JPH07169431A - イオン注入装置 - Google Patents
イオン注入装置Info
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- JPH07169431A JPH07169431A JP31528193A JP31528193A JPH07169431A JP H07169431 A JPH07169431 A JP H07169431A JP 31528193 A JP31528193 A JP 31528193A JP 31528193 A JP31528193 A JP 31528193A JP H07169431 A JPH07169431 A JP H07169431A
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Abstract
デ11およびビームファラデ12と、上記両ファラデ1
1・12にそれぞれ流入するビーム電流を個々に計測す
るビーム電流計測回路13と、上記両ファラデ11・1
2にそれぞれ流入するビーム電流の計測値の比率の変化
から、ビームドリフトの有無を検出する注入コントロー
ラ24とを備えている。 【効果】 注入処理中、連続して、ドーズファラデ11
とビームファラデ12との両ファラデーカップに流入す
るビーム量を独立に計測し、それらの計測値の比率をチ
ェックすることにより、従来検出不可能であったビーム
ドリフトが検出可能となり、ビームドリフトに起因する
注入再現性の悪化を未然に防止できる。
Description
ン照射対象物内に不純物イオンを均一注入するイオン注
入装置に関し、特にイオンビームのビーム電流を測定し
てイオン注入量の制御を行うイオン注入装置に関するも
のである。
イオン化し、この不純物イオンを磁界を用いた質量分析
法により選択的に取り出し、必要により加速してイオン
照射対象物に照射することで、イオン照射対象物内に不
純物を注入するものである。そして、このイオン注入装
置は、半導体プロセスにおいてデバイスの特性を決定す
る不純物を任意の量および深さに制御性良く注入できる
ことから、現在の集積回路の製造に重要な装置になって
いる。
に、スポット状のイオンビーム50を第1走査電極51
・51および第2走査電極52・52によりX方向(例
えば水平方向)に静電的に走査させる一方、ビーム照射
対象物としてのウェハ53を保持した保持部材54を、
X方向と直交するY方向(例えば垂直方向)に機械的に
駆動する、いわゆるハイブリッドスキャン型のものがあ
る。
装置では、注入位置において、ウェハ53は保持部材5
4に保持された状態で保持部材駆動機構55に駆動さ
れ、イオンビーム50の照射範囲を横切るようにY方向
に往復移動するようになっている。上記保持部材54の
上流側には、図10に示すように、スリット状の開口部
56aを持つマスク56が配置されている。このマスク
56の開口部56aは、ビーム走査領域内においてビー
ム走査方向に形成され、該開口部56aを通過したイオ
ンビーム50のみが、その後方の保持部材54に保持さ
れたウェハ53に照射されるようになっている。
を均一注入するため、および注入量を規定の値に制御す
るため、注入処理中、イオンビーム50のビーム電流を
計測し、イオン注入量(ドーズ量)をカウントする必要
がある。上記ハイブリッドスキャン型のイオン注入装置
では、保持部材54に保持されたウェハ53に流入する
ビーム電流量を、直接、計測することができないので、
ビーム走査範囲内における保持部材54の近傍(マスク
56の開口部56aの側方)に、ビーム電流計測用のフ
ァラデーカップ(以下、ドーズファラデと称する)57
を設け、このドーズファラデ57に入射するイオンビー
ム50の電流を、ビーム電流計測回路59によって計測
するようになっている。尚、このドーズファラデ57
は、ビーム電流を計測するためだけでなく、イオンビー
ム50のオーバスキャンの確認用としても利用される。
ェハ53に注入されているイオンビーム50を計測する
ものではないので、実際にウェハ53に注入されている
イオンビーム50の電流と、ドーズファラデ57を用い
たビーム電流の計測値とは一致しない。このため、ドー
ズファラデ57によるビーム電流の計測値をそのまま用
いて注入量を制御したのでは、設定した通りのドーズ量
にはならない。
補正するために、従来より、図11に示すように、注入
位置の後方に、複数のファラデーカップをビーム走査方
