JPH0716983B2 - 成形機における製品引出機構 - Google Patents

成形機における製品引出機構

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JPH0716983B2
JPH0716983B2 JP61014487A JP1448786A JPH0716983B2 JP H0716983 B2 JPH0716983 B2 JP H0716983B2 JP 61014487 A JP61014487 A JP 61014487A JP 1448786 A JP1448786 A JP 1448786A JP H0716983 B2 JPH0716983 B2 JP H0716983B2
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chuck
cylinder
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典裕 岩本
浩 杉山
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    • B29C45/00Injection moulding, i.e. forcing the required volume of moulding material through a nozzle into a closed mould; Apparatus therefor
    • B29C45/17Component parts, details or accessories; Auxiliary operations
    • B29C45/40Removing or ejecting moulded articles
    • B29C45/42Removing or ejecting moulded articles using means movable from outside the mould between mould parts, e.g. robots
    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B29WORKING OF PLASTICS; WORKING OF SUBSTANCES IN A PLASTIC STATE IN GENERAL
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    • B29C45/17Component parts, details or accessories; Auxiliary operations
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Description

【発明の詳細な説明】 本発明は成形機における製品引出機構に関し、一層詳細
には、成形機によって成形または鋳造された製品を成形
機側の製品押出動作に同調させて取り出すことにより、
製品を損傷させることなく、しかも、速やかに成形機よ
り離脱させることを可能とした成形機における製品引出
機構に関する。
一般に、射出成形機等により成形された製品は成形機側
に配設された押出機構を構成する押出棒により金型内か
ら押し出される。その際、前記押し出された製品は引出
装置に組み込まれたチャック機構により把持され、成形
機の型内より引き出されることになる。
ここで、引出装置を構成するチャック機構が成形機の押
出機構による押出棒の動作に同調することなく製品の引
出動作を行った場合、例えば、チャック機構の引出動作
が速すぎると、製品を成形機の金型内より無理に離脱さ
せることになる。一方、前記チャック機構による引出動
作が遅すぎると、製品が一時的に無理に押し止められる
ことになる。従って、いずれの場合も成形直後の製品が
変形したり、場合によっては損傷したりする等の不都合
が生ずる。
そこで、一般的には、製品を引き出すチャック機構を開
成状態としてその製品の押出位置に待機させておき、成
形機の押出棒による製品の押し出しが一旦終了した後、
前記チャック機構を閉成してその製品を把持し引出動作
を遂行している。
然しながら、この方法では、引出装置による製品の引き
