JPH0716989A - 積層体 - Google Patents

積層体

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JPH0716989A
JPH0716989A JP18217693A JP18217693A JPH0716989A JP H0716989 A JPH0716989 A JP H0716989A JP 18217693 A JP18217693 A JP 18217693A JP 18217693 A JP18217693 A JP 18217693A JP H0716989 A JPH0716989 A JP H0716989A
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Toshikazu Takeuchi
資和 竹内
Tsutomu Honma
力 本間
Shoji Yanagisawa
省司 柳沢
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Japan Synthetic Rubber Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 柔軟性、機械的強度、透明性、積層体の剥離
性に優れ、かつガス透過性に優れた積層体を提供するこ
と。 【構成】 (イ)共役ジエンと芳香族ビニル化合物より
なり、特定の構造を有するブロック共重合体を水素添加
し、共役ジエン部分の二重結合の少なくとも80%が飽
和された水添ジエン系共重合体40〜90重量%とポリ
プロピレン系樹脂60〜10重量%を主成分とする重合
体組成物からなる層と、(ロ)熱可塑性ポリアミドエラ
ストマーからなる層とを、(ハ)官能基含有ポリオレフ
ィン接着層を介して積層してなる積層体。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、耐熱性、機械的強度、
透明性、柔軟性に優れ、かつガス透過性が極めて良好な
積層体に関し、さらに詳細には熱可塑性重合体組成物か
らなる層と熱可塑性ポリアミドエラストマーからなる層
を、官能基含有ポリオレフィン系接着層を介して積層し
てなる積層体に関する。
【0002】
【従来の技術】従来より、ポリスチレン−ポリブタジエ
ン−ポリスチレンブロック共重合体のポリブタジエン部
分を水素添加した水添ブロック共重合体(以下「SEB
S」という)は、室温で優れたエラストマー弾性を示す
熱可塑性エラストマーであることが知られている。SE
BS本来の優れたゴム的性能を活用し、ポリプロピレン
とSEBSよりなる組成物は、器具・容器の成形材料と
して利用されている。しかしながら、耐熱性、加工性、
透明性、柔軟性、ガス透過性の物性バランスが充分では
ない。例えば、加工性、柔軟性改良のため、軟化剤を加
えた組成物が、特開昭50−14742号公報、特開昭
63−57661号公報などで提案されているが、軟化
剤のブリードアウト、機械的強度の低下を無視すること
ができない。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】本発明は、前記従来技
術の課題を背景になされたもので、器具・容器の成形材
料として好適な耐熱性、機械的強度、加工性、透明性、
柔軟性の物性バランスに優れ、かつガス透過性に優れた
積層体を提供することを目的とする。
【0004】
【課題を解決するための手段】本発明は、(イ)下記
(イ−1)および/または(イ−2)の水添ジエン系共
重合体40〜90重量%とポリプロピレン系樹脂60〜
10重量%を主成分とする熱可塑性重合体組成物からな
る層(以下「(イ)熱可塑性重合体組成物層」というこ
とがある)と、(ロ)熱可塑性ポリアミドエラストマー
からなる層(以下「(ロ)ポリアミドエラストマー層」
ということがある)とを、(ハ)官能基含有ポリオレフ
ィン接着層(以下「(ハ)接着層」ということがある)
を介して積層してなる積層体を提供するものである。 (イ−1);分子中に重合体ブロック(A)、(B)お
よび(C)をそれぞれ1個以上有し〔ただし、(A)は
芳香族ビニル化合物が90重量%以上の芳香族ビニル化
合物を主体とする重合体ブロック、(B)は共役ジエン
重合体ブロックあるいは芳香族ビニル化合物−共役ジエ
ン共重合体ブロックであって、共役ジエン部分のビニル
