JPH0716933Y2 - 作業車の油圧変速構造 - Google Patents

作業車の油圧変速構造

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JPH0716933Y2
JPH0716933Y2 JP1985133322U JP13332285U JPH0716933Y2 JP H0716933 Y2 JPH0716933 Y2 JP H0716933Y2 JP 1985133322 U JP1985133322 U JP 1985133322U JP 13332285 U JP13332285 U JP 13332285U JP H0716933 Y2 JPH0716933 Y2 JP H0716933Y2
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hydraulic
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賢 町田
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Description

【考案の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本考案は、伝動ケースの壁部に形成した開口を閉塞可能
な蓋体の内面に対し、両端シフト位置及び中立シフト位
置の3位置に操作できる油圧操作型のシフトフオークを
2つ設け、該2つのシフトフオークの作動で伝動ケース
に内装した4速用のギヤ変速機構を変速操作するよう構
成した作業車の油圧変速構造に関し、詳しくはシフトフ
オークの作動を確認するための手段に関する。
〔従来の技術〕 一般に、油圧操作型のシフトフオークの作動を確認する
には、シフトフオークを作動させる油圧シリンダ等に対
し、圧油を供給して、視覚的に作動を確認する手段が多
く採用されている(参考文献記載せず)。
〔考案が解決しようとする問題点〕
しかし、冒記構成の油圧変速構造のように、シフトフオ
ークが蓋体の内面に装着される構成のものでは、例え
ば、シフトフオークがギヤ変速機構のシンクロ用のスリ
ーブを操作する状態等、実際の作動を確認できない不都
合がある。
本考案の目的は、蓋体に備えたシフトフオークの作動を
蓋体の外面から確認できる構造を得る点にある。
〔問題点を解決するための手段〕
本考案の特徴は、4速用のギヤ変速機構を内装した伝動
ケースの壁部に開口を形成するとともに、該開口を閉塞
する蓋体を取外し可能に取付け、ギヤ変速機構を変速操
作する一対の油圧操作型のシフトフォークの夫々を、両
端シフト位置及び中立シフト位置の3位置に操作可能な
状態で蓋体の内側部分に配備してある作業車の油圧変速
構造において、 各シフトフォーク夫々に、前記蓋体に形成した孔部を貫
通して外部へ延出されたピンを取付けるとともに、前記
各ピンの夫々に係合して前記両シフトフォークの前記両
端シフト位置への同時作動を牽制して一方のシフトフォ
ークのみの前記両端シフト位置への作動を択一的に許容
する牽制部材を設け、かつ、この牽制部材の付設箇所の
外側を覆うカバーを蓋体に対して着脱自在に装着してあ
る点にある。
〔作用〕
第1図と第2図を参照して説明すると、開口(24h)を
蓋体(25)で閉塞した状態では、一方のシフトフォーク
(26)のピン(28)を揺動可能構造の牽制部材(30)の
I形状の長孔(30h)に、かつ、他方のシフトフォーク
(27)のピン(29)を略X形状の長孔(30h)に夫々挿
入されている。従って、いずれも中立位置にある状態で
一対のシフトフォーク(26),(27)のうちのいずれか
一方を作動させると、牽制部材(30)の揺動を伴って一
方のピン(28)が移動するか、又は略X形状長孔(30
h)内で他方のピン(29)のみが移動するか、という状
態となる。
つまり、カバーを外せば各シフトフォークの作動状況が
目視できるので、組付け後の作動テストや保守点検時等
においてシフトフォークの作動確認が容易に行える。
そして、各ピンと牽制部材とを係合させて、一方のシフ
トフォークが中立位置になければ他方のシフトフォーク
のシフト位置への移動ができないように牽制される、所
謂、二重噛合防止作用が発揮される。
又、カバーの装着により、牽制部材を蓋体の外側に配設