出し動作は成形機の押出機構による押出動作の終了後に
開始されるものであるため、製品の押出開始時から引出
開始時までの間に相当な時間が必要とされる。従って、
生産効率が期待するほどに上昇せず、特に、射出成形機
のように短時間に大量の製品を製造することが要求され
る装置では到底容認することの出来ない欠点として露呈
している。
一方、この問題を解決するための装置として、例えば、
圧縮されたスプリングの弾発力を用い押出機構の押出棒
の動作に同調するようにして製品の引き出しを行うよう
に構成したものがある。
第1図aおよびbはこの装置の要部構成を示したもので
ある。同図において、参照符号2はこの従来技術に係る
製品引出装置の本体部を示し、この本体部2は基台4に
支持された状態で矢印X方向に変位可能である。この場
合、前記本体部2は引出アーム6と、成形機により成形
された製品を把持するチャック機構8と、引出アーム6
の一端部に固定されチャック機構8を矢印Y方向に変位
させるチャック搬送部10とを有している。チャック機構
8はチャック搬送部10の駆動作用により矢印Y方向に昇
降する昇降軸12の下端部に取着されている。
引出アーム6の内部には基台4に固定された円筒ケーシ
ング14が内装されており、この円筒ケーシング14には矢
印X方向に移動するロッド16が貫通挿入されている。ロ
ッド16の一端部は円筒ケーシング14の端部14aより突出
し、軸受部18を介して引出アーム6の内周壁に連結して
いる。
一方、円筒ケーシング14の開口部14bより突出したロッ
ド16にはその中間部から他端部に亘ってその外周部分に
雄ねじ16aが形成されており、この雄ねじ16aにはストッ
パ20が螺合している、そして、円筒ケーシング14の端部
14aとストッパ20との間にあって前記ロッド16には外周
部にコイルスプリング22が巻装されている。
ロッド16はその他端部が引出アーム6に固定されたロッ
ド支持部24によって軸支されると共に、前記他端部には
ギヤ26が枢止されており、前記ギヤ26にはモータ28によ
って回動するギヤ30が噛合している。また、一端部が基
台4に固定されると共にロッド16に平行に配設されたガ
イドバー32の他端部は引出アーム6に固定された基板34
に挿通され、前記基板34より突出したガイドバー32の他
端部にはストッパ36が螺合している。
以上のように構成されている製品引出装置の作用につい
て概略的に説明する。
先ず、チャック搬送部10の駆動によりチャック機構8が
成形機により製造される製品の所定の高さに対応する位
置まで昇降動作する。次に、引出アーム6が図示しない
駆動手段によって矢印X方向に所定量移動された後、チ
ャック機構8が成形機の金型内にある製品の所定箇所を
把持する。この時、引出アーム6は図示しない係止手段
によって第1図bに示す状態に保持される。
ここで、引出アーム6の矢印X方向の移動量はストッパ
20の位置によって規制されている。すなわち、第1図a
の状態において、チャック機構8と成形機により成形さ
れる製品との間の距離に応じてモータ28が駆動され、ギ
ヤ30およびギヤ26が回転し、この結果、ロッド16が回転
する。ロッド16が回転すると、ストッパ20がロッド16に
沿ってモータ28の回転数に対応した位置まで移動し、こ
の結果、円筒ケーシング14の開口部14bとストッパ20と
の間隔が引出アーム6の移動量として設定される。
次に、成形機側の押出機構により製品の押出動作が開始
されると、第1図bの状態における引出アーム6の係止
が解除される。そして、円筒ケーシング14内に圧縮され
たコイルスプリング22の弾発力によって引出アーム6が
押し戻され、前記押出動作に略同調した状態で製品の引
出動作が行われる。ここで、ガイドバー32に螺合したス
トッパ36は引出アーム6の製品引出距離を設定するため
のものであり、金型内より製品を引き出したチャック機
構8は引出アーム6の基板34がこのストッパ36に当接し
矢印X方向の移動動作が停止される。
ところで、このように構成された従来技術に係る製品引
出装置は、前述したように、解放されたコイルスプリン
グ22の弾発力によりチャック機構8で把持した製品を成
形機の金型内より引き出し、引出アーム6の基板34をス
トッパ36に衝突させることによりその引出動作を終了さ