向に密に並列配置した構成のバックファラデ58を設け
ている。即ち、保持部材54をビーム照射領域外へ待機
させれば、バックファラデ58には実際にウェハ53に
注入されるイオンビーム50が入射することになるの
で、ドーズファラデ57とバックファラデ58とによる
ビーム電流の計測値を比較すれば、ドーズファラデ57
による計測誤差を補正することができる。
と同様にイオンビーム50を走査させ、ドーズファラデ
57とバックファラデ58との流入ビーム電流密度の比
を測定して、ドーズ量を補正するための“ドーズ補正係
数”を求め、注入処理中は、上記の“ドーズ補正係数”
と設定ドーズ量とを掛け合わせた値と、注入中にドーズ
ファラデ57に流入するビーム電流の計測値とに基づい
て、図10に示す注入コントローラ60が、注入量を規
定の値に制御するようになっている。
始前に上記のようなドーズ量の補正動作を行うだけで、
注入処理中を含めて、注入条件を変えるまで、ビーム量
の変動以外のビーム状態の確認が何ら行われていない。
即ち、注入処理中はドーズファラデ57によってビーム
電流を計測しているので、もしビーム電流が大きく変動
すれば、それを検出することは可能であるが、イオンビ
ーム50の軌道がずれるといったビームドリフト等のビ
ーム状態の変動を検出することはできない。
々である。その原因の1つには、イオン源で形成された
プラズマ中からイオンをビームとして引き出すための引
き出し電極が、時間の経過と共に熱膨張することが挙げ
られる。上記引き出し電極には、イオンビームが通過す
る電極スリットが形成されているが、上記引き出し電極
にイオンビームが当たって該電極の温度が上昇して熱膨
張し、電極スリットの位置が運転開始時よりも若干変化
するのである。その他の原因としては、イオン源から引
き出されたイオンビームの通路に所定の偏向磁場を形成
して質量分析する電磁石(分析マグネット)の電源部及
びマグネットコイル部の温度上昇によって、マグネット
電流が若干変化し、偏向磁場の磁束密度が変化すること
が挙げられる。
磁場の磁束密度が変化すると、ビームの軌道にずれが生
じるのである。尚、分析マグネットの出口後方には、所
望のイオンのみが通過可能な分析スリットが設けられて
いるが、ビームの軌道に若干のずれが生じても許容範囲
内であれば分析スリットを通過することはできる。上述
のようにビームの軌道がずれると、図10に二点鎖線で
示すように、スポット状のイオンビーム50の走査部へ
の進入位置が、第1走査電極51・51間の中心位置か
らずれることになる。このため、ビームの走査幅は変わ
らないが、ビームの走査領域がビーム軌道がずれた分だ
けシフトする。
によってビーム走査領域が変化すると、ドーズファラデ
57に流入するビーム電流密度と、実際にウェハ53に
注入されているイオンビーム50の電流密度(即ち、バ
ックファラデ58に流入するビーム電流密度)との比率
も変化することが一般的であるので、“ドーズ補正係
数”も更新する必要がある。しかしながら、従来では、
ビームドリフトが生じていることを検出できないので、
ビームドリフトが起きても、注入処理前に所定の走査領
域を走査するビームに対して求めた“ドーズ補正係数”
を使用して注入量の制御を行っている。通常は、注入条
件を変えるまで、“ドーズ補正係数”を再演算すること
はない。
が発生すれば、誤った“ドーズ補正係数”を用いた注入
量の制御が行われることになる可能性が高いので、注入
量のばらつき、即ち、注入再現性の悪化を招くといった
問題がある。
り、その目的は、従来検出不可能であったビームドリフ
トの発生を検出することよって、ビームドリフトに起因
する注入再現性の悪化を未然に防止することができるイ
オン注入装置を提供することにある。
は、イオンビームを走査させるビーム走査手段を備え、
イオンビームを走査させながらビーム照射対象物にビー
ムを照射してイオン注入処理を行うものであって、上記
の課題を解決するために、以下の手段が講じられている
ことを特徴とするものである。
領域内に設置された複数のビーム計測部(例えば、ファ
ラデーカップ)と、上記複数のビーム計測部にそれぞれ
流入するビーム電流を個々に計測するビーム電流計測手
段と、上記複数のビーム計測部にそれぞれ流入するビー
ム電流の計測値によるそれぞれのビーム電流密度の比率
を求め、注入処理中の上記の比率の変化から、ビームド
リフト発生の有無を検出するビームドリフト検出手段と
を備えている。
ビーム走査領域内に設置された複数のビーム計測部に流