結合含量が30〜90%である重合体ブロック、(C)
はビニル結合含量が30%未満のポリブタジエン重合体
ブロックを示す〕、ブロック共重合体中の重合体ブロッ
ク(A)の含量が3〜30重量%、重合体ブロック
(B)の含量が40〜80重量%、重合体ブロック
(C)の含量が10〜40重量%〔ただし、(A)+
(B)+(C)=100重量%〕であるブロック共重合
体、または該ブロック共重合体単位がカップリング剤残
基を介して、前記(A)、(B)または(C)のうちの
少なくとも1つの重合体ブロックからなる重合体単位と
結合し、重合体分子鎖が延長または分岐されたブロック
共重合体、を水素添加し、共役ジエン部分の二重結合の
少なくとも80%が飽和されており、数平均分子量が5
万〜30万である水添ジエン系共重合体。 (イ−2);ビニル結合含量が20%以下であるポリブ
タジエン重合体ブロック(D)、共役ジエン重合体ブロ
ックあるいは芳香族ビニル化合物−共役ジエン共重合体
ブロックであって、共役ジエン部分のビニル結合含量が
30〜90%である重合体ブロック(E)からなり、ブ
ロック共重合体中の重合体ブロック(D)の含量が5〜
90重量%、重合体ブロック(E)の含量が95〜10
重量%〔ただし、(D)+(E)=100重量%〕であ
り、ブロック構造が〔(D)−(E)−(D)〕pまた
は〔(D)−(E)〕p(ただし、pは1以上の整数を
示す)で表されるブロック共重合体、または該ブロック
共重合体単位がカップリング剤残基を介して、重合体分
子鎖が延長または分岐されたブロック共重合体、を水素
添加し、共役ジエン部分の二重結合の少なくとも80%
が飽和されており、数平均分子量が5万〜40万である
水添ジエン系共重合体。
【0005】以下、本発明の積層体を構成要件別に説明
する。(イ)熱可塑性重合体組成物層 (イ)熱可塑性重合体組成物層は、前記(イ−1)およ
び/または(イ−2)の水添ジエン系共重合体40〜9
0重量%、好ましくは50〜85重量%、さらに好まし
くは55〜85重量%と、ポリプロピレン系樹脂60〜
10重量%、好ましくは50〜15重量%、さらに好ま
しくは45〜15重量%を主成分とする熱可塑性重合体
組成物からなる層から構成される。全組成物中、ポリプ
ロピレン系樹脂が10重量%未満では、流動性、耐熱性
が劣り、一方60重量%を超えると、柔軟性、ガス透過
性が劣るものとなる。ここで、(イ)熱可塑性重合体組
成物層を、構成する水添ジエン系共重合体(イ−1)〜
(イ−2)、ポリプロピレン系樹脂に分けて説明する。
【0006】(イ−1)成分;(イ−1)水添ジエン系
共重合体に用いられる芳香族ビニル化合物としては、ス
チレン、t−ブチルスチレン、α−メチルスチレン、p
−メチルスチレン、ジビニルベンゼン、1,1−ジフェ
ニルスチレン、N,N−ジメチル−p−アミノエチルス
チレン、N,N−ジエチル−p−アミノエチルスチレ
ン、ビニルピリジンなどが挙げられ、特にスチレン、α
−メチルスチレンが好ましい。また、(イ−1)水添ジ
エン系共重合体に用いられる共役ジエンとしては、1,
3−ブタジエン、イソプレン、2,3−ジメチル−1,
3−ブタジエン、1,3−ペンタジエン、2−メチル−
1,3−ペンタジエン、1,3−ヘキサジエン、4,5
−ジエチル−1,3−オクタジエン、3−ブチル−1,
3−オクタジエン、クロロプレンなどが挙げられるが、
工業的に利用でき、また物性の優れた水添ジエン系共重
合体を得るには、1,3−ブタジエン、イソプレン、
1,3−ペンタジエンが好ましく、より好ましくは1,
3−ブタジエンである。
【0007】ここで、(イ−1)水添ジエン系共重合体
を構成する重合体ブロック(A)は、芳香族ビニル化合
物の重合体ブロックまたは芳香族ビニル化合物が90重
量%以上と共役ジエンとの重合体ブロックである。重合
体ブロック(A)の芳香族ビニル化合物含量が90重量
%未満では、機械的強度、耐熱性が低下し好ましくな
い。なお、重合体ブロック(A)が共役ジエンとの共重
合体ブロックである場合、共役ジエン部分は、80%以
上が水素添加された重合体ブロックとなる。また、重合
体ブロック(A)の含量は、3〜30重量%、好ましく
は5〜30重量%であり、3重量%未満では、耐熱性の
改良が不充分であり、一方30重量%を超えると、柔軟
性が低下する。なお、重合体ブロック(A)の数平均分
子量は、好ましくは5,000〜70,000である。
【0008】また、(イ−1)水添ジエン系共重合体を