せる機構となっている。このため、製品に与えるショッ
クが極めて大きく、このショックにより製品が損傷した
り、製品がチャック機構8より脱落するといった虞れが
ある。また、成形機により製造される製品の形状が変更
された場合、引出アーム6の矢印X方向の移動量はスト
ッパ20によってその都度調整しなければならず、この調
整作業が煩わしいという難点が指摘されている。さら
に、装置全体が極めて大掛かりなものとなり、狭小な工
場内のスペースを有効に活用出来ないという問題も存在
する。
本発明は以上の不都合を克服するためになされたもので
あって、成形機により製造された製品の引出動作を成形
機側の押出動作に同調させて行うことにより、製品を損
傷することなくスムーズに引き出すことが出来ると共
に、引き出しに要する時間を短縮することが可能な、従
って、生産効率を一層向上させることが出来る成形機に
おける製品引出機構を提供することを目的とする。
前記の目的を達成するために、本発明は、成形機の製品
押出動作に対応して製品の引出動作を行う製品引出機構
において、 前記製品を把持するチャック機構と、前記チャック機構
を前記製品の引出方向に沿って進退動作させる流体圧駆
動手段と、前記チャック機構の位置を検出する位置検出
手段と、前記流体圧駆動手段によるチャック機構の移動
方向を切り換える方向切換弁と、前記方向切換弁を介し
て前記流体圧駆動手段に送給される圧力流体の流量を調
整することにより前記チャック機構の移動速度を制御す
る流量制御弁と、前記位置検出手段によって検出された
前記チャック機構の位置に基づき、前記チャック機構の
移動速度を製品押出速度に同調させ、あるいは、前記製
品押出速度よりも大きな引出速度とするべく、前記流量
制御弁におけるバルブ開度を制御する制御手段とを具備
することを特徴とする。
次に、本発明に係る成形機における製品引出機構につい
て好適な実施例を挙げ、添付の図面を参照しながら以下
詳細に説明する。
第2図において、参照符号40は本発明に係る製品引出機
構を示し、この製品引出機構40は成形機における成形品
製造部42より製品43を取り出すよう機能する。ここで、
成形品製造部42はテーブル44上に固定され固定金型46を
有する固定側取付板48と、テーブル44上を矢印X方向に
移動可能な可動金型50を有する移動側取付板52とから構
成されており、これらの金型46および50によって製品が
射出成形等のプロセスを経て成形される。この場合、第
2図は、移動側取付板52が矢印X方向に沿って移動した
時の状態を示し、前記移動側取付板52には押出シリンダ
56が取着される。なお、押出シリンダ56には金型50内の
製品43に指向して押出シリンダ56により進退動作する複
数本の押出棒58が連結される。
製品引出機構40は、成形機により製造された製品43を把
持するチャック機構60と、チャック機構60をチャック搬
送部62を介し流量制御弁V1および方向切換弁V2の作用下
に矢印X方向に移動動作させる流体圧駆動手段としての
引出シリンダ64と、前記流量制御弁V1および方向切換弁
V2を制御する制御機構65とから基本的に構成される。
チャック機構60はチャック搬送部62によって矢印Y方向
に移動可能に構成される軸66の下端部に取着される。ま
た、前記引出シリンダ64のシリンダロッド68はチャック
搬送部62に連結され、このロッド68の進退動作によりチ
ャック機構60は矢印X方向に移動可能である。さらに、
チャック搬送部62には、このチャック搬送部62と共に矢
印X方向に移動し前記チャック機構60の製品43に対する
矢印X方向の位置を検出するための位置検出用スケール
70が一体的に取着される。この位置検出用スケール70に
対しては、引出シリンダ64側に固定された位置検出セン
サ72が並設される。なお、位置検出用スケール70および
位置検出センサ72の両者は位置検出手段を構成する。こ
こで、位置検出センサ72は前記位置検出用スケール70の
矢印X方向への移動に伴って回転しその回転数から前記
チャック機構60の移動量を検出するロータリエンコーダ
より構成しておくと好適である。
次に、引出シリンダ64のロッド68側のA室は管路74とパ
イロット操作逆止め弁Pcと管路76とを介して4ポート3
位置用方向切換弁V2に接続する。また、引出シリンダ64
