JPH0716989A - 積層体 - Google Patents
積層体Info
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- JPH0716989A JPH0716989A JP18217693A JP18217693A JPH0716989A JP H0716989 A JPH0716989 A JP H0716989A JP 18217693 A JP18217693 A JP 18217693A JP 18217693 A JP18217693 A JP 18217693A JP H0716989 A JPH0716989 A JP H0716989A
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Abstract
性に優れ、かつガス透過性に優れた積層体を提供するこ
と。 【構成】 (イ)共役ジエンと芳香族ビニル化合物より
なり、特定の構造を有するブロック共重合体を水素添加
し、共役ジエン部分の二重結合の少なくとも80%が飽
和された水添ジエン系共重合体40〜90重量%とポリ
プロピレン系樹脂60〜10重量%を主成分とする重合
体組成物からなる層と、(ロ)熱可塑性ポリアミドエラ
ストマーからなる層とを、(ハ)官能基含有ポリオレフ
ィン接着層を介して積層してなる積層体。
Description
透明性、柔軟性に優れ、かつガス透過性が極めて良好な
積層体に関し、さらに詳細には熱可塑性重合体組成物か
らなる層と熱可塑性ポリアミドエラストマーからなる層
を、官能基含有ポリオレフィン系接着層を介して積層し
てなる積層体に関する。
ン−ポリスチレンブロック共重合体のポリブタジエン部
分を水素添加した水添ブロック共重合体(以下「SEB
S」という)は、室温で優れたエラストマー弾性を示す
熱可塑性エラストマーであることが知られている。SE
BS本来の優れたゴム的性能を活用し、ポリプロピレン
とSEBSよりなる組成物は、器具・容器の成形材料と
して利用されている。しかしながら、耐熱性、加工性、
透明性、柔軟性、ガス透過性の物性バランスが充分では
ない。例えば、加工性、柔軟性改良のため、軟化剤を加
えた組成物が、特開昭50−14742号公報、特開昭
63−57661号公報などで提案されているが、軟化
剤のブリードアウト、機械的強度の低下を無視すること
ができない。
術の課題を背景になされたもので、器具・容器の成形材
料として好適な耐熱性、機械的強度、加工性、透明性、
柔軟性の物性バランスに優れ、かつガス透過性に優れた
積層体を提供することを目的とする。
(イ−1)および/または(イ−2)の水添ジエン系共
重合体40〜90重量%とポリプロピレン系樹脂60〜
10重量%を主成分とする熱可塑性重合体組成物からな
る層(以下「(イ)熱可塑性重合体組成物層」というこ
とがある)と、(ロ)熱可塑性ポリアミドエラストマー
からなる層(以下「(ロ)ポリアミドエラストマー層」
ということがある)とを、(ハ)官能基含有ポリオレフ
ィン接着層(以下「(ハ)接着層」ということがある)
を介して積層してなる積層体を提供するものである。 (イ−1);分子中に重合体ブロック(A)、(B)お
よび(C)をそれぞれ1個以上有し〔ただし、(A)は
芳香族ビニル化合物が90重量%以上の芳香族ビニル化
合物を主体とする重合体ブロック、(B)は共役ジエン
重合体ブロックあるいは芳香族ビニル化合物−共役ジエ
ン共重合体ブロックであって、共役ジエン部分のビニル
結合含量が30〜90%である重合体ブロック、(C)
はビニル結合含量が30%未満のポリブタジエン重合体
ブロックを示す〕、ブロック共重合体中の重合体ブロッ
ク(A)の含量が3〜30重量%、重合体ブロック
(B)の含量が40〜80重量%、重合体ブロック
(C)の含量が10〜40重量%〔ただし、(A)+
(B)+(C)=100重量%〕であるブロック共重合