入するビーム電流(ビーム量)がビーム電流計測手段に
よって個々に計測され、それらのビーム電流密度の比率
がビームドリフト検出手段によってチェックされる。
速度がビーム走査領域内の位置によって異なっているた
め、ビーム走査領域内の位置によって、ビーム量(単位
時間当たり、単位面積に流入するビーム量)が異なって
いる。このため、ビームドリフトによってビーム走査領
域がシフトすると、各ビーム計測部に流入するビーム電
流が変動し、その結果、各ビーム計測部に流入するビー
ム電流の比率も変化する。尚、ビームドリフトが起きな
ければ、イオンビームそのもののある範囲のビーム量の
変動では、各ビーム計測部に流入するビーム電流の比率
はほとんど変化しない。
理中に各ビーム計測部に流入するビーム電流の比率をチ
ェックすることにより、従来検出不可能であったビーム
ドリフトの検出が可能となり、ビームドリフトに起因す
る注入再現性の悪化を未然に防止することができる。
基づいて説明すれば、以下の通りである。
示すように、スポット状のイオンビーム50を、走査手
段としての第1走査電極1a・1bおよび第2走査電極
2a・2bにより、X方向(例えば水平方向)に静電的
に平行走査(パラレルスキャン)させると共に、イオン
照射対象物としてのウェハ10をX方向と直交するY方
向(例えば垂直方向)に機械的に駆動するパラレルビー
ム方式のハイブリッドスキャン型のものである。
に、第1走査電極1a・1bおよび第2走査電極2a・
2bに、略三角波状の走査電圧を印加する走査電源を備
えている。この走査電源は、略三角波状の走査電圧波形
に対応する信号を発生する波形コントローラ5と、上記
波形コントローラ5からの信号に応じた互いに逆極性の
走査電圧を出力する高圧アンプ6・7とを有している。
うに、CPU(Central ProcessingUnit)5a、メモリ
5b、およびディジタル/アナログ変換部(以下、D/
A部と称する)5cを備えており、走査電圧波形データ
がメモリ5b内に格納されている。この波形コントロー
ラ5では、CPU5aがメモリ5bから走査電圧波形デ
ータを読み出し、D/A部がその走査電圧波形データを
アナログ量に変換した後、上記高圧アンプ6・7へと出
力するようになっている。
第2走査電極2a・2b同士は、それぞれ平行に対向配
置されており、第1走査電極1a・1b同士間のギャッ
プとそれらの電極長との比率が、上記第2走査電極2a
・2b同士間のギャップとそれらの電極長との比率とほ
ぼ一致するように構成されている。
記の走査電源より互いに180度位相が異なる略三角波
状の走査電圧が印加され、また、上記の各第2走査電極
2a・2bにも、走査電源より互いに180度位相が異
なる略三角波状の走査電圧が印加されている。そして、
第1走査電極1aと第2走査電極2bとに同じ走査電圧
が印加されると共に、第1走査電極1bと第2走査電極
2aとに同じ走査電圧が印加されている。これにより、
第1走査電極1a・1b間の略中央を通過するスポット
状のイオンビーム50は、第1走査電極1a・1b間に
形成される電界によって扇形状の走査ビームとなり、こ
の後、第2走査電極2a・2b間に形成される電界によ
って平行ビームとなる。
・1bの設置場所と第2走査電極2a・2bの設置場所
との間には、イオンビーム50をY方向に必要な角度だ
け偏向させる偏向電極3・3が設けられている。
・2bの後方には、スリット状の開口部8aを持つマス
ク8が配置されている。このマスク8の開口部8aは、
ビーム走査領域内に形成され、開口部8aを通過したイ
オンビーム50のみが、その後方の保持部材9に保持さ
れたウェハ10に照射されるようになっている。
持部材駆動機構23に駆動され、イオンビーム50の照
射範囲を横切るようにY方向に往復移動するようになっ
ている。
おける開口部8aの両側には、ドーズファラデ(ビーム
計測部)11とビームファラデ(ビーム計測部)12と
の2つのファラデーカップにイオンビーム50を入射さ
せるための開口部8b・8cがそれぞれ形成されてお
り、各開口部8b・8cの後方には、同一構造のドーズ
ファラデ11とビームファラデ12とがそれぞれ設置さ
れている。
ズ補正係数の演算、注入中のドーズ量のカウント、およ
びイオンビーム50のオーバースキャンの確認のために
用いられているものであるが、本実施例では、それだけ
でなく、後述のようにビームドリフトの検出用としても
用いられるファラデーカップである。
ンビーム50のオーバースキャンを確認するためだけに
用いられているものであるが、本実施例では、それだけ