のピストン側のB室は管路78を介して前記方向切換弁V2
に接続しておく。ここで、パイロット操作逆止め弁P
cは、管路78に接続したパイロット管80を介してパイロ
ット圧が印加される場合に限り引出シリンダ64のA室か
ら方向切換弁V2への圧力流体の流出を許容するように構
成される。
一方、方向切換弁V2は管路82と流量制御弁V1と管路84と
を介して圧力流体を供給するポンプPに接続しておく。
この方向切換弁V2は、タンクT1に接続する管路86と管路
76および管路86と管路78を夫々接続する中立位置Nと、
管路82と管路76および管路86と管路78を夫々接続する製
品引出位置Lと、管路82と管路78および管路86と管路76
を夫々接続するチャック移動位置Rとを有する。そし
て、これらの各位置は制御機構65により駆動される二つ
のソレノイドm1、m1によって切り換えられるように構成
しておく。
流量制御弁V1は前記位置検出センサ72によって検出され
るチャック機構60の位置に応じて出力されるパルス信号
によりステッピングモータMの回動角を制御し、ポンプ
Pより引出シリンダ64側へ供給される圧力流体の量を調
整する。ここで、管路84とタンクT2とは流量制御弁V1
パイロット管88を介して連通される。
一方、制御機構65は、第3図に示すように、所定のプロ
グラムに応じて制御信号を出力する制御部92と、前記制
御信号によって流量制御弁V1のステッピングモーターM
を駆動するドライバ94と、前記制御信号によって方向切
換弁V2のソレノイドm1、m2を所定の手順により駆動する
シーケンサ96とから基本的に構成される。
制御部92にはチャック機構60の移動条件等のデータが入
力部98より入力されると共に位置検出センサ72からチャ
ック機構60の位置に対応する位置信号が入力される。こ
の場合、シーケンサ96は成形品製造部42を構成する押出
シリンダ56の図示しない方向切換弁を制御し且つ当該押
出シリンダ56の押出開始位置および押出終了位置に配設
されたリミットスイッチ98a、98bからの検出信号が入力
されるよう構成されている。
なお、実際、制御部92はコンピュータから構成すると好
適であり、この場合、当該コンピュータは、第4図に示
すように、CPU100とROM102とRAM104と入力ポート106お
よび出力ポート108とから基本的に構成されている。
RAM104は、実質的に、押出加速度θと等しい引出加速
度θのデータを記憶する記憶領域104a、押出速度V1
等しい引出速度V2のデータを記憶する記憶領域104b、引
出加速度θのデータを記憶する記憶領域104c、引出速
度V3のデータを記憶する記憶領域104dおよび減速加速度
データを記憶する記憶領域104eを含む。
本発明を実施する成形機における製品引出機構は基本的
には以上のように構成されるものであり、次に、その作
用並びに効果につき製品の引出動作手順に従って説明す
る。
先ず、図示しない成形機により金型46、50によって画成
されるキャビテイ内に製品43が成形された後、移動側取
付板52がテーブル44に沿って移動し、固定金型46から可
動金型50が離間して、所謂、型開きが行われる。この
時、製品43は移動側取付板52の金型50と共に矢印X方向
に移動する。
次に、製品引出機構40のチャック搬送部62が駆動され、
チャック機構60が軸66によって矢印Y方向に距離aだけ
下降する。次いで、シーケンサ96からの指令に基づいて
方向切換弁V2がソレノイドm1、m2によってチャック移動
位置Rにセットされる。この時、ポンプPからの圧力流
体は流量制御弁V1および方向切換弁V2を介して引出シリ
ンダ64のB室内に流入し、一方、引出シリンダ64のA室
内の流体はパイロット管80からのパイロット圧により方
向切換弁V2側に導通されたパイロット操作逆止め弁Pc
介してタンクT1内に流入する。これによって、引出シリ
ンダ64のロッド68は金型50に指向して距離bだけ押し出
され、チャック機構60が製品43の所定の部位を把持する
に至る。
次に、上記の状態から押出シリンダ56による製品43の押
出動作および製品引出機構40による製品43の引出動作が
開始される。第5図aおよびbはこの動作を説明するた
めのフローチャートであり、次に、このフローチャート