構成する重合体ブロック(B)は、共役ジエン重合体ブ
ロックまたは芳香族ビニル化合物が好ましくは50重量
%以下と共役ジエンとの共重合体ブロックであって、共
役ジエン部分のビニル結合含量が30〜90%、好まし
くは40〜80%である重合体ブロックであり、かつ共
役ジエン部分の80%以上が水素添加された重合体ブロ
ックである。重合体ブロック(B)の共役ジエン含量が
50重量%未満では、柔軟性が低下し好ましくない。ま
た、ビニル結合含量が30%未満では、水素添加される
とポリエチレン連鎖が生成しゴム的性質が失われ、一方
90%を超えると、水素添加された場合、ガラス転移温
度が高くなり、ゴム的性質が失われて好ましくない。重
合体ブロック(B)の含量は、40〜80重量%、好ま
しくは45〜75重量%であり、40重量%未満では、
柔軟性が低下し、一方80重量%を超えると、加工性が
低下する。なお、重合体ブロック(B)の数平均分子量
は、好ましくは20,000〜300,000である。
【0009】さらに、(イ−1)水添ジエン系共重合体
を構成する重合体ブロック(C)は、ビニル結合含量が
30%未満、好ましくは3〜20%のポリブタジエンブ
ロックの該ブタジエン部分の二重結合を80%以上が水
素添加された重合体ブロックである。重合体ブロック
(C)中の水素添加前のポリブタジエンのビニル結合含
量が30%以上では、水素添加されると樹脂的性質が失
われ、またブロック共重合体としての熱可塑性エラスト
マーの性質が失われる。また、水素添加前のブロック共
重合体中の重合体ブロック(C)の含量は、10〜40
重量%、好ましくは10〜35重量%であり、10重量
%未満では、機械的強度が低下し、一方40重量%を超
えると、柔軟性が劣り好ましくない。なお、水素添加前
の重合体ブロック(C)の数平均分子量は、10,00
0〜150,000である。
【0010】本発明の(イ−1)水添ジエン系共重合体
の数平均分子量は、50,000〜300,000、好
ましくは100,000〜250,000であり、5
0,000未満では得られる組成物の機械的強度、耐熱
性が低下し、一方300,000を超えると流動性、加
工性が低下し、表面外観の低下を招来することになる。
【0011】なお、(イ−1)成分を構成するブロック
共重合体は、カップリング剤残基を介して重合体ブロッ
ク(A)、(B)または(C)のうち、少なくとも1つ
の重合体ブロックからなる重合体単位と結合し、例えば
下記一般式で表されるような、重合体分子鎖が延長また
は分岐されたブロック共重合体であってもよい。 〔(A)−(B)−(C)〕n−X、または 〔(A)−(B)−(C)〕X〔(A)−(B)〕 (式中、nは2〜4の整数、Xはカップリング剤残基を
示す。)
【0012】この際のカップリング剤としては、例えば
アジピン酸ジエチル、ジビニルベンゼン、テトラクロロ
ケイ素、ブチルトリクロロケイ素、テトラクロロスズ、
ブチルトリクロロスズ、ジメチルクロロケイ素、テトラ
クロロゲルマニウム、1,2−ジブロムエタン、1,4
−クロルメチルベンゼン、ビス(トリクロルシリル)エ
タン、エポキシ化アマニ油、トリレンジイソシアネー
ト、1,2,4−ベンゼントリイソシアネートなどが挙
げられる。本発明に使用される(イ−1)水添ジエン系
共重合体は、例えば特開平2−133406号公報に開
示されている方法によって得ることができる。
【0013】(イ−2)成分;(イ−2)成分に使用さ
れる芳香族ビニル化合物、共役ジエンは、前記(イ−
1)成分で使用されるものと同様である。ここで、本発
明に使用される(イ−2)成分である水添ジエン系共重
合体は、ビニル結合含量が20%以下であるポリブタジ
エン重合体ブロック(D)と、共役ジエン重合体ブロッ
クあるいは芳香族ビニル化合物−共役ジエン共重合体ブ
ロックであって、共役ジエン部分のビニル結合含量が3
0〜90%である重合体ブロック(E)からなり、ブロ
ック共重合体中の重合体ブロック(D)の含量が5〜9
0重量%、重合体ブロック(E)の含量が95〜10重
量%〔ただし、(D)+(E)=100重量%〕であ
り、かつブロック構造が〔(D)−(E)−(D)〕p
または〔(D)−(E)〕p(ただし、pは1以上の整
数を示す)で表される直鎖状あるいは分岐状のブロック
共重合体、の共役ジエン部分の二重結合を80%以上水
素添加することによって得られるものである。
