JPH07169671A - 半導体装置の製造方法 - Google Patents

半導体装置の製造方法

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JPH07169671A
JPH07169671A JP5313353A JP31335393A JPH07169671A JP H07169671 A JPH07169671 A JP H07169671A JP 5313353 A JP5313353 A JP 5313353A JP 31335393 A JP31335393 A JP 31335393A JP H07169671 A JPH07169671 A JP H07169671A
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    • G03F7/70Microphotolithographic exposure; Apparatus therefor
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  • Photosensitive Polymer And Photoresist Processing (AREA)
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Abstract

(57)【要約】 【目的】レジスト開口部の側面の定在波による凹凸形状
を改善する。 【構成】半導体基板1上にフォトレジスト膜2Aを形成
したのち、フォトマスク5を用いた単色光6で第1の露
光を行い、次でアミン系ガスよる蒸気処理を行ったのち
単色光6で全面露光を行い、次で現像を行う。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は半導体装置の製造方法に
関し、特に微細な寸法線幅を有するレジストパターンの
形成方法に関する。
【0002】
【従来の技術】近年、半導体装置の製造方法において、
特に、フォトリソグラフィ技術によるレジストパターン
の寸法線幅の微細化が強く要求されている。この微細化
およびこれに伴うプロセスマージンの低下を改善するた
めの方法として、フォトレジストおよびレジストプロセ
スの改善の検討が進められている。
【0003】通常フォトレジストを高解像度化するため
の検討においては、Aパラメータで代表される、フォト
レジストの透明度の向上が行われる。しかしながら、フ
ォトレジストの透明度の向上は、フォトレジスト膜内の
多重干渉効果による定在波を増大させる。このことは特
にフォトレジストの膜厚を薄膜化した場合の、フォトレ
ジスト膜の開口部側面の凹凸形状が顕在化され、解像度
を低下させる原因となる。従ってこの定在波の問題は、
現在フォトリソグラフィ技術において重要な課題になっ
ている。
【0004】このフォトレジスト膜内に発生する多重干
渉効果による定在波を説明するための模式断面図を図4
に示す。
【0005】半導体基板1上に形成したポジ型のフォト
レジスト膜2に単色光6A(i線ステップアンドリピー
タを用いた場合では、波長365nmの水銀ランプのi
線)による露光を行う工程において、照射光の一部は、
フォトレジスト膜2に入射したのち、フォトレジスト膜
2の上面と下面の間で反射を繰り返す。このためフォト
レジスト膜2内に定在波10が生じる。
【0006】このとき、フォトレジスト膜2の底部は定
在波10の節となるため、図5に示すように、フォトレ
ジスト膜2の底部の光強度は低下し、これによる現像速
度も低下する。特にフォトレジスト膜に開口パターンを
形成する場合は、開口部7の断面形状は裾引き形状とな
って解像度が変動する。
【0007】このフォトレジスト膜内の定在波による断
面形状を改善する方法のひとつに、特開平4−2391
16号公報に示されているように、フォトレジスト膜と
下地となる半導体基板の間に、あらかじめ照射光の波長
λの1/4に相当する光学的膜厚を有する層間膜を形成
しておく方法がある。以下図6の断面図を用いて説明す
る。
【0008】まず半導体基板1上に照射光の波長λの1
/4に相当する光学的膜厚を有する層間膜11を形成し