に従い動作を説明する。
先ず、押出シリンダ56側の図示しない方向切換弁がシー
ケンサ96からの指令に基づいて切り換えられ、これによ
って前記押出シリンダ56が駆動されて当該シリンダ内に
摺動自在に収装されたピストンに係合する押出棒58が矢
印X方向に沿って製品43側に移動し、当該製品43の押出
動作を開始する(STP1)。ここで、押出シリンダ56によ
る製品43の押出動作は第6図aに示す速度パターンによ
り行われる。すなわち、押出シリンダ56により製品43側
に押し出される押出棒58は最初θで示される押出加速
度で押し出される。その後、押出棒58は時刻t1から一定
速度V1で製品43を押し出し、押出棒58が所定のストロー
クl1だけ押し出された時刻t2において押出シリンダ56の
リミットスイッチ98bがON状態になると(STP2)、押出
シリンダ56側の図示しない方向切換弁がシーケンサ96の
指令によって切り換えられ(STP3)、押出動作が完了す
る。この場合、押出棒58の押出加速度θ並びに時刻t1
経過後の速度V1はワークの種類によって固定されてい
る。
一方、製品引出機構40では、成形品製造部42からの押出
動作開始信号を押出シリンダ56に設けられたリミットス
イッチ98aより受ける。そして、シーケンサ96はこの押
出動作開始信号に基づいてソレノイドm1、m2を駆動し、
方向切換弁V2を製品引出位置L側にセットする(STP
4)。この時、ポンプPからの圧力流体は流量制御弁V1
と方向切換弁V2とパイロット操作逆止め弁Pcとを介して
引出シリンダ64のA室側に送入される。従って、引出シ
リンダ64はB室側に移動を開始し、チャック機構60によ
る製品43の引出動作が押出シリンダ56による押出動作に
同期して開始される。
すなわち、シーケンサ96において製品43の引出条件が成
立されたことが確認され、入力ポート106を介してCPU10
0に対して製品引出指令信号が導入されると、当該CPU10
0を中心に製品引き出しのためのプロセス制御が開始さ
れることになる。実際、このプロセス制御はデジタル弁
で構成される流量制御弁V1の弁本体開度を調整すること
によりシリンダ64の加減速制御として達成される。
そこで、このシリンダ加減速制御について次に説明す
る。
例えば、第7図a、bに示すように、本発明では、加速
時、減速時のシリンダ64に対する圧力流体の流量曲線を
夫々3区間の直線に分割し、夫々の区間において、パル
スレート並びに区間時間を設定している。ここで、パル
スレートとは流量制御弁V1を駆動するモータMに印加さ
れるパルス数/秒であり、1パルスによって駆動される
モータMはバルブ開度を1%開成若しくは閉成するもの
とする。すなわち、パルスレート100P/secでは流量制御
弁V1が全閉から全開(0乃至99%)に要する時間が1秒
となることが容易に諒解されよう。
そこで、第6図aに示す速度曲線の加速度θ並びに一
定速度V1と等しくなるように第6図bの流量制御弁V1
θ並びにv2を確保すべく弁体開度を制御すれば、シリ
ンダ56の製品押出速度とシリンダ64の製品引出速度とが
同調、すなわち、一致することになる。この場合の流量
制御弁V1の加速区間における開度とパルスレートと時間
との関係を表1に示す。なお、シリンダ56の製品押出動
作とシリンダ64の引出動作を同調させるためには、前記
のように流量制御弁V1の加速区間のみ弁体開度の制御を
行えばよいが、短時間に効率よく製品搬送を行う必要
上、減速区間における閉方向への弁体開度の調節を行う
ことが好ましい。従って、当該表1にはこの減速区間に
おける流量制御弁V1の開度と、パルスレートと時間との
関係を併せて、一例として示すものとする。
従って、製品43の種類等と押出用シリンダの押出速度を
特定すれば、前記表1に示すように任意の同調速度に係
るデータを入力部98からRAM104に記憶させるだけでよ
い。すなわち、リミットスイッチ98aのON信号によりそ
のデータをRAM104から読み出し、流量制御弁V1の開度を
調整するステッピングモータMを駆動すれば、製品押出
動作に同期してシリンダ64を付勢することが出来る。
以上の説明から明らかなように、引出シリンダ64による
製品43の引出動作は第6図bに示す如く同調する速度パ
ターンで行われる。すなわち、引出シリンダ64によるチ