【0014】(イ−2)成分中のブロック(D)は、水
素添加により通常の低密度ポリエチレン(LDPE)に
類似の構造を示す結晶性のブロックとなる。ブロック
(D)中のビニル結合含量は20%以下であるが、好ま
しくは18%以下、さらに好ましくは15%以下であ
る。ブロック(D)のビニル結合含量が20%を超える
と、水素添加後の結晶融点の降下が著しく、(イ−2)
成分の力学的性質が劣るために好ましくない。
【0015】また、(イ−2)成分中のブロック(E)
は、共役ジエン重合体ブロックあるいは芳香族ビニル化
合物−共役ジエン共重合体ブロックであり、水素添加に
よりゴム状のエチレン−ブテン共重合体ブロックあるい
は芳香族ビニル化合物−エチレン−ブテン共重合体と類
似の構造を示す重合体ブロックとなる。なお、ブロック
(E)に使用される芳香族ビニル化合物の使用量は、ブ
ロック(E)を構成する単量体の35重量%以下、好ま
しくは30重量%以下、さらに好ましくは25重量%以
下であり、35重量%を超えるとブロック(E)のガラ
ス転移温度が上昇し、(イ−2)成分の力学的性質が劣
るため好ましくない。また、ブロック(E)のブタジエ
ン部分のビニル結合含量は、30〜90%、好ましくは
30〜85%、さらに好ましくは30〜80%であり、
30%未満あるいは90%を超えると、水素添加後、そ
れぞれポリエチレン連鎖、ポリブテン−1連鎖に由来す
る結晶構造を示し、樹脂状の性状となり、(イ−2)成
分の力学的性質が劣るため好ましくない。
【0016】(イ−2)成分中に占めるブロック(D)
およびブロック(E)の比率は、通常、ブロック(D)
5〜90重量%、好ましくは10〜85重量%、ブロッ
ク(E)95〜10重量%、好ましくは90〜15重量
%である。ブロック(D)が5重量%未満、ブロック
(E)が95重量%を超える場合には、結晶性の重合体
ブロックが不足し、(イ−2)成分の力学的性質が劣る
ため好ましくない。また、ブロック(D)が90重量%
を超え、ブロック(E)が10重量%未満の場合には、
(イ−2)成分の硬度が上昇し、好ましくない。
【0017】さらに、本発明で使用される(イ−2)水
添ジエン系共重合体は、ブロック(D)およびブロック
(E)のブタジエン部分の二重結合の少なくとも80
%、好ましくは90%以上、さらに好ましくは95〜1
00%が水素添加されて飽和されていることが必要であ
り、80%未満では、耐熱性、耐候性が劣るものとな
る。なお、ブロック(D)およびブロック(E)の数平
均分子量は、通常、5,000以上、好ましくは10,
000以上、さらに好ましくは15,000以上である
ことが望ましく、5,000未満では、(イ−2)成分
の力学的性質が劣るため好ましくない。
【0018】本発明の(イ−2)水添ジエン系共重合体
の数平均分子量は、50,000〜400,000、好
ましくは100,000〜400,000であり、5
0,000未満では機械的強度、耐熱性、流動性、加工
性が低下し、表面外観が低下し、一方400,000を
超えると流動性、加工性が低下し、表面外観が低下する
ことになる。
【0019】なお、水素添加する前のブロック共重合体
である(D)−(E)−(D)ブロック共重合体あるい
は(D)−(E)ブロック共重合体は、カップリング剤
残基を介して前記(D)、(E)のうち少なくとも一つ
の重合単位ブロックからなる重合体と結合し、例えば下
記一般式で表される重合体分子鎖が延長または分岐され
たブロック共重合体であってもよい。 〔(D)−(E)〕n−X 〔(D)−(E)−(D)〕n−X (式中、n、Xは前記に同じ) また、カップリング剤も、前記(イ−1)成分に使用さ
れる化合物と同様のものが挙げられる。本発明に使用さ
れる(イ−2)水添ジエン系共重合体は、例えば特開平
3−128957号公報に開示されている方法によって
得ることができる。
【0020】ポリプロピレン系樹脂;本発明の(イ)熱
可塑性重合体組成物層を構成する他方の成分であるポリ
プロピレン系樹脂は、プロピレン単独またはプロピレン
と1種または2種以上のモノオレフィンを高圧法または
低圧法のいずれかによる重合から得られる樹脂である。
ここで、モノオレフィンとしては、エチレン、1−ブテ
ン、1−ヘキセン、1−ペンテン、4−メチル−1−ペ
ンテン、2−メチル−1−プロペン、3−メチル−1−
ペンテン、5−メチル−1−ヘキセンおよびこれらの混
合物が挙げられる。ポリプロピレン系樹脂のメルトイン