体、または該ブロック共重合体単位がカップリング剤残
基を介して、前記(A)、(B)または(C)のうちの
少なくとも1つの重合体ブロックからなる重合体単位と
結合し、重合体分子鎖が延長または分岐されたブロック
共重合体、を水素添加し、共役ジエン部分の二重結合の
少なくとも80%が飽和されており、数平均分子量が5
万〜30万である水添ジエン系共重合体。 (イ−2);ビニル結合含量が20%以下であるポリブ
タジエン重合体ブロック(D)、共役ジエン重合体ブロ
ックあるいは芳香族ビニル化合物−共役ジエン共重合体
ブロックであって、共役ジエン部分のビニル結合含量が
30〜90%である重合体ブロック(E)からなり、ブ
ロック共重合体中の重合体ブロック(D)の含量が5〜
90重量%、重合体ブロック(E)の含量が95〜10
重量%〔ただし、(D)+(E)=100重量%〕であ
り、ブロック構造が〔(D)−(E)−(D)〕pまた
は〔(D)−(E)〕p(ただし、pは1以上の整数を
示す)で表されるブロック共重合体、または該ブロック
共重合体単位がカップリング剤残基を介して、重合体分
子鎖が延長または分岐されたブロック共重合体、を水素
添加し、共役ジエン部分の二重結合の少なくとも80%
が飽和されており、数平均分子量が5万〜40万である
水添ジエン系共重合体。
する。(イ)熱可塑性重合体組成物層 (イ)熱可塑性重合体組成物層は、前記(イ−1)およ
び/または(イ−2)の水添ジエン系共重合体40〜9
0重量%、好ましくは50〜85重量%、さらに好まし
くは55〜85重量%と、ポリプロピレン系樹脂60〜
10重量%、好ましくは50〜15重量%、さらに好ま
しくは45〜15重量%を主成分とする熱可塑性重合体
組成物からなる層から構成される。全組成物中、ポリプ
ロピレン系樹脂が10重量%未満では、流動性、耐熱性
が劣り、一方60重量%を超えると、柔軟性、ガス透過
性が劣るものとなる。ここで、(イ)熱可塑性重合体組
成物層を、構成する水添ジエン系共重合体(イ−1)〜
(イ−2)、ポリプロピレン系樹脂に分けて説明する。
共重合体に用いられる芳香族ビニル化合物としては、ス
チレン、t−ブチルスチレン、α−メチルスチレン、p
−メチルスチレン、ジビニルベンゼン、1,1−ジフェ
ニルスチレン、N,N−ジメチル−p−アミノエチルス
チレン、N,N−ジエチル−p−アミノエチルスチレ
ン、ビニルピリジンなどが挙げられ、特にスチレン、α
−メチルスチレンが好ましい。また、(イ−1)水添ジ
エン系共重合体に用いられる共役ジエンとしては、1,
3−ブタジエン、イソプレン、2,3−ジメチル−1,
3−ブタジエン、1,3−ペンタジエン、2−メチル−
1,3−ペンタジエン、1,3−ヘキサジエン、4,5
−ジエチル−1,3−オクタジエン、3−ブチル−1,
3−オクタジエン、クロロプレンなどが挙げられるが、
工業的に利用でき、また物性の優れた水添ジエン系共重
合体を得るには、1,3−ブタジエン、イソプレン、
1,3−ペンタジエンが好ましく、より好ましくは1,
3−ブタジエンである。
を構成する重合体ブロック(A)は、芳香族ビニル化合
物の重合体ブロックまたは芳香族ビニル化合物が90重
量%以上と共役ジエンとの重合体ブロックである。重合
体ブロック(A)の芳香族ビニル化合物含量が90重量
%未満では、機械的強度、耐熱性が低下し好ましくな
い。なお、重合体ブロック(A)が共役ジエンとの共重
合体ブロックである場合、共役ジエン部分は、80%以
上が水素添加された重合体ブロックとなる。また、重合
体ブロック(A)の含量は、3〜30重量%、好ましく
は5〜30重量%であり、3重量%未満では、耐熱性の
改良が不充分であり、一方30重量%を超えると、柔軟
性が低下する。なお、重合体ブロック(A)の数平均分
子量は、好ましくは5,000〜70,000である。
構成する重合体ブロック(B)は、共役ジエン重合体ブ