たのち、フォトレジスト膜2を形成する。次に、単色光
6Aを用いて露光を行う。層間膜を形成するこの方法に
おいては、フォトレジスト膜2の上面と下面の間に定在
波10は生じるが、照射光の波長の1/4に相当する光
学的膜厚を有する層間膜11があるため、フォトレジス
ト膜2の底部は、図4の場合と異なって定在波10の腹
部となるため、図7に示すようにフォトレジスト膜2の
底面の光強度は増加し、これによる現像速度も増加す
る。従って図4の場合と異なり、フォトレジスト開口部
のパターンの裾引き断面形状が改善される。
【0009】また、形成するレジスト開口部の断面形状
を改善する目的で用いられるレジストプロセス技術の一
つに、イメージリバース技術がある。この従来のイメー
ジリバース技術は、開口部の断面形状を逆テーパーにす
ることを目的に用いられている(通常のポジ型レジスト
プロセスでは、順テーパーの断面形状となる)。
【0010】このイメージリバース技術は、フォトレジ
スト膜のポジ・ネガ特性を反転させるレジストプロセス
技術であり、AZ−5214(ヘキスト社)で代表され
る、有機アミン系物質を含んだフォトレジスト(以下イ
メージリバースレジストと呼ぶ)を用い、PEB(Po
st Exposure Bake)と呼ばれる露光後
の熱処理を行い、フォトマスクを介した単色光の露光後
に多色光を用いた全面露光を行う方法と、通常のフォト
レジスト用い、単色光の露光後にアミン系ガスによる蒸
気処理を行い、次で多色光を用いた全面露光を行う方法
(以下イメージリバースプロセスと呼ぶ)がある。以
下、このイメージリバース技術についてイメージリバー
スプロセスを例にして、図8(a)〜(c)の断面図を
参照して説明する。
【0011】まず、図8(a)に示すように、半導体基
板1上に通常のスピン塗布法により、通常のノボラック
樹脂系のi線用ポジ型レジスト(PFI−15AA:住
友化学社)のフォトレジスト膜2Cを厚さ0.5〜0.
7μmに形成する。つぎに、フォトマスク5Aと、i線
ステップアンドリピータ(NA=0.5、NSR−17
75i7A:ニコン社製)を用いて、単色光(i線)6
Bを照射してチップ領域に第1の露光を行う。この第1
の露光において、フォトマスク5Aは通常のポジ型レジ
ストを用いた露光方法に対して明暗を反転させたものを
使用し、所望のレジストパターンの明暗に対して反転し
た露光部23Aと未露光部24Aとをフォトレジスト膜
2Cに形成する。この第1の露光によるフォトレジスト
膜2Cに対する光強度と現像速度は図9(a)に示すよ
うになる。
【0012】次に図8(b)に示すように、アミン系ガ
スによる蒸気処理を行う。例えば処理装置にSTAR−
2000(キャノン販売社)を用い、処理条件としは、
温度設定を95〜115℃程度とし、30分の熱処理を
行った後、アンモニア液(電子工業級:関東化学社)を
使用して、60分の蒸気処理を行った。
【0013】このアミン系ガスによる蒸気処理により、
フォトレジスト膜2Cの露光部23Aはアミン系ガスと
反応するためアルカリ現像液に対して不溶化した膜23
Bとなり、さらにi線を含んだ波長領域の紫外光を用い
た露光を行ってもアルカリ現像液に対して不溶となる。
しかし、フォトレジスト膜2Cの未露光部24Aは、こ
のアミン系ガスアによる蒸気処理を行っても、アミン系
ガスと反応しないため、i線を含んだ波長領域の紫外光
を用いた露光を行なってもアルカリ現像液に対して可溶
化するという性質を失わない。
【0014】次に、通常の近接露光で用いられる露光機
(PLA−501:キャノン販売社)を用いて、i線を
含んだ波長領域(水銀ランプの波長436nmのg線,
波長407nmのh線および波長365nmのi線を含
む)の多色光8により、フォトレジスト膜2Cを全面露
光する。
【0015】この全面露光の露光条件の例としては、近
接露光時の間隔(エアーギャップ)量が20〜50μ
m,露光マスクは使用せずフォトレジスト膜2Cの全面
に露光を行う。この全面露光により露光されたフォトレ
ジスト膜2Cの未露光部24Aのみがアルカリ現像液に
対して可溶な露光部24Bとなる。この全面露光による
フォトレジスト膜2Cに対する光強度と現像速度は図9
(b)に示すようになる。