でなく、ドーズ補正係数を演算すると共に、ビームドリ
フトを検出するためにも用いられるファラデーカップで
ある。
ァラデ12に流入するビーム電流は、ビーム電流計測回
路(ビーム電流計測手段)13において計測される。上
記ビーム電流計測回路13は、図2に示すように、ドー
ズファラデ11またはビームファラデ12を選択するフ
ァラデ選択回路14、ドーズファラデ11またはビーム
ファラデ12に流入する微小なビーム電流を電圧に変換
して増幅する増幅回路15、および上記増幅回路15の
出力を高速でアナログ/ディジタル変換するアナログ/
ディジタル変換回路16を備えている。
ム50が1スイープする間にドーズファラデ11に流入
するビーム電流を積算するためのドーズファラデ用積算
カウンタ17、イオンビーム50が1スイープする間に
ビームファラデ12に流入するビーム電流を積算するた
めのビームファラデ用積算カウンタ18、上記ドーズフ
ァラデ用積算カウンタ17の出力とビームファラデ用積
算カウンタ18の出力とを加算する加算回路19、イオ
ンビーム50のスイープN回分(設定した回数分)のド
ーズファラデ用積算カウンタ17の出力を加算するドー
ズファラデ用N回分加算回路20、イオンビーム50の
スイープN回分のビームファラデ用積算カウンタ18の
出力を加算するビームファラデ用N回分加算回路21、
および上記ドーズファラデ用N回分加算回路20とビー
ムファラデ用N回分加算回路21との出力を除算する除
算回路22を備えている。
ァラデ11およびビームファラデ12に流入するビーム
電流に対応する信号は、ドーズ補正係数を求める場合に
は、波形コントローラ5内で処理され、ドーズカウント
に使用する場合は、保持部材駆動機構23を制御するこ
とによって注入量の制御を行う注入コントローラ24に
取り込まれるようになっている。上記注入コントローラ
24は、マイクロコンピュータ等によって構成されてい
る。上記除算回路22の出力、即ち、イオンビーム50
がN回スイープする間にドーズファラデ11とビームフ
ァラデ12とに流入するビーム電流の比率に対応する信
号は、ビームドリフトをチェックするために波形コント
ローラ5内で処理される。
波形データのアドレスデータ(以下、波形アドレスと称
する)に基づいて、上記ビーム電流計測回路13のファ
ラデ選択回路14の切り換えや、ドーズファラデ用積算
カウンタ17およびビームファラデ用積算カウンタ18
のリセット等を行うようになっている。
のメモリ5bに記憶されている走査電圧波形データに応
じた走査電圧によって偏向されて走査するようになって
おり、走査領域内のビームの位置は、走査電圧波形デー
タおよびその波形アドレスによって一意に定まる。例え
ば、走査電圧波形が略三角波であるとして、1スイープ
分の走査電圧波形データの波形アドレスが0〜3999
とすると、図4に示すように、ビームファラデ12側の
ビーム走査領域の端(時間t0 、波形アドレス“0”)
から走査を開始するイオンビーム50は、波形アドレス
が“1000”になる時間t1 においてビーム走査領域
のほぼ中心に位置し、波形アドレスが“2000”にな
る時間t2 においてビーム走査領域の他方の端(折り返
し点)にくる。この後、イオンビーム50は、波形アド
レスが“3000”になる時間t3 においてビーム走査
領域のほぼ中心に位置し、波形アドレスが再び“0”に
なる時間t4 において走査開始点に戻る。
間に、波形アドレス“0”(時間t0 )から波形アドレ
ス“1000”(時間t1 )までの間と、波形アドレス
“3000”(時間t3 )から波形アドレス“0”(時
間t4 )までの間とに、ビームファラデ12に入射し、
波形アドレス“1000”(時間t1 )から波形アドレ
ス“3000”(時間t3 )までの間に、ドーズファラ
デ11に入射する。ドーズファラデ11またはビームフ
ァラデ12によって計測されるビーム電流と、時間また
は波形アドレスとの関係を示せば、図5のようになる。
アドレスが0〜1000のときと3000〜3999の
ときとにビームファラデ12を選択し、波形アドレスが
1001〜2999のときにドーズファラデ11を選択
するように、ビーム電流計測回路13のファラデ選択回
路14を切り換る。また、注入コントローラ24は、波
形アドレスが0〜1000のときと3000〜3999
のときとにビームファラデ用積算カウンタ18のカウン
トが行われる一方、波形アドレスが1001〜2999
のときにドーズファラデ用積算カウンタ17のカウント