ロックまたは芳香族ビニル化合物が好ましくは50重量
%以下と共役ジエンとの共重合体ブロックであって、共
役ジエン部分のビニル結合含量が30〜90%、好まし
くは40〜80%である重合体ブロックであり、かつ共
役ジエン部分の80%以上が水素添加された重合体ブロ
ックである。重合体ブロック(B)の共役ジエン含量が
50重量%未満では、柔軟性が低下し好ましくない。ま
た、ビニル結合含量が30%未満では、水素添加される
とポリエチレン連鎖が生成しゴム的性質が失われ、一方
90%を超えると、水素添加された場合、ガラス転移温
度が高くなり、ゴム的性質が失われて好ましくない。重
合体ブロック(B)の含量は、40〜80重量%、好ま
しくは45〜75重量%であり、40重量%未満では、
柔軟性が低下し、一方80重量%を超えると、加工性が
低下する。なお、重合体ブロック(B)の数平均分子量
は、好ましくは20,000〜300,000である。
を構成する重合体ブロック(C)は、ビニル結合含量が
30%未満、好ましくは3〜20%のポリブタジエンブ
ロックの該ブタジエン部分の二重結合を80%以上が水
素添加された重合体ブロックである。重合体ブロック
(C)中の水素添加前のポリブタジエンのビニル結合含
量が30%以上では、水素添加されると樹脂的性質が失
われ、またブロック共重合体としての熱可塑性エラスト
マーの性質が失われる。また、水素添加前のブロック共
重合体中の重合体ブロック(C)の含量は、10〜40
重量%、好ましくは10〜35重量%であり、10重量
%未満では、機械的強度が低下し、一方40重量%を超
えると、柔軟性が劣り好ましくない。なお、水素添加前
の重合体ブロック(C)の数平均分子量は、10,00
0〜150,000である。
の数平均分子量は、50,000〜300,000、好
ましくは100,000〜250,000であり、5
0,000未満では得られる組成物の機械的強度、耐熱
性が低下し、一方300,000を超えると流動性、加
工性が低下し、表面外観の低下を招来することになる。
共重合体は、カップリング剤残基を介して重合体ブロッ
ク(A)、(B)または(C)のうち、少なくとも1つ
の重合体ブロックからなる重合体単位と結合し、例えば
下記一般式で表されるような、重合体分子鎖が延長また
は分岐されたブロック共重合体であってもよい。 〔(A)−(B)−(C)〕n−X、または 〔(A)−(B)−(C)〕X〔(A)−(B)〕 (式中、nは2〜4の整数、Xはカップリング剤残基を
示す。)
アジピン酸ジエチル、ジビニルベンゼン、テトラクロロ
ケイ素、ブチルトリクロロケイ素、テトラクロロスズ、
ブチルトリクロロスズ、ジメチルクロロケイ素、テトラ
クロロゲルマニウム、1,2−ジブロムエタン、1,4
−クロルメチルベンゼン、ビス(トリクロルシリル)エ
タン、エポキシ化アマニ油、トリレンジイソシアネー
ト、1,2,4−ベンゼントリイソシアネートなどが挙
げられる。本発明に使用される(イ−1)水添ジエン系
共重合体は、例えば特開平2−133406号公報に開
示されている方法によって得ることができる。
れる芳香族ビニル化合物、共役ジエンは、前記(イ−
1)成分で使用されるものと同様である。ここで、本発
明に使用される(イ−2)成分である水添ジエン系共重
合体は、ビニル結合含量が20%以下であるポリブタジ
エン重合体ブロック(D)と、共役ジエン重合体ブロッ
クあるいは芳香族ビニル化合物−共役ジエン共重合体ブ
ロックであって、共役ジエン部分のビニル結合含量が3
0〜90%である重合体ブロック(E)からなり、ブロ
ック共重合体中の重合体ブロック(D)の含量が5〜9
0重量%、重合体ブロック(E)の含量が95〜10重
量%〔ただし、(D)+(E)=100重量%〕であ
り、かつブロック構造が〔(D)−(E)−(D)〕p
または〔(D)−(E)〕p(ただし、pは1以上の整
数を示す)で表される直鎖状あるいは分岐状のブロック