して組付けの点で有利にしながら、その牽制部材が他物
に接触するおそれを解消して確実な作動が現出されるよ
うになる。
〔考案の効果〕
その結果、二重噛合防止機能を備えながらシフトフォー
クの作動確認が容易に行える合理的なものを、その二重
噛合防止機構の組付けが簡単にでき、かつ、その機構部
分が保護される好ましい状態で提供することができた。
〔実施例〕
以下、本考案の実施例を図面に基づいて説明する。
第3図及び第5図に示すように、エンジン(1)からの
動力を主クラツチ(2)を介して主変速装置(A)、多
板式の油圧クラツチ(3)、副変速装置(B)、前後進
切換装置(C)に順次伝えると共に、該前後進切換装置
(C)からの動力を後車輪(4)に対する差動装置(4
a)に伝え、又、前後進切換装置(C)から分岐させた
動力を、前車輪(5)に対する差動装置(5a)に伝える
よう走行伝動系を構成し、又、前記主クラツチ(2)を
介して伝えられる動力を変速装置(6)、一方向回転ク
ラツチ(7)に順次伝えて外動動力取出し軸(8)を駆
動するよう構成して4輪駆動型の農用トラクタの駆動系
を構成する。
前記主変速装置(A)は、2つのシンクロメツシユ式の
ギヤ変速機構(9),(10)で成り、4段に変速可能で
ある。又、前記副変速装置(B)及び前後進切換装置
(C)も同様にシンクロメツシユ式のギヤで成り、これ
ら両装置(B),(C)の一部のギヤを共用するよう、
夫々が構成されている。
同図及び第4図に示すように、前記主変速装置(A)及
び副変速装置(B)は夫々2つの油圧シリンダ(11),
(12)及び1つの油圧シリンダ(13)でシフト操作され
るよう構成してあり、これら3つの油圧シリンダ(1
1),(12),(13)は、走行用の変速バルブ(14)を
介して油圧ポンプ(15)からの圧油が供給されることで
作動する。
尚、前記変速バルブ(14)はロータリ式に構成してあ
り、主変速装置(A)及び副変速装置(B)を組合せ
て、8段階に変速設定できる。
又、前記3つの油圧シリンダ(11),(12),(13)
は、その作動部を、3位置切換弁に構成してあり、各々
が中立以外の位置に操作されると、パイロツト圧を発生
させるよう構成してある。
因みに、副変速装置(B)に対する油圧シリンダ(13)
は低速操作位置(L)及び高速操作位置(H)の2位置
にのみ操作可能であり、該シリンダ(13)の切換弁の中
立位置は操作途中でのみ機能する。
又、前記前後進切換装置(C)は、揺動式の操作レバー
(16)によつて人為操作され、この人為操作系には油圧
バルブ(17)を介装してある。つまり、該油圧バルブ
(17)は、前後進切換装置(C)を前進操作位置(F)
あるいは後進操作位置(R)に設定するとパイロツト圧
を発生させるよう構成してある。
前記油圧クラツチ(3)は圧油が供給されると入り操作
されるよう構成してあり、前記油圧ポンプ(15)と変速
バルブ(14)との間の油路(18)から分岐させた油路
(19)によつて圧油が供給される。
又、該油圧クラツチ(3)は主変速装置(A)、副変速
装置(B)、前後進切換装置(C)のいずれかが操作さ
れる際に、自動的に切り操作されると共に、操作が終了
した場合には、再び自動的に入り操作されるよう構成し
てあり、前記主クラツチ(2)を切り操作することなく
変速操作が行えるようになつている。
つまり、前記油路(19)には、油圧クラツチ(3)に供
給される作動油の圧力を調節する圧力コントロール装置
(20)、前記3つの油圧シリンダ(11),(12),(1
3)からのパイロツト圧で操作される論理弁群(21)、
を介装してあり、又、油圧クラツチ(3)の直前にアキ
ユムレータ(22)を設けてある。
そして、車体を走行させる状態に主変速装置(A)を設
定すると、論理弁群(21)が連通状態になり、油圧クラ
ツチ(3)は入り状態に維持され、又、車体を走行させ
ている状態で主変速装置(A)、副変速装置(B)、前
後進切換装置(C)のいずれかを切換操作すると、切換
操作の途中で該切換操作系からのパイロツト圧が低下し
て、論理弁群(21)が油圧ポンプ(15)からの圧油を遮
断すると同時に、油圧クラツチ(3)の作動油をドレン
油路(23)に流し出して油圧クラツチ(3)を切り操作
する。次に切換操作が完了すると、再び論理弁群(21)
が連通状態に設定され、油圧クラツチ(3)を入り操作
する。