が行われるように、各カウンタ17・18を制御する。
は、図6に示すように、複数のファラデーカップをビー
ム走査方向に密に並列配置した構成のバックファラデ2
5が設けられており、図7に示すように、保持部材9を
ビーム照射領域外へ待機させれば、バックファラデ25
にはマスク8の開口部8aを通過したイオンビーム50
(実際にウェハ10に注入されるビーム)が入射するよ
うになっている。
デに流入するビーム電流を計測するための増幅回路、ア
ナログ/ディジタル変換回路を備えており、積算カウン
タ等を備えている波形コントローラ5へ、各ファラデに
流入するビーム電流に対応する信号を出力するようにな
っている。
ように、ウェハ10に注入するドーズ量を含む注入条件
を設定するための入力操作部26を備えており、この入
力操作部26の操作により設定されたドーズ量は、注入
コントローラ24に取り込まれるようになっている。
作を以下に説明する。
様にイオンビーム50を走査させた状態で、ドーズファ
ラデ11、ビームファラデ12、およびバックファラデ
25を用いてビーム電流を計測し、ドーズ補正係数を演
算する。
デ12とに流入するビーム電流が、ビーム電流計測回路
13によって計測され、両ファラデ11・12に流入す
るビーム電流を合計した値が、波形コントローラ5の加
算回路19によって求められる。また、バックファラデ
25に流入するビーム電流もビーム電流計測回路13に
よって計測され、その計測値も波形コントローラ5へ取
り込まれる。
測回路13から取り込まれるファラデ11・12に流入
するビーム電流(IDOSE+IBEAM)と、バックファラデ
25に流入するビーム電流IBACKとに基づいて、ドーズ
補正係数Kを下式(1)により算出する。このドーズ補
正係数は、波形コントローラ5より注入コントローラ2
4に出力される。注入コントローラ24では、上記ドー
ズ補正係数を設定ドーズ量に乗じて注入量の制御に用い
る。
は、複数回スイープによる計測値とする。
演算時、ドーズファラデ11に流入するビーム量とビー
ムファラデ12に流入するビーム量との比率を求める。
即ち、ドーズファラデ11とビームファラデ12とに流
入するビーム電流が、ビーム電流計測回路13によって
計測され、イオンビーム50がN回スイープする間に両
ファラデ11・12に流入するビーム電流の比率を波形
コントローラ5の内部メモリに記憶しておく。
後、実際の注入処理が行われる。注入処理中、注入コン
トローラ24は、ビーム電流計測回路13を介して、波
形コントローラ5の加算回路19から取り込まれるドー
ズファラデ11およびビームファラデ12に流入するビ
ーム電流に基づいて、ウェハ10を保持した保持部材9
のY方向の移動速度を、保持部材駆動機構23の制御に
よって調整する。具体的には、ビーム電流が減少すれ
ば、それに比例して保持部材9の移動速度を遅くし、逆
にビーム電流が増加すれば、それに比例して移動速度を
速めるように制御する。この保持部材9の移動速度の制
御により、ウェハ10面上のY方向の注入均一性を確保
するようになっている。
は、ビーム電流計測回路13を介し、波形コントローラ
5の加算回路19から取り込まれるドーズファラデ11
およびビームファラデ12に流入するビーム電流の値に
基づいて、ドーズ量をカウントする。そして、ドーズ量
のカウントが、注入処理前に求めたドーズ補正係数Kと
設定ドーズ量とを掛け合わせた値になると、保持部材9
をビーム照射領域から退避させて、次の新しいウェハ1
0に対して、上記と同様の注入処理を行うようになって
いる。
(2)で表される。
積,S:注入面積 実際にウェハ10に注入されるビームはバックファラデ
25に流入するビーム電流に相当するので、 D=IBACK・t/n・e・SBACK ・・・(3) となる。
うに定義されているので、 IBACK=(1/K)・〔SBACK/(SDOSE+SBEAM)〕・(IDOSE+IBEAM) ・・・(1′) となる。上式(1′)を上式(3)に代入して変形する
と、 KD=(IDOSE+IBEAM)・t/n・e・(SDOSE+SBEAM) ・・・(4) となる。
定ドーズ量Dにドーズ補正係数Kを掛けた値と、ドーズ
ファラデ11およびビームファラデ12に流入するビー
ム電流量の測定カウントとによって、ウェハ10へのド
ーズ量を制御できるのである。
は、イオンビーム50がN回スイープする毎に、ビーム
電流計測回路13の除算回路22により、ドーズファラ
デ11とビームファラデ12とに流入するビーム電流の