共重合体、の共役ジエン部分の二重結合を80%以上水
素添加することによって得られるものである。
素添加により通常の低密度ポリエチレン(LDPE)に
類似の構造を示す結晶性のブロックとなる。ブロック
(D)中のビニル結合含量は20%以下であるが、好ま
しくは18%以下、さらに好ましくは15%以下であ
る。ブロック(D)のビニル結合含量が20%を超える
と、水素添加後の結晶融点の降下が著しく、(イ−2)
成分の力学的性質が劣るために好ましくない。
は、共役ジエン重合体ブロックあるいは芳香族ビニル化
合物−共役ジエン共重合体ブロックであり、水素添加に
よりゴム状のエチレン−ブテン共重合体ブロックあるい
は芳香族ビニル化合物−エチレン−ブテン共重合体と類
似の構造を示す重合体ブロックとなる。なお、ブロック
(E)に使用される芳香族ビニル化合物の使用量は、ブ
ロック(E)を構成する単量体の35重量%以下、好ま
しくは30重量%以下、さらに好ましくは25重量%以
下であり、35重量%を超えるとブロック(E)のガラ
ス転移温度が上昇し、(イ−2)成分の力学的性質が劣
るため好ましくない。また、ブロック(E)のブタジエ
ン部分のビニル結合含量は、30〜90%、好ましくは
30〜85%、さらに好ましくは30〜80%であり、
30%未満あるいは90%を超えると、水素添加後、そ
れぞれポリエチレン連鎖、ポリブテン−1連鎖に由来す
る結晶構造を示し、樹脂状の性状となり、(イ−2)成
分の力学的性質が劣るため好ましくない。
およびブロック(E)の比率は、通常、ブロック(D)
5〜90重量%、好ましくは10〜85重量%、ブロッ
ク(E)95〜10重量%、好ましくは90〜15重量
%である。ブロック(D)が5重量%未満、ブロック
(E)が95重量%を超える場合には、結晶性の重合体
ブロックが不足し、(イ−2)成分の力学的性質が劣る
ため好ましくない。また、ブロック(D)が90重量%
を超え、ブロック(E)が10重量%未満の場合には、
(イ−2)成分の硬度が上昇し、好ましくない。
添ジエン系共重合体は、ブロック(D)およびブロック
(E)のブタジエン部分の二重結合の少なくとも80
%、好ましくは90%以上、さらに好ましくは95〜1
00%が水素添加されて飽和されていることが必要であ
り、80%未満では、耐熱性、耐候性が劣るものとな
る。なお、ブロック(D)およびブロック(E)の数平
均分子量は、通常、5,000以上、好ましくは10,
000以上、さらに好ましくは15,000以上である
ことが望ましく、5,000未満では、(イ−2)成分
の力学的性質が劣るため好ましくない。
の数平均分子量は、50,000〜400,000、好
ましくは100,000〜400,000であり、5
0,000未満では機械的強度、耐熱性、流動性、加工
性が低下し、表面外観が低下し、一方400,000を
超えると流動性、加工性が低下し、表面外観が低下する
ことになる。
である(D)−(E)−(D)ブロック共重合体あるい
は(D)−(E)ブロック共重合体は、カップリング剤
残基を介して前記(D)、(E)のうち少なくとも一つ
の重合単位ブロックからなる重合体と結合し、例えば下
記一般式で表される重合体分子鎖が延長または分岐され
たブロック共重合体であってもよい。 〔(D)−(E)〕n−X 〔(D)−(E)−(D)〕n−X (式中、n、Xは前記に同じ) また、カップリング剤も、前記(イ−1)成分に使用さ
れる化合物と同様のものが挙げられる。本発明に使用さ
れる(イ−2)水添ジエン系共重合体は、例えば特開平
3−128957号公報に開示されている方法によって
得ることができる。
可塑性重合体組成物層を構成する他方の成分であるポリ
プロピレン系樹脂は、プロピレン単独またはプロピレン
と1種または2種以上のモノオレフィンを高圧法または
低圧法のいずれかによる重合から得られる樹脂である。
ここで、モノオレフィンとしては、エチレン、1−ブテ