デックス(230℃、2.16kg荷重)は、通常、
0.1〜70g/10分、好ましくは0.2〜55g/
10分である。
【0021】以上の(イ)熱可塑性重合体組成物層を構
成する組成物は、水添ジエン系共重合体とポリプロピレ
ン系樹脂とを、あらかじめ通常の混練り装置、例えばル
ーダー、二軸押し出し機などを用いて混練りした方が好
ましい。混練り温度は、通常、160〜250℃、好ま
しくは180〜240℃の範囲である。
【0022】(ロ)ポリアミドエラストマー層 積層体に使用する熱可塑性ポリアミドエラストマーは、
ポリアミドブロック共重合体であり、その重合体連鎖中
に脂肪族ポリアミド単位からなる主としてなる高融点結
晶性セグメント(F)と、脂肪族ポリエーテル単位から
主としてなる低融点重合体セグメント(G)とを有す
る。
【0023】上記に用いられるハードセグメントである
高融点結晶性セグメント(F)の脂肪族ポリアミド単位
は、炭化水素連鎖の炭素数が4〜14であるラクタムま
たはアミノ酸、あるいはジカルボン酸とジアミンの縮合
生成物とジカルボン酸から形成される。このうち、ラク
タム成分は、カプロラクタム、ラウリルラクタム、エナ
ントラクタム、ドデカラクタム、ウンデカラクタム、ド
デカラクタムなどであり、好ましくはカプロラクタム、
ラウリルラクタムである。アミノ酸成分としては、11
−アミノ−ウンデカン酸、12−アミノ−ドデカン酸な
どである。
【0024】上記ジカルボン酸とジアミンとの縮合生成
物に用いられるジカルボン酸としては、アジピン酸、ア
ゼライン酸、セバシン酸、1,12−ドデカン二酸など
であり、ジアミンとしては、ヘキサメチレンジアミン、
ノナメチレンジアミンなどが挙げられる。この縮合生成
物は、好ましくはアジピン酸とヘキサメチレンジアミン
との縮合生成物である。また、上記ジカルボン酸は、カ
ルボン酸を末端に有するポリアミドを得るのに必要であ
り、炭素数4〜20の脂肪族ジカルボン酸、例えばコハ
ク酸、アジピン酸、スベリン酸、アゼライン酸、セバシ
ン酸、ウンデカン酸、ドデカンジ酸などであり、好まし
くはアジピン酸である。脂肪族ポリアミドの数平均分子
量は、通常、300〜15,000、好ましくは800
〜5,000である。
【0025】上記ソフトセグメントである低融点重合体
セグメント(G)を構成する脂肪族ポリエーテル単位
は、数平均分子量が200〜6,000の範囲にあるポ
リアルキレングリコールで形成される。このポリアルキ
レングリコールとしては、例えばポリエチレングリコー
ル、ポリプロピレングリコール、ポリテトラメチレング
リコール、ポリエチレングリコール−ポリプロピレング
リコールブロック共重合体などであり、特にポリテトラ
メチレングリコールが好ましい。これらは、その炭素
数:酸素数の比が2.0〜4.5のものであれば、単独
ではもちろん、混合物として用いることもできる。な
お、高融点結晶性セグメント(F)と低融点重合体セグ
メント(G)の重量割合は、セグメント(F)が10〜
90重量%、好ましくは20〜80重量%、セグメント
(G)が10〜90重量%、好ましくは20〜80重量
%である。
【0026】(ハ)接着層 (ハ)接着層に使用される官能基含有ポリオレフィン
は、ポリオレフィン系樹脂またはゴムを、官能基によっ
て変性したものである。ポリオレフィン系樹脂またはゴ
ムは、α−オレフィンを主体として重合された樹脂また
はゴムである。α−オレフィンとしては、エチレン、プ
ロピレン、1−ブテン、4−メチル−1−ブテン、4−
メチル−1−ペンテンなど、およびこれらの混合物であ
るが、好ましくはエチレン、プロピレンである。また、
ゴムとしては、エチレン−プロピレンゴム、エチレン−
プロピレン−ジエンゴムである。
【0027】官能基としては、不飽和カルボン酸、不飽
和カルボン酸誘導体などであり、この官能基含有化合物
の具体例は、マレイン酸、フマル酸、イタコン酸、シト
ラコン酸、アリルコハク酸、ナジック酸、メチルナジッ
ク酸、無水マレイン酸、無水フマル酸、無水イタコン酸
などであり、好ましくは無水マレイン酸である。
【0028】変性方法としては、ポリオレフィン系樹脂
またはゴムを、アルキル芳香族炭化水素溶媒中、115
℃以上の温度でラジカル開始剤を用い、上記官能基含有
化合物をグラフトさせる方法、あるいは極少量のアルキ
ル過酸化物、好ましくは脂肪族の2官能性過酸化物、官