比率を求める。上記波形コントローラ5は、上記除算回
路22によって求めた比率と注入処理前に求めた両ファ
ラデ11・12の比率とを比較し、所定の許容範囲以上
の変化を検出した場合、ビームドリフトが発生したと判
断し、インターロック信号を注入コントローラ24へ出
力する。注入コントローラ24は、上記インターロック
信号を入力したとき、注入を一旦停止するホールド処理
を行う。例えば、500スイープを1サイクルとして比
率を求め、2%の変化でインターロック(ホールド処
理)をかける。上記のホールド処理とは、保持部材9を
ビーム照射領域外に待機させて、注入を一時停止する処
理である。
許請求の範囲に記載のビームドリフト検出手段が構成さ
れている。上記では、波形コントローラ5の除算回路2
2で比率を求めているが、例えば、注入コントローラ2
4内部で演算するようになっていてもよい。
ムファラデ12とに流入するビーム電流の比率が変化す
る主な原因には、ビームドリフトがある。即ち、イオン
ビーム50は、ビーム走査領域内の位置によって、ビー
ム量が異なっており、ビームドリフトによってビーム走
査領域がシフトすると、ドーズファラデ11に流入する
ビーム電流およびビームファラデ12に流入するビーム
電流が変動し、両ファラデ11・12に流入するビーム
電流の比率も変化するのである。尚、ビームドリフトが
起きなければ、イオンビーム50そのもののビーム量が
ある範囲で変動しても、両ファラデ11・12に流入す
るビーム電流の比率は変化しない。
領域内の位置によって異なっている主な理由としては、
ビームの形状および走査速度がビーム走査領域内の位置
によって異なっていることが挙げられる。
形状が異なる原因の1つとしては、上記の第1走査電極
1a・1bや第2走査電極2a・2bのような平行平板
走査電極を用いた静電スキャンにおける中性点作用が挙
げられる。これは、イオンビーム50がある電界強度以
上の中を通過するときに、ビーム中にある程度含まれて
いる電子が電界によって吸い取られ、空間電荷の中性が
破られることになり、結果としてビームが広がってしま
うことに起因するもので、ビーム走査領域の殆どでは、
上記のようにビームが広がるのであるが、走査電極間の
電界が0(ゼロ)となるビーム走査領域の中央部では、
ビーム中の電子が失われることがないので、ビームが絞
られたまま進行する現象が起きるというものである。即
ち、ビーム走査領域の中央部でビームが小さく電流密度
が高く、その他の走査領域ではビームが大きく電流密度
が低くなる。
ーム走査速度が異なるのは、ビーム走査領域の中央部と
端部とでビーム入射角が異なるためである。即ち、二組
の平行平板走査電極(第1走査電極1a・1bおよび第
2走査電極2a・2b)でビームを平行走査させてはい
るが、全走査領域にわたって完全な平行ビームを得るこ
とは困難である。
入位置の前方に複数のファラデーカップをビーム走査方
向に密に並列配置した構成のフロントファラデ27を設
け、該フロントファラデ27と上述のバックファラデ2
5とに入射するビームの位置を測定して、ビーム入射角
を求め、ビーム入射角に応じて走査電圧波形を整形して
ビーム走査速度を略一定にするようになっている。尚、
図8に示すように、マスク8の開口部8a、バックファ
ラデ25、および図示していないがドーズファラデ11
およびビームファラデ12は、偏向電極3・3によって
イオンビーム50がY方向に7°偏向された位置に設け
られる一方、フロントファラデ27はY方向に3.5°偏
向された位置に設けられており、偏向電極3・3によっ
て偏向角を切り換えて測定される。
する補正が行われていても、厳密に走査速度が一定とな
っているとは限らない。もし、ビームが同じ形状で同じ
電流密度分布をもっていたとしても、位置によって走査
速度が異なれば、計測されるビーム電流はビームの位置
によって異なる。実際は、上述のように、位置によって
ビームの形状も異なるわけで、ビームドリフトによって
ビーム走査領域がシフトすると、ドーズファラデ11と
ビームファラデ12とに流入するビーム電流の比率が変
化し、ビームドリフトの検出が可能である。
処理前の両ファラデ11・12に流入するビーム電流の
比率が注入処理中に許容範囲以上変化したことを検出し
て注入コントローラ24にインターロック信号を出力
し、注入処理が停止した場合は、(必要であれば、ビー
ム再調整後に)再度、上述の動作を行ってドーズ補正係
数を求め直し、注入処理途中のウェハ10も含め、その