【0016】この後図8(c)に示すように、通常のア
ルカリ現像液(規定濃度2.38%、NMD−3:東京
応化社)を用いたフォトレジスト膜2Cの現像(現像時
間は60秒)を行い、フォトレジスト膜2Cに開口部7
Cを形成する。以上の工程により、フォトレジスト膜2
Cの未露光部24Aに逆テーパー断面形状の開口部7C
が形成できる。
【0017】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、特開平
4−239116号公報に示されてた断面形状の改善方
法では、半導体基板1とフォトレジスト膜2の間に照射
光の波長λの1/4に相当する光学的膜厚を有する層間
膜11を形成し、フォトレジスト膜2の底部を定在波1
0の節から腹にすることにより、フォトレジスト膜2の
底部の光学強度および現像液に対する現像速度を改善す
ることは可能であると考えられるが、図5と図7とを比
較してわかるように、フォトレジスト膜2の膜厚方向の
定在波による現像速度分布は改善できないので、フォト
レジスト膜の底部以外の開口断面の側面に生じる凹凸形
状の寸法Wは改善出来ないという問題がある。
【0018】また、図8で説明したイメージリバースプ
ロセスでは、多色光8で全面露光を行うため、フォトレ
ジスト膜2Cの膜厚方向の光学強度分布は図9(b)に
示したように、ほぼ均一であるため、図9(a)に示し
た第1の露光工程の単色光6Bの定在波で生じるフォト
レジスト膜2Cの膜厚方向の光強度分布による現像速度
分布は改善されない。従って定在波によるフォトレジス
ト膜2Cの開口断面の側面に生じる凹凸形状は改善出来
ないという問題がある。
【0019】このように従来の半導体装置の製造工程に
おけるフォトレジスト膜への開口部の形成においては、
その側面に生じる凹凸形状の寸法が大きい為、フォトレ
ジスト膜下の被エッチング膜へ転写される開口パターン
の精度が悪くなり、半導体装置の製造歩留りが低下す
る。
【0020】
【課題を解決するための手段】第1の発明の半導体装置
の製造方法は、半導体基板上にフォトレジスト膜を形成
する工程と、フォトマスクを介し前記フォトレジスト膜
に単色光を用いて第1の露光を行う工程と、露光された
前記フォトレジスト膜をアミン系ガスを用いる蒸気処理
を行ってフォトレジスト膜の特性を反転させたのち前記
単色光を用いて全面露光を行う工程と、全面露光された
前記フォトレジスト膜の現像を行う工程とを含むことを
特徴とするものである。
【0021】第2の発明の半導体装置の製造方法は、半
導体基板上にアミン系物質を含むフォトレジスト膜を形
成する工程と、フォトマスクを介し前記フォトレジスト
膜に単色光を用いて第1の露光を行う工程と、露光され
た前記フォトレジスト膜を熱処理してフォトレジスト膜
の特性を反転させたのち前記単色光を用いて全面露光を
行う工程と、全面露光された前記フォトレジスト膜の現
像を行う工程とを含むことを特徴とするものである。
【0022】
【作用】本発明においては、第1の露光工程および第2
の全面露光工程の照射光により生じるフォトレジスト膜
内の定在波は、図4の定在波10のように、同じ位置の
節・腹を持つ光強度分布となるが、第1の露光工程にお
いての光強度分布による現像速度分布は、イメージリバ
ース工程を行うことによるポジ・ネガの反転で図2
(a)に示すように、反転するのに対し、第2の全面露
光工程の光強度分布による現像速度分布は、図2(b)
に示すように、そのまま(正転)であるので、現像工程
での合成された現像速度分布は、図2(c)に示すよう
に、各々の定在波による光強度分布(現像速度分布)が
相殺される。このため開口部7におけるフォトレジスト
膜の凹凸形状の寸法Wは小さくなる。
【0023】
【実施例】次に本発明について図面を参照して説明す
る。図1(a)〜(c)は、本発明の第1の実施例のイ
メージリバース工程を説明するための半導体チップの断
面図である。
【0024】まず、図1(a)に示すように、シリコン
等からなる半導体基板1上にスピン塗布法により、通常
のノボラック樹脂系のi線ポジ型レジスト(PFI−1
5AA:住友化学社)のフォトレジスト膜2Aを0.5
〜0.7μmの厚さに形成する。次で、フォトマスク5