能基含有化合物、ならびにポリオレフィン系樹脂および
/またはゴムを、200℃以上の温度で混練りする方法
などが挙げられる。
【0029】官能基含有ポリオレフィンの具体例は、無
水マレイン酸変性LDPE(低密度ポリエチレン)、無
水マレイン酸変性HDPE(高密度ポリエチレン)、無
水マレイン酸変性LLDPE(直鎖低密度ポリエチレ
ン)、無水マレイン酸変性EVA(エチレン−酢酸ビニ
ル共重合体)、無水マレイン酸変性PP(ポリプロピレ
ン)、エチレン−アクリル酸エステル−無水マレイン酸
三元共重合体などであり、好ましくは無水マレイン酸変
性LLDPEである。
【0030】積層体の製造方法 本発明の積層体の製造方法としては、各層をそれぞれ
別個の押し出し機で溶融し、押し出し機の先端で共有さ
れるダイス内において3層の合体可能な装置を用いた共
押し出し法、あらかじめ(ロ)熱可塑性ポリアミドエ
ラストマー層と(ハ)官能基含有ポリオレフィン接着層
とを共押し出し法にて作製したシートまたはフィルム
に、(イ)水添ジエン系共重合体およびポリプロピレン
系樹脂からなる熱可塑性重合体組成物層を溶融押し出し
しながら溶融状態のうちに圧着してラミネートする、い
わゆる押し出しラミネート法、あるいはあらかじめ作
製した各層のシートまたはフィルムを、加熱・加圧する
方法などが挙げられる。このうちでも、作業性上、共押
し出し法が好適に用いられる。また、積層体の製造時
に、塗装、メッキなどの加工を施すこともできる。
【0031】なお、共押し出し温度は、混合する各成分
がすべて溶融する温度であり、通常、180〜250
℃、好ましくは180〜230℃の範囲である。また、
あらかじめ作製した各層のシートまたはフィルムを加熱
・加圧する場合には、加熱温度は70〜150℃、好ま
しくは80〜140℃、加圧圧力は1〜10kg/cm
2 、好ましくは2〜8kg/cm2 である。また、積層
体における各層の厚さは用途によって適宜選定される
が、通常、(イ)熱可塑性重合体組成物層が40〜90
0μm、好ましくは40〜800μm、(ロ)ポリアミ
ドエラストマー層が1〜900μm、好ましくは2〜8
00μm、(ハ)接着層が1〜900μm、好ましくは
2〜800μmであり、積層体の総厚は、50〜1,0
00μm、好ましくは50〜900μmである。
【0032】本発明の積層体は、優れた耐熱性、ガス透
過性、加工性、しなやかさ、低温特性、温度依存性、塗
装性、印刷性、ホットスタンプ性、深絞り性、耐熱水
性、ゴム弾性、ゴム感触、可撓性、滑り抵抗性、耐スト
レスクラック性などを生かして、種々の用途に利用する
ことができる。例えば、食肉鮮魚用トレー、青果物パ
ック、冷菓食品容器などのシート用途、食品包装、日
用雑貨包装、工業資材包装、各種ゴム製品、樹脂製品、
布帛類、皮革製品などのラミネート、紙おむつなどに用
いられる伸縮テープなどのフィルム用途、ホース、チ
ューブ、ベルトなどの用途、スポーツシューズ、レジ
ャーシューズ、ファッションサンダル、皮靴などの履物
用途、テレビ、ステレオ、掃除機などの家電用品用
途、バンパー部品、ボディーパネル、サイドシールな
どの自動車用内外装部品用途、道路舗装材、防水シー
ト、配管コーティングなどのアスファルトブレンド用素
材用途、そのほか日用品、レジャー用品、玩具、工業
用品などの幅広い用途に用いることができる。
【0033】
【実施例】以下、実施例を挙げて本発明をさらに詳細に
説明するが、本発明の趣旨を越えない限り、本発明は以
下の実施例に限定されるものではない。なお、実施例
中、部および%は、特に断らない限り重量基準である。
また、実施例中、共重合体の分析および各種の物性の評
価は、次の方法で測定した。
【0034】ポリブタジエンの1,2−ビニル結合含量 赤外分析法を用い、モレロ法により算出した。スチレン含量 赤外分析法により699cm-1のフェニル基に基づく吸
収について、検量線を作成し求めた。数平均分子量 トリクロルベンゼンを溶媒として、135℃におけるゲ
ルパーミエーションクロマトグラフィー(GPC)を用
いて、ポリスチレン換算で求めた。水添率 四塩化エチレンを溶媒として用い、100MHz、 1
−NMRスペクトルから算出した。
【0035】引張特性(引張破断強度、引張破断伸び) JIS K6301に準拠し測定した。柔軟性 JIS K6301に準拠し、JIS A硬度を測定し
た。透明性 スガ試験(株)製の多光源分光測色計を用いて、約0.