ャック機構60の引出加速度θは押出シリンダ56の押出
加速度θと等しくなるようにステッピングモータMが
制御され、これによって流量制御弁V1のバルブの開度が
調整され、所定量の圧力流体が引出シリンダ64のA室内
に送出される(STP5)。
この場合、前記のように、ステッピングモータMの回動
量は制御部92から、実際的には、RAM104からCPU100、出
力ポート108を介して出力される制御信号に基づいて所
定数のパルス信号を出力し、ドライバ94によって制御さ
れる。すなわち、流量制御弁V1のバルブの開度はステッ
ピングモータMを駆動するドライバ94からのパルス数に
比例する。そこで、パルス信号の時間間隙、すなわち、
パルスレートを押出加速度θに応じて入力部98で予め
設定してこれを記憶領域104aに格納しておけば、前記チ
ャック機構60の引出加速度θを押出加速度θと等し
く制御することが可能となる。
一方、ロータリエンコーダからなる位置検出センサ72
は、チャック機構60と共に矢印X方向に沿って移動する
位置検出用スケール70に伴って回転し、その回転数に応
じた位置信号を制御部92に出力する。この場合、制御部
92は前記位置検出センサ72からの位置信号からチャック
機構60の移動距離を演算する。そして、押出シリンダ56
の等速移動開始地点(第6図における時刻t1)を検出し
た時、制御部92は引出シリンダ64によるチャック機構60
の引出速度v2が入力部98より予め入力されRAM104に記憶
されている押出シリンダ56の押出速度v1と等しくするた
めの制御データに係る信号をドライバ94に出力する(ST
P6)。ドライバ94は所定のパルス信号をステッピングモ
ータMに出力した後パルス出力を停止させることで流量
制御弁V1のバルブ開度を一定に保持する。従って、流量
制御弁V1を介してポンプPより引出シリンダ64に送出さ
れる圧力流体の量は単位時間当たり一定となり、その結
果、チャック機構60は引出速度v2でX方向に等速運動を
行う(STP7)。そして、このチャック機構60の等速運動
は、位置検出センサ72が入力部98において予め設定した
移動ストロークl2(l2>l1)の最終端への到達を検出す
るまで継続される(STP8)。
次に、位置検出センサ72が移動ストロークl2端を検出し
た時点でステッピングモータMの回動角が段階的に変動
し、流量制御弁V1を介して引出シリンダ64のA室内に圧
力流体が引出加速度θで送出される。すなわち、制御
部92からの制御信号に応じてドライバ94が所定の時間間
隔でパルス信号をステッピングモータMに出力し、前記
チャック機構60を矢印X方向に引出加速度θで移動さ
せる。この場合も、例えば、RAM104の記憶領域104cに加
速度θに係るデータを記憶させておけば、このデータ
に基づき、チャック機構60は製品43を高速度で金型50よ
り引き離す(STP9)。
次に、位置検出センサ72によってチャック機構60が予め
入力部98において設定された減速開始地点(第6図にお
ける時刻t3)に到達したことを検出した時、制御部92は
チャック機構60の移動速度v3となるようにドライバ94を
介してステッピングモータMを制御する(STP10)。こ
の場合もRAM104の記憶領域104dに一定移動速度v3のデー
タを格納し、これに基づき流量制御弁V1の開度を調整す
ればよい。このようにして、流量制御弁V1のバルブ開度
は前記ステッピングモータMによって一定に保持され
る。この時、ポンプPからの圧力流体は流量制御弁V1
介して引出シリンダ64のA室に等速で供給され、チャッ
ク機構60は移動速度v3で等速運動を行う(STP11)。
位置検出センサ72がチャック機構60の減速開始地点(第
5図における時刻t4)を検出した時(STP12)、RAM104
の記憶領域104eから表1に示すような減速区間4乃至6
のパルスレートが読み出され、これによってステッピン
グモータMの回動角はドライバ94によって制御され、流
量制御弁V1からの圧力流体の流出量が減少し、引出シリ
ンダ64の移動速度が減速される(STP13)。そして、位
置検出センサ72が移動ストロークl3を検出した時(STP1
4)、ステッピングモータMによって流量制御弁V1が完
全に閉塞されると共に、方向切換弁V2がシーケンサ96に