後の処理ウェハについては、求め直したドーズ補正係数
を使用した注入量制御が注入コントローラ24により行
われる。
は、ビーム走査手段としての第1走査電極1a・1b、
第2走査電極2a・2bによってイオンビーム50を走
査させながらビームをウェハ10に照射してイオン注入
処理を行うものであって、ビーム走査領域内に設置され
たビーム計測部としてのドーズファラデ11およびビー
ムファラデ12と、上記両ファラデ11・12にそれぞ
れ流入するビーム電流を個々に計測するビーム電流計測
手段としてのビーム電流計測回路13と、上記両ファラ
デ11・12にそれぞれ流入するビーム電流の計測値の
比率を求め、注入処理中の上記の比率の変化から、ビー
ムドリフトの有無を検出するビームドリフト検出手段と
しての波形コントローラ5とを備えている構成である。
ズファラデ11とビームファラデ12との両ファラデー
カップに流入するビーム量を独立に計測し、それらの比
率をチェックすることにより、従来検出不可能であった
ビームドリフトが検出可能となり、ビームドリフトに起
因する注入再現性の悪化を未然に防止するのに役立つ。
例えば、ビームドリフトを検出したとき、上述のよう
に、インターロックをかけて注入を停止する、或いは、
警報器を鳴動させたり異常発生を表示によりオペレータ
に知らせる等の警報動作を行うことが可能である。そし
て、ビームドリフトによって変化したビームの再調整を
行ったり、ドーズ補正係数を求め直して、注入を再開す
れば、注入再現性を確保できる。
1とビームファラデ12との両ファラデーカップに流入
するビーム量の合計と、バックファラデ25に流入する
ビーム量とに基づいて、ドーズ補正係数を求めると共
に、注入処理中、ドーズファラデ11とビームファラデ
12との両ファラデーカップに流入するビーム量の合計
をカウントして、注入量の制御を行うようになってい
る。従来では、ドーズファラデのみのビーム量のカウン
トにより注入量の制御を行っているが、上記のように2
つ(3つ以上でもよい)のファラデーカップに流入する
ビーム量をカウントする方が、時間当たりの情報量が増
え、より正確な注入量の制御が可能となる。
ップ(ドーズファラデ11とビームファラデ12)に流
入するビーム電流の比率に基づいたビームドリフトの検
出を行っているが、ビーム走査領域内に3つ以上のファ
ラデーカップ(ビーム電流計測部)を設置してもよい。
例えば、A、B、Cの3つのファラデーカップを設けた
場合、A対B、A対CおよびB対Cの流入ビーム電流比
率からビームドリフトの発生の有無を判断でき、検出精
度の向上が図れる。
静電的にビームを走査させる構成となっているが、電磁
石によって電磁的にビームを走査させる構成であっても
よい。上記の実施例は、あくまでも、本発明の技術内容
を明らかにするものであって、そのような具体例にのみ
限定して狭義に解釈されるべきものではなく、本発明の
精神と特許請求の範囲内で、いろいろと変更して実施す
ることができるものである。特に、コントローラの機能
区分については、本実施例では具体的な例を示している
に過ぎず、色々な構成が可能である。
に、ビーム走査領域内に設置された複数のビーム計測部
と、上記複数のビーム計測部にそれぞれ流入するビーム
電流を個々に計測するビーム電流計測手段と、上記複数
のビーム計測部にそれぞれ流入するビーム電流の計測値
の比率を求め、注入処理中の上記の比率の変化から、ビ
ームドリフト発生の有無を検出するビームドリフト検出
手段とを備えている構成である。
の各ビーム計測部に流入するビーム電流の比率をチェッ
クすることにより、従来検出不可能であったビームドリ
フトの検出が可能となり、ビームドリフトに起因する注
入再現性の悪化を未然に防止することができるという効
果を奏する。
入装置の要部を示す概略の構成図である。
部の構成を示すブロック図である。
す概略構成図である。
のビームの位置と時間または波形アドレスとの関係を示
す説明図である。
たはビームファラデによって計測されるビーム電流と、
時間または波形アドレスとの関係を示す説明図である。
ビームファラデ、およびバックファラデの位置関係を示
す説明図である。
す概略の斜視図である。
す概略の側面図である。
イオン注入装置を示す概略の斜視図である。
要部を示す概略の構成図である。
とバックファラデとの位置関係を示す説明図である。
段) 8 マスク 8a 開口部 9 保持部材 10 ウェハ(ビーム照射対象物) 11 ドーズファラデ(ビーム計測部) 12 ビームファラデ(ビーム計測部) 13 ビーム電流計測回路(ビーム電流計測手