ン、1−ヘキセン、1−ペンテン、4−メチル−1−ペ
ンテン、2−メチル−1−プロペン、3−メチル−1−
ペンテン、5−メチル−1−ヘキセンおよびこれらの混
合物が挙げられる。ポリプロピレン系樹脂のメルトイン
デックス(230℃、2.16kg荷重)は、通常、
0.1〜70g/10分、好ましくは0.2〜55g/
10分である。
成する組成物は、水添ジエン系共重合体とポリプロピレ
ン系樹脂とを、あらかじめ通常の混練り装置、例えばル
ーダー、二軸押し出し機などを用いて混練りした方が好
ましい。混練り温度は、通常、160〜250℃、好ま
しくは180〜240℃の範囲である。
ポリアミドブロック共重合体であり、その重合体連鎖中
に脂肪族ポリアミド単位からなる主としてなる高融点結
晶性セグメント(F)と、脂肪族ポリエーテル単位から
主としてなる低融点重合体セグメント(G)とを有す
る。
高融点結晶性セグメント(F)の脂肪族ポリアミド単位
は、炭化水素連鎖の炭素数が4〜14であるラクタムま
たはアミノ酸、あるいはジカルボン酸とジアミンの縮合
生成物とジカルボン酸から形成される。このうち、ラク
タム成分は、カプロラクタム、ラウリルラクタム、エナ
ントラクタム、ドデカラクタム、ウンデカラクタム、ド
デカラクタムなどであり、好ましくはカプロラクタム、
ラウリルラクタムである。アミノ酸成分としては、11
−アミノ−ウンデカン酸、12−アミノ−ドデカン酸な
どである。
物に用いられるジカルボン酸としては、アジピン酸、ア
ゼライン酸、セバシン酸、1,12−ドデカン二酸など
であり、ジアミンとしては、ヘキサメチレンジアミン、
ノナメチレンジアミンなどが挙げられる。この縮合生成
物は、好ましくはアジピン酸とヘキサメチレンジアミン
との縮合生成物である。また、上記ジカルボン酸は、カ
ルボン酸を末端に有するポリアミドを得るのに必要であ
り、炭素数4〜20の脂肪族ジカルボン酸、例えばコハ
ク酸、アジピン酸、スベリン酸、アゼライン酸、セバシ
ン酸、ウンデカン酸、ドデカンジ酸などであり、好まし
くはアジピン酸である。脂肪族ポリアミドの数平均分子
量は、通常、300〜15,000、好ましくは800
〜5,000である。
セグメント(G)を構成する脂肪族ポリエーテル単位
は、数平均分子量が200〜6,000の範囲にあるポ
リアルキレングリコールで形成される。このポリアルキ
レングリコールとしては、例えばポリエチレングリコー
ル、ポリプロピレングリコール、ポリテトラメチレング
リコール、ポリエチレングリコール−ポリプロピレング
リコールブロック共重合体などであり、特にポリテトラ
メチレングリコールが好ましい。これらは、その炭素
数:酸素数の比が2.0〜4.5のものであれば、単独
ではもちろん、混合物として用いることもできる。な
お、高融点結晶性セグメント(F)と低融点重合体セグ
メント(G)の重量割合は、セグメント(F)が10〜
90重量%、好ましくは20〜80重量%、セグメント
(G)が10〜90重量%、好ましくは20〜80重量
%である。
は、ポリオレフィン系樹脂またはゴムを、官能基によっ
て変性したものである。ポリオレフィン系樹脂またはゴ
ムは、α−オレフィンを主体として重合された樹脂また
はゴムである。α−オレフィンとしては、エチレン、プ
ロピレン、1−ブテン、4−メチル−1−ブテン、4−
メチル−1−ペンテンなど、およびこれらの混合物であ
るが、好ましくはエチレン、プロピレンである。また、
ゴムとしては、エチレン−プロピレンゴム、エチレン−
プロピレン−ジエンゴムである。
和カルボン酸誘導体などであり、この官能基含有化合物
の具体例は、マレイン酸、フマル酸、イタコン酸、シト
ラコン酸、アリルコハク酸、ナジック酸、メチルナジッ
ク酸、無水マレイン酸、無水フマル酸、無水イタコン酸
などであり、好ましくは無水マレイン酸である。
またはゴムを、アルキル芳香族炭化水素溶媒中、115
