁性GaAs基板
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.6 識別記号 庁内整理番号 FI 技術表示箇所 H01L 29/06 29/78 7514−4M H01L 29/78 301 B (72)発明者 和田 浩 東京都港区虎ノ門1丁目7番12号 沖電気 工業株式会社内

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 チャネル部及び電子供給部を具える2次
    元電子ガスヘテロ構造において、 電子供給部を、ドナーを量子効果により相互作用するよ
    うにドープした量子井戸層で構成したことを特徴とする
    2次元電子ガスヘテロ構造。
  2. 【請求項2】 請求項1に記載の2次元電子ガスヘテロ
    構造において、 前記量子井戸層を、量子井戸内にドナーが2層状にかつ
    それらが相互作用して水素分子状相互作用ドナーを構成
    するようにドープされた量子井戸層で構成したことを特
    徴とする2次元電子ガスヘテロ構造。
  3. 【請求項3】 請求項1または2に記載の2次元電子ガ
    スヘテロ構造を用いたことを特徴とするトランジスタ。
JP31517793A 1993-12-15 1993-12-15 2次元電子ガスヘテロ構造及びこれを用いたトランジスタ Withdrawn JPH07169947A (ja)

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2014517511A (ja) * 2011-05-02 2014-07-17 インテル・コーポレーション 垂直トンネリングの負性微分抵抗素子

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP2014517511A (ja) * 2011-05-02 2014-07-17 インテル・コーポレーション 垂直トンネリングの負性微分抵抗素子
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