段) 22 除算回路(ビームドリフト検出手段) 23 保持部材駆動機構 24 注入コントローラ 25 バックファラデ
Claims (1)
- 【請求項1】イオンビームを走査させるビーム走査手段
を備え、イオンビームを走査させながらビーム照射対象
物にビームを照射してイオン注入処理を行うイオン注入
装置において、 ビーム走査領域内に設置された複数のビーム計測部と、 上記複数のビーム計測部にそれぞれ流入するビーム電流
を個々に計測するビーム電流計測手段と、 上記複数のビーム計測部にそれぞれ流入するビーム電流
の計測値の比率を求め、注入処理中の上記の比率の変化
から、ビームドリフト発生の有無を検出するビームドリ
フト検出手段とを備えていることを特徴とするイオン注
入装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP31528193A JP3257205B2 (ja) | 1993-12-15 | 1993-12-15 | イオン注入装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP31528193A JP3257205B2 (ja) | 1993-12-15 | 1993-12-15 | イオン注入装置 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH07169431A true JPH07169431A (ja) | 1995-07-04 |
JP3257205B2 JP3257205B2 (ja) | 2002-02-18 |
Family
ID=18063518
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP31528193A Expired - Fee Related JP3257205B2 (ja) | 1993-12-15 | 1993-12-15 | イオン注入装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP3257205B2 (ja) |
Cited By (5)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
KR100664375B1 (ko) * | 2004-12-15 | 2007-01-02 | 동부일렉트로닉스 주식회사 | 이온 주입 장치 |
KR100751986B1 (ko) * | 1999-12-06 | 2007-08-28 | 베리안 세미콘덕터 이큅먼트 어소시에이츠, 인크. | 플라즈마 도핑 시스템용 도즈 모니터 |
JP2008507812A (ja) * | 2004-07-23 | 2008-03-13 | アプライド マテリアルズ インコーポレイテッド | 走査イオン注入装置の用量均一性を判断する方法 |
CN103367088A (zh) * | 2012-03-29 | 2013-10-23 | 斯伊恩股份有限公司 | 离子注入装置及其控制方法 |
JP2017510024A (ja) * | 2014-01-31 | 2017-04-06 | ヴァリアン セミコンダクター イクイップメント アソシエイツ インコーポレイテッド | 画定アパーチャの浸食検出方法及び装置 |
-
1993
- 1993-12-15 JP JP31528193A patent/JP3257205B2/ja not_active Expired - Fee Related
Cited By (6)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
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US8692216B2 (en) | 2012-03-29 | 2014-04-08 | Sen Corporation | Ion implantation apparatus and control method thereof |
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---|---|
JP3257205B2 (ja) | 2002-02-18 |
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