℃以上の温度でラジカル開始剤を用い、上記官能基含有
化合物をグラフトさせる方法、あるいは極少量のアルキ
ル過酸化物、好ましくは脂肪族の2官能性過酸化物、官
能基含有化合物、ならびにポリオレフィン系樹脂および
/またはゴムを、200℃以上の温度で混練りする方法
などが挙げられる。
水マレイン酸変性LDPE(低密度ポリエチレン)、無
水マレイン酸変性HDPE(高密度ポリエチレン)、無
水マレイン酸変性LLDPE(直鎖低密度ポリエチレ
ン)、無水マレイン酸変性EVA(エチレン−酢酸ビニ
ル共重合体)、無水マレイン酸変性PP(ポリプロピレ
ン)、エチレン−アクリル酸エステル−無水マレイン酸
三元共重合体などであり、好ましくは無水マレイン酸変
性LLDPEである。
別個の押し出し機で溶融し、押し出し機の先端で共有さ
れるダイス内において3層の合体可能な装置を用いた共
押し出し法、あらかじめ(ロ)熱可塑性ポリアミドエ
ラストマー層と(ハ)官能基含有ポリオレフィン接着層
とを共押し出し法にて作製したシートまたはフィルム
に、(イ)水添ジエン系共重合体およびポリプロピレン
系樹脂からなる熱可塑性重合体組成物層を溶融押し出し
しながら溶融状態のうちに圧着してラミネートする、い
わゆる押し出しラミネート法、あるいはあらかじめ作
製した各層のシートまたはフィルムを、加熱・加圧する
方法などが挙げられる。このうちでも、作業性上、共押
し出し法が好適に用いられる。また、積層体の製造時
に、塗装、メッキなどの加工を施すこともできる。
がすべて溶融する温度であり、通常、180〜250
℃、好ましくは180〜230℃の範囲である。また、
あらかじめ作製した各層のシートまたはフィルムを加熱
・加圧する場合には、加熱温度は70〜150℃、好ま
しくは80〜140℃、加圧圧力は1〜10kg/cm
2 、好ましくは2〜8kg/cm2 である。また、積層
体における各層の厚さは用途によって適宜選定される
が、通常、(イ)熱可塑性重合体組成物層が40〜90
0μm、好ましくは40〜800μm、(ロ)ポリアミ
ドエラストマー層が1〜900μm、好ましくは2〜8
00μm、(ハ)接着層が1〜900μm、好ましくは
2〜800μmであり、積層体の総厚は、50〜1,0
00μm、好ましくは50〜900μmである。
過性、加工性、しなやかさ、低温特性、温度依存性、塗
装性、印刷性、ホットスタンプ性、深絞り性、耐熱水
性、ゴム弾性、ゴム感触、可撓性、滑り抵抗性、耐スト
レスクラック性などを生かして、種々の用途に利用する
ことができる。例えば、食肉鮮魚用トレー、青果物パ
ック、冷菓食品容器などのシート用途、食品包装、日
用雑貨包装、工業資材包装、各種ゴム製品、樹脂製品、
布帛類、皮革製品などのラミネート、紙おむつなどに用
いられる伸縮テープなどのフィルム用途、ホース、チ
ューブ、ベルトなどの用途、スポーツシューズ、レジ
ャーシューズ、ファッションサンダル、皮靴などの履物
用途、テレビ、ステレオ、掃除機などの家電用品用
途、バンパー部品、ボディーパネル、サイドシールな
どの自動車用内外装部品用途、道路舗装材、防水シー
ト、配管コーティングなどのアスファルトブレンド用素
材用途、そのほか日用品、レジャー用品、玩具、工業
用品などの幅広い用途に用いることができる。
説明するが、本発明の趣旨を越えない限り、本発明は以
下の実施例に限定されるものではない。なお、実施例
中、部および%は、特に断らない限り重量基準である。
また、実施例中、共重合体の分析および各種の物性の評
価は、次の方法で測定した。
収について、検量線を作成し求めた。数平均分子量 トリクロルベンゼンを溶媒として、135℃におけるゲ
ルパーミエーションクロマトグラフィー(GPC)を用
いて、ポリスチレン換算で求めた。水添率 四塩化エチレンを溶媒として用い、100MHz、 1H
−NMRスペクトルから算出した。
た。透明性 スガ試験(株)製の多光源分光測色計を用いて、約0.