6mmのシートのヘーズを測定し判定した。数値の低い
ものほど透明である。耐熱性 厚さ2mmで2cm角のサンプルを、140℃、30分
間、ギヤーオーブン中、500g/cm2 の負荷でエー
ジングし、エージング後のサンプルのブロッキングの有
無を判定した。○はブロッキングなし、×はブロッキン
グして剥がせない場合を示す。
【0036】ガス透過性(酸素透過性、二酸化炭素透過性) ASTM D1434に準拠し、23℃、50%RHの
条件下で測定した。積層体の剥離性 あらかじめ作製した各層のシートの一端を、230℃の
熱プレスにて50kg/cm2 の圧力で溶融接着して、
幅15±0.1mmの試験片を切り取り、試験片を中央
にして180度に開いて、その両端を引張試験機の両つ
かみの取り付け、引張スピード20mm/分の速度で熱
プレス部が破断もしくは剥離するまで引張荷重を加え、
その間の最大荷重を求めた。
【0037】参考例 実施例および評価の配合処方に用いられる各種の重合体
は、以下のとおりである。水添ジエン系共重合体 水添ジエン系共重合体(Q−1〜Q−6)は、日本合成
ゴム(株)製であり、これらのQ−1〜Q−6のミクロ
構造、数平均分子量、水添率は、表1に示すとおりであ
る。
【0038】
【表1】
【0039】Q−6は、スチレンと1,3−ブタジエン
とのランダム共重合体である。SEBS ポリスチレン−ポリブタジエン−ポリスチレン共重合体
のポリブタジエン部分を水素添加したブロック共重合体
〔シェル化学(株)製、クレイトンG1650;SEB
S1〕軟化剤 出光興産(株)製、パラフィン系オイル、PW380ポリプロピレン系樹脂 PP−1;三井石油化学(株)製、ハイポール J85
8Y PP−2;三井石油化学(株)製、ハイポール F60
熱可塑性ポリアミドエラストマー W−1;宇部興産(株)製、PAE 1200 W−2;アトケム社製、PEBAX 4033SA
【0040】(官能基含有)ポリオレフィン V−1;三井石油化学(株)製、アドマーNF520 V−2;住友化学(株)製、ボンダインTX8030 V−3;三井石油化学(株)製、アドマーLF530 V−4;東ソー(株)製、ウルトラセン710(官能基
を含まないポリオレフィン;エチレン−酢酸ビニル共重
合体〕
【0041】実施例1〜12、比較例1〜8 表2〜5に示す配合処方を用い、各層を別個の押し出し
機にて、多層T−ダイ押し出し法にて積層体を作製し
た。この際の押し出し条件は、40mmφエクストルー
ダーを用いて、ダイス温度230℃、引取速度2m/分
にて行った。各層のそれぞれの厚みは、(イ)熱可塑性
重合体組成物層が0.4mm、(ロ)ポリアミドエラス
トマー層が0.1mm、(ハ)接着層が0.1mmであ
った。得られたシートを用いて、各種の物性を評価し
た。結果を併せて表2〜5に示す。
【0042】表2〜3から明らかなように、実施例1〜
12は、本発明の積層体であり、引張特性、透明性、柔
軟性、積層体の剥離性、ガス透過性に優れており、本発
明の目的とする積層体が得られている。
【0043】これに対し、表4〜5から明らかなよう
に、比較例1〜2は、(イ)熱可塑性重合体組成物層中
の水添ジエン系共重合体の配合量が本発明の範囲未満の
例であり、透明性、柔軟性、ガス透過性に劣る。比較例
3は、(イ)熱可塑性重合体組成物層中の水添ジエン系
共重合体の配合量が本発明の範囲を超える例であり、ガ
ス透過性に優れてはいるものの、積層体の剥離性、加工
性の面で劣る。比較例4〜5は、(イ)熱可塑性重合体
組成物層として、本発明の範囲以外の水添ジエン系共重
合体を用いた例であり、機械的強度、透明性に劣る。比
較例6は、(ハ)接着層を用いない例であり、積層体の