と、i線ステップアンドリピータ(NA=0.5、NS
R−1775i7A:ニコン社)を用い、単色光(i
線)6による第1の露光を行う。この第1の露光におい
てフォトマスク5は、通常のポジ型レジストを用いた露
光方法に対して明暗を反転させたものを使用し、所望の
レジストパターンの明暗に対して反転した露光部3Aと
未露光部4Aとをフォトレジスト膜2Aに形成する。
【0025】次に、図1(b)に示すように、アミン系
ガスによる蒸気処理を行う。本第1の実施例では、処理
装置にSTAR−2000(キャノン販売社)を用い
る。処理条件としては温度を95〜115℃程度とし、
30分の熱処理を行った後、アンモニア液(電子工業
級:関東化学社)を使用して、60分の蒸気処理を行
う。このアミン系ガスによる蒸気処理により、図1
(a)に示したフォトレジスト膜2Aの露光部3Aはア
ルカリ現像液に対して不溶化し、さらにi線を含んだ波
長領域の紫外光を用いた露光を行ってもアルカリ現像液
に対して不溶の露光部3Bとなる。しかし、フォトレジ
スト膜2Aの未露光部4Aは、このアミン系ガスによる
蒸気処理を行っても、i線を含んだ波長領域の紫外光を
用いた露光を行うことによりアルカリ現像液に対して可
溶化する性質を失わない。
【0026】次に、露光領域が全面明部であるフォマス
クと、第1の露光に用いたi線ステップアンドリピータ
とを用いて、、単色光(i線)6によりフォトレジスト
膜2Aの全面露光を行う。この全面露光により、フォト
レジスト膜2Aの未露光部のみがアルカリ現像液に対し
て可溶の露光部4Bとなる。
【0027】また、本第1の実施例では、全面露光にお
けるi線ステップアンドリピータでの露光ショットを、
第1の露光における露光ショットと同一ショットとした
が、従来の多色光による露光時の露光領域と同様にし
て、i線ステップアドリピータの露光ショットをウェー
ハ全面に配置してもかまわない。
【0028】次に図1(c)に示すように、通常のアル
カリ現像液(規定濃度2.38%、NMD−3:東京応
化社)を用いたフォトレジスト膜2Aの現像(現像時間
は60秒)を行い、フォトレジスト膜2Aにレジスト開
口部7Aを形成する。以上の工程によりフォトレジスト
膜2Aの未露光部4Aに側面の凹凸形状の小さい開口部
7Aが形成できる。
【0029】開口部7Aの断面形状が改善できることを
確認するために、上述した第1の実施例と従来例を用い
た比較を行った。実験条件として、フォトマスクに透過
エッジ型の位相シフトマスクを用い、その他の条件は上
述した第1の実施例と図8で説明した従来例の条件を用
いた。なお、この実験では、通常のポジ型レジストプロ
セスで用いられている、PEBプロセスと呼ばれる露光
後現像工程前にフォトレジスト膜の加熱処理を行う工程
は用いなかった。
【0030】第1の実施例と従来例における開口部の凹
凸形状の比較を表1に示す。なお、定在波によるレジス
ト開口部の側面の凹凸形状の寸法Wは図4に示したとお
りである。
【0031】
【表1】
【0032】表1に示したように、第1の実施例によれ
ば、定在波によるレジスト開口部の側面の凹凸形状の寸
法Wは従来例に比べ、1/2〜1/3程度に改善できる
ことがわかる。
【0033】図3(a)〜(c)は本発明の第2の実施
例を説明するための半導体チップの断面図である。
【0034】まず、図3(a)に示すように、半導体基
板1上に通常のスピン塗布法により、i線用イメージリ
バースレジスト(AZ−5214:ヘキスト社)からな
るフォトレジスト膜2Bを0.5〜0.7μmの厚さに
形成する。つぎに、フォトマスク5と、i線ステップア
ンドリピータを用い、単色光(i線)6による第1の露
光を行う。この第1の露光においてもフォトマスク5
は、通常のポジ型レジストを用いた露光方法に対して明
暗を反転させたものを使用し、所望のレジストパターン
の明暗に対して反転した露光部13Aと未露光部14A
とをフォトレジスト膜2Bに形成する。
【0035】次に、図3(b)に示すように、フォトレ
ジスト膜2Bの加熱処理を行う。処理条件の例として
は、フォトレジスト膜2Bの形成時の加熱処理を80〜
95℃程度で行った場合、プロキシミティ型のホットプ
レートで100〜115℃の温度で60〜120秒間と