6mmのシートのヘーズを測定し判定した。数値の低い
ものほど透明である。耐熱性 厚さ2mmで2cm角のサンプルを、140℃、30分
間、ギヤーオーブン中、500g/cm2 の負荷でエー
ジングし、エージング後のサンプルのブロッキングの有
無を判定した。○はブロッキングなし、×はブロッキン
グして剥がせない場合を示す。
条件下で測定した。積層体の剥離性 あらかじめ作製した各層のシートの一端を、230℃の
熱プレスにて50kg/cm2 の圧力で溶融接着して、
幅15±0.1mmの試験片を切り取り、試験片を中央
にして180度に開いて、その両端を引張試験機の両つ
かみの取り付け、引張スピード20mm/分の速度で熱
プレス部が破断もしくは剥離するまで引張荷重を加え、
その間の最大荷重を求めた。
は、以下のとおりである。水添ジエン系共重合体 水添ジエン系共重合体(Q−1〜Q−6)は、日本合成
ゴム(株)製であり、これらのQ−1〜Q−6のミクロ
構造、数平均分子量、水添率は、表1に示すとおりであ
る。
とのランダム共重合体である。SEBS ポリスチレン−ポリブタジエン−ポリスチレン共重合体
のポリブタジエン部分を水素添加したブロック共重合体
〔シェル化学(株)製、クレイトンG1650;SEB
S1〕軟化剤 出光興産(株)製、パラフィン系オイル、PW380ポリプロピレン系樹脂 PP−1;三井石油化学(株)製、ハイポール J85
8Y PP−2;三井石油化学(株)製、ハイポール F60
1熱可塑性ポリアミドエラストマー W−1;宇部興産(株)製、PAE 1200 W−2;アトケム社製、PEBAX 4033SA
を含まないポリオレフィン;エチレン−酢酸ビニル共重
合体〕
機にて、多層T−ダイ押し出し法にて積層体を作製し
た。この際の押し出し条件は、40mmφエクストルー
ダーを用いて、ダイス温度230℃、引取速度2m/分
にて行った。各層のそれぞれの厚みは、(イ)熱可塑性
重合体組成物層が0.4mm、(ロ)ポリアミドエラス
トマー層が0.1mm、(ハ)接着層が0.1mmであ
った。得られたシートを用いて、各種の物性を評価し
た。結果を併せて表2〜5に示す。
12は、本発明の積層体であり、引張特性、透明性、柔
軟性、積層体の剥離性、ガス透過性に優れており、本発
明の目的とする積層体が得られている。
に、比較例1〜2は、(イ)熱可塑性重合体組成物層中
の水添ジエン系共重合体の配合量が本発明の範囲未満の
例であり、透明性、柔軟性、ガス透過性に劣る。比較例
3は、(イ)熱可塑性重合体組成物層中の水添ジエン系
共重合体の配合量が本発明の範囲を超える例であり、ガ
ス透過性に優れてはいるものの、積層体の剥離性、加工
性の面で劣る。比較例4〜5は、(イ)熱可塑性重合体
組成物層として、本発明の範囲以外の水添ジエン系共重
合体を用いた例であり、機械的強度、透明性に劣る。比
較例6は、(ハ)接着層を用いない例であり、積層体の
剥離性に劣る。比較例7は、(ハ)接着層に本発明の範
囲以外のポリオレフィンを使用した例であり、積層体の
剥離性に劣る。比較例8は、(ロ)ポリアミドエラスト
マー層を使用しない例であり、耐熱性に劣る。
を有しており、かつ極めてガス透過性が良好で、透明
性、柔軟性に優れている。本発明の積層体は、上記のよ
うな優れた物性を有する材料であり、工業用品、自動車
内装部品などに好適に使用することができ、工業的に価
値の高い材料である。
Claims (1)
- 【請求項1】 (イ)下記(イ−1)および/または
(イ−2)の水添ジエン系共重合体40〜90重量%と
ポリプロピレン系樹脂60〜10重量%を主成分とする
熱可塑性重合体組成物からなる層と、(ロ)熱可塑性ポ
リアミドエラストマーからなる層とを、(ハ)官能基含
有ポリオレフィン接着層を介して積層してなる積層体。 (イ−1);分子中に重合体ブロック(A)、(B)お
よび(C)をそれぞれ1個以上有し〔ただし、(A)は