剥離性に劣る。比較例7は、(ハ)接着層に本発明の範
囲以外のポリオレフィンを使用した例であり、積層体の
剥離性に劣る。比較例8は、(ロ)ポリアミドエラスト
マー層を使用しない例であり、耐熱性に劣る。
【0044】
【表2】
【0045】
【表3】
【0046】
【表4】
【0047】
【表5】
【0048】
【発明の効果】本発明の積層体は、本質的に優れた物性
を有しており、かつ極めてガス透過性が良好で、透明
性、柔軟性に優れている。本発明の積層体は、上記のよ
うな優れた物性を有する材料であり、工業用品、自動車
内装部品などに好適に使用することができ、工業的に価
値の高い材料である。

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 (イ)下記(イ−1)および/または
    (イ−2)の水添ジエン系共重合体40〜90重量%と
    ポリプロピレン系樹脂60〜10重量%を主成分とする
    熱可塑性重合体組成物からなる層と、(ロ)熱可塑性ポ
    リアミドエラストマーからなる層とを、(ハ)官能基含
    有ポリオレフィン接着層を介して積層してなる積層体。 (イ−1);分子中に重合体ブロック(A)、(B)お
    よび(C)をそれぞれ1個以上有し〔ただし、(A)は
    芳香族ビニル化合物が90重量%以上の芳香族ビニル化
    合物を主体とする重合体ブロック、(B)は共役ジエン
    重合体ブロックあるいは芳香族ビニル化合物−共役ジエ
    ン共重合体ブロックであって、共役ジエン部分のビニル
    結合含量が30〜90%である重合体ブロック、(C)
    はビニル結合含量が30%未満のポリブタジエン重合体
    ブロックを示す〕、ブロック共重合体中の重合体ブロッ
    ク(A)の含量が3〜30重量%、重合体ブロック
    (B)の含量が40〜80重量%、重合体ブロック
    (C)の含量が10〜40重量%〔ただし、(A)+
    (B)+(C)=100重量%〕であるブロック共重合
    体、または該ブロック共重合体単位がカップリング剤残
    基を介して、前記(A)、(B)または(C)のうちの
    少なくとも1つの重合体ブロックからなる重合体単位と
    結合し、重合体分子鎖が延長または分岐されたブロック
    共重合体、を水素添加し、共役ジエン部分の二重結合の
    少なくとも80%が飽和されており、数平均分子量が5
    万〜30万である水添ジエン系共重合体。 (イ−2);ビニル結合含量が20%以下であるポリブ
    タジエン重合体ブロック(D)、共役ジエン重合体ブロ
    ックあるいは芳香族ビニル化合物−共役ジエン共重合体
    ブロックであって、共役ジエン部分のビニル結合含量が
    30〜90%である重合体ブロック(E)からなり、ブ
    ロック共重合体中の重合体ブロック(D)の含量が5〜
    90重量%、重合体ブロック(E)の含量が95〜10
    重量%〔ただし、(D)+(E)=100重量%〕であ
    り、ブロック構造が〔(D)−(E)−(D)〕pまた
    は〔(D)−(E)〕p(ただし、pは1以上の整数を
    示す)で表されるブロック共重合体、または該ブロック
    共重合体単位がカップリング剤残基を介して、重合体分
    子鎖が延長または分岐されたブロック共重合体、を水素
    添加し、共役ジエン部分の二重結合の少なくとも80%
    が飽和されており、数平均分子量が5万〜40万である
    水添ジエン系共重合体。
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