する。このフォトレジスト膜2Bの露光時の加熱処理に
より、露光部13Aはアルカリ現像液に対して不溶化
し、さらにi線を含んだ波長領域の紫外光を用いた露光
を行ってもアルカリ現像液に対して不溶の露光部13B
となる。しかし、フォトレジスト膜2Bの未露光部14
Aは、この露光部の加熱処理を行っても、i線を含んだ
波長領域の紫外光を用いた露光を行うことによりアルカ
リ現像液に対して可溶化する性質を失わない。
【0036】次に、露光領域が全面明部であるフォトマ
スクと、第1の露光に用いたi線ステップアンドリピー
タとを用いて、(i線)6によりフォトレジスト膜2B
の全面露光を行う。この全面露光により、フォトレジス
ト膜2Bの未露光部のみがアルカリ現像液に対して可溶
の露光部14Bとなる。
【0037】次に図3(c)に示すように、通常のアル
カリ現像液(規定濃度2.38%、NMD−3:東京応
化社)を用いたフォトレジスト膜2Bの現像(現像時は
60秒)を行い、フォトレジスト膜2Bにレジスト開口
部7Bを形成する。
【0038】以上の工程により、フォトレジスト膜2B
の未露光部14Aに側面の凹凸形状の小さい開口部7B
が形成できる。
【0039】本第2の実施例においても、上述した第1
の実施例におけるイメージリバースプロセスでの効果と
同様の効果により、表1と同様の開口部側面の凹凸形状
が改善された。
【0040】
【発明の効果】以上説明したように本発明は、全面露光
工程における照射光に、第1の露光工程における照射光
と同一波長の単色光を用いることにより、第1の露光工
程の照射光で生じるフォトレジスト膜内の定在波による
レジスト膜厚方向の光強度分布に伴う現像速度分布を、
全面露光工程の照射光で生じる定在波により相殺させる
ことにより、レジスト開口部における側面の定在波によ
る凹凸形状の寸法を小さくできる。このため半導体装置
の製造歩留りを向上させることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施例を説明するための半導体
チップの断面図。
【図2】実施例のフォトレジスト膜に対する光強度と現
像速度との関係を示す図。
【図3】本発明の第2の実施例を説明するための半導体
チップの断面図。
【図4】フォトレジスト膜内の定在波と開口部の凹凸形
状を示す図。
【図5】フォトレジスト膜に対する定在波による光強度
と現像速度とを示す図。
【図6】従来例を説明するための半導体チップの断面
図。
【図7】従来例のフォトレジスト膜に対する光強度と現
像速度との関係を示す図。
【図8】他の従来例を説明するための半導体チップの断
面図。
【図9】他の従来例のフォトレジスト膜に対する光強度
と現像速度との関係を示す図。
【符号の説明】
1 半導体基板 2,2A〜2C フォトレジスト膜 3A,13A 露光部 4A,14A 未露光部 5 フォトマスク 6 単色光 7,7A〜7C 開口部 10 定在波 11 層間膜

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 半導体基板上にフォトレジスト膜を形成
    する工程と、フォトマスクを介し前記フォトレジスト膜
    に単色光を用いて第1の露光を行う工程と、露光された
    前記フォトレジスト膜をアミン系ガスを用いる蒸気処理
    を行ってフォトレジスト膜の特性を反転させたのち前記
    単色光を用いて全面露光を行う工程と、全面露光された
    前記フォトレジスト膜の現像を行う工程とを含むことを
    特徴とする半導体装置の製造方法。
  2. 【請求項2】 半導体基板上にアミン系物質を含むフォ
    トレジスト膜を形成する工程と、フォトマスクを介し前
    記フォトレジスト膜に単色光を用いて第1の露光を行う
    工程と、露光された前記フォトレジスト膜を熱処理して
    フォトレジスト膜の特性を反転させたのち前記単色光を
    用いて全面露光を行う工程と、全面露光された前記フォ
    トレジスト膜の現像を行う工程とを含むことを特徴とす
    る半導体装置の製造方法。
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