芳香族ビニル化合物が90重量%以上の芳香族ビニル化
合物を主体とする重合体ブロック、(B)は共役ジエン
重合体ブロックあるいは芳香族ビニル化合物−共役ジエ
ン共重合体ブロックであって、共役ジエン部分のビニル
結合含量が30〜90%である重合体ブロック、(C)
はビニル結合含量が30%未満のポリブタジエン重合体
ブロックを示す〕、ブロック共重合体中の重合体ブロッ
ク(A)の含量が3〜30重量%、重合体ブロック
(B)の含量が40〜80重量%、重合体ブロック
(C)の含量が10〜40重量%〔ただし、(A)+
(B)+(C)=100重量%〕であるブロック共重合
体、または該ブロック共重合体単位がカップリング剤残
基を介して、前記(A)、(B)または(C)のうちの
少なくとも1つの重合体ブロックからなる重合体単位と
結合し、重合体分子鎖が延長または分岐されたブロック
共重合体、を水素添加し、共役ジエン部分の二重結合の
少なくとも80%が飽和されており、数平均分子量が5
万〜30万である水添ジエン系共重合体。 (イ−2);ビニル結合含量が20%以下であるポリブ
タジエン重合体ブロック(D)、共役ジエン重合体ブロ
ックあるいは芳香族ビニル化合物−共役ジエン共重合体
ブロックであって、共役ジエン部分のビニル結合含量が
30〜90%である重合体ブロック(E)からなり、ブ
ロック共重合体中の重合体ブロック(D)の含量が5〜
90重量%、重合体ブロック(E)の含量が95〜10
重量%〔ただし、(D)+(E)=100重量%〕であ
り、ブロック構造が〔(D)−(E)−(D)〕pまた
は〔(D)−(E)〕p(ただし、pは1以上の整数を
示す)で表されるブロック共重合体、または該ブロック
共重合体単位がカップリング剤残基を介して、重合体分
子鎖が延長または分岐されたブロック共重合体、を水素
添加し、共役ジエン部分の二重結合の少なくとも80%
が飽和されており、数平均分子量が5万〜40万である
水添ジエン系共重合体。
Priority Applications (1)
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Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US6632541B2 (en) | 1998-02-10 | 2003-10-14 | Sumitomo Chemical Company, Limited | Olefin-based copolymer composition |
DE102013002595A1 (de) | 2012-02-16 | 2013-08-22 | Sumitomo Chemical Company, Limited | Verfahren zur Herstellung einer thermoplastischen Elastomerzusammensetzung und Verfahren zur Herstellung eines Verbundgegenstandes |
-
1993
- 1993-06-29 JP JP18217693A patent/JP3265727B2/ja not_active Expired - Fee Related
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US9708433B2 (en) | 2012-02-16 | 2017-07-18 | Sumitomo Chemical Company, Limited | Method for producing thermoplastic elastomer composition, and method for producing composite article |
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