よって中立位置Nに切り換えられる(STP15)。以上の
ようにして引出動作が完了する。
ところで、このような製品引出機構40において、方向切
換弁V2がチャック移動位置Rの状態で断線等により故障
し、この状態で押出シリンダ56が駆動を開始したとす
る。その場合、引出シリンダ64のロッド68はB室側へ移
動しようとするが、方向切換弁V2はチャック移動位置R
に設定されているためにポンプP側と連通されており、
ロッド68の移動を阻止するように働いている。然しなが
ら、B室は管路78およびパイロット管80を介してパイロ
ット操作逆止め弁Pcに連通さえれているため、パイロッ
ト操作逆止め弁Pcがこのパイロット管80からのパイロッ
ト圧により引出シリンダ64のA室を管路74、76を介して
タンクT1と連通する。従って、チャック機構60は押出シ
リンダ56の押出棒58により押し出される製品43と共に移
動する。この結果、仮令、方向切換弁V2が故障するよう
なことがあっても、チャック機構60の軸66が曲げられた
り、あるいは押出棒58が曲げられたりするという事故を
未然に防ぐことが出来る。
以上、本発明によれば成形機により製造された製品の引
出動作を成形機側の押出動作に同調するように制御する
と共に、押出動作の終了後に高速で製品を引き出すこと
が出来るため、製品を損傷することなくスムーズに引き
出すことが出来ると共に、この引き出しに要する時間を
短縮することが可能となる。また、製品の引出動作を最
適に制御しているため、例えば、引出終了時において製
品に過剰な負荷を与える虞れのない成形機における製品
引出機構が得られる。
【図面の簡単な説明】
第1図aおよびbは従来技術に係る製品引出装置の二つ
の状態を示す側面部分断面図、 第2図は本発明に係る製品引出機構の構成説明図、 第3図は本発明に係る製品引出機構における制御機構の
ブロック図、 第4図は第3図のブロック図における制御部の内部構成
図、 第5図aおよびbは成形機側における押出動作および本
発明に係る製品引出機構の引出動作を説明するためのフ
ローチャート、 第6図aおよびbは本発明に係る製品引出機構の動作を
説明するためのタイムチャート、 第7図aおよびbは本発明に係る製品引出機構の加速時
および減速時の時間とバルブ開度との関係を例示するグ
ラフである。 40…製品引出機構、42…成形品製造部 60…チャック機構、64…引出シリンダ 65…制御機構、70…位置検出用スケール 72…位置検出センサ、Pc…パイロット操作逆止め弁 V1…流量制御弁、V2…方向切換弁 P…ポンプ、T1、T2…タンク

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】成形機の製品押出動作に対応して製品の引
    出動作を行う製品引出機構において、 前記製品を把持するチャック機構と、前記チャック機構
    を前記製品の引出方向に沿って進退動作させる流体圧駆
    動手段と、前記チャック機構の位置を検出する位置検出
    手段と、前記流体圧駆動手段によるチャック機構の移動
    方向を切り換える方向切換弁と、前記方向切換弁を介し
    て前記流体圧駆動手段に送給される圧力流体の流量を調
    整することにより前記チャック機構の移動速度を制御す
    る流量制御弁と、前記位置検出手段によって検出された
    前記チャック機構の位置に基づき、前記チャック機構の
    移動速度を製品押出速度に同調させ、あるいは、前記製
    品押出速度よりも大きな引出速度とするべく、前記流量
    制御弁におけるバルブ開度を制御する制御手段とを具備
    することを特徴とする成形機における製品引出機構。
  2. 【請求項2】特許請求の範囲第1項記載の機構におい
    て、 流体圧駆動手段と方向切換弁との間にパイロット操作逆
    止め弁を介在させてなる成形機における製品引出機構。
  3. 【請求項3】特許請求の範囲第1項記載の機構におい
    て、 位置検出手段はチャック機構の移動に応じて回転するこ
    とでその位置を検出するロータリエンコーダより構成し
    てなる成形機における製品引出機構。
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