第1図及び第2図に示すように、当該トラクタでは伝動
ケース(24)の側壁部(24a)に開口(24h)が形成され
ると共に、この開口(24h)を閉塞できる蓋体(25)の
内面に対し、前記3つの油圧シリンダ(11),(12),
(13)、変速バルブ(14)、圧力コントロール装置(2
0)、論理弁群(21)、アキユムレータ(22)が設けら
れている。
つまり、蓋体(25)には多数の油路で成る油路群(図示
せず)が形成され、該油路群を介して供給される圧油で
3つの油圧シリンダ(11),(12),(13)が駆動され
るよう構成してある。
又、主変速用の2つの油圧シリンダ(11),(12)は夫
々1つずつのシフトフオーク(26),(27)を備えると
共に、1つのケーシング(D)に内装されている。
更に、シフトフオーク(26),(27)夫々の基端には、
蓋体(25)に形成した長孔(25h),(25h)を貫通する
状態にピン(28),(29)が設けられ、又、蓋体(25)
の外面には、一方のシフトフオークのみの変速位置への
作動を許容する揺動構造の牽制部材(30)が設けられ、
この牽制部材(30)の端部に形成した孔部(30h),(3
0h)に対し、前記ピン(28),(29)を係合させてあ
る。
そして、例えば点検のために、前記2つのシフトフオー
ク(26),(27)の作動を確認したい場合には、油圧シ
リンダ(11),(12)に圧油を供給し、ピン(29)のみ
の偏位、あるいはピン(28)の偏位と共に牽制部材(3
0)の揺動から、シフトフオーク(26),(27)の作動
が視覚的に確認できるのである。
尚、前記牽制部材(30)の外方にはカバー(31)がボル
ト(32)…で着脱可能に設けられるようになつている。
〔別実施例〕
本考案は上記実施例以外に、牽制部材(30)が揺動構造
でなくても良く、又、ピン(28),(29)を油圧シリン
ダのピストン部等、シフトフオークと一体的に作動する
部分に設けても良い。
【図面の簡単な説明】
図面は本考案に係る作業車の油圧変速構造の実施例を示
し、第1図は伝動ケースの主変速装置部に於る縦断正面
図、第2図は第1図のII-II線矢視図、第3図は伝動ケ
ースの縦断側面図、第4図は変速用の油圧回路図、第5
図は農用トラクタの伝動構造を示す概略図である。 (9),(10)……ギヤ変速機構、(24)……伝動ケー
ス、(24a)……伝動ケースの壁部、(24h)……開口、
(25)……蓋体、(25h)……孔部、(26),(27)…
…シフトフォーク、(28),(29)……ピン、(30)…
…牽制部材、(31)……カバー。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】4速用のギヤ変速機構(9),(10)を内
    装した伝動ケース(24)の壁部(24a)に開口(24h)を
    形成するとともに、該開口(24h)を閉塞する蓋体(2
    5)を取外し可能に取付け、前記ギヤ変速機構(9),
    (10)を変速操作する一対の油圧操作型のシフトフォー
    ク(26),(27)の夫々を、両端シフト位置及び中立シ
    フト位置の3位置に操作可能な状態で前記蓋体(25)の
    内側部分に配備してある作業車の油圧変速構造であっ
    て、 前記各シフトフォーク(26),(27)夫々に、前記蓋体
    (25)に形成した孔部(25h)を貫通して外部へ延出さ
    れたピン(28),(29)を取付けるとともに、前記各ピ
    ン(28),(29)の夫々に係合して前記両シフトフォー
    ク(26),(27)の前記両端シフト位置への同時作動を
    牽制して一方のシフトフォーク(26または27)のみの前
    記両端シフト位置への作動を択一的に許容する牽制部材
    (30)を設け、かつ、この牽制部材(30)の付設箇所の
    外側を覆うカバー(31)を前記蓋体(25)に対して着脱
    自在に装着してある作業車の油圧変速構造。
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JPS58109654U (ja) * 1982-01-20 1983-07-26 株式会社クボタ 車輌における変速装置
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